説明

ビル管理装置システムおよびその制御方法

【課題】ビル管理装置がコンピュータウィルスに感染することを防止するとともに、ビル管理装置が管理対象装置を確実に管理することができるビル管理装置システムを得る。
【解決手段】ビルに設置されたローカル装置1を管理するビル管理装置2と、ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体41およびウィルス対策ソフトウエアをインストールした動作評価装置本体41の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置44を有した動作評価装置4とを備え、動作評価装置4は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した場合に、ビル管理装置2にウィルス対策ソフトウエアをインストールさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ビルに設置された管理対象装置が管理されるビル管理装置システムおよびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ビルに設置された照明装置または空調装置等の管理対象装置と、管理対象装置を管理するビル管理装置とを備えたビル管理装置システムが知られている。ビル管理装置には、OS(Operating System)が搭載されている。ビル管理装置は、このOS上で管理対象装置を管理する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−338931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビル管理装置がコンピュータウィルスに感染することを防止するためには、ビル管理装置にウィルス対策ソフトウエアをインストールする必要がある。ウィルス対策ソフトウエアは、随時、更新されるので、ビル管理装置は、ウィルス対策ソフトウエアが更新される度に、更新されたウィルス対策ソフトウエアをインストールしなければならない。しかしながら、ビル管理装置は、インストールしたウィルス対策ソフトウエアの影響によって、例えば、管理対象装置との間の通信が遮断される等、ビル管理装置の動作に異常が発生する場合がある。この場合、ビル管理装置は、管理対象装置を管理することができなくなってしまうという問題点があった。
【0005】
この発明は、ビル管理装置がコンピュータウィルスに感染することを防止するとともに、ビル管理装置が管理対象装置を確実に管理することができるビル管理装置システムおよびその制御方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るビル管理装置システムは、ビルに設置された管理対象装置を管理するビル管理装置と、ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体および前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした前記動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置を有した動作評価装置とを備え、前記動作評価装置は、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと前記制御装置が判定した場合に、前記ビル管理装置に前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールさせる。
【0007】
この発明に係るビル管理装置システムの制御方法は、ビルに設置された管理対象装置を管理するビル管理装置と、ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体および前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした前記動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置を有した動作評価装置とを備えたビル管理装置システムの制御方法であって、前記動作評価装置本体が前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした後に、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを前記制御装置が判定する動作異常発生判定工程と、前記動作異常発生判定工程で、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと前記制御装置が判定した後に、前記ビル管理装置が前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールするインストール工程とを備えている。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係るビル管理装置システムによれば、ビルに設置された管理対象装置を管理するビル管理装置と、ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体およびウィルス対策ソフトウエアをインストールした動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置を有した動作評価装置とを備え、動作評価装置は、動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと制御装置が判定した場合に、ビル管理装置にウィルス対策ソフトウエアをインストールさせるので、動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと制御装置が判定した場合には、ビル管理装置がウィルス対策ソフトウエアをインストールして、ビル管理装置がコンピュータウィルスに感染することを防止することができる。また、動作評価装置本体の動作に異常が発生すると制御装置が判定した場合には、ビル管理装置がウィルス対策ソフトウエアをインストールしないので、ビル管理装置の動作に異常が発生することが防止される。その結果、ビル管理装置が管理対象装置を確実に管理することができる。
【0009】
この発明に係るビル管理装置システムの制御方法によれば、動作評価装置本体がウィルス対策ソフトウエアをインストールした後に、動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを制御装置が判定する動作異常発生判定工程と、動作異常発生判定工程で、動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと制御装置が判定した後に、ビル管理装置がウィルス対策ソフトウエアをインストールするインストール工程とを備えているので、動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと制御装置が判定した後に、ビル管理装置がウィルス対策ソフトウエアをインストールして、ビル管理装置がコンピュータウィルスに感染することを防止することができる。また、動作評価装置本体の動作に異常が発生すると制御装置が判定した後に、ビル管理装置がウィルス対策ソフトウエアをインストールしないので、ビル管理装置の動作に異常が発生することが防止される。その結果、ビル管理装置が管理対象装置を確実に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1に係るビル管理装置システムを示す構成図である。
【図2】図1の動作評価装置を示すブロック図である。
【図3】図1のビル管理装置システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るビル管理装置システムを示す構成図である。図において、ビル管理装置システムは、ビルに設置されたローカル装置(管理対象装置)1と、ローカル装置1を管理するビル管理装置2と、ウィルス対策ソフトウエア提供装置3からウィルス対策ソフトウエアを取得し、取得したウィルス対策ソフトウエアをビル管理装置2に入力する動作評価装置4とを備えている。
【0012】
ビル管理装置2は、ローカル装置1と通信を行うBA(Building Automation)サーバ装置21と、BAサーバ装置21と通信を行うBA(Building Automation)クライアント装置22とを有している。BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22は、パソコンから構成されている。ビルの管理を行う管理者は、BAクライアント装置22にローカル装置1の動作状態情報が表示されることにより、ローカル装置1の動作状態を確認することができる。ローカル装置1としては、例えば、照明装置、空調装置、エレベータ装置、入退室管理装置等が挙げられる。
【0013】
BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22のそれぞれのOSは、互いに異なるOSとなっている。なお、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22のそれぞれのOSは、同一のOSであってもよい。
【0014】
図2は図1の動作評価装置4を示すブロック図である。図において、動作評価装置4は、ウィルス対策ソフトウエア提供装置3からウィルス対策ソフトウエアを取得する動作評価装置本体41と、保守会社(外部)5に通報する通報装置42と、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22に替わってローカル装置1(図1)を管理する代替装置43と、動作評価装置本体41、通報装置42および代替装置43のそれぞれの動作を制御する制御装置44とを有している。
【0015】
動作評価装置本体41は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と同一のハードウエアを有している。また、動作評価装置本体41には、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22のそれぞれのOSと同一のOSが搭載されている。つまり、動作評価装置本体41は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と同一の構成を有している。したがって、動作評価装置本体41は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と同一の動作が可能である。
【0016】
制御装置44は、動作評価装置本体41にウィルス対策ソフトウエアをインストールして、動作評価装置本体41の動作の評価を実施する。具体的には、制御装置44は、動作評価装置本体41の動作速度の評価を実施する。また、制御装置44は、動作評価装置本体41におけるBAサーバ装置21と同一の構成部分と動作評価装置本体41におけるBAクライアント装置22と同一の構成部分との間の通信速度およびデータ送受信の可否についての評価を実施する。インストール後の動作速度や通信速度が所定値よりも遅い場合や、インストール後にデータ送受信が不可となる場合には、制御装置44は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生すると判定する。一方、インストール後の動作速度や通信速度が所定値以上で、かつ、インストール後にデータ送受信が可能である場合には、制御装置44は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと判定する。
【0017】
制御装置44は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと判定した場合に、動作評価装置本体41にインストールされているウィルス対策ソフトウエアと同一のウィルス対策ソフトウエアを動作評価装置本体41からBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22に入力させる。BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22は、入力されたウィルス対策ソフトウエアをインストールする。なお、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22へのウィルス対策ソフトウエアの入力は、動作評価装置本体41に限らず、例えば、ウィルス対策ソフトウエア提供装置3から行ってもよい。
【0018】
制御装置44は、更新されたウィルス対策ソフトウエアを定期的に動作評価装置本体41にインストールさせるようになっている。制御装置44は、動作評価装置本体41がウィルス対策ソフトウエアをインストールする度に、動作評価装置本体41の動作に異常が発生するか否かを判定する。動作評価装置本体41がウィルス対策ソフトウエアをインストールするタイミングは、任意に設定可能となっている。
【0019】
通報装置42は、動作評価装置本体41の動作の異常の発生の有無についての制御装置44の判定結果に基づいて、保守会社5へ通報する。具体的には、通報装置42は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生すると制御装置44が判定した場合に、制御装置44の判定結果と、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22にインストールしない旨とを保守会社5に通報する。一方、通報装置42は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した場合に、保守会社5に対する通報を行わない。なお、この場合に、通報装置42は、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22がインストールすること旨を保守会社5に通報するようにしてもよい。
【0020】
代替装置43は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と同様の機能を有している。代替装置43は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22に替わって、ローカル装置1を管理することができる。具体的には、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22がインストールすることによりBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22が再起動を行う場合に、その再起動が行われる間、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22に替わって、代替装置43がローカル装置1を管理する。BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22の再起動が終了した場合には、代替装置43によるローカル装置1の管理が終了し、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22によるローカル装置1の管理が再開される。
【0021】
次に、ビル管理装置システムにおけるウィルス対策ソフトウエアのインストールの動作について説明する。図3は図1のビル管理装置システムの動作を示すフローチャートである。まず、制御装置44は、ウィルス対策ソフトウエア提供装置3から、更新されたウィルス対策ソフトウエアを動作評価装置本体41が取得したか否かを判定する(ステップS101)。ステップS101で、更新されたウィルス対策ソフトウエアを動作評価装置本体41が取得していないと制御装置44が判定した場合には、ステップS101が繰り返される。
【0022】
一方、ステップS101で、更新されたウィルス対策ソフトウエアを動作評価装置本体41が取得したと制御装置44が判定した場合には、動作評価装置本体41はウィルス対策ソフトウエアをインストールし、その後、制御装置44は、動作評価装置本体41の動作の評価を実施する(動作評価工程)(ステップS102)。その後、制御装置44は、動作評価装置本体41の動作に基づいて、動作評価装置本体41の動作に異常が発生するか否かを判定する(動作異常発生判定工程)(ステップS103)。
【0023】
ステップS103で、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した場合には、制御装置44は、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22に入力し、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22は入力されたウィルス対策ソフトウエアをインストールする(インストール工程)(ステップS104)。一方、ステップS103で、動作評価装置本体41の動作に異常が発生すると制御装置44が判定した場合には、通報装置42は、保守会社5に対して、制御装置44の判定結果およびインストールしない旨を通報し(通報工程)(ステップS105)、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22にインストールせずに、ウィルス対策ソフトウエアのインストールの動作を終了する。
【0024】
ステップS104で、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22がインストールした後、制御装置44は、ウィルス対策ソフトウエアをBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22がインストールすることによりBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22が再起動を行うか否かを判定する(再起動判定工程)(ステップS106)。
【0025】
ステップS106で、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22が再起動を行うと制御装置44が判定すると、代替装置43は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22に替わってローカル装置1を管理する(代替工程)(ステップS107)。一方、ステップS106で、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22が再起動を行わないと制御装置44が判定すると、そのまま、ウィルス対策ソフトウエアのインストールの動作を終了する。
【0026】
ステップS107で、代替装置43によるローカル装置1の管理が開始された後、制御装置44は、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22の再起動が終了したか否かを判定する(再起動終了判定工程)(ステップS108)。ステップS108で、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22の再起動が終了していないと制御装置44が判定した場合には、ステップS108が繰り返される。一方、ステップS108で、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22の再起動が終了したと制御装置44が判定した場合には、代替装置43によるローカル装置1の管理を終了し、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22によるローカル装置1の管理が回復する(ステップS109)。以上により、ウィルス対策ソフトウエアのインストールの動作を終了する。
【0027】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るビル管理装置システムによれば、ビルに設置されたローカル装置1を管理するビル管理装置2と、ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体41およびウィルス対策ソフトウエアをインストールした動作評価装置本体41の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置44を有した動作評価装置4とを備え、動作評価装置4は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した場合に、ビル管理装置2にウィルス対策ソフトウエアをインストールさせるので、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した場合には、ビル管理装置2がウィルス対策ソフトウエアをインストールして、ビル管理装置2がコンピュータウィルスに感染することを防止することができる。また、動作評価装置本体41の動作に異常が発生すると制御装置44が判定した場合には、ビル管理装置2がウィルス対策ソフトウエアをインストールしないので、ビル管理装置2の動作に異常が発生することが防止される。その結果、ビル管理装置2がローカル装置1を確実に管理することができる。
【0028】
また、動作評価装置4は、ウィルス対策ソフトウエアをインストールしたビル管理装置2が再起動を行う場合にビル管理装置2に替わってローカル装置1を管理する代替装置43をさらに有しているので、ビル管理装置2が再起動を行う間であっても、ローカル装置1を管理することができる。
【0029】
また、動作評価装置4は、動作評価装置本体41の動作に異常が発生すると制御装置44が判定した場合に保守会社5に通報する通報装置42をさらに有しているので、保守会社5に対して、動作評価装置本体41の動作の異常の発生の有無についての制御装置44の判定結果やウィルス対策ソフトウエアをビル管理装置2がインストールしない旨を保守会社5に通報することができる。
【0030】
また、この発明の実施の形態1に係るビル管理装置システムの制御方法によれば、動作評価装置本体41がウィルス対策ソフトウエアをインストールした後に、動作評価装置本体41の動作に異常が発生するか否かを制御装置44が判定する動作異常発生判定工程と、動作異常発生判定工程で、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した後に、ビル管理装置2がウィルス対策ソフトウエアをインストールするインストール工程とを備えているので、動作評価装置本体41の動作に異常が発生しないと制御装置44が判定した後に、ビル管理装置2がウィルス対策ソフトウエアをインストールして、ビル管理装置2がコンピュータウィルスに感染することを防止することができる。また、動作評価装置本体41の動作に異常が発生すると制御装置44が判定した後に、ビル管理装置2がウィルス対策ソフトウエアをインストールしないので、ビル管理装置2の動作に異常が発生することが防止される。その結果、ビル管理装置2がローカル装置1を確実に管理することができる。
【0031】
なお、上記実施の形態1では、動作評価装置本体41の構成が、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と同一の構成である例について説明したが、動作評価装置本体41の構成は、動作速度、通信速度およびデータ送受信の可否についてBAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と同一の動作をする構成であれば、BAサーバ装置21およびBAクライアント装置22と異なる構成であってもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 ローカル装置(管理対象装置)、2 ビル管理装置、3 ウィルス対策ソフトウエア提供装置、4 動作評価装置、5 保守会社(外部)、21 BAサーバ装置、22 BAクライアント装置、41 動作評価装置本体、42 通報装置、43 代替装置、44 制御装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビルに設置された管理対象装置を管理するビル管理装置と、
ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体および前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした前記動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置を有した動作評価装置と
を備え、
前記動作評価装置は、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと前記制御装置が判定した場合に、前記ビル管理装置に前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールさせることを特徴とするビル管理装置システム。
【請求項2】
前記動作評価装置は、前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした前記ビル管理装置が再起動を行う場合に前記ビル管理装置に替わって前記管理対象装置を管理する代替装置をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載のビル管理装置システム。
【請求項3】
前記動作評価装置は、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生すると前記制御装置が判定した場合に外部に通報する通報装置をさらに有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のビル管理装置システム。
【請求項4】
ビルに設置された管理対象装置を管理するビル管理装置と、ウィルス対策ソフトウエアをインストールする動作評価装置本体および前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした前記動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを判定する制御装置を有した動作評価装置とを備えたビル管理装置システムの制御方法であって、
前記動作評価装置本体が前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールした後に、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生するか否かを前記制御装置が判定する動作異常発生判定工程と、
前記動作異常発生判定工程で、前記動作評価装置本体の動作に異常が発生しないと前記制御装置が判定した後に、前記ビル管理装置が前記ウィルス対策ソフトウエアをインストールするインストール工程と
を備えたことを特徴とするビル管理装置システムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−20541(P2013−20541A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−154952(P2011−154952)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)