説明

リード係留装置

【課題】共同住宅の廊下等に設置した場合においても通行を妨げることがなく、仮に通行人が衝突しても引っ掛かり事故を発生させることがないリード係留装置を提供する。
【解決手段】固定体10及び可動体20を備え、外壁Wの壁面WFに取り付けられるリード係留装置1である。固定体10は、壁面WFに固定される固定板11と、固定板11に取り付けられ軸方向が上下方向に延在する筒状の軸受部12と、固定板11から略水平方向に突出する突出片13と、を有する。可動体20は、固定体10の軸受部12に上下方向にスライド自在に保持される主軸21と、主軸21の上端から略水平方向に延在しかつ下方に垂下するように形成されるフック22と、を有する。可動体20に自重のみが作用して固定体10によって支持されている状態において、固定体10の突出片13の高さが可動体20のフック22の先端の高さに略一致する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リード係留装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、犬等の愛玩動物を店舗等に一時的に係留しておくために、愛玩動物に取り付けたリードを引っ掛けるように構成された鉤状のリード係留フックが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0003】
しかし、特許文献1及び2に記載されたような鉤状のリード係留フックは、何れも戸建住宅に設置されることが想定されており、共同住宅のように廊下に沿って玄関ドアが並び、愛玩動物同伴で出入りする際に愛玩動物を一時的に係留する場合が想定されていないものと推察される。このような従来のリード係留フックは、鉤状のフックが壁面から突出するため、共同住宅の狭い廊下での人の擦れ違いに対して何れも引っ掛かり事故を起こし易い形状であり、引っ掛かった場合に力をいなして被害を抑える工夫もされていないものである。
【0004】
そこで、近年においては、上記問題を解決するために、人や物が衝突した際の衝撃を緩衝し得る回動機構を備えたリード係留装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3126443号公報
【特許文献2】実用新案登録第3166692号公報
【特許文献3】特開2011−125226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献3に記載されたリード係留装置を採用しても、例えば衣服が上から覆いかぶさって引っ掛かった場合には、衣服が引っ掛かったまま回動して外れないこともあり、引っ掛かった状態が解除されるとは限らないという問題が残る。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、共同住宅の廊下等に設置した場合においても通行を妨げることがなく、仮に通行人が衝突しても引っ掛かり事故を発生させることがないリード係留装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明に係るリード係留装置は、固定体及び可動体を備え、外壁の壁面に取り付けられるものであり、固定体は、一方の面が壁面に当接した状態で固定手段によって壁面に固定される固定板と、固定板の他方の面に取り付けられ軸方向が上下方向に延在する筒状の軸受部と、固定板から略水平方向に突出する突出片と、を有し、可動体は、固定体の軸受部に上下方向にスライド自在に保持される主軸と、主軸の上端から略水平方向乃至斜め下方向に延在しかつ下方に垂下するように形成されるフックと、を有し、可動体に自重のみが作用して固定体によって支持されている状態において、固定体の突出片の高さが可動体のフックの先端の高さに略一致するように構成されるものである。
【0009】
かかる構成を採用すると、可動体に自重のみが作用して固定体によって支持されている状態において、可動体のフックの先端を固定体の突出片に常に対向させることができる。従って、可動体のフックの先端が下方に突出するのを防ぐことができるので、フックに衣服等が引っ掛かることを防止することができる。
【0010】
本発明に係るリード係留装置において、固定体の突出片の外縁形状を、可動体が回動する際のフック先端の軌跡に対応した円弧状に形成することが好ましい。
【0011】
かかる構成を採用すると、固定体の突出片の外縁形状が円弧状に形成されているため、突出片に衣服等が引っ掛かることを防止することができる。
【0012】
また、本発明に係るリード係留装置において、可動体のフックは、リードを介して水平外側方向への引張力が作用した場合に弾性変形するように構成されることが好ましい。
【0013】
かかる構成を採用すると、大型犬や人間の悪戯等によってリードを介してフックに瞬発的に大きな引張力が作用した場合においても、フックが弾性変形することにより、大きな力が壁面に直接的に作用することを防ぐことができ、安定した固定状態を保つことができる。
【0014】
また、本発明に係るリード係留装置において、可動体のフックの先端に、主軸方向に屈曲した屈曲部を設けることができる。そして、フックに作用する引張力が、外壁の強度に応じて決定された所定の力を超える場合に、屈曲部の先端側が根元側よりもリードの引張方向に先行して動くことにより、屈曲部からリードが外れるよう構成することができる。
【0015】
かかる構成を採用すると、フックに作用する引張力が所定の力を超える場合に屈曲部からリードが外れるので、外壁が破壊されることを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、共同住宅の廊下等に設置した場合においても通行を妨げることがなく、仮に通行人が衝突しても引っ掛かり事故を発生させることがないリード係留装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第一実施形態に係るリード係留装置の斜視図である。
【図2】図1に示すリード係留装置の使用方法を説明するための説明図である。
【図3】同上
【図4】同上
【図5】同上
【図6】図1に示すリード係留装置のフックに水平外側方向が作用した場合の変形状態を説明するための説明図である。
【図7】本発明の第二実施形態に係るリード係留装置の斜視図である。
【図8】本発明の第三実施形態に係るリード係留装置の正面図である。
【図9】図8に示すリード係留装置の側面図である。
【図10】図8に示すリード係留装置の底面図である。
【図11】本発明の第三実施形態に係るリード係留装置の変形例の側面図である。
【図12】本発明の第三実施形態に係るリード係留装置の変形例の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態はあくまでも好適な適用例であって、本発明の適用範囲がこれに限定されるものではない。
【0019】
<第一実施形態>
まず、図1〜図6を用いて、本発明の第一実施形態に係るリード係留装置1について説明する。
【0020】
最初に、図1、図2、図6等を用いて、本実施形態に係るリード係留装置1の構成について説明する。リード係留装置1は、共同住宅の外壁Wの壁面WFに固定される固定体10と、固定体10に対してスライド可能に取り付けられる可動体20と、を備えている。
【0021】
固定体10は、図1に示すように、一方の面11aが壁面WFに当接した状態で固定手段によって壁面WFに固定される固定板11と、固定板11の他方の面11bに取り付けられ軸方向が上下方向に延在する筒状の軸受部12と、固定板11から略水平方向に突出する突出片13と、を有している。
【0022】
固定板11を壁面WFに固定するための固定手段としては、皿ビスや木ネジ等を採用することができ、固定板11にはこのような固定手段を螺入するための貫通孔11cや座繰り部11dが設けられている。なお、外壁Wがコンクリートで構成される場合においても、フィッシャープラグを採用することにより、固定板11を木ネジで後付けすることができる。
【0023】
軸受部11の内径は、後述する主軸21の外径とほぼ等しい値に設定されており、主軸21を上下方向にスライド自在に保持することができるようになっている。本実施形態においては、円筒状の軸受部11を採用しているが、可動体20の主軸21を上下方向にスライド自在に保持することができるような構成であれば、軸受部11の構成や形状はこれに限られるものではない。
【0024】
突出片13は、図1に示すように、固定板11の下端部に連接されている。突出片13全体の平面形状は半円形状とされており、突出片13の外縁形状は、可動体20が回動する際のフック22先端の軌跡に対応した円弧状に形成されている。
【0025】
可動体20は、図1に示すように、固定体10の軸受部12に上下方向にスライド自在に保持される主軸21と、主軸21の上端から略水平方向に延在しかつ下方に垂下するように形成されるフック22と、を有している。
【0026】
主軸21は円柱状に構成されており、その外径は、固定体10の軸受部11の内径とほぼ等しい値に設定されている。主軸21の下端部には、可動体20が上方にスライドした際に固定体10の軸受部11から主軸21が抜脱するのを防ぐための円形板21aが取り付けられている。円形板21aの直径は、固定体10の軸受部11の内径よりも大きい値に設定されている。
【0027】
フック22は、主軸21の上端から略水平方向に延在する水平部22aと、水平部22aの先端から下方に垂下するように形成される垂下部22bと、垂下部22bの先端から主軸21方向(外壁W側の方向)に屈曲した屈曲部22cと、を有している。図2に示すように、可動体20に自重のみが作用して固定体10によって支持されている状態において、固定体10の突出片13の高さHPが、可動体20のフック22の先端(屈曲部22c)の高さHFに略一致するように構成されている。
【0028】
フック22は、図6に示すように、リードLを介して水平外側方向への引張力FHが作用した場合に弾性変形するように構成されている。本実施形態においては、引張力FHが外壁Wの強度に応じて決定された所定の力(外壁Wの破壊強度よりも小さい力)を超える場合に、フック22が弾性変形し、屈曲部23の先端側が根元側よりもリードLの引張方向に先行して動くことにより、屈曲部23からリードLが外れるよう構成されている。なお、固定手段の固定強度が外壁Wの破壊強度よりも小さい場合には、引張力FHが固定手段の固定強度よりも小さい所定の力を超える場合に、フック22が弾性変形することが好ましい。
【0029】
次に、図2〜図6を用いて、本実施形態に係るリード係留装置1の使用方法について説明する。
【0030】
まず、使用者は、図2に示すようにリード係留装置1の可動体20のフック22の下方にリードLを配置し、図3に示すようにフック22の屈曲部22cの下面にリードLを押し当ててフック22に上向きの力FVを加えることにより、可動体20全体を上方にスライドさせる。このような可動体20のスライド動作により、図3に示すように、固定体10の突出片13と可動体20のフック22との間にリードLを挿入可能な間隙が形成される。
【0031】
次いで、使用者は、固定体10の突出片13と可動体20のフック22との間に形成された間隙にリードLを挿入し、図4に示すようにリードLを固定体10の突出片13の上面13aに載置する。このようなリードLの挿入動作により、フック22に加えられていた上向きの力FVがなくなると、図5に示すように可動体20は自重(重力FG)により下方に落下して固定体10によって支持されることとなる。この状態においては、図2に示すように、固定体10の突出片13の高さHPが、可動体20のフック22の屈曲部22cの高さHFに略一致するため、リードLは、固定体10の突出片13と可動体20のフック22との間に閉じ込められた状態(係留状態)となる。
【0032】
そして、図5に示すような係留状態において、リードLを介してフック22に水平外側方向への引張力FHが作用し、この引張力FHが所定の力を超えた場合には、図6に示すようにフック22が弾性変形し、屈曲部23の先端側が根元側よりもリードLの引張方向に先行して動くことにより、屈曲部23からリードLが外れることとなる。
【0033】
以上説明した実施形態に係るリード係留装置1においては、可動体20に自重のみが作用して固定体10により支持されている状態において、可動体20のフック22の先端を固定体10の突出片13に常に対向させることができる。従って、可動体20のフック22の先端が下方に突出するのを防ぐことができるので、フック22に衣服等が引っ掛かることを防止することができる。
【0034】
また、以上説明した実施形態に係るリード係留装置1においては、固定体10の突出片13の外縁形状を、可動体20が回動する際のフック22の先端の軌跡に対応した円弧状に形成しているため、突出片13に衣服等が引っ掛かることを防止することができる。
【0035】
また、以上説明した実施形態に係るリード係留装置1においては、可動体20のフック22が、リードLを介して水平外側方向への引張力FHが作用した場合に弾性変形するように構成されている。このため、大型犬や人間の悪戯等によってリードLを介してフック22に瞬発的に大きな引張力FHが作用した場合においても、フック22が弾性変形することにより、大きな力が壁面WFに直接的に作用することを防ぐことができ、安定した固定状態を保つことができる。
【0036】
また、以上説明した実施形態に係るリード係留装置1においては、可動体20のフック22の先端に屈曲部22cを設けており、フック22に作用する引張力FHが、外壁Wの強度に応じて決定された所定の力を超える場合に、屈曲部22cの先端側が根元側よりもリードLの引張方向に先行して動くことにより、屈曲部22cからリードLが外れるよう構成されている。従って、外壁Wが破壊されることを防ぐことができる。
【0037】
<第二実施形態>
次に、図7を用いて、本発明の第二実施形態について説明する。本実施形態に係るリード係留装置2は、第一実施形態に係るリード係留装置1のフック22の形状を変更したものであり、その他の構成については第一実施形態と実質的に同一である。従って、第一実施形態と共通する構成については、同一の符合を付して詳細な説明を省略することとする。
【0038】
本実施形態に係るリード係留装置2は、固定体10と、固定体10に対してスライド可能に取り付けられる可動体20Aと、を備えている。固定体10は、第一実施形態で説明したものと実質的に同一である。
【0039】
可動体20Aは、図7に示すように、固定体10の軸受部12に上下方向にスライド自在に保持される主軸21と、主軸21の上端から斜め下方向に延在しかつ下方に垂下するように形成されるフック22Aと、を有している。主軸21は、第一実施形態で説明したものと実質的に同一である。
【0040】
フック22Aは、主軸21の上端から斜め下方向に延在する斜下部22Aaと、斜下部22Aaの先端に滑らかに連接されて下方に垂下するように形成される垂下部22Abと、垂下部22Abの先端から主軸21方向に屈曲した屈曲部22Acと、を有している。可動体20Aに自重のみが作用して固定体10によって支持されている状態においては、固定体10の突出片13の高さが、可動体20Aのフック22Aの先端(屈曲部22Ac)の高さに略一致するように構成されている。また、フック22Aは、第一実施形態と同様に、リードを介して水平外側方向への引張力が作用した場合に弾性変形するように構成されている。
【0041】
以上説明した実施形態に係るリード係留装置2を採用した場合においても、第一実施形態に係るリード係留装置1と同様の作用効果を奏することができる。
【0042】
<第三実施形態>
次に、図8〜図10を用いて、本発明の第三実施形態について説明する。本実施形態に係るリード係留装置3は、第一実施形態に係るリード係留装置1のフック22の形状を変更したものであり、その他の構成については第一実施形態と実質的に同一である。従って、第一実施形態と共通する構成については、同一の符合を付して詳細な説明を省略することとする。
【0043】
本実施形態に係るリード係留装置3は、固定体10と、固定体10に対してスライド可能に取り付けられる可動体20Bと、を備えている。固定体10は、第一実施形態で説明したものと実質的に同一である。
【0044】
可動体20Bは、図8及び図9に示すように、固定体10の軸受部12に上下方向にスライド自在に保持される主軸21と、主軸21の上端から斜め下方向に延在しかつ下方に垂下するように形成されるフック22Bと、を有している。主軸21は、第一実施形態で説明したものと実質的に同一である。
【0045】
フック22Bは、主軸21の上端から略水平方向に延在する水平部22Baと、水平部22Baの先端に滑らかに連接されて下方に垂下するように形成される垂下部22Bbと、を有している。可動体20Bに自重のみが作用して固定体10によって支持されている状態においては、固定体10の突出片13の高さが、可動体20Bのフック22Bの先端(垂下部22Bbの先端)の高さに略一致するように構成されている。
【0046】
以上説明した実施形態に係るリード係留装置3を採用した場合においても、第一実施形態に係るリード係留装置1と同様の作用効果を奏することができる。
【0047】
なお、以上の各実施形態においては、固定体10の突出片13の平面形状を半円形状とした例(突出片13の外縁形状を円弧状に形成した例:図1、図7、図10)を示したが、突出片の平面形状(外縁形状)はこれに限られるものではない。
【0048】
例えば、図11に示すように、第三実施形態に係るリード係留装置3のフック22Bの垂下部22Bbの長さを若干短くした場合には、フック22Bと突出片13との干渉がなくなり、フック22Bが突出片13の上方を回動することができるようになる。このような場合には、図12に示すような面積の広い矩形状の突出片13Cを採用することもできる。なお、この際には、フック22Bの先端と突出片13Cとの間に形成される間隙の寸法をリードLの径よりも小さい値に設定して、リードLの抜脱を防止する必要がある。また、衣服の引っ掛かりを防止するために突出片13Cの角部を丸くすることが好ましい。
【0049】
本発明は、以上の各実施形態に限定されるものではなく、これら実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、前記各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前記各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係るリード係留装置は、フィッシャープラグを含む固定手段を採用することにより、後付が可能になる。よって、単なる共同住宅を「ペット可物件」にリフォームするのが容易になる。
【符号の説明】
【0051】
1・2・3…リード係留装置
10…固定体
11…固定板
11a…一方の面
11b…他方の面
12…軸受部
13・13C…突出片
20・20A・20B…可動体
21…主軸
22・22A・22B…フック
22c・22Ac…屈曲部
L…リード
W…外壁
F…壁面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定体及び可動体を備え、外壁の壁面に取り付けられるリード係留装置であって、
前記固定体は、一方の面が前記壁面に当接した状態で固定手段によって前記壁面に固定される固定板と、前記固定板の他方の面に取り付けられ軸方向が上下方向に延在する筒状の軸受部と、前記固定板から略水平方向に突出する突出片と、を有し、
前記可動体は、前記固定体の前記軸受部に上下方向にスライド自在に保持される主軸と、前記主軸の上端から略水平方向乃至斜め下方向に延在しかつ下方に垂下するように形成されるフックと、を有し、
前記可動体に自重のみが作用して前記固定体によって支持されている状態において、前記固定体の前記突出片の高さが前記可動体の前記フックの先端の高さに略一致するように構成される、
リード係留装置。
【請求項2】
前記固定体の前記突出片の外縁形状は、前記可動体が回動する際の前記フック先端の軌跡に対応した円弧状に形成されている、
請求項1に記載のリード係留装置。
【請求項3】
前記可動体の前記フックは、リードを介して水平外側方向への引張力が作用した場合に弾性変形するように構成される、
請求項1又は2に記載のリード係留装置。
【請求項4】
前記可動体の前記フックの先端には、前記主軸方向に屈曲した屈曲部が設けられており、
前記フックに作用する前記引張力が、前記外壁の強度に応じて決定された所定の力を超える場合に、前記屈曲部の先端側が根元側よりも前記リードの引張方向に先行して動くことにより、前記屈曲部から前記リードが外れるよう構成される、
請求項3に記載のリード係留装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−90599(P2013−90599A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−235222(P2011−235222)
【出願日】平成23年10月26日(2011.10.26)
【出願人】(303046244)旭化成ホームズ株式会社 (703)