説明

レーザービーム付き水平器水糸いらず

【目的】 レーザービーム付き水平器水糸いらずを使うことにより、機械による掘削、砕石の整正、人力による構造物の築造、山の斜面の掘削等一度可視光線を出せば作業終わりまで取外したりする事なく時間と労力の短縮ができる器具を提供する。
【構成】 水平器1の付いた長方形の箱2の内部にレーザービーム5を固定し、側面片側にネジ付き取付け金具4をつけ、反対側面には、分度器3を付ける。可視光線の出る穴7と分度器3の底辺を同一線上に置き基準線を付けることを特徴とする。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はレーザービームを取付けた、土工事測量丁張取りつけよう水平 器水糸いらずです。
【0002】
【従来の技術】
従来基本となる高さを明示する為、丁張を作成し、丁張に水糸をはり、そ れを基準高さとして、作業を行ってきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これは、次ぎのような欠点があった。
丁張間に水糸を張り、機械による掘削、砕石の整正、人力による構造物の 築造等の時に、一度水糸を張り、測量した後水糸を外し、作業を行う。何 度も同じ行動をくり返しながら完成させていたので時間と労力のかかる仕 事であった。
本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】
水平器(1)のついた長方形の箱(2)の内部にレーザービーム(5)を 固定する。側面片側にネジ付き取付け金具(4)を付ける。反対側面には 分度器(3)を付ける可視光線の出る穴(7)と分度器(3)の底辺を同 一線上に置き基準線(6)を付ける。
本考案は、以上のような構成よりなるレーザービーム付き水平器水糸いら ずである。
【0005】
【作用】
土工事における測量丁張(8)ヌキ板(9)部分に光線が出る穴(7)を そろえ、取付け金具(4)をネジでしめつけ固定させる。スイッチをいれ レーザービームから可視光線(10)を出しその線を見ながら機械による 掘削、
【図2】砕石の整正、人力による構造物の築造等ができる。又、山 の斜面を掘削するときは分度器(3)で角度を決める
【図3】事ができる 。一度可視光線を出せば、作業終わりまで取外したりする事なく時間と労 力の短縮ができる。
【0006】
【実施例】
以下、本案の実施例について説明する。
水平器(1)のついた長方形の箱(2)の内部にレーザービーム(5)を 固定する。側面片側にネジ付き取付け金具(4)を付ける。反対側面には 分度器(3)を付ける可視光線(10)の出る穴(7)と分度器(3)の 底辺を同一線上に置き基準線(6)を付ける。
【0007】
【考案の効果】
本案は、以上のような構造でこれを使用する時には、ヌキ板(9)に取付 け金具(4)をネジでしっかりと固定し、可視光線(10)を見ながら機 械による掘削、
【図2】砕石の整正、人力による構造物の築造、山の斜面 の掘削等ができ、作業終わりまで取外したりする事なく時間と労力の短縮 ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の斜視図である。
【図2】 本考案の作業取付け例を示す図面である。
【図3】 本考案の他の作業取付け例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 水平器 2 箱(本体) 3 分度器 4 ネジ付き取付け金具
5 レーザービーム 6 基準線 7 穴 8 測量丁張
9 ヌキ板 10 可視光線

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 水平器(1)の付いた長方形の箱(2)の内部にレーザービーム(5)を固定する。側面片側にネジ付き取付け金具(4)を付ける。反対側面には、分度器(3)を付ける。可視光線の出る穴(7)と分度器(3)の底辺を同一線上に置き基準線(6)を付ける。以上の如く構成させた簡易型レーザービーム付き水平器水糸いらず。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【登録番号】第3030910号
【登録日】平成8年(1996)8月28日
【発行日】平成8年(1996)11月12日
【考案の名称】レーザービーム付き水平器水糸いらず
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平7−14519
【出願日】平成7年(1995)12月15日
【出願人】(596012146)