説明

ベルトコンベア

【課題】コンベアフレームの維持管理に要する労力負担、コストの軽減を図りつつ、リターン側ベルトからの落鉱物によりコンベアフレームに劣化が生じるのを防止することを可能とする。
【解決手段】一対のローラ11と、一対のローラ11に無端状に巻き掛けられた搬送ベルト13とがコンベアフレーム3により支持されたベルトコンベア1である。コンベアフレーム3は、搬送ベルト13の左右両側においてその走行方向に沿って配設された複数の弦材31と、搬送ベルト13の下方においてその左右の弦材31間に架設された横繋ぎ材35とを有する。搬送ベルト13のリターン側ベルト13bを支持するリターンローラー17より下方であって、横繋ぎ材35及びその左右の弦材31により囲まれた構面36より上方においてのみ、リターン側ベルト13bの下面から落下する落鉱物Aを受ける受け部材51が配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対のローラとこれらに無端状に巻き掛けられた搬送ベルトにより種々の被搬送物を搬送するものとして用いられるベルトコンベアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、鉱石、石炭、石灰石、セメント等の被搬送物を搬送するものとしてベルトコンベアが好適に用いられている。図18は、従来のベルトコンベア101の構成を示す側面図であり、図19は、その正面断面図である。ベルトコンベア101は、一対のローラ111と、一対のローラ111に無端状に巻き掛けられた搬送ベルト113とを備えており、これら一対のローラ111及び搬送ベルト113は、複数の骨組材130を組み合わせてなるコンベアフレーム103により支持されている場合がある。
【0003】
ここで、搬送ベルト113におけるキャリア側ベルト113aにより被搬送物を搬送する場合、その被搬送物がもつ湿気や周辺環境の湿度によって、その被搬送物の一部がキャリア側ベルト113aに付着したままリターン側まで走行してしまうことがある。この場合、リターン側ベルト113bの下面から付着物が落下してしまい、この落下した落鉱物Aがベルトコンベア101の下方の床面にまで落下して堆積して、その堆積物の除去作業が必要になる等の問題が発生してしまう。
【0004】
このような問題を解決するため、種々の技術が開示されている。例えば、特許文献1においては、搬送ベルトのリターン側ベルトを支持するリターンローラーの形状について、その中央部がリターン側ベルトに接触しないような小径の形状にしたことを特徴とした技術が開示されている。これにより、リターン側ベルトとリターンローラーとの接触面積を減少させて、これらが接触することによりリターン側ベルトの付着物が落下するのを抑えることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−301935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の開示技術によっては、リターン側ベルトとリターンローラーの接触面積を完全に零とすることは困難であるうえ、リターン側ベルトとリターンローラーとの接触により生じる振動によって落鉱物が落下することを抑えることは困難である。このため、同技術によっては、リターン側ベルトから落鉱物が落下するのを完全に抑制することは困難であった。
【0007】
また、リターン側ベルトから落下した落鉱物Aがベルトコンベア101の下方の床面ではなく、図19に示すように、コンベアフレーム103を構成する骨組材130に落下した堆積した場合、その落鉱物Aが堆積した部位の湿度が高まることにより、コンベアフレーム103の腐食による劣化を招いてしまう。そして、コンベアフレーム103の劣化が生じてしまうと、その劣化した部位の補修作業、交換作業が必要となる。
【0008】
従来においては、あくまでベルトコンベア101の下方に位置する床面に落鉱物Aが堆積することを問題視して、これを解決しようとした技術しか提案されておらず、コンベアフレーム103に落鉱物Aが堆積することを問題視して、これを解決しようとした技術は何ら提案されていなかった。
【0009】
また、このような問題を解決するため、落鉱物Aの除去作業の要否を確認するために定期的にコンベアフレーム103の点検作業を行い、必要に応じてコンベアフレーム103に堆積した落鉱物Aの除去作業を行うことが考えられる。しかしながら、製鐵所等の大規模なプラントにおいては、ベルトコンベア101の個数も膨大となるため、コンベアフレーム103の各部位について点検作業をしていたのでは、その労力負担、コストが過大となってしまう。また、製鐵所等の大規模なプラントにおいては、各設備が常時稼動しており、動作中のベルトコンベア101の近傍での点検作業、落鉱物Aの除去作業には危険を伴うことから、定期的に点検作業等を行うにしてもその作業時間が限定されてしまう。また、製鐵所等の大規模なプラントにおいては、ベルトコンベア101自体も高所にあることが多いため、コンベアフレーム103の点検作業等を行うときの安全性に欠けることになる。従って、コンベアフレーム103の点検作業等の維持管理をするうえでは、できる限りその作業数、頻度を減らして、コンベアフレーム103の維持管理に要する労力負担、コストの軽減を図りたいという要望がある。
【0010】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、コンベアフレームの維持管理に要する労力負担、コストの軽減を図りつつ、リターン側ベルトからの落鉱物によりコンベアフレームに劣化が生じるのを防止することを可能とするベルトコンベアを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者は、上述した課題を解決するために、鋭意検討の末、下記のベルトコンベアを発明した。
【0012】
第1発明に係るベルトコンベアは、一対のローラと、前記一対のローラに無端状に巻き掛けられた搬送ベルトとがコンベアフレームにより支持されたベルトコンベアにおいて、前記コンベアフレームは、前記搬送ベルトの左右両側においてその走行方向に沿って配設された複数の弦材と、前記搬送ベルトの下方においてその左右の弦材間に架設された横繋ぎ材とを有し、前記搬送ベルトのリターン側ベルトを支持するリターンローラーより下方であって、前記横繋ぎ材及びその左右の弦材により囲まれた構面より上方において、前記リターン側ベルトの下面から落下する落鉱物を受ける受け部材が配設されていることを特徴とする。
【0013】
第2発明に係るベルトコンベアは、第1発明において、前記受け部材は、前記リターンローラーの直下から前記走行方向の両側に亘る一部の範囲にのみ配設されていることを特徴とする。
【0014】
第3発明に係るベルトコンベアは、第1発明において、前記受け部材は、前記コンベアフレームの略全長に亘って配設されていることを特徴とする。
【0015】
第4発明に係るベルトコンベアは、第1発明〜第3発明の何れか一つの発明において、前記受け部材は、前記コンベアフレームに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
【0016】
第5発明に係るベルトコンベアは、第1発明〜第4発明の何れか一つの発明において、前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面が略水平となるように配設されていることを特徴とする。
【0017】
第6発明に係るベルトコンベアは、第1発明〜第5発明の何れか一つの発明において、前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面が水平面に対して傾斜して配設され、当該受け面で受けた落鉱物が前記コンベアフレームを構成する骨組材に衝突することなく当該コンベアフレームの外側に落下するように、当該受け部材の形状又は下端部の位置が調整されていることを特徴とする。
【0018】
第7発明に係るベルトコンベアは、第6発明において、前記受け部材の受け面は、前記搬送ベルトの走行方向両側から下方に向かって傾斜するとともに、当該搬送ベルトの幅方向に傾斜していることを特徴とする。
【0019】
第8発明に係るベルトコンベアは、第1発明〜第7発明の何れか一つの発明において、前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面と平行な方向に延びる回動軸を中心として回動自在に配設され、初期位置から回動した前記受け部材を初期位置に向けて付勢する付勢部材が配設されていることを特徴とする。
【0020】
第9発明に係るベルトコンベアは、第1発明〜第7発明の何れか一つの発明において、前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面と平行な方向に延びる回動軸を中心として回動自在に配設され、前記受け部材を前記回動軸を中心として回動させる駆動手段が配設されていることを特徴とする。
【0021】
第10発明に係るベルトコンベアは、第1発明〜第9発明の何れか一つの発明において、前記受け部材は、前記搬送ベルト、前記リターンローラー及び前記構面のうち最もベルト幅方向の幅が小さいものより大幅となるように形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
第1発明〜第10発明によれば、リターン側ベルトから落下する落鉱物をコンベアフレーム以外の所定位置に堆積させることが可能となるため、落鉱物によりコンベアフレームに劣化が生じるのを防止することが可能となる。また、これにより、落鉱物の除去作業の要否を確認するために行なう点検作業箇所を限定でき、点検作業時の労力負担の軽減を図ることが可能となる。また、点検作業により落鉱物の除去作業をする必要が生じても、落鉱物の堆積箇所が限定されているため、落鉱物の除去作業を容易に行うことが可能となる。また、落鉱物の堆積により受け部材に腐食による劣化が生じ、受け部材の補修、交換の必要が生じても、受け部材の補修作業、交換作業をするのみで足りるため、コンベアフレームの補修作業、交換作業をする場合と比較して大幅な労力負担、コストの軽減を図ることが可能となる。これらによって、コンベアフレームの維持管理に要する労力負担、コストの軽減を図ることが可能となる。
【0023】
また、第2発明によれば、リターンローラーの直下から走行方向の両側に亘る一部の範囲にのみ受け部材が配設されているので、落鉱物を受ける機能を有する部材の配設される範囲を効果的に抑えることができ、設備費用の増大を大幅に抑制することが可能となる。
【0024】
第4発明によれば、受け部材がコンベアフレームに着脱可能に取り付けられているため、受け部材の交換作業が容易となり、その交換作業時の労力負担、コストの更なる軽減を図ることが可能となる。
【0025】
第6発明によれば、受け部材の受け面が水平面に対して傾斜して配設されているため、受け部材の受け面上での落鉱物の堆積量を減少させることが可能となる。これにより、落鉱物による受け部材自体の劣化の進行を抑制することが可能となり、受け部材の補修、交換時期さえも長期化させて、受け部材の補修、交換に要するコストの軽減を図ることが可能となる。また、これにより、ベルトコンベアが高所に配設されている場合においても、落鉱物の点検作業、受け部材の補修、交換作業等を高所でする必要がなくなり、これら作業時の安全性を高めることが可能となる。
【0026】
第7発明によれば、受け面上で受けた落鉱物を凹状受け部の底部に寄せながら受け部材の下端部から落下させることが可能となるため、落鉱物の落下位置を狭めることで落鉱物の除去作業等をするときの作業効率の増大を図ることが可能となる。
【0027】
第8発明によれば、落鉱物を受ける受け面と平行な方向に延びる回動軸を中心として回動自在に配設されているとともに、初期位置から回動した受け部材を初期位置に向けて付勢する付勢部材が配設されているので、受け部材により落鉱物を受けたときに受け部材を回動軸の軸周りの両方向に振動させることが可能となる。これにより、受け部材の受け面上に落鉱物が堆積したとしても、落鉱物に振動を加えつつ落鉱物を落下させることにより、受け面上の落鉱物の堆積量を抑えることが可能となる。また、受け部材に対する落鉱物の堆積によって発生する落鉱物の除去作業を自動化することが可能となるので、従来に必要であった落鉱物の点検作業、除去作業等のコストを削減することが可能となるとともに、高所における危険な作業すらも省くことが可能となる。
【0028】
第9発明によれば、受け面上に堆積される落鉱物の量によらず任意のタイミングで落鉱物を落とすことが可能となる。このため、受け部材から落下する落鉱物に対して別途安全対策をする必要もなく落鉱物の除去作業等を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第1実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す側面図である。
【図2】第1実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す側面断面図である。
【図3】第1実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す拡大側面断面図である。
【図4】第1実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す正面断面図である。
【図5】第2実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す側面断面図である。
【図6】第2実施形態の変形形態に係るベルトコンベアの構成を示す正面断面図である。
【図7】第3実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す拡大側面断面図である。
【図8】第3実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す正面断面図である。
【図9】第3実施形態に係るベルトコンベアの動作を説明するための拡大側面断面図である。
【図10】第4実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す拡大側面断面図である。
【図11】第5実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す側面図である。
【図12】第6実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す拡大側面図である。
【図13】第6実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す正面断面図である。
【図14】第6実施形態に係るベルトコンベアの構成を示す平面断面図である。
【図15】第1実施形態の変形形態に係るコンベアフレームの構成を示す側面図である。
【図16】第1実施形態の変形形態に係るコンベアフレームの構成を示す正面断面図である。
【図17】第5実施形態の変形形態に係るコンベアフレームの構成を示す側面図である。
【図18】従来のベルトコンベアの構成を示す側面図である。
【図19】従来のベルトコンベアの構成を示す正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明を適用したベルトコンベアを実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】
まず、本発明に係るベルトコンベアの第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るベルトコンベア1の構成を示す側面図であり、図2は、その側面断面図であり、図3は、その拡大側面断面図であり、図4は、その正面断面図である。
【0032】
本発明に係るベルトコンベア1は、一対のローラ11と、一対のローラ11に無端状に巻き掛けられた搬送ベルト13とを備えており、これら一対のローラ11及び搬送ベルト13がコンベアフレーム3により支持されている。
【0033】
コンベアフレーム3は、丸形鋼管、L形鋼、H形鋼等の複数の骨組材30を組み合わせた骨組構造体として構成されるものである。コンベアフレーム3は、これを構成する骨組材30として、搬送ベルト13の左右両側においてその搬送ベルト13の走行方向に沿って配設された複数の弦材31、33と、搬送ベルト13の下方においてその左右の弦材33間に架設された横繋ぎ材35とを少なくとも有している。コンベアフレーム3は、第1実施形態において、床面43から立設された柱材41により支持されている。
【0034】
コンベアフレーム3は、第1実施形態において、上下に間隔を空けた弦材31、33としての上弦材31、下弦材33と、これらの間に架設された垂直材37、斜材39とを有しており、これらによりその側部はトラス構造として構成されている。また、搬送ベルト13の下方において架設された複数の横繋ぎ材35は、第1実施形態において、左右の弦材33に直交する方向と平行に架設されているが、これら横繋ぎ材35は、弦材33に直交する方向に傾斜して架設されていてもよい。このようなコンベアフレーム3は、第1実施形態において、上側に開口した凹状をなすように構成されており、その凹部内に搬送ベルト13が配設されていることになる。
【0035】
一対のローラ11は、少なくとも何れか一方が図示しない駆動装置により回転駆動可能とされている。搬送ベルト13は、ローラ11の回転駆動により一対のローラ11間を走行駆動するように構成されている。搬送ベルト13は、第1実施形態において、その上側に位置するキャリア側ベルト13aが上側に開口した凹状をなすように複数のキャリアローラー15により下方から支持されているとともに、その下側に位置するリターン側ベルト13bがリターンローラー17により下方から支持されている。
【0036】
第1実施形態において、一対のローラ11は上弦材31に取り付けられ、キャリアローラー15は左右の上弦材31間に架設されたローラースタンド21に取り付けられ、リターンローラー17は左右の上弦材31に取り付けられたブラケット23に取り付けられ、これによって、一対のローラ11及び搬送ベルト13がコンベアフレーム3により支持されている。
【0037】
ここで、本発明者が検討したところ、リターン側ベルト13bの下面から落下する落鉱物Aの落下位置は、搬送ベルト13の支点となる一対のローラ11や、搬送ベルト13の支間中央となる一対のローラ11の中間部の位置とは無関係に、リターン側ベルト13bを支持するリターンローラー17の直下付近に落下し易いことを知見した。これは、リターン側ベルト13bとリターンローラー17との間で接触が生じたり、これらの間で振動が発生したりすることが原因であると考えられる。
【0038】
そこで、本発明に係るベルトコンベア1においては、リターンローラー17より下方であって、搬送ベルト13の下方における横繋ぎ材35及び左右の弦材33により囲まれた構面36より上方において、リターン側ベルト13bの下面から落下する落鉱物Aを受けるために受け部材51が配設されている。これにより、リターン側ベルト13bの下面から落下する落鉱物Aがコンベアフレーム3の横繋ぎ材35に堆積するのを防止することが可能となる。第1実施形態においては、リターンローラー17より下方であって、上述の構面36より上方において,リターンローラー17の直下から搬送ベルト13の走行方向Xの両側に亘る一部の範囲にのみ受け部材51が配設されており、落鉱物Aがコンベアフレーム3の横繋ぎ材35に堆積するのを比較的狭い範囲にのみ配設された部材によって効率よく防止することが可能となる。なお、ここでいう落鉱物とは、鉱石、石炭、石灰石、セメント等のベルトコンベア1により搬送される被搬送物であって、リターン側ベルト13bの下面に付着してから落下するものをいう。
【0039】
受け部材51は、例えば、鋼板等の板材からなるものである。受け部材51は、リターン側ベルト13bから落下する落鉱物Aがコンベアフレーム3を構成する骨組材30に衝突しないように、その落下する落鉱物Aを受ける受け面51aの寸法が調整されている。具体的には、搬送ベルト13のベルト幅方向Yの受け面51aの幅W0については、搬送ベルト13のリターン側ベルト13bの幅W1、リターンローラー17の幅W2、上述の構面36の幅W3のうち、最もベルト幅方向Yの幅が小さいものより大幅となるように形成されている。また、搬送ベルト13の走行方向Xの受け面51aの長さについては、リターンローラー17の直下から搬送ベルト13の走行方向Xに500mm〜1000mmの長さとなるように形成されている。これにより、リタンーベルト13bの下面からコンベアフレーム3の横繋ぎ材35に向けて落下し得る落鉱物Aを受け部材51の受け面51aによりほぼ確実に受けることが可能となる。なお、受け面51aの長さを500mm以上としたのは、500mm未満であると、受け部材51の受け面51aにより落鉱物Aを十分に受けることができない恐れがあるためであり、1000mm以下としたのは、1000mm超であると、受け面51aの長さが過度に長くなりすぎ、経済性の観点から好ましくないためである。
【0040】
また、受け部材51は、これが配設される高さがリターンローラー17に近い方が好ましく、これにより、落鉱物Aを受ける範囲を小さくし、受け部材51自体を小型化するとともに、受け部材51の材料費を削減することが可能となる。
【0041】
また、受け部材51は、第1実施形態において、ベルトコンベア1のリターンローラー17の個数に応じた個数だけ配設されている。また、受け部材51は、第1実施形態において、リターン側ベルト13bの走行方向Xの全長に亘る範囲のうち、上述のような落鉱物Aを受けることが可能となるために必要な長さの範囲にのみ配設され、それ以外の範囲には配設されていない。これにより、落鉱物Aを受ける機能を有する部材の配設される範囲を効果的に抑えることが可能となる。
【0042】
受け部材51は、第1実施形態において、受け面51aが略水平となるように配設されている。これにより、受け部材51で受けた落鉱物Aをそのまま受け部材51の受け面51a上に堆積させることが可能となる。このように、受け部材51を用いることにより、落鉱物Aを所定位置に堆積させることが可能となる。
【0043】
受け部材51は、その材質について特に限定するものではないが、例えば、ステンレス鋼等の防食効果の高いものを用いることが好ましい。これにより、受け部材51の交換時期をさらに長期化させることが可能となり、ライフサイクルコストの低減を図ることが可能となる。
【0044】
受け部材51は、第1実施形態において、コンベアフレーム3に着脱可能に取り付けられている。具体的には、受け部材51は、第1実施形態において、コンベアフレーム3の弦材33に取り付けられた略L字状のブラケット53の上面に載置されたうえで、そのブラケット53の上面にボルト55、ナット56のような固定具により着脱可能に取り付けられている。なお、受け部材51をコンベアフレーム3に着脱可能に取り付ける手段は、ボルト55、ナット56のような固定具に限定されず、部材同士の嵌め合いによる取り付け手段等が用いられていてもよい。
【0045】
以上の第1実施形態によれば、リターン側ベルト13bから落下する落鉱物Aをコンベアフレーム3以外の所定位置に堆積させることが可能となるため、落鉱物Aによりコンベアフレーム3に劣化が生じるのを防止することが可能となる。また、これにより、落鉱物Aの除去作業の要否を確認するために行なう点検作業箇所を限定でき、点検作業時の労力負担の軽減を図ることが可能となる。また、点検作業により落鉱物Aの除去作業をする必要が生じても、落鉱物Aの堆積箇所が限定されているため、落鉱物Aの除去作業を容易に行うことが可能となる。また、落鉱物Aの堆積により受け部材51に腐食による劣化が生じ、受け部材51の補修作業、交換作業の必要が生じても、受け部材51の補修作業、交換作業をするのみで足りるため、コンベアフレーム3の補修作業、交換作業をする場合と比較して大幅な労力負担、コストの軽減を図ることが可能となる。これらによって、コンベアフレーム3の維持管理に要する労力負担、コストの軽減を図ることが可能となる。
【0046】
また、第1実施形態によれば、リターンローラー17の直下から搬送ベルト13の走行方向Xの両側に亘る一部の範囲にのみ、受け部材51が配設されているので、落鉱物Aを受ける機能を有する部材の配設される範囲を効果的に抑えることができ、設備費用の増大を大幅に抑制することが可能となる。特に、第1実施形態によれば、受け部材51が板材のような簡単な部材により構成されているので、設備費用の増大を一層有効に抑制することが可能となる。
【0047】
また、第1実施形態によれば、受け部材51がコンベアフレーム3に着脱可能に取り付けられているため、受け部材51の交換作業が容易となり、その交換作業時の労力負担、コストの更なる軽減を図ることが可能となる。
【0048】
次に、本発明に係るベルトコンベア1の第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係るベルトコンベア1の構成を示す側面図である。なお、上述した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付すことにより以下での説明を省略する。
【0049】
第2実施形態に係るベルトコンベア1は、受け部材51の受け面51aが水平面に対して傾斜して配設されている。これにより、受け部材51の受け面51aで受けた落鉱物Aを受け面51aから落下させ易くなる。なお、この受け部材51の受け面51aは、第2実施形態において、搬送ベルト13の走行方向Xに高低差が設けられるように、水平面に対して傾斜して配設されている。
【0050】
また、第2実施形態においては、受け部材51の受け面51aで受けた落鉱物Aがコンベアフレーム3を構成する骨組材30に衝突することなくそのコンベアフレーム3の外側に落下するように、受け部材51の受け面51aの下端部51bの位置が調整されている。具体的には、第2実施形態においては、搬送ベルト13の走行方向Xに隣り合う横繋ぎ材35間に受け面51aの下端部51bが位置するように調整されている。
【0051】
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、リターン側ベルト13bから落下する落鉱物Aを所定位置に堆積させることが可能となるため、落鉱物Aの除去作業の要否を確認するために行う点検作業箇所を限定でき、点検作業時の労力負担の軽減を図ることが可能となる。また、点検作業により落鉱物Aの除去作業をする必要が生じても、落鉱物Aの堆積箇所が限定されているため、落鉱物Aの除去作業を容易に行うことが可能となる。また、落鉱物の堆積により受け部材51に腐食による劣化が生じ、受け部材51の補修、交換の必要が生じても、受け部材51の補修、交換作業をするのみで足りるため、コンベアフレーム3の補修、交換作業をする場合と比較して大幅な労力負担、コストの軽減を図ることが可能となる。これらによって、ベルトコンベア1の維持管理に要する労力負担、コストの軽減を図ることが可能となる。
【0052】
また、第2実施形態によれば、受け部材51の受け面51aが水平面に対して傾斜して配設されているため、受け部材51の受け面51a上での落鉱物Aの堆積量を減少させることが可能となる。これにより、落鉱物Aによる受け部材51自体の劣化の進行を抑制することが可能となり、受け部材51の補修時期、交換時期さえも長期化させて、受け部材51の補修作業、交換作業に要するコストの軽減を図ることが可能となる。また、これにより、ベルトコンベア1が高所に配設されている場合においても、受け部材51の点検作業、補修作業、交換作業等を高所でする必要がなくなり、これら作業時の安全性を高めることが可能となる。
【0053】
なお、第2実施形態の変形形態として、図6に示すように、搬送ベルト13のベルト幅方向Yに高低差が設けられるように、受け部材51の受け面51aが水平面に対して傾斜して配設されていてもよい。この場合、受け部材51の受け面51aで受けた落鉱物Aがコンベアフレーム3を構成する骨組材30である左右の弦材31に衝突することがないように、受け部材51の下端部51bは、例えば、コンベアフレーム3の外側まで延長されている。
【0054】
次に、本発明に係るベルトコンベア1の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係るベルトコンベア1の構成を示す拡大側面断面図であり、図8は、その正面断面図であり、図9は、その動作を説明するための拡大側面断面図である。
【0055】
第3実施形態においては、落鉱物Aを受ける受け面51aと平行な方向に延びる回動軸52を中心として回動自在に受け部材51が配設されている。回動軸52は、例えば、溶接等により受け部材51の端部に固着された鋼棒等の棒材からなり、第3実施形態においては、ベルト幅方向Yと平行な方向に延びている。回動軸52は、第3実施形態においては、コンベアフレーム3に対して取付けられたブラケット53の挿通孔に挿通されたうえで、その端部に予め形成された雄ねじ部にナット56を螺合させて、コンベアフレーム3のブラケット53に対して回動可能に支承された状態で取付けられている。
【0056】
また、第3実施形態においては、初期位置から回動することにより回動した受け部材51を初期位置に向けて付勢するコイルスプリング等からなる付勢部材61が配設されている。具体的には、第3実施形態において、コイルスプリングからなる付勢部材61は、受け部材51の端部に四箇所に亘ってその一端部が取り付けられ、その他端部が弦材33に取り付けられている。また、受け部材51は、第3実施形態において、その受け面51aが略水平となる位置が受け部材51の初期位置となるように付勢部材61の伸び等が調整されている。
【0057】
これにより、受け部材51の受け面51a上に落鉱物Aが堆積した場合、受け部材51がある程度回動することになるが、その回動量に応じて付勢部材61による付勢力が作用するので、落鉱物Aの堆積量に応じた角度で受け部材51の回動が止まることになる。このとき、受け部材51を初期位置に向けて付勢する付勢部材61が配設されているので、受け部材51の回動が止まるまでの間、受け部材51は回動軸52の軸周りの両方向Zに振動することになる。そして、落鉱物Aの堆積量が多くなり、受け部材51の初期位置から回動角度が大きくなった段階で、落鉱物が受け部材51上から落下することになり、その後に、受け部材51が付勢部材61の付勢力により初期位置にまで回動することになる。このように、落鉱物Aの堆積量が多くなってはじめて落鉱物Aを落下させることで、落鉱物Aが落下したときの回動軸52の軸回りの振動を大きくすることができ、受け面51上に残る落鉱物Aの量をできる限り少なくすることが可能となる。
【0058】
以上の第3実施形態によれば、第2実施形態により発揮される効果に加えて、落鉱物Aを受ける受け面51aと平行な方向に延びる回動軸52を中心として回動自在に配設されているとともに、初期位置から回動した受け部材51を初期位置に向けて付勢する付勢部材61が配設されているので、受け部材51により落鉱物を受けたときに受け部材51を回動軸52の軸周りの両方向Zに振動させることが可能となる。これにより、受け部材51の受け面51a上に落鉱物Aが堆積したとしても、落鉱物Aに振動を加えつつ落鉱物Aを落下させることにより、受け面51a上の落鉱物Aの堆積量を抑えることが可能となる。また、受け部材51に対する落鉱物Aの堆積によって発生する落鉱物Aの除去作業を自動化することが可能となるので、従来に必要であった落鉱物Aの点検作業、除去作業等のコストを削減することが可能となるとともに、高所における危険な作業すらも省くことが可能となる。
【0059】
なお、回動軸52は、その延びる方向について特に限定するものではなく、例えば、搬送ベルト13の走行方向Xと平行な方向に延びていてもよい。また、付勢部材61は、その構成、位置、取付け方について特に限定するものではなく、例えば、回動軸52からその軸直交方向に離れた位置において回動軸52とともに回動可能に取付けられた錘により構成されていてもよい。
【0060】
次に、本発明に係るベルトコンベア1の第4実施形態について説明する。図10は、第4実施形態に係るベルトコンベア1の構成を示す拡大側面断面図である。
【0061】
第4実施形態に係るベルトコンベア1は、第3実施形態に係るベルトコンベア1と比較して、付勢部材61の代わりに、回動軸52を中心として受け部材51を回動させる駆動手段としての駆動装置70が配設されている点で相違している。
【0062】
駆動装置70は、第4実施形態において、弦材33に取り付けられたブラケット75にピン接続されたシリンダ71と、シリンダ71に対して伸縮駆動可能に取り付けられ、受け部材51に取り付けられたブラケット77にピン接続されたピストンロッド73とを備えている。駆動装置70は、図示しない制御装置から送信された動作信号に基づき駆動可能とされており、ピストンロッド73がシリンダ71に対して伸縮動作することにより、回動軸52を中心として受け部材51が回動することになる。
【0063】
以上の第4実施形態によれば、受け部材51を回動させる駆動装置70が配設されているので、受け面51a上に堆積される落鉱物Aの量によらず、任意のタイミングで落鉱物Aを落とすことが可能となる。このため、例えば、落鉱物Aが落ちることが想定される範囲で人が作業している場合に、その作業後に落鉱物Aを落とすタイミングを設定する等により、受け部材51から落下する落鉱物Aに対して別途安全対策をする必要もなく落鉱物Aの除去作業等を行うことが可能になる。
【0064】
なお、受け部材51を回動させる駆動手段は、これに限定するものではなく、例えば、回動軸52を回転駆動させるものから構成されていてもよい。
【0065】
次に、本発明に係るベルトコンベア1の第5実施形態について説明する。図11は、第5実施形態に係るベルトコンベア1の構成を示す側面図である。
【0066】
第5実施形態に係るベルトコンベア1は、第1実施形態〜第4実施形態のものと異なり、コンベアフレーム3の略全長に亘って受け部材51が配設されている点で相違している。この受け部材51の受け面51aは、水平面に対して傾斜して配設されている。
【0067】
次に、本発明に係るベルトコンベア1の第6実施形態について説明する。図12は第6実施形態に係るベルトコンベア1の構成を示す拡大側面図であり、図13はその正面断面図であり、図14はその平面断面図である。
【0068】
第6実施形態に係るベルトコンベア1は、第5実施形態と同様に、コンベアフレーム3の略全長に亘って受け部材51が配設されている。
【0069】
受け部材51の受け面51aは、第6実施形態において、搬送ベルト13の走行方向X両側から下方に向かって傾斜するとともに、その搬送ベルト13のベルト幅方向Yに傾斜して形成された凹状受け部51cを有している。受け部材51の凹状受け部51cは、第6実施形態において、図14の図中右側から左側に向かうにつれて徐々に幅が広くなるV字状に形成されているが、その形状はこれに限定するものではなく、この他にも、搬送ベルト13のベルト幅方向Yの一方に向かうにつれて徐々に幅が広くなるU字状等に形成されていてもよい。
【0070】
また、受け部材51は、第6実施形態において、その受け面51aで受けた落鉱物Aがコンベアフレーム3を構成する骨組材30に衝突することなくコンベアフレーム3の外側に落下するように、その受け部材51の形状が調整されている。具体的には、第6実施形態においては、骨組材30である斜材39と受け部材51とが干渉し得る位置に、斜材39が貫通する切欠51fが形成されているとともに、その斜材39を取り囲むように受け面51aから立設された立設片51eが設けられている。なお、第6実施形態においては、骨組材30である垂直材37と干渉し得る位置においても、垂直材37が貫通する切欠51fが受け部材51に形成されている。
【0071】
以上の第6実施形態によれば、受け面51上で受けた落鉱物Aを凹状受け部51cの底部51dに寄せながら受け部材51の下端部51bから落下させることが可能となるため、落鉱物Aの落下位置を狭めることで落鉱物Aの除去作業等をするときの作業効率の増大を図ることが可能となる。
【0072】
なお、受け部材51の凹状受け部51cは、第1実施形態〜第4実施形態のように、リターンローラー17より下方であって、上述の構面36より上方においてのみ受け部材51が配設されている場合において用いられていてもよいのは勿論である。
【0073】
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
【0074】
例えば、コンベアフレーム3は、上述の各実施形態においては、上側に開口した凹部内に搬送ベルト13が配設されているものについて説明したが、その構成についてはこれに限定するものではなく、図15〜図17に示すように、搬送ベルト13の周囲を取り囲むようにさらに複数の骨組材30が配設されたものから構成されていてもよい。なお、図15は第1実施形態に対応する変形形態に係るコンベアフレーム3の構成を示す側面図であり、図16はその正面断面図であり、図17は第5実施形態の変形形態に係るコンベアフレーム3の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
【0075】
1 :ベルトコンベア
3 :コンベアフレーム
11 :ローラ
13 :搬送ベルト
13a :キャリア側ベルト
13b :リターン側ベルト
15 :キャリアローラー
17 :リターンローラー
21 :ローラースタンド
23 :ブラケット
30 :骨組材
31、33 :弦材
35 :横繋ぎ材
36 :構面
37 :垂直材
39 :斜材
41 :柱材
43 :床面
51 :受け部材
51a :受け面
51b :下端部
51c :凹状受け部
51d :底部
51e :立設片
51f :切欠
52 :回動軸
53 :ブラケット
53a :挿通孔
55 :ボルト
56 :ナット
61 :付勢部材
70 :駆動装置
71 :シリンダ
73 :ピストンロッド
75、77 :ブラケット
A :落鉱物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のローラと、前記一対のローラに無端状に巻き掛けられた搬送ベルトとがコンベアフレームにより支持されたベルトコンベアにおいて、
前記コンベアフレームは、前記搬送ベルトの左右両側においてその走行方向に沿って配設された複数の弦材と、前記搬送ベルトの下方においてその左右の弦材間に架設された横繋ぎ材とを有し、
前記搬送ベルトのリターン側ベルトを支持するリターンローラーより下方であって、前記横繋ぎ材及びその左右の弦材により囲まれた構面より上方において、前記リターン側ベルトの下面から落下する落鉱物を受ける受け部材が配設されていること
を特徴とするベルトコンベア。
【請求項2】
前記受け部材は、前記リターンローラーの直下から前記走行方向の両側に亘る一部の範囲にのみ配設されていること
を特徴とする請求項1記載のベルトコンベア。
【請求項3】
前記受け部材は、前記コンベアフレームの略全長に亘って配設されていること
を特徴とする請求項1記載のベルトコンベア。
【請求項4】
前記受け部材は、前記コンベアフレームに着脱可能に取り付けられていること
を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のベルトコンベア。
【請求項5】
前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面が略水平となるように配設されていること
を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のベルトコンベア。
【請求項6】
前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面が水平面に対して傾斜して配設され、当該受け面で受けた落鉱物が前記コンベアフレームを構成する骨組材に衝突することなく当該コンベアフレームの外側に落下するように、当該受け部材の形状又は下端部の位置が調整されていること
を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のベルトコンベア。
【請求項7】
前記受け部材の受け面は、前記搬送ベルトの走行方向両側から下方に向かって傾斜するとともに、当該搬送ベルトのベルト幅方向に傾斜して形成された凹状受け部を有すること
を特徴とする請求項6記載のベルトコンベア。
【請求項8】
前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面と平行な方向に延びる回動軸を中心として回動自在に配設され、
初期位置から回動した前記受け部材を初期位置に向けて付勢する付勢部材が配設されていること
を特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載のベルトコンベア。
【請求項9】
前記受け部材は、前記落鉱物を受ける受け面と平行な方向に延びる回動軸を中心として回動自在に配設され、
前記回動軸を中心として前記受け部材を回動させる駆動手段が配設されていること
を特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載のベルトコンベア。
【請求項10】
前記受け部材は、前記搬送ベルト、前記リターンローラー及び前記構面のうち最もベルト幅方向の幅が小さいものより大幅となるように形成されていること
を特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載のベルトコンベア。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate