説明

エアコン(空調機)室外機から出る余風による風力発電

【課題】エアコン使用時に、室外機から出る余った風を利用して発電する風力発電装置。
【解決手段】風力発電用発電装置にプロペラ状の羽1を装着させ、保護のためにその羽に保護用のカバー3をつけて、そのカバー3を利用してエアコン室外機の風向部分に取り付ける。さらにこの装置を一台の室外機に数段(数個)取り付ける事でより多くの発電量が期待できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エアコンの室外機の風向部分にプロペラ状の羽を取り付けて、使用時に出る余風を利用して、風力発電を行なう装置。
【背景技術】
【0002】
近年、エアコン(空調機)は通年使用されていることが多い。夏は、室外機の熱交換器部分を冷やすために、冬は室外機の熱交換器を暖めるためにと、使用する度に室外機から余分な風が流れ出ている。エアコンは一般家庭用の小さな物や業務用やビルに内臓設置されているエアコンの全ての室外機から風が流れ出ているのです。しかもその風は、家庭用エアコン室外機でも風速3m/s前後にも値する時があるので、自然エネルギーの一つとして利用することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、その余った風に着目し、エアコンの室外機の風向部分に装置を取り付ける事で風力発電を行うものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明では、プロペラ状の羽を発電機に付着させて、保護のためにプロペラ部分に保護用のカバーを付けた装置
【発明の効果】
【0005】
本発明で得られる効果はとても大きく、一般家庭用の小さなエアコンや業務用の大型エアコンの室外機、さらにビル内蔵の大型エアコン等様々な室外機に取り付ける事で、大変大きな風力を得る事ができる。しかも近年のエアコン出荷台数は大幅に増加しているので、小型・大型に関わらず相当な風力による電力を確保する事が期待される。
【0006】
加えてエアコンの使用範囲や時間帯が多様化しているので、この装置の普及により昼夜を問わず様々な方面から、より多くの電力の確保が期待される。
【0007】
今までの風力発電では設置初期費用が高く、設置場所の確保が困難なことなどから、普及率が伸び悩みしているが、今日政府が再生可能エネルギーで発電した電力の全量を買い取る制度の実施に向けて検討を始めているが、この装置は初期設置コストが比較的安価ですむので、一般家庭のみならず、各事業所やビル所有者、アパートの管理人など様々な人に利益をもたらす事に繋がるものと思います。
【0008】
不要で余った風を利用する事で、今日の全世界で問題視されている温室効果ガスの排出抑制に大きく寄与するものである。
【0009】
さらにエアコンを使用していない時でも、風が強い時には自然とプロペラが回り、自然風による発電も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図
【符号の説明】
1 プロペラ状の羽
2 発電機
3 保護用カバー
4 電線ケーブル
5 留め金部分
6 電線ケーブル接続部分の保護カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
風力発電用発電機にプロペラ状の羽を装着させて、保護のためにその羽に保護用のカバーを付ける。そのカバーを利用してエアコン室外機の風吹き出し部分に取り付ける装置
【請求項2】
風力発電用発電装置にプロペラ状の羽を装着させ、保護のためにその羽に保護用のカバーをつけて、そのカバーを利用してエアコン室外機の風吹き出し部分に取り付ける事を特徴とする装置の製造方法
【請求項3】
請求項1に、より多くの発電が可能になる様に付属品としてミニファン発電機や太陽光発電システム等を取り付ける方法全般
【請求項4】
請求項1の発電量をさらに多くするために、その装置を一台の室外機に数段(数個)取り付ける事ができるようにするカバー等の器具の製造全般
【請求項5】
請求項1・2・3・4の販売に関する全般
【請求項6】
請求項1・2・3・4の取付け作業に関する全般
【請求項7】
保護用カバーはエアコン室外機の風吹き出し部分に合わせて丸状や四角状の形状にする

【図1】
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【図2】
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