説明

ハンドジェスチャ・インタフェースを有するイメージャリーダ

【課題】オペレーションのモードを変更する場合に、マニュアルを検索する事なく、短時間にエントリ出来る証印読取端末を提供する。
【解決手段】システムは、ハウジングおよび二次元イメージ・センサアレイ、および、二次元イメージ・センサアレイにイメージを焦点合わせさせるための結像レンズを有するイメージャベース証印読取端末を含む。端末は、コード化されたシンボルキャラクタを読むのに適しており、更にハンドジェスチャを撮像するのに適している。メモリには、所定のハンドジェスチャをオペレーションの端末モードと関連させるために、ハンドジェスチャ属性ライブラリを含む。システムは、ハンドジェスチャのイメージを受信して、イメージをハンドジェスチャ属性ライブラリの所定のハンドジェスチャに関連させ、関連するターミナルのオペレーションのモードを実行するようにデジタルリンクに接続している中央演算処理装置を更に含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願に関する相互参照
[0001] 本出願は、2011年3月3日に「ハンドジェスチャ・インタフェースを有するイメージャリーダ(Imager Reader With Hand Gesture Interface)」というタイトルの米国特許出願番号第13/039920号に基づく優先権を主張する。上記の出願は、全体的に本願明細書にリファレンスとして組み入れる。
【0002】
[0002] この開示は、一般にイメージャベース証印読取端末に関し、より詳しくは、ハンドジェスチャを使用しているオペレーションのモードの変化を実行するように構成される証印読取端末の実施形態に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] 製品および商品の識別のための光学証印(例えばバーコード・シンボル)の使用は、公知技術である。現在、様々なタイプの証印読取端末(例えば携帯バーコード・スキャナ、ハンズフリースキャナ、生検(bioptic)カウンター内蔵(in-counter)スキャナおよびパーソナル携帯情報機器(PDA)のようなモバイル・コンピュータが開発されてきた。ハンドヘルドおよび小売スキャナで見られる共通のタイプのスキャンエンジンは、レーザー・ベースのスキャンエンジンであり、読み込まれるバーコード・シンボル・パターンのバーおよびスペースを順番にスキャンするために焦点あわせされるレーザー光線を使用する。特に小売り環境で今日使用されている大多数のレーザー・スキャナは、コード・シンボル読取オペレーション中、バーコード・シンボルにわたってレーザー光線を焦点合わせしスキャンするためにレンズを採用し、鏡および/または他の光学エレメントを移動(例えば、回転または振動)する。
【0004】
[0004] 証印読取端末の一般の他のタイプは、デジタルイメージャであり、それは線形イメージャおよびエリアイメージャを含む。デジタルイメージャは多数のピクセルイメージ・センサーアセンブリ(しばしば光信号を電気信号に変換する電荷結合素子(CCD)である)上へバーコードのイメージを集中させるために発光ダイオード(LED)およびレンズを典型的には利用する。LEDは、認識および解読目的のためのイメージを捕えるために同時に特定の波長の光を有してバーコード・シンボルのバーおよびスペースの全てを照らす。
【0005】
[0005] デジタルイメージャは、オペレーションのモードを変える能力を有する。例えば、イメージャはバーコードをスキャンするように構成されることができ、画像を撮ることができ、または、光学文字認識(OCR)に係わることができる。バーコードスキャンモード内で、例えば、イメージャは、プレゼンテーション・モード、トリガー・モードまたはインベントリモードに関して構成されることができる。プレゼンテーション・モードでは、イメージャは概してスタンドにおいて、静止しているままであり、バーコードを運んでいる製品はスキャナによって読まれる。トリガー・モードでは、スキャナは概して手で把持され、バーコードの方向に差し向けられる。多くのトリガー・モードは、選ばれることができ(例えば一回のトライ、マルチトライ)、連続的である。インベントリモードでは、バーコードは読み込まれ、ユーザにより命令されるまで、不揮発性メモリに格納されて、ホストへ移されない。この種の構成は、復号可能な証印、パッケージおよび他の部材の異なるタイプに対応することを必要とすることができる。
【0006】
[0006] 各々の異なるオペレーションのモードのためのイメージャを構成する1つの現在の方法は、操作のマニュアルまたは構成ガイドから、構成バーコードをスキャンすることになっている。マニュアルまたはガイドは、構成モードに入るための指示を含み、次いで、その後端末の構成を変えるマニュアルの印刷バーコードをスキャンする。この方法に対する欠点は、この方法がエンドユーザが関連したプログラム・バーコードを利用できるようにすることをしばしば必要とするということである。エンドユーザは所望の構成のためのプログラム・バーコードを見つけるためにマニュアルを検索しなければならず、それは時間を浪費して、誤ったエントリに結果としてなり、顧客不満に至る。
【0007】
[0007] 異なるオペレーションのモードのためのイメージャを構成する他の方法は、それをコンパニオン装置(例えばコンピュータまたはレジスタ)に接続することであり、有線のインタフェース(例えばRS-232またはUSBコード)を使用する。しばしば、イメージャおよびコンピュータは構成またはセットアップ・ツールを経て通信し、エンドユーザを必要とするためにコンパニオン装置にアクセスするだけではなく、また、端末のための所望の構成を実行するために同時に端末およびコンパニオン装置を作動する。
【0008】
[0008] エンドユーザが短い持続期間または昔の使用のためのイメージャの構成を変えたいそれらの状況において、現在の再構成方法は、扱いにくくて時間がかかる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
[0009] したがって、急速に複雑なステップまたは追加的なハードウェアなしで、オペレーションのモードを切替えることができる必要がある。本発明のある態様では、製品と関連するコード化されたシンボル・キャラクタを復号化するシステムが提供される。システムは、ハウジングおよび二次元イメージ・センサアレイ、および、二次元イメージ・センサアレイにイメージを焦点合わせさせるための結像レンズを有するイメージャベース証印読取端末を含む。端末は、コード化されたシンボルキャラクタを読むのに適しており、更にハンドジェスチャを撮像するのに適している。端末は、ハンドジェスチャのイメージを送信するためのデジタルリンクを含む。システムは、デジタル接続を介して証印読取端末に連結するメモリを更に含む。メモリは、所定のハンドジェスチャをオペレーションの端末モードと関連させるために、ハンドジェスチャ属性ライブラリを含む。システムは、ハンドジェスチャのイメージを受信して、イメージをハンドジェスチャ属性ライブラリの所定のハンドジェスチャに関連させ、関連するターミナルのオペレーションのモードを実行するようにデジタルリンクに接続している中央演算処理装置を更に含む。
【0010】
[0010] 本発明の別の態様では、証印読取端末に関するオペレーションのモードを変える方法が、本願明細書において提供される。方法は、ハウジングおよび二次元のイメージ・センサアレイ、および、二次元のイメージ・センサアレイにイメージを焦点合わせさせるための結像レンズを有するイメージャベース端末を提供するステップを含む。二次元のイメージ・センサアレイは、ピクセルの複数の行列に形成される複数のピクセルを有する。方法は、端末に連結するメモリを提供するステップを更に含む。メモリは、複数のハンドジェスチャ属性イメージから成るハンドジェスチャ属性ライブラリを格納する。各々のイメージは、端末に関するオペレーションのモードと関連する。方法は、イメージャベース端末を有するイメージを捕えるステップと、ハンドジェスチャ属性ライブラリにアクセスするステップと、捕えられたイメージを格納されたハンドジェスチャ属性イメージと比較するステップとを更に含む。捕えられたイメージが格納されたハンドジェスチャ属性イメージのうちの1つと相関する場合、ハンドジェスチャ属性イメージと関連するオペレーションのモードは実行される。
【0011】
[0011] 本願明細書において、記載されている特徴は、後述する図面を参照してよりよく理解されていることがありえる。図面が必ずしも一定の比率であるというわけではなく、その代わりに強調が一般に本発明の原則を例示することに置かれる。図面において、種々の図面を通して同じ参照番号が同じパーツを示すように用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】[0012] 図1は、本発明のイメージング装置に関する略図を例示する。
【図2】[0013] 図2は、本発明のイメージング装置の他の実施形態に関する略図を例示する。
【図3】[0014] 図3は、図1または図2のイメージング装置のブロック略図である。
【図4】[0015] 図4は、本発明の他の実施形態による図2のイメージング装置に関する略図を例示する。
【図5】[0016] 図5は、本発明のさらにもう一つの実施形態に従う図2のイメージング装置に関する略図を例示する。
【図6】[0017] 図6は、本発明の一実施形態によるワイヤレストランシーバのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[0018] 図1は、コード化されたシンボル・キャラクタ(概してUPCシンボル)と関連する製品の購入を含むプロセス処理に関して、小売業者によって、使用されるPOS(point-of-sale)ワークステーション1010を例示する。ワークステーション1010は、スキャンされる製品を配置させるための水平カウンタートップ1012を含む。カウンタートップ1012に載置される生検(bioptic)スキャナ1014は、実質的に直角方法の第1のハウジング部分の一端から突出する第1のハウジング部分1016および第2のハウジング部分1018を含む。生検(bioptic)スキャナ1014が、カウンタートップ面の中でに取り付けられるとき、第11のハウジング部分1016は、水平に配置され、第2のハウジング部分1018は、POSステーションに対して、垂直に配置される。このように、本願明細書において関連して、用語『第1のハウジング部分』および『水平に配置されたハウジング部分』を取り換えて使うことができるが、同じ構造を参照する。同様に、用語『第2のハウジング部分』および『垂直に配置されたハウジング部分』を取り換えて使うことができるが、同じ構造を参照する。
【0014】
[0019] ある実施形態では、第1のハウジング部分1016は、レーザーベース証印スキャニング端末が設けられており、第2のハウジング部分1018は、イメージャベース端末が設けられている。カウンタートップ1012は、光学的に透明な(例えば、ガラス)水平スキャン窓1020を勘定カウンタと面一に包含し、開口部1024aのパターンを備えたイメージング・ウインドウ保護プレート1022におおわれる。これらの開口部1024は、水平スキャン窓1020の下に位置する第1のスキャンソースから、複数の垂直照明平面の投影ができるようにする。
【0015】
[0020] 生検(bioptic)スキャナ1014の第2のハウジング部分1018は更に、イメージャベース証印読取端末1028が収容される垂直スキャン窓1026を含む。すなわち、レーザーベース端末と対照的に、イメージャベース端末は、CCDスキャナのような多数のピクセルイメージ・センサーアセンブリから成る。一般に、イメージ・センサアレイは、認識および復号目的のためのイメージを捕捉するために特定の波長の光で証印(例えばバーコード・シンボルのバーおよびスペース)の全てを同時に照らす。それらが、読まれるバーコード・シンボルのイメージを検出するためにCCDイメージ探知器を使用するので、この種のスキャナは一般的にCCDスキャナとして公知である。
【0016】
[0021] コード化されたシンボルキャラクタ1032を備えた製品1030は、生検(bioptic)スキャナ1014によりスキャンされることができる。コード化されたシンボルキャラクタ1032が、製品1030の一番下にある場合、水平スキャン窓1020を介して投影される1以上のスキャンラインが、復号化するためのシンボルを横断する。コード化されたシンボルキャラクタ1032が製品側に位置する場合、キャラクタ1032のイメージは、イメージャベース証印読取端末1028によって捕捉さられ、復号化のために送信される。
【0017】
[0022] ここで用いられる「コード化されたシンボルキャラクタ」は、単一の英数字のバーコードシンボルの表示のようなメッセージの情報のユニットの表示を意味することを目的とする。一つ以上のコード化されたシンボルキャラクタは、例えば、数の桁を表す12のコード化されたシンボル・キャラクタから成るUPCバーコードにおいて、ソースの識別および製品のモデルのような情報を伝達するために用いることができる。また、コード化されたシンボル・キャラクタは、UPCバーコードのスタート、終わり、中央を示すのに用いられるバーおよびスペースからなるエレメントのような合意した在来の意味を有する非英数字であってよい。コード化されたシンボルとしてキャラクタをコード化するのに用いるバーおよびスペースは、一般に「エレメント」と称される。例えば、UPCシンボルのコード化されたキャラクタは、4エレメント、2つのバーおよび2つのスペースからなる。同様に、コード化されたシンボルキャラクタは、例えばCode 39およびCode 128を含んでいる他の一次元(「1D」)のバーコードシステムのような他のバーコードシンボル(symbologies)に関し、または、PDF417を含むスタックされた二次元(「2D」)のバーコードシステムに関して定められることが可能である。
【0018】
[0023] ちょうど記載されている生検(bioptic)スキャナ構成は、例示的であり、水平および垂直スキャンウインドウを有する構造に、限られない。生検(bioptic)スキャナは、単一のスキャンウインドウを含むことができが、スキャンウインドウは2(以上)スキャンソース有することができる。いくつかの構造では、スキャンソースが類似していることがありえるにもかかわらず、本願明細書で開示される本発明の実施形態では、スキャンソースのうちの少なくとも1つはイメージャベース端末である。例えば、イメージャベース端末(例えば、多数のピクセルイメージ・センサーアレイ)に加えて、別のスキャンソースは、前述のレーザーベース端末、無線周波数識別装置(RFID)または重量スケールを含むことができる。第2のイメージャベース端末が、水平面にあってよい。または、イメージャベース端末は、水平面にあり、レーザーベース端末が垂直面にあってよい。イメージアレイセンサは、オペレーティングソフトウェアによって特徴づけられることができて、例えば、1Dイメージャ、2Dのイメージャ、光学キャラクタ認識リーダ、パターン認識装置およびカラー認識装置を含むことができる。
【0019】
[0024] ある構造では、ワークステーション1010は、無線周波数識別(RFID)リーダ1034と、クレジットカードリーダ1036と、1つ以上のリレーショナルデータベースマネージメントシステム(RDBMS)サーバ1042を処理し、格納すると同様に、インターネットのTCP/IP層につながるアンテナ1040および高周波トランシーバを含んでいる広帯域ワイヤレス(WIFI)インタフェース1038と、制御、管理、アプリケーションおよび診断目的のために、ブルートゥース使用可能にされたハンドヘルドスキャナ、イメージャ、PDA、ポータブル・コンピュータなど1048につながるための高周波トランシーバおよびアンテナ1046を含むブルートゥース2ウェイ通信インタフェース1044と、を更に含むことができる。ワークステーション1010は、方位付けするためにシステムの構造的に堅いプラットフォームの下で中間に配置される一つ以上のロード・セルを採用し、水平スキャン窓1020またはウインドウ保護プレート1022に位置決めされるオブジェクトの実質的に全ての重量を測定し、かかるオブジェクトの測定された重量の電子データ代表点を生成する、電子重量スケール・モジュール1050を更に含むことができる。
【0020】
[0025] 本発明の他の実施形態は、イメージャベーススキャン端末を備えたハンドヘルドスキャナを含むことができる。例えば、図2を参照すると、イメージャベース証印読取端末2028は、ハンドグリップ2058およびトリガー2060で構成される、ヘッド部2054およびハンドル部分2056から成るフォームファクタ2052を有するハウジングを有する。トリガー2060は、フレーム読み出しおよび/または特定の復号化プロセスを活性化させるための活性化信号を作るのに用いることができる。イメージング・モジュール2062は、ヘッド部2054に配置されている。イメージャベース証印読取端末2028はまた、POSアプリケーションで例えば見つけられるようなコンパニオン装置2068に結合される有線接続2066として、本実施形態において例示される、連結性装置2064で構成され、そこにおいて、有線装置はレジスタおよび/または周辺データ・キャプチャ装置に連結する。しかし、連結性装置2064の他の構成は、導線および/または有線接続2066を必要としない無線通信技術および/またはコンタクトタイプ機構を利用できる。例えば、イメージャベース証印読取端末2028の特定のアプリケーションにおいて、コンパニオン装置2068は、力およびデータ(イメージング・モジュール2062によって捕えられる画像データを含む)のようなものを交換するのに役立つ、対応する嵌合接触および/またはコネクタを有するドッキング・ステーションであってもよい。
【0021】
[0026] 例示の実施形態に組み入れられないにもかかわらず、イメージャベース証印読取端末2028はまた、多くの周辺装置(例えばイメージ・センサ・アセンブリの使用によって、捕えられるイメージ・フレームのような情報を表示するためのディスプレイ、キーボードおよびポインティングデバイス)を含むことができる。
【0022】
[0027] 図3を参照すると、図1の生検(bioptic)スキャナ3014の第2のハウジング部分3018において、または、図2のハンドヘルド部分において堆積されるように、イメージャベース証印読取端末3028のブロック図が示さる。端末3028は、多数のピクセルイメージ・センサーアセンブリ3070またはイメージング・モジュール(例えばCCDスキャナ)から成る。より完全に下で説明するように、図3は、イメージ・センサアレイの一般の形式から一緒に成る基本的構造を示し、該イメージ・センサアレイは、使用に適していて、1Dイメージ・センサを使用する光学式リーダに対し、および、2Dイメージ・センサを使用する光学式リーダに対して一般的である。
【0023】
[0028] イメージ・センサ・アセンブリ3070は、ピクセルの行列に配置されたピクセルを備えた多数のピクセルイメージ・センサーアレイ3074、列回路(column circuitry)3076および行回路(row circuitry)3078から成るイメージ・センサ3072を含むことができる。イメージ・センサ3072は、多数のピクセルイメージ・センサーアレイ3074の読み出されるアナログ信号の形式の画像情報をデジタル信号の形式の画像情報に変換するアナログ‐ディジタル(A/D)コンバータ3082およびアンプ回路3080と関係している。イメージ・センサ3072はまた、例えば、イメージ・センサ3072の露出期間を制御するために、関連するタイミングおよびコントロール回路3084、および/または、アンプ3080に適用されたゲインを備えることができる。顕著な回路コンポーネント3072、3080、3082および3084は、共通のイメージ・センサ集積回路3086にパッケージされることができる。ある実施形態では、イメージ・センサ集積回路3086は、Micron Technology社から入手可能なMT10V022イメージ・センサ集積回路により提供されることができる。他の例では、イメージ・センサ集積回路3086は、バイエル(Bayer)・パターン・フィルタを組み込むことができる。このような実施形態では、フレームを更なる処理に曝す前に、プロセッサ3088は、画像データのモノクロ・フレームの現像のための緑のピクセル値の中間のピクセル値を補間することができる。他の実施形態では、赤および/または青ピクセル値が、画像データのために利用できる。
【0024】
[0029] イメージ・センサ・アセンブリ3070の作動中に、イメージ信号は、イメージ・センサ3072の中で読み出されることができ、変換されることができ、一つ以上のメモリ(例えばRAM 3090)に格納されることができる。イメージ・センサ・アセンブリ3070のメモリ3092は、RAM 3090(EPROM 3094のような不揮発性メモリ)、フラッシュメモリまたはハードディスク・メモリによって提供されるようなストレージメモリデバイス3096を含むことができる。ある実施形態では、イメージ・センサ・アセンブリ3070が、メモリ3092に格納される画像データを読み出すのに適しているプロセッサ3088(またはCPU)を含むことができ、この種の画像データをさまざまな画像処理アルゴリズムに従属させることができる。イメージ・センサ・アセンブリ3070は、RAM 3090への転換に従属したイメージ・センサ3072から読み出された画像情報を送るためのダイレクト・メモリ・アクセス・ユニット(DMA)3098を含むことができる。もう一つの実施形態では、イメージ・センサ・アセンブリ3070は、バス仲裁メカニズム(例えばPCIバス)を提供しているシステムバスを使用でき、かくして、中央DMAコントローラの必要を除去する。当業者は、システムバス・アーキテクチャ、および/または、イメージ・センサ3072とRAM 3090と間の効果的なデータ転送を提供しているダイレクトメモリ・アクセス・コンポーネントの他の実施形態が本発明の範囲内であることを認める。
【0025】
[0030] イメージ・センサ・アセンブリ3070の更なる態様を参照すると、センサーアセンブリは、イメージ・センサ3072上へコード化されたシンボルキャラクタ3032のイメージを焦点合わせさせるための結像レンズ・アセンブリ3100を含むことができる。イメージング光線は、光軸3102を中心に送信されることができる。イメージ・センサ・アセンブリ3070はまた、イメージ・センサ・アセンブリ3070の視野に実質的に対応する照射パターンを生成するための一つ以上の照射パターン光源バンク3106、および、照準パターンを生成するための照準パターン光源バンク3108からなる励起照明モジュールまたは照明アセンブリ3104を含むことができる。使用中に、製品3030は、照準パターンが、コード化されたシンボルキャラクタ3032に映されるような方法でイメージ・センサ・アセンブリ3070に、オペレータにより示されることができる。図3の実施形態では、コード化されたシンボルキャラクタ3032は、1Dバーコード・シンボルにより提供される。コード化されたシンボルキャラクタはまた、2Dバーコード・シンボルまたは光学文字認識(OCR)キャラクタによって提供されることができる。
【0026】
[0031] イメージ・センサ・アセンブリ3070は、光学フィルタように構成されているフィルタ・モジュールに一般的に連結されるアクチュエータアセンブリ3112において、同様に、一つ以上の光学フィルタからなるフィルタ・モジュール3110を更に含むことができる。フィルタ・モジュール3110は、結像レンズ・アセンブリ3100の両側に位置できる。同様に、フィルタ・モジュール3110内で1つ以上の光学フィルタは、イメージ・センサ3072、および/または、結像レンズ・アセンブリ3100の一つ以上の表面に配置される。
【0027】
[0032] 各々の照射パターン光源バンク3106および照準パターン光源バンク3108は、一つ以上の光源を含むことができる。レンズアセンブリ3100は、レンズアセンブリコントロール回路3114の使用で制御され、照射パターン光源バンク3106および照準パターン光源バンク3108からなる照明アセンブリ3104は、照明アセンブリコントロール回路3116の使用により制御されることができる。フィルタ・モジュール3110は、フィルタ・モジュール・コントロール回路3118の使用により制御されることができ、それはアクチュエータアセンブリ3112に連結できる。レンズアセンブリコントロール回路3114は、例えば、レンズアセンブリ3100の焦点距離および/または最高の焦点距離を変えるためのレンズアセンブリ3100に、信号を送ることができる。照明アセンブリコントロール回路3116は、例えば、照明出力のレベルを変えるための照射パターン光源バンク3106に、信号を送ることができる。
【0028】
[0033] イメージ・センサ・アセンブリ3070は、システムバス3120にも連結するプロセッサ3088との通信のために、いくつかの周辺装置をシステム・アドレス/データバス(システムバス)バス3120に連結するためのさまざまなインタフェース回路を含むことができる。イメージ・センサ・アセンブリ3070は、イメージセンサタイミング及び制御回路3084をシステムバス3120に結合するためのインタフェース回路3122と、レンズアセンブリコントロール回路3114をシステムバス3120に結合するためのインタフェース回路3124と、照明アセンブリコントロール回路3116をシステムバス3120に結合するためのインタフェース回路3126と、ディスプレイ3130をシステムバス3120結合するためのインタフェース回路3128と、キーボード3134、ポインティングデバイス3136およびトリガー3060をシステムバス3120に結合するためのインタフェース回路3132と、フィルタ・モジュール・コントロール回路3118をシステムバス3120に結合するためのインタフェース回路3138を含む。
【0029】
[0034] 更なる態様では、イメージ・センサ・アセンブリ3070は、外部デバイス(例えばキャッシュレジスタサーバ、ストア・サーバ、インベントリファシリティサーバ、イメージ・センサ・アセンブリ3070、ローカル・エリア・ネットワークベースステーション、セルラーベースステーション)との通信を提供するための一つ以上のI/Oインタフェース3140、3142を含むことができる。I/Oインタフェース3140、3142は、周知のコンピュータインターフェース(例えば、イーサネット(IEEE 802.3)、USB、IEEE 802.11、ブルートゥース、CDMAおよびGSM)の組合せのインターフェースであってよく、本願明細書において記載されているいくつかまたは全ての機能を実行するインタフェース・マイクロコントローラおよびメモリのようなプロセッサと連結できる。
【0030】
[0035] 次いで図3および4を参照すると、実施形態において、イメージャベース証印読取端末4028は、バーコードを読み込み復号化するだけではなくて、端末のための特定のオペレーションのモードを実行するためにハンドジェスチャの形式でユーザの挙動をモニタする。メモリ3092は、所定のハンドジェスチャをオペレーションのターミナルモードと関連させるためにハンドジェスチャ属性ライブラリ3144を含むことができる。ある実施形態では、ハンドジェスチャ属性ライブラリ3144は、RAM 3090に格納され、様々なハンドジェスチャを表している一群のイメージを含む。ハンドジェスチャの各々の描写は、端末のためのオペレーションのモードによって、ペアにされる。例えば、ペアはルックアップテーブルにあることができる。プロセッサ3088は、イメージ・センサ3072から捕捉されたイメージを、ハンドジェスチャ属性ライブラリ3144にストアされた描写またはイメージのグループと比較するのに適している。マッチングが見つけると即座に、プロセッサ3088は、オペレーションの関連するモードを参照し、新規なモードにスイッチし、または、新規なモードを実行する。新規なオペレーションのモードは、所定の時間、ユーザー定義の時間、または新規なオペレーションのモードが命令されるまで実行されることができる。
【0031】
[0036] ある実施形態では、新規なオペレーションのモードは、単一のフレームキャプチャのために実行され、次いで、端末はそのオリジナルの設定に戻る。例えば、図4において例示されるイメージャベース証印読取端末4028のためのデフォルトオペレーションのモードは、out-of-stand、multi-tryトリガー・モードであってもよい。この構成では、トリガー4060が下に押される場合にだけ、イメージャ4028は、バーコードイメージをキャプチャし、復号化するのを試みる。一方、イメージャ4028は、連続スキャンモードにおいて、イメージ・センサアレイ3074のイメージをハンドジェスチャ属性ライブラリ3144のイメージにと比較する。ある実施形態では、ユーザは、図4(a)で示す「ナンバーワン」を身振りで表す。パターン認識ソフトウェアまたは他の画像処理アルゴリズムを使用して、プロセッサ3088は、ライブラリ3144でマッチを見つけ、関連するオペレーションのモードをルックアップし、新規なモードを実行する。ある実施形態では、新規なモードは、デジタル・フレームキャプチャであってよく、トリガー3060が下に押されるときに、端末4028は画像を撮る。他のオペレーションのモードは、例えば、「ナンバー2」、「ナンバー3」または「ナンバー4」を身振りで表しているユーザと関連付けることができる。たとえば、ユーザは、オリジナルのオペレーションのモードへ戻るために「ナンバー2」を身振りで表すことができる。
【0032】
[0037] 別の実施形態では、証印読取端末4028は、端末がモードを切替える準備ができていることを示すために一つ以上のフィードバック・インジケータを含むことができる。端末4028はまた、続ける前にユーザから確認を必要とすることができる。端末4028は、マッチを視覚的に提供し、新規なオペレーションのモードを示すことを表すディスプレイ4130を含むことができる。端末4028は、図4(b)において例示される「OK」ジェスチャのような、進行する前に確認を必要とすることができる。別の実施形態では、端末は、ユーザがトリガー4060を押し続け、または、他の積極行動を必要とすることができる。端末4028が所定の期間(例えば2秒)に積極行動を感知しない場合、アクションはとられない。端末4028が誤ってハンドジェスチャを感知し、ユーザがオペレーションのモードを切替えたくない場合、否定を示すハンドジェスチャが、図4(c)に示されるように前後に「ノー」ジェスチャのように開始される。ある実施形態では、フィードバック・インジケータは、コマンドが実行されたことを示すビープ音、トーン、または、合成音声のような、聞き取れるフィードバック・インジケータである。
【0033】
[0038] 別の実施形態では、照明のような視覚インジケータは、端末がモードを切替える準備ができていることを示すのに利用できる。例えば、証印読取端末4028が一つ以上の発光ダイオード(LED)4146を含むことができる。ある実施形態では、3つの異なる色(緑、黄色および赤)は利用される。黄色のLEDは、端末4028がハンドジェスチャを解読することを試みていることを示すことができる。緑のLEDは、ハンドジェスチャが受け入れられたことを示すことができる。赤いLEDは、ハンドジェスチャが解読されなかったことを示すことができる。
【0034】
[0039] 図1に例示される生検(bioptic)スキャナ1014は、しばしば使用されたオペレーションのモードの間で急速および便利に切り替えをするように構成されることができる。例えば、ユーザは、垂直スキャン窓1026の前の製品1030を示し、1秒間静止したままであり、ユーザがオブジェクトの画像を撮りたいと思うことを示す。他の例では、手を左右を振ることは、前のバーコード・エントリを削除することを指示できる。他の実施形態では、予め定められたハンドジェスチャは、オペレーションのモードをバーコード・スキャンから光学文字認識(OCR)、RFIDモード、重量スケール・モード、ライトペンenable/disable、バーコード・タイプ(例えばUPC、Code 128)、および、enable/disable店内バーコード読取まで変えることができる。
【0035】
[0040] 多種多様なオペレーションのモードは、イメージャベース証印読取端末のために構成されることができる。ある実施形態では、ハンドジェスチャ属性ライブラリは、工場でプログラムされることができ、包含されたユーザーズ・マニュアルは、使用のための命令を提供する。ある実施形態では、ライブラリはEPROM 3094に符号化されることができる。ハンド属性ライブラリは、例えば、ジェスチャの広範囲な組合せを構成するために手話を含むことができる。
【0036】
[0041] 他の例では、ハンドジェスチャ属性ライブラリは、ユーザ-プログラマブルであってよい。このような実施形態では、コンフィギュレーションガイド(Configuration Guide)に提供される通常のオペレーションのモードは、ユーザにより選択された手ジェスチャで実行するために再プログラムされる。このように、コンパニオンデバイスを介してバーコードまたは入力符号化テキストをスキャンすることによって構成かのうな現在のオペレーションのモードが、所望のハンドジェスチャによって置換され得る。ユーザは、プログラミングまたは学習モードに入り、特定のオペレーションのモードに関するバーコードをスキャンし、次いで、バーコードを交換または補充するためにハンドジェスチャを終了する。次いで、コンフィギュレーションガイドを得て、オペレーションのモードを変えるために正しいバーコードをサーチして、バーコードをスキャンする代わりに、ユーザは単にハンドジェスチャを使用し、新規なオペレーションのモードが実行される。
【0037】
[0042] ハンドヘルドフォームファクタを有するイメージャベース証印読取端末のためのハンドジェスチャによって実行するように構成されることができるオペレーションのモードは、スキャニングモードを含むが、これに限定されるものではない。スキャニングモードの実施形態は、プレゼンテーション・モード、multi-tryトリガー・モード、連続トリガー・モードおよびシングルトリガー・モードを含む。これらのモードが、インスタンド(in-stand)およびアウトオブスタンド(out-of-stand)オペレーションのために別に構成されることができる。プレゼンテーション・モード内のハンドジェスチャで構成可能なオペレーションのモードの実施形態は、ボタン解放の直後、ボタン解放の後の1秒およびボタン解放の後の5秒のプレゼンテーション・モードを含むことができる。また、プレゼンテーション・モード内で、パススルー設定は、可能または不可にされ、または、例えば、パススルータイムアウトは100または300ミリ秒にセットされることができる。
【0038】
[0043] ハンドヘルドフォームファクタを有するイメージャベース証印読取端末のためのハンドジェスチャで実行するように構成されることができるオペレーションのモードは、インベントリモードを含むが、これに限定されるものではない。例えば、インベントリモードは、使用可能または使用不可にされることができる。可能にされるときに、バーコードからスキャンされる記録は、内蔵メモリに格納され、ハンドジェスチャは、全ての記録をローカル・ホストコンピュータに送信するために命令を実行できる。ハンドジェスチャはまた、ナンバーワン、ナンバー2、などを身振りで表すことによる実施形態に関して、多くのアイテムを識別するのに利用されることができた。
【0039】
[0044] イメージ・センサ・アセンブリ3070は、静かなジェスチャと同様に運動を検出するために一連のイメージを捕えるために利用できる。例えば、図4(b)において表される前後の運動は、連続した一連の捕えられたイメージをハンドジェスチャ属性ライブラリの同様のセットと比較することにより解読されることができる。別の実施形態では、所定の期間の間の運動の不足は、オペレーションのモードの変化の要請を示すことができる。例えば、イメージャベース証印読取端末は、オブジェクトが、所定の時間(例えば2秒)の間のスキャン量を停止するとき、端末はカメラ・モードへ切り替えることができる。
【0040】
[0045] 図5に移ると、イメージャベース証印読取端末5028は、ハンドジェスチャを解釈するのに利用されることができ、非常事態(例えばストア強盗)の場合には、装置に遭難通信を送ることができる。ある実施形態では、イメージャベース証印読取端末5028は、ハンドヘルドデバイスであり、ストアカウンタートップ上のベース5148に固定されることができる。本発明の他の実施形態にて説明したように、端末5028は、図5に示されるような遭難信号を含むハンドジェスチャ属性ライブラリ5144を含む。非常事態を意味する特定のハンドジェスチャは、いかなる便利なイメージ(例えばユーザ生成のイメージ)でもあってもよくて、具体例に限られない。ユーザがハンドジェスチャを端末5028に表示し、イメージがライブラリ5144のそれと相関するとき、端末は、例えば、地方警察または911を呼ぶようにされてもよい。
【0041】
[0046] 図6に示されるある実施形態では、I/Oインタフェース3140は、ワイヤレストランシーバ6150に連結できる。ワイヤレストランシーバは、さまざまな作業または機能を実行する様々な構成要素を含む。例えば、構成要素は無線周波数(RF)信号モジュレータ6152、RF信号アンプ6154、RF信号チューナ6156およびRF信号復調器6158を含むことができる。RF信号モジュレータ6152は、送信のために出て行くRF信号のデータを調整するためのいかなる適切な構造も含むことができる。RF信号アンプ6154は、RF信号を増幅するためのいかなる適切な構造も含むことができる。RF信号チューナ6156は、ワイヤレストランシーバ6150を指定されたRF周波数に同調させるためのいかなる適切な構造も含むことができる。RF信号復調器6158は、ワイヤレストランシーバ6150によって受けられる入って来るRF信号のデータを復調するためのいかなる適切な構造も含むことができる。RF信号の送受信は、内部または外部アンテナ6160を使用して起こることができ、RFまたは他の無線信号を送受信できるいかなる適切な構造も表す。
【0042】
[0047] ワイヤレストランシーバ6150の構成要素はまた、アナログ‐ディジタル(A/D)およびデジタル/アナログ(D/A)信号変換器6162、ディジタル信号プロセッサ(DSP)6164、およ、マイクロプロセッサ6166を含む。信号変換器6162は、アナログ信号をデジタル信号に、または、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのいかなる適切な構造も含む。ディジタル信号プロセッサ6164は、処理信号(例えば送信のためのRF信号モジュレータ6152またはRF信号復調器6158によって受けられる信号に出力される信号)のためのいかなる適切な構造も含む。マイクロプロセッサ6166は、ワイヤレストランシーバ6150(例えばマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ)の全作動を制御するためのいかなる適切な構造も含み、証印読取端末の全作動を制御するために更にシステムバス3120に適していてもよい。
【0043】
[0048] 図5に戻ると、非常事態の場合には、ユーザは単に端末5028に遭難信号を身振りで表す。ライブラリ5144のそれに遭難信号のイメージを相関させると即座に、端末5028は、救難連絡がI/Oインタフェースを介してワイヤレストランシーバで配置されるオペレーションのモードを実行するのに適している。予め定められた周波数で送信されることができるコールは、地方警察、民間のセキュリティ会社、店内の警報等5168によって受け取られることが可能である。ある実施形態では、端末5028は、音声または視覚のフィードバック(例えば無音警報装置)も実行しない。
【0044】
[0049] あるいは、図5に示される端末5028は、遭難信号の通信のためのモデム(図示せず)のような外部デバイスへの有線の接続を介して接続されることができる。他の実施形態は、スキャナがイメージャベース端末を含む限り、図1において例示される生検(bioptic)スキャナを含むことができる。
【0045】
[0050] 現在の開示の改良のうちの1つは、イメージャベース証印読取端末のためのオペレーションのモードを切替えるために扱いにくいステップが軽減されるということである。オペレーションモードを切替えるために正しいバーコードを見つけるためにオペレーションマニュアル(それは、50ページ以上であってもよい)を介する検索、または、端末にコンパニオンデバイスを接続させるよりはむしろ、ユーザは単にハンドジェスチャを実行する。
【0046】
[0051]A1. 製品に関するコード化されたシンボルキャラクタを復号化するシステムであって、
2次元イメージセンサアレイ上にイメージを焦点合わせするための結像レンズ並びにハウジングおよび2次元イメージセンサアレイを備えるイメージャベース証印読取端末であって、前記2次元イメージセンサアレイが複数の行列のピクセルに形成された複数のピクセルを備え、該端末が、コード化されたシンボルキャラクタを読み取るように適合され、ハンドジェスチャをイメージングするように更に適合され、該端末が、ハンドジェスチャのイメージを送信するようにデジタルリンクを備えることを特徴とするイメージャベース証印読取端末と、
デジタル接続を介して証印読取端末に結合された1以上のメモリであって、少なくとも1つのメモリが、予め定義されたハンドジェスチャをオペレーションの端末モードと関連するハンドジェスチャ属性ライブラリを有することを特徴とするメモリと、
ハンドジェスチャのイメージを受けるようにデジタルリンクに結合された1以上のプロセッサであって、ハンドジェスチャ属性ライブラリの予め画定されたハンドジェスチャとイメージを相関させ、オペレーションの関連する端末のモードを実行することを特徴とするプロセッサと、
を有するシステム。
A2. 前記イメージャベース証印読取端末が、ハンドヘルドフォームファクタを有することを特徴とするA1に記載のシステム。
A3. 前記イメージャベース証印読取端末が、生検(bioptic)スキャナであることを特徴とするA1に記載のシステム。
A4. 前記ハンドジェスチャのイメージが数字を表すことを特徴とするA1に記載のシステム。
A5. 前記ハンドジェスチャのイメージが「OK」サインからなることを特徴とするA1に記載のシステム。
A6. 前記イメージャベース証印読取端末が、デバイスとの通信を提供する入出力インターフェースを更に有し、前記通信がオペレーションの端末モードに応答することを特徴とするA1に記載のシステム。
A7. 前記ハンドジェスチャのイメージが、遭難信号を有し、前記オペレーションの端末モードが遭難通信を前記デバイスに送信することを有することを特徴とするA4に記載のシステム。
A8. 前記デバイスが、無線トランシーバであることを特徴とするA7に記載のシステム。
A9. 前記デバイスが、優先接続されていることを特徴とするA7に記載のシステム。
A10. 前記ハンドジェスチャのイメージが、手話からなることを特徴とするA1に記載のシステム。
A11. 前記ハンドジェスチャのイメージが、動いている手からなる複数のイメージからなることを特徴とするA1に記載のシステム。
A12. 前記複数のイメージが、手の前後の動きからなることを特徴とするA6に記載のシステム。
A13. 前記ハンドジェスチャのイメージが、所定の時間の間、依然として動き続ける複数のイメージからなることを特徴とするA1に記載のシステム。
A14. 視覚的フィードバックインジケータを更に有することを特徴とするA1に記載のシステム。
A15. 前記視覚的フィードバックインジケータが、ライトであることを特徴とするA14に記載のシステム。
A16. 前記ライトが、複数の発光ダイオードからなることを特徴とするA15に記載のシステム。
A17. 前記発光ダイオードが、緑、黄および赤の色からなることを特徴とするA16に記載のシステム。
B1. 証印読取端末に関するオペレーションのモードを変える方法であって、
ハウジングおよび2次元イメージセンサアレイおよび2次元イメージセンサアレイにイメージを焦点合わせするための結像レンズを有するイメージャベース端末を提供するステップであって、前記2次元イメージセンサアレイがピクセルの複数の行列に形成される複数のピクセルを有することを特徴とするイメージャベース端末を提供するステップと、
前記端末に連結される1以上のメモリを提供するステップであって、少なくとも1つのメモリが、複数のハンドジェスチャ属性イメージを備えたハンドジェスチャ属性ライブラリをストアし、前記イメージの各々が、端末のオペレーションのモードと関連することを特徴とする、メモリを提供するステップと、
イメージを前記イメージャベース端末でキャプチャするステップと、
前記ハンドジェスチャ属性ライブラリにアクセスし、前記キャプチャされたイメージを前記ストアされたハンドジェスチャ属性ライブラリイメージと比較するステップと、
前記キャプチャされたイメージが、前記ストアされたハンドジェスチャ属性イメージの一つと相関する場合、前記ハンドジェスチャ属性イメージと関連するオペレーションのモードを実行するステップと、
を有することを特徴とする方法。
B2. 前記ストアされたハンドジェスチャ属性イメージが遭難信号からなり、遭難ハンド信号と関連するオペレーションのモードが遭難通信をデバイスに送信することであることを特徴とするB1に記載の方法。
B3. 前記端末が、ハンドジェスチャ属性イメージと関連するオペレーションモードを実行するために準備されることを表すフィードバックを提供するステップを更に有することを特徴とするB1に記載の方法。
B4. 前記フィードバックを提供するステップが、マッチが達成されるディスプレイ上の視覚的な表示からなることを特徴とするB3に記載の方法。
B5. 前記ディスプレイがオペレーションの新しいモードを示すことを特徴とするB3に記載の方法。
B6. 前記フィードバックを提供するステップが、ライトを発光することからなることを特徴とするB3に記載の方法。
B7. オペレーションのモードを実行するステップの前にコンファメーションを要求するステップを更に有することを特徴とするB3に記載の方法。
B8. 前記コンファメーションがハンドジェスチャであることを特徴とするB7に記載の方法。
【0047】
[0052] 本発明が多くの特定の実施形態に関して記載されると共に、本願明細書でサポートされることが可能である請求項だけに関して、本当の本発明の精神と範囲が決定されなければならないと理解される。更に本願明細書の多数のケースにおいて、特定の数のエレメントを有する言及された特定の数のエレメントのこの種のシステム、装置および方法が実践されてあることがありえると理解されるようにシステム、そして、装置、方法は記載されている。また、多くの具体例が記載されると共に、各々の具体例に関して記載されていた特徴および態様が各々の残りの特に記載されている実施形態によって、使うことができると理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品に関するコード化されたシンボルキャラクタを復号化するシステムであって、
2次元イメージセンサアレイ上にイメージを焦点合わせするための結像レンズ並びにハウジングおよび2次元イメージセンサアレイを備えるイメージャベース証印読取端末であって、前記2次元イメージセンサアレイが複数の行列のピクセルに形成された複数のピクセルを備え、該端末が、コード化されたシンボルキャラクタを読み取るように適合され、ハンドジェスチャをイメージングするように更に適合され、該端末が、ハンドジェスチャのイメージを送信するようにデジタルリンクを備えることを特徴とするイメージャベース証印読取端末と、
デジタル接続を介して証印読取端末に結合された1以上のメモリであって、少なくとも1つのメモリが、予め定義されたハンドジェスチャをオペレーションの端末モードと関連するハンドジェスチャ属性ライブラリを有することを特徴とするメモリと、
ハンドジェスチャのイメージを受けるようにデジタルリンクに結合された1以上のプロセッサであって、ハンドジェスチャ属性ライブラリの予め画定されたハンドジェスチャとイメージを相関させ、オペレーションの関連する端末のモードを実行することを特徴とするプロセッサと、
を有するシステム。
【請求項2】
前記ハンドジェスチャのイメージが数字を表すことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ハンドジェスチャのイメージが「OK」サインからなることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記イメージャベース証印読取端末が、デバイスとの通信を提供する入出力インターフェースを更に有し、前記通信がオペレーションの端末モードに応答することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記ハンドジェスチャのイメージが、手話からなることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記ハンドジェスチャのイメージが、動いている手からなる複数のイメージからなることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記ハンドジェスチャのイメージが、所定の時間の間、依然として動き続ける複数のイメージからなることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
証印読取端末に関するオペレーションのモードを変える方法であって、
ハウジングおよび2次元イメージセンサアレイおよび2次元イメージセンサアレイにイメージを焦点合わせするための結像レンズを有するイメージャベース端末を提供するステップであって、前記2次元イメージセンサアレイがピクセルの複数の行列に形成される複数のピクセルを有することを特徴とするイメージャベース端末を提供するステップと、
前記端末に連結される1以上のメモリを提供するステップであって、少なくとも1つのメモリが、複数のハンドジェスチャ属性イメージを備えたハンドジェスチャ属性ライブラリをストアし、前記イメージの各々が、端末のオペレーションのモードと関連することを特徴とする、メモリを提供するステップと、
イメージを前記イメージャベース端末でキャプチャするステップと、
前記ハンドジェスチャ属性ライブラリにアクセスし、前記キャプチャされたイメージを前記ストアされたハンドジェスチャ属性ライブラリイメージと比較するステップと、
前記キャプチャされたイメージが、前記ストアされたハンドジェスチャ属性イメージの一つと相関する場合、前記ハンドジェスチャ属性イメージと関連するオペレーションのモードを実行するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項9】
前記ストアされたハンドジェスチャ属性イメージが遭難信号からなり、遭難ハンド信号と関連するオペレーションのモードが遭難通信をデバイスに送信することであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記端末が、ハンドジェスチャ属性イメージと関連するオペレーションモードを実行するために準備されることを表すフィードバックを提供するステップを更に有することを特徴とする請求項8に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−194973(P2012−194973A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−46462(P2012−46462)
【出願日】平成24年3月2日(2012.3.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.GSM
【出願人】(503261948)ハンド ヘルド プロダクツ インコーポレーティッド (26)
【Fターム(参考)】