コンテナ積載装置
【課題】トラックの後方におけるコンテナの積み降ろしを実行するための手段を提供する。
【解決手段】
トラック(10)用のコンテナ積載装置は、対向する第1のペアであるコンテナ取付けアーム(14)及び対向する第2のペアである第2の支持アーム(22)を備え、それらはコンテナ取付けアーム(14)と第2の支持アーム(22)が積載されたコンテナのほぼ下方に配置される収納位置から、水平軸の周りを回転する。第2の支持アーム(22)は第1の作動ラム(30)によりトラック(10)に対して回転可能であり、コンテナ取付けアーム(14)は第2の作動ラム(32)により第2の支持アーム(22)に対して回転可能である。
【解決手段】
トラック(10)用のコンテナ積載装置は、対向する第1のペアであるコンテナ取付けアーム(14)及び対向する第2のペアである第2の支持アーム(22)を備え、それらはコンテナ取付けアーム(14)と第2の支持アーム(22)が積載されたコンテナのほぼ下方に配置される収納位置から、水平軸の周りを回転する。第2の支持アーム(22)は第1の作動ラム(30)によりトラック(10)に対して回転可能であり、コンテナ取付けアーム(14)は第2の作動ラム(32)により第2の支持アーム(22)に対して回転可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等の輸送車両に、コンテナを積み降ろしするための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フラットベッド(平床式セミトレーラー)トレートラック上で海上コンテナ等のコンテナを輸送することは公知である。そのようなトラックはしばしば海上コンテナの積み降ろし手段を備え、その手段によりコンテナをトラックの側方に降ろすことができる。コンテナをトラックの後方から積み込み、又は後方に降ろすことを可能にするトラックの積載装置を提供することが望ましいと考えられている。そのような積載装置を提供する従来のいくつかの試みは、特許データベースを検索することにより見ることができる。
【0003】
米国特許第5,018,932号はトラックの後方からコンテナを降ろすことができる積載装置を開示している。米国特許第5,015,932号に示される構成は、コンテナを実質的に傾けなければならないため、使用が限定され、傾けることによりコンテナ内の物品にダメージを与える可能性がある。
【0004】
ソビエト連邦特許公開番号第SU1622198号はトラックのベッド上の位置を中心に回動可能な長いアームを有するトラック用の積載装置を開示している。この構成もまた、長いアームがトラックの長さ又は高さを実質的に超えないようにしてトラック上に収納することができないため、使用が限定される。
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,018,932号明細書
【特許文献2】米国特許第5,015,932号明細書
【特許文献3】ソビエト連邦特許公開番号第SU1622198号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の課題のいくつかを少なくともある程度解決する、トラックの後方におけるコンテナの積み降ろしを実行するための手段を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コンテナ取付け手段及び補助的支持手段を備えるコンテナ積載装置であって、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は、前記コンテナ取付け手段と前記補助的支持手段が実質的に積載されたコンテナの下にある収納位置からほぼ水平な軸の周りをそれぞれ独立して回転可能であり、前記コンテナ積載装置は第1の作動手段及び第2の作動手段を備え、前記第1の作動手段は使用時、前記補助的支持手段を水平な軸を中心に回転させ、前記第2の作動手段は使用時、前記コンテナ取付け手段を前記補助的支持手段に対し回転させることにある。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段はそれぞれ、ほぼ水平な同一の軸の周りを回転可能であることにある。
請求項3に記載の発明は、請求項2の目的に加えて、前記コンテナが積載されているとき、回転の軸は前記コンテナの後方に位置することにある。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3の目的に加えて、前記第2の支持装置は収納位置において、前記コンテナ取付け手段の周囲に位置することにある。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れかにおいて、前記第1の作動手段は第1の水圧ラムであることにある。
請求項6に記載の発明は、請求項5の目的に加えて、前記第2の作動手段は第2の水圧ラムであることにある。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6の目的に加えて、前記第1の水圧ラムは前記コンテナ取付け手段の水平軸の周囲に作動ラインを有することにある。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7の何れかにおいて、前記コンテナ取付け手段は180度回転するように構成されていることにある。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8の何れかにおいて、前記補助的支持手段は前記コンテナ取付け手段より50度まで離間して回転するよう構成されていることにある。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9の何れかにおいて、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は収納位置においてアーム収納溝内にあることにある。
請求項11に記載の発明は、請求項10の目的に加えて、前記第1の作動手段は前記アーム収納溝と前記補助的支持手段との間で作動することにある。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11の何れかにおいて、前記コンテナ積載装置は内側収納位置と外側収納位置の間を移動可能であり、前記コンテナ取付け手段は内側収納位置において積載されたコンテナのすぐ真下に位置し、外側収納位置において前記コンテナの外側に位置することにある。
請求項13に記載の発明は、請求項12の目的に加えて、前記コンテナ取付け手段が回転する軸は前記内側収納位置と前記外側収納位置の間を軸方向に延伸可能であることにある。 請求項14に記載の発明は、請求項1から請求項13の何れかにおいて、前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置を使用してトラックからコンテナを降ろす方法であって、
(a)前記コンテナ積載装置を前記収納位置から移動位置に動かす工程であって、前記コンテナ取付け装置は水平軸の周りを回転可能である工程と、
(b)第1の作動手段を操作して、前記コンテナ取付け手段を係合位置に移動させ、よって前記コンテナ取付け手段の第1の端部が前記コンテナに沿って中間に位置する工程と、
(c)前記コンテナを前記コンテナ取付け手段に係合させる工程と、
(d)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に位置させる工程と、
(e)第2の作動手段を操作して、前記補助的支持手段を前記コンテナ取付け手段から離間させ、第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に維持する工程と、
(f)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記トラックの後方の地面に降ろす工程とを含むことにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、コンテナ積載装置は、コンテナ取付け手段と、補助的支持手段とを備え、該コンテナ取付け手段と補助的支持手段は、前記コンテナ取付け手段と前記補助的支持手段が実質的に積載されたコンテナの実質的下方にある収納位置から、ほぼ水平な複数の軸の周りをそれぞれ独立して回転可能である。また、コンテナ積載装置は第1作動手段及び第2作動手段を備え、第1作動手段は、使用時には、補助的支持手段を前記水平軸を中心に回転させ、第2作動手段は、使用時には、コンテナ取付け手段を補助的支持手段に対し回転させることを特徴とする。好ましくは、コンテナ取付け手段及び補助的支持手段はそれぞれ、同じ水平軸の周りを回転可能とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図面には、海上コンテナ等のほぼ長方形状のコンテナ12を運搬するトラック10が示されている。トラック10にはコンテナ取付け手段と補助的支持手段を備えるコンテナ積載装置が組み込まれている。コンテナ取付け手段は2本の細長いアーム14を有している。2本のアーム14はトラック10の対向する側面に沿って延伸しており、それぞれ後端16と前端18を有し、後端16は水平軸20の両端に位置している。
【0011】
水平軸20はトラック10の後方でトラックを横切って延伸している。好ましくは、軸20は同時回転を確実にするため溝形構造をもつ2個の部分から成る。図面の好適な実施例では軸20はコンテナ12の後方かつ下方に位置している。
各アーム14の前端18は、後端16から計測して、コンテナ12の底面に沿った長さの約3分の2まで延伸している。前端18がコンテナ12の上部に近接するようにアーム14を軸20を中心に回転させたとき、アーム14の前端18はコンテナ12に沿って中間に位置する。このことは図3に示されている。
【0012】
補助的支持手段は2本の第2の細長いアーム22を備える。第2アーム22は断面がほぼC字型であり、収納されたときは第1アーム14の周囲に位置する。第2アーム22は、軸20上に位置するアーム後端24から、第1アーム14の長手方向に沿って約3分の1の所に位置する前端26まで延伸している。
コンテナ積載装置はさらに、第1及び第2のペアの水圧ラム30、32からなる第1及び第2の作動手段を備える。第1ペアの各水圧ラム30は、アーム収納溝38内の前方位置34において、トラック10底部の対向する各側面に回動可能に連結されている。第1アーム14が収納位置にあるとき、前方位置34は第1アーム14の前端18に近接する。各第1水圧ラム30は、前方位置34から後方位置36まで延伸し、該後方位置において、対応する第2アーム22の前端26に回動可能に連結されている。各第1水圧ラムの作動ラインは軸20の上方にある。そのため、第1水圧ラム30の延伸により、それぞれの第2アーム22が軸20の周りを上方へ回動する。
第2ペアの水圧ラム32の各々は、一端を対応する第1アーム14、他端を対応する第2アーム22に連結し、それらを中心に回動する。
【0013】
本発明の好適な実施例によれば、図面に示すように、アーム収納溝38、第1及び第2のアーム14、22の各々、及び第1及び第2の水圧ラム30、32の各々は、コンテナ12の直接下にある内側収納位置から外方の外側収納位置に移動するが、外側収納位置もなおコンテナ12の下方にある。この横方向の移動は覆い40内で延伸可能な軸20により調整される。
【0014】
本発明の実施について、一連のものとして理解される図面を参照して説明する。
図1は内側収納位置にあるコンテナ積載装置を示す。この位置でコンテナ12はトラック10に積載されており、第1及び第2アーム14、22のそれぞれは対応するアーム収納溝38内に収納されている。軸20は覆い40内で後退している。このように、積載したトラック10の横幅は、トラックキャビン42又はコンテナ12全体の幅である。同様に、積載したトラック10の高さはトラックキャビン42又はコンテナ12全体の高さである。
【0015】
図2は外側収納位置にあるコンテナ積載装置を示す。この位置でアーム収納溝38はトラック10の側方に、しかしなおコンテナ12の下方で延伸し、軸20は覆い40の外に延伸している。
【0016】
図3は移動位置にあるコンテナ積載装置を示し、第1ラム30が延伸を始め、よって第2アーム22が軸20によって画定されるほぼ水平な軸の周りを回転する。第2ラム32は閉じた形態のままであるため、第1アーム14は、第2アーム22と効果的に連結されたまま、軸20により画定されるほぼ水平な軸の周りを回転させられる。
【0017】
図4は係合位置にあるコンテナ積載装置を示し、第1アーム14は、アーム14の第1の端部18がコンテナ12に沿って中間に位置する地点まで移動する。この移動は第1ラム30が更に延伸することにより達成される。この位置でコンテナ積載装置はコンテナ12と係合する。図面の実施例では、この係合は、第1アーム14の第1の端部18に取付けられコンテナ12の下方の角に連結されたストラップ44を使用することによって行われるが、他の係合方法を使用することも可能である。コンテナに沿った中間に位置する第1の端部18の位置により、コンテナが実質的に傾斜することなく支持することもできる。
【0018】
図5から図11は、係合したコンテナを実際に降ろす一連の作業を示す。
降ろす作業を開始するため、第1のラム30は、第1及び第2のアーム14、22がほぼ垂直になるまで延伸される。
【0019】
図6の実施例では、第1及び第2のアームは垂直より5度以内にあり、コンテナ12は軸20の周りを円弧状に移動する。
この位置から、第1のラム30は収縮し、一方第2のラム32は延伸する。これは図7に示されている。この動作中、第1のアーム及びコンテナ12は実質的に同じ位置に留まり、一方第2アーム22はアーム収納溝35の方向へ軸20の周りを内側に回転する。この動作の間、第1アーム14の位置は垂直から前後5度以内で変化することもあり、一方第2アーム22は第1アーム14から約50度を元に戻る位置まで回転する。コンテナ12をほぼ垂直位置で保持することは、第1のアーム14を通して下方に作用するコンテナの重量が、軸20周りで大きなモーメントを発生しないということである。
【0020】
図7に示すように、動作の最後に、第1ラム30が実質的に後退し、第2ラム32が実質的に延伸するのが理解される。
コンテナを降ろす作業はその後、第1ラム30を延長させ、一方第2ラム32を延伸した状態に保つことにより継続される。第1ラム30を延長させると、第2アーム22は前方に回転し、それにより第1アーム14は回転する。50度の間隔は第1及び第2アーム14、22の間で保持される。
【0021】
図11はコンテナが最終的に、トラック10の後ろで地面に降ろされた位置を示す。図面の実施例では、第1ラム30は第2アーム22をアーム収納溝35に対し90度を超えて約108度の角度まで延伸させる。よって、第1アーム14はアーム収納溝38に対して約158度の角度にある。
第1ラム30を更に延伸させ、その結果第1及び第2アーム14、22を回転させることにより、コンテナとコンテナ積載装置との係合を外すことができる。このことは図12に示され、各第1アーム13は、アーム収納溝38に対してほぼ180度回転している。
コンテナを地面から持ち上げるには上記のステップを逆に行う。
第1ラム30の作動により付与されるモーメントは、ラム30がラインに沿って作動し、軸20を通り過ぎて該軸から最も離れた時に最大となる。本願の場合、このことは図10に示すように、コンテナを降ろした位置であることは明らかである。本願の二重のラム構造は、コンテナの移動、特にコンテナを地面から持ち上げる時、単一のラム構造に比べて格段に効果的である。
当業者にとって明らかである修正及び変更は本発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明によるコンテナ積載装置を備えるトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が内側収納位置にある時の図である。
【図2】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が外側収納位置にある時の図である。
【図3】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が係合への移動位置にある時の図である。
【図4】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が係合位置にある時の図である。
【図5】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第1の中間位置にある時の図である。
【図6】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第2の中間位置にある時の図である。
【図7】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第3の中間位置にある時の図である。
【図8】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第4の中間位置にある時の図である。
【図9】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第5の中間位置にある時の図である。
【図10】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第6の中間位置にある時の図である。
【図11】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置は荷を降ろした位置にある図である。
【図12】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろした後係合が外された位置にある時の図である。
【符号の説明】
【0023】
10・・トラック、12・・コンテナ、14・・アーム、16・・後端、18・・前端、20・・軸、22・・第2アーム、24・・アーム後端、26・・前端、30・・水圧ラム、32・・第2ラム、34・・前方位置、36・・後方位置、38・・アーム収納溝、40・・覆い、42・・トラックキャビン、44・・ストラップ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等の輸送車両に、コンテナを積み降ろしするための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フラットベッド(平床式セミトレーラー)トレートラック上で海上コンテナ等のコンテナを輸送することは公知である。そのようなトラックはしばしば海上コンテナの積み降ろし手段を備え、その手段によりコンテナをトラックの側方に降ろすことができる。コンテナをトラックの後方から積み込み、又は後方に降ろすことを可能にするトラックの積載装置を提供することが望ましいと考えられている。そのような積載装置を提供する従来のいくつかの試みは、特許データベースを検索することにより見ることができる。
【0003】
米国特許第5,018,932号はトラックの後方からコンテナを降ろすことができる積載装置を開示している。米国特許第5,015,932号に示される構成は、コンテナを実質的に傾けなければならないため、使用が限定され、傾けることによりコンテナ内の物品にダメージを与える可能性がある。
【0004】
ソビエト連邦特許公開番号第SU1622198号はトラックのベッド上の位置を中心に回動可能な長いアームを有するトラック用の積載装置を開示している。この構成もまた、長いアームがトラックの長さ又は高さを実質的に超えないようにしてトラック上に収納することができないため、使用が限定される。
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,018,932号明細書
【特許文献2】米国特許第5,015,932号明細書
【特許文献3】ソビエト連邦特許公開番号第SU1622198号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の課題のいくつかを少なくともある程度解決する、トラックの後方におけるコンテナの積み降ろしを実行するための手段を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、コンテナ取付け手段及び補助的支持手段を備えるコンテナ積載装置であって、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は、前記コンテナ取付け手段と前記補助的支持手段が実質的に積載されたコンテナの下にある収納位置からほぼ水平な軸の周りをそれぞれ独立して回転可能であり、前記コンテナ積載装置は第1の作動手段及び第2の作動手段を備え、前記第1の作動手段は使用時、前記補助的支持手段を水平な軸を中心に回転させ、前記第2の作動手段は使用時、前記コンテナ取付け手段を前記補助的支持手段に対し回転させることにある。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段はそれぞれ、ほぼ水平な同一の軸の周りを回転可能であることにある。
請求項3に記載の発明は、請求項2の目的に加えて、前記コンテナが積載されているとき、回転の軸は前記コンテナの後方に位置することにある。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3の目的に加えて、前記第2の支持装置は収納位置において、前記コンテナ取付け手段の周囲に位置することにある。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れかにおいて、前記第1の作動手段は第1の水圧ラムであることにある。
請求項6に記載の発明は、請求項5の目的に加えて、前記第2の作動手段は第2の水圧ラムであることにある。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6の目的に加えて、前記第1の水圧ラムは前記コンテナ取付け手段の水平軸の周囲に作動ラインを有することにある。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7の何れかにおいて、前記コンテナ取付け手段は180度回転するように構成されていることにある。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8の何れかにおいて、前記補助的支持手段は前記コンテナ取付け手段より50度まで離間して回転するよう構成されていることにある。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9の何れかにおいて、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は収納位置においてアーム収納溝内にあることにある。
請求項11に記載の発明は、請求項10の目的に加えて、前記第1の作動手段は前記アーム収納溝と前記補助的支持手段との間で作動することにある。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11の何れかにおいて、前記コンテナ積載装置は内側収納位置と外側収納位置の間を移動可能であり、前記コンテナ取付け手段は内側収納位置において積載されたコンテナのすぐ真下に位置し、外側収納位置において前記コンテナの外側に位置することにある。
請求項13に記載の発明は、請求項12の目的に加えて、前記コンテナ取付け手段が回転する軸は前記内側収納位置と前記外側収納位置の間を軸方向に延伸可能であることにある。 請求項14に記載の発明は、請求項1から請求項13の何れかにおいて、前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置を使用してトラックからコンテナを降ろす方法であって、
(a)前記コンテナ積載装置を前記収納位置から移動位置に動かす工程であって、前記コンテナ取付け装置は水平軸の周りを回転可能である工程と、
(b)第1の作動手段を操作して、前記コンテナ取付け手段を係合位置に移動させ、よって前記コンテナ取付け手段の第1の端部が前記コンテナに沿って中間に位置する工程と、
(c)前記コンテナを前記コンテナ取付け手段に係合させる工程と、
(d)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に位置させる工程と、
(e)第2の作動手段を操作して、前記補助的支持手段を前記コンテナ取付け手段から離間させ、第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に維持する工程と、
(f)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記トラックの後方の地面に降ろす工程とを含むことにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、コンテナ積載装置は、コンテナ取付け手段と、補助的支持手段とを備え、該コンテナ取付け手段と補助的支持手段は、前記コンテナ取付け手段と前記補助的支持手段が実質的に積載されたコンテナの実質的下方にある収納位置から、ほぼ水平な複数の軸の周りをそれぞれ独立して回転可能である。また、コンテナ積載装置は第1作動手段及び第2作動手段を備え、第1作動手段は、使用時には、補助的支持手段を前記水平軸を中心に回転させ、第2作動手段は、使用時には、コンテナ取付け手段を補助的支持手段に対し回転させることを特徴とする。好ましくは、コンテナ取付け手段及び補助的支持手段はそれぞれ、同じ水平軸の周りを回転可能とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図面には、海上コンテナ等のほぼ長方形状のコンテナ12を運搬するトラック10が示されている。トラック10にはコンテナ取付け手段と補助的支持手段を備えるコンテナ積載装置が組み込まれている。コンテナ取付け手段は2本の細長いアーム14を有している。2本のアーム14はトラック10の対向する側面に沿って延伸しており、それぞれ後端16と前端18を有し、後端16は水平軸20の両端に位置している。
【0011】
水平軸20はトラック10の後方でトラックを横切って延伸している。好ましくは、軸20は同時回転を確実にするため溝形構造をもつ2個の部分から成る。図面の好適な実施例では軸20はコンテナ12の後方かつ下方に位置している。
各アーム14の前端18は、後端16から計測して、コンテナ12の底面に沿った長さの約3分の2まで延伸している。前端18がコンテナ12の上部に近接するようにアーム14を軸20を中心に回転させたとき、アーム14の前端18はコンテナ12に沿って中間に位置する。このことは図3に示されている。
【0012】
補助的支持手段は2本の第2の細長いアーム22を備える。第2アーム22は断面がほぼC字型であり、収納されたときは第1アーム14の周囲に位置する。第2アーム22は、軸20上に位置するアーム後端24から、第1アーム14の長手方向に沿って約3分の1の所に位置する前端26まで延伸している。
コンテナ積載装置はさらに、第1及び第2のペアの水圧ラム30、32からなる第1及び第2の作動手段を備える。第1ペアの各水圧ラム30は、アーム収納溝38内の前方位置34において、トラック10底部の対向する各側面に回動可能に連結されている。第1アーム14が収納位置にあるとき、前方位置34は第1アーム14の前端18に近接する。各第1水圧ラム30は、前方位置34から後方位置36まで延伸し、該後方位置において、対応する第2アーム22の前端26に回動可能に連結されている。各第1水圧ラムの作動ラインは軸20の上方にある。そのため、第1水圧ラム30の延伸により、それぞれの第2アーム22が軸20の周りを上方へ回動する。
第2ペアの水圧ラム32の各々は、一端を対応する第1アーム14、他端を対応する第2アーム22に連結し、それらを中心に回動する。
【0013】
本発明の好適な実施例によれば、図面に示すように、アーム収納溝38、第1及び第2のアーム14、22の各々、及び第1及び第2の水圧ラム30、32の各々は、コンテナ12の直接下にある内側収納位置から外方の外側収納位置に移動するが、外側収納位置もなおコンテナ12の下方にある。この横方向の移動は覆い40内で延伸可能な軸20により調整される。
【0014】
本発明の実施について、一連のものとして理解される図面を参照して説明する。
図1は内側収納位置にあるコンテナ積載装置を示す。この位置でコンテナ12はトラック10に積載されており、第1及び第2アーム14、22のそれぞれは対応するアーム収納溝38内に収納されている。軸20は覆い40内で後退している。このように、積載したトラック10の横幅は、トラックキャビン42又はコンテナ12全体の幅である。同様に、積載したトラック10の高さはトラックキャビン42又はコンテナ12全体の高さである。
【0015】
図2は外側収納位置にあるコンテナ積載装置を示す。この位置でアーム収納溝38はトラック10の側方に、しかしなおコンテナ12の下方で延伸し、軸20は覆い40の外に延伸している。
【0016】
図3は移動位置にあるコンテナ積載装置を示し、第1ラム30が延伸を始め、よって第2アーム22が軸20によって画定されるほぼ水平な軸の周りを回転する。第2ラム32は閉じた形態のままであるため、第1アーム14は、第2アーム22と効果的に連結されたまま、軸20により画定されるほぼ水平な軸の周りを回転させられる。
【0017】
図4は係合位置にあるコンテナ積載装置を示し、第1アーム14は、アーム14の第1の端部18がコンテナ12に沿って中間に位置する地点まで移動する。この移動は第1ラム30が更に延伸することにより達成される。この位置でコンテナ積載装置はコンテナ12と係合する。図面の実施例では、この係合は、第1アーム14の第1の端部18に取付けられコンテナ12の下方の角に連結されたストラップ44を使用することによって行われるが、他の係合方法を使用することも可能である。コンテナに沿った中間に位置する第1の端部18の位置により、コンテナが実質的に傾斜することなく支持することもできる。
【0018】
図5から図11は、係合したコンテナを実際に降ろす一連の作業を示す。
降ろす作業を開始するため、第1のラム30は、第1及び第2のアーム14、22がほぼ垂直になるまで延伸される。
【0019】
図6の実施例では、第1及び第2のアームは垂直より5度以内にあり、コンテナ12は軸20の周りを円弧状に移動する。
この位置から、第1のラム30は収縮し、一方第2のラム32は延伸する。これは図7に示されている。この動作中、第1のアーム及びコンテナ12は実質的に同じ位置に留まり、一方第2アーム22はアーム収納溝35の方向へ軸20の周りを内側に回転する。この動作の間、第1アーム14の位置は垂直から前後5度以内で変化することもあり、一方第2アーム22は第1アーム14から約50度を元に戻る位置まで回転する。コンテナ12をほぼ垂直位置で保持することは、第1のアーム14を通して下方に作用するコンテナの重量が、軸20周りで大きなモーメントを発生しないということである。
【0020】
図7に示すように、動作の最後に、第1ラム30が実質的に後退し、第2ラム32が実質的に延伸するのが理解される。
コンテナを降ろす作業はその後、第1ラム30を延長させ、一方第2ラム32を延伸した状態に保つことにより継続される。第1ラム30を延長させると、第2アーム22は前方に回転し、それにより第1アーム14は回転する。50度の間隔は第1及び第2アーム14、22の間で保持される。
【0021】
図11はコンテナが最終的に、トラック10の後ろで地面に降ろされた位置を示す。図面の実施例では、第1ラム30は第2アーム22をアーム収納溝35に対し90度を超えて約108度の角度まで延伸させる。よって、第1アーム14はアーム収納溝38に対して約158度の角度にある。
第1ラム30を更に延伸させ、その結果第1及び第2アーム14、22を回転させることにより、コンテナとコンテナ積載装置との係合を外すことができる。このことは図12に示され、各第1アーム13は、アーム収納溝38に対してほぼ180度回転している。
コンテナを地面から持ち上げるには上記のステップを逆に行う。
第1ラム30の作動により付与されるモーメントは、ラム30がラインに沿って作動し、軸20を通り過ぎて該軸から最も離れた時に最大となる。本願の場合、このことは図10に示すように、コンテナを降ろした位置であることは明らかである。本願の二重のラム構造は、コンテナの移動、特にコンテナを地面から持ち上げる時、単一のラム構造に比べて格段に効果的である。
当業者にとって明らかである修正及び変更は本発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明によるコンテナ積載装置を備えるトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が内側収納位置にある時の図である。
【図2】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が外側収納位置にある時の図である。
【図3】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が係合への移動位置にある時の図である。
【図4】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が係合位置にある時の図である。
【図5】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第1の中間位置にある時の図である。
【図6】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第2の中間位置にある時の図である。
【図7】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第3の中間位置にある時の図である。
【図8】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第4の中間位置にある時の図である。
【図9】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第5の中間位置にある時の図である。
【図10】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろす間の第6の中間位置にある時の図である。
【図11】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置は荷を降ろした位置にある図である。
【図12】図1のトラックの後方上面図であり、コンテナ積載装置が荷を降ろした後係合が外された位置にある時の図である。
【符号の説明】
【0023】
10・・トラック、12・・コンテナ、14・・アーム、16・・後端、18・・前端、20・・軸、22・・第2アーム、24・・アーム後端、26・・前端、30・・水圧ラム、32・・第2ラム、34・・前方位置、36・・後方位置、38・・アーム収納溝、40・・覆い、42・・トラックキャビン、44・・ストラップ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテナ取付け手段及び補助的支持手段を備えるコンテナ積載装置であって、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は、前記コンテナ取付け手段と前記補助的支持手段が実質的に積載されたコンテナの下にある収納位置からほぼ水平な軸の周りをそれぞれ独立して回転可能であり、前記コンテナ積載装置は第1の作動手段及び第2の作動手段を備え、前記第1の作動手段は使用時、前記補助的支持手段を水平な軸を中心に回転させ、前記第2の作動手段は使用時、前記コンテナ取付け手段を前記補助的支持手段に対し回転させることを特徴とするコンテナ積載装置。
【請求項2】
前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段はそれぞれ、ほぼ水平な同一の軸の周りを回転可能であることを特徴とする請求項1記載のコンテナ積載装置。
【請求項3】
前記コンテナが積載されているとき、回転の軸は前記コンテナの後方に位置することを特徴とする請求項2記載のコンテナ積載装置。
【請求項4】
前記第2の支持装置は収納位置において、前記コンテナ取付け手段の周囲に位置することを特徴とする請求項2又は3に記載のコンテナ積載装置。
【請求項5】
前記第1の作動手段は第1の水圧ラムであることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項6】
前記第2の作動手段は第2の水圧ラムであることを特徴とする請求項5記載のコンテナ積載装置。
【請求項7】
前記第1の水圧ラムは前記コンテナ取付け手段の水平軸の周囲に作動ラインを有することを特徴とする請求項5又は6記載のコンテナ積載装置。
【請求項8】
前記コンテナ取付け手段は180度回転するように構成されていることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項9】
前記補助的支持手段は前記コンテナ取付け手段より50度まで離間して回転するよう構成されていることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項10】
前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は収納位置においてアーム収納溝内にあることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項11】
前記第1の作動手段は前記アーム収納溝と前記補助的支持手段との間で作動することを特徴とする請求項10記載のコンテナ積載装置。
【請求項12】
前記コンテナ積載装置は内側収納位置と外側収納位置の間を移動可能であり、前記コンテナ取付け手段は内側収納位置において積載されたコンテナのすぐ真下に位置し、外側収納位置において前記コンテナの外側に位置することを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項13】
前記コンテナ取付け手段が回転する軸は前記内側収納位置と前記外側収納位置の間を軸方向に延伸可能であることを特徴とする請求項12記載のコンテナ積載装置。
【請求項14】
前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置を使用してトラックからコンテナを降ろす方法であって、
(a)前記コンテナ積載装置を前記収納位置から移動位置に動かす工程であって、前記コンテナ取付け装置は水平軸の周りを回転可能である工程と、
(b)第1の作動手段を操作して、前記コンテナ取付け手段を係合位置に移動させ、よって前記コンテナ取付け手段の第1の端部が前記コンテナに沿って中間に位置する工程と、
(c)前記コンテナを前記コンテナ取付け手段に係合させる工程と、
(d)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に位置させる工程と、
(e)第2の作動手段を操作して、前記補助的支持手段を前記コンテナ取付け手段から離間させ、第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に維持する工程と、
(f)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記トラックの後方の地面に降ろす工程とを含むことを特徴とする方法。
【請求項1】
コンテナ取付け手段及び補助的支持手段を備えるコンテナ積載装置であって、前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は、前記コンテナ取付け手段と前記補助的支持手段が実質的に積載されたコンテナの下にある収納位置からほぼ水平な軸の周りをそれぞれ独立して回転可能であり、前記コンテナ積載装置は第1の作動手段及び第2の作動手段を備え、前記第1の作動手段は使用時、前記補助的支持手段を水平な軸を中心に回転させ、前記第2の作動手段は使用時、前記コンテナ取付け手段を前記補助的支持手段に対し回転させることを特徴とするコンテナ積載装置。
【請求項2】
前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段はそれぞれ、ほぼ水平な同一の軸の周りを回転可能であることを特徴とする請求項1記載のコンテナ積載装置。
【請求項3】
前記コンテナが積載されているとき、回転の軸は前記コンテナの後方に位置することを特徴とする請求項2記載のコンテナ積載装置。
【請求項4】
前記第2の支持装置は収納位置において、前記コンテナ取付け手段の周囲に位置することを特徴とする請求項2又は3に記載のコンテナ積載装置。
【請求項5】
前記第1の作動手段は第1の水圧ラムであることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項6】
前記第2の作動手段は第2の水圧ラムであることを特徴とする請求項5記載のコンテナ積載装置。
【請求項7】
前記第1の水圧ラムは前記コンテナ取付け手段の水平軸の周囲に作動ラインを有することを特徴とする請求項5又は6記載のコンテナ積載装置。
【請求項8】
前記コンテナ取付け手段は180度回転するように構成されていることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項9】
前記補助的支持手段は前記コンテナ取付け手段より50度まで離間して回転するよう構成されていることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項10】
前記コンテナ取付け手段及び前記補助的支持手段は収納位置においてアーム収納溝内にあることを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項11】
前記第1の作動手段は前記アーム収納溝と前記補助的支持手段との間で作動することを特徴とする請求項10記載のコンテナ積載装置。
【請求項12】
前記コンテナ積載装置は内側収納位置と外側収納位置の間を移動可能であり、前記コンテナ取付け手段は内側収納位置において積載されたコンテナのすぐ真下に位置し、外側収納位置において前記コンテナの外側に位置することを特徴とする前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置。
【請求項13】
前記コンテナ取付け手段が回転する軸は前記内側収納位置と前記外側収納位置の間を軸方向に延伸可能であることを特徴とする請求項12記載のコンテナ積載装置。
【請求項14】
前述のクレームの何れかに記載のコンテナ積載装置を使用してトラックからコンテナを降ろす方法であって、
(a)前記コンテナ積載装置を前記収納位置から移動位置に動かす工程であって、前記コンテナ取付け装置は水平軸の周りを回転可能である工程と、
(b)第1の作動手段を操作して、前記コンテナ取付け手段を係合位置に移動させ、よって前記コンテナ取付け手段の第1の端部が前記コンテナに沿って中間に位置する工程と、
(c)前記コンテナを前記コンテナ取付け手段に係合させる工程と、
(d)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に位置させる工程と、
(e)第2の作動手段を操作して、前記補助的支持手段を前記コンテナ取付け手段から離間させ、第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記水平軸のほぼ上方に維持する工程と、
(f)前記第1の作動手段を操作して、前記コンテナを前記トラックの後方の地面に降ろす工程とを含むことを特徴とする方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2008−525246(P2008−525246A)
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−547096(P2007−547096)
【出願日】平成17年12月23日(2005.12.23)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001952
【国際公開番号】WO2006/066344
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(507210270)コンテナ トランスハンドラー ピーティーワイ.エルティディ (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月23日(2005.12.23)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001952
【国際公開番号】WO2006/066344
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(507210270)コンテナ トランスハンドラー ピーティーワイ.エルティディ (1)
【Fターム(参考)】
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