トリートメント組成物
【課題】トリートメント効果が持続するとともに、消費者に特に要求されるハリコシ感を付与することのできるトリートメント組成物を提供する。
【解決手段】第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが配合されてなり、ｐＨ２〜９であることを特徴とするトリートメント組成物である。
【解決手段】第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが配合されてなり、ｐＨ２〜９であることを特徴とするトリートメント組成物である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はトリートメント組成物に関し、更に詳しくは、第４級シリコーンとシリル化ウレタン系樹脂とを含む、特に毛髪のトリートメントの保持効果に優れるとともに、毛髪にハリコシ感をもたらすトリートメント組成物に関する。
【背景技術】
【０００２】
大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び／又はパーマネントウエーブ処理の作用により、ダメージを受けたり、脆性化することが知られている。このような毛髪は、もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くこともよく知られている。毛髪のもつれをほぐれ易くし、毛髪に柔軟性及びしなやかさを付与するために、特にデンプン又はセルロース等の増粘多糖類を含有する化粧品組成物が、毛髪等のケラチン物質をトリートメントするために既に提案されている。
しかしながら、このような組成物には、すすぎ性の問題、安定性の問題、毛髪等のケラチン物質上へそれらを均等に分配することの困難性、並びに不十分な化粧品特性といった欠点があった。
さらに、消費者に特に評価される、ハリコシ感を付与するトリートメント組成物を得ることが探求されている。
【０００３】
これらの不具合を克服するために、例えば、特許文献１には、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールを配合したトリートメント用組成物が提案されている（例えば、０００４、０００５、００５０〜００５２、および、００５３〜００５６に記載の実施例１〜４）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００４−３５５５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１では、髪につややかさ、光沢を付与し、しなやかさと云ったトリートメント効果を与えることを謳いつつも、それらの効果の持続性については何ら言及されていない。また、消費者に特に評価される、ハリコシ感の付与についても記載が無く、現にハリコシ感については十分とは云い難い。
【０００６】
以上のように、トリートメントが毛髪に適用されてからのトリートメント効果の持続性及びハリコシ感に優れたトリートメント組成物が求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記目的を達成するための本発明の特徴は、トリートメント効果が持続し、なおかつ、同時にハリコシ感が付与されるトリートメント組成物であって、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが配合されてなり、ｐＨが２〜９、好ましくは３〜８であることを特徴とするトリートメント組成物である。
【０００８】
本発明の他の特徴は、第４級アンモニウム基を持つ前記シリコーンが、次の一般式（１）〜（４）で表わされるシリコーンから選択される。
【０００９】
【化１】
【００１０】
［上式中：
― Ｒ１は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ３０アルキル基又はフェニル基を表し；
− Ｒ２は同一又は異なっており、‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ａ‐（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｂ‐Ｒ3又は‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ４Ｈ８Ｏ）ａ‐Ｒ3を表し；
ここでＲ3は同一又は異なっており、次の式：
【００１１】
【化２】
【００１２】
の基から選択され、ここで：
− Ｒ6基は独立して、直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基で一又は複数のＯＨ基を担持していてもよいものを表すか、又はＣｈＨ２ｈＺ1ＣＯＲ7基を表し；
− Ｒ4、Ｒ5及びＲ7は同一又は異なっており、一又は複数のＯＨ基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基を表すか、又はＲ5はＲ6の一部と共に、複素環（Ｎ、Ｏ、Ｐ等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環）を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、
− ｍは０〜２０の間で変化し；
− ｎは０〜５００の間で変化し；
− ｐは１〜５０の間で変化し；
− ｑは０〜２０の間で変化し；
− ｒは１〜２０の間で変化し；
− ａは０〜５０の間で変化し；
− ｂは０〜５０の間で変化し；
− ｃは０〜４の間で変化し；
− ｆは０〜４の間で変化し；
− ｇは０〜２の間で変化し、好ましくは１に等しく；
− ｈは１〜４の間で変化し、好ましくは３に等しく；
− Ｚ1は酸素原子又はＮＨを表し；
− Ｘ1−は、カルボキシラート、スルファート、ハロゲン化物等の一価の無機又は有機アニオンを表す］
【００１３】
本発明の他の特徴は、前記シリコーンが前記一般式（３）で表わされる。
【００１４】
本発明の他の特徴は、前記シリコーンが、次の条件の少なくとも一つを満たす一般式（３）に相当するものである。
− ｃが２又は３に等しく；
− Ｒ１がメチル基を示し；
− ａ及びｂが０に等しく；
− ｎが０〜１００の間で変化し；
− ｑが０に等しく；
− ｆ＝３；
− ｇ＝１；
− Ｒ4及びＲ5がメチル基を示し；
− Ｒ6が‐（ＣＨ２）‐ＮＨＣＯＲ7基を示す。
【００１５】
本発明の他の特徴は、前記シリコーンがクオタニウム−８０である。
【００１６】
本発明の他の特徴は、前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンが、水溶液又は水分散液又は水懸濁液の形態で提供される。
【００１７】
本発明の他の特徴は、前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンの配合量が０．００１〜１０質量％、好ましくは０．０１〜５質量％である。
【００１８】
本発明の他の特徴は、前記シリル化ウレタン系樹脂が下記一般式（５）で表わされる。
【００１９】
【化３】
【００２０】
（但し、Ａ１はウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Ｎは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Ｂ1は下記一般式（６）〜（８）のいずれかで示される基であり、ξは１〜２０である。）
【００２１】
【化４】
【００２２】
（但し、Ｒ8は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ9は水素原子又は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ10及びＲ12は炭素数１〜１０個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Ｒ11は炭素数１〜２０個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Ｒ13は水素原子又は式−ＣＯＯＲ14で示される基であり、Ｒ14は炭素数１〜２０個のアルキル基である。sは１〜３の整数である。）
【００２３】
本発明の他の特徴は、前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂が、分子内に少なくとも１つのカルボキシル基を含むものである。
【００２４】
本発明の他の特徴は、前記一般式（６）〜（８）におけるＲが、エチル基である。
【００２５】
本発明の他の特徴は、上記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、Ｂ1部分のケイ素原子の割合が、０．１〜１．５質量％である。
【００２６】
本発明の他の特徴は、前記シリル化ウレタン系樹脂がポリウレタン−２４である。
【００２７】
本発明の他の特徴は、前記シリル化ウレタン系樹脂の配合量が、０．００５〜１０質量％である。
【００２８】
本発明の他の特徴は、前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂の配合量が０．０１〜１０質量％である。
【００２９】
本発明の他の特徴は、前記少なくとも一のトリートメント成分をさらに含有している。
【００３０】
本発明の他の特徴は、前記少なくとも一のトリートメント成分が、シリコーン類、少なくとも１２の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、それらの混合物から選択される。
【００３１】
本発明の他の特徴は、媒体が、水、化粧品的に許容可能な媒体、水と化粧品的に許容可能な溶媒との混合物から選択される。
【００３２】
本発明の他の特徴は、化粧品的に許容可能な溶媒が、Ｃ１‐Ｃ４低級アルコール、アルキレングリコール、ポリオールエーテル、Ｃ５‐Ｃ１０アルカン類、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸Ｃ１‐Ｃ４アルキル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、それらの混合物から選択される。
【００３３】
本発明の他の特徴は、更に、アニオン性、非イオン性又は両性ポリマー、酸又は電解質等の非ポリマー増粘剤、粉末成分、油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、保湿剤、天然水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価アルコール、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、プロビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、電解質、乳白剤、真珠光沢剤、天然または合成セラミド類等の添加剤を含有している。
【００３４】
本発明の他の特徴は、シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、リラクゼーション施術、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術及びストレート化の施術前、又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術の２つの工程の間に適用されてすすがれる、あるいは、すすがれない組成物の形態で提供される。
【００３５】
本発明の他の特徴は、ケラチン繊維を手入れ又はトリートメントするためのものである。
【００３６】
本発明の他の特徴は、毛髪に光沢を付与するためのものである。
【００３７】
本発明の他の特徴は、毛髪をしなやかにするためのものである。
【００３８】
本発明の他の特徴は、毛髪にハリコシを与えるためのものである。
【００３９】
本発明の他の特徴は、該トリートメント組成物を有効量ケラチン繊維に適用し、ついで場合によってはすすぐことを特徴とする、毛髪等のケラチン繊維のトリートメント方法である。
【発明の効果】
【００４０】
本発明によれば、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とを配合することにより、トリートメント効果が持続し、なおかつ、同時にハリコシ感を付与することに優れたトリートメント組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【００４１】
本発明のトリートメント組成物は、ケラチン繊維に持続性のあるトリートメント効果をもたらし、かつ、同時にハリコシ感を付与するトリートメント組成物であって、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが配合されてなり、ｐＨが２〜９、好ましくは３〜８であることを特徴とするものである。
本発明において、ケラチン繊維とは、毛髪、羊毛等のケラチンを主成分とする繊維が含まれ、前記毛髪には頭髪の他、毛髪からなるウイグ等も含まれる。
【００４２】
本発明のトリートメント組成物における第４級アンモニウム基を持つシリコーンとは、一又は複数の第４級アンモニウム基を有する任意のシリコーンを意味するものである。これらの第４級アンモニウム基は、アルファ又はオメガ位に結合しているか、もしくは側方基の形態で結合していてもよい。それらはポリシロキサン骨格に直接結合してもよいし、又は炭化水素鎖により担持されていてもよい。
本発明においては、一般的に許容されているところに従って、シリコーンとは、シロキサン結合（‐Ｓｉ‐Ｏ‐Ｓｉ‐）と称される結合により、ケイ素と酸素原子とが互いに交互に結合したものをベースにした構造を有し、さらにケイ素−炭素結合の存在により特徴付けられる任意のポリマーを意味すると理解される。これらのシリコーン類又はポリシロキサン類は、一般的に適切に官能化されたシラン類の重縮合により得られる。ケイ素原子により最も一般的に担持される炭化水素基は、低級アルキル、特にメチル基、フルオロアルキル基、アリール、特にフェニル基である。
【００４３】
本発明に用いられる好ましい第４級アンモニウム基を持つシリコーン類は、次の一般式（１）〜（４）で表わされる少なくとも１種である。
【００４４】
【化５】
【００４５】
［上式中：
− Ｒ１は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ３０アルキル基又はフェニル基を表し；
− Ｒ２は同一又は異なっており、‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ａ‐（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｂ‐Ｒ3又は‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ４Ｈ８Ｏ）ａ‐Ｒ3を表し；
ここでＲ3は同一又は異なっており、次の一般式：
【００４６】
【化６】
【００４７】
で表わされる基から選択され、ここで：
− Ｒ6基は独立して、直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基で一又は複数のＯＨ基を担持していてもよいものを表すか、又はＣｈＨ２ｈＺ１ＣＯＲ7基を表し；
− Ｒ4、Ｒ5及びＲ7は同一又は異なっており、一又は複数のＯＨ基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基を表すか、又はＲ5はＲ6の一部と共に複素環（例えばＮ、Ｏ、Ｐ等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環）を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、好ましくはＲ4及びＲ5はＣ１‐Ｃ６アルキル基、特にメチル基を示し、Ｒ7は、好ましくはＣ８‐Ｃ１８アルキル類及びＣ８‐Ｃ１８アルケニル類から選択される基、特にココイル基を示し；
− ｍは０〜２０の間で変化し；
− ｎは０〜５００の間で変化し；
− ｐは１〜５０の間で変化し；
− ｑは０〜２０の間で変化し；
− ｒは１〜２０の間で変化し；
− ａは０〜５０の間で変化し；
− ｂは０〜５０の間で変化し；
− ｃは０〜４の間で変化し；
− ｆは０〜４の間で変化し；
− ｇは０〜２の間で変化し、好ましくは１に等しく；
− ｈは１〜４の間で変化し、好ましくは３に等しく；
− Ｚ1は酸素原子又はＮＨを表し；
− Ｘ1−は、カルボキシラート（例えばアセタート、ラクタート、シトラート）、スルファート、ハロゲン化物（塩化物、臭化物）等の一価の無機又は有機アニオンを表す］に相当する化合物から選択される。
【００４８】
より好ましくは上述した一般式（３）に相当する第４級アンモニウム含有シリコーン、特に次の条件：
− ｃが２又は３に等しく；
− Ｒ１がメチル基を示し；
− ａ及びｂが０に等しく；
− ｎが０〜１００の間で変化し；
− ｑが０に等しく；
− ｆ＝３；
− ｇ＝１；
− Ｒ4及びＲ5がメチル基を示し；
− Ｒ6が‐（ＣＨ２）‐ＮＨＣＯＲ7基を示す；
の少なくとも１つ、更に好ましくは全てを満たす一般式（３）に相当するものが使用される。
【００４９】
このようなシリコーン類は、クオタニウム−８０として、例えばゴールドシュミット社（ＧＯＬＤＳＣＨＭＩＤＴ）から、アビル・クワット（ＡＢＩＬ ＱＵＡＴ）３２７２、アビルＢ９９０５、アビル・クワット３４７４及びアビルＫ３２７０の名称で、リポ・フランス社（ＬＩＰＯ ＦＲＡＮＣＥ）からシルクワット（ＳＩＬＱＵＡＴ）Ｑ−１００、シルクワットＱ−２００ＷＳ、シルクワットＡＸ、シルクワットＡＣ、シルクワットＡＤ及びシルクワットＡＭ（全てシルテック社（ＳＩＬＴＥＣＨ）製造）の名称で、ＯＳＩ社からマグナソフト・イグゾースト（ＭＡＧＮＡＳＯＦＴ ＥＸＨＡＵＳＴ）及びシルソフト（ＳＩＬＳＯＦＴ）Ｃ−８８０の名称で、及びＵＣＩＢ社からペコシル（ＰＥＣＯＳＩＬ）１４−ＰＱ及びペコシル３６−ＰＱ（フェニックス・ケミカル社（ＰＨＯＥＮＩＸ ＣＨＥＭＩＣＡＬ）製造）の名称で販売されている。
これらのシリコーン類は、特に欧州特許第５３０９７４号、独国特許第３７１９０８６号、独国特許第３７０５１２１号、欧州特許第６１７６０７号及び欧州特許第７１４６５４号に記載されている。
【００５０】
本発明で使用される第４級アンモニウム基を持つシリコーン類は、水溶液の形態、又は場合によっては水中への分散形態又はエマルジョン形態で提供され得る。
【００５１】
本発明のトリートメント組成物において、第４級アンモニウム基を持つシリコーン（類）は、０．００１〜１０質量％、好ましくは０．０１〜５質量％存在する。０．００１質量％未満ではトリートメント効果が得られず、１０質量％を超えるとトリートメント効果が頭打ちになるので不経済である。
【００５２】
本発明のトリートメント組成物は、シリル化ウレタン系樹脂をさらに含有する。好ましいシリル化ウレタン系樹脂は下記一般式（５）で表わされる少なくとも１種である。
【００５３】
【化７】
【００５４】
（但し、Ａ1はウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Ｎは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Ｂ1は下記一般式（６）〜（８）のいずれかで示される基であり、ξは１〜２０である。）
【００５５】
【化８】
【００５６】
（但し、Ｒ8は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ9は水素原子又は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ10及びＲ12は炭素数１〜１０個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Ｒ11は炭素数１〜２０個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Ｒ13は水素原子又は式−ＣＯＯＲ14で示される基であり、Ｒ14は炭素数１〜２０個のアルキル基である。sは１〜３の整数である。）
【００５７】
特に、上記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂は、分子内に少なくとも１つのカルボキシル基を含むことが好ましく、さらには、上記一般式（６）〜（８）におけるＲがエチル基であることが好ましい。
また、Ｒ9はメチル基であることが好ましく、Ｒ11は炭素数８〜２０個のアルキル基であることが好ましく、Ｒ13は水素原子であることが好ましい。
【００５８】
また、本発明において、上記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、Ｂ1部分のケイ素原子割合は０．１〜１．５質量％であることが好ましい。０．１質量％未満であると、自然な仕上がりが得られないことがあり、１．５質量％を超えると、硬くごわついた仕上がりとなることがある。
このようなシリル化ウレタン系樹脂としては、例えば、アクアリンカーＳＵ１００（商品名、ユニシ株式会社）の名称で市販されている。
【００５９】
本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂は、その製造方法を限定するものではないが、好ましい製造方法は、例えば以下の通りである。
先ず、分子内及び／又は分子末端に水酸基を１個以上有するポリオール化合物（化合物（ａ））と、カルボキシルを含有するポリオール化合物（化合物（ｂ））と、ポリイソシアネート（化合物（ｃ））とのウレタン化反応により得られるウレタンプレポリマーと、下記一般式（９）〜（１１）のいずれかで示される化合物とを反応させ、シリル化ウレタン系樹脂を得る。
下記一般式（９）〜（１１）で示される化合物は、１種に限らず、２種以上用いても良い。
【００６０】
【化９】
【００６１】
（但し、Ｒ8、Ｒ9〜Ｒ13及びsは、前述のとおりである。）
【００６２】
上記化合物（ａ）としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が例示される。
ポリエーテルポリオールとしては、数平均分子量５００〜３０，０００のものが好ましく、１，０００〜１０，０００のものが特に好ましい。また、官能基数が２以上のポリエーテルポリオールが好ましく、その具体例としては、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、ポリオキシヘキシレン、ポリオキシテトラメチレン等の単独重合体並びにエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ヘキシレンオキシド及びテトラヒドロフランよりなる群から選ばれた２種以上のモノエポキシドを開環共重合させてなる共重合体が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、マレイン酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等のジカルボン酸類の一種又は二種以上と、ジオール類の一種又は二種以上とを重縮合して得られる重合体、ε−カプロラクタム、バレロラクトン等を開環重合させてなる開環重合物、活性水素を２個以上有するひまし油等の活性水素化合物が例示される。通常、分子量５００〜２５，０００のものが用いられる。
【００６３】
化合物（ｂ）としては、下記式（１２）で表されるポリヒドロキシカルボン酸が望ましい。
【００６４】
【化１０】
【００６５】
（但し、Ｌは炭素数１〜１２個のアルキル基を、ｉ及びｊは１〜３の整数を示す。）
ポリヒドロキシカルボン酸としては、例えば２，２−ジメチロールプロピオン酸、２，２−ジメチロールブタン酸、２，２−ジメチロールペンタン酸、２，２−ジメチロールヘプタン酸、２，２−ジメチロールオクタン酸等の２，２−ジメチロールアルカン酸が挙げられる。これらの中でも、特に２，２−ジメチロールプロピオン酸、２，２−ジメチロールブタン酸が好適である。また、カルボキシル基を含有する低級ポリオール化合物は、１種に限らず２種以上用いることができる。
【００６６】
また、本発明においては、化合物（ｂ）以外に、カチオン性基を含有するポリオール（化合物（ｂ−２））等を使用することもできる。
化合物（ｂ−２）としては、分子内に少なくとも１つの第３級アミノ基を含有するポリオール化合物があげられる。例えば、Ｎ−メチルジエタノールアミン、Ｎ−エチルジエタノールアミン、Ｎ−ブチルジエタノールアミン、等のＮ、Ｎ−ビス（ヒドロキシ−有機基）―Ｎ−アルキルアミン、並びに、Ｎ−フェニルジエタノールアミン等のＮ、Ｎ−ビス（ヒドロキシ−有機基）―Ｎ−アリールアミン等が挙げられる。
化合物（ｂ）及び化合物（ｂ−２）は、化合物（ｂ）単独で用いても良く、もしくは化合物（ｂ）と化合物（ｂ−２）を併用することもできる。
【００６７】
化合物（ｃ）としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族ジイソシアネート化合物等が挙げられる。
脂肪族ジイソシアネート化合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネート（ＨＤＩ）等が挙げられる。
脂環式ジイソシアネート化合物としては、４，４′−メチレンビス（シクロヘキシルイソシアネート）（Ｈ−ＭＤＩ）イソホロンジイソシアネート（ＩＰＤＩ）、ノルボルネンジイソシアネート（ＮＢＤＩ）等が挙げられる。
芳香脂肪族ジイソシアネート化合物としては、１，３−若しくは１，４−キシリレンジイソシアネート又はそれらの混合物（ＸＤＩ）が挙げられる。
芳香族ジイソシアネート化合物としては４，４′−ジフェニルメタンジイソシアネート（ＭＤＩ）、２，４−又は２，６−トリレンジイソシアネート（ＴＤＩ）又はそれらの混合物が挙げられ、その他フェニルジイソチオシアネート等が挙げられる。
これら、化合物（ｃ）を単独で用いても良く、もしくは併用することもできる。
上記の中でも、特にイソホロンジイソシアネートが好ましい。又、脂肪族ジイソシアネート化合物を用いると、変色の少ない樹脂を得ることができる。
【００６８】
前述の通り、本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂の製造方法は特に限定されず、ウレタンプレポリマーを合成する際の上記化合物（ａ）と上記化合物（ｂ）と上記化合物（ｃ）との反応も、常法により行うことができる。
上記ウレタンプレポリマー中のカルボキシル基含有量は、０．２〜３．０質量％であることが好ましい。０．２質量％未満であると、水を配合した場合に均一な分散状態にはなり難く、樹脂が分離状態になり、３．０質量％を超えると、高粘度となり安定性が悪化する。
【００６９】
また、上記ウレタンプレポリマーと上記一般式（９）〜（１１）で示される化合物との反応は、一般に５０〜１００℃で３０分間〜３時間行えばよい。
【００７０】
本発明では、上記シリル化ウレタン系樹脂の分散液として毛髪化粧料に配合することが一般的である。シリル化ウレタン系樹脂の分散液は、例えば、シリル化ウレタン系樹脂を塩基性物質で中和し、予めアミン系鎖延長剤を溶解した水分散液を添加して水中に分散させて製造される。また、上記シリル化ウレタン系樹脂に、アミン系鎖延長剤、塩基性物質及び水を配合し、激しく撹拌する等して強固に接触させることにより製造される。
さらに、前記ウレタンプレポリマーと上記一般式（９）〜（１１）で示される化合物とを反応させる際に、下記塩基性物質を存在させて反応させ、次いで水を配合して調製しても良い。
【００７１】
塩基性物質としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属；
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ２−ブチルアミン、トリアミルアミン、トリヘキシルアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリブタノールアミン、トリペンタノールアミン、トリイソペンタノールアミン、トリヘキサノールアミン等のアミン化合物等が挙げられる。これら塩基性物質は、１種に限らず、２種以上用いることができる。
塩基性物質は、シリル化ウレタン系樹脂中のカルボキシル基の化学当量に対して５０〜１００モル％、好ましくは８０〜１００モル％配合される。
【００７２】
アミン系鎖延長剤としては、エチレンジアミン、１，３−ペンタメチレンジアミン、１，６−ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、４，４´−メチレンビス（シクロヘキシルアミン）、４，４´−メチレンビス（３−メチルーシクロヘキシルアミン）、１，３−ビス（アミノメチル）シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ノルボルナンジアミン、１，３−キシリレンジアミン等の脂肪族、脂環式及び芳香脂肪族ポリアミンや、ヒドラジン、カルボジヒドラジド等のヒドラジン及びその誘導体を用いることができる。これらアミン系鎖延長剤は、１種に限らず、２種以上用いることができる。
また、水の配合量は、該シリル化ウレタン系樹脂１００重量部当たり、１００〜４００重量部、好ましくは１５０〜３５０重量部である。
【００７３】
さらに、シリル化ウレタン系樹脂は、その水溶液又は分散液の粘度を調整するために、炭素数１〜１０個のモノアルコール及び多価アルコールから選ばれる１種又は２種以上のアルコール類を配合することができる。上記アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール及びグリセリンが特に好ましい。上記アルコール類の配合量は、該ウレタン系樹脂１００重量部当たり、１〜２０重量部、好ましくは２〜１０重量部である。又、上記アルコール類を配合することにより、上記水溶液又は分散液中での貯蔵安定性が向上するという効果を示す。
【００７４】
さらに、本発明においては、該樹脂中の第３級アミン基の化学当量に対して５０〜１００モル％の酸性物質を配合してもよい。酸性物質としては、塩酸、硝酸、メタンスルホン酸、硫酸、ｐ−トルエンスルホン酸等が挙げられる。
【００７５】
本発明において、シリル化ウレタン系樹脂の配合量は、実分でトリートメント組成物全量中０．００５〜１０質量％であることが好ましく、特に０．０１〜５質量％であることが好ましい。０．００５質量％未満であると、ハリコシが感じられず、１０質量％を超えると、ごわごわした仕上がりとなり、フレーキングが顕著に起こる。
【００７６】
また、本発明においては、特にポリウレタン−２４という表示名称の特定構造のシリル化ウレタン系樹脂を配合することで、従来の皮膜形成ポリマー等を使用するトリートメント組成物よりも、ハリコシ、感触等が優れたトリートメント組成物を得ることができるが、本発明の効果を損なわない範囲において、従来の皮膜形成ポリマーと組み合わせて使用することも可能である。
【００７７】
本発明のシリル化ウレタン系樹脂は、上記一般式（６）〜（８）においてＲ１1で表される部分による立体障害により、あるいはシラノール基の安定化により水溶媒中では反応せず、安定に存在する。そして毛髪への塗布後、溶媒が揮発することにより、エマルジョンの融着と同時に、シリル化ウレタン系樹脂の濃度が上昇し、反応性シリル基の反応により架橋が進行する。
【００７８】
また、本発明のトリートメント組成物は、剤型によっては、それ自体よく知られている一又は複数のカチオン性界面活性剤、例えばポリオキシアルキレン化されていてもよい第１級、第２級又は第３級脂肪アミン類の塩、第４級アンモニウム塩、及びそれらの混合物を含有してもよい。
【００７９】
第４級アンモニウム塩として、例えば次のものを挙げることができる：
− 次の一般式（１３）：
【００８０】
【化１１】
【００８１】
を有するもの。
上式中、Ｒ15ないしＲ18は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で１〜３０の炭素原子を有する脂肪族基、又は芳香族基、例えばアリール又はアルキルアリールを示す。前記脂肪族基は、例えば特に酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ、（Ｃ２‐Ｃ６）ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、（Ｃ１２‐Ｃ２２）アルキルアミド（Ｃ１‐Ｃ６）アルキル、（Ｃ１２‐Ｃ２２）アルキルアセタート、ヒドロキシアルキルで約１〜３０の炭素原子を有するものから選択される；
Ｘ2−はハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、（Ｃ２‐Ｃ６）アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類から選択されるアニオンである；
− イミダゾリンの第４級アンモニウム塩、例えば次の式（１４）：
【００８２】
【化１２】
【００８３】
のもの。
上式中、Ｒ19は、例えば獣脂又はコプラ脂肪酸から誘導される８〜３０の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Ｒ20は水素原子、Ｃ１‐Ｃ４アルキル基又は８〜３０の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Ｒ21はＣ１‐Ｃ４アルキル基を表し、Ｒ22は水素原子、Ｃ１‐Ｃ４アルキル基を表し、Ｘ3ーはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類を含む群から選択されるアニオンである。
好ましくは、Ｒ19とＲ20は、例えば獣脂脂肪酸から誘導される、１２〜２１の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物を示し、Ｒ21はメチルを示し、Ｒ22は水素を示す。
このような製品は、例えば、ウィトコ社（ＷＩＴＣＯ）から、「リウォカット（ＲＥＷＯＱＵＡＴ）（登録商標）」Ｗ７５、Ｗ９０、Ｗ７５ＰＧ、Ｗ７５ＨＰＧの名称で市販されている、クオタニウム（ＱＵＡＴＥＲＮＩＵＭ）−２７（ＣＴＦＡ １９９７）又はクオタニウム−８３（ＣＴＦＡ １９９７）である。
− 次の式（１５）：
【００８４】
【化１３】
【００８５】
の二第４級アンモニウム塩。
上式中、Ｒ23は約１６〜約３０の炭素原子を有する脂肪族基を示し、Ｒ24、Ｒ25、Ｒ26、Ｒ27及びＲ28は同一又は異なっており、水素又は１〜４の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ、Ｘ4−はハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類、硫酸エチル及び硫酸メチルを含む群から選択されるアニオンである。このようなエチルスルファート第４級ジアンモニウム塩には、場合によってはプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
− 少なくとも一のエステル官能基を有する第４級アンモニウム塩、例えば次の式（１６）：
【００８６】
【化１４】
【００８７】
のもの。
上式中、
− Ｒ29は、Ｃ１‐Ｃ６アルキル基及びＣ１‐Ｃ６ヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキル基から選択され；
− Ｒ30は、
− 次の式：
【００８８】
【化１５】
【００８９】
の基、
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ２２炭化水素基であるＲ34、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ31は、
− 次の式：
【００９０】
【化１６】
【００９１】
の基、
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ６炭化水素基であるＲ36、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ31、Ｒ33及びＲ35は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ７‐Ｃ２１炭化水素基から選択され；
− ε、γ及びδは同一又は異なっており、２〜６の範囲の整数であり；
− ρは１から１０の範囲の整数であり；
− πとσは同一又は異なっており、０から１０の範囲の整数であり；
− Ｘ5−は、有機及び無機の単純又は錯アニオンであり；
但し、π＋ρ＋σの合計が１から１５であり、πが０であればＲ30はＲ34を示し、σが０であればＲ32はＲ36を示す。
好ましくは、Ｒ29アルキル基は直鎖状又は分枝状であり得、特に直鎖状である。
Ｒ29は、好ましくはメチル、エチル、ヒドロキシエチル又はジヒドロキシプロピル基、さらにはメチル又はエチル基を示す。
有利には、π＋ρ＋σの合計は１〜１０である。
Ｒ30が炭化水素基Ｒ34である場合、それは長くて１２〜２２の炭素原子を有するか、もしくは短くて１〜３の炭素原子を有する。
Ｒ32が炭化水素基Ｒ36である場合、それは好ましくは１〜３の炭素原子を有する。
有利には、Ｒ31、Ｒ33及びＲ35は同一でも異なっていてもよく、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１１‐Ｃ２１炭化水素基、特に飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１１‐Ｃ２１アルキル及びアルケニル基から選択される。
好ましくは、π及びσは同一又は異なっており、０又は１である。
有利には、ρは１に等しい。
好ましくは、ε、γ、及びδは同一又は異なっており、２又は３、特に２に等しい。
アニオンＸ5−は、好ましくはハロゲン化物（塩化物、臭化物又はヨウ化物）又は（Ｃ１‐Ｃ４）アルキルスルファート、特にメチルスルファートである。しかしながら、メタンスルホナート、ホスファート、ニトラート、トシラート、有機酸から誘導されるアニオン、例えばアセタート又はラクタート、又はエステル官能基を有するアンモニウムと融和性のある任意の他のアニオンを使用することもできる。
アニオンＸ5−は、特に塩化物又はメチルスルファートである。
【００９２】
本発明のトリートメント組成物に使用することができるアンモニウム塩は、式（１６）において：
− Ｒ29がメチル又はエチル基を示し；
− π及びρが１に等しく；
− σが０又は１に等しく；
− ε、γ及びδが２に等しく；
− Ｒ30が、
− 次の式：
【００９３】
【化１７】
【００９４】
の基、
− メチル、エチル、又はＣ１４‐Ｃ２２炭化水素基、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ32が、
− 次の式：
【００９５】
【化１８】
【００９６】
の基、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ31、Ｒ33及びＲ35は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１３‐Ｃ１７炭化水素基、好ましくは飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１３‐Ｃ１７アルキル及びアルケニル基から選択される；
ものである。
有利には、炭化水素基は直鎖状である。
【００９７】
式（１６）の化合物として挙げられるものは、例えばジアシルオキシエチルジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、トリアシルオキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムの塩（特に塩化物又はメチルスルファート）及びそれらの混合物である。アシル基は、好ましくは１４〜１８の炭素原子を有し、特に植物性油、例えばパーム油又はヒマワリ油から得られるものである。
化合物がいくつかのアシル基を有している場合は、該基は同一でも異なっていてもよい。
これらの生成物は、例えば脂肪酸もしくは植物又は動物由来の脂肪酸の混合物に対してオキシアルキレン化されていてもよいアルキルジイソプロパノールアミン、又はアルキルジエタノールアミン、又はトリイソプロパノールアミン、又はトリエタノールアミンを直接エステル化することによって、又はそれらのメチルエステルのエステル交換により得られる。このエステル化に続いて、アルキル化剤、例えばアルキル（好ましくはメチル又はエチル）ハロゲン化物、ジアルキル（好ましくはメチル又はエチル）スルファート、メタンスルホン酸メチル、ｐ−トルエンスルホン酸メチル、グリコール又はグリセロールクロロヒドリンを使用して第４級化する。
このよう化合物は、例えばコグニス社（ＣＯＧＮＩＳ）からデハイカート（ＤＥＨＹＱＵＡＲＴ）（登録商標）、ステパン社（ＳＴＥＰＡＮ）からステパンカート（ＳＴＥＰＡＮＱＵＡＴ）（登録商標）、セカ社（ＣＥＣＡ）からノキサミウム（ＮＯＸＡＭＩＵＭ）（登録商標）、リウォ−ゴールドシュミット社（ＲＥＷＯ−ＧＯＬＤＳＣＨＭＩＤＴ）からリウォカット（ＲＥＷＯＱＵＡＴ）（登録商標）ＷＥ１８の名称で販売されている。
【００９８】
本発明のトリートメント組成物は、第４級アンモニウムのモノ−、ジ−及びトリエステル塩の混合物を含むことができ、質量にしてそのほとんどがジエステル塩である。
アンモニウム塩の混合物として、１５〜３０質量％のアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファート、４５〜６０質量％のジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファート、及び１５〜３０質量％のトリアシルオキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファートを含有する混合物を使用することができ、ここでアシル基は１４〜１８の炭素原子を有し、部分的に水素化されていてもよいパーム油から得られる。
【００９９】
また、米国特許第４８７４５５４号及び米国特許第４１３７１８０号に記載されているような、少なくとも一のエステル官能基を有するアンモニウム塩を使用することができる。
上述した第４級アンモニウム塩として、式（１３）に相当するものが好ましく使用される。特に一方では、テトラアルキルアンモニウムクロリド、例えば、アルキル基が約１２〜２２の炭素原子を有するアルキルトリメチルアンモニウムクロリド又はジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、特にベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムのクロリド、又は他方、ヴァンダイク社（ＶＡＮ ＤＹＫ）からセラフィル（ＣＥＲＡＰＨＹＬ）（登録商標）７０の商品名で販売されているステアラミドプロピルジメチル（ミリスチルアセタート）アンモニウムクロリド、又はパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドを挙げることができる。
【０１００】
剤型にもよるが、本発明のトリートメント組成物において特に好ましいカチオン性界面活性剤は、第４級アンモニウム塩、特にベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオタニウム−８３、ベヘニルアミドプロピル（２，３−ジヒドロキシプロピル）ジメチルアンモニウムクロリド及びパルミトイルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドから選択される。
【０１０１】
好ましいカチオン性界面活性剤は、トリートメント組成物に可溶性のカチオン性界面活性剤、特に水溶性のもの、又は少なくとも一の非イオン性界面活性剤によりトリートメント組成物又は水に溶解されるものである。
組成物又は水に可溶性のカチオン性界面活性剤なる表現は、２５℃の水に０．１質量％以上の濃度で組成物又は水に溶解するカチオン性界面活性剤、すなわちこれらの条件下で巨視的に等方性の透明溶液を形成するものであることを意味すると理解される。
【０１０２】
本発明の組成物は、剤型によっては、カチオン性界面活性剤を０．０５〜１０質量％、好ましくは０．１〜５質量％含有する。
【０１０３】
本発明の組成物は、剤型によっては、カチオン界面活性剤以外のある種の界面活性剤を必要に応じて含有してもよい。
本発明で使用可能な界面活性剤は、従来技術でよく知られているアニオン性界面活性剤（例えば、ラウレス硫酸Ｎａ等）、非イオン性及び両性界面活性剤（例えば、コカミドプロピルベタイン等）、及びそれらの混合物から選択される。
界面活性剤は本発明の効果を損なわない範囲、一般的に約０．１〜１０質量％、好ましくは０．５〜８質量％、より好ましくは１〜５質量％である。
【０１０４】
本発明のトリートメント組成物は、剤型によっては、非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも一の界面活性剤を好ましくは含有する。
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物［これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社（グラスゴー及びロンドン）から出版されているエム・アール・ポーター（Ｍ．Ｒ． Ｐｏｒｔｅｒ）の「界面活性剤のハンドブック（Ｈａｎｄｂｏｏｋ ｏｆ Ｓｕｒｆａｃｔａｎｔｓ）」（１９９１、１１６−１７８頁）を参照］であり、特に（非限定的列挙）、例えば８〜１８の炭素原子を有する脂肪鎖を有し、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された脂肪酸、アルキルフェノール類、α−ジオール類又はアルコール類から選択され、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に２〜５０の範囲、グリセロール基の数を特に２〜３０の範囲とすることができる。
また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物；
好ましくは２〜３０モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均１〜５、特に１．５〜４のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類；
２〜３０モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類；
スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、Ｎ−アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば（Ｃ１０‐Ｃ１４）アルキルアミンオキシド類又はＮ−アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類；
を挙げることもできる。
【０１０５】
具体的には、親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類（例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等）；
グリセリンポリグリセリン脂肪酸類（例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α，α´−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等）；
プロピレングリコール脂肪酸エステル類（例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等）；
硬化ヒマシ油誘導体；
グリセリンアルキルエーテル；
等が挙げられる。
【０１０６】
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、ＰＯＥ−ソルビタン脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−ソルビタンモノオレエート、ＰＯＥ−ソルビタンモノステアレート、ＰＯＥ−ソルビタンモノオレエート、ＰＯＥ−ソルビタンテトラオレエート等）；
ＰＯＥソルビット脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−ソルビットモノラウレート、ＰＯＥ−ソルビットモノオレエート、ＰＯＥ−ソルビットペンタオレエート、ＰＯＥ−ソルビットモノステアレート等）；
ＰＯＥ−グリセリン脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−グリセリンモノステアレート、ＰＯＥ−グリセリンモノイソステアレート、ＰＯＥ−グリセリントリイソステアレート等のＰＯＥ−モノオレエート等）；
ＰＯＥ−脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−ジステアレート、ＰＯＥ−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等）；
ＰＯＥ−アルキルエーテル類（例えば、ＰＯＥ−ラウリルエーテル、ＰＯＥ−オレイルエーテル、ＰＯＥ−ステアリルエーテル、ＰＯＥ−ベヘニルエーテル、ＰＯＥ−２−オクチルドデシルエーテル、ＰＯＥ−コレスタノールエーテル等）；
プルロニック型類（例えば、プルロニック等）；
ＰＯＥ・ＰＯＰ−アルキルエーテル類（例えば、ＰＯＥ・ＰＯＰ−セチルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰ−２−デシルテトラデシルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰ−モノブチルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰ−水添ラノリン、ＰＯＥ・ＰＯＰ−グリセリンエーテル等）；
テトラＰＯＥ・テトラＰＯＰ−エチレンジアミン縮合物類（例えば、テトロニック等）；
ＰＯＥ−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体（例えば、ＰＯＥ−ヒマシ油、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油マレイン酸等）；
ＰＯＥ−ミツロウ・ラノリン誘導体（例えば、ＰＯＥ−ソルビットミツロウ等）；
アルカノールアミド（例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等）；
ＰＯＥ−プロピレングリコール脂肪酸エステル；
ＰＯＥ−アルキルアミン；
ＰＯＥ−脂肪酸アミド；
ショ糖脂肪酸エステル；
アルキルエトキシジメチルアミンオキシド；
トリオレイルリン酸；
等が挙げられる。
【０１０７】
剤型にもよるが、非イオン性界面活性剤の濃度は０．１〜１０質量％、好ましくは０．５〜８質量％、特に１〜５質量％の範囲である。０．１質量％未満であると製剤の安定性が悪く、１０質量％を超えると組成物の粘度の低下が著しい。
【０１０８】
本発明のトリートメント組成物は、第４級アンモニウム基を持つシリコーン類以外のシリコーン類、少なくとも１２の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、例えばポリ（アルファ−オレフィン類）、及びそれらの混合物から選択される少なくとも一のトリートメント成分をさらに含有してよい。
【０１０９】
本発明で使用可能なシリコーン類は、トリートメント組成物に不溶又は溶解するものであってよく、それらは、特に本発明のトリートメント組成物に不溶のポリオルガノシロキサン類である。それらは、油、ロウ、樹脂又はガムの形態で提供される。またそれらは、純粋物、エマルション、分散液、又はマイクロエマルションとして使用され得る。
オルガノポリシロキサン類は、ウォルター・ノール（ＷＡＬＴＥＲ ＮＯＬＬ）の「シリコーンの化学と技術（Ｃｈｅｍｉｓｔｒｙ ａｎｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ｏｆ Ｓｉｌｉｃｏｎｅｓ）」（１９６８）、アカデミック・プレス（Ａｃａｄｅｍｉｃ Ｐｒｅｓｓ）社版において、より詳細に定義されている。それらは揮発性又は非揮発性であってよい。
【０１１０】
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に６０℃〜２６０℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される：
（ｉ） ３〜７、好ましくは４〜５のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特に、ローディア社（ＲＨＯＤＩＡ）から「シルビオン（ＳＩＬＢＩＯＮＥ）７００４５Ｖ２」又はユニオン・カーバイド社（ＵＮＩＯＮ ＣＡＲＢＩＤＥ）から「揮発性シリコーン７２０７」の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローディア社から「シルビオン７００４５Ｖ５」、ユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン７１５８」の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン／メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造（１７）：
【０１１１】
【化１９】
【０１１２】
を有し、ユニオン・カーバイド社から販売されている「シリコーンボラタイルＦＺ３１０９」を挙げることもできる。
さらに、ケイ素から誘導された有機化合物と環状シリコーン類の混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール（５０／５０）の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンと１，１´−オキシ（２，２，２´，２´，３，３´−ヘキサトリメチルシリルオキシ）ビスネオペンタンの混合物を挙げることができる。
【０１１３】
（ｉｉ） ２〜９のケイ素原子を有し、２５℃で５ｘ１０−６ｍ２／ｓ以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば、特に、東レ・ダウコーニング社から「ＳＨ２００」の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、このクラスに入るシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレタリー（Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ ａｎｄ Ｔｏｉｌｅｔｒｉｅｓ）の第９１巻、１月、７６、２７−３２頁、トッド・アンド・バイヤー（ＴＯＤＤ ＆ ＢＹＥＲＳ）の「化粧品用の揮発性シリコーン流体（Ｖｏｌａｔｉｌｅ Ｓｉｌｉｃｏｎｅ Ｆｌｕｉｄｓ ｆｏｒ Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ）」において公開されている論文に記載されている。
【０１１４】
非揮発性シリコーン類としては、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物を挙げることができる。
【０１１５】
本発明で使用可能な有機変性されたシリコーン類は、それらの構造に、炭化水素基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含む、上述したシリコーン類である。
有機修飾されたシリコーン類としては次のものを挙げることができる：
− Ｃ６‐Ｃ２４アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び／又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社（Ｄｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ）からＱ２・５２００の名称で販売されている、（Ｃ１２）アルキルメチコーンコポリオール、及びユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット（ＳＩＬＷＥＴ）（登録商標）Ｌ７２２、Ｌ７５００、Ｌ７７及びＬ７１１、又はダウ・コーニング社からＤＣ１２４８の名称で販売されているジメチコーンコポリオールと称される製品；
− 置換又は非置換のアミン含有基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社（ＧＥＮＥＳＥＥ）からＧＰ７１００及びＧＰ４シリコーン・フルイドの名称で販売されている製品、又はダウ・コーニング社からＱ２・８２２０及びダウ・コーニング９２９もしくは９３９の名称で販売されている製品。置換されたアミン含有基は、特にＣ１‐Ｃ４アミノアルキル基である；
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社から「ＧＰ７２Ａ」及び「ＧＰ７１」の名称で販売されている製品；
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばＳＷＳシリコーン社から「シリコーン・コポリマーＦ−７５５」の名称で、またゴールドシュミット社からアビルワックス（ＡＢＩＬ ＷＡＸ）（登録商標）２４２８、２４３４及び２４４０の名称で販売されている製品；
− ヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば仏国特許出願公開第８５−１６３３４号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類；
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば米国特許第４９５７７３２号に記載されているポリオルガノシロキサン；
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション（ＣＨＩＳＳＯ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ）からの欧州特許第１８６５０７号に記載されている製品、又はアルキルカルボキシル型のもの、例えば信越シリコーン社製の製品名Ｘ−２２−３７０１Ｅに存在するもの；
２−ヒドロキシアルキル−スルホナートを有するポリオルガノシロキサン類；
２−ヒドロキシアルキルチオスルファートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社から「アビル（登録商標）Ｓ２０１」及び「アビル（登録商標）Ｓ２５５」の名称で販売されている製品；
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第３４２８３４号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Ｑ２−８４１３を挙げることができる。
【０１１６】
シリコーン類の例として、アミノ又はアルコキシル化基を有するポリジメチルシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、ポリジメチルシロキサン類が好ましく使用される。
【０１１７】
さらに、本発明のトリートメント組成物には、当該技術でよく知られている従来からの添加剤、すなわち、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、保湿剤、天然水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価アルコール、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、プロビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、電解質、乳白剤、真珠光沢剤、天然または合成セラミド類、香料等を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
本発明のトリートメント組成物の特性が悪影響を受けないように留意して、可能な添加剤及びそれらの量を選択すればよい。
【０１１８】
粉末成分としては、例えば、無機粉末（例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等）；
有機粉末（例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等）；
無機白色顔料（例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等）；
無機赤色系顔料（例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等）；
無機褐色系顔料（例えば、γ−酸化鉄等）；
無機黄色系顔料（例えば、黄酸化鉄、黄土等）；
無機黒色系顔料（例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等）；
無機紫色系顔料（例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等）；
無機緑色系顔料（例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等）；
無機青色系顔料（例えば、群青、紺青等）；
パール顔料（例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等）；
金属粉末顔料（例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等）；
ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料（例えば、赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２０４号、赤色２０５号、赤色２２０号、赤色２２６号、赤色２２８号、赤色４０５号、橙色２０３号、橙色２０４号、黄色２０５号、黄色４０１号、及び青色４０４号などの有機顔料、赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、赤色２２７号、赤色２３０号、赤色４０１号、赤色５０５号、橙色２０５号、黄色４号、黄色５号、黄色２０２号、黄色２０３号、緑色３号及び青色１号等）；
天然色素（例えば、クロロフィル、β−カロチン等）；
等が挙げられる。
【０１１９】
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
【０１２０】
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【０１２１】
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、ＰＯＥラノリンアルコールエーテル、ＰＯＥラノリンアルコールアセテート、ＰＯＥコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ＰＯＥ水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
【０１２２】
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【０１２３】
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸（ＥＰＡ）、ドコサヘキサエン酸（ＤＨＡ）等が挙げられる。
【０１２４】
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール（例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等）；
分枝鎖アルコール（例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等）；
等が挙げられる。
【０１２５】
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、１２−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−２−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸Ｎ−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−２−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−２−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−２−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル２−エチルヘキサノエート、２−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−２−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸２−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、Ｎ−ラウロイル−Ｌ−グルタミン酸−２−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−２−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−２−エチルヘキシル、ミリスチン酸２−ヘキシルデシル、パルミチン酸２−ヘキシルデシル、アジピン酸２−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸２−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
【０１２６】
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、１，３−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−１２−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、ｄｌ−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン（ＥＯ）ＰＯ付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
【０１２７】
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子（例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード（マルメロ）、アルゲコロイド（カッソウエキス）、デンプン（コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ）、グリチルリチン酸；
微生物系高分子（例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等）；
動物系高分子（例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等）；
等が挙げられる。
【０１２８】
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子（例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等）；
セルロース系高分子（メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等）；
アルギン酸系高分子（例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等）；
等が挙げられる。
【０１２９】
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤（例えば、パラアミノ安息香酸(以下、ＰＡＢＡと略す)、ＰＡＢＡモノグリセリンエステル、ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル、Ｎ，Ｎ−ジプロポキシＰＡＢＡエチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジエトキシＰＡＢＡエチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジメチルＰＡＢＡエチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジメチルＰＡＢＡブチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジメチルＰＡＢＡエチルエステル等）；
アントラニル酸系紫外線吸収剤（例えば、ホモメンチル−Ｎ−アセチルアントラニレート等）；
サリチル酸系紫外線吸収剤（例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、ｐ−イソプロパノールフェニルサリシレート等）；
桂皮酸系紫外線吸収剤（例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル−４−イソプロピルシンナメート、メチル−２，５−ジイソプロピルシンナメート、エチル−２，４−ジイソプロピルシンナメート、メチル−２，４−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−ｐ−メトキシシンナメート、イソプロピル−ｐ−メトキシシンナメート、イソアミル−ｐ−メトキシシンナメート、オクチル−ｐ−メトキシシンナメート（２−エチルヘキシル−ｐ−メトキシシンナメート）、２−エトキシエチル−ｐ−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−ｐ−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、２−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−２−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等）；
３−（４´−メチルベンジリデン）−ｄ,ｌ−カンファー、３−ベンジリデン−ｄ，ｌ−カンファー；
２−フェニル−５−メチルベンゾキサゾール；
２，２´−ヒドロキシ−５−メチルフェニルベンゾトリアゾール；
２−（２´−ヒドロキシ−５´−ｔ−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール；
2−（２´−ヒドロキシ−５´−メチルフェニルベンゾトリアゾール；
ジベンザラジン；
ジアニソイルメタン；
４−メトキシ−４´−ｔ−ブチルジベンゾイルメタン；
５−（３，３−ジメチル−２−ノルボルニリデン）−３−ペンタン−２−オン、ジモルホリノピリダジノン；
等が挙げられる。
【０１３０】
金属イオン封鎖剤としては、例えば、１−ヒドロキシエタン−１，１−ジフォスホン酸、１−ヒドロキシエタン−１，１− ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸３ナトリウム等が挙げられる。
【０１３１】
多価アルコールとしては、例えば、２価のアルコール（例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、１，２−ブチレングリコール、１，３−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、２，３−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、２−ブテン−１，４−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等）；
３価のアルコール（例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等）；
４価アルコール（例えば、１，２，６−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等）；
５価アルコール（例えば、キシリトール等）；
６価アルコール（例えば、ソルビトール、マンニトール等）；
多価アルコール重合体（例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等）；
２価のアルコールアルキルエーテル類（例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ２−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等）；
２価アルコールアルキルエーテル類（例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等）；
２価アルコールエーテルエステル（例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等）；
グリセリンモノアルキルエーテル（例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等）；
糖アルコール（例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等）；
グリソリッド；
テトラハイドロフルフリルアルコール；
ＰＯＥ−テトラハイドロフルフリルアルコール；
ＰＯＰ−ブチルエーテル；
ＰＯＰ・ＰＯＥ−ブチルエーテル；
トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル；
ＰＯＰ−グリセリンエーテル；
ＰＯＰ−グリセリンエーテルリン酸；
ＰＯＰ・ＰＯＥ−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン；
等が挙げられる。
【０１３２】
単糖としては、例えば、三炭糖（例えば、Ｄ−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等）；
四炭糖（例えば、Ｄ−エリトロース、Ｄ−エリトルロース、Ｄ−トレオース、エリスリトール等）；
五炭糖（例えば、Ｌ−アラビノース、Ｄ−キシロース、Ｌ−リキソース、Ｄ−アラビノース、Ｄ−リボース、Ｄ−リブロース、Ｄ−キシルロース、Ｌ−キシルロース等）；
六炭糖（例えば、Ｄ−グルコース、Ｄ−タロース、Ｄ−ブシコース、Ｄ−ガラクトース、Ｄ−フルクトース、Ｌ−ガラクトース、Ｌ−マンノース、Ｄ−タガトース等）；
七炭糖（例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等）；
八炭糖（例えば、オクツロース等）；
デオキシ糖（例えば、２−デオキシ−Ｄ−リボース、６−デオキシ−Ｌ−ガラクトース、６−デオキシ−Ｌ−マンノース等）；
アミノ糖（例えば、Ｄ−グルコサミン、Ｄ−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等）；
ウロン酸（例えば、Ｄ−グルクロン酸、Ｄ−マンヌロン酸、Ｌ−グルロン酸、Ｄ−ガラクツロン酸、Ｌ−イズロン酸等）；
等が挙げられる。
【０１３３】
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α，α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
【０１３４】
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
【０１３５】
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸（例えば、スレオニン、システイン等）；
塩基性アミノ酸（例えば、ヒドロキシリジン等）；
等が挙げられる。
また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム（ラウロイルサルコシンナトリウム）、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【０１３６】
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール等が挙げられる。
【０１３７】
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【０１３８】
ｐＨ調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
【０１３９】
ビタミン類としては、例えば、ビタミンＡ、Ｂ1、Ｂ2、Ｂ6、Ｃ、Ｅおよびその誘導体等が挙げられる。
【０１４０】
プロビタミン類、パントテン酸およびその誘導体、例えば、パンテノール、ビオチン等が挙げられる。
【０１４１】
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【０１４２】
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
【０１４３】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤（エチルパラベン、ブチルパラベン等）；
消炎剤（例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等）；
美白剤（例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等）；
各種抽出物（例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等）；
賦活剤（例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等）；
血行促進剤（例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等）；
抗脂漏剤（例えば、硫黄、チアントール等）；
抗炎症剤（例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等）；
等が挙げられる。
【０１４４】
上記添加物は、０．０１質量％〜２０質量％、好ましくは０．１質量％〜１５質量％、特に０．３質量％〜１０質量％の範囲の量で、本発明のトリートメント組成物に含有される。
【０１４５】
本発明において許容可能な媒体は、水又は化粧品的に許容可能な溶媒、あるいは、水と化粧品的に許容可能な溶媒、例えばＣ１‐Ｃ４低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ｔｅｒｔ−ブタノール、ｎ−ブタノール；
ポリオール、例えばプロピレングリコール；
ポリオールエーテル；
Ｃ５‐Ｃ１０アルカン類；
アセトン、メチルエチルケトン；
Ｃ１‐Ｃ４酢酸アルキル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル；
ジメトキシエタン、ジエトキシエタン；
及びそれらの混合物との混合物を含有してよい。
化粧品的に許容可能な媒体は、トリートメント組成物に対して１〜９８質量％である。
【０１４６】
また、本発明のトリートメント組成物のｐＨは２〜９、好ましくは３〜８である。ｐHが２未満あるいは９を超えると毛髪等を損傷する恐れがある。
【０１４７】
また、本発明のトリートメント組成物の容器から出した時の形態は特に制限されず、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状（透明、半透明）、泡状、ペースト状などの各種形態とすることができる。
【０１４８】
また、本発明の組成物は、シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、リラクゼーション施術、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術及びストレート化の施術前又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術の２つの工程の間に適用されてすすがれる、あるいは、すすがれない組成物の形態で提供されてもよい。
【０１４９】
また本発明は、上述したトリートメント組成物を有効量、ケラチン物質に適用し、場合によっては任意の放置時間の後にすすぐことからなる、皮膚又は毛髪等のケラチン物質の美容処理方法に関する。すすぎは、例えば水で行われる。
【実施例】
【０１５０】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例により何ら制限されるものではない。なお、以下の記載において、％は質量％である。
尚、以下の実施例および比較例において、第４級アンモニウム基を持つシリコーン（A）、シリル化ウレタン系樹脂（B）としては、それぞれ下記のものを使用した。
第４級アンモニウム基を持つシリコーン（A）：
クオタニウム−８０（商品名：アビル・クワット（ＡＢＩＬ QUAT）３４７４、メーカー名：ゴールドシュミット社）
シリル化ウレタン系樹脂（Ｂ）:
アクアリンカー ＳＵ１００（商品名、メーカー名：コニシ株式会社）（ポリウレタン−２４という表示名称のシリル化ウレタン系樹脂を３０％含む水分散液）
【０１５１】
実施例１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（６）セテアリルグルコシド ０．４０％
（７）ＰＧ １．００％
（８）イソプロパノール ０．２０％
（９）エタノール ０．３５％
（１０）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１１）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１２）ジメチコン １．５０％
（１３）アモジメチコン ０．５０％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ７．５とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１５２】
実施例２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）シア脂 ０．５０％
（４）ポリソルベート６０ ０．８５％
（５）グリセリン ４．００％
（６）イソプロパノール １．００％
（７）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（８）（ＰＰＧ／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１０）ジメチコン ０．５０％
（１１）アモジメチコン ２．５０％
（１２）シクロペンタシロキサン １．００％
（１３）リンゴ酸 ｐＨ７．０とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）香料 適量
（１６）水 残量
【０１５３】
実施例３
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ポリソルベート６０ ０．９０％
（８）グリセリン ４．００％
（９）イソプロパノール １．００％
（１０）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１１）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１２）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１３）ジメチコン ０．９０％
（１４）ジメチコノール ０．１０％
（１５）アモジメチコン １０．００％
（１６）リンゴ酸 ｐＨ８．０とする量
（１７）防腐剤 適量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１５４】
実施例４
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．４５％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）セテアリルグルコシド ０．３５％
（６）グリセリン ４．００％
（７）イソプロパノール １．００％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１１）ジメチコン ０．５０％
（１２）アモジメチコン ２．５０％
（１３）シクロペンタシロキサン １．００％
（１４）乳酸 ｐＨ７．５とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１５５】
実施例５
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．００％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（８）セテアリルグルコシド ０．２５％
（９）グリセリン ４．００％
（１０）イソプロパノール １．００％
（１１）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１２）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１３）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１４）ジメチコン ０．９０％
（１５）ジメチコノール ０．１０％
（１６）アモジメチコン １０．００％
（１７）シクロペンタシロキサン ４．００％
（１８）乳酸 ｐＨ４．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０１５６】
実施例６
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．２０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）セテアリルグルコシド ０．３０％
（６）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（７）ＰＧ １．００％
（８）イソプロパノール ０．２５％
（９）エタノール ０．３５％
（１０）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１１）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１２）乳酸Ｎａ ｐＨ７．０とする量
（１３）防腐剤 適量
（１４）香料 適量
（１５）水 残量
【０１５７】
実施例７
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）シア脂 ０．５０％
（４）ポリソルベート６０ ０．８５％
（５）グリセリン ４．００％
（６）イソプロパノール １．００％
（７）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１０）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１１）防腐剤 適量
（１２）香料 適量
（１３）水 残量
【０１５８】
実施例８
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ポリソルベート６０ ０．９０％
（８）グリセリン ４．００％
（９）イソプロパノール １．００％
（１０）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１１）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１２）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１３）乳酸Ｎａ ｐＨ３．０とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）香料 適量
（１６）水 残量
【０１５９】
実施例９
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）セテアリルグルコシド ０．３５％
（６）グリセリン ４．００％
（７）イソプロパノール １．００％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ３．０とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１６０】
実施例１０
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．００％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（６）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（７）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（８）セテアリルグルコシド ０．２５％
（９）グリセリン ４．００％
（１０）イソプロパノール １．００％
（１１）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１２）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１３）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ３．０とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１６１】
実施例１１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ミリスチン酸イソプロピル １．００％
（３）ステアリン酸グリコール １．００％
（４）セテス−３０ ０．２０％
（５）エタノール １．００％
（６）イソプロパノール ０．１０％
（７）セトリモニウムクロリド ２．５０％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ０．４０％
（９）乳酸Ｎａ ｐＨ４．５とする量
（１０）防腐剤 適量
（１１）香料 適量
（１２）水 残量
【０１６２】
実施例１２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ８．００％
（２）ミリスチン酸イソプロピル ２．００％
（３）ステアリン酸グリコール ２．００％
（４）セテス−３０ ０．４０％
（５）エタノール ２．００％
（６）イソプロパノール ０．２０％
（７）セトリモニウムクロリド ５．００％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ０．８０％
（９）乳酸Ｎａ ｐＨ４．５とする量
（１０）防腐剤 適量
（１１）香料 適量
（１２）水 残量
【０１６３】
実施例１３
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ５．００％
（２）流動パラフィン ０．８０％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．１５％
（４）ステアリン酸グリコール ０．１０％
（５）セテス−３０ ２．００％
（６）ＢＧ ０．４５％
（７）コカミドプロピルベタイン液（３０％） １５．４０％
（８）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（９）防腐剤 適量
（１０）香料 適量
（１１）水 残量
【０１６４】
実施例１４
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール １０．００％
（２）流動パラフィン １．６０％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．３０％
（４）ステアリン酸グリコール ０．２０％
（５）セテス−３０ ４．００％
（６）エタノール ０．４５％
（７）ＢＧ ０．９０％
（８）コカミドプロピルベタイン液（３０％） ３０．８０％
（９）セトリモニウムブロミド １．０５％
（１０）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１１）防腐剤 適量
（１２）香料 適量
（１３）水 残量
【０１６５】
実施例１５
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）パラフィン １．５０％
（３）オレイルアルコール ０．４０％
（４）流動パラフィン ０．３０％
（５）２−オクチルドデカノール ０．１０％
（６）ＰＥＧ１００−水添ヒマシ油 １．５０％
（７）ミリスチン酸イソプロピル ０．７０％
（８）ステアリン酸グリセリル ０．８０％
（９）ステアレス−２０ ０．４０％
（１０）セテス−３０ ０．１０％
（１１）エタノール ０．４０％
（１２）イソプロパノール ０．５０％
（１３）ＤＰＧ ０．８０％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．９０％
（１５）ベヘントリモニウムクロリド ０．１５％
（１６）ジメチコン ０．０５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ５．０とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１６６】
実施例１６
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）パラフィン ３．００％
（３）オレイルアルコール ０．８０％
（４）流動パラフィン ０．６０％
（５）２−オクチルドデカノール ０．２０％
（６）ＰＥＧ１００−水添ヒマシ油 ３．００％
（７）ミリスチン酸イソプロピル １．４０％
（８）ステアリン酸グリセリル １．６０％
（９）ステアレス−２０ ０．８０％
（１０）セテス−３０ ０．２０％
（１１）エタノール ０．８０％
（１２）イソプロパノール １．００％
（１３）ＤＰＧ １．６０％
（１４）セトリモニウムブロミド １．８０％
（１５）ベヘントリモニウムクロリド ０．３０％
（１６）ジメチコン ０．１０％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１６７】
実施例１７
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）オレイルアルコール ０．５０％
（３）ＰＥＧ−１００水添ヒマシ油 １．５０％
（４）オレイン酸フィトステリル １．００％
（５）ステアリン酸グリセリル ０．５０％
（６）セテス−３０ ０．３０％
（７）エタノール ０．７５％
（８）イソプロパノール ０．１０％
（９）セトリモニウムブロミド １．７５％
（１０）ベヘントリモニウムクロリド ０．４０％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ５．０とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１６８】
実施例１８
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（６）セテアリルグルコシド ０．４０％
（７）ＰＧ １．００％
（８）イソプロパノール ０．２０％
（９）エタノール ０．３５％
（１０）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１１）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１２）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１３）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１６９】
実施例１９
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ １．００％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ６．０とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７０】
実施例２０
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ １．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ５．００％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ １．００％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７１】
実施例２１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ １．００％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）イソプロパノール ０．２０％
（１１）エタノール ０．３５％
（１２）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１３）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１４）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１５）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１６）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１７）防腐剤 適量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１７２】
実施例２２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）イソプロパノール ０．２０％
（１１）エタノール ０．３５％
（１２）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１３）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１４）アモジメチコン ０．５０％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７３】
実施例２３
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７４】
実施例２４
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（８）セテアリルグルコシド ０．４０％
（９）ＰＧ ０．５０％
（１０）イソプロパノール ０．２０％
（１１）エタノール ０．３５％
（１２）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１３）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１４）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１５）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１６）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１７）防腐剤 適量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１７５】
実施例２５
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ０．７５％
（１８）ジメチコン ０．７５％
（１９）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（２０）防腐剤 適量
（２１）香料 適量
（２２）水 残量
【０１７６】
実施例２６
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０１７７】
実施例２７
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ １０．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０１７８】
実施例２８
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ２．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１２）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ６．０とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１７９】
実施例２９
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（乳液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ２．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ＰＧ ０．５０％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１１）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１２）乳酸Ｎａ ｐＨ６．０とする量
（１３）防腐剤 適量
（１４）香料 適量
（１５）水 残量
【０１８０】
実施例３０
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０１％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ４．００％
（２）エチルトリシロキサン ２．００％
（３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）ジメチコン 残量
【０１８１】
実施例３１
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（２）エタノール ３．００％
（３）エチルトリシロキサン ２．００％
（４）ジメチコン ７．００％
（５）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（６）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（７）香料 適量
（８）シクロペンタシロキサン 残量
【０１８２】
実施例３２
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ９４．０５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１８３】
実施例３３
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ４６．５５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）ジメチコン ５０．００％
（１１）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１２）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１３）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）香料 適量
（１６）水 残量
【０１８４】
実施例３４
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ３７．０５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）ジメチコン ５９．５０％
（１１）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１２）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１３）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）青色１号 適量
（１６）紫２０１号 適量
（１７）香料 適量
（１８）水 残量
【０１８５】
実施例３５
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ４８．７５％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（８）エタノール ４６．３０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン １．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８６】
実施例３６
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ５３．６５％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（８）エタノール ４１．７０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン １．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８７】
実施例３７
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ４６．４０％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ５．００％
（８）エタノール ４１．９０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン ５．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８８】
実施例３８
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ４９．３０％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（８）エタノール ４１．９０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン ５．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８９】
実施例３９
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（７）エタノール ４１．９０％
（８）ＰＧ ０．０１％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１１）ジメチコン ５．００％
（１２）シクロペンタシロキサン ４８．８５％
（１３）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１４）防腐剤 適量
（１５）青色１号 適量
（１６）紫２０１号 適量
（１７）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１９０】
実施例４０
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（７）エタノール ４１．９０％
（８）ＰＧ ０．０１％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１１）ジメチコン ５３．８０％
（１２）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１３）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１４）防腐剤 適量
（１５）青色１号 適量
（１６）紫２０１号 適量
（１７）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１９１】
実施例４１
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ９２．８５％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール １．００％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０１９２】
実施例４２
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ８３．３５％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール １．００％
（４）シクロペンタシロキサン ９．００％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）エタノール 残量
【０１９３】
実施例４３
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ８４．００％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール ９．００％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０１９４】
実施例４４
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）エチルトリシロキサン ５．００％
（２）ジメチコノール ９．００％
（３）シクロペンタシロキサン ８５．００％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０１９５】
実施例４５
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００（コニシ株式会社製）
（本願のシリル化ウレタン系樹脂３０％水分散液） ０．０５％
（１）ジメチコン ９．００％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール １．００％
（４）シクロペンタシロキサン ８３．３５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）エタノール 残量
【０１９６】
実施例４６
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（乳液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ９４．０５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１９７】
実施例４７
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（２）エタノール ５．００％
（３）エチルトリシロキサン ５．００％
（４）ジメチコン ９．００％
（５）アモジメチコン １．００％
（６）（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０−３０））クロスポリマー
０．５０％
（７）水酸化Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（８）防腐剤 適量
（９）香料 適量
（１０）水 残量
【０１９８】
実施例４８
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ドデカン ０．７５％
（２）ドコサン ０．７５％
（３）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（４）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（５）ＰＧ ０．５０％
（６）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（７）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（８）（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０−３０））クロスポリマー
０．５０％
（９）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１０）水酸化Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１１）防腐剤 適量
（１２）香料 適量
（１３）水 残量
【０１９９】
実施例４９
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ７６．８０％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール ８．５５％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０２００】
実施例５０
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）シクロペンタシロキサン ７６．８０％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール ８．５５％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０２０１】
比較例１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ５．０とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０２０２】
比較例２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ２．００％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０２０３】
比較例３
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ４．００％
（２）エチルトリシロキサン ２．００％
（３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）ジメチコン 残量
【０２０４】
比較例４
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ４．００％
（２）エチルトリシロキサン ２．００％
（３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）ジメチコン 残量
【０２０５】
（トリートメント組成物の毛髪テスト）
次に、上記実施例１〜５０及び比較例１〜４で得られたトリートメント組成物を用いて、下記の方法により毛髪のトリートメント効果に関するテストを実施した。
すなわち、被験者であるセミロングの２０〜５０代の女性５０人の頭髪を予めシャンプーにより毛髪の汚れを落とし、毛髪を充分にすすいだ後、トリートメント組成物を適用した。あるいは、毛髪を充分にすすいで乾燥した後にトリートメント組成物を適用した。そして、すすぎ時の毛髪の状態及び乾燥した時の毛髪の状態、あるいは乾燥した毛髪にトリートメント組成物を適用した時の毛髪の状態を評価した。
【０２０６】
実施例１〜２９のすすがれるトリートメント組成物を適用した場合は、湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかであった。さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりを与えると共に、毛髪は自然な風合いでしなやかで滑らかな感触を有していた。また、櫛を通してもフレーキングを起こすことがなく、なおかつ、トリートメント効果が優れていた。さらに、すすぎ時にも指通りの滑らかさがありしっとりした感じを与え、かつ、トリートメント保持効果に優れるものであった。
【０２０７】
実施例３０〜５０のすすがれないトリートメント組成物を適用した場合は、乾燥した毛髪は滑らかでしなやかとなり、さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりを与えると共に、毛髪は自然な風合いでしなやかで滑らかな感触を有していた。また、櫛を通してもフレーキングを起こすことがなく、なおかつ、トリートメント保持効果が優れていた。
【０２０８】
尚、実施例１〜５０のトリートメント保持効果及びハリコシ感についてのテスト結果は、以下の表１のとおりである。表中、例えば、５０人中４５人が効果を認めた場合、「４５／５０」というように表現している。
【０２０９】
【表１】
【０２１０】
一方、比較例１のすすがれるトリートメント組成物を適用した場合、毛髪はゴワツキ感があり、自然な風合いでしなやかで滑らかな感触と呼べるものでは無かった。さらに、すすぎ時、風乾時ともに指通りの滑らかさは無く、かつ、トリートメント保持効果は実施例に比べ遥かに劣るものであった。
【０２１１】
比較例２のすすがれるトリートメント組成物を適用した場合、湿った毛髪は滑らかでしなやかではあったが、乾燥した毛髪のトリートメント保持効果は実施例に比べ劣った。さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりも無かった。さらに、すすぎ時にも指通りの滑らかさは実施例に比べ劣り、かつ、トリートメント保持効果は実施例に比べ劣るものであった。
【０２１２】
比較例３のすすがれないトリートメント組成物を適用した場合、乾燥した毛髪に対するトリートメント保持効果は実施例に比べ遥かに劣り、さらに、毛髪に対してゴワツキ感を与え、自然な風合いでしなやかで滑らかな感触と呼べるようなものでは無かった。
【０２１３】
比較例４のすすがれないトリートメント組成物を適用した場合は、乾燥した毛髪は滑らかでしなやかとなり、トリートメント効果はあるもののトリートメント保持効果は無かった。さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりは無かった。
【０２１４】
尚、比較例１〜４のトリートメント保持効果及びハリコシ感についてのテスト結果は、以下の表２のとおりである。表中、例えば、５０人中４５人が効果を認めた場合、「４５／５０」というように表現している。
【０２１５】
【表２】
【産業上の利用可能性】
【０２１６】
叙上のとおり、本発明によれば、第４級アンモニウム基を持つシリコーンとシリル化ウレタン系樹脂を配合することにより、コンディショニング持続効果に優れるとともに、ハリコシ感を付与するトリートメント組成物を提供することができる。
【技術分野】
【０００１】
本発明はトリートメント組成物に関し、更に詳しくは、第４級シリコーンとシリル化ウレタン系樹脂とを含む、特に毛髪のトリートメントの保持効果に優れるとともに、毛髪にハリコシ感をもたらすトリートメント組成物に関する。
【背景技術】
【０００２】
大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び／又はパーマネントウエーブ処理の作用により、ダメージを受けたり、脆性化することが知られている。このような毛髪は、もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くこともよく知られている。毛髪のもつれをほぐれ易くし、毛髪に柔軟性及びしなやかさを付与するために、特にデンプン又はセルロース等の増粘多糖類を含有する化粧品組成物が、毛髪等のケラチン物質をトリートメントするために既に提案されている。
しかしながら、このような組成物には、すすぎ性の問題、安定性の問題、毛髪等のケラチン物質上へそれらを均等に分配することの困難性、並びに不十分な化粧品特性といった欠点があった。
さらに、消費者に特に評価される、ハリコシ感を付与するトリートメント組成物を得ることが探求されている。
【０００３】
これらの不具合を克服するために、例えば、特許文献１には、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールを配合したトリートメント用組成物が提案されている（例えば、０００４、０００５、００５０〜００５２、および、００５３〜００５６に記載の実施例１〜４）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００４−３５５５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１では、髪につややかさ、光沢を付与し、しなやかさと云ったトリートメント効果を与えることを謳いつつも、それらの効果の持続性については何ら言及されていない。また、消費者に特に評価される、ハリコシ感の付与についても記載が無く、現にハリコシ感については十分とは云い難い。
【０００６】
以上のように、トリートメントが毛髪に適用されてからのトリートメント効果の持続性及びハリコシ感に優れたトリートメント組成物が求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記目的を達成するための本発明の特徴は、トリートメント効果が持続し、なおかつ、同時にハリコシ感が付与されるトリートメント組成物であって、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが配合されてなり、ｐＨが２〜９、好ましくは３〜８であることを特徴とするトリートメント組成物である。
【０００８】
本発明の他の特徴は、第４級アンモニウム基を持つ前記シリコーンが、次の一般式（１）〜（４）で表わされるシリコーンから選択される。
【０００９】
【化１】
【００１０】
［上式中：
― Ｒ１は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ３０アルキル基又はフェニル基を表し；
− Ｒ２は同一又は異なっており、‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ａ‐（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｂ‐Ｒ3又は‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ４Ｈ８Ｏ）ａ‐Ｒ3を表し；
ここでＲ3は同一又は異なっており、次の式：
【００１１】
【化２】
【００１２】
の基から選択され、ここで：
− Ｒ6基は独立して、直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基で一又は複数のＯＨ基を担持していてもよいものを表すか、又はＣｈＨ２ｈＺ1ＣＯＲ7基を表し；
− Ｒ4、Ｒ5及びＲ7は同一又は異なっており、一又は複数のＯＨ基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基を表すか、又はＲ5はＲ6の一部と共に、複素環（Ｎ、Ｏ、Ｐ等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環）を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、
− ｍは０〜２０の間で変化し；
− ｎは０〜５００の間で変化し；
− ｐは１〜５０の間で変化し；
− ｑは０〜２０の間で変化し；
− ｒは１〜２０の間で変化し；
− ａは０〜５０の間で変化し；
− ｂは０〜５０の間で変化し；
− ｃは０〜４の間で変化し；
− ｆは０〜４の間で変化し；
− ｇは０〜２の間で変化し、好ましくは１に等しく；
− ｈは１〜４の間で変化し、好ましくは３に等しく；
− Ｚ1は酸素原子又はＮＨを表し；
− Ｘ1−は、カルボキシラート、スルファート、ハロゲン化物等の一価の無機又は有機アニオンを表す］
【００１３】
本発明の他の特徴は、前記シリコーンが前記一般式（３）で表わされる。
【００１４】
本発明の他の特徴は、前記シリコーンが、次の条件の少なくとも一つを満たす一般式（３）に相当するものである。
− ｃが２又は３に等しく；
− Ｒ１がメチル基を示し；
− ａ及びｂが０に等しく；
− ｎが０〜１００の間で変化し；
− ｑが０に等しく；
− ｆ＝３；
− ｇ＝１；
− Ｒ4及びＲ5がメチル基を示し；
− Ｒ6が‐（ＣＨ２）‐ＮＨＣＯＲ7基を示す。
【００１５】
本発明の他の特徴は、前記シリコーンがクオタニウム−８０である。
【００１６】
本発明の他の特徴は、前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンが、水溶液又は水分散液又は水懸濁液の形態で提供される。
【００１７】
本発明の他の特徴は、前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンの配合量が０．００１〜１０質量％、好ましくは０．０１〜５質量％である。
【００１８】
本発明の他の特徴は、前記シリル化ウレタン系樹脂が下記一般式（５）で表わされる。
【００１９】
【化３】
【００２０】
（但し、Ａ１はウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Ｎは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Ｂ1は下記一般式（６）〜（８）のいずれかで示される基であり、ξは１〜２０である。）
【００２１】
【化４】
【００２２】
（但し、Ｒ8は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ9は水素原子又は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ10及びＲ12は炭素数１〜１０個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Ｒ11は炭素数１〜２０個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Ｒ13は水素原子又は式−ＣＯＯＲ14で示される基であり、Ｒ14は炭素数１〜２０個のアルキル基である。sは１〜３の整数である。）
【００２３】
本発明の他の特徴は、前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂が、分子内に少なくとも１つのカルボキシル基を含むものである。
【００２４】
本発明の他の特徴は、前記一般式（６）〜（８）におけるＲが、エチル基である。
【００２５】
本発明の他の特徴は、上記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、Ｂ1部分のケイ素原子の割合が、０．１〜１．５質量％である。
【００２６】
本発明の他の特徴は、前記シリル化ウレタン系樹脂がポリウレタン−２４である。
【００２７】
本発明の他の特徴は、前記シリル化ウレタン系樹脂の配合量が、０．００５〜１０質量％である。
【００２８】
本発明の他の特徴は、前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂の配合量が０．０１〜１０質量％である。
【００２９】
本発明の他の特徴は、前記少なくとも一のトリートメント成分をさらに含有している。
【００３０】
本発明の他の特徴は、前記少なくとも一のトリートメント成分が、シリコーン類、少なくとも１２の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、それらの混合物から選択される。
【００３１】
本発明の他の特徴は、媒体が、水、化粧品的に許容可能な媒体、水と化粧品的に許容可能な溶媒との混合物から選択される。
【００３２】
本発明の他の特徴は、化粧品的に許容可能な溶媒が、Ｃ１‐Ｃ４低級アルコール、アルキレングリコール、ポリオールエーテル、Ｃ５‐Ｃ１０アルカン類、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸Ｃ１‐Ｃ４アルキル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、それらの混合物から選択される。
【００３３】
本発明の他の特徴は、更に、アニオン性、非イオン性又は両性ポリマー、酸又は電解質等の非ポリマー増粘剤、粉末成分、油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、保湿剤、天然水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価アルコール、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、プロビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、電解質、乳白剤、真珠光沢剤、天然または合成セラミド類等の添加剤を含有している。
【００３４】
本発明の他の特徴は、シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、リラクゼーション施術、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術及びストレート化の施術前、又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術の２つの工程の間に適用されてすすがれる、あるいは、すすがれない組成物の形態で提供される。
【００３５】
本発明の他の特徴は、ケラチン繊維を手入れ又はトリートメントするためのものである。
【００３６】
本発明の他の特徴は、毛髪に光沢を付与するためのものである。
【００３７】
本発明の他の特徴は、毛髪をしなやかにするためのものである。
【００３８】
本発明の他の特徴は、毛髪にハリコシを与えるためのものである。
【００３９】
本発明の他の特徴は、該トリートメント組成物を有効量ケラチン繊維に適用し、ついで場合によってはすすぐことを特徴とする、毛髪等のケラチン繊維のトリートメント方法である。
【発明の効果】
【００４０】
本発明によれば、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とを配合することにより、トリートメント効果が持続し、なおかつ、同時にハリコシ感を付与することに優れたトリートメント組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【００４１】
本発明のトリートメント組成物は、ケラチン繊維に持続性のあるトリートメント効果をもたらし、かつ、同時にハリコシ感を付与するトリートメント組成物であって、第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが配合されてなり、ｐＨが２〜９、好ましくは３〜８であることを特徴とするものである。
本発明において、ケラチン繊維とは、毛髪、羊毛等のケラチンを主成分とする繊維が含まれ、前記毛髪には頭髪の他、毛髪からなるウイグ等も含まれる。
【００４２】
本発明のトリートメント組成物における第４級アンモニウム基を持つシリコーンとは、一又は複数の第４級アンモニウム基を有する任意のシリコーンを意味するものである。これらの第４級アンモニウム基は、アルファ又はオメガ位に結合しているか、もしくは側方基の形態で結合していてもよい。それらはポリシロキサン骨格に直接結合してもよいし、又は炭化水素鎖により担持されていてもよい。
本発明においては、一般的に許容されているところに従って、シリコーンとは、シロキサン結合（‐Ｓｉ‐Ｏ‐Ｓｉ‐）と称される結合により、ケイ素と酸素原子とが互いに交互に結合したものをベースにした構造を有し、さらにケイ素−炭素結合の存在により特徴付けられる任意のポリマーを意味すると理解される。これらのシリコーン類又はポリシロキサン類は、一般的に適切に官能化されたシラン類の重縮合により得られる。ケイ素原子により最も一般的に担持される炭化水素基は、低級アルキル、特にメチル基、フルオロアルキル基、アリール、特にフェニル基である。
【００４３】
本発明に用いられる好ましい第４級アンモニウム基を持つシリコーン類は、次の一般式（１）〜（４）で表わされる少なくとも１種である。
【００４４】
【化５】
【００４５】
［上式中：
− Ｒ１は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ３０アルキル基又はフェニル基を表し；
− Ｒ２は同一又は異なっており、‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ａ‐（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｂ‐Ｒ3又は‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ４Ｈ８Ｏ）ａ‐Ｒ3を表し；
ここでＲ3は同一又は異なっており、次の一般式：
【００４６】
【化６】
【００４７】
で表わされる基から選択され、ここで：
− Ｒ6基は独立して、直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基で一又は複数のＯＨ基を担持していてもよいものを表すか、又はＣｈＨ２ｈＺ１ＣＯＲ7基を表し；
− Ｒ4、Ｒ5及びＲ7は同一又は異なっており、一又は複数のＯＨ基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基を表すか、又はＲ5はＲ6の一部と共に複素環（例えばＮ、Ｏ、Ｐ等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環）を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、好ましくはＲ4及びＲ5はＣ１‐Ｃ６アルキル基、特にメチル基を示し、Ｒ7は、好ましくはＣ８‐Ｃ１８アルキル類及びＣ８‐Ｃ１８アルケニル類から選択される基、特にココイル基を示し；
− ｍは０〜２０の間で変化し；
− ｎは０〜５００の間で変化し；
− ｐは１〜５０の間で変化し；
− ｑは０〜２０の間で変化し；
− ｒは１〜２０の間で変化し；
− ａは０〜５０の間で変化し；
− ｂは０〜５０の間で変化し；
− ｃは０〜４の間で変化し；
− ｆは０〜４の間で変化し；
− ｇは０〜２の間で変化し、好ましくは１に等しく；
− ｈは１〜４の間で変化し、好ましくは３に等しく；
− Ｚ1は酸素原子又はＮＨを表し；
− Ｘ1−は、カルボキシラート（例えばアセタート、ラクタート、シトラート）、スルファート、ハロゲン化物（塩化物、臭化物）等の一価の無機又は有機アニオンを表す］に相当する化合物から選択される。
【００４８】
より好ましくは上述した一般式（３）に相当する第４級アンモニウム含有シリコーン、特に次の条件：
− ｃが２又は３に等しく；
− Ｒ１がメチル基を示し；
− ａ及びｂが０に等しく；
− ｎが０〜１００の間で変化し；
− ｑが０に等しく；
− ｆ＝３；
− ｇ＝１；
− Ｒ4及びＲ5がメチル基を示し；
− Ｒ6が‐（ＣＨ２）‐ＮＨＣＯＲ7基を示す；
の少なくとも１つ、更に好ましくは全てを満たす一般式（３）に相当するものが使用される。
【００４９】
このようなシリコーン類は、クオタニウム−８０として、例えばゴールドシュミット社（ＧＯＬＤＳＣＨＭＩＤＴ）から、アビル・クワット（ＡＢＩＬ ＱＵＡＴ）３２７２、アビルＢ９９０５、アビル・クワット３４７４及びアビルＫ３２７０の名称で、リポ・フランス社（ＬＩＰＯ ＦＲＡＮＣＥ）からシルクワット（ＳＩＬＱＵＡＴ）Ｑ−１００、シルクワットＱ−２００ＷＳ、シルクワットＡＸ、シルクワットＡＣ、シルクワットＡＤ及びシルクワットＡＭ（全てシルテック社（ＳＩＬＴＥＣＨ）製造）の名称で、ＯＳＩ社からマグナソフト・イグゾースト（ＭＡＧＮＡＳＯＦＴ ＥＸＨＡＵＳＴ）及びシルソフト（ＳＩＬＳＯＦＴ）Ｃ−８８０の名称で、及びＵＣＩＢ社からペコシル（ＰＥＣＯＳＩＬ）１４−ＰＱ及びペコシル３６−ＰＱ（フェニックス・ケミカル社（ＰＨＯＥＮＩＸ ＣＨＥＭＩＣＡＬ）製造）の名称で販売されている。
これらのシリコーン類は、特に欧州特許第５３０９７４号、独国特許第３７１９０８６号、独国特許第３７０５１２１号、欧州特許第６１７６０７号及び欧州特許第７１４６５４号に記載されている。
【００５０】
本発明で使用される第４級アンモニウム基を持つシリコーン類は、水溶液の形態、又は場合によっては水中への分散形態又はエマルジョン形態で提供され得る。
【００５１】
本発明のトリートメント組成物において、第４級アンモニウム基を持つシリコーン（類）は、０．００１〜１０質量％、好ましくは０．０１〜５質量％存在する。０．００１質量％未満ではトリートメント効果が得られず、１０質量％を超えるとトリートメント効果が頭打ちになるので不経済である。
【００５２】
本発明のトリートメント組成物は、シリル化ウレタン系樹脂をさらに含有する。好ましいシリル化ウレタン系樹脂は下記一般式（５）で表わされる少なくとも１種である。
【００５３】
【化７】
【００５４】
（但し、Ａ1はウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Ｎは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Ｂ1は下記一般式（６）〜（８）のいずれかで示される基であり、ξは１〜２０である。）
【００５５】
【化８】
【００５６】
（但し、Ｒ8は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ9は水素原子又は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ10及びＲ12は炭素数１〜１０個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Ｒ11は炭素数１〜２０個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Ｒ13は水素原子又は式−ＣＯＯＲ14で示される基であり、Ｒ14は炭素数１〜２０個のアルキル基である。sは１〜３の整数である。）
【００５７】
特に、上記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂は、分子内に少なくとも１つのカルボキシル基を含むことが好ましく、さらには、上記一般式（６）〜（８）におけるＲがエチル基であることが好ましい。
また、Ｒ9はメチル基であることが好ましく、Ｒ11は炭素数８〜２０個のアルキル基であることが好ましく、Ｒ13は水素原子であることが好ましい。
【００５８】
また、本発明において、上記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、Ｂ1部分のケイ素原子割合は０．１〜１．５質量％であることが好ましい。０．１質量％未満であると、自然な仕上がりが得られないことがあり、１．５質量％を超えると、硬くごわついた仕上がりとなることがある。
このようなシリル化ウレタン系樹脂としては、例えば、アクアリンカーＳＵ１００（商品名、ユニシ株式会社）の名称で市販されている。
【００５９】
本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂は、その製造方法を限定するものではないが、好ましい製造方法は、例えば以下の通りである。
先ず、分子内及び／又は分子末端に水酸基を１個以上有するポリオール化合物（化合物（ａ））と、カルボキシルを含有するポリオール化合物（化合物（ｂ））と、ポリイソシアネート（化合物（ｃ））とのウレタン化反応により得られるウレタンプレポリマーと、下記一般式（９）〜（１１）のいずれかで示される化合物とを反応させ、シリル化ウレタン系樹脂を得る。
下記一般式（９）〜（１１）で示される化合物は、１種に限らず、２種以上用いても良い。
【００６０】
【化９】
【００６１】
（但し、Ｒ8、Ｒ9〜Ｒ13及びsは、前述のとおりである。）
【００６２】
上記化合物（ａ）としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が例示される。
ポリエーテルポリオールとしては、数平均分子量５００〜３０，０００のものが好ましく、１，０００〜１０，０００のものが特に好ましい。また、官能基数が２以上のポリエーテルポリオールが好ましく、その具体例としては、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、ポリオキシヘキシレン、ポリオキシテトラメチレン等の単独重合体並びにエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ヘキシレンオキシド及びテトラヒドロフランよりなる群から選ばれた２種以上のモノエポキシドを開環共重合させてなる共重合体が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、マレイン酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸等のジカルボン酸類の一種又は二種以上と、ジオール類の一種又は二種以上とを重縮合して得られる重合体、ε−カプロラクタム、バレロラクトン等を開環重合させてなる開環重合物、活性水素を２個以上有するひまし油等の活性水素化合物が例示される。通常、分子量５００〜２５，０００のものが用いられる。
【００６３】
化合物（ｂ）としては、下記式（１２）で表されるポリヒドロキシカルボン酸が望ましい。
【００６４】
【化１０】
【００６５】
（但し、Ｌは炭素数１〜１２個のアルキル基を、ｉ及びｊは１〜３の整数を示す。）
ポリヒドロキシカルボン酸としては、例えば２，２−ジメチロールプロピオン酸、２，２−ジメチロールブタン酸、２，２−ジメチロールペンタン酸、２，２−ジメチロールヘプタン酸、２，２−ジメチロールオクタン酸等の２，２−ジメチロールアルカン酸が挙げられる。これらの中でも、特に２，２−ジメチロールプロピオン酸、２，２−ジメチロールブタン酸が好適である。また、カルボキシル基を含有する低級ポリオール化合物は、１種に限らず２種以上用いることができる。
【００６６】
また、本発明においては、化合物（ｂ）以外に、カチオン性基を含有するポリオール（化合物（ｂ−２））等を使用することもできる。
化合物（ｂ−２）としては、分子内に少なくとも１つの第３級アミノ基を含有するポリオール化合物があげられる。例えば、Ｎ−メチルジエタノールアミン、Ｎ−エチルジエタノールアミン、Ｎ−ブチルジエタノールアミン、等のＮ、Ｎ−ビス（ヒドロキシ−有機基）―Ｎ−アルキルアミン、並びに、Ｎ−フェニルジエタノールアミン等のＮ、Ｎ−ビス（ヒドロキシ−有機基）―Ｎ−アリールアミン等が挙げられる。
化合物（ｂ）及び化合物（ｂ−２）は、化合物（ｂ）単独で用いても良く、もしくは化合物（ｂ）と化合物（ｂ−２）を併用することもできる。
【００６７】
化合物（ｃ）としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族ジイソシアネート化合物等が挙げられる。
脂肪族ジイソシアネート化合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネート（ＨＤＩ）等が挙げられる。
脂環式ジイソシアネート化合物としては、４，４′−メチレンビス（シクロヘキシルイソシアネート）（Ｈ−ＭＤＩ）イソホロンジイソシアネート（ＩＰＤＩ）、ノルボルネンジイソシアネート（ＮＢＤＩ）等が挙げられる。
芳香脂肪族ジイソシアネート化合物としては、１，３−若しくは１，４−キシリレンジイソシアネート又はそれらの混合物（ＸＤＩ）が挙げられる。
芳香族ジイソシアネート化合物としては４，４′−ジフェニルメタンジイソシアネート（ＭＤＩ）、２，４−又は２，６−トリレンジイソシアネート（ＴＤＩ）又はそれらの混合物が挙げられ、その他フェニルジイソチオシアネート等が挙げられる。
これら、化合物（ｃ）を単独で用いても良く、もしくは併用することもできる。
上記の中でも、特にイソホロンジイソシアネートが好ましい。又、脂肪族ジイソシアネート化合物を用いると、変色の少ない樹脂を得ることができる。
【００６８】
前述の通り、本発明にかかるシリル化ウレタン系樹脂の製造方法は特に限定されず、ウレタンプレポリマーを合成する際の上記化合物（ａ）と上記化合物（ｂ）と上記化合物（ｃ）との反応も、常法により行うことができる。
上記ウレタンプレポリマー中のカルボキシル基含有量は、０．２〜３．０質量％であることが好ましい。０．２質量％未満であると、水を配合した場合に均一な分散状態にはなり難く、樹脂が分離状態になり、３．０質量％を超えると、高粘度となり安定性が悪化する。
【００６９】
また、上記ウレタンプレポリマーと上記一般式（９）〜（１１）で示される化合物との反応は、一般に５０〜１００℃で３０分間〜３時間行えばよい。
【００７０】
本発明では、上記シリル化ウレタン系樹脂の分散液として毛髪化粧料に配合することが一般的である。シリル化ウレタン系樹脂の分散液は、例えば、シリル化ウレタン系樹脂を塩基性物質で中和し、予めアミン系鎖延長剤を溶解した水分散液を添加して水中に分散させて製造される。また、上記シリル化ウレタン系樹脂に、アミン系鎖延長剤、塩基性物質及び水を配合し、激しく撹拌する等して強固に接触させることにより製造される。
さらに、前記ウレタンプレポリマーと上記一般式（９）〜（１１）で示される化合物とを反応させる際に、下記塩基性物質を存在させて反応させ、次いで水を配合して調製しても良い。
【００７１】
塩基性物質としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属；
トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ２−ブチルアミン、トリアミルアミン、トリヘキシルアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリブタノールアミン、トリペンタノールアミン、トリイソペンタノールアミン、トリヘキサノールアミン等のアミン化合物等が挙げられる。これら塩基性物質は、１種に限らず、２種以上用いることができる。
塩基性物質は、シリル化ウレタン系樹脂中のカルボキシル基の化学当量に対して５０〜１００モル％、好ましくは８０〜１００モル％配合される。
【００７２】
アミン系鎖延長剤としては、エチレンジアミン、１，３−ペンタメチレンジアミン、１，６−ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、４，４´−メチレンビス（シクロヘキシルアミン）、４，４´−メチレンビス（３−メチルーシクロヘキシルアミン）、１，３−ビス（アミノメチル）シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ノルボルナンジアミン、１，３−キシリレンジアミン等の脂肪族、脂環式及び芳香脂肪族ポリアミンや、ヒドラジン、カルボジヒドラジド等のヒドラジン及びその誘導体を用いることができる。これらアミン系鎖延長剤は、１種に限らず、２種以上用いることができる。
また、水の配合量は、該シリル化ウレタン系樹脂１００重量部当たり、１００〜４００重量部、好ましくは１５０〜３５０重量部である。
【００７３】
さらに、シリル化ウレタン系樹脂は、その水溶液又は分散液の粘度を調整するために、炭素数１〜１０個のモノアルコール及び多価アルコールから選ばれる１種又は２種以上のアルコール類を配合することができる。上記アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール及びグリセリンが特に好ましい。上記アルコール類の配合量は、該ウレタン系樹脂１００重量部当たり、１〜２０重量部、好ましくは２〜１０重量部である。又、上記アルコール類を配合することにより、上記水溶液又は分散液中での貯蔵安定性が向上するという効果を示す。
【００７４】
さらに、本発明においては、該樹脂中の第３級アミン基の化学当量に対して５０〜１００モル％の酸性物質を配合してもよい。酸性物質としては、塩酸、硝酸、メタンスルホン酸、硫酸、ｐ−トルエンスルホン酸等が挙げられる。
【００７５】
本発明において、シリル化ウレタン系樹脂の配合量は、実分でトリートメント組成物全量中０．００５〜１０質量％であることが好ましく、特に０．０１〜５質量％であることが好ましい。０．００５質量％未満であると、ハリコシが感じられず、１０質量％を超えると、ごわごわした仕上がりとなり、フレーキングが顕著に起こる。
【００７６】
また、本発明においては、特にポリウレタン−２４という表示名称の特定構造のシリル化ウレタン系樹脂を配合することで、従来の皮膜形成ポリマー等を使用するトリートメント組成物よりも、ハリコシ、感触等が優れたトリートメント組成物を得ることができるが、本発明の効果を損なわない範囲において、従来の皮膜形成ポリマーと組み合わせて使用することも可能である。
【００７７】
本発明のシリル化ウレタン系樹脂は、上記一般式（６）〜（８）においてＲ１1で表される部分による立体障害により、あるいはシラノール基の安定化により水溶媒中では反応せず、安定に存在する。そして毛髪への塗布後、溶媒が揮発することにより、エマルジョンの融着と同時に、シリル化ウレタン系樹脂の濃度が上昇し、反応性シリル基の反応により架橋が進行する。
【００７８】
また、本発明のトリートメント組成物は、剤型によっては、それ自体よく知られている一又は複数のカチオン性界面活性剤、例えばポリオキシアルキレン化されていてもよい第１級、第２級又は第３級脂肪アミン類の塩、第４級アンモニウム塩、及びそれらの混合物を含有してもよい。
【００７９】
第４級アンモニウム塩として、例えば次のものを挙げることができる：
− 次の一般式（１３）：
【００８０】
【化１１】
【００８１】
を有するもの。
上式中、Ｒ15ないしＲ18は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で１〜３０の炭素原子を有する脂肪族基、又は芳香族基、例えばアリール又はアルキルアリールを示す。前記脂肪族基は、例えば特に酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ、（Ｃ２‐Ｃ６）ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、（Ｃ１２‐Ｃ２２）アルキルアミド（Ｃ１‐Ｃ６）アルキル、（Ｃ１２‐Ｃ２２）アルキルアセタート、ヒドロキシアルキルで約１〜３０の炭素原子を有するものから選択される；
Ｘ2−はハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、（Ｃ２‐Ｃ６）アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類から選択されるアニオンである；
− イミダゾリンの第４級アンモニウム塩、例えば次の式（１４）：
【００８２】
【化１２】
【００８３】
のもの。
上式中、Ｒ19は、例えば獣脂又はコプラ脂肪酸から誘導される８〜３０の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Ｒ20は水素原子、Ｃ１‐Ｃ４アルキル基又は８〜３０の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Ｒ21はＣ１‐Ｃ４アルキル基を表し、Ｒ22は水素原子、Ｃ１‐Ｃ４アルキル基を表し、Ｘ3ーはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類を含む群から選択されるアニオンである。
好ましくは、Ｒ19とＲ20は、例えば獣脂脂肪酸から誘導される、１２〜２１の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物を示し、Ｒ21はメチルを示し、Ｒ22は水素を示す。
このような製品は、例えば、ウィトコ社（ＷＩＴＣＯ）から、「リウォカット（ＲＥＷＯＱＵＡＴ）（登録商標）」Ｗ７５、Ｗ９０、Ｗ７５ＰＧ、Ｗ７５ＨＰＧの名称で市販されている、クオタニウム（ＱＵＡＴＥＲＮＩＵＭ）−２７（ＣＴＦＡ １９９７）又はクオタニウム−８３（ＣＴＦＡ １９９７）である。
− 次の式（１５）：
【００８４】
【化１３】
【００８５】
の二第４級アンモニウム塩。
上式中、Ｒ23は約１６〜約３０の炭素原子を有する脂肪族基を示し、Ｒ24、Ｒ25、Ｒ26、Ｒ27及びＲ28は同一又は異なっており、水素又は１〜４の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ、Ｘ4−はハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類、硫酸エチル及び硫酸メチルを含む群から選択されるアニオンである。このようなエチルスルファート第４級ジアンモニウム塩には、場合によってはプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
− 少なくとも一のエステル官能基を有する第４級アンモニウム塩、例えば次の式（１６）：
【００８６】
【化１４】
【００８７】
のもの。
上式中、
− Ｒ29は、Ｃ１‐Ｃ６アルキル基及びＣ１‐Ｃ６ヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキル基から選択され；
− Ｒ30は、
− 次の式：
【００８８】
【化１５】
【００８９】
の基、
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ２２炭化水素基であるＲ34、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ31は、
− 次の式：
【００９０】
【化１６】
【００９１】
の基、
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ６炭化水素基であるＲ36、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ31、Ｒ33及びＲ35は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ７‐Ｃ２１炭化水素基から選択され；
− ε、γ及びδは同一又は異なっており、２〜６の範囲の整数であり；
− ρは１から１０の範囲の整数であり；
− πとσは同一又は異なっており、０から１０の範囲の整数であり；
− Ｘ5−は、有機及び無機の単純又は錯アニオンであり；
但し、π＋ρ＋σの合計が１から１５であり、πが０であればＲ30はＲ34を示し、σが０であればＲ32はＲ36を示す。
好ましくは、Ｒ29アルキル基は直鎖状又は分枝状であり得、特に直鎖状である。
Ｒ29は、好ましくはメチル、エチル、ヒドロキシエチル又はジヒドロキシプロピル基、さらにはメチル又はエチル基を示す。
有利には、π＋ρ＋σの合計は１〜１０である。
Ｒ30が炭化水素基Ｒ34である場合、それは長くて１２〜２２の炭素原子を有するか、もしくは短くて１〜３の炭素原子を有する。
Ｒ32が炭化水素基Ｒ36である場合、それは好ましくは１〜３の炭素原子を有する。
有利には、Ｒ31、Ｒ33及びＲ35は同一でも異なっていてもよく、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１１‐Ｃ２１炭化水素基、特に飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１１‐Ｃ２１アルキル及びアルケニル基から選択される。
好ましくは、π及びσは同一又は異なっており、０又は１である。
有利には、ρは１に等しい。
好ましくは、ε、γ、及びδは同一又は異なっており、２又は３、特に２に等しい。
アニオンＸ5−は、好ましくはハロゲン化物（塩化物、臭化物又はヨウ化物）又は（Ｃ１‐Ｃ４）アルキルスルファート、特にメチルスルファートである。しかしながら、メタンスルホナート、ホスファート、ニトラート、トシラート、有機酸から誘導されるアニオン、例えばアセタート又はラクタート、又はエステル官能基を有するアンモニウムと融和性のある任意の他のアニオンを使用することもできる。
アニオンＸ5−は、特に塩化物又はメチルスルファートである。
【００９２】
本発明のトリートメント組成物に使用することができるアンモニウム塩は、式（１６）において：
− Ｒ29がメチル又はエチル基を示し；
− π及びρが１に等しく；
− σが０又は１に等しく；
− ε、γ及びδが２に等しく；
− Ｒ30が、
− 次の式：
【００９３】
【化１７】
【００９４】
の基、
− メチル、エチル、又はＣ１４‐Ｃ２２炭化水素基、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ32が、
− 次の式：
【００９５】
【化１８】
【００９６】
の基、
− 水素原子、
から選択され；
− Ｒ31、Ｒ33及びＲ35は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１３‐Ｃ１７炭化水素基、好ましくは飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のＣ１３‐Ｃ１７アルキル及びアルケニル基から選択される；
ものである。
有利には、炭化水素基は直鎖状である。
【００９７】
式（１６）の化合物として挙げられるものは、例えばジアシルオキシエチルジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、トリアシルオキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムの塩（特に塩化物又はメチルスルファート）及びそれらの混合物である。アシル基は、好ましくは１４〜１８の炭素原子を有し、特に植物性油、例えばパーム油又はヒマワリ油から得られるものである。
化合物がいくつかのアシル基を有している場合は、該基は同一でも異なっていてもよい。
これらの生成物は、例えば脂肪酸もしくは植物又は動物由来の脂肪酸の混合物に対してオキシアルキレン化されていてもよいアルキルジイソプロパノールアミン、又はアルキルジエタノールアミン、又はトリイソプロパノールアミン、又はトリエタノールアミンを直接エステル化することによって、又はそれらのメチルエステルのエステル交換により得られる。このエステル化に続いて、アルキル化剤、例えばアルキル（好ましくはメチル又はエチル）ハロゲン化物、ジアルキル（好ましくはメチル又はエチル）スルファート、メタンスルホン酸メチル、ｐ−トルエンスルホン酸メチル、グリコール又はグリセロールクロロヒドリンを使用して第４級化する。
このよう化合物は、例えばコグニス社（ＣＯＧＮＩＳ）からデハイカート（ＤＥＨＹＱＵＡＲＴ）（登録商標）、ステパン社（ＳＴＥＰＡＮ）からステパンカート（ＳＴＥＰＡＮＱＵＡＴ）（登録商標）、セカ社（ＣＥＣＡ）からノキサミウム（ＮＯＸＡＭＩＵＭ）（登録商標）、リウォ−ゴールドシュミット社（ＲＥＷＯ−ＧＯＬＤＳＣＨＭＩＤＴ）からリウォカット（ＲＥＷＯＱＵＡＴ）（登録商標）ＷＥ１８の名称で販売されている。
【００９８】
本発明のトリートメント組成物は、第４級アンモニウムのモノ−、ジ−及びトリエステル塩の混合物を含むことができ、質量にしてそのほとんどがジエステル塩である。
アンモニウム塩の混合物として、１５〜３０質量％のアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファート、４５〜６０質量％のジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファート、及び１５〜３０質量％のトリアシルオキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファートを含有する混合物を使用することができ、ここでアシル基は１４〜１８の炭素原子を有し、部分的に水素化されていてもよいパーム油から得られる。
【００９９】
また、米国特許第４８７４５５４号及び米国特許第４１３７１８０号に記載されているような、少なくとも一のエステル官能基を有するアンモニウム塩を使用することができる。
上述した第４級アンモニウム塩として、式（１３）に相当するものが好ましく使用される。特に一方では、テトラアルキルアンモニウムクロリド、例えば、アルキル基が約１２〜２２の炭素原子を有するアルキルトリメチルアンモニウムクロリド又はジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、特にベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムのクロリド、又は他方、ヴァンダイク社（ＶＡＮ ＤＹＫ）からセラフィル（ＣＥＲＡＰＨＹＬ）（登録商標）７０の商品名で販売されているステアラミドプロピルジメチル（ミリスチルアセタート）アンモニウムクロリド、又はパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドを挙げることができる。
【０１００】
剤型にもよるが、本発明のトリートメント組成物において特に好ましいカチオン性界面活性剤は、第４級アンモニウム塩、特にベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオタニウム−８３、ベヘニルアミドプロピル（２，３−ジヒドロキシプロピル）ジメチルアンモニウムクロリド及びパルミトイルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドから選択される。
【０１０１】
好ましいカチオン性界面活性剤は、トリートメント組成物に可溶性のカチオン性界面活性剤、特に水溶性のもの、又は少なくとも一の非イオン性界面活性剤によりトリートメント組成物又は水に溶解されるものである。
組成物又は水に可溶性のカチオン性界面活性剤なる表現は、２５℃の水に０．１質量％以上の濃度で組成物又は水に溶解するカチオン性界面活性剤、すなわちこれらの条件下で巨視的に等方性の透明溶液を形成するものであることを意味すると理解される。
【０１０２】
本発明の組成物は、剤型によっては、カチオン性界面活性剤を０．０５〜１０質量％、好ましくは０．１〜５質量％含有する。
【０１０３】
本発明の組成物は、剤型によっては、カチオン界面活性剤以外のある種の界面活性剤を必要に応じて含有してもよい。
本発明で使用可能な界面活性剤は、従来技術でよく知られているアニオン性界面活性剤（例えば、ラウレス硫酸Ｎａ等）、非イオン性及び両性界面活性剤（例えば、コカミドプロピルベタイン等）、及びそれらの混合物から選択される。
界面活性剤は本発明の効果を損なわない範囲、一般的に約０．１〜１０質量％、好ましくは０．５〜８質量％、より好ましくは１〜５質量％である。
【０１０４】
本発明のトリートメント組成物は、剤型によっては、非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも一の界面活性剤を好ましくは含有する。
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物［これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社（グラスゴー及びロンドン）から出版されているエム・アール・ポーター（Ｍ．Ｒ． Ｐｏｒｔｅｒ）の「界面活性剤のハンドブック（Ｈａｎｄｂｏｏｋ ｏｆ Ｓｕｒｆａｃｔａｎｔｓ）」（１９９１、１１６−１７８頁）を参照］であり、特に（非限定的列挙）、例えば８〜１８の炭素原子を有する脂肪鎖を有し、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された脂肪酸、アルキルフェノール類、α−ジオール類又はアルコール類から選択され、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に２〜５０の範囲、グリセロール基の数を特に２〜３０の範囲とすることができる。
また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物；
好ましくは２〜３０モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均１〜５、特に１．５〜４のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類；
２〜３０モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類；
スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、Ｎ−アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば（Ｃ１０‐Ｃ１４）アルキルアミンオキシド類又はＮ−アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類；
を挙げることもできる。
【０１０５】
具体的には、親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類（例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等）；
グリセリンポリグリセリン脂肪酸類（例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α，α´−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等）；
プロピレングリコール脂肪酸エステル類（例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等）；
硬化ヒマシ油誘導体；
グリセリンアルキルエーテル；
等が挙げられる。
【０１０６】
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、ＰＯＥ−ソルビタン脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−ソルビタンモノオレエート、ＰＯＥ−ソルビタンモノステアレート、ＰＯＥ−ソルビタンモノオレエート、ＰＯＥ−ソルビタンテトラオレエート等）；
ＰＯＥソルビット脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−ソルビットモノラウレート、ＰＯＥ−ソルビットモノオレエート、ＰＯＥ−ソルビットペンタオレエート、ＰＯＥ−ソルビットモノステアレート等）；
ＰＯＥ−グリセリン脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−グリセリンモノステアレート、ＰＯＥ−グリセリンモノイソステアレート、ＰＯＥ−グリセリントリイソステアレート等のＰＯＥ−モノオレエート等）；
ＰＯＥ−脂肪酸エステル類（例えば、ＰＯＥ−ジステアレート、ＰＯＥ−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等）；
ＰＯＥ−アルキルエーテル類（例えば、ＰＯＥ−ラウリルエーテル、ＰＯＥ−オレイルエーテル、ＰＯＥ−ステアリルエーテル、ＰＯＥ−ベヘニルエーテル、ＰＯＥ−２−オクチルドデシルエーテル、ＰＯＥ−コレスタノールエーテル等）；
プルロニック型類（例えば、プルロニック等）；
ＰＯＥ・ＰＯＰ−アルキルエーテル類（例えば、ＰＯＥ・ＰＯＰ−セチルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰ−２−デシルテトラデシルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰ−モノブチルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰ−水添ラノリン、ＰＯＥ・ＰＯＰ−グリセリンエーテル等）；
テトラＰＯＥ・テトラＰＯＰ−エチレンジアミン縮合物類（例えば、テトロニック等）；
ＰＯＥ−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体（例えば、ＰＯＥ−ヒマシ油、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ＰＯＥ−硬化ヒマシ油マレイン酸等）；
ＰＯＥ−ミツロウ・ラノリン誘導体（例えば、ＰＯＥ−ソルビットミツロウ等）；
アルカノールアミド（例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等）；
ＰＯＥ−プロピレングリコール脂肪酸エステル；
ＰＯＥ−アルキルアミン；
ＰＯＥ−脂肪酸アミド；
ショ糖脂肪酸エステル；
アルキルエトキシジメチルアミンオキシド；
トリオレイルリン酸；
等が挙げられる。
【０１０７】
剤型にもよるが、非イオン性界面活性剤の濃度は０．１〜１０質量％、好ましくは０．５〜８質量％、特に１〜５質量％の範囲である。０．１質量％未満であると製剤の安定性が悪く、１０質量％を超えると組成物の粘度の低下が著しい。
【０１０８】
本発明のトリートメント組成物は、第４級アンモニウム基を持つシリコーン類以外のシリコーン類、少なくとも１２の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、例えばポリ（アルファ−オレフィン類）、及びそれらの混合物から選択される少なくとも一のトリートメント成分をさらに含有してよい。
【０１０９】
本発明で使用可能なシリコーン類は、トリートメント組成物に不溶又は溶解するものであってよく、それらは、特に本発明のトリートメント組成物に不溶のポリオルガノシロキサン類である。それらは、油、ロウ、樹脂又はガムの形態で提供される。またそれらは、純粋物、エマルション、分散液、又はマイクロエマルションとして使用され得る。
オルガノポリシロキサン類は、ウォルター・ノール（ＷＡＬＴＥＲ ＮＯＬＬ）の「シリコーンの化学と技術（Ｃｈｅｍｉｓｔｒｙ ａｎｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ ｏｆ Ｓｉｌｉｃｏｎｅｓ）」（１９６８）、アカデミック・プレス（Ａｃａｄｅｍｉｃ Ｐｒｅｓｓ）社版において、より詳細に定義されている。それらは揮発性又は非揮発性であってよい。
【０１１０】
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に６０℃〜２６０℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される：
（ｉ） ３〜７、好ましくは４〜５のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特に、ローディア社（ＲＨＯＤＩＡ）から「シルビオン（ＳＩＬＢＩＯＮＥ）７００４５Ｖ２」又はユニオン・カーバイド社（ＵＮＩＯＮ ＣＡＲＢＩＤＥ）から「揮発性シリコーン７２０７」の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローディア社から「シルビオン７００４５Ｖ５」、ユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン７１５８」の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン／メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造（１７）：
【０１１１】
【化１９】
【０１１２】
を有し、ユニオン・カーバイド社から販売されている「シリコーンボラタイルＦＺ３１０９」を挙げることもできる。
さらに、ケイ素から誘導された有機化合物と環状シリコーン類の混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール（５０／５０）の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンと１，１´−オキシ（２，２，２´，２´，３，３´−ヘキサトリメチルシリルオキシ）ビスネオペンタンの混合物を挙げることができる。
【０１１３】
（ｉｉ） ２〜９のケイ素原子を有し、２５℃で５ｘ１０−６ｍ２／ｓ以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば、特に、東レ・ダウコーニング社から「ＳＨ２００」の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、このクラスに入るシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレタリー（Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ ａｎｄ Ｔｏｉｌｅｔｒｉｅｓ）の第９１巻、１月、７６、２７−３２頁、トッド・アンド・バイヤー（ＴＯＤＤ ＆ ＢＹＥＲＳ）の「化粧品用の揮発性シリコーン流体（Ｖｏｌａｔｉｌｅ Ｓｉｌｉｃｏｎｅ Ｆｌｕｉｄｓ ｆｏｒ Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ）」において公開されている論文に記載されている。
【０１１４】
非揮発性シリコーン類としては、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物を挙げることができる。
【０１１５】
本発明で使用可能な有機変性されたシリコーン類は、それらの構造に、炭化水素基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含む、上述したシリコーン類である。
有機修飾されたシリコーン類としては次のものを挙げることができる：
− Ｃ６‐Ｃ２４アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び／又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社（Ｄｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ）からＱ２・５２００の名称で販売されている、（Ｃ１２）アルキルメチコーンコポリオール、及びユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット（ＳＩＬＷＥＴ）（登録商標）Ｌ７２２、Ｌ７５００、Ｌ７７及びＬ７１１、又はダウ・コーニング社からＤＣ１２４８の名称で販売されているジメチコーンコポリオールと称される製品；
− 置換又は非置換のアミン含有基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社（ＧＥＮＥＳＥＥ）からＧＰ７１００及びＧＰ４シリコーン・フルイドの名称で販売されている製品、又はダウ・コーニング社からＱ２・８２２０及びダウ・コーニング９２９もしくは９３９の名称で販売されている製品。置換されたアミン含有基は、特にＣ１‐Ｃ４アミノアルキル基である；
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社から「ＧＰ７２Ａ」及び「ＧＰ７１」の名称で販売されている製品；
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばＳＷＳシリコーン社から「シリコーン・コポリマーＦ−７５５」の名称で、またゴールドシュミット社からアビルワックス（ＡＢＩＬ ＷＡＸ）（登録商標）２４２８、２４３４及び２４４０の名称で販売されている製品；
− ヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば仏国特許出願公開第８５−１６３３４号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類；
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば米国特許第４９５７７３２号に記載されているポリオルガノシロキサン；
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション（ＣＨＩＳＳＯ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ）からの欧州特許第１８６５０７号に記載されている製品、又はアルキルカルボキシル型のもの、例えば信越シリコーン社製の製品名Ｘ−２２−３７０１Ｅに存在するもの；
２−ヒドロキシアルキル−スルホナートを有するポリオルガノシロキサン類；
２−ヒドロキシアルキルチオスルファートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社から「アビル（登録商標）Ｓ２０１」及び「アビル（登録商標）Ｓ２５５」の名称で販売されている製品；
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第３４２８３４号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Ｑ２−８４１３を挙げることができる。
【０１１６】
シリコーン類の例として、アミノ又はアルコキシル化基を有するポリジメチルシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、ポリジメチルシロキサン類が好ましく使用される。
【０１１７】
さらに、本発明のトリートメント組成物には、当該技術でよく知られている従来からの添加剤、すなわち、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、保湿剤、天然水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価アルコール、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、プロビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、電解質、乳白剤、真珠光沢剤、天然または合成セラミド類、香料等を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
本発明のトリートメント組成物の特性が悪影響を受けないように留意して、可能な添加剤及びそれらの量を選択すればよい。
【０１１８】
粉末成分としては、例えば、無機粉末（例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等）；
有機粉末（例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等）；
無機白色顔料（例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等）；
無機赤色系顔料（例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等）；
無機褐色系顔料（例えば、γ−酸化鉄等）；
無機黄色系顔料（例えば、黄酸化鉄、黄土等）；
無機黒色系顔料（例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等）；
無機紫色系顔料（例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等）；
無機緑色系顔料（例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等）；
無機青色系顔料（例えば、群青、紺青等）；
パール顔料（例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等）；
金属粉末顔料（例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等）；
ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料（例えば、赤色２０１号、赤色２０２号、赤色２０４号、赤色２０５号、赤色２２０号、赤色２２６号、赤色２２８号、赤色４０５号、橙色２０３号、橙色２０４号、黄色２０５号、黄色４０１号、及び青色４０４号などの有機顔料、赤色３号、赤色１０４号、赤色１０６号、赤色２２７号、赤色２３０号、赤色４０１号、赤色５０５号、橙色２０５号、黄色４号、黄色５号、黄色２０２号、黄色２０３号、緑色３号及び青色１号等）；
天然色素（例えば、クロロフィル、β−カロチン等）；
等が挙げられる。
【０１１９】
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
【０１２０】
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【０１２１】
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、ＰＯＥラノリンアルコールエーテル、ＰＯＥラノリンアルコールアセテート、ＰＯＥコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ＰＯＥ水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
【０１２２】
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【０１２３】
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸（ＥＰＡ）、ドコサヘキサエン酸（ＤＨＡ）等が挙げられる。
【０１２４】
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール（例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等）；
分枝鎖アルコール（例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等）；
等が挙げられる。
【０１２５】
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、１２−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−２−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸Ｎ−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−２−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−２−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−２−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−２−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル２−エチルヘキサノエート、２−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−２−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸２−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、Ｎ−ラウロイル−Ｌ−グルタミン酸−２−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−２−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−２−エチルヘキシル、ミリスチン酸２−ヘキシルデシル、パルミチン酸２−ヘキシルデシル、アジピン酸２−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸２−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
【０１２６】
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、１，３−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−１２−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、ｄｌ−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン（ＥＯ）ＰＯ付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
【０１２７】
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子（例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード（マルメロ）、アルゲコロイド（カッソウエキス）、デンプン（コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ）、グリチルリチン酸；
微生物系高分子（例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等）；
動物系高分子（例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等）；
等が挙げられる。
【０１２８】
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子（例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等）；
セルロース系高分子（メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等）；
アルギン酸系高分子（例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等）；
等が挙げられる。
【０１２９】
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤（例えば、パラアミノ安息香酸(以下、ＰＡＢＡと略す)、ＰＡＢＡモノグリセリンエステル、ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル、Ｎ，Ｎ−ジプロポキシＰＡＢＡエチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジエトキシＰＡＢＡエチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジメチルＰＡＢＡエチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジメチルＰＡＢＡブチルエステル、Ｎ，Ｎ−ジメチルＰＡＢＡエチルエステル等）；
アントラニル酸系紫外線吸収剤（例えば、ホモメンチル−Ｎ−アセチルアントラニレート等）；
サリチル酸系紫外線吸収剤（例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、ｐ−イソプロパノールフェニルサリシレート等）；
桂皮酸系紫外線吸収剤（例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル−４−イソプロピルシンナメート、メチル−２，５−ジイソプロピルシンナメート、エチル−２，４−ジイソプロピルシンナメート、メチル−２，４−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−ｐ−メトキシシンナメート、イソプロピル−ｐ−メトキシシンナメート、イソアミル−ｐ−メトキシシンナメート、オクチル−ｐ−メトキシシンナメート（２−エチルヘキシル−ｐ−メトキシシンナメート）、２−エトキシエチル−ｐ−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−ｐ−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、２−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−２−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等）；
３−（４´−メチルベンジリデン）−ｄ,ｌ−カンファー、３−ベンジリデン−ｄ，ｌ−カンファー；
２−フェニル−５−メチルベンゾキサゾール；
２，２´−ヒドロキシ−５−メチルフェニルベンゾトリアゾール；
２−（２´−ヒドロキシ−５´−ｔ−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール；
2−（２´−ヒドロキシ−５´−メチルフェニルベンゾトリアゾール；
ジベンザラジン；
ジアニソイルメタン；
４−メトキシ−４´−ｔ−ブチルジベンゾイルメタン；
５−（３，３−ジメチル−２−ノルボルニリデン）−３−ペンタン−２−オン、ジモルホリノピリダジノン；
等が挙げられる。
【０１３０】
金属イオン封鎖剤としては、例えば、１−ヒドロキシエタン−１，１−ジフォスホン酸、１−ヒドロキシエタン−１，１− ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸３ナトリウム等が挙げられる。
【０１３１】
多価アルコールとしては、例えば、２価のアルコール（例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、１，２−ブチレングリコール、１，３−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、２，３−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、２−ブテン−１，４−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等）；
３価のアルコール（例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等）；
４価アルコール（例えば、１，２，６−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等）；
５価アルコール（例えば、キシリトール等）；
６価アルコール（例えば、ソルビトール、マンニトール等）；
多価アルコール重合体（例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等）；
２価のアルコールアルキルエーテル類（例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ２−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等）；
２価アルコールアルキルエーテル類（例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等）；
２価アルコールエーテルエステル（例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等）；
グリセリンモノアルキルエーテル（例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等）；
糖アルコール（例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等）；
グリソリッド；
テトラハイドロフルフリルアルコール；
ＰＯＥ−テトラハイドロフルフリルアルコール；
ＰＯＰ−ブチルエーテル；
ＰＯＰ・ＰＯＥ−ブチルエーテル；
トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル；
ＰＯＰ−グリセリンエーテル；
ＰＯＰ−グリセリンエーテルリン酸；
ＰＯＰ・ＰＯＥ−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン；
等が挙げられる。
【０１３２】
単糖としては、例えば、三炭糖（例えば、Ｄ−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等）；
四炭糖（例えば、Ｄ−エリトロース、Ｄ−エリトルロース、Ｄ−トレオース、エリスリトール等）；
五炭糖（例えば、Ｌ−アラビノース、Ｄ−キシロース、Ｌ−リキソース、Ｄ−アラビノース、Ｄ−リボース、Ｄ−リブロース、Ｄ−キシルロース、Ｌ−キシルロース等）；
六炭糖（例えば、Ｄ−グルコース、Ｄ−タロース、Ｄ−ブシコース、Ｄ−ガラクトース、Ｄ−フルクトース、Ｌ−ガラクトース、Ｌ−マンノース、Ｄ−タガトース等）；
七炭糖（例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等）；
八炭糖（例えば、オクツロース等）；
デオキシ糖（例えば、２−デオキシ−Ｄ−リボース、６−デオキシ−Ｌ−ガラクトース、６−デオキシ−Ｌ−マンノース等）；
アミノ糖（例えば、Ｄ−グルコサミン、Ｄ−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等）；
ウロン酸（例えば、Ｄ−グルクロン酸、Ｄ−マンヌロン酸、Ｌ−グルロン酸、Ｄ−ガラクツロン酸、Ｌ−イズロン酸等）；
等が挙げられる。
【０１３３】
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α，α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
【０１３４】
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
【０１３５】
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸（例えば、スレオニン、システイン等）；
塩基性アミノ酸（例えば、ヒドロキシリジン等）；
等が挙げられる。
また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム（ラウロイルサルコシンナトリウム）、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【０１３６】
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール等が挙げられる。
【０１３７】
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【０１３８】
ｐＨ調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
【０１３９】
ビタミン類としては、例えば、ビタミンＡ、Ｂ1、Ｂ2、Ｂ6、Ｃ、Ｅおよびその誘導体等が挙げられる。
【０１４０】
プロビタミン類、パントテン酸およびその誘導体、例えば、パンテノール、ビオチン等が挙げられる。
【０１４１】
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【０１４２】
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
【０１４３】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤（エチルパラベン、ブチルパラベン等）；
消炎剤（例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等）；
美白剤（例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等）；
各種抽出物（例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等）；
賦活剤（例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等）；
血行促進剤（例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等）；
抗脂漏剤（例えば、硫黄、チアントール等）；
抗炎症剤（例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等）；
等が挙げられる。
【０１４４】
上記添加物は、０．０１質量％〜２０質量％、好ましくは０．１質量％〜１５質量％、特に０．３質量％〜１０質量％の範囲の量で、本発明のトリートメント組成物に含有される。
【０１４５】
本発明において許容可能な媒体は、水又は化粧品的に許容可能な溶媒、あるいは、水と化粧品的に許容可能な溶媒、例えばＣ１‐Ｃ４低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ｔｅｒｔ−ブタノール、ｎ−ブタノール；
ポリオール、例えばプロピレングリコール；
ポリオールエーテル；
Ｃ５‐Ｃ１０アルカン類；
アセトン、メチルエチルケトン；
Ｃ１‐Ｃ４酢酸アルキル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル；
ジメトキシエタン、ジエトキシエタン；
及びそれらの混合物との混合物を含有してよい。
化粧品的に許容可能な媒体は、トリートメント組成物に対して１〜９８質量％である。
【０１４６】
また、本発明のトリートメント組成物のｐＨは２〜９、好ましくは３〜８である。ｐHが２未満あるいは９を超えると毛髪等を損傷する恐れがある。
【０１４７】
また、本発明のトリートメント組成物の容器から出した時の形態は特に制限されず、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状（透明、半透明）、泡状、ペースト状などの各種形態とすることができる。
【０１４８】
また、本発明の組成物は、シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、リラクゼーション施術、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術及びストレート化の施術前又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術の２つの工程の間に適用されてすすがれる、あるいは、すすがれない組成物の形態で提供されてもよい。
【０１４９】
また本発明は、上述したトリートメント組成物を有効量、ケラチン物質に適用し、場合によっては任意の放置時間の後にすすぐことからなる、皮膚又は毛髪等のケラチン物質の美容処理方法に関する。すすぎは、例えば水で行われる。
【実施例】
【０１５０】
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例により何ら制限されるものではない。なお、以下の記載において、％は質量％である。
尚、以下の実施例および比較例において、第４級アンモニウム基を持つシリコーン（A）、シリル化ウレタン系樹脂（B）としては、それぞれ下記のものを使用した。
第４級アンモニウム基を持つシリコーン（A）：
クオタニウム−８０（商品名：アビル・クワット（ＡＢＩＬ QUAT）３４７４、メーカー名：ゴールドシュミット社）
シリル化ウレタン系樹脂（Ｂ）:
アクアリンカー ＳＵ１００（商品名、メーカー名：コニシ株式会社）（ポリウレタン−２４という表示名称のシリル化ウレタン系樹脂を３０％含む水分散液）
【０１５１】
実施例１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（６）セテアリルグルコシド ０．４０％
（７）ＰＧ １．００％
（８）イソプロパノール ０．２０％
（９）エタノール ０．３５％
（１０）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１１）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１２）ジメチコン １．５０％
（１３）アモジメチコン ０．５０％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ７．５とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１５２】
実施例２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）シア脂 ０．５０％
（４）ポリソルベート６０ ０．８５％
（５）グリセリン ４．００％
（６）イソプロパノール １．００％
（７）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（８）（ＰＰＧ／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１０）ジメチコン ０．５０％
（１１）アモジメチコン ２．５０％
（１２）シクロペンタシロキサン １．００％
（１３）リンゴ酸 ｐＨ７．０とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）香料 適量
（１６）水 残量
【０１５３】
実施例３
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ポリソルベート６０ ０．９０％
（８）グリセリン ４．００％
（９）イソプロパノール １．００％
（１０）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１１）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１２）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１３）ジメチコン ０．９０％
（１４）ジメチコノール ０．１０％
（１５）アモジメチコン １０．００％
（１６）リンゴ酸 ｐＨ８．０とする量
（１７）防腐剤 適量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１５４】
実施例４
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．４５％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）セテアリルグルコシド ０．３５％
（６）グリセリン ４．００％
（７）イソプロパノール １．００％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１１）ジメチコン ０．５０％
（１２）アモジメチコン ２．５０％
（１３）シクロペンタシロキサン １．００％
（１４）乳酸 ｐＨ７．５とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１５５】
実施例５
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．００％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（８）セテアリルグルコシド ０．２５％
（９）グリセリン ４．００％
（１０）イソプロパノール １．００％
（１１）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１２）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１３）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１４）ジメチコン ０．９０％
（１５）ジメチコノール ０．１０％
（１６）アモジメチコン １０．００％
（１７）シクロペンタシロキサン ４．００％
（１８）乳酸 ｐＨ４．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０１５６】
実施例６
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．２０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）セテアリルグルコシド ０．３０％
（６）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（７）ＰＧ １．００％
（８）イソプロパノール ０．２５％
（９）エタノール ０．３５％
（１０）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１１）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１２）乳酸Ｎａ ｐＨ７．０とする量
（１３）防腐剤 適量
（１４）香料 適量
（１５）水 残量
【０１５７】
実施例７
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）シア脂 ０．５０％
（４）ポリソルベート６０ ０．８５％
（５）グリセリン ４．００％
（６）イソプロパノール １．００％
（７）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１０）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１１）防腐剤 適量
（１２）香料 適量
（１３）水 残量
【０１５８】
実施例８
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ステアリルアルコール ４．００％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ポリソルベート６０ ０．９０％
（８）グリセリン ４．００％
（９）イソプロパノール １．００％
（１０）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１１）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１２）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１３）乳酸Ｎａ ｐＨ３．０とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）香料 適量
（１６）水 残量
【０１５９】
実施例９
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）セテアリルグルコシド ０．３５％
（６）グリセリン ４．００％
（７）イソプロパノール １．００％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ３．０とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１６０】
実施例１０
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）ステアリルアルコール ３．５０％
（３）セテアリルアルコール １．００％
（４）シア脂 ０．５０％
（５）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．５０％
（６）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（７）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（８）セテアリルグルコシド ０．２５％
（９）グリセリン ４．００％
（１０）イソプロパノール １．００％
（１１）ベヘントリモニウムクロリド ４．００％
（１２）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１３）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ３．０とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１６１】
実施例１１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）ミリスチン酸イソプロピル １．００％
（３）ステアリン酸グリコール １．００％
（４）セテス−３０ ０．２０％
（５）エタノール １．００％
（６）イソプロパノール ０．１０％
（７）セトリモニウムクロリド ２．５０％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ０．４０％
（９）乳酸Ｎａ ｐＨ４．５とする量
（１０）防腐剤 適量
（１１）香料 適量
（１２）水 残量
【０１６２】
実施例１２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ８．００％
（２）ミリスチン酸イソプロピル ２．００％
（３）ステアリン酸グリコール ２．００％
（４）セテス−３０ ０．４０％
（５）エタノール ２．００％
（６）イソプロパノール ０．２０％
（７）セトリモニウムクロリド ５．００％
（８）ベヘントリモニウムクロリド ０．８０％
（９）乳酸Ｎａ ｐＨ４．５とする量
（１０）防腐剤 適量
（１１）香料 適量
（１２）水 残量
【０１６３】
実施例１３
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ５．００％
（２）流動パラフィン ０．８０％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．１５％
（４）ステアリン酸グリコール ０．１０％
（５）セテス−３０ ２．００％
（６）ＢＧ ０．４５％
（７）コカミドプロピルベタイン液（３０％） １５．４０％
（８）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（９）防腐剤 適量
（１０）香料 適量
（１１）水 残量
【０１６４】
実施例１４
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール １０．００％
（２）流動パラフィン １．６０％
（３）パルミチン酸２−エチルヘキシル ０．３０％
（４）ステアリン酸グリコール ０．２０％
（５）セテス−３０ ４．００％
（６）エタノール ０．４５％
（７）ＢＧ ０．９０％
（８）コカミドプロピルベタイン液（３０％） ３０．８０％
（９）セトリモニウムブロミド １．０５％
（１０）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１１）防腐剤 適量
（１２）香料 適量
（１３）水 残量
【０１６５】
実施例１５
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）パラフィン １．５０％
（３）オレイルアルコール ０．４０％
（４）流動パラフィン ０．３０％
（５）２−オクチルドデカノール ０．１０％
（６）ＰＥＧ１００−水添ヒマシ油 １．５０％
（７）ミリスチン酸イソプロピル ０．７０％
（８）ステアリン酸グリセリル ０．８０％
（９）ステアレス−２０ ０．４０％
（１０）セテス−３０ ０．１０％
（１１）エタノール ０．４０％
（１２）イソプロパノール ０．５０％
（１３）ＤＰＧ ０．８０％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．９０％
（１５）ベヘントリモニウムクロリド ０．１５％
（１６）ジメチコン ０．０５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ５．０とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１６６】
実施例１６
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ４．００％
（２）パラフィン ３．００％
（３）オレイルアルコール ０．８０％
（４）流動パラフィン ０．６０％
（５）２−オクチルドデカノール ０．２０％
（６）ＰＥＧ１００−水添ヒマシ油 ３．００％
（７）ミリスチン酸イソプロピル １．４０％
（８）ステアリン酸グリセリル １．６０％
（９）ステアレス−２０ ０．８０％
（１０）セテス−３０ ０．２０％
（１１）エタノール ０．８０％
（１２）イソプロパノール １．００％
（１３）ＤＰＧ １．６０％
（１４）セトリモニウムブロミド １．８０％
（１５）ベヘントリモニウムクロリド ０．３０％
（１６）ジメチコン ０．１０％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１６７】
実施例１７
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ３．５０％
（２）オレイルアルコール ０．５０％
（３）ＰＥＧ−１００水添ヒマシ油 １．５０％
（４）オレイン酸フィトステリル １．００％
（５）ステアリン酸グリセリル ０．５０％
（６）セテス−３０ ０．３０％
（７）エタノール ０．７５％
（８）イソプロパノール ０．１０％
（９）セトリモニウムブロミド １．７５％
（１０）ベヘントリモニウムクロリド ０．４０％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ５．０とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１６８】
実施例１８
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（６）セテアリルグルコシド ０．４０％
（７）ＰＧ １．００％
（８）イソプロパノール ０．２０％
（９）エタノール ０．３５％
（１０）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１１）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１２）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１３）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１６９】
実施例１９
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ １．００％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ６．０とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７０】
実施例２０
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ １．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ５．００％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ １．００％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７１】
実施例２１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ １．００％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）イソプロパノール ０．２０％
（１１）エタノール ０．３５％
（１２）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１３）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１４）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１５）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１６）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１７）防腐剤 適量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１７２】
実施例２２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ダイマージリノール酸（フィトステリル／イソステアリル／
セチル／ステアリル／ベヘニル） ０．５０％
（６）トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル ０．５０％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）イソプロパノール ０．２０％
（１１）エタノール ０．３５％
（１２）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１３）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１４）アモジメチコン ０．５０％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７３】
実施例２３
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１８）防腐剤 適量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１７４】
実施例２４
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（８）セテアリルグルコシド ０．４０％
（９）ＰＧ ０．５０％
（１０）イソプロパノール ０．２０％
（１１）エタノール ０．３５％
（１２）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１３）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１４）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１５）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１６）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１７）防腐剤 適量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１７５】
実施例２５
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ０．７５％
（１８）ジメチコン ０．７５％
（１９）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（２０）防腐剤 適量
（２１）香料 適量
（２２）水 残量
【０１７６】
実施例２６
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０１７７】
実施例２７
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ １０．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０１７８】
実施例２８
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ２．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１２）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１４）乳酸Ｎａ ｐＨ６．０とする量
（１５）防腐剤 適量
（１６）香料 適量
（１７）水 残量
【０１７９】
実施例２９
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（乳液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ２．００％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ＰＧ ０．５０％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１１）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１２）乳酸Ｎａ ｐＨ６．０とする量
（１３）防腐剤 適量
（１４）香料 適量
（１５）水 残量
【０１８０】
実施例３０
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０１％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ４．００％
（２）エチルトリシロキサン ２．００％
（３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）ジメチコン 残量
【０１８１】
実施例３１
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（２）エタノール ３．００％
（３）エチルトリシロキサン ２．００％
（４）ジメチコン ７．００％
（５）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（６）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（７）香料 適量
（８）シクロペンタシロキサン 残量
【０１８２】
実施例３２
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ９４．０５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１８３】
実施例３３
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ４６．５５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）ジメチコン ５０．００％
（１１）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１２）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１３）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）香料 適量
（１６）水 残量
【０１８４】
実施例３４
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ３７．０５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）ジメチコン ５９．５０％
（１１）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１２）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１３）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１４）防腐剤 適量
（１５）青色１号 適量
（１６）紫２０１号 適量
（１７）香料 適量
（１８）水 残量
【０１８５】
実施例３５
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ４８．７５％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（８）エタノール ４６．３０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン １．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８６】
実施例３６
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ５３．６５％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（８）エタノール ４１．７０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン １．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８７】
実施例３７
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ４６．４０％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ５．００％
（８）エタノール ４１．９０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン ５．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８８】
実施例３８
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）イソドデカン ４９．３０％
（５）ドコサン ０．０１％
（６）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（７）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（８）エタノール ４１．９０％
（９）ＰＧ ０．０１％
（１０）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１１）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１２）ジメチコン ５．００％
（１３）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１５）防腐剤 適量
（１６）青色１号 適量
（１７）紫２０１号 適量
（１８）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１９）香料 適量
（２０）水 残量
【０１８９】
実施例３９
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（７）エタノール ４１．９０％
（８）ＰＧ ０．０１％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１１）ジメチコン ５．００％
（１２）シクロペンタシロキサン ４８．８５％
（１３）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１４）防腐剤 適量
（１５）青色１号 適量
（１６）紫２０１号 適量
（１７）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１９０】
実施例４０
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）ヤシ油脂肪酸ＰＥＧ−７グリセリル ０．５０％
（７）エタノール ４１．９０％
（８）ＰＧ ０．０１％
（９）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（１０）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１１）ジメチコン ５３．８０％
（１２）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１３）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（１４）防腐剤 適量
（１５）青色１号 適量
（１６）紫２０１号 適量
（１７）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（１８）香料 適量
（１９）水 残量
【０１９１】
実施例４１
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ９２．８５％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール １．００％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０１９２】
実施例４２
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ８３．３５％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール １．００％
（４）シクロペンタシロキサン ９．００％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）エタノール 残量
【０１９３】
実施例４３
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ８４．００％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール ９．００％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０１９４】
実施例４４
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）エチルトリシロキサン ５．００％
（２）ジメチコノール ９．００％
（３）シクロペンタシロキサン ８５．００％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０１９５】
実施例４５
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００（コニシ株式会社製）
（本願のシリル化ウレタン系樹脂３０％水分散液） ０．０５％
（１）ジメチコン ９．００％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール １．００％
（４）シクロペンタシロキサン ８３．３５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）エタノール 残量
【０１９６】
実施例４６
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（乳液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）セタノール ０．０３％
（２）ステアリルアルコール ０．０３％
（３）ドデカン ０．０１％
（４）ドコサン ０．０１％
（５）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．０３％
（６）エタノール ９４．０５％
（７）ＰＧ ０．０１％
（８）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．０１％
（９）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．０１％
（１０）シクロペンタシロキサン ０．０３％
（１１）乳酸Ｎａ ｐＨ５．５とする量
（１２）防腐剤 適量
（１３）香料 適量
（１４）水 残量
【０１９７】
実施例４７
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ０．５０％
（２）エタノール ５．００％
（３）エチルトリシロキサン ５．００％
（４）ジメチコン ９．００％
（５）アモジメチコン １．００％
（６）（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０−３０））クロスポリマー
０．５０％
（７）水酸化Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（８）防腐剤 適量
（９）香料 適量
（１０）水 残量
【０１９８】
実施例４８
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ドデカン ０．７５％
（２）ドコサン ０．７５％
（３）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（４）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（５）ＰＧ ０．５０％
（６）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（７）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（８）（アクリレーツ／アクリル酸アルキル（Ｃ１０−３０））クロスポリマー
０．５０％
（９）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１０）水酸化Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１１）防腐剤 適量
（１２）香料 適量
（１３）水 残量
【０１９９】
実施例４９
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ジメチコン ７６．８０％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール ８．５５％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０２００】
実施例５０
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（半透明ジェル状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）シクロペンタシロキサン ７６．８０％
（２）エチルトリシロキサン ５．００％
（３）ジメチコノール ８．５５％
（４）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（５）香料 適量
（６）エタノール 残量
【０２０１】
比較例１
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．５０％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ５．０とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０２０２】
比較例２
下記の成分及び配合からなるすすがれるトリートメント組成物（クリーム状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ２．００％
（１）セタノール ２．００％
（２）ステアリルアルコール ２．００％
（３）セテアリルアルコール １．５０％
（４）エイコセン酸カプリリル ０．５０％
（５）ドデカン ０．７５％
（６）ドコサン ０．７５％
（７）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ３．００％
（８）ステアラミドＭＥＡ １．００％
（９）セテアリルグルコシド ０．４０％
（１０）ＰＧ ０．５０％
（１１）イソプロパノール ０．２０％
（１２）エタノール ０．３５％
（１３）ステアルトリモニウムクロリド ０．９５％
（１４）セトリモニウムブロミド ０．８５％
（１５）（ＰＰＧ−１２／ＳＭＤＩ）コポリマー ０．５０％
（１６）ＰＥＧ−９０Ｍ ０．２５％
（１７）シクロペンタシロキサン ３．００％
（１８）乳酸Ｎａ ｐＨ６．５とする量
（１９）防腐剤 適量
（２０）香料 適量
（２１）水 残量
【０２０３】
比較例３
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ｂ）商品名：アクアリンカー ＳＵ１００ ０．０５％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ４．００％
（２）エチルトリシロキサン ２．００％
（３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）ジメチコン 残量
【０２０４】
比較例４
下記の成分及び配合からなるすすがれないトリートメント組成物（液状）を調整した：
（Ａ）クオタニウム−８０ ０．５０％
（１）ミリスチン酸ＰＰＧ−３ベンジルエーテル ４．００％
（２）エチルトリシロキサン ２．００％
（３）シクロペンタシロキサン ３．００％
（４）ジメチルＰＡＢAエチルヘキシル ０．０５％
（５）乳酸 ｐＨ６．５とする量
（６）香料 適量
（７）ジメチコン 残量
【０２０５】
（トリートメント組成物の毛髪テスト）
次に、上記実施例１〜５０及び比較例１〜４で得られたトリートメント組成物を用いて、下記の方法により毛髪のトリートメント効果に関するテストを実施した。
すなわち、被験者であるセミロングの２０〜５０代の女性５０人の頭髪を予めシャンプーにより毛髪の汚れを落とし、毛髪を充分にすすいだ後、トリートメント組成物を適用した。あるいは、毛髪を充分にすすいで乾燥した後にトリートメント組成物を適用した。そして、すすぎ時の毛髪の状態及び乾燥した時の毛髪の状態、あるいは乾燥した毛髪にトリートメント組成物を適用した時の毛髪の状態を評価した。
【０２０６】
実施例１〜２９のすすがれるトリートメント組成物を適用した場合は、湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかであった。さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりを与えると共に、毛髪は自然な風合いでしなやかで滑らかな感触を有していた。また、櫛を通してもフレーキングを起こすことがなく、なおかつ、トリートメント効果が優れていた。さらに、すすぎ時にも指通りの滑らかさがありしっとりした感じを与え、かつ、トリートメント保持効果に優れるものであった。
【０２０７】
実施例３０〜５０のすすがれないトリートメント組成物を適用した場合は、乾燥した毛髪は滑らかでしなやかとなり、さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりを与えると共に、毛髪は自然な風合いでしなやかで滑らかな感触を有していた。また、櫛を通してもフレーキングを起こすことがなく、なおかつ、トリートメント保持効果が優れていた。
【０２０８】
尚、実施例１〜５０のトリートメント保持効果及びハリコシ感についてのテスト結果は、以下の表１のとおりである。表中、例えば、５０人中４５人が効果を認めた場合、「４５／５０」というように表現している。
【０２０９】
【表１】
【０２１０】
一方、比較例１のすすがれるトリートメント組成物を適用した場合、毛髪はゴワツキ感があり、自然な風合いでしなやかで滑らかな感触と呼べるものでは無かった。さらに、すすぎ時、風乾時ともに指通りの滑らかさは無く、かつ、トリートメント保持効果は実施例に比べ遥かに劣るものであった。
【０２１１】
比較例２のすすがれるトリートメント組成物を適用した場合、湿った毛髪は滑らかでしなやかではあったが、乾燥した毛髪のトリートメント保持効果は実施例に比べ劣った。さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりも無かった。さらに、すすぎ時にも指通りの滑らかさは実施例に比べ劣り、かつ、トリートメント保持効果は実施例に比べ劣るものであった。
【０２１２】
比較例３のすすがれないトリートメント組成物を適用した場合、乾燥した毛髪に対するトリートメント保持効果は実施例に比べ遥かに劣り、さらに、毛髪に対してゴワツキ感を与え、自然な風合いでしなやかで滑らかな感触と呼べるようなものでは無かった。
【０２１３】
比較例４のすすがれないトリートメント組成物を適用した場合は、乾燥した毛髪は滑らかでしなやかとなり、トリートメント効果はあるもののトリートメント保持効果は無かった。さらに、毛髪に対してハリコシ感のある弾力性に富んだ仕上がりは無かった。
【０２１４】
尚、比較例１〜４のトリートメント保持効果及びハリコシ感についてのテスト結果は、以下の表２のとおりである。表中、例えば、５０人中４５人が効果を認めた場合、「４５／５０」というように表現している。
【０２１５】
【表２】
【産業上の利用可能性】
【０２１６】
叙上のとおり、本発明によれば、第４級アンモニウム基を持つシリコーンとシリル化ウレタン系樹脂を配合することにより、コンディショニング持続効果に優れるとともに、ハリコシ感を付与するトリートメント組成物を提供することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが含有されてなり、ｐＨが２〜９であることを特徴とするトリートメント組成物。
【請求項２】
前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンが、下記一般式（１）〜（４）：
【化２０】
［上式中：
― Ｒ１は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ３０アルキル基又はフェニル基を表し；
− Ｒ２は同一又は異なっており、‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ａ‐（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｂ‐Ｒ3又は‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ４Ｈ８Ｏ）ａ‐Ｒ3を表し；
ここでＲ3は同一又は異なっており、次の式：
【化２１】
の基から選択され、ここで：
− Ｒ6基は独立して、直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基で一又は複数のＯＨ基を担持していてもよいものを表すか、又はＣｈＨ２ｈＺ1ＣＯＲ7基を表し；
− Ｒ4、Ｒ5及びＲ7は同一又は異なっており、一又は複数のＯＨ基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基を表すか、又はＲ5はＲ6の一部と共に、複素環（Ｎ、Ｏ、Ｐ等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環）を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、
− ｍは０〜２０の間で変化し；
− ｎは０〜５００の間で変化し；
− ｐは１〜５０の間で変化し；
− ｑは０〜２０の間で変化し；
− ｒは１〜２０の間で変化し；
− ａは０〜５０の間で変化し；
− ｂは０〜５０の間で変化し；
− ｃは０〜４の間で変化し；
− ｆは０〜４の間で変化し；
− ｇは０〜２の間で変化し、好ましくは１に等しく；
− ｈは１〜４の間で変化し、好ましくは３に等しく；
− Ｚ1は酸素原子又はＮＨを表し；
− Ｘ1−は、カルボキシラート、スルファート、ハロゲン化物等の一価の無機又は有機アニオンを表す］
で表わされるシリコーンから選択される請求項１記載のトリートメント組成物。
【請求項３】
前記シリコーンが前記一般式（３）で表わされるものである請求項２記載のトリートメント組成物。
【請求項４】
前記シリコーンが、次の条件：
− ｃが２又は３に等しく；
− Ｒ１がメチル基を示し；
− ａ及びｂが０に等しく；
− ｎが０〜１００の間で変化し；
− ｑが０に等しく；
− ｆ＝３；
− ｇ＝１；
− Ｒ4及びＲ5がメチル基を示し；
− Ｒ6が‐（ＣＨ２）‐ＮＨＣＯＲ7基を示す；
の少なくとも一つを満たす一般式（３）に相当するものである請求項３記載のトリートメント組成物。
【請求項５】
前記シリコーンがクオタニウム−８０である請求項４記載のトリートメント組成物。
【請求項６】
前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンが、水溶液又は水分散液又は水懸濁液の形態である請求項１〜５のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項７】
前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンの配合量が０．００１〜１０質量％である請求項１〜６のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項８】
前記シリル化ウレタン系樹脂が下記一般式（５）で表わされる請求項１〜７のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【化２２】
（但し、Ａ１はウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Ｎは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Ｂ1は下記一般式（６）〜（８）のいずれかで示される基であり、ξは１〜２０である。）
【化２３】
（但し、Ｒ8は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ9は水素原子又は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ10及びＲ12は炭素数１〜１０個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Ｒ11は炭素数１〜２０個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Ｒ13は水素原子又は式−ＣＯＯＲ14で示される基であり、Ｒ14は炭素数１〜２０個のアルキル基である。sは１〜３の整数である。）
【請求項９】
前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂が、分子内に少なくとも１つのカルボキシル基を含むものである請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１０】
前記一般式（６）〜（８）におけるＲが、エチル基である請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１１】
前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、Ｂ1部分のケイ素原子の割合が、０．１〜１．５質量％である請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１２】
前記シリル化ウレタン系樹脂がポリウレタン−２４である請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１３】
前記シリル化ウレタン系樹脂の配合量が、０．００５〜１０質量％であるものである請求項１〜１２のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項１４】
前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂の配合量が、０．０１〜１０質量％であるものである請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１５】
更に、少なくとも１種のトリートメント成分をさらに含有してなる請求項１〜１４のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項１６】
前記トリートメント成分が、シリコーン類、少なくとも１２の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、及びそれらの混合物から選択される請求項１５記載のトリートメント組成物。
【請求項１７】
媒体が、水、又は化粧品的に可能な溶媒、あるいは、水と化粧品的に許容可能な溶媒との混合物から選択される請求項１〜１６のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項１８】
前記溶媒が、Ｃ１‐Ｃ４低級アルコール、アルキレングリコール、ポリオールエーテル、Ｃ５‐Ｃ１０アルカン類、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸Ｃ１‐Ｃ４アルキル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、及びそれらの混合物から選択される請求項１７記載のトリートメント組成物。
【請求項１９】
更に、アニオン性、非イオン性又は両性ポリマー、酸又は電解質等の非ポリマー増粘剤、粉末成分、油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、保湿剤、天然水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価アルコール、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、プロビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、電解質、乳白剤、真珠光沢剤、天然または合成セラミド類から選択される少なくとも一の添加剤を含有してなる請求項１〜１８のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２０】
シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、リラクゼーション施術、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術及びストレート化の施術前又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクゼーションの２つの工程の間に適用されてすすがれる、あるいは、すすがれない組成物の形態である請求項１〜１９のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２１】
ケラチン繊維をトリートメントするためのものである請求項１〜２０のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２２】
毛髪に光沢を与えるためのものである請求項１〜２１のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２３】
毛髪をしなやかにするためのものである請求項１〜２１のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２４】
毛髪にハリコシを与えるためのものである請求項１〜２１のいずれか１項に記載のトリートメント組成物
【請求項２５】
請求項１〜２４のいずれか１項に記載のトリートメント組成物を毛髪等のケラチン繊維に適用し、ついで、すすぐ、又は、すすがないことを特徴とする、ケラチン繊維のトリートメント方法。
【請求項１】
第４級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一のシリル化ウレタン系樹脂とが含有されてなり、ｐＨが２〜９であることを特徴とするトリートメント組成物。
【請求項２】
前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンが、下記一般式（１）〜（４）：
【化２０】
［上式中：
― Ｒ１は同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のＣ１‐Ｃ３０アルキル基又はフェニル基を表し；
− Ｒ２は同一又は異なっており、‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ａ‐（Ｃ３Ｈ６Ｏ）ｂ‐Ｒ3又は‐ＣｃＨ２ｃ‐Ｏ‐（Ｃ４Ｈ８Ｏ）ａ‐Ｒ3を表し；
ここでＲ3は同一又は異なっており、次の式：
【化２１】
の基から選択され、ここで：
− Ｒ6基は独立して、直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基で一又は複数のＯＨ基を担持していてもよいものを表すか、又はＣｈＨ２ｈＺ1ＣＯＲ7基を表し；
− Ｒ4、Ｒ5及びＲ7は同一又は異なっており、一又は複数のＯＨ基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のＣ１−２２アルキル又はＣ２−２２アルケニル基を表すか、又はＲ5はＲ6の一部と共に、複素環（Ｎ、Ｏ、Ｐ等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環）を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、
− ｍは０〜２０の間で変化し；
− ｎは０〜５００の間で変化し；
− ｐは１〜５０の間で変化し；
− ｑは０〜２０の間で変化し；
− ｒは１〜２０の間で変化し；
− ａは０〜５０の間で変化し；
− ｂは０〜５０の間で変化し；
− ｃは０〜４の間で変化し；
− ｆは０〜４の間で変化し；
− ｇは０〜２の間で変化し、好ましくは１に等しく；
− ｈは１〜４の間で変化し、好ましくは３に等しく；
− Ｚ1は酸素原子又はＮＨを表し；
− Ｘ1−は、カルボキシラート、スルファート、ハロゲン化物等の一価の無機又は有機アニオンを表す］
で表わされるシリコーンから選択される請求項１記載のトリートメント組成物。
【請求項３】
前記シリコーンが前記一般式（３）で表わされるものである請求項２記載のトリートメント組成物。
【請求項４】
前記シリコーンが、次の条件：
− ｃが２又は３に等しく；
− Ｒ１がメチル基を示し；
− ａ及びｂが０に等しく；
− ｎが０〜１００の間で変化し；
− ｑが０に等しく；
− ｆ＝３；
− ｇ＝１；
− Ｒ4及びＲ5がメチル基を示し；
− Ｒ6が‐（ＣＨ２）‐ＮＨＣＯＲ7基を示す；
の少なくとも一つを満たす一般式（３）に相当するものである請求項３記載のトリートメント組成物。
【請求項５】
前記シリコーンがクオタニウム−８０である請求項４記載のトリートメント組成物。
【請求項６】
前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンが、水溶液又は水分散液又は水懸濁液の形態である請求項１〜５のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項７】
前記第４級アンモニウム基を持つシリコーンの配合量が０．００１〜１０質量％である請求項１〜６のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項８】
前記シリル化ウレタン系樹脂が下記一般式（５）で表わされる請求項１〜７のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【化２２】
（但し、Ａ１はウレタンポリマーの骨格に当たる残基、Ｎは該ウレタンポリマーのイソシアネート基に由来する窒素原子であり、Ｂ1は下記一般式（６）〜（８）のいずれかで示される基であり、ξは１〜２０である。）
【化２３】
（但し、Ｒ8は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ9は水素原子又は炭素数１〜６個のアルキル基、Ｒ10及びＲ12は炭素数１〜１０個の側鎖があっても良いアルキレン基又はアリーレン基、Ｒ11は炭素数１〜２０個のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基、Ｒ13は水素原子又は式−ＣＯＯＲ14で示される基であり、Ｒ14は炭素数１〜２０個のアルキル基である。sは１〜３の整数である。）
【請求項９】
前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂が、分子内に少なくとも１つのカルボキシル基を含むものである請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１０】
前記一般式（６）〜（８）におけるＲが、エチル基である請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１１】
前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂中、Ｂ1部分のケイ素原子の割合が、０．１〜１．５質量％である請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１２】
前記シリル化ウレタン系樹脂がポリウレタン−２４である請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１３】
前記シリル化ウレタン系樹脂の配合量が、０．００５〜１０質量％であるものである請求項１〜１２のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項１４】
前記一般式（５）で示されるシリル化ウレタン系樹脂の配合量が、０．０１〜１０質量％であるものである請求項８記載のトリートメント組成物。
【請求項１５】
更に、少なくとも１種のトリートメント成分をさらに含有してなる請求項１〜１４のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項１６】
前記トリートメント成分が、シリコーン類、少なくとも１２の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、及びそれらの混合物から選択される請求項１５記載のトリートメント組成物。
【請求項１７】
媒体が、水、又は化粧品的に可能な溶媒、あるいは、水と化粧品的に許容可能な溶媒との混合物から選択される請求項１〜１６のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項１８】
前記溶媒が、Ｃ１‐Ｃ４低級アルコール、アルキレングリコール、ポリオールエーテル、Ｃ５‐Ｃ１０アルカン類、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸Ｃ１‐Ｃ４アルキル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、及びそれらの混合物から選択される請求項１７記載のトリートメント組成物。
【請求項１９】
更に、アニオン性、非イオン性又は両性ポリマー、酸又は電解質等の非ポリマー増粘剤、粉末成分、油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、保湿剤、天然水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、多価アルコール、糖類、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、プロビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、電解質、乳白剤、真珠光沢剤、天然または合成セラミド類から選択される少なくとも一の添加剤を含有してなる請求項１〜１８のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２０】
シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、リラクゼーション施術、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクゼーション施術及びストレート化の施術前又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクゼーションの２つの工程の間に適用されてすすがれる、あるいは、すすがれない組成物の形態である請求項１〜１９のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２１】
ケラチン繊維をトリートメントするためのものである請求項１〜２０のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２２】
毛髪に光沢を与えるためのものである請求項１〜２１のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２３】
毛髪をしなやかにするためのものである請求項１〜２１のいずれか１項に記載のトリートメント組成物。
【請求項２４】
毛髪にハリコシを与えるためのものである請求項１〜２１のいずれか１項に記載のトリートメント組成物
【請求項２５】
請求項１〜２４のいずれか１項に記載のトリートメント組成物を毛髪等のケラチン繊維に適用し、ついで、すすぐ、又は、すすがないことを特徴とする、ケラチン繊維のトリートメント方法。
【公開番号】特開２０１３−２３４７８（Ｐ２０１３−２３４７８Ａ）
【公開日】平成２５年２月４日（２０１３．２．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１６０５４９（Ｐ２０１１−１６０５４９）
【出願日】平成２３年７月２２日（２０１１．７．２２）
【出願人】（５０５０２９２２９）株式会社パイモア (3)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年２月４日（２０１３．２．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年７月２２日（２０１１．７．２２）
【出願人】（５０５０２９２２９）株式会社パイモア (3)
【Ｆターム（参考）】
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