説明

ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法

本発明は、固体材料表面の改質に関する分野に属し、特にポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法に関連する。本発明では、ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法は次のとおりである。レベル(番手)の異なったサンド・ペーパー(GB/T 15305)を用いて室温で一定の圧力強さで異なる磨き回数でポリマー材料表面を磨き、そしてポリマー材料表面と水との間の接触角を変えて、それによって、ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる。本発明の方法では、設備が簡単で、コストが低く、環境汚染がなく、そして、ポリマーの生産プロセスおよびポリマー材料自身に対して特別な要求はしない。また、常温でポリマー材料表面性質を親水性から疎水性に、更に疎水性から超疎水性に、親水性から超親水性に変化することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体材料表面の改質に関する分野に属し、特にポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法に関連する。
【背景技術】
【0002】
固体表面の改質は、表面化学分野でのホットテーマばかりでなく、界面エンジンニアニング分野中で重要な研究課題であり、また、工業と農業の生産および人々日常生活の中でも非常に広い応用見通しがある。
【0003】
固体表面は、改質された後、表面性質が変化するので、その吸着性、湿潤性および分散性など一連の性質が変わる。その内、湿潤性は固体表面の重要な性質の一つである。
【0004】
固体表面湿潤性質を決める二つ主な要素の内、化学性質は内部的な要素であるが、幾何学形状も欠けてはいけない重要な要素である。
【0005】
固体表面のざらざら程度を変えることを通じて、その表面湿潤性を変化させることができる。
【0006】
ポリマー材料表面を改質する方法の多くは、大体、化学的な改質と物理的な改質に分けられる。
(1)溶液に浸す方法による改質
この方法では、ポリマー材料を処理液に浸す、または酸化させることでポリマーの表面性能を改善する。しかし、この方法では、特定な処理液を調製する必要があり、また、その欠点は処理液の寿命が短くて、時には何回も処理液に浸さなければならない。
(2)光化学方法による改質
この方法では、紫外線照射を利用して、その照射によってポリマー材料表面の化学変化が起こし、それによって材料表面の湿潤性と粘着性を改善する。
(3)表面移植方法による改質
この方法では、プラズマ、紫外線、または化学試薬などを用いてポリマー材料表面に移植地を造り、それからポリマーにモノマーを移植する。
(4)放射による改質
この方法では、放射線の放射を通じてポリマー材料がイオン化、励起されてフリーラジカルが生成し、これによって元の化学結合が切れてクロス・リンキングが起きる、または生成したフリーラジカルが他のモノマーとの重合反応が起きることによって表面を改質する。
(5)コーティング方法による改質
この方法は、真空を利用してコーティングする方法である。即ち、低温で無機酸化物をポリマー材料表面にコーティングする。それによって、表面の性能を改善する。
(6)プラズマによる改質
この方法では、プラズマの中に含まれる多くの電子、イオン、励起状態の原子、分子などの活性粒子を利用して、ポリマー材料表面に作用し、それによって材料表面で非常に復雑な物理的・化学的変化を起こし、エッチング、分解および重合などを起こし、さらに表面に多量のフリーラジカル、或いは極性ファンクショングループが生成される。それらの作用によって、材料表面の性能が最適化される。
プラズマによる改質の特色は、改質層は表面の浅い層だけに限られ、材料本体は変化しない。また、プラズマのガス種類を変えることによってそれぞれ異なった表面改質を実現することができる。
しかし、プラズマによる改質の問題点は、プラズマの縮退現象が存在することである。
【0007】
以上述べた方法でポリマー材料表面の湿潤性は変えられるが、その欠点もある。
(1)化学による改質では、廃棄物があって、環境を汚染する。
(2)放射による改質では、放射能汚染がある。
(3)真空コーティングおよびプラズマで処理する方法では、設備コストが高くて、オペレーショナルプロセスが復雑である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、簡単で効率が高く、コストが低くて、操作し易く、環境汚染のないポリマー材料表面の湿潤性を変化させる方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明で、ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法は次のとおりである。
【0010】
レベル(番手)の異なったサンド・ペーパー(GB/T 15305)を用いて室温で一定の圧力強さで異なる磨き回数でポリマー材料表面を磨き、そしてポリマー材料表面と水との間の接触角を変えて、それによって、ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる。
【0011】
上記サンド・ペーパーのレベル(番手)が80番の時、圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが100番の時、圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが120番の時、 圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが180番の時、 圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが240番の時、 圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが300番の時、 圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが360番の時、 圧力強さ4000〜7000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが500番の時、 圧力強さ7000〜8000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが600番の時、 圧力強さ7000〜8000Paで、磨き回数は5〜10回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが1200番の時、 圧力強さ8000〜9000Paで、磨き回数は5〜20回である。
上記サンド・ペーパーのレベルが1500番の時、 圧力強さ8000〜9000Paで、磨き回数は5〜20回である。
【0012】
本発明では、サンド・ペーパーのレベル、圧力強さおよび磨き回数を変えることで、ポリマー材料表面と水との間の接触角を10〜50°の範囲で変化させる。
【0013】
上記ポリマー基板は、ポリカーボネート基板、ポリメチルメタクリレート基板、ポリスチレン基板、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))基板およびポリビニルアルコール基板などを用いられる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法の優れた点は、設備が簡単で、コストが低く、操作し易く、ポリマーの生産プロセスおよびポリマー材料自身に対して特別な要求をしないことである。
【0015】
また、常温でポリマー材料表面性質を親水性から疎水性に、疎水性から超疎水性に、更に親水性から超親水性に変化することできる。
【0016】
例えば、ポリカーボネート基板、ポリメチルメタクリレート基板およびポリスチレン基板の場合、本方法でそれらの基板の表面を親水性から疎水性に変えることができる。
【0017】
また、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))基板を磨くと、その基板の表面が疎水性から超疎水性に変えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、実施例に基づいて本発明の技術方案を詳細に説明する。
【実施例1】
【0019】
用いたサンド・ペーパーのレベル(番手)が80番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から116°になった。
【実施例2】
【0020】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリカーボネート基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は86°から122°になった。
【実施例3】
【0021】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から120°になった。
【実施例4】
【0022】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から103°になった。
【実施例5】
【0023】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は75°から109°になった。
【実施例6】
【0024】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から105°になった。
【実施例7】
【0025】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から107°になった。
【実施例8】
【0026】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリスチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は78°から113°なった。
【実施例9】
【0027】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から110°になった。
【実施例10】
【0028】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から112°になった。
【実施例11】
【0029】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から114.5°になった。
【実施例12】
【0030】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から119°になった。
【実施例13】
【0031】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から40°になった。
【実施例14】
【0032】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から33°になった。
【実施例15】
【0033】
用いたサンド・ペーパーのレベルが80番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から37°になった。
【実施例16】
【0034】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から123°になった。
【実施例17】
【0035】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から129°になった。
【実施例18】
【0036】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から125°になった。
【実施例19】
【0037】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から117°になった。
【実施例20】
【0038】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から113°になった。
【実施例21】
【0039】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から120°になった。
【実施例22】
【0040】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から123°になった。
【実施例23】
【0041】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から131.2°になった。
【実施例24】
【0042】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から135.1°になった。
【実施例25】
【0043】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から128.5°になった。
【実施例26】
【0044】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から26°になった。
【実施例27】
【0045】
用いたサンド・ペーパーのレベルが100番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から34°になった。
【実施例28】
【0046】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から124°になった。
【実施例29】
【0047】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、 室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から130°になった。
【実施例30】
【0048】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から121°になった。
【実施例31】
【0049】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から127°になった。
【実施例32】
【0050】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から135°になった。
【実施例33】
【0051】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から130°になった。
【実施例34】
【0052】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から133°になった。
【実施例35】
【0053】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から137°になった。
【実施例36】
【0054】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から131°になった。
【実施例37】
【0055】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から33°になった。
【実施例38】
【0056】
用いたサンド・ペーパーのレベルが120番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から23°になった。
【実施例39】
【0057】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から124°になった。
【実施例40】
【0058】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から120°になった。
【実施例41】
【0059】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から115°になった。
【実施例42】
【0060】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から110°になった。
【実施例43】
【0061】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から137°になった。
【実施例44】
【0062】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から132°になった。
【実施例45】
【0063】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から139°になった。
【実施例46】
【0064】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から143°になった。
【実施例47】
【0065】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から140°になった。
【実施例48】
【0066】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から24°になった。
【実施例49】
【0067】
用いたサンド・ペーパーのレベルが180番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から14°になった。
【実施例50】
【0068】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から136°になった。図1A及び図1Bに示す。
【実施例51】
【0069】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から130°になった。
【実施例52】
【0070】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から131°になった。
【実施例53】
【0071】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から135°になった。
【実施例54】
【0072】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から140°になった。
【実施例55】
【0073】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から134°になった。
【実施例56】
【0074】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から150°になった。
【実施例57】
【0075】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から160°になった。図2A及び図2Bに示す。
【実施例58】
【0076】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から156°になった。
【実施例59】
【0077】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から15°になった。
【実施例60】
【0078】
用いたサンド・ペーパーのレベルが240番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から5°になった。図3A及び図3Bに示す。
【実施例61】
【0079】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から134°になった。
【実施例62】
【0080】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から130°になった。
【実施例63】
【0081】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から137°になった。
【実施例64】
【0082】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から132°になった。
【実施例65】
【0083】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から134°になった。
【実施例66】
【0084】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から137°になった。
【実施例67】
【0085】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から140°になった。
【実施例68】
【0086】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から144°になった。
【実施例69】
【0087】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から149°になった。
【実施例70】
【0088】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から29°になった。
【実施例71】
【0089】
用いたサンド・ペーパーのレベルが300番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から11°になった。
【実施例72】
【0090】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から131°になった。
【実施例73】
【0091】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から125°になった。
【実施例74】
【0092】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から127°になった。
【実施例75】
【0093】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から121°になった。
【実施例76】
【0094】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から131°になった。
【実施例77】
【0095】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から121°になった。
【実施例78】
【0096】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から140°になった。
【実施例79】
【0097】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ5700Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を8回往復で磨いた。表面接触角度は108°から142°になった。
【実施例80】
【0098】
【実施例81】
【0099】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から134°になった。
【実施例82】
【0100】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ4000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から34°になった。
【実施例83】
【0101】
用いたサンド・ペーパーのレベルが360番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から17°になった。
【実施例84】
【0102】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から118°になった。
【実施例85】
【0103】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から115°になった。
【実施例86】
【0104】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から109°になった。
【実施例87】
【0105】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から114°になった。
【実施例88】
【0106】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から107°になった。
【実施例89】
【0107】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から113°になった。
【実施例90】
【0108】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から131°になった。
【実施例91】
【0109】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から126°になった。
【実施例92】
【0110】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から21°になった。
【実施例93】
【0111】
用いたサンド・ペーパーのレベルが500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から31°になった。
【実施例94】
【0112】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリカーボネート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は86°から119°になった。
【実施例95】
【0113】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から115°になった。
【実施例96】
【0114】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は75°から110°になった。
【実施例97】
【0115】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から104°になった。
【実施例98】
【0116】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリスチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は78°から114°になった。
【実施例99】
【0117】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から107°になった。
【実施例100】
【0118】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は108°から133°になった。
【実施例101】
【0119】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から126°になった。
【実施例102】
【0120】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ7000Paでポリビニルアルコール基板の表面を10回往復で磨いた。表面接触角度は45°から34°になった。
【実施例103】
【0121】
用いたサンド・ペーパーのレベルが600番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から24°になった。
【実施例104】
【0122】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリカーボネート基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は86°から108°になった。
【実施例105】
【0123】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から102°になった。
【実施例106】
【0124】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は75°から97°になった。
【実施例107】
【0125】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から91°になった。
【実施例108】
【0126】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリスチレン基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は78°から101°になった。
【実施例109】
【0127】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から94°になった。
【実施例110】
【0128】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は108°から111°になった。
【実施例111】
【0129】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から109°になった。
【実施例112】
【0130】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリビニルアルコール基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は45°から31°になった。
【実施例113】
【0131】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1200番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から41°になった。
【実施例114】
【0132】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリカーボネート基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は86°から95°になった。
【実施例115】
【0133】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリカーボネート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は86°から90°になった。
【実施例116】
【0134】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は75°から92°になった。
【実施例117】
【0135】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリメチルメタクリレート基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は75°から85°になった。
【実施例118】
【0136】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリスチレン基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は78°から93°になった。
【実施例119】
【0137】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリスチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は78°から90°になった。
【実施例120】
【0138】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は108°から106°になった。
【実施例121】
【0139】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリテトラフルオロエチレン基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は108°から101°になった。
【実施例122】
【0140】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ8000Paでポリビニルアルコール基板の表面を20回往復で磨いた。表面接触角度は45°から40°になった。
【実施例123】
【0141】
用いたサンド・ペーパーのレベルが1500番の場合、室温および圧力強さ9000Paでポリビニルアルコール基板の表面を5回往復で磨いた。表面接触角度は45°から53°になった。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1A】図1Aは、本発明実施例50で、磨く前のポリマー表面と水との接触角度の写真である。
【図1B】図1Bは、本発明実施例50で、磨いた後のポリマー表面と水との接触角度の写真である。
【図2A】図2Aは、本発明実施例57で、磨く前のポリマー表面と水との接触角度の写真である。
【図2B】図2Bは、本発明実施例57で、磨いた後のポリマー表面と水との接触角度の写真である。
【図3A】図3Aは、本発明実施例60で、磨く前のポリマー表面と水との接触角度の写真である。
【図3B】図3Bは、本発明実施例60で、磨いた後のポリマー表面と水との接触角度の写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させる方法であって、
室温で一定の圧力強さでサンド・ペーパーを用いてポリマー材料表面を磨き、ポリマー材料表面と水との間の接触角を変えて、ポリマー材料表面の湿潤性質を変化させることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載した方法において、
前記圧力強さが4000〜7000Paで、
前記サンド・ペーパーのレベル(番手)が80番の場合、磨き回数は5〜10回であり、
前記サンド・ペーパーのレベルが100番の場合、磨き回数は5〜10回であり、
前記サンド・ペーパーのレベルが120番の場合、磨き回数は5〜10回であり、
前記サンド・ペーパーのレベルが180番の場合、磨き回数は5〜10回であり、
前記サンド・ペーパーのレベルが240番の場合、磨き回数は5〜10回であり、
前記サンド・ペーパーのレベルが300番の場合、磨き回数は5〜10回であり、または、
前記サンド・ペーパーのレベルが360番の場合、磨き回数は5〜10回であることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載した方法において、
前記圧力強さが7000〜8000Paで、
前記サンド・ペーパーのレベル(番手)が500番の場合、磨き回数は5〜10回であり、または、
前記サンド・ペーパーのレベルが600番の場合、磨き回数は5〜10回であることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1に記載した方法において、
前記圧力強さが8000〜9000Paで、
前記サンド・ペーパーのレベル(番手)が1200番の場合、磨き回数は5〜20回であることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載した方法において、
前記圧力強さが8000〜9000Paで、
前記サンド・ペーパーのレベル(番手)が1500番の場合、磨き回数は5〜20回であることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載した方法において、
前記ポリマー基板は、ポリカーボネート基板、ポリメチルメタクリレート基板、ポリスチレン基板、ポリテトラフルオロエチレン基板およびポリビニルアルコール基板を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載した方法において、
前記ポリマー材料表面と水との間の接触角の変化範囲は10〜50°であることを特徴とする方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2007−523238(P2007−523238A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553414(P2006−553414)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【国際出願番号】PCT/CN2004/001384
【国際公開番号】WO2005/080476
【国際公開日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【出願人】(506281853)中国科学院化学研究所 (1)
【Fターム(参考)】