説明

ベルト保持装置

【課題】ベルト保持装置において、工具を用いることなく、容易にビードの着脱を行う。
【解決手段】可動部12をシャフト18において固定部11に軸支する。固定部11の先端に第2ローラ15を設け、可動部12の先端に第1ローラ14を設ける。可動部12を第1ローラ14が第2ローラ15へと近接する方向に回転し、カーブベルト16のビード17を第1および第2ローラ14、15が把持し、その後可動部12と固定部11との間に係止部材13を挟み、可動部12の回動を規制する。カーブベルト16を取り外すときには、係止部材13を可動部12と固定部11との間から抜き取り、可動部12を第1ローラ14が第2ローラ15から離接する方向へ回動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトコンベアに用いられる無端ベルトの位置ズレを防止するためのベルト保持機構に関する。
【背景技術】
【0002】
ベルトコンベアでは、エンドローラに掛け回されたベルトがローラの軸方向にずれるのを防止するための機構が一般に設けられる。特に、カーブコンベアでは、一対のエンドローラが所定の中心角を隔てて配置され、これにベルトが掛け回されて扇状に張設されるため、駆動中ベルトには扇形中心に向かう向心力が働く。したがって、カーブコンベアでは特に、カーブベルトの外周側縁部を保持し位置ズレを防止する必要がある。
【0003】
このような位置ズレ防止用のベルト保持装置としては、カーブベルトの外周側縁部に沿って取り付けられたビードをコンベア本体に固定された一対のローラによって把持するものが知られている(特許文献1)。このようなベルト保持装置をカーブベルトの外周側縁部に沿って多数配置することにより、カーブベルトは径方向へずれることなく周方向に搬送される。
【特許文献1】特開平5−24622号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ベルト保持装置にビードを着脱するには、全てのベルト保持装置において工具を用いてのローラを取り外したり、取り付けたりする必要がある。ベルト保持装置は多数存在するため、このような作業を行うことは極めて煩雑である。
【0005】
本発明は、工具を用いることなく、容易にビードの着脱を行えるベルト保持装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のベルト保持装置は、外側縁部に沿ってビードが設けられたベルトの位置を保持するためのベルト保持装置であって、ビードに係合しその位置を保持する第1ローラと、第1ローラを支持する可動部と、可動部と係合する固定部とを備え、ビードが第1ローラと固定部との間に把持されることによりベルトの位置が保持され、可動部が、第1ローラがビードと係合しビードを把持する固定位置と、ビードから離接されビードが開放される離接位置との間で変位自在であり、可動部が係止部材を可動部および固定部の間、または可動部および固定部を通して嵌挿することにより固定位置に固定されることを特徴としている。
【0007】
固定部は例えば第2ローラを備え、ビードは第1ローラと第2ローラによって把持される。また可動部は、例えば固定部に回動自在に支持され、係止部材は可動部と固定部との間に嵌挿される中子部材であり、中子部材が可動部と固定部との間に挟まれることにより上記変位が規制される。このとき可動部と固定部との間からの中子部材の抜脱を防止する抜脱防止機構が中子部材に設けられることが好ましい。
【0008】
また、可動部は、例えば固定部に対して、ベルト面に垂直な方向に嵌脱自在であり、可動部を固定部に嵌合することにより、可動部が固定位置に配置される。このとき、係止部材は例えばピン状の部材からなり、可動部は、ピンを可動部と固定部に設けられた孔に嵌挿することにより固定部に固定される。
【0009】
可動部および前記固定部の材料に、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、メラミン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、ポリエチレン、PBT、ABS樹脂の何れかが用いられることが好ましい。また、除電効果を高めるために、材料として電気伝導性を備えるプラスチックを用いてもよい。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明によれば、工具を用いることなく、容易にビードの着脱を行えるベルト保持装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるベルト保持装置の中央側断面図である。
【0012】
本実施形態のベルト保持装置10は、主に固定部11と可動部12と係止部材13とから構成される。固定部11は、図示しないコンベア本体に、ボルトなどの取付器具を用いて固定され、可動部12は固定部11に軸支される。また、係止部材13は、固定部11と可動部12との間に挿入され可動部12の回動を規制する役割を果たす。
【0013】
ベルト保持装置10の側断面形状は、係止部材13により可動部12が固定部11に固定されるとき(以下において、このときの可動部12の位置を固定位置と呼ぶ)、例えばコの字形状を呈し、コの字形状の両端に対応する位置(正面側)にはローラ取付部11A、12Aが設けられる。ローラ取付部11Aは固定部11の一端に設けられ、ローラ取付部12Aは可動部12の一端に設けられる。ローラ取付部12Aには第1ローラ14が取り付けられ、ローラ取付部11Aには第2ローラ15が取り付けられる。なお本実施形態において、第1および第2ローラ14、15にはボールベアリングが用いられる。
【0014】
第1および第2ローラは、可動部12が固定位置にあるとき、それらの回転軸の延長線が互いに、ベルト保持装置10におけるコの字で囲まれる空間の外側で交差するような角度で配置される。また、このとき第1ローラ14および第2ローラ15は僅かな隙間を隔てて隣接し、カーブベルト16の外側周縁部設けられたビード17は、この隙間において第1および第2ローラ14、15により上下から挟まれて保持される。
【0015】
図2、図3に、固定部11、可動部12の中央側断面図をそれぞれ示す(第1、第2ローラ14、15装着前)。図2に示されるように、固定部11の側壁110はコの字形状を呈する。コの字形状の下側の略L字形を呈する部分において、固定部11の正面側は前面壁111によって覆われ、両側壁110は前面壁111により連絡される。また、固定部11の底部には底面112が設けられ両側壁110は底面112によっても連結される。なお、底面112にはコンベア本体にベルト保持装置10を固定する際にボルトを装着するボルト取付孔112Aが設けられる。
【0016】
一方、固定部11の背面側と頂面側には壁面が設けられず開放されている。また、固定部11の上部端部(コの字形状において下側のL字形を呈する部分を除く部分)の先端面(前面)および先端側下面にも壁面は設けられず開放されている。なお、上部端部における下側の面の一部(基部側)には前面壁111から連続する壁面113が設けられる。
【0017】
可動部12の横幅は、固定部11の両側壁110の間の壁面間距離に略等しく、可動部12は、固定部11の上部において側壁110の間に配置され、一対のシャフト部材18(図1参照)により固定部11の側壁110によって両側から軸支される。すなわち、固定部11の側壁110と可動部12の側壁120には、それぞれシャフト18を嵌挿するシャフト孔110A、120Aがそれぞれ設けられる。シャフト18の軸は、第1および第2ローラ14、15の2つ回転軸を含む面に直交し、係止部材13が取り外されているとき、可動部12はこの軸を中心に回動可能である。
【0018】
また、図3に示されるように、可動部12の頂面、前面、および下面の前面側の一部は、上部壁面121、前面壁122、下面壁123によって覆われている。下面壁123の端面123Aは、可動部12が固定位置にあるとき固定部11の壁面113の前方側の端面113Aに当接する。したがって、固定位置における可動部12が、更に第1ローラ14を第2ローラ15へと近接させる方向に回動することは規制される。
【0019】
一方、固定位置にある可動部12は、第1ローラ14が第2ローラ15から離接する方向へと回動可能である(係止部材13取り外し時)。なおこの方向への回転は、側壁120の後方下側端面120Bが固定部の壁面113に当接するまで可能であり、可動部12は、固定位置と後方下側端面角部120Bが壁面113に係止される位置(離接位置)との間において回動可能である。なお図4に、第1ローラ14が第2ローラ15から最も離接された離接位置における固定部11と可動部12の位置関係を断面図として示す(第1、第2ローラ14、15は省略)。
【0020】
可動部12の背面側、および下面の後方側は、壁面が設けられず開放されている。図1に示されるように、可動部12が固定位置にあるとき、可動部12の上部壁面121と固定部11の壁面113は例えば平行に相対し、係止部材13は、開放された後方側から上部壁面121と壁面113の間に嵌挿される。すなわち、係止部材13は、上部壁面121と壁面113の間に挟まれる中子部材として機能し、可動部12の回転が規制される。これにより、可動部12は固定位置に固定される。
【0021】
本実施形態において、係止部材13は、略直方体形状を有するブロック状の中子部材から主に構成され、その高さは上部壁面121と壁面113の間の距離に略等しく、横幅は可動部12の両側壁120の間の距離に略等しい。したがって、係止部材13の上下面は、装填時、上部壁面121と壁面113にピッタリと接触し、可動部12は固定位置において殆どがたがない状態で固定される。
【0022】
また、係止部材13には、嵌挿された上部壁面121と壁面113の間からの抜脱を防止する抜脱防止機構が設けられる。図1、図5〜図8を参照して、本実施形態の係止部材13の構造について説明する。
【0023】
係止部材13は、略直方体形状を呈するブロック状の中子部材130と、この中子部材130の抜脱を防止する係合部材131からなり、図5に係合部材131の平面図、図6〜図8に中子部材130の頂面図、側面図、背面図を示す。
【0024】
図5に示されるように、係合部材131は、回転操作を行うための操作部131Aと、シャフト131Bと、シャフト131Bと直交するロッド131Cとからなる。一方、中子部材130には、シャフト131Bを軸支するためのシャフト溝130Aとロッド131Cを受容するためのロッド溝130Bが形成される。
【0025】
シャフト溝130Aは、軸受部130Cと挿入溝130Dとからなる。軸受部130Cは、シャフト131Bの軸受となる部分であり、中子部材130の背面中央からブロック130の略中心まで形成される。したがって、軸受部130Cの内径はシャフト131Bの外径に略等しい。また、挿入溝130Dは、シャフト131Bを軸受部130Cに装着する際にシャフト131Bが案内される溝であり、軸受部130Cに沿って中子部材130の頂面から軸受部131Cにまで連通し、溝の幅はシャフト131Bの外径よりも僅かに狭い。したがって、シャフト131Bが挿入溝130Dを通過するとき、シャフトは僅かに圧縮される。
【0026】
ロッド溝130Bは、中子部材130の頂面から底面へと連通する溝であり、ロッド131Cはロッド溝130Bの長さよりも僅かに短く、中子部材130の高さよりも僅かに長い。したがって、ロッド131Cは、ロッド溝130B内において回転自在であり、略水平に配置されるときにはロッド溝130B内に収容され、操作部131Aの回転操作により、ロッド131Cが略垂直方向に向けられると、ロッド131Cの両端が、中子部材130の頂面および底面から外側に延出する。
【0027】
図1〜図3に示されるように、固定部11の壁面113、および可動部12の上部壁面121には、嵌装された係止部材13のロッド131Cに対応する位置にそれぞれ溝113B、121Aが形成され、中子部材130の頂面および底面から延出したロッド131Cの両端は、これらの溝113B、121Aに係合する。これにより、係止部材13の脱落が防止される。
【0028】
なお、図9に可動部12が固定部11に組み付けられたベルト保持部10において、係止部材13が背面から嵌挿される状況を模式的に示すベルト保持部10の後方からの斜視図を示す。また、図10に係止部材13が可動部12および固定部11の間に嵌装され、操作部131Aが略45°回転された状態の後方からの斜視図を示す。
【0029】
以上のように、第1実施形態によれば、ベルト保持装置の背面から係止部材を嵌挿するだけで、可動部をビードを把持する固定位置に固定させることができ、係止部材を抜き取ることにより、可動部を変位させビードを開放することができる。また、操作部の90°以内の回転操作により係止部材の脱落を確実に防止できる。
【0030】
また、ベルトから第1ローラに掛かる力は、可動部と固定部の間に挟まれる係止部材で主に受けるため強度において有利である。
【0031】
次に、図11を参照して第2実施形態のベルト保持装置について説明する。なお第1実施形態と同様の構成については同一参照符号を用いその説明を省略する。
【0032】
第2実施形態のベルト保持装置20は、上下分離型であり、例えば下側半分が固定部21であり、上側半分が可動部22である。可動部22と固定部21は、保持されるベルト面に対して略垂直方向に嵌め合わせられ、係止部材(ピン)23が可動部22および固定部21に係合されて、可動部22が固定部21に固定される。
【0033】
例えば、固定部21には、凹部(溝、穴など)21Aが設けられ、可動部22には、凹部21Aと嵌合する凸部22Aが設けられる。可動部22は垂直方向に固定部21に向けて移動され、凸部22Aが凹部21Aに嵌挿される。凸部22Aが凹部21Aに完全に嵌合されると、第1ローラ14は、第2ローラ15に対して固定位置に配置される。また、固定部21および可動部22の本体には例えば垂直方向に貫通する孔21B、22Bがそれぞれ設けられる。孔21B、22Bは、凸部22Aが凹部21Aと嵌合したとき同軸的に配置され、これらの孔にピン23が嵌入される。
【0034】
ピン23は、シャフト部23A、ヘッド部23B、先端部23Cから構成され、シャフト部23Aは孔21B、22Bの内径に略等しい外径を備え、ヘッド部23Bはシャフト部23Aの一端に設けられる。また、ヘッド部23Bは孔21B、22Bの内径よりも大きい外径を備える。
【0035】
先端部23Cは、シャフト部23Aの他端に設けられ、連接部230と係合部231とを備える。連接部230は、シャフト部23Aと係合部231とを連接し、シャフト部23Aの外径よりも僅かに小さい外径を備えるシャフト状の部材からなる。係合部231は、先端に行くにしたがって外形が小さくなる円錐台形の外形を備え、その最大外径は略シャフト部23Aに等しい。また、係合部231の先端から連接部230の先端部には、軸方向に沿った溝232が設けられる。
【0036】
固定部21に設けられた孔21Bの下端部21Cの内径は僅かに狭くなっており、その大きさは略連接部230の外径に等しい。すなわち、ピン23が孔22B、21Aに挿入されると、係合部231のテーパー面は下端部21Cに当接し、更に押し込まれると、溝232があることから係合部231は縮径して下端部21Cを通り抜ける。係合部231が完全に下端部21Cを通り抜けると、係合部231はその弾性によりもとの外径に復帰するため係合部231は、下端部21Cと係合しピン23は抜けない状態となる。このとき、ヘッド部21Bは、可動部22の孔22Aの上端部に係合し可動部22は固定部21に固定される。なお、ピン23を抜く場合には、係合部231を両側から摘んで縮径させた後、ヘッド部23Bを引っ張ることにより抜き取ることができる。
【0037】
以上のように、第2実施形態においても、可動部を固定部に垂直方向に嵌め合わせ、これに係止部材を挿入するだけで、ビードを把持する固定位置に可動部を固定させることができ、係止部材を抜き取ることにより、可動部を変位させビードを開放することができる。また、ベルトから第1、第2ローラに掛かる力は、可動部と固定部の凸部と凹部の嵌め合わせによって支持されるため強度において有利である。なお、第2実施形態では、係止部材であるピンは垂直方向の穴に嵌挿されたが、例えば凸部と凹部とを水平方向に貫く孔を設け、これに嵌入する構成とすることもできる。
【0038】
また、本実施形態では、カーブベルトを例に説明を行ったが、本実施形態のベルト保持装置は、直線状コンベアや螺旋状コンベアにおいても用いることができる。
【0039】
なお、可動部および固定部の材料としては、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、メラミン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、ポリエチレン、PBT、ABS樹脂などが用いられる。また、ベルトからの除電効果を高めるために、可動部および固定部の材料として導電性(電気伝導性)を付与したプラスチックを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1実施形態であるベルト保持装置の側断面図である。
【図2】図1のベルト保持装置の固定部の側断面図である。
【図3】図1のベルト保持装置の可動部の側断面図である。
【図4】図1のベルト保持装置から係止部材を取り外し、可動部を固定位置から変位させたときの側断面図である。
【図5】第1実施形態の係止部材に設けられる係合部材の平面図である。
【図6】第1実施形態の係止部材の中子部材の頂面図である。
【図7】中子部材の側面図である。
【図8】中子部材の背面図である。
【図9】第1実施形態における係止部材装着前のベルト保持装置の後方斜視図である。
【図10】第1実施形態における係止部材装着後のベルト保持装置の後方斜視図である。
【図11】第2実施形態のベルト保持装置の側断面図である。
【符号の説明】
【0041】
10、20 ベルト保持装置
11、21 固定部
12、22 可動部
13、23 係止部材
14 第1ローラ
15 第2ローラ
16 カーブベルト
17 ビード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側縁部に沿ってビードが設けられたベルトの位置を保持するためのベルト保持装置であって、
前記ビードに係合しその位置を保持する第1ローラと、
前記第1ローラを支持する可動部と、
前記可動部と係合する固定部とを備え、
前記ビードが前記第1ローラと前記固定部との間に把持されることにより前記ベルトの位置が保持され、前記可動部が、前記第1ローラが前記ビードと係合し前記ビードを把持する固定位置と、前記ビードから離接され前記ビードが開放される離接位置との間で変位自在であり、前記可動部が係止部材を前記可動部および前記固定部の間、または前記可動部および前記固定部を通して嵌挿することにより前記固定位置に固定される
ことを特徴とするベルト保持装置。
【請求項2】
前記固定部が第2ローラを備え、前記ビードが前記第1ローラと前記第2ローラによって把持されることを特徴とする請求項1に記載のベルト保持装置。
【請求項3】
前記可動部が、前記固定部に回動自在に支持され、前記係止部材が前記可動部と前記固定部との間に嵌挿される中子部材であり、前記中子部材が前記可動部と前記固定部との間に挟まれることにより前記変位が規制されることを特徴とする請求項1に記載のベルト保持装置。
【請求項4】
前記可動部と前記固定部との間からの前記中子部材の抜脱を防止する抜脱防止機構が前記中子部材に設けられることを特徴とする請求項3に記載のベルト保持装置。
【請求項5】
前記可動部が、前記固定部に対して、ベルト面に垂直な方向に嵌脱自在であり、前記可動部を前記固定部に嵌合することにより、前記可動部が前記固定位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のベルト保持装置。
【請求項6】
前記係止部材がピン状の部材からなり、前記可動部が前記ピンを前記可動部と前記固定部に設けられた孔に嵌挿することにより前記固定部に固定されることを特徴とする請求項5に記載のベルト保持装置。
【請求項7】
前記可動部および前記固定部の材料に、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、メラミン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、ポリエチレン、PBT、ABS樹脂の何れかが用いられることを特徴とする請求項1に記載のベルト保持装置。
【請求項8】
前記材料が電気伝導性を備えるプラスチックであることを特徴とする請求項7に記載のベルト保持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−266025(P2008−266025A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−74281(P2008−74281)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願人】(000111085)ニッタ株式会社 (588)
【Fターム(参考)】