説明

丸編物及びその製造方法

【課題】繰り返し洗濯による風合い硬化が抑制された丸編物、及び該丸編物の製造方法の提供。
【解決手段】セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで熱処理することにより得られる丸編物であって、該丸編物を構成する糸条において、洗濯と乾燥とを30回繰り返した後の平均糸条径が、洗濯前の平均糸条径の80%以上であることを特徴とする前記丸編物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰り返し洗濯による風合い硬化が抑制された丸編物及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
肌着に代表される直接肌に触れることの多い布帛には、汗処理機能や衛生面の観点から、吸水性及び吸湿性の高いセルロース系繊維が多用されている。
該セルロース系繊維を用いて構成される布帛は、繰り返し洗濯による湿潤と乾燥により、布帛が伸縮と収縮を繰り返して、形態変化を生じ、これにより著しい風合い硬化や生地の損傷を誘発するため、商品性を低下させることが多々ある。
【0003】
また一般に布帛の仕上げ剤として、シルクプロテイン、コラーゲン、スクワラン等の柔軟剤成分を含有する剤によって柔軟処理することが行われているが、このような処理による効果も繰り返し洗濯による低下が著しいため、繰り返し洗濯に耐えうる風合い改善処理方法が求められている。
【0004】
これらの問題を解決するための方法として、例えば、ジアルキルジメチル四級アンモニウム塩や脂肪酸アミド等に代表されるカチオン系柔軟剤を付与する方法が挙げられる。かかる方法は、布帛を構成する繊維表面を平滑化させ、摩擦係数を低下させることにより柔軟性を付与することを目指したものである。
しかしながら、洗濯による処理剤の脱落が大きく、繰り返し洗濯による風合い硬化の抑制には不十分である。
【0005】
また、以下の特許文献1には、セルロース繊維表面に水溶性又は水分散性の高分子によるフィルムを形成させ、風合いを損わず水に対する寸法安定性を高める技術が提案されている。
また、以下の特許文献2には、グリオキザール系樹脂による樹脂加工なども提案されている。
しかしながら、肌着に代表される丸編物は小寸で丸仕上げのため、これらの処理に必要な150℃以上の熱処理(セット)は設備上困難であるため、これらの処理を提要することができず、繰り返し洗濯による風合い硬化を抑制することは困難である。
【0006】
さらに、以下の特許文献3には、特別な樹脂加工を施すことなく、耐久性のある優れた防縮性をセルロース系繊維含有構造物に付与することができる、セルロース系繊維含有構造物を液体アンモニア処理した後、酸処理することを特徴とするセルロース系繊維含有構造物の防縮加工方法も提案されている。
しかし、この方法では−33℃以下で液体アンモニア処理するための特別な設備が必要であるとともに、特に再生セルロース糸使い丸編地の場合に、セルロース繊維が膠着し易く、風合いが硬化しやすい問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特公昭62−12347号公報
【特許文献2】特開平3−51368号公報
【特許文献3】特開平11−200241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、繰り返し洗濯による風合い硬化が抑制された丸編物、及び該丸編物の製造方法を提供すること、耐洗濯性に優れた柔軟な小寸丸編物の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討し実験を重ねた結果、風合い硬化の原因は、繰り返し洗濯による湿潤と乾燥の繰り返しにおいて布帛が伸縮と収縮を繰り返して形態変化を生じること、特に布帛を構成する繊維の単糸膠着が生じることであること、さらに使用される柔軟剤の洗濯での脱落であることを発見した。
そして、かかる発見に基づき、比較的低温で熱セット可能な処理方法に注目し、処理剤及び処理方法を最適化して本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで熱処理することにより得られる丸編物であって、該丸編物を構成する糸条において、洗濯と乾燥とを30回繰り返した後の平均糸条径が、洗濯前の平均糸条径の80%以上であることを特徴とする前記丸編物。
【0011】
[2]前記セルロース系繊維が再生セルロース繊維である、前記[1]に記載の丸編物。
【0012】
[3]以下の工程:
セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで
これを熱処理する
を含む、前記[1]又は[2]に記載の丸編物の製造方法。
【0013】
[4]前記丸編物は、10〜22ゲージの丸編機で製造される小寸の丸編物であり、開反せずに筒状で熱処理される、前記[3]に記載の方法。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る丸編物は、洗濯により発生する単糸膠着や柔軟成分の脱落を防止することにより、風合い硬化が抑制されている。したがって、本発明に係る丸編物より製品化された肌着やインナー商品は、長期間に渡る着用及び繰り返し洗濯においても優れた商品耐久性を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】洗濯前後の糸条径を測定する場所を示す図面に代わる写真である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に詳細に説明する。
本発明に係る丸編物は、セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで熱処理することにより得られる丸編物であって、該丸編物を構成する糸条において、洗濯と乾燥とを30回繰り返した後の平均糸条径が、洗濯前の平均糸条径の80%以上であることを特徴とする前記丸編物である。
【0017】
セルロース系繊維とは、綿、キュプラ及びビスコース法レーヨン(ポリノジックを含む)などの再生セルロース系繊維、テンセルやリヨセルなどの精製セルロース系繊維などであり、再生又は精製セルロース系繊維が好ましく、より好ましくは再生セルロース系繊維である。セルロース系繊維の形態は、長繊維、短繊維のいずれでもよい。
【0018】
本発明に係る丸編物は、セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物である。該丸編物にセルロース系繊維を40質量%以上含有されていることによって、吸湿性が高まり、着用快適性を達成することができる。セルロース系繊維含有量が40質量%未満では、初期柔らかさが発揮されない上、吸湿性及び熱伝導性が充分ではなく、暑熱下に蒸れを感じやすくなる。セルロース系繊維含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上である。セルロース系繊維100%からなる丸編地でもよいが、本発明の効果を損なわない範囲でセルロース系繊維と他の繊維とを所望に応じて組合せてもよく、この場合、該他の繊維が有する好ましい特性を本発明の丸編物に付与することできる。
【0019】
セルロース系繊維と他の繊維との混用方法としては、セルロース系繊維と他の繊維との複合糸を用いる方法及び交編する方法が挙げられる。例えば、セルロース系繊維が長繊維の場合、セルロース系長繊維とポリエステル、ナイロン等の合成繊維等の他の繊維とを交編してもよいし、インターレース加工、流体撹乱加工、カバリング、撚糸等による複合糸を形成してもよい。短繊維の場合は混紡糸として用いてもよい。
【0020】
本発明に係る丸編物の編組織としては、天竺、スムース、フライス、鹿の子等が挙げられ、特に限定されない。
本発明に係る丸編物は、10〜22ゲージの丸編機によって編成された、いわゆる小寸丸編地であることができる。このような小寸丸編地は、通常開反せず、筒状のまま後工程に供される。このような小寸丸編地は、設備の制約上150℃を超える高温での熱処理(セット)は困難であるが、本発明に係る丸編地の製造方法においては、比較的低温の熱セットによって、繰り返し洗濯による風合い硬化の抑制効果を発現することができる。
【0021】
本発明に係る丸編地においては、セルロース系繊維を40質量%以上含有する編組織を構成する糸条における、洗濯と乾燥とを30回繰り返した後の平均糸条径が洗濯前の平均糸条径の80%以上である。編物を構成する糸条とは、例えば、1つのループを構成する糸条を意味する。編物を構成する糸条は、少なくともセルロース系繊維を含む1種又は複数種の繊維から構成されている。糸条径とは、糸条の見かけ直径を意味し、具体的には、糸条の長さ方向に対して垂直な方向のマイクロスコープ又は顕微鏡による2次元測長から得られる値である。
【0022】
糸条径は、図1に示すように編地の結節部を避けて選択された場所で測定される。
また、本明細書中、「平均糸条径」とは、ランダムな20点の位置で測定した上記糸条径のうち、最大値及び最小値を除いた18点の数平均値を意味する。
なお、本明細書中、「洗濯と乾燥とを30回繰り返した後」とは、JIS−L−1027 103法に準じて洗濯と乾燥とを繰り返し30回行った後を意味する。
【0023】
セルロース系繊維が40質量%以上の混率で含有された丸編物では、洗濯による単糸の膠着によってセルロース系繊維が収束し、強いては布帛組織を構成する糸条の径が小さくなり、洗濯後に風合い硬化を誘発ため商品性の低下が生じる。洗濯前の平均糸条径に対する保持率(以下、「洗濯後の糸条径保持率」と記載)が80%を下回ると、単糸膠着を起こし、風合い硬化が進行し商品性が低減する。したがって、本発明に係る丸編物においては、「洗濯と乾燥とを30回繰り返した後の平均糸条径」は、洗濯前の平均糸条径の80%以上、より好ましくは85%以上である。
【0024】
以下、洗濯後の糸条径保持率を80%以上とするため技術的手段、すなわち、本発明に係る丸編地の製造方法について詳細に説明する。
本発明に係る丸編地の製造方法は、以下の工程:
セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで
これを熱処理する
を含む。
【0025】
本発明に係る丸編物においては、必要に応じて通常の精練、漂白及び染色処理が行われる。これらの処理は開反後に行うこともできるが、本発明に係る丸編地の製造方法においては、10〜22ゲージの丸編機で製造される小寸の丸編物を、開反せずに筒状のまま熱処理(セット)することができる。
丸編物の精練、漂白及び染色のために使用する処理機としては、一般に使用されるウインス染色機や液流染色機、連続精練機が好ましい。染色にはウィンス染色機、液流染色機等を使用することが好ましく、必要に応じてソーピングを施してもよい。乾燥には、一般に使用される乾燥機を用いることができるが、テンションレスのネット型乾燥機が好ましい。
【0026】
原糸又は編地において、他の機能を発現させるための各種処理剤を付与することは可能であるが、本発明の風合改善効果を保持するためには、編地中のセルロース系繊維における銅、銀等の金属成分が実質的に含有されていないことが好ましいため、金属系の剤による処理は行わないことが好ましい。
【0027】
丸編地の仕上げ加工において、特定組成の柔軟処理剤を付与し、熱処理を施すことで、本発明に係る丸編地を好適に得ることができる。仕上げ加工において、丸編物にシルクプロテインを含有する水溶液を付与し、熱処理を施す。水溶液中のシルクプロテイン濃度は0.2〜1.3重量%であることが好ましい。シルクプロテイン濃度が0.2重量%未満では風合いの柔軟性が不足することがあり、1.3%を超えると滑り性が増大し、柔軟で膨らみ感のあるものが得られない。水溶液中のシルクプロテイン濃度は、より好ましくは0.5〜1.0重量%である。
【0028】
前記柔軟処理剤中には、アミノ変性シリコーンが更に含有されている必要がある。シルクプロテインとアミノ変性シリコーンとが含有された処理剤で処理することによって、繰り返し洗濯後の風合い硬化を抑制することができる。アミノ変性シリコーンの濃度は、シルクプロテインに対して1.0〜5.0倍が好ましく、1.2〜3.0倍がより好ましい。具体的にはシルクプロテイン水溶液とアミノシリコン乳化液を3:1程度の割合で配合した乳化液(水溶液)に、丸編物を、浸漬・絞液した後、熱処理すればよい。熱処理(熱セット)温度は、150℃未満であることが好ましく、より好ましくは130℃未満、特に好ましくは100〜120℃である。より好ましくは乾燥後、筒状編地のままセットできる丸セット仕上げ機を用いて熱セットする。熱セット時間は1〜2分が好ましい。
【実施例】
【0029】
以下、本発明を実施例によりに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下、本発明に丸編地の試験・評価方法を説明する。
【0030】
(1)平均糸条径測定方法
以下の方法で、セルロース系繊維を含有する布帛組織を構成する糸条の平均径を測定した。
図1は、編物においてセルロース系繊維を含有する布帛組織を構成する糸条の径の測定場所について説明する図面に代わる写真である。
マイクロスコープ又は顕微鏡を用いて、布帛組織を構成する糸条1の径を、結節部を除き、糸条長さ方向に垂直な部分を測定場所2とし、編地中からランダムに計20点2次元測長した。最大値及び最小値を除いた18点の数平均値を算出し、平均糸条径とした。本測定を洗濯前、及び後述する洗濯後について、夫々行い、洗濯後の平均糸条径を洗濯前の平均糸条径で徐した値に100を乗じて、洗濯後の糸条径保持率(%)を導出した。観察する倍率については任意に設定できるが、観察のしやすさに鑑み100倍〜150倍で観察した。
【0031】
(2)風合い(洗濯前のやわらかさ、洗濯後のやわらかさ)の評価方法
以下の洗濯方法に従う洗濯前後の布帛について、10名の被験者により、以下の5段階の評価基準に従って得られた丸編地の風合いを評価し、平均値を導出した。
5:とても柔らかい、
4:やや柔らかい、
3:どちらでもない、
2:やや硬い、
1:とても硬い。
評価には、丸編物を20℃×65%RHの環境下にて調湿したものを用いた。
<洗濯方法>
JIS−L−1027 103法に準じ、洗濯と乾燥とを繰り返し30回行った。
【0032】
<実施例1>
ベンベルグ短繊維(40番/−、単糸0.8dtex、旭化成せんい(社)製)を用いて、19GG小寸丸編機にてフライス編地を編成した。液流染色機を用いて、精練し、反応染料を用いて染色、ソーピングを行い、ネット型乾燥機にて130℃×1分で乾燥した。該丸編物にシルクプロテインを0.5重量%、及びアミノ変性シリコーン(ニッカシリコーンAMZ−3(日華化学(社)製))を1.5重量%含有した水溶液を付与し、熱処理を施した。具体的にはシルクプロテイン10%水溶液とアミノシリコン乳化液3:1の割合で配合した乳化液を用いて、丸編物に浸漬・絞液した後、ネット型乾燥機にて、100℃で1分乾燥した後、丸セット仕上げ機を用いて、100℃で1分熱セットした。
この丸編地の目付は155g/m、セルロース混率が100質量%、コース数50、ウェール数24で、洗濯前の風合いは良好で4.5であった。洗濯後の糸条径保持率は85%であり、洗濯後の風合いについても4.1であった。結果を以下の表1に示す。
【0033】
<実施例2>
ベンベルグ長繊維(84/45dtex×2、旭化成せんい(社)製)を用いて、22GG小寸丸編機にてスムース編地を編成した。精練から仕上げセットは実施例1と同条件にて行った。コース数43、ウェール数30で、洗濯前の風合いは良好で、4.4であった。洗濯後の糸条径保持率は85%であり、洗濯後の風合いについては4.2であった。結果を以下の表1に示す。
【0034】
<比較例1>
実施例1に用いた丸編物に、アミノ変性シリコーン(ニッカシリコーンAMZ−3(日華化学(社)製))を2重量%含有する水溶液を付与し、ネット型乾燥機にて、100℃が1分乾燥した後、丸セット仕上げ機を用いて、100℃で1分熱セットした。得られた丸編地のコース数50、ウェール数24で、洗濯前の風合いは3.4であった。洗濯後の糸条径保持率は72%であり、洗濯後の風合いについては2.5であった。結果を以下の表1に示す。
【0035】
<比較例2>
実施例2に用いた丸編物に、アミノ変性シリコーン(ニッカシリコーンAMZ−3(日華化学(社)製))を2重量%含有する水溶液を付与し、ネット型乾燥機にて、100℃が1分乾燥した後、丸セット仕上げ機を用いて、100℃で1分熱セットした。得られた丸編地のコース数43、ウェール数30で、洗濯前の風合いは3.5であた。洗濯後の糸条径保持率は72%であり、洗濯後の風合いについては2.5であった。結果を以下の表1に示す。
【0036】
【表1】

【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明に係る丸編地は、繰り返し洗濯による風合い硬化が抑制されており、肌着に代表される直接肌に触れることの多い布帛として、好適に利用可能である。
【符号の説明】
【0038】
1 糸条
2 糸条径の測定場所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで熱処理することにより得られる丸編物であって、該丸編物を構成する糸条において、洗濯と乾燥とを30回繰り返した後の平均糸条径が、洗濯前の平均糸条径の80%以上であることを特徴とする前記丸編物。
【請求項2】
前記セルロース系繊維が再生セルロース繊維である、請求項1に記載の丸編物。
【請求項3】
以下の工程:
セルロース系繊維が40質量%以上含有された丸編物を、シルクプロテインとアミノ変性シリコーンを含有する水溶液に浸漬・絞液し、次いで
これを熱処理する
を含む、請求項1又は2に記載の丸編物の製造方法。
【請求項4】
前記丸編物は、10〜22ゲージの丸編機で製造される小寸の丸編物であり、開反せずに筒状で熱処理される、請求項3に記載の方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−252256(P2011−252256A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−126920(P2010−126920)
【出願日】平成22年6月2日(2010.6.2)
【出願人】(303046303)旭化成せんい株式会社 (548)
【Fターム(参考)】