説明

スコリア成形体付き織物と織物製品及びスコリア付着方法

本発明はスコリア粉末が含有されたスコリア成形体を人体に接触させ、人体の機能を活性化することによって、国民の健康の増進に寄与できるスコリア成形体付き織物と織物製品及びスコリア付着方法を提供する。本発明に係るスコリア成形体付き織物は、第1織物地と第2織物地との間にスコリア成形体が配置され構成され、前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有する。また、本発明においては、人体に接触できる織物製品、例えばブラジャーや下着パンツに適用して実施できる。これにより、スコリア成形体を人体に接触させることによって、ユーザがスコリア成分による遠赤外線放射効果と回転電磁波効果を容易に提供されうる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スコリア粉末が含有されたスコリア成形体を人体に接触させて人体の機能を活性化することによって、国民の健康の増進が図れるスコリア成形体付き織物と織物製品及びスコリア付着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、環境汚染が深刻になり食生活の変化と共に、各種の電磁波環境に露出されることによって多種の疾病、例えば成人病の発病率が伸びつつある。
一般に、成人病は40歳以上の向老期に発病率が伸びる病気を総称するものであって、基本的に人間の老化に伴って起こる疾病である。
しかし、近年では、現代社会の変化、すなわち食生活の欧米化とインスタント化、過渡なストレス、運動不足、大気汚染、自動車排気ガス、水質汚染などによる環境汚染が複雑に絡み合ってきて、その発病年齢が次第に低くなっている傾向である。
【0003】
成人病の症状は、最初は別に症状がないが、次第に症状が重たくなってきて症状が多様になり、色々の合併症を引き起こして症状が深刻になる。一般的な症状は、全般的に体の疲れ、目眩、視力の低下、首が硬く手足が痺れ、体が重たく、息が急く顔に熱があがるなどの症状から始まって、だんだん深刻になって中気、心臓病、肝臓病などの症状に変わる。すなわち、成人病に属する高血圧、糖尿、動脈硬化、肥満、高脂血症などは、その病気自体ではなく、放置することで合併症が引き起こされた時、悩卒中、各種の癌、悪性腫瘍,心臓病、肝臓病などに進行して、その怖さを発揮するようになる。
【0004】
従って、人々は健康な生活を送るため、成人病から自分を防御するのに根強い努力を続けるべきである。すなわち、人々は食生活を改善し、運動を習慣化し、人体細胞の老化現象を促すストレスと環境汚染などの要因から逃れようとする努力を尽くすべきである。
しかし、前述したような健康な生活を送るための努力は人々各自の固い信念を持たなくては維持し難いという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は遠赤外線放射率特性が良好であり、回転電磁波特性を有するスコリア粉末を人体に接触させることによって、スコリアの有する多様な機能を人間に容易に提供できるスコリア成形体付き織物と織物製品及びスコリア付着方法を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための本発明の第1観点に係るスコリア成形体付き織物は、第1織物紙と第2織物紙との間にスコリア成形体が配置されて構成され、前記スコリア成形体は酸化珪素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明において前記織物は人体に着用される着用製品に結合されることを特徴とする。
また、本発明において、前記着用製品に着脱可能に結合されることを特徴とする。
前述した目的を達成するための本発明の第2観点に係るスコリア成形体付き織物製品は、表地と裏地との間にスコリア成形体が配置されて構成され、前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有するように構成され、前記スコリア成形体は人体の前面と背面に対応する箇所に配置されることを特徴とする。
【0008】
前述した目的を達成するための本発明の第3観点に係るスコリア成形体付き織物製品は、ブラジャーの表地と裏地との間にスコリア成形体が配置されて構成され、前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有するように構成されることを特徴とする。
また、本発明において前記スコリア成形体はブラカップとブラ紐の部分に配置されることを特徴とする。
【0009】
前述した目的を達成するための本発明の第4観点に係るスコリア成形体付き織物は、下着パンツの表地と裏地との間にスコリア成形体が配置され構成され、前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有するように構成されることを特徴とする。
また、本発明において前記スコリア成形体は腰バンドと前面の会陰部に配置されることを特徴とする。
【0010】
また、前述した目的を達成するための本発明の第5観点に係るスコリア付着方法は、酸化ケイ素と酸化チタンが含有され、回転電磁波特性を有するスコリア粉末を接着剤と混合して混合溶液を形成する第1段階と、前記混合溶液を織物上に塗布する第2段階とを含んで構成されることを特徴とする。
また、本発明において、前記第2段階で混合溶液はスクリーン印刷方法で織物上に結合されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、スコリア成形体を人体に接触させてユーザがスコリア成分による遠赤外線放射効果と回転電磁波効果を容易に提供されうるようにすることによって、国民の健康の増進に寄与できる。
例えば、ユーザはスコリア成形体付き織物製品を着用する簡単な方法で人体の細胞組織の活性化及び血液浄化による成人病の予防、老廃物排出、血液循環、疲労回復、痛み緩和、快適睡眠、電磁波による癌発生予防、水脈遮断、金属性毒性エネルギー及び有機性毒性エネルギー中和、アトピー治療、シックハウスシンドロームの予防などの効果を期することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るスコリア成形体付き織物100の構成を説明するための図である。
【図2】スコリア原石の回転電磁波測定試験結果の図である。
【図3】スコリア原石の経絡循環駆動力測定試験結果であり、スコリア原石の使用前のエネルギーの流れ量を測定した表である。
【図4】スコリア原石の経絡循環駆動力測定試験結果であり、スコリア原石の使用10分後のエネルギーの流れ量を測定した表である。
【図5】スコリア原石の経絡循環駆動力測定試験結果であり、スコリア原石の使用20分後のエネルギーの流れ量を測定した表である。
【図6】スコリア原石の経絡循環駆動力測定試験結果であり、スコリア原石の使用30分後のエネルギーの流れ量を測定した表である。
【図7】スコリア原石の水脈人体障害防止試験結果の図である。
【図8】スコリア原石の電磁波人体障害防止試験結果の図である。
【図9】スコリア原石の新進代謝促進能の試験結果の図である。
【図10】スコリア原石の五行測定試験の内、試験1及び2の結果の図である。
【図11】スコリア原石の五行測定試験の内、試験3及び4の結果の図である。
【図12】スコリア原石の五行測定試験の内、試験5の結果の図である。
【図13】本発明に係るスコリア成形体付き織物製品を例示した図である。
【図14】本発明に係るスコリア成形体付き織物製品を例示した図である。
【図15】本発明に係るスコリア成形体付き織物100の使用状態を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を詳述する。但し、以下の実施例は本発明の一つの望ましい具現例を示したもので、本実施例の例示は本発明の権利範囲を制限するためのものではない。本発明はその技術的思想を逸脱しない範囲内で多様に変形させて実施することができる。
図1は本発明に係るスコリア成形体付き織物100の構成を説明するための図である。
図示したように、本発明に係るスコリア成形体付き織物100は、第1織物地110と第2織物地120との間に多数のスコリア成形体130が配置されて構成される。
【0014】
また、前記スコリア成形体130は、接着物質、さらに詳しくはシリコン接着剤140を用いて第1織物地110と第2織物地120との間に結合される。前記シリコン接着剤140は第1織物地110または第2織物地120のうちいずれか一方にだけ塗布されうる。
また、前記スコリア成形体130は、円形や楕円形、四角形など各種の形状に形成されうる。望ましくは、前記スコリア成形体130は板状より形成される。これはスコリア成形体130を第1織物地110と第2織物地120との間にさらに安定的に接着されるように、シリコン接着剤140との接着面積を一層広く確保するためである。
【0015】
すなわち、本発明に係るスコリア成形体付き織物100は、第1織物地110の上面の一定部分にシリコン接着剤140を塗布した後、シリコン接着剤140を高温で溶融させ、このシリコン接着剤140が塗布された箇所にスコリア成形体130を付着させる。引き続き、スコリア成形体130の上面にシリコン接着剤140を塗布した後、シリコン接着剤140を高温で溶融させてから、その上部に第2織物地120を付着させて形成される。この際、前記シリコン接着剤140は人体に無害な成分のものよりなるのが望ましい。
【0016】
次いで、スコリア成形体130の製造過程を説明する。
まず、スコリア原石を粉砕して粉末状にした後、このスコリア粉末に水を一定の比率で混合して練りこねる。そして、このスコリア練りを成形器(図示せず)を通じて特定形状、例えば板状に成形する。この際、スコリア成形体130は成形器(図示せず)の形状によって、例えば直径0.5mm、1mm、2mm、3mm、5mm、10mmなど多様なサイズに設定されうる。その後、成形されたスコリアを乾燥機、例えば電気加熱装置に入れて、約700〜1,200℃で瞬間加熱して多孔質を確保するように固形化することによって、スコリア成形体130が仕上がる。
【0017】
ここで、スコリア成形体130を構成するスコリア(Scoria)は、火山噴出物のうち空気孔が多く、黒色、褐色、赤色などの暗色であり、直径が4mm以上の岩片を指し、人体の血液と類似したpH7.2〜7.8の弱アルカリ性資源である。
スコリアの性能及び機能を見ると、まず、スコリアは韓国建資材試験研究所の実験結果、90%以上、すなわち93%の高い遠赤外線放射率を有しており、抗菌、浄化、解毒の効能があって、人体に有害な細菌やカビの棲息及び繁殖を抑える作用を果たすことと知られている。遠赤外線は体内細胞を構成する水分など分子に放射されて細胞を1分に約2000回ずつ微細に揺り動かす振動を通じて細胞組織を活性化させることによって生命活動を一層活発にし、細胞の内部に熱エネルギーを発生させるのみならず、人体内細胞の有している有害物質である老廃物を自然に排出させる機能を提供する。また、遠赤外線は人体の最も基本組織である細胞に影響を与えて血液の循環を促進させ、人体に自己防御能力を強化させて自ら健康を回復するようにし、その他発汗作用の促進、痛み緩和、重金属除去、快適睡眠などの機能を提供する。
【0018】
また、本発明に係るスコリアは韓国建資材試験研究所の化学的成分の分析結果、人体に有害な成分は全くなく、水銀や鉛のような重金属を吸着する成分が極めて優秀であり、SiO(二酸化ケイ素)、Al(水酸化アルミニウム)、Fe(酸化鉄)、CaO(酸化カルシウム)、MgO(酸化マグネシウム)、KO(酸化カリウム)、Na0(酸化ナトリウム)、及びTiO(酸化チタン)を主成分とする。この際、スコリアはTiO(酸化チタン)を3.97%含有して、毒成分までも除去する殺菌機能を有する。また、SiO(二酸化ケイ素)は吸着剤であって、Al、CaO、MgOは凝集剤及び中和剤として働き、重金属の種類によって3〜25倍の高い重金属吸着率を示す。スコリアはその成分比率によって多様な色相を示す。次の表1は色相別に見たスコリアの化学分析比較表である。
【0019】
【表1】

【0020】
また、本発明に係るスコリアは人体の気循環、すなわち回転電磁波特性を有する。気を生成させるトーション場(スピン場)とも呼ばれる回転電磁波(Electro Magnetic Wave)は単純な回転ではなく、螺旋形の回転が形成されながら多様な空間的構造を有する電子や核の回転を意味する。回転電磁波の種類には、右回転陽性回転電磁波,右回転陰性回転電磁波、左回転陽性回転電磁波、左回転陰性回転電磁波、左回転陽性/右回転陽性回転電磁波、左回転陽性/左回転陰性回転電磁波、右回転陽性/右回転陰性回転電磁波、及び右回転陰性/左回転陰性回転電磁波がある。このうち、本発明に係るスコリアは、金属性毒性エネルギー及び有機性毒性エネルギーを中和させる左回転陽性回転電磁波と、アトピー治療効果及びシックハウスシンドロームに効果のある左回転陽性/右回転陽性回転電磁波及び左回転陽性/左回転陰性回転電磁波特性を有する。このような回転電磁波は人体に浸透する場合、人体の経絡エネルギーの流れを妨害するエネルギーを外部に追い出し、その流れを正常化させて、人体の免疫活動及び生体活動を活性化させる機能を果たす。
【0021】
図2乃至図12は亜洲大学機械工学部及び産学協力団の回転電磁波測定研究チームで測定したスコリアの回転電磁波の特性結果を示す図または表である。
図2はスコリア原石の回転電磁波測定試験結果である。図2は試料値の平均値から対照群の平均値を引いた値として算出された測定結果であって、左回転陽性/左回転陰性回転電磁波で測定されることが分る。
【0022】
図3乃至図6はスコリア原石の経絡循環駆動力測定試験結果である。すなわち、図3乃至図6はスコリア原石の使用前及び使用後10分毎に経絡のエネルギーの流れ量を測定したもので、経絡のバランス取れた流れが崩れてから復元され、再び崩れる現象を繰り返すようになるが、これはスコリア原石から発生する回転電磁波が人体に入り込んで人体に存する経絡のエネルギーの流れを妨害するエネルギーを外部に追い出し、流れを正常化させて、人体の免疫活動及び生体活動を活性化させる作用を引き続き反復していることが分る。
【0023】
図7はスコリア原石の水脈人体障害防止試験結果である。図7は水脈から出て来る有害な左回転エネルギーを右回転エネルギーで取り除くことを示したもので、測定結果、水脈人体障害防止能力が良好であることが分る。
図8はスコリア原石の電磁波人体障害防止試験結果である。図8は携帯電話または無電機などの電磁波から出て来る人体に有害な左回転エネルギーを右回転エネルギーで取り除くことを示したもので、測定結果、電磁波人体障害防止能力が良好であることが分る。特に、一部医学的主張によれば、癌の最大の原因は電磁波と報告されている。従って、スコリアの電磁波人体障害防止特性は電磁波による癌発生を予防する効果を奏することと推察される。
【0024】
図9はスコリア原石の新進代謝促進能の試験結果である。図9は測定試料から出て来る左回転エネルギーと右回転エネルギーの交差的な振動状態を確認して人体エネルギーの振動状態を比較する試験であって、測定結果、新進代謝促進能力が良好であることが分る。
図10乃至図12はスコリア原石の五行測定試験結果である。図10は回転電磁波の五行(木、火、土、金、水)を区別するためのもので、測定結果、スコリア原石は五行のうち火と判明されることが分る。
【0025】
一方、前述したようなスコリアの効能は人体と接触する場合その効能が一層効率よくユーザに伝達されうる。すなわち、本発明に係るスコリア成形体付き織物は人体に着用される織物製品、例えば下着や靴下、帽子、手袋、ベルトなどの各種の形態に製造されうる。望ましくはユーザの人体に直接に接触される下着形態に製造されるのが望ましい。この際、前記織物製品でスコリア成形体130付き第1織物地110と第2織物地120は着用製品の表地と裏地になれる。また、本発明に係る織物製品は織物製品の全体または一部分にだけスコリア成形体130が具備されるように構成されうる。
【0026】
図13及び図14は本発明に係るスコリア成形体付き織物製品を例示したもので、ブラジャー200と下着パンツ300がそれぞれ示されている。この際、織物製品はスコリア成形体130が人体に回転電磁波特性を一層効率よく提供するための人体の前面と背面に対応される部分に配置されて構成されるのが望ましい。
図13に示したように、ブラジャー200の表地と裏地との間にはスコリア成形体130が配置され構成される。前記ブラジャー200は女性のバストにフィッティング(fitting)されるように互いに連結されている2つのブラカップ210と該ブラカップの両端に取り付けられて人体の背中側で連結手段により互いに連結されるブラ紐220及びブラカップが垂れ下がらないように固定させる肩紐230とから構成される。この際、前記スコリア成形体130は、人体の前面と背面に配置されるようにブラカップ210とブラ紐220部分に配置される。ここで、ブラ紐220はその全体にスコリア成形体130が配置され、図13に示したように、ブラ紐220で両脇部分にはスコリア成形体130を配置させない場合もありうる。
【0027】
特に、ユーザが前述したブラジャー200を着用する場合、ブラカップ210に配置されたスコリア成形体130の遠赤外線放射特性によってユーザのバスト部分の細胞を微細に振動させて細胞を活性化させることによって小さいバストを補正する機能を提供する。また、スコリア成形体130の回転電磁波特性によって人体の免疫活動及び生体活動を活性化させる機能を提供して、衣類を着用する簡単な方法で癌を含む各種の成人病から保護されうるようになる。
図14に示したように、下着パンツ300の裏地と表地の内側にはスコリア成形体130が配置されて構成される。前記下着パンツ300は腰バンド310と下着パンツ胴体320とを含んで構成される。この際、前記スコリア成形体130は、人体の前面と背面に配置されるように下着パンツ300の腰バンド310と下着パンツ胴体320の前面の会陰部に配置される。
【0028】
一方、図13及び図14にはブラジャーや下着パンツなどのようなユーザが直接に着用する織物製品の裏地と表地との間にスコリア成形体130を配置するように実施したが、一重で構成されたり、材質が織物でない場合など、必要に応じて図1に示したようなスコリア成形体付き織物100をユーザが着用する着用製品に結合して実施することができる。
すなわち、本発明においては、図1に示したようなスコリア成形体付き織物100を人体に着用する着用製品、例えばブラジャーまたは下着パンツなどの下着やブレスレッド、バンド、ベルトなどに別に結合できる。この際、スコリア成形体付き織物100を着用製品に結合する方法としては、着用製品の材質に応じて接着剤を利用したり、あるいは縫製結合するなどの方法が適用できる。
また、前記スコリア成形体付き織物100は着用製品の表地と裏地との間に結合されたり、着用製品の内側や外側の適当な部分に結合されうる。
【0029】
また、スコリア成形体付き織物100を製品に結合する方法としては、図15に示したように、ブラジャーまたは下着パンツなどの着用製品400の内側に第1締結手段440を備え、前記スコリア成形体付き織物100の第1織物地110の一側に前記第1締結手段440に対応される第2締結手段150を備えて、スコリア成形体付き織物100が着用製品400から着脱可能に構成することが可能である。ここで、前記第1及び第2締結手段440、150はベルクロテープやスナップボタンなど着脱可能な各種の形態の締結手段になれる。
すなわち、前記実施例によれば、スコリア成形体を人体に接触させることによって、ユーザがスコリア成分による遠赤外線放射効果と回転電磁波効果を容易に提供されうる。
【0030】
一方、前記実施例においては、スコリアを織物上に付着するにあたって、スコリア成形体を形成した後これを接着剤を通じて付着するように実施したが、スコリアをパウダー状に粉砕した後、これを接着剤と混合して混合溶液を形成し、この混合溶液を所望の部位に所望の形に、例えばスクリーン印刷などの方法を使って織物に付着することも可能である。ここで、前記接着剤はシリコン接着剤になれる。
【符号の説明】
【0031】
100 : スコリア成形体付き織物
110 : 第1織物地(裏地)
120 : 第2織物地(表地)
130 : スコリア成形体
140 : シリコン接着剤
150 : 第2締結手段
200 : ブラジャー
210 : ブラカップ
220 : ブラ紐
230 : 肩紐
300 : 下着パンツ
310 : 腰バンド
320 : 下着パンツ胴体
400 : 着用製品
440 : 第1締結手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1織物地と第2織物地との間にスコリア成形体が配置されて構成され、前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有することを特徴とするスコリア成形体付き織物。
【請求項2】
前記織物は、人体に着用される着用製品に結合されることを特徴とする請求項1に記載のスコリア成形体付き織物。
【請求項3】
前記着用製品に着脱可能に結合されることを特徴とする請求項2に記載のスコリア成形体付き織物。
【請求項4】
表地と裏地との間にスコリア成形体が配置されて構成され、
前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化して生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有するように構成され、
前記スコリア成形体は人体の前面と背面に対応する部分に配置されることを特徴とするスコリア成形体付き織物製品。
【請求項5】
ブラジャーの表地と裏地との間にスコリア成形体が配置されて構成され、前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有するように構成されることを特徴とするスコリア成形体付き織物製品。
【請求項6】
前記スコリア成形体は、ブラカップとブラ紐部分に配置されることを特徴とする請求項5に記載のスコリア成形体付き織物製品。
【請求項7】
下着パンツの表地と裏地との間にスコリア成形体が配置されて構成され、
前記スコリア成形体は酸化ケイ素と酸化チタンが含有されたスコリア粉末を水で練った後これを成形して固形化させて生成され、遠赤外線放射特性が90%以上であり、回転電磁波特性を有するように構成されることを特徴とするスコリア成形体付き織物製品。
【請求項8】
前記スコリア成形体は、腰バンドと前面会陰部に配置されることを特徴とする請求項7に記載のスコリア成形体付き織物製品。
【請求項9】
酸化ケイ素と酸化チタンが含有され、回転電磁波特性を有するスコリア粉末を接着剤と混合して混合溶液を形成する第1段階と、
前記混合溶液を織物上に塗布する第2段階とを含んで構成されることを特徴とするスコリア付着方法。
【請求項10】
前記第2段階において、混合溶液はスクリーン印刷方法で織物上に結合されることを特徴とする請求項9に記載のスコリア付着方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2012−528745(P2012−528745A)
【公表日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−513871(P2012−513871)
【出願日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際出願番号】PCT/KR2010/003560
【国際公開番号】WO2010/140843
【国際公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(511295634)
【出願人】(511295645)
【Fターム(参考)】