説明

ヘッドランプ取付構造

【課題】 ラジエータコアサポートと車体との組み付け精度に関わらずヘッドランプを車体に精度良く固定できると同時に、車両衝突時にヘッドランプの上方からの入力に対する衝撃吸収性能が低下するのを防止できるヘッドランプ取付構造の提供。
【解決手段】 ヘッドランプ2から突設された突起部30と、ラジエータコアサポート1に設けられ、且つ、案内溝16を有する受け部15を備え、車体との固定時に、ヘッドランプ2の突起部30を受け部15の案内溝16に摺動させて該ヘッドランプ2を車両後方へ所定の軌跡で移動させた後、該突起部30を受け部15の案内溝16から車両後方へ離脱させて、該突起部30の下方に所定の隙間H1を形成した状態で該ヘッドランプ2を車体に固定した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドランプ取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車体の組付け工程の簡略化と組付け作業の自動化等を目的として、ラジエータコアサポートにヘッドランプ等の周辺部材を予め搭載したフロントエンドモジュールを構成し、このフロントエンドモジュールを車体の組立ラインで車体前部に組み付けるようにしている(特許文献1参照)。
このようなフロントエンドモジュールでは、ラジエータコアサポートと車体との組み付け精度に関わらずヘッドランプを車体に精度良く固定することを目的として、ヘッドランプをラジエータコアサポートの正規位置よりも車両前方位置に予め仮固定しておき、ラジエータコアサポートと車体の組み付け後にヘッドランプを車両後方へ移動させて車体に固定するようにしている。
また、近年、車両衝突時においてヘッドランプの上方から衝撃力が入力された場合に、該ヘッドランプを下方へ変位させて衝撃力を吸収させる技術が公知になっている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2007−126021号公報
【特許文献2】特開2004−207061号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の発明にあっては、ヘッドランプを車両後方へ移動させる際には、周辺部材との接触や位置ずれを回避するために所定の軌跡で移動させる必要があるが、この際、ヘッドランプを治具を用いて誘導しながら移動させた場合には、治具の脱着に手間が掛かるという問題点があった。
一方、この治具をラジエータコアサポートと一体的に設けて治具の脱着を省略した場合には、ヘッドランプが治具に下方から支持された状態となり、車両衝突時におけるヘッドランプの上方からの衝撃力に対する反力が大きくなって衝撃吸収性能が低下する虞があった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ラジエータコアサポートと車体との組み付け精度に関わらずヘッドランプを車体に精度良く固定できると同時に、車両衝突時に上方からの入力に対する衝撃吸収性能の低下を防止できるヘッドランプ取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明では、自動車のヘッドランプをフロントエンドモジュールとしてのラジエータコアサポートに対して正規位置よりも車両前方位置に予め仮固定した後、該ラジエータコアサポートと車体との組み付け後にヘッドランプを車両後方へ移動させて車体に固定するようにしたヘッドランプ取付構造において、上記ヘッドランプから突設された突起部と、上記ラジエータコアサポートに設けられ、且つ、案内溝を有する受け部を備え、上記ラジエータコアサポートと車体との組み付け後に、ヘッドランプの突起部を受け部の案内溝に摺動させて該ヘッドランプを車両後方へ移動させた後、該突起部を受け部の案内溝から車両後方へ離脱させて、該突起部の下方に所定の隙間を形成した状態で該ヘッドランプを車体に固定したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明にあっては、自動車のヘッドランプをフロントエンドモジュールとしてのラジエータコアサポートに対して正規位置よりも車両前方位置に予め仮固定しておく。
その後、ラジエータコアサポートを車体に組み付けた後、ヘッドランプの突起部を受け部の案内溝に摺動させて該ヘッドランプを車両後方へ所定の軌跡で移動させることにより、ヘッドランプを周辺部材に接触させることなく移動できる。
さらに、突起部を受け部の案内溝から車両後方へ離脱させて、突起部の下方に所定の隙間を形成した状態で該ヘッドランプを車体に固定することにより、ラジエータコアサポートと車体との組み付け精度に関わらずヘッドランプを車体に精度良く固定できると同時に、車両衝突時にヘッドランプの上方からの入力に対する衝撃吸収性能が低下するのを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0008】
以下、実施例1を説明する。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称して説明する。
図1は実施例1のラジエータコアサポートの全体斜視図(ヘッドランプ共)、図2は実施例1のラジエータコアサポートの正面図(ヘッドランプ共)、図3は実施例1のラジエータコアサポートの全体斜視図である。
【0009】
図4は実施例1のスライド受け部の斜視拡大図、図5は実施例1のヘッドランプの前方斜視図、図6は実施例1のヘッドランプの斜め下方から見た斜視図(一部省略)、図7は図2のS7−S7線におけるヘッドランプと車体の固定前後の突起部と受け部の位置関係を説明する図である。
【0010】
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、実施例1の発明では、ラジエータコアサポート1と、このラジエータコアサポートの左右にそれぞれ搭載されたヘッドランプ2とが備えられている。
【0011】
ラジエータコアサポート1は、左右向に延設されたラジエータコアサポートアッパ3と、このラジエータコアサポートアッパ3と並行するラジエータコアサポートロア4と、ラジエータコアサポートアッパ3とラジエータコアサポートロア4の両端部同士を結合するラジエータコアサポートサイド5が備えられ、これらは樹脂で一体的に形成されている。
また、ラジエータコアサポートアッパ3とラジエータコアサポートロア4の中央部同士は金属製のフードロックステイ6で結合されている。
【0012】
ラジエータコアサポートアッパ3の左右両端部には、図示を省略する熱交換器の上部の車両搭載ピンをブラケット及びインシュレータを介して固定するための図外の固定部が形成される一方、ラジエータコアサポートロア4の左右両端部には、該熱交換器の下部の車両搭載ピンをインシュレータを介して固定するための固定部7が形成されている。
また、ラジエータコアサポートアッパ3、ラジエータコアサポートロア4、ラジエータコアサポートサイド5、フードロックステイ6の内側にはファンシュラウド部8が一体的に形成されると共に、このファンシュラウド部8には、後方から図外の2連のファンを熱交換器に臨んだ状態で配置するためのファン開口部9がそれぞれ円形状に開口されている。
【0013】
図3に示すように、ラジエータコアサポートアッパ3の上部には、樹脂製で車幅方向に延設された板状のカバー部材10が装着されている。
各ラジエータコアサポートサイド5の上端部には、金属製のブラケット11がそれぞれ装着されると共に、各ブラケット11に近接して上下方向に開口された螺子孔を有する袋ナット12が遊嵌されている。
また、各ラジエータコアサポートサイド5の中途部には、図示を省略する前方のバンパステイと後方の車体のサイドメンバを前後から締結するための固定部5a〜5dを有するサイドメンバ取付部5eが設けられている。
また、各サイドメンバ取付部5eに近接して外側へ延設されたヘッドランプステイ13がそれぞれ一体的に形成されると共に、各ヘッドランプステイ13にはヘッドランプ2が仮固定されている。
さらに、各ラジエータコアサポートサイド5とヘッドランプステイ13との結合部位には、前後方向に開口された螺子孔を有する袋ナット14が遊嵌されている。
【0014】
以下、ラジエータコアサポート1の左右に搭載されるヘッドランプ2は左右対称形状であるため、図1中右側のラジエータコアサポートサイド5とヘッドランプ2についてのみ詳述する。
図3に示すように、ラジエータコアサポートサイド5の上面には、樹脂製の受け部15が左右に離間して設けられた締結部材15aで固定されている。
図4に示すように、受け部15には、上方に開口した状態で車両前後方向に貫通形成された案内溝16が左右に離間してそれぞれ設けられると共に、各案内溝16の両側は平坦な支持部17が形成されている。
また、両案内溝16の間には前述した各締結部材15aを上方から挿通するための挿通穴18がそれぞれ形成される他、受け部15の先端部には左右方向に開口された螺子穴を有する袋ナット19が遊嵌されている。
【0015】
一方、図5〜7に示すように、ヘッドランプ2は、アウタレンズ21とハウジング22で囲まれた内部にランプ灯室23が形成されると共に、このランプ灯室23にはバルブ24とリフレクタ24a等が収容されている。
また、ヘッドランプ2には、ラジエータコアサポート1との固定部位として、袋ナット12と対応する位置に挿通穴を有する板状の固定部25と、袋ナット14と対応する位置に挿通穴を有する板状の固定部26が設けられている。
また、ヘッドランプ2には、車体との固定部位として、上下方向に開口した挿通穴を有する前後2箇所の固定部27が設けられ、さらに、左右方向に開口された螺子穴を有する袋ナット28が遊嵌されている。
【0016】
さらに、図6、7に示すように、ヘッドランプ2の底面には段部29を有して下方へ突出した突起部30が左右に離間して設けられている。
その他、図5、6に示すように、ヘッドランプ2の後面には、後方へ突出したピン31(請求項の係合手段に相当)が設けられている。
【0017】
次に、作用を説明する。
【0018】
[ヘッドランプとラジエータコアサポートとの仮固定について]
このようなヘッドランプ2をラジエータコアサポート1に仮固定する際には、先ず、ヘッドランプ2をヘッドランプステイ13の上方に配置した状態として、各固定部25,26の挿通穴からそれぞれ対応する袋ナット12,14の螺子孔に図示を省略する締結部材を挿通して螺合する。
なお、この締結部材は仮締めであって本締めはしない。また、締結部材の仮締めの代わりにヘッドランプ2の一部をラジエータコアサポート1に係合したり、治具を用いてこれら両者を仮固定するようにしても良い。
この際、図7(a)に示すように、各突起部30をそれぞれ対応する受け部15の案内溝16に上方から挿入・嵌合させると共に、段部29を受け部15の支持部17に載置して下方から支持させた状態とすることにより、ヘッドランプ2をラジエータコアサポート1に安定した状態で仮固定できる。
【0019】
次に、ラジエータコアサポート1に前述したヘッドランプ2以外の熱交換器やファン等の周辺部材を搭載した状態としてフロントエンドモジュールを構成した後、車体の組立ラインへ搬送する。
【0020】
[ヘッドランプ2と車体と固定について]
次に、車体の組立ラインでは、ラジエータコアサポート1の各サイドメンバ取付部5eの固定部5a〜5dを図外の締結部材を介して車体のサイドメンバ(図示せず)に締結することにより、ラジエータコアサポート1を車体前部に固定する。
この際、ヘッドランプ2の後面と車体との間には幾分の隙間が形成されるため、この隙間に手を入れてバルブ24のコネクタ24b等(図7参照)を車体側のハーネス(図示せず)に接続する作業を容易に行うことができる。
【0021】
次に、図7(b)に示すように、ヘッドランプ2の突起部30を案内溝16に摺動させながら後方へ移動させた後、受け部15の案内溝16から後方へ離脱させて、その下方に所定の隙間H1を形成する。
この際、前述したように、突起部30を受け部15の案内溝16の前方位置に予め嵌合させた状態としているため、その状態でヘッドランプ2を容易に摺動させて後方へ移動させることができる。
また、ヘッドランプ2の突起部30を案内溝16に摺動させることにより、所定の軌跡で後方へ移動させることができ、ヘッドランプ2と車体の周辺部材との接触や位置ずれを回避できる。
さらに、この離脱の直前にピン31が車体に形成された係合穴(図示せず)に挿入・係合することにより、ヘッドランプ2が下方へ位置ずれすることなく姿勢を保つことができる。
【0022】
次に、各固定部27の挿通穴及び袋ナット28の螺子孔を車体のそれぞれ対応する位置に形成された螺子孔及び挿通穴(図示せず)に一致させた状態として、これらの各孔に締結部材(図示せず)を挿通して螺合することにより、ヘッドランプ2を車体に固定する。
この際、袋ナット12,14はラジエータコアサポート1に対して遊嵌されているため、ラジエータコアサポート1と車体との組み付け精度に関わらずヘッドランプ2を車体に精度良く固定できる。
【0023】
最後に、各固定部25,26の挿通穴からそれぞれ対応する袋ナット12,14に挿通して仮締めした締結部材を本締めしてヘッドランプ2とラジエータコアサポート1を固定する。また、この際、受け部15の袋ナット19の挿通穴を車体の対応する位置に形成された挿通穴(図示せず)に一致させた状態で、これら両穴に締結部材(図示せず)を挿通して螺合するが、この限りではない。
【0024】
[車両衝突時について]
このように構成されたヘッドランプ取付構造では、車両衝突時において、図7(b)の矢印で示す上方から衝撃力が入力された場合に、ヘッドランプ2を公知の如く下方へ変位させることが望ましい。
そこで、実施例1では、前述したように、突起部30を受け部15の案内溝16から後方へ離脱させて、その下方に所定の隙間H1を形成しているため、突起部30を受け部15に下方から支持させた状態で配置した場合に比べて、衝撃力の反力が大きくなる虞がなく、ヘッドランプ2を容易に下方へ変位させることができ、衝撃吸収性能が低下するのを防止できる。
【0025】
最後に、効果を列記する。
以上、説明したように、実施例1のヘッドランプ取付構造にあっては、自動車のヘッドランプ2をフロントエンドモジュールとしてのラジエータコアサポート1に対して正規位置よりも車両前方位置に予め仮組みした後、該ラジエータコアサポート1と車体との組み付け後にヘッドランプ2を車両後方へ移動させて車体に固定するようにしたヘッドランプ取付構造において、ヘッドランプ2から突設された突起部30と、ラジエータコアサポート1に設けられ、且つ、案内溝16を有する受け部15を備え、ラジエータコアサポート1と車体との組み付け後に、ヘッドランプ2の突起部30を受け部15の案内溝16に摺動させて該ヘッドランプ2を車両後方へ移動させた後、該突起部30を受け部15の案内溝16から車両後方へ離脱させて、該突起部30の下方に所定の隙間H1を形成した状態で該ヘッドランプ2を車体に固定したため、ラジエータコアサポート1と車体との組み付け精度に関わらずヘッドランプ2を車体に精度良く固定できると同時に、車両衝突時にヘッドランプ2の上方からの入力に対する衝撃吸収性能が低下するのを防止できる。
【0026】
また、ヘッドランプ2をラジエータコアサポート1に対して正規位置よりも車両前方に予め仮組みする際に、突起部30を受け部15の案内溝16に予め嵌合させた状態としたため、車体との固定時に突起部30を受け部15の案内溝16に嵌合させる必要がなく、容易に摺動させることができる。
【0027】
また、突起部30をヘッドランプ2から下方へ突設し、ヘッドランプ2をラジエータコアサポート1に対して正規位置よりも車両前方に予め仮組みする際に、突起部30を受け部15の案内溝16に予め嵌合させた状態で該ヘッドランプ2を下方から支持させたため、ヘッドランプ2をラジエータコアサポート1に対して安定した状態で仮組みできる。
【0028】
また、突起部30が受け部15の案内溝16から車両後方へ離脱直前にヘッドランプ2の姿勢を保つピン31を備えるため、ヘッドランプ2を安定した姿勢として車体との固定作業を行える。
【0029】
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1で説明した各構成部材の材質は適宜設定でき、例えば、受け部15は、樹脂製に限らず、全体を金属製、または一部を金属製として樹脂モールドあるいは凹凸嵌合させても良いし、ヘッドランプステイ13と樹脂で一体的に形成することも考えられる。
【0030】
また、突起部30及び受け部15(案内溝16共)の形状、形成位置、形成数は適宜設定でき、例えば、これらをヘッドランプ2の側方に配置することも考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】実施例1のラジエータコアサポートの全体斜視図(ヘッドランプ共)である。
【図2】実施例1のラジエータコアサポートの正面図(ヘッドランプ共)である。
【図3】実施例1のラジエータコアサポートの全体斜視図である。
【図4】実施例1の受け部の斜視拡大図である。
【図5】実施例1のヘッドランプの前方斜視図である。
【図6】実施例1のヘッドランプの斜め下方から見た斜視図(一部省略)である。
【図7】図2のS7−S7線におけるヘッドランプと車体の固定前後の突起部と受け部の位置関係を説明する図である。
【符号の説明】
【0032】
1 ラジエータコアサポート
2 ヘッドランプ
3 ラジエータコアサポートアッパ
4 ラジエータコアサポートロア
5 ラジエータコアサポートサイド
5a、5b、5c、5d 固定部
5e サイドメンバ取付部
6 フードロックステイ
7 固定部
8 ファンシュラウド部
9 ファン開口部
10 カバー部材
11 ブラケット
12 袋ナット
13 ヘッドランプステイ
14 袋ナット
15 受け部
15a 締結部材
16 案内溝
17 支持部
18 挿通穴
19 袋ナット
21 アウタレンズ
22 ハウジング
23 ランプ灯室
24 バルブ
24a リフレクタ
24b コネクタ
25、26、27 固定部
28 袋ナット
29 段部
30 突起部
31 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のヘッドランプをフロントエンドモジュールとしてのラジエータコアサポートに対して正規位置よりも車両前方位置に予め仮固定した後、該ラジエータコアサポートと車体との組み付け後にヘッドランプを車両後方へ移動させて車体に固定するようにしたヘッドランプ取付構造において、
前記ヘッドランプから突設された突起部と、
前記ラジエータコアサポートに設けられ、且つ、案内溝を有する受け部を備え、
前記ラジエータコアサポートと車体との組み付け後に、ヘッドランプの突起部を受け部の案内溝に摺動させて該ヘッドランプを車両後方へ移動させた後、該突起部を受け部の案内溝から車両後方へ離脱させて、該突起部の下方に所定の隙間を形成した状態で該ヘッドランプを車体に固定したことを特徴とするヘッドランプ取付構造。
【請求項2】
請求項1記載のヘッドランプ取付構造において、
前記ヘッドランプをラジエータコアサポートに対して正規位置よりも車両前方に予め仮固定する際に、突起部を受け部の案内溝に予め嵌合させた状態としたことを特徴とするヘッドランプ取付構造。
【請求項3】
請求項2記載のヘッドランプ取付構造において、
前記突起部をヘッドランプから下方へ突設し、
前記ヘッドランプをラジエータコアサポートに対して正規位置よりも車両前方に予め仮固定する際に、突起部を受け部の案内溝に予め嵌合させた状態で該ヘッドランプを下方から支持させたことを特徴とするヘッドランプ取付構造。
【請求項4】
請求項3記載のヘッドランプ取付構造において、
前記突起部が受け部の案内溝から車両後方へ離脱する直前にヘッドランプの姿勢を保つ係合手段を備えることを特徴とするヘッドランプ取付構造。

【図7】
image rotate

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−149226(P2009−149226A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329905(P2007−329905)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】