説明

シトステロール含有抽出物

【課題】有用なβ−シトステロールを多く含むシトステロール含有抽出物を、簡便に得る方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、植物油精製時のアルカリ処理工程で得られる油滓から、植物ステロール成分を有機溶媒で抽出する工程を包含する、シトステロール含有抽出物の製造方法を提供する。また、本発明の製造方法によって得られたシトステロール含有抽出物は、特に化粧料組成物の成分として好ましく用いられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シトステロール含有抽出物に関する。より詳細には、綿実由来のシトステロール含有抽出物に関する。
【背景技術】
【0002】
シトステロール(β−シトステロール)は、植物ステロールの1種で、植物の原形質膜の構成成分であり、動物における細胞膜構成成分であるコレステロールと同様の役割を担っていると考えられている。
【0003】
このようなβ−シトステロールなどの植物ステロールは、化粧品、医薬品などの成分として使用されたり、食品添加物などとして使用されたりしている。
【0004】
従来、β−シトステロールなどの植物ステロールは、植物油精製時の脱臭工程で発生する脱臭留出物(スカム)から得られている。例えば、特許文献1には、このスカムから得られた植物ステロールワックス(スカム抽出物)が記載されている。
【0005】
特許文献1の植物ステロールワックスは、フィトステロール、フィトステロール脂肪酸エステル、および炭化水素を含んでいる。しかし、このスカムからの抽出は、分離工程、溶解工程、脱色工程、および脱臭工程のように煩雑な工程を経るにもかかわらず、得られる植物ステロールワックスは、フィトステロール脂肪酸エステルを多く含み、フィトステロール自体を5〜25%程度しか含んでいない。
【0006】
さらに、特許文献1の植物ステロールワックスに含まれるフィトステロールは、単一のフィトステロールを主成分とするのではなく、β−シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロールなどの混合物である。
【0007】
したがって、単一のフィトステロール(例えば、β−シトステロール)を多く含む抽出物を、化粧品、医薬品などの成分、食品添加物などとして使用したい場合には、このような植物ステロールワックスを使用することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2001−163764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、フィトステロールの中でも、有用なβ−シトステロールを多く含むシトステロール含有抽出物を、簡便に得る方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、シトステロール含有抽出物の製造方法を提供し、該方法は、植物油精製時のアルカリ処理工程で得られる油滓から、植物ステロール成分を有機溶媒で抽出する工程を包含する。
【0011】
1つの実施態様では、上記抽出物は、ステロール成分を80質量%以上の割合で含有する。
【0012】
1つの実施態様では、上記抽出物は、ステロール成分を80質量%〜90質量%の割合で含有し、かつ該ステロール成分中に、β−シトステロールを90質量%〜95質量%およびカンペステロールを5質量%〜10質量%の割合で含有する。
【0013】
さらに、本発明は、シトステロール含有抽出物を提供し、該シトステロール含有抽出物は、ステロール成分を80質量%〜90質量%の割合で含有し、かつ該ステロール成分中に、β−シトステロールを90質量%〜95質量%およびカンペステロールを5質量%〜10質量%の割合で含有する。
【0014】
さらに、本発明は、上記シトステロール含有抽出物を含む、化粧料組成物を提供する。
【0015】
1つの実施態様では、上記化粧料組成物は、口紅、ファンデーション、乳液、マッサージクリーム、眉墨、ネールトリートメント、および脱毛除毛剤からなる群より選択される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、簡便な方法によって、有用なβ−シトステロールを多く含むシトステロール含有抽出物を提供することができる。さらに、本発明の化粧料組成物は、化粧料の肌へのつき・のびに優れ、通常の活動時には取れにくいが、洗顔時など化粧料を落とす場合には、取れやすい。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(シトステロール含有抽出物の製造方法)
本発明のシトステロール含有抽出物の製造方法(以下、単に「本発明の製造方法」と記載する場合がある)は、植物油精製時のアルカリ処理工程(以下、単に「アルカリ処理工程」と記載する)で得られる油滓から、植物ステロール成分を有機溶媒で抽出する工程を包含する。
【0018】
アルカリ処理工程は脱酸工程とも称され、搾油工程において、原料を圧搾して得られる圧搾原油、圧搾粕などから溶媒で抽出して得られる抽出原油、または圧搾原油と抽出原油とを混合して得られる混合原油を精製する工程の1つである。
【0019】
アルカリ処理工程は、原油に含まれる遊離脂肪酸を除去する工程であり、原油に苛性ソーダなどのアルカリを添加することによって行われる。このアルカリ処理工程で生じる残渣が油滓であり、油滓は、ソーダ油滓またはアルカリフーツとも称される。アルカリ処理工程は、通常、2段階の工程、すなわち、第1アルカリ処理(第1脱酸)工程、および第2アルカリ処理(第2脱酸)工程で行われることが多い。第1アルカリ処理工程で、遊離脂肪酸の多くが除去され得、次いで、第2アルカリ処理工程で、第1アルカリ処理工程で除去され得なかった微量の遊離脂肪酸が除去され得る。いずれの工程で生じた残渣(油滓)も用いられるが、油滓の発生量の点で、第1アルカリ処理工程の油滓が好ましく用いられる。
【0020】
本発明に用いられる油滓は、植物油のアルカリ処理工程で得られる油滓であれば、特に限定されない。すなわち、植物油の種類は、特に限定されない。植物油としては、例えば、綿実由来の植物油(綿実油)、大豆由来の植物油(大豆油)、ナタネ由来の植物油(ナタネ油)、トウモロコシ由来の植物油(コーン油)、ヒマワリ由来の植物油(ヒマワリ油)、オリーブ由来の植物油(オリーブ油)、ゴマ由来の植物油(ゴマ油)、米ぬか由来の植物油(米油)などが挙げられる。これらの中でも、綿実由来の植物油が好ましい。
【0021】
抽出に用いられる有機溶媒は、特に限定されず、一般的な抽出の際に用いられる有機溶媒が用いられる。このような有機溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール類;ヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族化合物;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類;アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)などのケトン類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)などのエーテル類;石油エーテルなどが挙げられる。これらの中でも、ヘキサンが好ましい。
【0022】
抽出温度は、使用する有機溶媒によって異なり、例えば、使用する溶媒の沸点などを考慮して適宜設定され得、好ましくは30℃〜70℃、より好ましくは50℃〜60℃である。
【0023】
抽出時間についても、使用する有機溶媒によって適宜設定され得、好ましくは0.5時間〜3時間、より好ましくは1時間〜2時間である。
【0024】
このようにして得られた本発明のシトステロール含有抽出物は、抽出物にステロール(植物ステロール)成分を、好ましくは80質量%以上、より好ましくは80質量%〜99質量%、さらに好ましくは80質量%〜90質量%、最も好ましくは85質量%〜90質量%の割合で含有し、かつステロール成分中に、β−シトステロールを好ましくは90質量%〜95質量%、より好ましくは93質量%〜95質量%およびカンペステロールを好ましくは5質量%〜10質量%、より好ましくは5質量%〜7質量%の割合で含有する。
【0025】
本発明の製造方法によって得られたシトステロール含有抽出物は、例えば、化粧品成分、医薬品成分、食品添加剤などとして使用され、化粧品成分、医薬品成分などとして一般的に使用されている他の成分と共に使用され得る。例えば、精製した綿実油に、本発明のシトステロール含有抽出物を添加すると、LDLコレステロールを低下させるという機能を、綿実油に付加し得る。
【0026】
本発明の製造方法によって得られたシトステロール含有抽出物は、非常に高濃度でステロール成分を含んでおり、特に精製しなくても化粧品成分、医薬品成分、食品添加剤などとして使用し得る。しかし、医薬品成分などとして使用する場合、さらに純度の高いものが所望されることがある。このような場合であっても、本願発明の製造方法によって得られたシトステロール含有抽出物は、公知の簡便な方法で精製され得、従来のスカムから得られる抽出物のように、分離工程、溶解工程、脱色工程、および脱臭工程のように数段階の煩雑な工程を経る必要はない。
【0027】
(化粧料組成物)
本発明の化粧料組成物は、上記シトステロール含有抽出物を含む。例えば、ステロール成分を80質量%以上含み、かつステロール成分中にβ−シトステロールを90質量%〜95質量%の割合で含むシトステロール含有抽出物が、化粧料組成物の成分として好ましく用いられる。化粧料組成物としては、例えば、口紅、ファンデーション、乳液、マッサージクリーム、眉墨、ネールトリートメント、脱毛除毛剤などが挙げられる。
【0028】
本発明の化粧料組成物において、シトステロール含有抽出物は、例えば、一般的な化粧料組成物に使用されるロウ成分の代わりに使用され得る。シトステロール含有抽出物の配合量は、化粧料組成物の種類によって異なるが、好ましくは化粧料組成物中に5質量%〜30質量%、より好ましくは10質量%〜20質量%の割合で含有される。すなわち、β−シトステロールとして、化粧料組成物中に、好ましくは3.6質量%〜28.5質量%、より好ましくは7.2質量%〜19質量%の割合で含有される。
【0029】
本発明の化粧料組成物には、一般的な化粧料に使用され得る成分が、化粧料の種類に応じて適宜使用され得る。このような成分としては、二酸化チタン、タルク、カオリンなどの粉体;固形パラフィン、ラノリン、ヒマシ油、2−エチルヘキサン酸セチル、イソプロピルミリスチン酸エステル、脂肪酸グリセリドなどの油剤;ポリオキシアルキレンアルキルエーテルなどの界面活性剤;紫外線防止剤;酸化防止剤;香料;着色料;水などが挙げられる。
【0030】
本発明の化粧料組成物は、シトステロール含有抽出物を含むため、化粧料の肌へのつき・のびに優れ、通常の活動時には取れにくいが、洗顔時など化粧料を落とす場合には、取れやすい。
【0031】
このような効果を発揮するのは、本発明のシトステロール含有抽出物は、β−シトステロールを多く含むので、融点が高くなるためであると推測される。例えば、特許文献1に記載の植物ステロールワックスのように、スカムから得られる抽出物は、融点が80℃程度であり、一般的に化粧料に用いられるロウ成分の融点も100℃以下である。一方、本発明のシトステロール含有抽出物の融点は130℃〜140℃であり、従来の植物ステロールワックスおよびロウ成分と比較して融点が高い。
【実施例】
【0032】
(実施例1:シトステロール含有抽出物の製造)
綿実ソーダ油滓を用いて、シトステロール含有抽出物を製造した。まず、1000gの綿実ソーダ油滓に、1000mLの50%含水メタノールおよび100gの49%NaOH水溶液を加え、80℃で1時間ケン化を行った。次いで、得られた混合物に1000mLのヘキサンを加えて撹拌し、油層を回収した。次いで、回収した油層から溶媒をエバポレーターで除去して、10.5gのシトステロール含有抽出物(不ケン化物)を得た。得られた抽出物中には、ステロール成分が80質量%の割合で含まれ、ステロール成分のうち、90質量%がβ−シトステロールであった。
【0033】
(実施例2:シトステロール含有抽出物の製造)
綿実ソーダ油滓の代わりに、菜種ソーダ油滓を用いたこと以外は、実施例1と同様の手順で、シトステロール含有抽出物を得た。得られたシトステロール含有抽出物は19.7gであり、そのうちステロール成分が80質量%の割合で含まれ、ステロール成分のうち、50質量%がβ−シトステロールであった。
【0034】
(実施例3:シトステロール含有抽出物の製造)
綿実ソーダ油滓の代わりに、コーンソーダ油滓を用いたこと以外は、実施例1と同様の手順で、シトステロール含有抽出物を得た。得られたシトステロール含有抽出物は21.4gであり、そのうちステロール成分が80質量%の割合で含まれ、ステロール成分のうち、60質量%がβ−シトステロールであった。
【0035】
(比較例1)
綿実ソーダ油滓の代わりに、綿実脱臭留出物を用いたこと以外は、実施例1と同様の手順で、82.7gの抽出物(不ケン化物)を得た。得られた抽出物中には、ステロール成分が25質量%、脂肪酸が15質量%、トリグリセリドが20質量%、ジグリセリドが15質量%、およびモノグリセリドが5質量%の割合で含まれていた。さらに、ステロール成分のうち、80質量%がβ−シトステロールであった。
【0036】
(比較例2)
綿実ソーダ油滓の代わりに、菜種脱臭留出物を用いたこと以外は、実施例1と同様の手順で、82.7gの抽出物(不ケン化物)を得た。得られた抽出物中には、ステロール成分が30質量%、脂肪酸が10質量%、トリグリセリドが15質量%、ジグリセリドが10質量%、およびモノグリセリドが15質量%の割合で含まれていた。さらに、ステロール成分のうち、50質量%がβ−シトステロールであった。
【0037】
実施例1〜3に示すように、本発明の方法によれば、煩雑な精製工程などを経なくても簡便な操作で、植物油精製時のアルカリ処理工程で得られる油滓(ソーダ油滓)から、ステロール成分、特にβ−シトステロールを非常に多く含有する抽出物が得られることがわかる。
【0038】
一方、比較例1および2に示すように、従来、植物ステロールを得るために用いられている脱臭留出物(スカム)を、本発明の方法に用いた場合、ステロール成分の含有量は非常に少なく、脂肪酸、グリセリドなどの夾雑物を非常に多く含むことがわかる。したがって、脱臭留出物を用いた場合、ステロール成分を多く含む抽出物を得るためには、さらに、分離工程、溶解工程、脱色工程、および脱臭工程のように数段階の煩雑な工程を経なければならない。
【0039】
(実施例4:油性タイプ口紅の調製)
実施例1で得られたシトステロール含有抽出物を用いて油性タイプ口紅を調製した。使用した成分およびその配合割合を以下に示す。
【0040】
<成分> <配合割合(質量%)>
二酸化チタン 5.0
赤色201号 0.6
赤色202号 1.0
赤色223号 0.2
シトステロール含有抽出物 19.0
固形パラフィン 8.0
ラノリン 11.0
ヒマシ油 25.2
2−エチルヘキサン酸セチル 20.0
イソプロピルミリスチン酸エステル 10.0
酸化防止剤 適量
香料 適量
【0041】
この口紅は、唇へのつき・のびに優れていた。さらに、通常の活動時には取れにくいが、口紅を落とす時には容易に落とすことができた。
【0042】
(比較例3)
実施例1で得られたシトステロール含有抽出物の代わりに、比較例1で得られた抽出物を用いたこと以外は、実施例4と同様の手順で、油性タイプ口紅を調製した。得られた口紅は、唇へのつき・のびが悪かった。
【0043】
(実施例5:乳化タイプ口紅の調製)
実施例1で得られたシトステロール含有抽出物を用いて乳化タイプ口紅を調製した。使用した成分およびその配合割合を以下に示す。なお、POE(25)POP(20)2−テトラデシルエーテルは、ポリオキシエチレン(エチレン25モル付加)ポリオキシプロピレン(プロピレン20モル付加)2−テトラデシルエーテルを表す。
【0044】
<成分> <配合割合(質量%)>
二酸化チタン 4.5
赤色201号 0.5
赤色202号 2.0
赤色223号 0.05
セレシン 4.0
シトステロール含有抽出物 10.0
ヒマシ油 30.0
イソステアリン酸ジグリセリド 39.95
POE(25)POP(20)2−テトラデシルエーテル 1.0
イオン交換水 5.0
グリセリン 2.0
プロピレングリコール 1.0
紫外線防止剤 適量
酸化防止剤 適量
香料 適量
【0045】
この口紅は、唇へのつき・のびに優れていた。さらに、通常の活動時には取れにくいが、口紅を落とす時には容易に落とすことができた。
【0046】
(実施例6:油性ファンデーションの調製)
実施例1で得られたシトステロール含有抽出物を用いてファンデーションを調製した。使用した成分およびその配合割合を以下に示す。
【0047】
<成分> <配合割合(質量%)>
タルク 5.0
カオリン 0.6
二酸化チタン 1.0
ベンガラ 0.2
黄酸化鉄 9.0
黒酸化鉄 8.0
固形パラフィン 5.0
マイクロクリスタリンワックス 5.0
シトステロール含有抽出物 11.0
ワセリン 25.2
酢酸ラノリン 20.0
スクワラン 10.0
パルミチン酸イソプロピル 適量
酸化防止剤 適量
香料 適量
【0048】
このファンデーションは、肌へのつき・のびに優れていた。さらに、通常の活動時には取れにくいが、ファンデーションを落とす時には容易に落とすことができた。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明によれば、簡便な方法によって、有用なβ−シトステロールを多く含むシトステロール含有抽出物を提供することができる。したがって、化粧品、医薬品、食品などの分野で有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物油精製時のアルカリ処理工程で得られる油滓から、植物ステロール成分を有機溶媒で抽出する工程、を包含する、シトステロール含有抽出物の製造方法。
【請求項2】
前記抽出物が、ステロール成分を80質量%以上の割合で含有する、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記抽出物が、ステロール成分を80質量%〜90質量%の割合で含有し、かつ該ステロール成分中に、β−シトステロールを90質量%〜95質量%およびカンペステロールを5質量%〜10質量%の割合で含有する、請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
ステロール成分が80質量%〜90質量%の割合で含有され、かつ該ステロール成分中に、β−シトステロールが90質量%〜95質量%およびカンペステロールが5質量%〜10質量%の割合で含有される、シトステロール含有抽出物。
【請求項5】
請求項4に記載のシトステロール含有抽出物を含む、化粧料組成物。
【請求項6】
口紅、ファンデーション、乳液、マッサージクリーム、眉墨、ネールトリートメント、および脱毛除毛剤からなる群より選択される、請求項5に記載の化粧料組成物。

【公開番号】特開2010−280614(P2010−280614A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−135482(P2009−135482)
【出願日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(391010471)岡村製油株式会社 (7)
【Fターム(参考)】