説明

ディスプレイ装置及び携帯電話の制御方法

本発明の目的とするところは、ディスプレイ装置が携帯電話にアプリケーションを伝送し、携帯電話はアプリケーションを実行し、ユーザより特定情報を受け取って伝送し、ディスプレイ装置が特定情報に従ってアプリケーションの状態を制御するディスプレイ装置及び携帯電話の制御方法を提供することにある。
本発明はディスプレイ装置及び携帯電話の制御方法を提供する。本ディスプレイ装置の制御方法によると、ディスプレイ装置が携帯電話にアプリケーションを伝送し、携帯電話はアプリケーションを実行し、ユーザから特定情報を受け取って伝送し、ディスプレイ装置が特定情報に従ってアプリケーションの状態を制御するようになる。それにより、ユーザは携帯電話を用いてディスプレイ装置を制御できるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置及び携帯電話の制御方法に関し、より詳細には、携帯電話を用いてディスプレイ装置にユーザの操作を入力するためのディスプレイ装置及び携帯電話の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビは、リモコンを用いて制御されるのが一般的である。しかし、テレビの技術が発展するにつれ、テレビは非常に多様な機能を提供し、アプリケーションを実行させることもできるようになった。しかし、通常のリモコンは機能の制限により、多様なユーザの操作を入力することができない。なお、リモコンの機能を向上させるためには、リモコンの価格の上昇は避けられない。しかし、ユーザは、高価なリモコンの購入を敬遠するのが現実である。
【0003】
現代人にとって、携帯電話は必需品の一つになっている。なお、携帯電話はユーザが常に持ち歩く物となっている。なお、携帯電話は無線通信が可能であり、リモコンから提供されない多くの機能を提供する。
【0004】
ユーザはテレビの多様な機能を手軽に利用することを望んでいる。それにより、携帯電話を用いてテレビのようなディスプレイ装置を制御するための方策への模索が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ディスプレイ装置が携帯電話にアプリケーションを伝送し、携帯電話はアプリケーションを実行し、ユーザより特定情報を受け取って伝送し、ディスプレイ装置が特定情報に従ってアプリケーションの状態を制御するディスプレイ装置及び携帯電話の制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る携帯電話と通信できるように接続されたディスプレイ装置の制御方法は、前記ディスプレイ装置で実行される第1アプリケーションと前記携帯電話で実行される第2アプリケーションとを保存するステップと、前記第1アプリケーションを実行するステップと、前記携帯電話に前記第2アプリケーションを伝送するステップと、前記第2アプリケーションが前記携帯電話で実行されている状態で、前記携帯電話から特定情報を受信するステップと、前記受信された特定情報に従って、前記第1アプリケーションの実行状態を制御するステップとを含む。
【0007】
そして、前記特定情報は、前記携帯電話に入力された情報であってよい。
【0008】
なお、前記特定情報は、前記携帯電話に入力された情報を前記携帯電話が処理した結果情報であってよい。
【0009】
そして、前記携帯電話には前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話に入力された音声情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、前記認識された文字情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0010】
なお、前記携帯電話には前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、音声認識を通じて入力された音声情報を文字情報として認識し、前記文字情報を処理して処理結果情報を抽出し、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話から前記処理結果情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信された処理結果情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0011】
そして、前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話に入力されたタッチ操作情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識し、前記認識された文字情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0012】
なお、前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、手書き文字認識を通じて入力されたタッチ操作情報を文字情報として認識し、前記文字情報を処理して処理結果情報を抽出し、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話から前記処理結果情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信された処理結果情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0013】
そして、前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話に入力されたタッチ操作情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信されたタッチ操作情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0014】
なお、前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記タッチ操作情報を処理して処理結果情報を抽出し、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話から前記処理結果情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信された処理結果情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0015】
なお、前記携帯電話には前記特定情報としてモーション情報が入力され、前記特定情報の受信ステップは、前記携帯電話に入力されたモーション情報を受信し、前記制御ステップは、前記受信されたモーション情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御してよい。
【0016】
そして、前記携帯電話からユーザ情報を受信するステップと、前記受信されたユーザ情報を用いて前記携帯電話のユーザを認識するステップとを更に含んでよい。
【0017】
一方、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置で実行される第1アプリケーションと携帯電話で実行される第2アプリケーションとが保存されたディスプレイ装置と通信できるように接続された携帯電話の制御方法は、前記第1アプリケーションが前記ディスプレイ装置で実行されている状態で、前記ディスプレイ装置から前記第2アプリケーションを受信するステップと、前記受信された第2アプリケーションを実行するステップと、前記第2アプリケーションが実行されている状態で、ユーザ操作に従って前記特定情報が入力されるステップと、前記入力された特定情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップとを含む。
【0018】
そして、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、前記伝送ステップは、前記ディスプレイ装置に前記入力された音声情報を伝送してよい。
【0019】
なお、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記伝送ステップは、前記ディスプレイ装置に前記入力されたタッチ操作情報を伝送してよい。
【0020】
そして、前記入力されるステップは、前記特定情報としてモーション情報が入力され、前記伝送ステップは、前記ディスプレイ装置に前記入力されたモーション情報を伝送してよい。
【0021】
一方、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置で実行される第1アプリケーションと携帯電話で実行される第2アプリケーションとが保存されたディスプレイ装置と通信できるように接続された携帯電話の制御方法は、前記第1アプリケーションが前記ディスプレイ装置で実行されている状態で、前記ディスプレイ装置から前記第2アプリケーションを受信するステップと、前記受信された第2アプリケーションを実行するステップと、前記第2アプリケーションが実行されている状態で、ユーザ操作に従って前記特定情報が入力されるステップと、前記入力された特定情報を処理して処理結果情報を抽出するステップと、前記抽出された処理結果情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップとを含んでよい。
【0022】
そして、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、前記処理ステップは、音声認識を通じて前記入力された音声情報を文字情報として認識し、前記文字情報を処理して処理結果情報を抽出し、前記伝送ステップは、前記ディスプレイ装置に前記抽出された結果情報を伝送してよい。
【0023】
なお、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記処理ステップは、手書き文字認識を通じて前記入力されたタッチ操作情報を文字情報として認識し、前記文字情報を処理して処理結果情報を抽出し、前記伝送ステップは、前記ディスプレイ装置に前記抽出された処理結果情報を伝送してよい。
【0024】
そして、前記入力されるステップは、前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記処理ステップは、前記タッチ操作情報を処理して処理結果情報を抽出し、前記伝送ステップは、前記ディスプレイ装置に前記抽出された処理結果情報を伝送してよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビと携帯電話の制御システムを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るテレビと携帯電話の詳細な構造を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るテレビが特定情報を処理するテレビと携帯電話の制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る携帯電話が特定情報を処理するテレビと携帯電話の制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に音声を入力すると、音声情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に音声を入力すると、処理結果情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話にタッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話にタッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話にモーション情報を入力すると、モーション情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話にモーション情報を入力すると、処理結果情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に手書き文字タッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に手書き文字タッチ操作を入力すると、処理結果情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に手書き文字タッチ操作を入力すると、イメージ情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話に手書き文字タッチ操作を入力すると、処理結果情報がテレビに伝送される場合を示す図である。
【図15】本発明の一実施形態に係るユーザが入力した情報が正解と一致するか否かを表示する画面を示す図である。
【図16】本発明の一実施形態に係る一つのテレビに複数個の携帯電話が接続された場合を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態に係るテレビ100と携帯電話200の制御システムを示す図である。図1に示すように、テレビ100は、携帯電話200と相互通信ができるように接続される。具体的に、テレビ100と携帯電話200は、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)、又は無線LANなどの無線通信網を通じて相互通信ができるように接続される。
【0028】
テレビ100は、アプリケーションを保存及び実行することができる。具体的に、テレビ100は、一つのアプリケーションに対してテレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとを併せて保存することもできる。そして、テレビ100は、携帯電話用のアプリケーションを携帯電話200に伝送する。
【0029】
ここで、テレビ用のアプリケーションとは、テレビで実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。テレビ用のアプリケーションは、画面に各種情報及び映像を表示する機能を具備する。
【0030】
携帯電話用のアプリケーションとは、携帯電話で実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。携帯電話用のアプリケーションは、携帯電話がユーザインターフェース機器として使用できるようにする機能を具備する。
【0031】
テレビ100と携帯電話200とが、相互通信できるように接続されている状態で、テレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとは、相互連動して実行される。従って、テレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとが実行されている状態で、携帯電話200にユーザの所望の操作を入力した場合、テレビ100は入力された操作に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0032】
例えば、クイズゲームアプリケーションを例にとって説明すると、テレビ用のアプリケーションはテレビ100でクイズ内容、クイズの正否及びクイズの実行過程が実行及び表示されるようにする機能を具備する。そして、携帯電話用のアプリケーションは、携帯電話200で正解が入力されるようにする機能をもつ。従って、テレビ100は、画面にクイズ内容を表示し、携帯電話200にはユーザからクイズの正解に対する操作情報が入力されるようになる。
【0033】
このように、テレビ100と携帯電話200の制御システムを用いると、ユーザは携帯電話200を用いてテレビ100で実行されるアプリケーションを制御できるようになる。
【0034】
図2は、本発明の一実施形態に係るテレビ100と携帯電話200の詳細な構造を示すブロック図である。図2に示すように、テレビ100は、放送受信部110と、映像処理部120と、ディスプレイ部130と、保存部140と、操作部150と、通信部160及び制御部170を含む。
【0035】
放送受信部110は、放送局又は衛星から有線又は無線により放送信号を受信して復調する。そして、放送受信部110は、受信された放送信号を映像処理部120に伝送する。
【0036】
映像処理部120は、放送受信部110から伝送された放送信号に対する圧縮解除や鮮明度の補正などの信号処理を行う。そして、映像処理部120は、圧縮が解除され、鮮明度の向上した放送映像をディスプレイ部130に伝送する。
【0037】
ディスプレイ部130は、映像処理部120から伝送された放送映像を画面に出力させる。
【0038】
保存部140は、テレビ100を動作させるための各種プログラムを保存する。なお、保存部140は、多様なアプリケーションを保存する。具体的に、保存部140は一つのアプリケーションに対してテレビ用のアプリケーションと携帯電話用のアプリケーションとを併せて保存することもできる。
【0039】
ここで、テレビ用のアプリケーションとは、テレビで実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。例えば、テレビ用のアプリケーションは、画面に各種情報及び映像を表示する機能を具備する。
【0040】
携帯電話用のアプリケーションとは、携帯電話で実行するために提供されるアプリケーションのことを意味する。例えば、携帯電話用のアプリケーションは、携帯電話がユーザインターフェース機器として使用できるようにする機能を具備する。
【0041】
このような保存部140は、ハードディスクや非揮発性メモリなどで実現されてよい。
【0042】
操作部150は、ユーザの命令が入力されて制御部170に伝送する。操作部150は、リモコン(図示せず)、テレビ100に設けられた操作ボタン(図示せず)、又はタッチスクリーンなどを通じて実現されてよい。
【0043】
通信部160は、有無線通信網を通じて外部機器と通信できるように接続される。具体的に、通信部160は、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)、及び無線LANなどを用いた無線通信網を通じて携帯電話200と通信できるように接続される。そして、通信部160は、携帯電話200に携帯電話用のアプリケーションを伝送する。
【0044】
制御部170は、テレビ100の動作の全般を制御する。具体的に、制御部170は、テレビ用のアプリケーションを実行させる。そして、制御部170は、携帯電話200に携帯電話用のアプリケーションが伝送されるように制御する。なお、制御部170は、携帯電話用のアプリケーションが携帯電話200で実行されている状態で、携帯電話200から特定情報を受信する。
【0045】
ここで、特定情報は、テレビ用のアプリケーションを制御するための情報に該当する。具体的に、特定情報は、携帯電話200を介して入力されたユーザの操作に関連した情報又は携帯電話200によって処理された結果情報であってよい。
【0046】
ユーザの操作に関連した情報は、ユーザが携帯電話200を操作することで入力される情報である。携帯電話200は、ユーザの音声情報と、タッチ操作情報及びモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報がユーザの操作に関連した情報である場合、特定情報はユーザの音声情報と、特定操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0047】
処理結果情報とは、携帯電話200がユーザによって入力された情報を処理した処理結果情報のことを意味する。ここで、処理とは、テレビ用のアプリケーションで要求される処理のことを意味する。例えば、テレビ用のアプリケーションがクイズアプリケーションである場合、処理はユーザによって入力された情報が正解であるか否かに対する処理のことを意味するようになる。携帯電話200は、ユーザによって入力された情報を処理して、処理された結果をテレビ100に伝送してよい。この場合、特定情報は処理された結果情報になる。例えば、テレビ用のアプリケーションがクイズアプリケーションである場合、携帯電話200はユーザから入力された音声情報と、タッチ操作情報及びモーション情報を用いてクイズの正否を処理することができる。従って、この場合、処理結果情報はクイズ正否情報になる。即ち、テレビ100は、携帯電話200からクイズ正否情報を受信するようになる。
【0048】
そして、制御部170は、受信された特定情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0049】
具体的に、携帯電話200に特定情報としてユーザの音声情報が入力された場合、制御部170は携帯電話200から音声情報を受信するようになる。そして、制御部170は、受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0050】
なお、携帯電話200が入力された音声情報を直接処理することもできる。具体的に、携帯電話200には、特定情報としてユーザの音声情報が入力され、音声認識を通じて入力された音声情報を文字情報として認識し、文字情報を処理して処理結果情報を抽出するようになる。この場合、制御部170は、携帯電話200から処理結果情報を受信する。そして、制御部170は、受信された処理結果情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0051】
そして、携帯電話200に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力される場合、制御部170は携帯電話200から入力されたタッチ操作情報を受信する。そして、制御部170は、受信されたタッチ操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0052】
なお、制御部170は、受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識することもできる。この場合、制御部170は、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0053】
そして、携帯電話200に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、手書き文字認識を通じて入力されたタッチ操作情報を文字情報として認識し、文字情報を処理して処理結果情報を抽出することもできる。この場合、制御部170は、携帯電話200から処理結果情報を受信し、受信された処理結果情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0054】
なお、携帯電話200に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、タッチ操作情報を処理して処理結果情報を抽出することもできる。この場合、制御部170は、携帯電話200から処理結果情報を受信し、受信された処理結果情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0055】
そして、携帯電話200には、特定情報としてモーション情報が入力されてよい。この場合、制御部170は、携帯電話200から入力されたモーション情報を受信し、受信されたモーション情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0056】
このように、制御部170は、多様な種類の特定情報を携帯電話200から受信して、それに従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0057】
一方、制御部170は、携帯電話200からユーザ情報を受信してよい。そして、制御部170は受信されたユーザ情報を用いて携帯電話200のユーザを認識するようになる。このように、制御部170が携帯電話200のユーザを認識することにより、複数個の携帯電話が接続された場合にも、各携帯電話を識別できるようになる。従って、複数の携帯電話が接続された場合、制御部170は特定情報が受信された携帯電話がどの携帯電話かを区別できるようになる。それを用いて、制御部170はテレビ用のアプリケーションを複数のユーザが利用できるようにする。
【0058】
このように、テレビ100は、携帯電話200から特定情報を受信し、テレビ用のアプリケーションを実行させるようになる。
【0059】
図2に示すように、携帯電話200は、通信部210と、ディスプレイ部215と、保存部220と、音声入力部230と、音声出力部240と、タッチ検出部250と、モーション検出部260及び制御部270を含む。
【0060】
通信部210は、移動通信網、無線通信網やインターネット網を通じて外部機器に接続できるように連結される。具体的に、通信部210は、移動通信網、無線通信網やインターネット網を通じてテレビ100に接続できるように連結される。ここで、移動通信網は、GSM(Global System for Mobile Communications)(登録商標)通信網又はWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信網などであってよい。そして、無線通信網は、ブルートゥース、Zigbee(登録商標)などを通じて接続される。そして、インターネット網は、無線LANを通じて接続される。
【0061】
なお、通信部210は特定情報をテレビ100に伝送する。ここで、特定情報は、テレビ用のアプリケーションを制御するための情報に該当する。具体的に、特定情報は、携帯電話200の音声入力部230と、タッチ検出部250及びモーション検出部260を介して入力されたユーザの入力に関連した情報又は携帯電話200の制御部270によって処理された結果情報であってよい。
【0062】
ディスプレイ部215は、携帯電話200の機能を提供するための映像をディスプレイする。なお、ディスプレイ部215は、ユーザの操作のためのGUI(Graphic User Interface)を画面にディスプレイするようになる。具体的に、ディスプレイ部215は、携帯電話用のアプリケーションが実行される画面をディスプレイする。
【0063】
保存部220は、携帯電話200の各種機能を行うためのプログラムが保存されている。なお、保存部220は、テレビ100から受信された携帯電話用のアプリケーションが保存される。このような、保存部220は、ハードディスクや非揮発性メモリなどで実現されてよい。
【0064】
音声入力部230は、ユーザの音声が入力される。具体的に、音声入力部230は、ユーザの音声を電気的信号で構成されている音声情報に変換し、変換された音声情報を制御部270に伝送する。
【0065】
音声出力部240は、制御部270から伝送された音声信号をスピーカなどで出力する。
【0066】
タッチ検出部250は、ユーザのタッチ操作情報を検出する。具体的に、タッチ検出部250は、ディスプレイ画面に対するユーザのタッチ操作を検出するタッチスクリーン形態で実現されてよい。そして、タッチ検出部250は、検出されたユーザのタッチ操作情報を制御部270に伝送する。
【0067】
モーション検出部260は、携帯電話200の動きに対するモーション情報を検出する。具体的に、モーション検出部260は、加速度センサ、角速度センサなどで実現されてよい。そして、モーション検出部260は、検出されたモーション情報を制御部270に伝送する。
【0068】
制御部270は、携帯電話200の動作の全般を制御する。具体的に、制御部270は、テレビ用のアプリケーションがテレビ100で実行されている状態で、テレビ100から携帯電話用のアプリケーションを受信する。そして、制御部270は受信された携帯電話用のアプリケーションを実行する。そして、制御部270は、携帯電話用のアプリケーションが実行されている状態で、ユーザの操作に従って特定情報が入力され、入力された特定情報をテレビ100に伝送する。
【0069】
携帯電話200には音声入力部230を介してユーザの音声情報が入力され、タッチ検出部250を介してユーザのタッチ操作情報が入力され、モーション検出部260を介して携帯電話200のモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報がユーザの操作に関連した情報である場合、特定情報はユーザの音声情報、タッチ操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0070】
具体的に、制御部270は、音声入力部230を介して特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、入力された音声情報をテレビ100に伝送する。なお、制御部270は、タッチ検出部250を介して特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、入力されたタッチ操作情報をテレビ100に伝送する。そして、制御部270は、モーション検出部260を介して特定情報としてモーション情報が入力されると、テレビ100に入力されたモーション情報を伝送する。
【0071】
一方、制御部270が特定情報を処理することができる場合、制御部270は携帯電話用のアプリケーションが実行されている状態で、ユーザの操作に従って特定情報が入力される。そして、制御部270は入力された特定情報を処理して処理結果情報を抽出し、抽出された処理結果情報をテレビ100に伝送する。
【0072】
処理結果情報とは、携帯電話200がユーザによって入力された情報を処理した処理結果情報のことを意味する。ここで、処理とは、テレビ用のアプリケーションで要求される処理のことを意味する。例えば、テレビ用のアプリケーションがクイズアプリケーションである場合、処理はユーザによって入力された情報が正解であるか否かに対する処理のことを意味するようになる。携帯電話200は、ユーザによって入力された情報を処理して、処理された結果をテレビ100に伝送することもできる。この場合、特定情報は処理された結果情報になる。例えば、テレビ用のアプリケーションがクイズアプリケーションである場合、携帯電話200はユーザから入力された音声情報と、タッチ操作情報及びモーション情報を用いてクイズの正否を処理することができる。従って、この場合、処理結果情報はクイズ正否情報になる。即ち、テレビ100は、携帯電話200からクイズ正否情報を受信するようになる。
【0073】
具体的に、制御部270は、特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、音声認識を通じて入力された音声情報を文字情報として認識する。そして、制御部270は、文字情報を処理して処理結果情報を抽出する。なお、制御部270は、テレビ100に抽出された結果情報が伝送されるように制御する。
【0074】
なお、制御部270は、特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、手書き文字認識を通じて入力されたタッチ操作情報を文字情報として認識する。そして、制御部270は、文字情報を処理して処理結果情報を抽出する。なお、制御部270は、抽出された処理結果情報がテレビ100に伝送されるように制御する。
【0075】
そして、制御部270は、特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、タッチ操作情報を処理して処理結果情報を抽出する。そして、制御部270は、抽出された処理結果情報がテレビ100に伝送されるように制御する。
【0076】
このように、携帯電話200は、ユーザより特定情報が入力されてテレビ100に伝送したり、入力された特定情報を処理して処理結果情報をテレビ100に伝送するようになる。
【0077】
以下では、図3及び図4を参照しながら、テレビ100と携帯電話200の制御方法について詳細に説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るテレビ100が特定情報を処理するテレビ100と携帯電話200の制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【0078】
まず、テレビ100は、テレビ用のアプリケーション及び携帯電話用のアプリケーションを保存する(S310)。そして、テレビ100は、テレビ用のアプリケーションを実行する(S315)。その後、テレビ100は、携帯電話用のアプリケーションを伝送する(S320)。
【0079】
すると、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションを受信する(S322)。そして、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションを実行させる(S324)。
【0080】
その後に、携帯電話200には、ユーザの操作に従って特定情報が入力される(S326)。そして、携帯電話200は、入力された特定情報をテレビ100に伝送する。具体的に、携帯電話200には音声入力部230を介してユーザの音声情報が入力され、タッチ検出部250を介してユーザのタッチ操作情報が入力され、モーション検出部260を介して携帯電話200のモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報がユーザの操作に関連した情報である場合、特定情報は、ユーザの音声情報と、タッチ操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0081】
具体的に、携帯電話200は、音声入力部230を介して特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、入力された音声情報をテレビ100に伝送する。なお、携帯電話200は、タッチ検出部250を介して特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、入力されたタッチ操作情報をテレビ100に伝送する。そして、携帯電話200は、モーション検出部260を介して特定情報としてモーション情報が入力されると、テレビ100に入力されたモーション情報を伝送する。
【0082】
すると、テレビ100は、携帯電話200から特定情報を受信する(S330)。そして、テレビ100は、受信された特定情報を処理して処理結果情報を抽出する(S335)。その後に、テレビ100は、処理結果情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる(S340)。
【0083】
具体的に、携帯電話200に特定情報としてユーザの音声情報が入力された場合、テレビ100は携帯電話200から音声情報を受信するようになる。そして、テレビ100は、受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0084】
そして、携帯電話200に特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力された場合、テレビ100は、携帯電話200から入力されたタッチ操作情報を受信する。そして、テレビ100は受信されたタッチ操作情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。なお、テレビ100は受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識することもできる。この場合、テレビ100は、認識された文字情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0085】
そして、携帯電話200には、特定情報としてモーション情報が入力されてよい。この場合、テレビ100は、携帯電話200から入力されたモーション情報を受信し、受信されたモーション情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する。
【0086】
このように、テレビ100は、多様な種類の特定情報を携帯電話200から受信し、それに従って、テレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0087】
図4は、本発明の一実施形態に係る携帯電話200が特定情報を処理するテレビ100と携帯電話200の制御方法について説明するために提供されるフローチャートである。
【0088】
まず、テレビ100は、テレビ用のアプリケーション及び携帯電話用のアプリケーションを保存する(S350)。そして、テレビ100は、テレビ用のアプリケーションを実行する(S355)。その後、テレビ100は、携帯電話用のアプリケーションを伝送する(S360)。
【0089】
すると、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションを受信する(S362)。そして、携帯電話200は、携帯電話用のアプリケーションを実行させる(S364)。
【0090】
その後に、携帯電話200には、ユーザの操作に従って特定情報が入力される(S366)。そして、携帯電話200は、入力された特定情報をテレビ100に伝送する。具体的に、携帯電話200には音声入力部230を介してユーザの音声情報が入力され、タッチ検出部250を介してユーザのタッチ操作情報が入力され、モーション検出部260を介して携帯電話200のモーション情報が入力されてよい。従って、特定情報がユーザの操作に関連した情報である場合、特定情報は、ユーザの音声情報と、タッチ操作情報及びモーション情報のうち、いずれか一つであってよい。
【0091】
具体的に、携帯電話200は、音声入力部230を介して特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、入力された音声情報をテレビ100に伝送する。なお、携帯電話200はタッチ検出部250を介して特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、入力されたタッチ操作情報をテレビ100に伝送する。そして、携帯電話200は、モーション検出部260を介して特定情報としてモーション情報が入力されると、テレビ100に入力されたモーション情報を伝送する。
【0092】
そして、携帯電話200は、入力された特定情報を処理して処理結果情報を抽出する(S368)。その後に、携帯電話200は、処理結果情報をテレビ100に伝送する(S369)。
【0093】
具体的に、携帯電話200は特定情報としてユーザの音声情報が入力されると、音声認識を通じて入力された音声情報を文字情報として認識する。そして、携帯電話200は、文字情報を処理して処理結果情報を抽出する。なお、携帯電話200は、テレビ100に抽出された結果情報を伝送する。
【0094】
なお、携帯電話200は特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、手書き文字認識を通じて入力されたタッチ操作情報を文字情報として認識する。そして、携帯電話200は、文字情報を処理して処理結果情報を抽出する。なお、携帯電話200は、抽出された処理結果情報をテレビ100に伝送する。
【0095】
そして、携帯電話200は、特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力されると、タッチ操作情報を処理して処理結果情報を抽出する。そして、携帯電話200は、抽出された処理結果情報をテレビ100に伝送する。
【0096】
このように、携帯電話200にはユーザより特定情報が入力され、入力された特定情報を処理して処理結果情報をテレビ100に伝送するようになる。
【0097】
すると、テレビ100は処理結果情報を受信する(S370)。そして、テレビ100は、処理結果情報に従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御する(S380)。
【0098】
このように、テレビ100は多様な種類の処理結果情報を携帯電話200から受信し、それに従ってテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0099】
以下では、図5ないし図15を参照しながら、クイズアプリケーションが実行される場合を例にとって説明する。
【0100】
図5は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に音声を入力すると、音声情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図5に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に音声を入力すると、携帯電話200は音声情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は、受信された音声情報が正解か否かを処理し、正否を表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0101】
図6は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に音声を入力すると、処理結果情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図6に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に音声を入力すると、携帯電話200は入力された音声情報を処理して処理結果情報(即ち、クイズ正否情報)をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は、受信された処理結果情報を用いて、正解か否かを表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0102】
図7は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200にタッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図7に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に表示された正解アイコン500に対するタッチ操作を入力されると、携帯電話200はタッチ操作情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信されたタッチ操作情報が正解か否かを処理して、正否を表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0103】
図8は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200にタッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図8に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に表示された正解アイコン500に対するタッチ操作を入力すると、携帯電話200はタッチ操作情報を処理して処理結果情報(即ち、クイズ正否情報)をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信された処理結果情報を用いて、正解か否かを表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0104】
図9は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200にモーション情報を入力すると、モーション情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図9に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に対するモーションを入力すると、携帯電話200はモーション情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信されたモーション情報が正解か否かを処理し、正否を表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0105】
図10は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200にモーション情報を入力すると、処理結果情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図10に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200に対するモーションを入力すると、携帯電話200はモーション情報を処理して処理結果情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は、受信された処理結果情報を用いて、正解か否かを表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0106】
図11は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に手書き文字タッチ操作を入力すると、タッチ操作情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図11に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200のタッチスクリーンに手書き文字の形態のタッチ操作を入力すると、携帯電話200はタッチ操作情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は手書き文字認識を用いて受信されたタッチ操作情報を文字として認識し、認識された文字が正解か否かを処理して、正否を表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0107】
図12は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に手書き文字タッチ操作を入力すると、処理結果情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図12に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200のタッチスクリーンに手書き文字の形態のタッチ操作を入力すると、携帯電話200は手書き文字認識を用いてタッチ操作情報を文字として認識し、認識された文字が正解か否かを処理して、処理結果情報(即ち、クイズ正否情報)をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信された処理結果情報を用いて、正解か否かを表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0108】
図13は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に手書き文字タッチ操作を入力すると、イメージ情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図13に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200のタッチスクリーンに手書き文字の形態のタッチ操作を入力すると、携帯電話200はタッチ操作によって生成されたイメージ情報をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は、イメージ情報を用いて正解か否かを処理し、正否を表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0109】
図14は、本発明の一実施形態に係るユーザが携帯電話200に手書き文字タッチ操作を入力すると、処理結果情報がテレビ100に伝送される場合を示す図である。図14に示すように、ユーザがクイズの正解を入力するために携帯電話200のタッチスクリーンに手書き文字の形態のタッチ操作を入力すると、携帯電話200は手書き文字認識を用いてタッチ操作情報をイメージとして認識し、認識されたイメージが正解か否かを処理し、処理結果情報(即ち、一致情報)をテレビ100に伝送することもできる。すると、テレビ100は受信された処理結果情報を用いて、正解か否かを表示するようにテレビ用のクイズアプリケーションを実行するようになる。
【0110】
図15は、本発明の一実施形態に係るユーザが入力した情報が正解と一致するか否かを表示する画面を示す図である。図15に示すように、ユーザが入力した手書き文字が回答が不一致の場合、テレビ100は不一致というメッセージが画面に表示されるようにテレビ用のアプリケーションの実行状態を制御するようになる。
【0111】
このように、テレビ100には、携帯電話200で特定情報が入力され、それに従って、クイズアプリケーションを実行できるようにもなる。図16は、本発明の一実施形態に係る一つのテレビ100に複数個の携帯電話200−1、200−2、200−3が接続された場合を示す図である。図16に示すように、テレビ100は複数個の携帯電話200−1、200−2、200−3から特定情報を受信することもできる。そして、テレビ100は、複数個の携帯電話200−1、200−2、200−3の各々から受信されたデータを区別して処理するようになる。従って、テレビ100は、複数個の携帯電話200−1、200−2、200−3を用いてテレビ用のアプリケーションを制御できるようになる。
【0112】
一方、本実施形態において、ディスプレイ装置はテレビ100であるものとして説明してきたが、アプリケーションを実行させることのできる装置なら如何なるものであっても適用されてよい。
【0113】
一方、本実施形態において、移動通信端末は携帯電話200であるものとして説明してきたが、アプリケーションを実行させることができ、各種操作が入力され得る移動通信端末なら如何なるものであっても可能である。例えば、移動通信端末は携帯電話以外にも、PDAなどであってよい。
【0114】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0115】
100 テレビ
110 放送受信部
120 映像処理部
130 ディスプレイ部
140 保存部
170 制御部
150 操作部
160 通信部
200 携帯電話
210 通信部
215 ディスプレイ部
220 保存部
250 タッチ検出部
270 制御部
230 音声入力部
240 音声出力部
250 タッチ検出部
500 正解アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話と通信できるように接続されたディスプレイ装置の制御方法において、
前記ディスプレイ装置で実行される第1アプリケーションと前記携帯電話で実行される第2アプリケーションとを保存するステップと、
前記第1アプリケーションを実行するステップと、
前記携帯電話に前記第2アプリケーションを伝送するステップと、
前記第2アプリケーションが前記携帯電話で実行されている状態で、前記携帯電話から特定情報を受信するステップと、
前記受信された特定情報に従って、前記第1アプリケーションの実行状態を制御するステップと
を含むディスプレイ装置の制御方法。
【請求項2】
前記特定情報は、
前記携帯電話に入力された情報であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項3】
前記特定情報は、
前記携帯電話に入力された情報を前記携帯電話が処理した結果情報であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項4】
前記携帯電話には前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話に入力された音声情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信された音声情報を音声認識を通じて文字情報として認識し、前記認識された文字情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項5】
前記携帯電話には前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、前記携帯電話は音声認識を通じて入力された音声情報を文字情報として認識し、前記文字情報を処理して処理結果情報を抽出し、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話から前記処理結果情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信された処理結果情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項6】
前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話に入力されたタッチ操作情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信されたタッチ操作情報を手書き文字認識を通じて文字情報として認識し、前記認識された文字情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項7】
前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記携帯電話は手書き文字認識を通じて入力されたタッチ操作情報を文字情報として認識し、前記文字情報を処理して処理結果情報を抽出し、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話から前記処理結果情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信された処理結果情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項8】
前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話に入力されたタッチ操作情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信されたタッチ操作情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項9】
前記携帯電話には前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、前記携帯電話は前記タッチ操作情報を処理して処理結果情報を抽出し、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話から前記処理結果情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信された処理結果情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項10】
前記携帯電話には前記特定情報としてモーション情報が入力され、
前記特定情報の受信ステップは、
前記携帯電話に入力されたモーション情報を受信し、
前記制御ステップは、
前記受信されたモーション情報に従って前記第1アプリケーションの実行状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項11】
前記携帯電話からユーザ情報を受信するステップと、
前記受信されたユーザ情報を用いて前記携帯電話のユーザを認識するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置の制御方法。
【請求項12】
ディスプレイ装置で実行される第1アプリケーションと携帯電話で実行される第2アプリケーションとが保存されたディスプレイ装置と通信できるように接続された携帯電話の制御方法において、
前記第1アプリケーションが前記ディスプレイ装置で実行されている状態で、前記ディスプレイ装置から前記第2アプリケーションを受信するステップと、
前記受信された第2アプリケーションを実行するステップと、
前記第2アプリケーションが実行されている状態で、ユーザ操作に従って前記特定情報が入力されるステップと、
前記入力された特定情報を前記ディスプレイ装置に伝送するステップと
を含む携帯電話の制御方法。
【請求項13】
前記入力されるステップは、
前記特定情報としてユーザの音声情報が入力され、
前記伝送ステップは、
前記ディスプレイ装置に前記入力された音声情報を伝送することを特徴とする請求項12に記載の携帯電話の制御方法。
【請求項14】
前記入力されるステップは、
前記特定情報としてユーザのタッチ操作情報が入力され、
前記伝送ステップは、
前記ディスプレイ装置に前記入力されたタッチ操作情報を伝送することを特徴とする請求項12に記載の携帯電話の制御方法。
【請求項15】
前記入力されるステップは、
前記特定情報としてモーション情報が入力され、
前記伝送ステップは、
前記ディスプレイ装置に前記入力されたモーション情報を伝送することを特徴とする請求項12に記載の携帯電話の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2013−505631(P2013−505631A)
【公表日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−529695(P2012−529695)
【出願日】平成22年9月20日(2010.9.20)
【国際出願番号】PCT/KR2010/006493
【国際公開番号】WO2011/037401
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】