説明

ベルトコンベア監視システム

【課題】ベルトの蛇行に関する異常を好適に判定することが可能なベルトコンベア監視システムを提供する。
【解決手段】ベルトコンベア監視システム1は、荷を搬送するベルトを有するベルトコンベア10と、ベルトの幅方向のずれを検出するリミットスイッチ30と、リミットスイッチ30の検出結果に基づいて、ベルトの蛇行に関する異常を判定する監視ユニット60と、を備え、監視ユニット60は、所定期間において、リミットスイッチ30によってベルトの幅方向のずれが検出された時間が閾値を超えた場合に、ベルトの蛇行に関する異常が発生していると判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトコンベアのベルトの蛇行を監視するベルトコンベア監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
トンネル工事では、連続ベルトコンベア等の長距離ベルトコンベアが荷(ずり)搬出に利用される。かかる長距離ベルトコンベアにおいて、ベルトが蛇行した場合には、ベルトが周辺のフレーム等に擦れて損傷したり、ベルトコンベアの曲線部において脱策してフレームから外れてしまうおそれがある。かかる事態が発生すると、ベルトコンベアの稼働率が著しく低下することになるため、かかるベルトコンベアにベルトの蛇行を検出するセンサを設けることが行われている(特許文献1,2,3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭55−70612号公報
【特許文献2】特開平11−79343号公報
【特許文献3】特開2008−127177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のベルトコンベアでは、ベルトの幅方向縁部が設計位置からずれて走行している場合に、センサがずれを検出するようになっているが、ベルトコンベアに曲線部がある場合には、走行中と停止中ではベルトにかかる張力が異なるため、停止状態において、ベルトが設計位置からずれてしまうことがある。また、ベルト上に荷が不均等に載置された場合には、ベルトが瞬間的に設計位置からずれて走行する可能性がある。このように、ベルトが設計位置からずれただけで異常と判定すると、実際には正常な場合であっても異常と判定してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、前記した事情に鑑みて創案されたものであり、ベルトの蛇行に関する異常を好適に判定することが可能なベルトコンベア監視システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明のベルトコンベア監視システムは、荷を搬送するベルトを有するベルトコンベアと、前記ベルトの幅方向のずれを検出するセンサと、前記センサの検出結果に基づいて、前記ベルトの蛇行に関する異常を判定する判定部と、を備えるベルトコンベア監視システムであって、前記判定部は、所定期間において、前記センサによって前記ベルトの幅方向のずれが検出された時間が閾値を超えた場合に、前記ベルトの蛇行に関する異常が発生していると判定することを特徴とする。
【0007】
かかる構成によると、ベルトのずれが検出された時間が所定期間において閾値を超えた場合に、ベルトの蛇行に関する異常が発生していると判定し、当該異常を通知するので、荷の不均等な載置等によるベルトの一時的なずれを異常と判定することを防ぎ、ベルトの蛇行に関する異常を好適に判定することができる。
【0008】
また、前記センサは、前記ベルトのリターン側におけるずれを検出する構成であってもよい。
【0009】
かかる構成によると、リターン側のベルトの蛇行に関する異常を判定するので、荷の不均等な載置によるベルトの一時的なずれによる影響を予め回避して、ベルトの蛇行に関する異常を好適に判定することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ベルトの蛇行に関する異常を好適に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係るベルトコンベア監視システムを模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るベルトコンベアを示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るベルトコンベアを示す図であり、(a)は正面から見た断面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る電源ユニットを示す回路図である。
【図5】本発明の実施形態に係る変換ユニットを示す回路図である。
【図6】本発明の実施形態に係る監視ユニットを示す回路図である。
【図7】本発明の実施形態に係る判定部を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態に係る判定部による判定手法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るベルトコンベア監視システム1は、ベルトの蛇行に関する異常を判定するシステムであり、ベルトコンベア10と、ベルトコンベア制御装置20と、複数のリミットスイッチ30と、複数の電源ユニット40と、変換ユニット50と、複数の監視ユニット60と、コンピュータ70と、を備える。
【0014】
<ベルトコンベア10>
図2に示すように、ベルトコンベア10は、フレーム11と、フレーム11に回転可能に軸支されるキャリアローラ12a,12b,12cと、フレーム11に回転可能に軸支されるリターンローラ13と、キャリアローラ12a,12b,12c、リターンローラ13、メインドライブ及び中間ブースター(不図示)に巻回されるベルト(本実施形態では、無端ベルト)14と、を備える。かかるベルト14において、キャリアローラ12a,12b,12c上に延設される上側のベルトは、荷(ずり)が載置されて当該荷を搬送するキャリア側ベルト14aであり、リターンローラ13上に延設される下側のベルトは、送り返されるリターン側ベルト14bである。
【0015】
なお、ベルトコンベア10のベルト14が蛇行する原因としては、以下の事項が挙げられる。
障害物(ベルト14とフレームとの間への落下物、他の機器の接触等)
フレームの変形(ベルト14の架台の緩み、吊り治具の伸び等)
ローラの故障(ローラへの付着物、ベアリングの磨耗、ローラの破損)
ベルトの張力の偏り(ベルト14の幅方向への亀裂・損傷による張力の偏り)
張力異常(メインドライブ、中間ブースター等の回転同期のずれ)
【0016】
<ベルトコンベア制御装置20>
ベルトコンベア制御装置20は、運転信号をベルトコンベア10のメインドライブ及び中間ブースター(不図示)へ出力することによって、これらメインドライブ及び中間ブースターを回転させ、ベルト14を走行させる。また、ベルトコンベア制御装置20は、前記した運転信号を後記する判定部80のゲート部(図7参照)へ出力する。
【0017】
<リミットスイッチ30>
リミットスイッチ30は、ベルト14の幅方向のずれを検出するセンサの一種であり、図2及び図3(a)(b)に示すように、ベルト14の幅方向縁部の設計位置から、その外側に所定距離だけ離れた場所に設置されている。本実施形態において、リミットスイッチ30は、ベルト14の全周にわたって当該ベルトのずれを検出するために、ベルト14の走行方向の所定間隔ごとに、キャリア側ベルトの両脇と、リターン側ベルトの両脇と、にそれぞれ設置されている。ベルト14がリミットスイッチ30に接触している間、リミットスイッチ30は、ON状態信号を監視ユニット50へ出力し続ける。
【0018】
<電源ユニット40>
電源ユニット40は、変換ユニット50及び監視ユニット60へ電力を供給するものであり、本実施形態では、外部電源(例えば、商用電源)からの交流電力を直流電力に変換して変換ユニット50及び監視ユニット60へ供給するとともに、ユーザの操作に基づいて、外部電源から変換ユニット50及び監視ユニット60への電力供給のON/OFFを切り換える。
【0019】
図4に示すように、電源ユニット40は、交流電力を直流電力へ変換する電源部41と、電源部41の上位側に電気的に接続されたスイッチ42と、電源部41の上位側及び下位側にそれぞれ電気的に接続された2個のLED(Light Emitting Diode)43と、を備える。LED43は、点灯によって当該電源ユニット40の作動状態を示すパイロット用である。これら電源部41、スイッチ42及びLED43は、基板上に実装されて図4に示す電子回路を構成し、透明なケースに収容される。
【0020】
<変換ユニット50>
変換ユニット50は、コンピュータ70からのRS232C信号をRS485信号に変換して監視ユニット60へ伝送したり、逆に、監視ユニット60からのRS485信号をRS232C信号に変換してコンピュータ70へ伝送したりする。
【0021】
図5に示すように、変換ユニット50は、MPU(Micro Processing Unit)51と、9個のLED52と、2個のDIP(Dual In-line Package)スイッチ53と、2個のEEPROM(Electronic Erasable Programmable Read Only Memory)54と、RS485ドライバ/レシーバ55と、POL(Point Of Load)電源56と、を備える。これらMPU51、LED52、DIPスイッチ(SW)53、EEPROM54、RS485ドライバ/レシーバ55及びPOL電源56は、基板上に実装されて図5に示す電子回路を構成し、透明なケースに収容される。この変換ユニット50は、後記する監視ユニット60と同様の回路構成を有しており、監視ユニット60の電子回路が実装された基板を兼用可能となっている。なお、図5において、MPU51とLED52とを接続する配線に「9」という数字が付されているのは、MPU51に9個のLED52が接続されていることを示しており、これは、DIPスイッチ53、EEPROM54についても同様である。
【0022】
かかる変換ユニット50は、RS232C信号とRS485信号とを相互変換する機能に加え、ファームウェア書き込みプログラムをパソコン70からMPU51内のRAM(Random Access Memory)にダウンロードして実行する機能を備える。
【0023】
また、変換ユニット50は、接続方式としてディジーチェーンを採用しているため、パソコン70による変換ユニット50のユニットIDの自動検索が可能となっている。
【0024】
変換ユニット50の通信制御プロトコルは、以下のように構成されている。
アイドル状態では、パソコン70からのコマンドブロック送信を待つため、UD(上位のパソコン70側)→DD(下位の他ユニット側)のパスをイネーブル(有効化)する。
コマンドブロック送信完了後は、レスポンスブロック送信を行うため、コマンドブロック内のパラメータで指定された期間、DD→UDのパスをイネーブルする。
レスポンスブロック送信時には、コマンドブロックにて指定された応答IDが自変換ユニット50のユニットIDであれば、RS485ドライバ/レシーバ65内のセレクタを切り換えて自ユニットのレスポンスブロックを送信し、コマンドブロックにて指定された応答IDが自ユニットのユニットIDでなければ、下位の監視ユニット60のレスポンスブロックをそのまま上位(パソコン70)へ転送する。
【0025】
<監視ユニット60>
監視ユニット60は、リミットスイッチ30の状態を監視して監視結果を記憶するとともに、監視結果に基づいて、ベルト14の蛇行に関する異常が発生しているか否かを判定する。
【0026】
図6に示すように、監視ユニット60は、8個のリミットスイッチ30と通信可能に接続されており、MPU61と、9個のLED62と、2個のDIPスイッチ63と、2個のEEPROM64と、RS485ドライバ/レシーバ65と、POL電源66と、を備える。これらMPU61、LED62、DIPスイッチ63、EEPROM64、RS485ドライバ/レシーバ65及びPOL電源は、基板上に実装されて図6に示す電子回路を構成し、透明なケースに収容される。なお、図6において、MPU61とLED62とを接続する配線に「9」という数字が付されているのは、MPU61に9個のLED62が接続されていることを示しており、これは、DIPスイッチ63、EEPROM64及びリミットスイッチ入力についても同様である。
【0027】
かかる監視ユニット60は、以下の機能を有する。
リミットスイッチ80の状態を監視する機能。
パソコン70との通信を制御する機能。
ファームウェア書き込みプログラムをパソコン70からMPU61内のRAMにダウンロードして実行する機能。
【0028】
また、監視ユニット60は、接続方式としてディジーチェーンを採用しているため、パソコン70による監視ユニット60のユニットIDの自動検索が可能となっている。9個のLED62のうち、1個のLED62(例えば、赤色)は、当該監視ユニット60のパイロット用であり、点灯で電源ON状態、消灯で電源OFF状態、早い点滅で通信中、遅い点滅でリミットスイッチ80の監視にエラーが発生したことを表示するように構成されている。9個のLED62のうち、残り8個のLED62(前記したパイロット用のLED62とは別色であり、例えば、橙色)は、対応するリミットスイッチ30の状態を表示するものであり、点灯で電源ON状態、消灯で電源OFF状態、点滅でエラー発生を表示するように構成されている。
【0029】
監視ユニット60の通信制御プロトコルは、以下のように構成されている。
アイドル状態では、パソコン70からのコマンドブロック送信を待つため、UD→DDのパスをイネーブルする。
コマンドブロック送信完了後は、レスポンスブロック送信を行うため、コマンドブロック内のパラメータで指定された期間、DD→UDのパスをイネーブルする。
レスポンスブロック送信時には、コマンドブロックにて指定された応答IDが自監視ユニット60のユニットIDであれば、RS485ドライバ/レシーバ65内のセレクタを切り換えて自監視ユニット60のレスポンスブロックを送信し、コマンドブロックにて指定された応答IDが自監視ユニット60のユニットIDでなければ、下位の他監視ユニット60のレスポンスブロックをそのまま上位(パソコン70側)へ転送する。
【0030】
<パソコン70>
パソコン70は、キーボード、マウス等からなる入力部と、ディスプレイ、スピーカ等からなる出力部と、CPU、ROM、RAM等からなる制御部と、を備えており、変換ユニット50を介して複数の監視ユニット60と通信可能に接続されている。
【0031】
≪判定部80≫
図7に示すように、監視ユニット60のMPU61は、8個のリミットスイッチ30に対応して8個の判定部80を備える。判定部80は、機能ブロックとして、カウンタ部81と、クロック部82と、タイマ部83と、メモリ部84と、比較部85と、ゲート部86と、を備える。
【0032】
カウンタ部81は、クロック部82が刻む時刻に基づいて、リミットスイッチ30から出力されたON状態信号の出力時間をカウントし、カウント結果を比較部85へ出力する。
【0033】
タイマ部83は、一定時間経過ごとに、カウンタ部81によるカウント結果(リミットスイッチ30から出力されたON状態信号の出力時間)をリセットする。
【0034】
メモリ部84には、カウント結果が正常であるか否かを判定するための閾値が予め記憶されている。
【0035】
比較部85は、カウンタ部81から出力されたカウント結果と、メモリ部84に記憶された閾値とを比較し、カウント結果が閾値を超えた場合に、ベルト14の蛇行に関する異常を示す異常信号(ON信号)をゲート部86へ出力する。
【0036】
ここで、図8のグラフを参照して、判定部80による判定手法についてより詳細に説明する(適宜図7参照)。図8において、縦軸はリミットスイッチ30の状態(ONはベルト14がリミットスイッチ30に接触してON状態信号が出力されている状態、OFFはベルト14がリミットスイッチ30に接触していない状態)を表し、横軸は、時刻を表す。
【0037】
図8に示すように、カウンタ部81は、時刻tにおいてカウントを開始してカウント結果を比較部85へ出力する、タイマ部83は、カウント開始以降所定期間(一定時間経過)ごと(等間隔な時刻t,t,t,t)にカウンタ部81によるカウント結果をリセットする。ここで、時刻t〜tの期間におけるON状態信号の出力時間の合計T+Tは、メモリ部84に記憶された閾値以下であるため、比較部85は、異常信号を出力しない。一方、時刻t〜tの期間におけるON状態信号の出力時間の合計T+Tは、メモリ部84に記憶された閾値を超えるため、閾値を超えた時点で、比較部85は、異常信号をゲート部86へ出力する。
【0038】
図7に戻り、ゲート部86は、比較部85から出力された異常信号が入力され、かつ、ベルトコンベア制御装置20から出力された運転信号が入力されている場合(ベルトコンベア10が運転状態である場合)に、異常信号を、判定部80による判定結果を利用者へ通知する通知部の具体例であるパソコン70及びLED62へ出力する。なお、パソコン70は、監視ユニット60のユニットIDの自動検索を行うことにより、異常信号を出力した監視ユニット60を特定することができるため、異常信号が入力されたパソコン70の出力部であるディスプレイには、ベルトコンベア10のどの位置で蛇行に関する異常が発生しているかが表示される。また、異常信号が入力されたLED62は、遅い点滅を繰り返すことによって異常を通知する。
【0039】
ここで、ゲート部86は、比較部85から出力された異常信号が入力された場合であっても、ベルトコンベア制御装置20から出力された運転信号が入力されていない場合(ベルトコンベア10が停止状態である場合)には、異常信号を出力しない。これは、ベルトコンベア10の停止状態においてベルト14が設計位置からずれることを異常判定することを防ぐための措置である。
【0040】
本発明の実施形態に係るベルトコンベア監視システム1は、ベルト14がリミットスイッチ30に接触した時間が所定期間において閾値を超えた場合に、ベルト14の蛇行に関する異常が発生していると判定し、当該異常を通知するので、荷の不均等な載置等によるベルト14のリミットスイッチ30への一時的な接触を異常と判定することを防ぎ、ベルト14の蛇行に関する異常を好適に判定することができる。
【0041】
すなわち、本発明の実施形態に係るベルトコンベア監視システム1は、ベルトコンベア10の全体をリアルタイムに監視することができるため、曲線部での脱策の危険性等を即座に捉え、大事故発生前にベルトコンベア10の運転停止等の措置を可能とし、ベルトコンベア10のトラブルを未然に防ぐことができ、トンネル掘削等の施工効率を高めることができる。また、本発明の実施形態に係るベルトコンベア監視システム1は、ベルトコンベア10を自動的に監視するので、点検の労力を大幅に削減することができ、さらには、早期に異常を発見することができるので、保守の効率を高めることができる。
【0042】
また、本発明の実施形態に係るベルトコンベア監視システム1は、リターン側ベルト14bの蛇行に関する異常を判定するので、荷の不均等な載置によるベルト14のリミットスイッチ30への一時的な接触を予め回避して、ベルト14の蛇行に関する異常を好適に判定することができる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について実施形態を参照して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、センサはリミットスイッチ30に限定されず、超音波センサ等、ベルト14の幅方向の位置を検出可能なセンサであればよい。また、判定部80は、電気回路によっても構成可能である。また、比較部85が、異常であると判定されたリミットスイッチ30のスイッチIDを含む異常信号を生成して出力することによって、パソコン70の出力部であるディスプレイにおいて、ベルトコンベア10のどの位置で蛇行に関する異常が発生しているかが、より詳細に表示される構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0044】
1 ベルトコンベア監視システム
10 ベルトコンベア
14 ベルト
30 リミットスイッチ(センサ)
62 LED(通知部)
70 パソコン(通知部)
80 判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷を搬送するベルトを有するベルトコンベアと、
前記ベルトの幅方向のずれを検出するセンサと、
前記センサの検出結果に基づいて、前記ベルトの蛇行に関する異常を判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を通知する通知部と、
を備えるベルトコンベア監視システムであって、
前記判定部は、所定期間において、前記センサによって前記ベルトの幅方向のずれが検出された時間が閾値を超えた場合に、前記ベルトの蛇行に関する異常が発生していると判定する
ことを特徴とするベルトコンベア監視システム。
【請求項2】
前記センサは、前記ベルトのリターン側におけるずれを検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベア監視システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−6703(P2012−6703A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−143454(P2010−143454)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(000206211)大成建設株式会社 (1,602)
【Fターム(参考)】