説明

ピラゾール化合物及びその医薬用途

【課題】SGLT1阻害作用を有するピラゾール化合物、それを含む医薬組成物、及びその医薬用途の提供。
【解決手段】下記一般式[Ib]で示される化合物又はその医薬上許容される塩:


[式中、各記号は明細書に記載の通りである。]


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式[Ib]で示される化合物又はその医薬上許容される塩:


[式中、
環Cyは、
(1)C6−10アリール、
(2)C3−8シクロアルキル、又は
(3)C3−8シクロアルケニルであり、
n1は、0、1、2、3又は4であり、
1aは、
(1)ハロゲン原子、
(2)ヒドロキシ基、
(3)カルボキシ基、
(4)C1−6アルキル基、
(5)C2-8アルケニル基、
(6)C2-8アルキニル基、
(7)C1−6アルコキシ基、
(8)C3−6シクロアルキル基、
(9)ハロC1−6アルキル基、
(10)ヒドロキシC1−6アルキル基、
(11)C1−6アルコキシC1−6アルキル基、
(12)ハロC1-6アルコキシC1-6アルキル基、
(13)C1-6アルキルスルホニルC1-6アルキル基、
(14)ハロC1-6アルキルスルホニルC1-6アルキル基、
(15)ハロC1-6アルキルアミノC1-6アルキル基、
(16)C3-6シクロアルキルC2-6アルキニル基、
(17)ハロC1−6アルコキシ基、
(18)カルボキシC1−6アルコキシ基、
(19)C1-6アルキルスルファニル基、
(20)C1-6アルキルスルホニル基、
(21)ハロC1-6アルキルスルホニル基、
(22)C1-8アルキルカルボニル基、
(23)C1-6アルキルオキシカルボニル基、
(24)式:

(式中、
は、
(a)水素原子、又は
(b)C1-6アルキル基であり、
は、
(a)C1-6アルキル基、又は
(b)ハロC1-6アルキル基である)
で示される基であり、
(25)飽和複素環C1-6アルキル基(該飽和複素環は窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1乃至2個有する4員乃至6員の飽和複素環である)、又は
(26)飽和複素環オキシC1-6アルキル基(該飽和複素環は窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1乃至2個有する4員乃至6員の飽和複素環である)であり、
但し、n1が2、3又は4の時、各R1aは同一であっても異なってもよく、
2aは、
(1)C1−8アルキル基、
(2)C3−8シクロアルキルC1−6アルキル基、
(3)C6−10アリールC1−6アルキル基、
(4)飽和複素環C1−6アルキル基(該飽和複素環は窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1乃至2個有する4員乃至6員の飽和複素環である)、
(5)C3−8シクロアルキル基、
(6)ハロC1−6アルキル基、
(7)C1−6アルコキシC1−6アルキル基、
(8)ハロC3−8シクロアルキル基、
(9)C6−10アリール基(該C6−10アリール基は
(a)ハロゲン原子、
(b)ヒドロキシ基、
(c)C1−6アルキル基、
(d)C2-8アルケニル基、
(e)C2-6アルキニル基、
(f)C1−6アルコキシ基
(g)ハロC1-6アルキル基、
(h)C1-6アルコキシC1-6アルキル基、
(i)ハロC1-6アルコキシ基、
(j)ヒドロキシC1-6アルコキシ基、
(k)C1-6アルコキシC1-6アルコキシ基、
(l)カルボキシC1−6アルコキシ基、
(m)C6−10アリールC1-6アルコキシ基、
(n)C1-6アルキルスルファニルC1-6アルコキシ基、
(o)C1-6アルキルスルホニルC1-6アルコキシ基、
(p)C6−10アリールC1-6アルコキシC1-6アルコキシ基、
(q)飽和複素環C1-6アルコキシ基(該飽和複素環は窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1乃至2個有する4員乃至6員の飽和複素環であり、1乃至2個のC1−6アルキル基で置換されてもよい)、
(r)飽和複素環オキシ基(該飽和複素環は窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1乃至2個有する4員乃至6員の飽和複素環である)、
(s)C3−8シクロアルキルオキシ基、
(t)C1-6アルコキシカルボニルオキシ基、及び
(u)C1-6アルキルスルホニル基から選ばれる置換基で1乃至4置換されてもよい)、又は
(10)飽和複素環基であり(該飽和複素環は窒素原子、酸素原子又は硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1乃至2個有する4員乃至6員の飽和複素環であり、1乃至4個のC1−6アルキル基で置換されてもよい)、

環Cyは、
{(1)式:

(式中、
m2は、1、2又は3であり、
m3は、1、2又は3であり、
n3は、1又は2である)
で示される基、

(2)式:

(式中、
m4は、0、1、2又は3であり、
m5は、0、1又は2であり、
但し、m4とm5の総和は、1以上である)
で示される基、

(3)式:

(式中、
m4は、0、1、2又は3であり、
m5は、0、1又は2であり、
但し、m4とm5の総和は、1以上である)
で示される基、

(4)式:

(式中、
m6は、0、1又は2であり、
m7は、0、1又は2であり、
但し、m6とm7の総和は、1以上である)
で示される基、

(5)式:

(式中、
m6は、0、1又は2であり、
m7は、0、1又は2であり、
但し、m6とm7の総和は、1以上である)
で示される基、

(6)式:

(式中、
m8は、1又は2であり、
m9は、1又は2である)
で示される基、又は

(7)式:

(式中、
m8は、1又は2であり、
m9は、1又は2である)
で示される基であり、

n2は、0、1、2、3又は4であり、
3aは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、
但し、n2が2、3又は4の時、各R3a
は同一であっても異なってもよい。

3bは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基(R3bが結合する炭素に隣り合う炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい)、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、或いは、
(4)2つのR3bが同一炭素上に結合する場合、それらの結合する炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい。

但し、n2が2、3又は4の時、各R3bは同一であっても異なってもよい。

4bは、
(1)水素原子、
(2)C1−6アルキル基、
(3)カルボキシC1−6アルキル基、
(4)ハロC1−6アルキル基、又は
(5)C1−6アルコキシC1−6アルキル基である}
である]。
【請求項2】
環Cyが、
{(1)式:

(式中、
m4は、0、1、2又は3であり、
m5は、0、1又は2であり、
但し、m4とm5の総和は、1以上である)
で示される基、

(2)式:

(式中、
m6は、0、1又は2であり、
m7は、0、1又は2であり、
但し、m6とm7の総和は、1以上である)
で示される基、

(3)式:

(式中、
m6は、0、1又は2であり、
m7は、0、1又は2であり、
但し、m6とm7の総和は、1以上である)
で示される基、

(4)式:

(式中、
m8は、1又は2であり、
m9は、1又は2である)
で示される基、又は

(5)式:

(式中、
m8は、1又は2であり、
m9は、1又は2である)
で示される基であり、

n2は、0、1、2、3又は4であり、
3aは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、
但し、n2が2、3又は4の時、各R3a
は同一であっても異なってもよい。

3bは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基(R3bが結合する炭素に隣り合う炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい)、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、或いは、
(4)2つのR3bが同一炭素上に結合する場合、それらの結合する炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい。

但し、n2が2、3又は4の時、各R3bは同一であっても異なってもよい。

4bは、
(1)水素原子、
(2)C1−6アルキル基、
(3)カルボキシC1−6アルキル基、
(4)ハロC1−6アルキル基、又は
(5)C1−6アルコキシC1−6アルキル基である}
である、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項3】
環Cyが、
{(1)式:

(式中、
m4は、0、1、2又は3であり、
m5は、0、1又は2であり、
但し、m4とm5の総和は、1以上である)
で示される基、

(2)式:

(式中、
m6は、0、1又は2であり、
m7は、0、1又は2であり、
但し、m6とm7の総和は、1以上である)
で示される基、

n2は、0、1、2、3又は4であり、
3aは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、
但し、n2が2、3又は4の時、各R3a
は同一であっても異なってもよい。

3bは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基(R3bが結合する炭素に隣り合う炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい)、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、或いは、
(4)2つのR3bが同一炭素上に結合する場合、それらの結合する炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい。

但し、n2が2、3又は4の時、各R3bは同一であっても異なってもよい。

4bは、
(1)水素原子、
(2)C1−6アルキル基、
(3)カルボキシC1−6アルキル基、
(4)ハロC1−6アルキル基、又は
(5)C1−6アルコキシC1−6アルキル基である}
である、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項4】
環Cyが、
{(1)式:

(式中、
n2は、0、1、2、3又は4である)
で示される基,又は

(2)式:

(式中、
ここで、n2は、0又は1である)
で示される基であり,

3aは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、

3bは、
(1)ヒドロキシ基、
(2)C1−6アルキル基(R3bが結合する炭素に隣り合う炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい)、又は
(3)ヒドロキシC1−6アルキル基であり、或いは、
(4)2つのR3bが同一炭素上に結合する場合、それらの結合する炭素と一緒になってC3−6シクロアルキル基を形成してもよい。

但し、n2が2、3又は4の時、各R3bは同一であっても異なってもよい。

4bは、
(1)水素原子、
(2)C1−6アルキル基、
(3)カルボキシC1−6アルキル基、
(4)ハロC1−6アルキル基、又は
(5)C1−6アルコキシC1−6アルキル基である}
である、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項5】
環CyがC6−10アリールである、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項6】
環Cyがフェニルである、請求項5記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項7】
R1が、
(1)ハロゲン原子、
(2)C1−6アルキル基、
(3)C1−6アルコキシ基、
(4)ハロC1−6アルキル基、
(5)C1−6アルコキシC1−6アルキル基、
(6)ハロC1-6アルコキシC1-6アルキル基、又は
(7)ハロC1−6アルコキシ基であり、
但し、n1が2、3又は4の時、各R1は同一であっても異なってもよい、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項8】
2aが、C6−10アリール基(該C6−10アリール基は
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−6アルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基、及び
(d)カルボキシC1−6アルコキシ基から選ばれる置換基で1乃至4置換されてもよい)である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項9】
2aが、フェニル基(該フェニル基は
(a)ハロゲン原子、
(b)C1−6アルキル基、
(c)C1−6アルコキシ基、及び
(d)カルボキシC1−6アルコキシ基から選ばれる置換基で1乃至4置換されてもよい)である、請求項8記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項10】
下記化学構造式:








から選択される、請求項1に記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、及び医薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項12】
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を含む、SGLT1阻害剤。
【請求項13】
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を含む、糖尿病の治療剤又は予防剤。
【請求項14】
糖尿病がII型糖尿病である、請求項13記載の治療剤又は予防剤。
【請求項15】
医薬上有効量の、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を哺乳動物に投与することを含む、SGLT1の阻害方法。
【請求項16】
医薬上有効量の、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を哺乳動物に投与することを含む、糖尿病の治療方法又は予防方法。
【請求項17】
糖尿病がII型糖尿病である、請求項16記載の方法。
【請求項18】
SGLT1阻害剤を製造するための請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩の使用。
【請求項19】
糖尿病治療剤又は予防剤を製造するための請求項1乃至10のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩の使用。
【請求項20】
糖尿病がII型糖尿病である、請求項19記載の使用。

【公開番号】特開2013−63968(P2013−63968A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−190429(P2012−190429)
【出願日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】