説明

再生利用不可リストバンド

【課題】
バンド部および雄状もしくは雌状結合部の破壊をもってのみ脱抜可能となるような再生利用不可リストバンドを提供すること
【解決手段】
本発明にかかる再生利用不可リストバンドは、使用者の身体の一部に巻回されるように作動可能なバンド部と、前記バンド部に固着される雄状結合部と、該バンド部に固着される雌状結合部と、該バンド部に穿設される連結孔と、前記雌状結合部の内部に配設される弾性爪とを具備して構成される。
このとき、前記弾性爪は、前記雄状結合部の一部をなす挿入ヘッドが前記雌状結合部の一部をなす穴部に装着される際には、弾力的に挿通を受容するように作動可能な挿通受容機構と、装着後の挿入に向かう向きと反対の向きへ脱抜しようとする力に対しては脱抜を阻止し得る爪角度と一定の剛性を備える脱抜阻止機構とを具備するように構成してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば入場、入園、通行、使用等の許可、資格等の許認可証明物としての再生利用不可リストバンドに係り、特にたとえば一度装着した後の脱着、再使用を不可としうる特性を備える再生利用不可リストバンドに関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、リストバンドにおいて、脱着後の再使用を不可とする解決手段として、バンドの切断を行わないための工夫がなされた発明が提案されてきた。
【特許文献1】特開平08-135619号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、これまでの技術では、バンドを切断しないで所望の効果を期待することができなかった。本発明は、こうした発想とは対照的に、むしろ、バンド部および雄状もしくは雌状結合部の破壊をもってのみ脱抜可能となるような再生利用不可リストバンドを提供することを目的とする。補足すれば、本発明にかかるリストバンドの脱着には、脱着を意図的に意識した外力を手段をして用いることを必要とするように、その構造において具現化している。このため、仮にリストバンドを脱着した場合の、当該リストバンドに残された、意図的な脱着痕、すなわち破壊痕を客観的に認識することを、たとえば入場、入園、通行、使用等の許可、資格等の許認可証明物の有効、無効の識別マークとして用いることをビジネスモデルとして実現できる。
また、たとえば、脱着を意図的に意識した場合の、その外力をよりユーザフレンドリーに伝達しうるよう、その局所に脱着しやすくなる工夫として材質の選定したり、または加工を施したりすることも、本発明の創作の一態様として意図している。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するために、本発明にかかる再生利用不可リストバンドは、使用者の身体の一部に巻回されるように作動可能なバンド部と、前記バンド部に固着される雄状結合部と、該バンド部に固着される雌状結合部と、該バンド部に穿設される連結孔と、前記雌状結合部の内部に配設される弾性爪とを具備して構成される。
【0005】
この構成を備える本発明によれば、バンド部が(たとえば)人の手首の周囲に巻回され、所定の巻回位置で一応固定された状態になったあと、それら雄状結合部および連結孔を一体的に固定状態とすべく、自由端状態にある雌状結合部を巻回されるバンドの軸について略直行方向に、雄状結合部と雌状結合部とで連結孔を挟持するようにして折り返し連結させるので、たとえば人の手首に固定的に装着した状態が構成される。
【0006】
このとき、前記弾性爪は、前記雄状結合部の一部をなす挿入ヘッドが前記雌状結合部の一部をなす穴部に装着される際には、弾力的に挿通を受容するように作動可能な挿通受容機構と、装着後の挿入に向かう向きと反対の向きへ脱抜しようとする力に対しては脱抜を阻止し得る爪角度と一定の剛性を備える脱抜阻止機構とを具備するように構成してもよい。
【0007】
この構成を備える本発明によれば、まず、挿入ヘッド11が連結孔を挿通した後、雌状結合部の穴部へと挿入されるが、円筒体の内径よりも挿入ヘッドの外径は小さい一方で、円筒体の内側に固着された弾性爪の内径よりも挿入ヘッドの外径が大きいように設定するので、挿入ヘッドが雌状結合部の穴部へと挿入をさらに深化させると、弾性爪の弾性により、挿入ヘッドはその関門を通過でき、挿通状態が実現される一方、装着後に、挿入方向と逆向きの脱着しようとする力に対しては、今度は弾性爪は、その爪の方向及び上述の弾性爪の内径、および弾性爪の弾性的でありながら一定の剛性を持つことにより、挿入ヘッドの脱抜を阻止するように働く。よって、一度装着されると、基本的に、このバンドの連接部分を破壊しない限り本願のリストバンドははずすことができないという効果が招来される。
【0008】
換言すれば、本発明にかかる再生利用不可リストバンドは、バンド部に固着された雄状結合部と、バンド部に固着された雌状結合部と、バンド部に施された連結孔と、前記雌状結合部の内部に配設された弾性爪とで構成され、この場合の弾性爪は、前記雄状結合部の一部をなす挿入ヘッドが前記雌状結合部の一部をなす穴部に装着される際の、挿入に向かう向きの力に対しては弾力的な変形特性を持つ一方、それとは反対に、装着後に、挿入に向かう向きと反対の向きへの、脱着しようとする力に対しては、非弾性的な、変形困難な特性と持つことにより、前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除するには、前記雄状結合部を破壊する手段、前記雄状結合部に隣接する雄側付近バンド部を破断する手段、前記雄状結合部とそれに隣接する雄側付近バンド部とを離脱させる手段、前記バンド部の連結孔を破断する手段、前記雌状結合部を破壊する手段、前記雌状結合部に隣接する雌側付近バンド部を破断する手段、もしくは、前記雌状結合部とそれに隣接する雌側付近バンド部とを離脱させる手段のいずれかを必要とすることを意図したものである。
なお、前記弾性爪は、材料として、樹脂体、金属もしくは木片を例示列挙したが、連結状態の解除の際の破壊手段、破断手段等により元の形状へ復元されないような材料であればよく、材料を前記例示列挙した材料に限定するものではない。
【0009】
また、前記バンド部においても、材料として、樹脂体、軽金属、もしくはパルプ材、布材等の繊維系部材を例示列挙したが、連結状態の解除の際の破壊手段、破断手段等により元の形状へ復元されないような材料であればよく、材料を前記例示列挙した材料に限定するものではない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、たとえば入場、入園、通行、使用等の許可、資格等の許認可証明物の有効、無効の見えない状態を、可視化、いわゆる「見える化」するための手段として、リストバンドの結合状態を用いることができるので、主催者側の人的および物的な負担軽減に寄与することができる。また、連結状態の解除する場合の破壊の際に、離脱する不要物、いわゆるゴミが発生しないよう工夫しており、地球環境の保全といった視点においてもエコロジーを実現している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の再生利用不可リストバンドの全体・概略を示す斜視図である。
【0013】
同図に示すように、本発明に係る再生利用不可リストバンド1は、使用者のたとえば手首周囲に巻回させることの可能なバンド部30と、バンド部30上に固着接合もしくは一体成型され後述の雌状結合部20と嵌合可能な雄状結合部10と、バンド部30上に後述の連接結合によって接合され雄状結合部10と嵌合可能な雌状結合部20と、バンド部30上に穿設され雄状結合部10及び雌状結合部20の嵌合に絡合連接させることで当リストバンド使用者のたとえば手首周りにバンド巻回状態を保持するための1個以上の連結孔34とを備えて構成される。
【0014】
図2は、本発明の再生利用不可リストバンドの、とくに結合状態を形成する、主要な構成要素を中心として描いた図であり、図3はこれらの断面図である。
【0015】
同両図を用いて、雄状結合部10と連結孔34と雌状結合部20とが一体となる前の、それぞれの構成について説明する。図2に示すように、バンド部30の連結側局所である雄側付近バンド部32を貫通するように設けられる突起部支柱13の天地両端にそれぞれ、(図1の下側、図2の上側に)雄側止め板14と、(図1の上側、図2の下側に)挿入ヘッド11及び挿入ピン12からなる雄状結合部10とが固着される。一方、バンド部30の遊端側局所である連結孔付近バンド部31には、貫通する穴である連結孔34が(図2では単数として表現されているが)1個以上穿設され配置される。さらに、バンド部30の連結側局所からバンド軸心と略直角方向の付近である雌側付近バンド部33を貫通するように連接される円筒体23には、雌側付近バンド部33に固着するように雌側止め板24が固着され、円筒体23の内側には弾性爪21が固着され、図3で図示する空洞の穴部22が配されている。
【0016】
この弾性爪21は、樹脂体、金属もしくは木片によって生成してもよい。また、バンド部30は、樹脂体、軽金属、もしくはパルプ材、布材等の繊維系部材によって生成してもよい。
【0017】
次に、このように構成される本発明の再生利用不可リストバンドの作用及び使用動作について説明する。
【0018】
図4は、本発明の再生利用不可リストバンドの、一実施形態としての、人の手首に装着した際の全体・概略を示す図である。
【0019】
まず、本再生利用不可リストバンド1は、通常の実施形態として、(図1では図示しない)人の手首に装着して使用する。すなわち、同図に示されるように、バンド部30を人の手首に環状に一周させ、バンド部30が人の手首から外れることもなく、さらに圧迫しすぎて人の手首における血液循環等を阻害することもないよう、程度にフィットする位置に該当する連結孔34を選択する。次に、この選択された連結孔34を雄状結合部10に挿通させる。すると、バンド部30が人の手首の周囲に巻回され、所定の巻回位置で一応固定された状態になり、このとき(図示しないが)雌側付近バンド部33は自由端状態にある。その上で、それら雄状結合部10および連結孔34を一体的に固定状態とすべく、自由端状態にある雌状結合部20を巻回されるバンドの軸について略直行方向に、雄状結合部10と雌状結合部20とで連結孔34を挟持するようにして折り返し連結させる。これにより、通常の実施形態としての、人の手首に装着した状態が構成される。その状態は図4に示すとおりである。
【0020】
次に、図2および図3をもとに、雄状結合部10と連結孔34と雌状結合部20とを連結させる際の、それぞれの部位のより詳細な作用・動作について説明する。前述のとおり、本再生利用不可リストバンド1は、通常の実施形態として、図4で図示するように人の手首に装着して使用する。すなわち、バンド部30を人の手首に環状に一周させ、バンド部30が人の手首から外れることもなく、さらに圧迫しすぎて人の手首における血液循環等を阻害することもないよう、適度にフィットする位置に該当する連結孔34を選択し、それを雄状結合部10に当てはめた上で、それら雄状結合部10および連結孔34と一体となるよう、さらに雌状結合部20を雄状結合部10に連結させる。この場合図3において、雄状結合部10を構成する各部位のうち、結合時に主要な役割を果たす挿入ヘッド11及び挿入ピン12が順番に連結孔34を挿通した後、雌状結合部20の穴部22へと挿入される。この時点では、円筒体23の内径よりも挿入ヘッド11及び挿入ピン12の外径は小さいが、その一方で、円筒体23の内側に固着された弾性爪21の最先端の、環状に構成されて最も内径の小さくなる際の当該内径よりも、挿入ヘッド11及び挿入ピン12の外径は大きい。こうした寸法条件を満たす上で、挿入ヘッド11及び挿入ピン12が雌状結合部20の穴部22へと挿入をさらに深化させると、弾性爪21の内周により行く手を阻まれるが、弾性爪21は弾性を有するので、挿入に向かう向きの力に対して、弾力的な変形特性により、挿入ヘッド11及び挿入ピン12はその関門を通過できる。
ここまでの動作により、雄状結合部10と連結孔34と雌状結合部20とが一体となる思想が実現される。
【0021】
次に、図2および図3をもとに、雄状結合部10と連結孔34と雌状結合部20とが一体となった後の状態、つまり連結が解除されない仕組みについて説明する。先述したように、挿入ヘッド11及び挿入ピン12が弾性爪21の内径の関門を通過した後、挿入ピン12が穴部22にすっぽりと収まった状態となる。この状態が、雄状結合部10と連結孔34と雌状結合部20とが連結した状態であり、本発明の再生利用不可リストバンドが人の手首に装着された状態である。このとき、すなわち装着後に、挿入に向かう向きと反対の向きへ脱着しようとする力を加えると、挿入ヘッド11に対して、今度は弾性爪21は、その爪の方向及び上述の弾性爪21の最先端の内径、および弾性爪21の弾性的でありながら(変形困難な程度の)一定の剛性を持つことにより、挿入ヘッド11の脱抜を阻止するように働く。この特性は、円筒体23に対し弾性爪21が、脱抜する向きに対抗するよう角度をつけて固着することによって生み出されている。またこのとき、弾性爪21の弾性的材質性から、当該再生利用不可リストバンドに対して何の損傷も与えることがない。またこの実現された固着は容易に外れることがない程度に強力となるように材質、寸法、爪角度が選択される。よって、一度装着されると、基本的に、このバンドの連接部分を破壊しない限り本願のリストバンドははずすことができないという効果が招来される。
【0022】
以上説明したように、本願の生利用不可リストバンドは、一度装着すると連接部分を破壊しない限りはずすことができない。したがって、この性質を用いれば、たとえば、再使用を不可ならしめる要請のある場所への入場、入園、通行、使用等の許可、資格等の許認可証明物として用いることが可能である。
【0023】
なお、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものでなく、その技術思想の同一及び等価に及ぶ範囲において上述した実施形態への様々な変形、追加、置換、拡大、縮小等を許容するものである。
【産業上の利用可能性】
【0024】
こうした装着後の、当該再生利用不可リストバンドを何の損傷もなく脱抜することができない性質は、特にたとえば一度装着した後の脱着、再使用を不可としうる特性を活かし、入場、入園、通行、使用等の許可、資格等の許認可証明物として用いることが可能であり、よって、あらゆる産業、特に観光、興行、展示等の多人数の集まる機会に関連する産業にとって最も有用である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態に係る再生利用不可リストバンドの全体・概要を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る再生利用不可リストバンドの詳細な構成要素を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る再生利用不可リストバンドの詳細な断面を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る再生利用不可リストバンドの人の腕に装着した形態を説明するための図である。
【符号の説明】
【0026】
1 再生利用不可リストバンド
10 雄状結合部
11 挿入ヘッド
12 挿入ピン
13 突起部支柱
14 雄側止め板
20 雌状結合部
21 弾性爪
22 穴部
23 円筒体
24 雌側止め板
30 バンド部
31 連結孔付近バンド部
32 雄側付近バンド部
33 雌側付近バンド部
34 連結孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の身体の一部に巻回されるように作動可能なバンド部と、
前記バンド部に固着される雄状結合部と、該バンド部に固着される雌状結合部と、該バンド部に穿設される連結孔と、
前記雌状結合部の内部に配設される弾性爪と
を具備することを特徴とする再生利用不可リストバンド。
【請求項2】
前記弾性爪は、
前記雄状結合部の一部をなす挿入ヘッドが前記雌状結合部の一部をなす穴部に装着される際には、弾力的に挿通を受容するように作動可能な挿通受容機構と、
装着後の挿入に向かう向きと反対の向きへ脱抜しようとする力に対しては脱抜を阻止し得る爪角度と一定の剛性を備える脱抜阻止機構と
を具備することを特徴とする請求項1記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項3】
前記弾性爪は、樹脂体、金属もしくは木片であることを特徴とする請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項4】
前記バンド部は、樹脂体、軽金属、もしくはパルプ材、布材等の繊維系部材であることを特徴とする請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項5】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除するには、
前記雄状結合部を破壊する手段、
前記雄状結合部に隣接する雄側付近バンド部を破断する手段、もしくは、
前記雄状結合部とそれに隣接する雄側付近バンド部とを離脱させる手段
を必要とすることを特徴とする請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項6】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除するには、
前記バンド部の連結孔周辺を破断する手段
を必要とすることを特徴とする請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項7】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除するには、
前記雌状結合部を破壊する手段、
前記雌状結合部に隣接する雌側付近バンド部を破断する手段、もしくは、
前記雌状結合部とそれに隣接する雌側付近バンド部とを離脱させる手段
を必要とすることを特徴とする請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項8】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除するには、
前記雄状結合部を破壊する手段、
前記雄状結合部に隣接する雄側付近バンド部を破断する手段、
前記雄状結合部とそれに隣接する雄側付近バンド部とを離脱させる手段、
前記バンド部の連結孔周辺を破断する手段、
前記雌状結合部を破壊する手段、
前記雌状結合部に隣接する雌側付近バンド部を破断する手段、もしくは、
前記雌状結合部とそれに隣接する雌側付近バンド部とを離脱させる手段
のいずれかを必要とすることを特徴とする請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項9】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記雄状結合部に隣接する雄側付近バンド部を破断しやすいように、
当該雄側付近バンド部の局所を、厚さを薄くすることにより強度を弱めた請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項10】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記雄状結合部に隣接する雄側付近バンド部を破断しやすいように、
当該雄側付近バンド部の局所に切れ込み加工を施した請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項11】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記雄状結合部に隣接する雄側付近バンド部を破断しやすいように、
当該雄側付近バンド部の局所を破断しやすい材料を配し溶接した請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項12】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記バンド部の連結孔周辺を破断しやすいように、
当該バンド部の連結孔周辺の局所を、厚さを薄くすることにより強度を弱めた請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項13】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記バンド部の連結孔周辺を破断しやすいように、
当該バンド部の連結孔周辺の局所に切れ込み加工を施した請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項14】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記バンド部の連結孔周辺を破断しやすいように、
当該バンド部の連結孔周辺の局所を破断しやすい材料を配し溶接した請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項15】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記雌状結合部に隣接する雌側付近バンド部を破断しやすいように、
当該雌側付近バンド部の局所を、厚さを薄くすることにより強度を弱めた請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項16】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記雌状結合部に隣接する雌側付近バンド部を破断しやすいように、
当該雌側付近バンド部の局所に切れ込み加工を施した請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項17】
前記雄状結合部と前記バンド部の連結孔と前記雌状結合部とが、三位一体となって連結された場合に、その連結状態を解除する上で、
前記雌状結合部に隣接する雌側付近バンド部を破断しやすいように、
当該雌側付近バンド部の局所を破断しやすい材料を配し溶接した請求項2記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項18】
前記雄側付近バンド部は樹脂体であり、当該雄側付近バンド部の局所は炭酸カルシウムを配合した樹脂体であることを特徴とする請求項11記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項19】
前記バンド部は樹脂体であり、当該バンド部の連結孔周辺の局所は炭酸カルシウムを配合した樹脂体であることを特徴とする請求項14記載の再生利用不可リストバンド。
【請求項20】
前記雌側付近バンド部は樹脂体であり、当該雌側付近バンド部の局所は炭酸カルシウムを配合した樹脂体であることを特徴とする請求項17記載の再生利用不可リストバンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−12195(P2008−12195A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−188656(P2006−188656)
【出願日】平成18年7月7日(2006.7.7)
【出願人】(506235568)株式会社そら (2)
【Fターム(参考)】