説明

γセクレターゼ調節剤

本発明は、γセクレターゼの調節剤である新規化合物を提供する。該化合物は式(I)を有する。式(I)の化合物を使用してγセクレターゼ活性を調節する方法およびアルツハイマー病を治療する方法も開示する。本発明は、(1)γセクレターゼを調節する、または(2)1つもしくは複数の神経変性疾患を治療する、または(3)神経組織(例えば、脳)の中、上または周囲におけるアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)の沈着を阻害する、または(4)アルツハイマー病を治療するための併用療法も提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化318】

の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ[式中、
U、G、W、R、R、R、R8A、R8B、R、R10、Y、X、mおよびnは、独立して選択され、
式(I)における(A)、(B)および(C)は、式(I)中の環を識別するために使用される文字であり、
点線
【化319】

は、任意選択の結合を表し、1、2および3の数字は、任意選択の結合を識別するために使用され、
任意選択の結合1が存在する場合、このとき任意選択の結合2および3は存在せず、
任意選択の結合1が存在しない場合、このとき
(a)任意選択の結合2および3は存在し、R8A部分およびR8B部分は存在するか、または
(b)任意選択の結合2および3は存在し、R8AおよびR8Bは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルからなる群から選択される環を形成し、
ここで、
(i)前記シクロアルキル環は、3〜8員炭素環であり、
(ii)前記シクロアルケニル環は、1つまたは2つの二重結合を含む5〜8員炭素環であり、ただし、R10が結合している炭素に二重結合がある場合Rは存在せず、環(B)および前記シクロアルケニル環に共通の炭素に二重結合はなく、
(iii)前記ヘテロシクロアルキル環は、O、S、NR、S(O)およびS(O)からなる群から独立して選択される1〜3個の環員を含む4〜8員環であって、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から選択され、
(iv)前記ヘテロシクロアルケニル環は、1つまたは2つの二重結合を含み、O、S、NR、S(O)およびS(O)からなる群から独立して選択される1〜3個の環員を含む5〜8員環であって、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から選択され、ただし、R10が結合している炭素に二重結合がある場合Rは存在せず、環(B)および前記ヘテロシクロアルケニル環に共通の炭素に二重結合はなく、
(v)前記シクロアルキル環、シクロアルケニル環、ヘテロシクロアルキル環またはヘテロシクロアルケニル環は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、ハロ、=O、−OR15(例えば、−CH)、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で任意選択により置換されており、
スピロ環(A)は、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロシクロアルケニルからなる群から選択され、ここで
(a)前記シクロアルキル環(A)は、3〜8員炭素環(環(A)および環(B)の両方に共通の炭素原子を含める)であり、
(b)前記シクロアルケニル環(A)は、1つまたは2つの二重結合を含む5〜8員炭素環(環(A)および環(B)の両方に共通の炭素原子を含める)であり、ただし、環(A)および環(B)に共通の炭素に二重結合はなく、
(c)前記ヘテロシクロアルキル環(A)は、O、S、NR、P(O)アルキル(例えば、P(O)CH)、P(O)Oアルキル(例えば、P(O)OCH)、S(O)およびS(O)からなる群から独立して選択される1〜3個の環員を含む4〜8員環(環(A)および環(B)に共通の炭素原子を含める)であって、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から独立して選択され、
(d)前記ヘテロシクロアルケニル環(A)は、1つまたは2つの二重結合を含み、O、S、NR、P(O)アルキル(例えば、P(O)CH)、P(O)Oアルキル(例えば、P(O)OCH)、S(O)およびS(O)からなる群から独立して選択される1〜3個の環員を含む5〜8員環(環(A)および環(B)に共通の炭素原子を含める)であって、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から独立して選択され、ただし、環(A)および環(B)に共通の炭素に二重結合はなく、
(e)ここで前記スピロ環(A)は、アリール環と任意選択により縮合するか、またはヘテロアリール環と任意選択により縮合して、縮合スピロ環(A)部分を形成し、
(f)ここで前記スピロ環(A)は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、ハロ、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−OR15(例えば、−OCH)および−S(O)15A(例えば、−S(O)CH)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で任意選択により置換されており、
各Xは、−C(O)−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)からなる群から独立して選択され、
各Yは、−C(O)−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)からなる群から独立して選択され、
mおよびnはそれぞれ独立して、0、1、2または3であり、ただし、mおよびnの和は0、1、2または3であり、
Gは、−CF−、−C(O)−、−O−、−S−、−OC(R−(式中、各Rは独立して選択される)、−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)および−SC(R−(式中、各Rは独立して選択される)からなる群から選択されるか、あるいは
Gは、各Rが、これらが結合する炭素原子と一緒になって3〜8員のシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環を形成する−C(Rであり、前記ヘテロシクロアルキル環が、O、S、NR、P(O)アルキル(例えば、P(O)CH)、P(O)Oアルキル、S(O)およびS(O)からなる群から独立して選択される1〜3個の環員を含み、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から選択され、
Uは、
【化320】

からなる群から選択され、
Wは、結合;−C(O)−;−NR−、−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)、−S(O)−;および−S(O)−からなる群から選択され、
は、H、−S(O)R、−S(O)(OR)、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R(式中、各Rは独立して選択される)、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R(式中、各Rは独立して選択される)、−S(O)NH、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R(式中、各Rは独立して選択される)、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、ここで前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル−基、ヘテロアリールアルキル−基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており、
、R、R、R、R11およびR12は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクリルアルキル−、−アリール縮合ヘテロアリール、−アリール縮合ヘテロシクロアルキル、および−ヘテロシクロアルキル縮合アリールからなる群からそれぞれ独立して選択され、
(a)ここで、前記−アリール縮合ヘテロアリール置換基におけるヘテロアリール部分は、5〜8員のヘテロアリール環(両方の環に共通の原子を含める)であり、該アリール縮合ヘテロアリール環は、アリール部分を介して該分子の残りに結合しており、
(b)ここで、前記−アリール縮合ヘテロシクロアルキル置換基におけるヘテロシクロアルキル部分は、4〜8員のヘテロシクロアルキル環(両方の環に共通の原子を含める)であり、該アリール縮合ヘテロシクロアルキル環は、アリール部分を介して該分子の残りに結合しており、
(c)ここで、前記−ヘテロシクロアルキル縮合アリール置換基におけるヘテロシクロアルキル部分は、4〜8員のヘテロシクロアルキル環(両方の環に共通の原子を含める)(および一例においては窒素原子を含む5員環)であり、該ヘテロシクロアルキル縮合アリール環は、ヘテロシクロアルキル部分を介して該分子の残りに結合しており、
(d)ここで、前記−アリール縮合ヘテロアリール置換基の前記ヘテロアリール部分、および前記−アリール縮合ヘテロシクロアルキル置換基の前記ヘテロシクロアルキル部分、および前記−ヘテロシクロアルキル縮合アリール置換基の前記ヘテロシクロアルキル部分は、O、S、NR、P(O)アルキル、P(O)Oアルキル、Si、Si(R15A1−3、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個の独立して選択されるヘテロ原子を含み、残りの環員は、炭素およびC(O)からなる群から選択され、
(e)ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクリルアルキル−、−アリール縮合ヘテロアリール、−アリール縮合ヘテロシクロアルキルおよび−ヘテロシクロアルキル縮合アリールのそれぞれは独立して、1〜5個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されているか、または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールに縮合しているシクロアルキル、ヘテロアリール環に縮合しているシクロアルキル、アリールに縮合しているシクロアルケニル、ヘテロアリールに縮合しているシクロアルケニル、アリールに縮合しているヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールに縮合しているヘテロシクロアルキル、アリールに縮合しているヘテロシクロアルケニル、およびヘテロアリールに縮合しているヘテロシクロアルケニルからなる群から選択される3〜8員(両方の環に共通の炭素原子を含める)のスピロ環を形成し、ここで、
(i)前記シクロアルキル環は、3〜8員炭素環であり、
(ii)前記シクロアルケニル環は、1つまたは2つの二重結合を含む5〜8員炭素環であり、ただし、環(C)および前記シクロアルケニル環に共通の炭素原子に二重結合はなく、
(iii)前記ヘテロシクロアルキル環は、O、S、NR、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個の環員を含む4〜8員環であって、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から選択され、
(iv)前記ヘテロシクロアルケニル環は、1つまたは2つの二重結合を含み、O、S、NR、S(O)およびS(O)からなる群から選択される1〜3個の環員を含む5〜8員環であって、残りの環員が、炭素およびC(O)からなる群から選択され、ただし、環(C)および前記ヘテロシクロアルケニル環に共通の炭素原子に二重結合はなく、
(v)前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルのスピロ環は、1〜4個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
(vi)該縮合スピロ環の前記シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールおよびヘテロアリール部分はそれぞれ、1〜4個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
各Rは、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキルおよび置換シクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、前記置換アリール基、置換ヘテロアリール基、置換アルキル基、置換アリールアルキル−基、置換ヘテロアリールアルキル−基、置換アルケニル基、置換アルキニル基および置換シクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており、
は、H、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−のそれぞれは独立して、1〜3個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
8Aは、H、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−のそれぞれは独立して、1〜3個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
8Bは、H、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−のそれぞれは独立して、1〜3個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
は、H、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−のそれぞれは独立して、1〜3個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
10は、結合、アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクリルアルキル−、
【化321】

【化322】

【化323】

(式中、Xは、O、N(R14)またはSである)からなる群から選択され、ここで、各R10部分(結合を除く)は独立して、1〜3個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
14は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、ハロ、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルのそれぞれは独立して、1〜5個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されており、
各R15Aは、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、qは1〜5であり、各R18は独立して選択され、
15、R16およびR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、qは1〜5であり、各R18は独立して選択されるか、または
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキオキシアルキル、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立して選択されるか、または
代わりに、隣接する炭素上の2つのR18部分が一緒に連結して
【化324】

を形成することができ、
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり、
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり、
各R21基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル(即ち、ヘテロシクロアルキル)、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、各R15Aが独立して選択される−Si(R15A
【化325】

からなる群から独立して選択され、
ここで、該アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルのR21基のそれぞれは独立して、1〜5個の独立して選択されるR22基によって任意選択により置換されており、ここで、各R22基は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、各R15Aが独立して選択される−Si(R15A
【化326】

からなる群から独立して選択され、
ただし、
(1)ヘテロ原子を含む式(I)における環は、
(a)前記環において、2個の隣接する−O−原子を有することはなく、
(b)前記環において、−O−に隣接する−S−を有することはなく、
(c)前記環において、−S−に隣接する−S−、または−S(O)−に隣接する−S−、または−S(O)−に隣接する−S−、または−S(O)−に隣接する−S(O)−、または−S(O)−に隣接する−S(O)−、または−S(O)に隣接する−S(O)−を有することはなく、
(d)−O−、−N−および−S−からなる群から選択される3個の連続した環原子を有することはなく、
(e)前記環において、−C(O)−、−S(O)−および−S(O)−からなる群から選択される2個より多い隣接する基を有することはなく、
(f)ヘテロ原子を含む前記環の例として、スピロ(A)環部分のヘテロシクロアルキル環およびヘテロシクロアルケニル環、R8AおよびR8Bがそれらが結合している炭素原子と一緒になる場合に形成されるヘテロシクロアルキル環およびヘテロシクロアルケニル環、RおよびRがそれらが結合している炭素原子と一緒になる場合に形成されるヘテロシクロアルキル環およびヘテロシクロアルケニル環、ならびにU、XおよびYが全て炭素ではない場合に形成される環(B)が挙げられ、
(2)Xが−O−である場合、このときYは−NR−ではなく、
(3)Xが−NR−である場合、このときYは−O−ではなく、
(4)Yが−O−である場合、このときXは−NR−ではなく、
(5)Yが−NR−である場合、このときXは−O−ではない]。
【請求項2】
10が、ハロおよび−OR15からなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されているフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
10が、式1f〜38fおよび39fからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、アルキル、ハロおよび−OR15からなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されているヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、1g〜12gおよび13gからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
前記R10が、アリールおよび1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
(1)前記R10が、フェニルおよび1個のR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、(2)前記Rが、1個のR21基で置換されているイミダゾール−1−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
10が、1f〜39fからなる群から選択され、Rが、1g〜13gからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
10が、1f〜39fからなる群から選択され、Rが2gである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
10が、1f〜39fからなる群から選択され、RがHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
10−R−部分が、1b〜49bおよび50bからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
−R10−部分が、
【化327】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
−R10−部分が、
【化328】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
が、H、アルキル、−OR15で置換されているアルキル、−C(O)OR15、=Oで置換されているアルキル、−S(O)15Aで置換されているアルケニル、−NR1516で置換されているアルキル、1個または2個の独立して選択されるR21基で置換されている−ヘテロシクロアルキル縮合アリール、および−S(O)15Aで置換されているアルキルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
が、H、アルキル、−OR15で置換されているアルキル、および−S(O)15Aで置換されているアルキルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
が、H、メチル、エチル、
【化329】

および
【化330】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
がフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
が、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される少なくとも1個のR21基で置換されているフェニルであり、複数のR21基が存在する場合各R21基が独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される少なくとも1個のR21基で置換されている−アリール縮合ヘテロアリールであり、複数のR21基が存在する場合各R21基が独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される少なくとも1個のR21基で置換されている−フェニル縮合ヘテロアリールであり、複数のR21基が存在する場合各R21基が独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
が−フェニル縮合ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される少なくとも1個のR21基で置換されている−アリール縮合ヘテロシクロアルキルであり、複数のR21基が存在する場合各R21基が独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される少なくとも1個のR21基で置換されている−フェニル縮合ヘテロシクロアルキルであり、複数のR21基が存在する場合各R21基が独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
が−フェニル縮合ヘテロシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
がヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
が、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されているヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
が、ハロ、1〜3個のハロで置換されているアルキル、−CN、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されているヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
が、1d〜35dからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
およびRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、スピロ環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
およびRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
前記環が、1〜4個の独立して選択されるR21基で任意選択により置換されている、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
およびRが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、1e〜8eからなる群から選択される環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
前記環(A)がシクロアルキル環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
前記環(A)がヘテロシクロアルキル環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
前記環(A)が、アリール環に縮合しているヘテロシクロアルキル環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
前記環(A)が、アリール環に縮合しているシクロアルキル環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
前記環(A)が、ヘテロアリール環に縮合しているシクロアルキル環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
前記環(A)が、1a〜32aおよび33aからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
がアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
任意選択の結合1が存在する、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
任意選択の結合1が存在し、RがHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
前記任意選択の結合1が存在せず、任意選択の結合2および3が存在し、R8AおよびR8Bがそれぞれ独立して、Hおよびアルキルからなる群から選択され、RはHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項47】
前記任意選択の結合1が存在せず、任意選択の結合2および3が存在し、R8AおよびR8Bがそれぞれ独立して、Hおよびアルキルからなる群から選択され、Rはアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
前記任意選択の結合1が存在せず、R8AおよびR8Bが、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項49】
前記シクロアルキル環が、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、ハロ、=O、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で任意選択により置換されている、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
環(A)が、1a〜33aからなる群から選択され、R10−R−部分が、1b〜50bからなる群から選択され、Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項51】
環(A)が、1a〜33aからなる群から選択され、R10−R−部分が、1b〜50bからなる群から選択され、RおよびRが一緒になって、1e〜8eからなる群から選択される部分を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
環(A)が、1a〜33aからなる群から選択され、R10−R−部分が、1b〜50bからなる群から選択され、Rが、H、アルキル、−OR15で置換されているアルキル、−C(O)OR15、=Oで置換されているアルキル、−S(O)15Aで置換されているアルケニル、−NR1516で置換されているアルキル、1個または2個の独立して選択されるR21基で置換されている−ヘテロシクロアルキル縮合アリール、および−S(O)15Aで置換されているアルキルからなる群から選択され、Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
環(A)が、1a〜33aからなる群から選択され、R10−R−部分が、1b〜50bからなる群から選択され、Rが、H、メチル、エチル、
【化331】

および
【化332】

からなる群から選択され、Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項54】
【化333】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
1c〜103cおよび104cからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項56】
(1)Rが、1g〜13gからなる群から選択され、(2)R10が、1f〜39fからなる群から選択され、(3)Rが、H、アルキル、−OR15で置換されているアルキル、および−S(O)15Aで置換されているアルキルからなる群から選択され、(4)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
(1)RがHであり、(2)R10が、1f〜39fからなる群から選択され、(3)Rが、H、アルキル、−OR15で置換されているアルキル、および−S(O)15Aで置換されているアルキルからなる群から選択され、(4)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項58】
(1)Rが、1g〜13gからなる群から選択され、(2)R10が、1f〜39fからなる群から選択され、(3)Rが、H、メチル、エチル、
【化334】

からなる群から選択され、(4)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項59】
(1)RがHであり、(2)R10が、1f〜39fからなる群から選択され、(3)Rが、H、メチル、エチル、
【化335】

からなる群から選択され、(4)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項60】
(1)R9−10−部分が、1b〜50bからなる群から選択され、(2)Rが、H、アルキル、−OR15で置換されているアルキル、および−S(O)15で置換されているアルキルからなる群から選択され、(3)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項61】
(1)R9−10−部分が、1b〜50bからなる群から選択され、(2)Rが、H、メチル、エチル、
【化336】

からなる群から選択され、(3)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項62】
(1)R9−10−部分が50bであり、(2)Rが、H、メチル、エチル、
【化337】

からなる群から選択され、(3)Rが、1d〜35dからなる群から選択される、請求項55に記載の化合物。
【請求項63】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−O−であり、
Wが結合であり、
任意選択の結合1が存在し、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項64】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−C(O)−であり、
Wが結合であり、
任意選択の結合1が存在し、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項65】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、
Wが−O−であり、
任意選択の結合1が存在し、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項66】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−CF−であり、
Wが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、
任意選択の結合1が存在し、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項67】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−O−であり、Wが結合であるか、または
Gが−C(O)−であり、Wが結合であるか、または
Gが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、Wが−O−であるか、または
Gが−CF−であり、Wが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、
任意選択の結合1が存在し、
Xが−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)であり、
Yが−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)であり、
mが1であり、
nが1であり、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項68】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−O−であり、
Wが結合であり、
任意選択の結合1が存在せず、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項69】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−C(O)−であり、
Wが結合であり、
任意選択の結合1が存在せず、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項70】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、
Wが−O−であり、
任意選択の結合1が存在せず、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項71】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−CF−であり、
Wが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、
任意選択の結合1が存在せず、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項72】
環(A)がシクロアルキルであり、
UがNであり、
Gが−O−であり、Wが結合であるか、または
Gが−C(O)−であり、Wが結合であるか、または
Gが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、Wが−O−であるか、または
Gが−CF−であり、Wが、各Rが独立して選択される−C(R−であり、
任意選択の結合1が存在せず、
Xが−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)であり、
Yが−C(R−(式中、各Rは独立して選択される)であり、
mが1であり、
nが1であり、
がHであり、
がHであり、
が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで前記R21基は同一または異なるハロであり、
10が、(1)フェニルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているフェニルからなる群から選択され、
が、(1)イミダゾール−1−イルおよび(2)1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているイミダゾール−1−イルからなる群から選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項73】
A10〜A30、A10a、A10b、E11〜E38、F8〜F25、G3〜G24、H1〜H17、I1〜I17、J1、J3〜J38、K9〜K24、L8、L10〜L21、M1〜M17、N1〜N22、O1〜O22、P6〜P15、Q1〜Q11、R7〜R19、S1〜S15、T3〜T18、U1およびU2からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩、エステルもしくは溶媒和物。
【請求項74】
A10〜A30、A10a、A10b、E11〜E38、F8〜F25、G3〜G24、H1〜H17、I1〜I17、J1、J3〜J38、K9〜K24、L8、L10〜L21、M1〜M17、N1〜N22、O1〜O22、P6〜P15、Q1〜Q11、R7〜R19、S1〜S15、T3〜T18、U1およびU2からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項75】
A10、A17、E12、E25、E31、E38、F14、F17、I5、J13、K12、N15、N16およびU2からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項76】
A10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項77】
A17である、請求項1に記載の化合物。
【請求項78】
E12である、請求項1に記載の化合物。
【請求項79】
E25である、請求項1に記載の化合物。
【請求項80】
E31である、請求項1に記載の化合物。
【請求項81】
E38である、請求項1に記載の化合物。
【請求項82】
F14である、請求項1に記載の化合物。
【請求項83】
F17である、請求項1に記載の化合物。
【請求項84】
I5である、請求項1に記載の化合物。
【請求項85】
J13である、請求項1に記載の化合物。
【請求項86】
K12である、請求項1に記載の化合物。
【請求項87】
N15である、請求項1に記載の化合物。
【請求項88】
N16である、請求項1に記載の化合物。
【請求項89】

【化338】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項90】
純粋な形態および単離した形態である、請求項1に記載の化合物。
【請求項91】
少なくとも1つの請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項92】
少なくとも1つの請求項74に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項93】
有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル、および有効量の1つもしくは複数の他の薬学的に活性な成分、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項94】
前記の他の薬学的に活性な成分が、BACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;γセクレターゼ調節剤;HMG−CoA還元酵素阻害剤;非ステロイド性抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆アゴニスト;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;αセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される、請求項93に記載の組成物。
【請求項95】
コリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、γセクレターゼ阻害剤およびβセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の1つまたは複数の化合物と組み合わせた、薬学的に許容される担体、有効量の1つまたは複数の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、エステルもしくは溶媒和物の組合せ剤を含む医薬組成物。
【請求項96】
有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、γセクレターゼ阻害剤およびβセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1つまたは複数の化合物を含む医薬組成物。
【請求項97】
中枢神経系障害を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程、または
(a)請求項1に記載の治療有効量の少なくとも1つの化合物を含む治療有効量の医薬組成物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体を投与する工程、または
(b)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、γセクレターゼ阻害剤およびβセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1つまたは複数の化合物を含む治療有効量の医薬組成物を投与する工程
を含む方法。
【請求項98】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程、または
(b)治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そうした治療を必要とする患者に投与する工程
を含む方法。
【請求項99】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1つの請求項74に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程、または
(b)治療有効量の少なくとも1つの請求項74に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そうした治療を必要とする患者に投与する工程
を含む方法。
【請求項100】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程を含む方法。
【請求項101】
(a)γセクレターゼ活性を調節する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程を含む方法、または
(b)βアミロイドタンパク質の沈着を阻害する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程を含む方法、または
(c)1つまたは複数の神経変性疾患を治療する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そうした治療を必要とする患者に投与する工程を含む方法。
【請求項102】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、請求項1に記載の1つもしくは複数の化合物を、BACE阻害剤;ムスカリンアンタゴニスト;コリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;γセクレターゼ調節剤;HMG−CoA還元酵素阻害剤;非ステロイド性抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆アゴニスト;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;αセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1つもしくは複数の他の薬学的に活性な成分と組み合わせて、そうした治療を必要とする患者に投与する工程を含む方法、または
(2)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、軽度認知障害を治療する方法、または
(3)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、緑内障を治療する方法、または
(4)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、脳アミロイド血管症を治療する方法、または
(5)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、脳卒中を治療する方法、または
(6)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、認知症を治療する方法、または
(7)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、小膠細胞症を治療する方法、または
(8)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、脳炎を治療する方法、または
(9)有効量の1つもしくは複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、嗅覚機能喪失を治療する方法。
【請求項103】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、請求項74に記載の1つもしくは複数の化合物を、BACE阻害剤;ムスカリンアンタゴニスト;コリンエステラーゼ阻害剤;γセクレターゼ阻害剤;γセクレターゼ調節剤;HMG−CoA還元酵素阻害剤;非ステロイド性抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進物質;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆アゴニスト;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;αセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1つもしくは複数の他の薬学的に活性な成分と組み合わせて、そうした治療を必要とする患者に投与する工程を含む方法、または
(2)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、軽度認知障害を治療する方法、または
(3)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、緑内障を治療する方法、または
(4)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、脳アミロイド血管症を治療する方法、または
(5)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、脳卒中を治療する方法、または
(6)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、認知症を治療する方法、または
(7)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、小膠細胞症を治療する方法、または
(8)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、脳炎を治療する方法、または
(9)有効量の1つもしくは複数の請求項74に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与する工程を含む、嗅覚機能喪失を治療する方法。

【公表番号】特表2011−503002(P2011−503002A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532315(P2010−532315)
【出願日】平成20年11月3日(2008.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/082227
【国際公開番号】WO2009/061699
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】