写真撮影編集方法およびその装置
【課題】利用者にとって利便性が高い写真撮影編集方法およびその装置を提供する。
【解決手段】一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集して編集画像を作成する編集手段と、所定の画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置に、前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子を設けた。
【解決手段】一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集して編集画像を作成する編集手段と、所定の画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置に、前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子を設けた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、写真撮影、編集、および写真シールシートの排出を行う写真撮影編集装置が、娯楽(遊戯)施設等に設置されている。この写真撮影編集装置を利用する利用者は、撮影空間にて写真撮影し、編集空間に移動して撮影画像に多種多様な編集(落書き)を施して遊び、出来上がった印刷用画像をシール紙に印刷をするという一連のゲームを楽しむ。写真撮影編集装置は、この一連の流れにおける撮影や編集といった各処理に時間制限を設けており、利用者に対して撮影や編集を許容する時間を決めている。
【0003】
近年、利用者は、撮影よりも編集に重点を置いて遊んでいる傾向がある。このため、編集空間に椅子が設置された写真撮影編集装置や、編集用の入力装置を持ち運んで広々とした編集空間に移動して編集ができる写真撮影編集装置が提案されている(特許文献1、2参照)。これにより、利用者は座った状態で編集を楽しむことができる。
【0004】
ここで、写真撮影編集装置は、利用者として主に女子中高校生に多く利用されている。女子中高校生は、2人もしくは多人数で、平日の下校時であれば制服姿のままで写真撮影編集装置を利用し、休日であれば友達同士で遊びに出かけて写真撮影編集装置を利用している。このような女子中高校生の利用者は、スカートを着用していることが多く、スカート姿でゲームを楽しんでいる。
【0005】
このため、写真撮影編集装置の編集空間に数人がけのソファ等を設置すると、利用者の大半を占める女性利用者は、スカート姿でソファ等をまたぐといった行儀の悪い所作を行わず、ソファ等に沿ってぐるりと回りながら、編集画面の前を横歩き(蟹歩き)してソファ等に座ることになる。
【0006】
このように、編集空間に設けられたソファ等は、一旦座ればくつろいで編集できるものの、それまでの移動に不便であり、利用者の利便性に欠けるものであった。
【0007】
【特許文献1】特許第3707681号公報
【特許文献2】特開2004−40639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明は、上述の問題に鑑み、利用者にとって利便性が高い写真撮影編集方法およびその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集手段で編集許容して編集画像を作成許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法またはその装置であって、前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子が設けられて、利用者が膝立ち椅子に膝を乗せて膝立ちした状態での前記編集手段による編集を許容する写真撮影編集方法またはその装置であることを特徴とする。
【0010】
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができる。
【0011】
前記他の取得手段は、カメラ付き携帯電話やノートパソコン等の携帯情報端末と通信する通信手段、フレキシブルディスクや不揮発性メモリ媒体等の記憶媒体に記憶の情報を読取る記憶媒体読取手段、写真や絵画等の実画像をスキャニングするスキャナ等、画像データを取り込み可能なデータ取込手段で構成することができる。
【0012】
前記取得画像は、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮影やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像で構成することができる。
【0013】
前記所定の画像は、前記撮影画像、前記デジタル画像、又は前記スキャニング画像等の編集前の画像、又はこれら編集前の画像を編集手段で編集した編集画像、又は、前記編集前の画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することができる。
【0014】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。
【0015】
この発明の態様として、前記膝立ち椅子の横幅を、前記編集手段の正面に形成される編集空間の横幅全体の長さに形成することができる。
前記編集空間は、編集用に利用者に提供する空間を指し、前記編集手段の設けられた筐体の横幅全体からその正面へ一定範囲の空間、前記編集手段に利用者の手が届く範囲の空間、又は、カーテン等の仕切り部材で外界(娯楽施設の通路等)と仕切られた空間で構成することができる。
またこの発明の態様として、前記膝立ち椅子に利用者が乗ったことを検知する利用者検知手段と、該利用者検知手段で利用者を検知した場合に前記編集手段による編集許容を開始する編集開始手段とを備えることができる。
前記利用者検知手段は、前記膝立ち椅子に設けられて利用者が乗ることでの加重の有無を検知する加重センサ、利用者が近づいたことを検知する近接センサなど、適宜のセンサで構成することができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明により、利用者にとって利便性が高い写真撮影編集方法およびその装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は写真シール作成装置1を正面側から見た斜視図を示し、図2は写真シール作成装置1を背面側から見た斜視図を示し、図3は写真シール作成装置1を上方から見た平面図を示し、図4は編集筐体2を右側面から見た斜視図を示す。
【0018】
写真シール作成装置1は、撮影筐体3の裏面(図1の正面)に編集筐体2が配設され、撮影筐体3の表面(図1の背面)に撮影空間7を隔てて背景部材5が配設されている。撮影空間7の上方には、天板4が設けられている。
撮影筐体3と編集筐体2は、撮影筐体3の裏面の左右方向中央に編集筐体2の一側面が当接する状態で配置されている。
【0019】
撮影筐体3の表面には、図2に示すように、中央にデジタルカメラ31が設けられ、その下方にライブビューモニタ32、および液晶パネル33がこの順で配設されている。ここで、デジタルカメラ31は、撮影空間7にいる被写体(利用者)を、背景部材5の表面(図1の正面)が背景となるように撮影し、撮影画像を取得する。ライブビューモニタ32は、撮影中の画像を動画表示(ライブビュー)するものであり、液晶パネル33は、撮影画像や操作ボタンを表示し、表面に重ねて設けられているタッチパネルへのタッチ入力を受け付ける。
編集筐体2の左側面には、上方から順に、編集空間照明装置21a、液晶パネル23aとタッチペン22a、スピーカ26aが配設されている。
【0020】
編集空間照明装置21aは、蛍光灯などで構成され、編集空間を連続光で明るく照明する。
【0021】
液晶パネル23aは、液晶ディスプレイと該液晶ディスプレイの表面に重ねて設けられたタッチパネルとで構成されており、編集画像、編集用アイテム、および印刷レイアウトなどの画像を表示し、左右に1つずつ計2つ配設されたタッチペン22a,22aによるタッチ入力を許容する。この液晶パネル23aは、編集筐体2の傾斜面に設けられており、表面を斜め上方に向けて利用者が見やすいように配置している。
【0022】
編集筐体2の右側面には、左側面と同一の構成要素(編集空間照明装置21b、液晶パネル23bとタッチペン22b、およびスピーカ26b)が左右対称に設けられている。
【0023】
編集筐体2の正面には、発光ランプ24a,24b、および写真シール排出口25a,25bがそれぞれ左右対称に設けられている。写真シール排出口25a,25bは、編集画像を適宜のレイアウトに配置してシール紙に印刷した写真シールシートを排出する。発光ランプ24a,24bは、写真シールシートを排出したこと、あるいは排出することを点滅や点灯によって利用者に知らせる。ここで、左側の発光ランプ24aは、左側の写真シール排出口25aから写真シールシートを排出する際に点滅あるいは点灯し、右側の発光ランプ24bは、右側の写真シール排出口25bから写真シールシートを排出する際に点滅あるいは点灯する。
【0024】
図3に示すように、編集筐体2の左右両側に構成される編集空間8a,8bには、膝立ち椅子10a,10bがそれぞれ配設されている。この膝立ち椅子10a,10bは、いずれも背もたれや手摺等が存在せず、クッション面(上面)が略長方形の長椅子であり、液晶パネル23を正面とする横幅が編集筐体2の横幅Lと略同一の長さになるように構成されている。
【0025】
膝立ち椅子10aは、クッション部材の上面に合成皮革や天然比較や布などのカバーが設けられた台部11aと、該台部11aの四隅下方に設けられた足部12aとで構成されている。膝立ち椅子10aの上面から接地面までの高さHは、利用者(好ましくは女子中高校生の利用者)の膝丈程度の高さに形成されている。
【0026】
この膝立ち椅子10aと液晶パネル23aの位置関係は、膝立ち椅子10に膝を載せて膝立ちしている利用者の腹部位置から胸部位置程度の高さに液晶パネル23aが位置する関係に構成されている。
膝立ち椅子10bは、前記膝立ち椅子10aと同一の形状に形成されている。
【0027】
また、編集筐体2の正面側には、写真シール排出口25a,25bの前方位置に印刷空間9が構成されている。
【0028】
図5は写真シール作成装置1のブロック図を示す。
写真シール作成装置1は、制御装置52に接続して、ROM41、RAM42、硬貨処理部44、照明装置45、デジタルカメラ31、撮影表示部47、画像表示部48、スピーカ49、記憶部51、センサ55、編集表示部56、タッチパネル57、スピーカ26、IDタグリーダライタ61、およびプリンタ62が設けられている。
【0029】
硬貨処理部44は、投入された硬貨の金種判別、真偽判別を実行し、プレイ金額以上の硬貨投入を検知すると制御装置52に起動信号を送信する。また、制御装置52の制御に従って、釣銭の払い出し等も実行する。
【0030】
照明装置45は、閃光を発するストロボ発光体や、連続光を発する蛍光灯などの照明手段により構成され、制御装置52の照明制御信号に従って撮影空間7を照明する。
【0031】
デジタルカメラ31は、制御装置52から受信するシャッタ信号に従って撮影を実行し、該撮影によって取得した撮影画像の画像データを制御装置52に送信する。
【0032】
撮影表示部47は、ライブビューモニタ32(図2参照)で構成され、制御装置52から受信するRGB信号に従って、撮影中の画像を動画表示(ライブビュー)する。
【0033】
画像表示部48は、前述した液晶パネル33(図2参照)で構成され、制御装置52から受信したRGB信号に従って撮影画像や制限時間などの画像を表示する。
【0034】
スピーカ49は、制御装置52から受信する音声信号に従って音声で利用者に案内する。
記憶部51は、ハードディスクで構成され、制御装置52に設定情報を送信し、制御装置52から受信した設定情報を保存する。
【0035】
制御装置52は、ROM41に記憶されたプログラムに従って、RAM42を一時記憶として利用し、記憶部51をデータやプログラムの記憶に利用して各種処理を実行する。
【0036】
センサ55は、膝立ち椅子10(10a,10b)の台部11(11a,11b)の表面に設けられた圧力センサであり、利用者が乗ったことを検知した検知信号を制御装置52に送信する。このセンサ55は、膝立ち椅子10の上面全体に設けて、どこかに利用者が乗ったことを検知する構成にしてもよく、また、膝立ち椅子10の横方向に複数に分割配置して利用者がどこに乗ったか、何人乗ったかを検知する構成にしてもよい。また、センサ55は、無線によって制御装置52と通信する構成にしてもよい。この場合、膝立ち椅子10の移動が容易になり、設置環境に合わせて適宜の位置に備えることが容易になる。
【0037】
編集表示部56およびタッチパネル57は、液晶パネル23(23a,23b)により構成されており、制御装置52から受信するRGB信号に従って編集表示部56が画像を表示し、タッチペン22(22a,22b)でタッチ入力されたタッチ入力信号をタッチパネル57が制御装置52に送信する。
スピーカ26(26a,26b)は、制御装置52から受信する音声信号に従って音声で利用者に案内する。
【0038】
IDタグリーダライタ61は、制御装置52からの設定情報読み込み信号と設定情報書き込み信号に従って、シール紙ユニット63に設けられたIDタグ64に記憶している設定情報を読み書きする。
プリンタ62は、制御装置52から受信する印刷データに従って、シール紙ユニット63に設けられたシール紙65に画像を印刷する。
【0039】
図6は、写真シール作成装置1の制御装置52の動作を示すフローチャートである。
制御装置52は、硬貨処理部44から硬貨投入を検知しての起動信号を受け(ステップS1)、撮影処理を実行する(ステップS2)。この撮影処理では、様々な撮影モードで照明に変化をつけて種々の撮影画像を取得する。
【0040】
制限時間が経過するか、最大枚数の撮影画像を取得するか、撮影終了が選択されると、制御装置52は画像表示部48に移動案内画面を表示する(ステップS3)。この移動案内画面は、液晶パネル23のうち、現在空いている側の液晶パネル23を備えた編集空間8(8a,8b)へ移動するように図と文字で案内する。このとき、スピーカ49から音声による案内も実行する。
【0041】
制御装置52は、移動案内した編集空間8の液晶パネル23を使用した編集処理を実行する(ステップS4)。
【0042】
制御装置52は、液晶パネル23の編集表示部56に移動案内画面を表示し、利用者に写真シール排出口25(25a,25b)に移動するように図と文字で案内する(ステップS5)。このとき、スピーカ26から音声による案内も実行する。
【0043】
制御装置52は、編集画像をレイアウトに沿って配置した印刷画像をシール紙に印刷する印刷処理を実行する(ステップS6)。
制御装置52は、印刷終了した写真シールシートを写真シール排出口25から排出する(ステップS7)。このとき、排出している写真シール排出口25に対応する発光ランプ24(24a,24b)を点滅あるいは点灯し、写真シールシートを排出していることを利用者に知らせる。
【0044】
図7は、前記編集処理(ステップS4)での制御装置52の動作を示すフローチャートである。
編集処理に入ると、制御装置52はデジタルカメラ31での撮影による撮影画像がそのまま保存された保存画像を取得し(ステップS11)、液晶パネル23に編集開始ボタンを表示する(ステップS12)。
【0045】
制御装置52は、利用者にタッチペン22で液晶パネル23上の編集開始ボタンがタッチされるか、センサ55から利用者が膝立ち椅子10に乗ったこと知らせる検知信号を受信するまで(ステップS13:NO)、編集開始時間のカウントダウンを実行する(ステップS14)。このカウントダウンは、液晶パネル23に表示する残り時間を随時更新して表示することと、これに合わせてスピーカ26で残り時間を音声で知らせることにより実行する。
制御装置52は、タイマーが0となって編集開始の制限時間が経過するまでステップS13に処理を戻す(ステップS15:NO)。
【0046】
前記ステップS13で、編集開始ボタンがタッチされるかセンサ55で利用者が膝立ち椅子10に乗ったことを検知し(ステップS13:YES)、あるいは前記ステップS15でタイマーが0になると(ステップS15:YES)、制御装置52は、編集入力の受付を開始する(ステップS16)。つまり、この段階で始めて液晶パネル23に編集画面を表示する。このように利用者が編集開始するまで編集画面を表示しないことで、編集空間8後方の通路を通る他人に利用者の撮影画像が覗き見されるといったことを防止している。
【0047】
制御装置52は、液晶パネル23に編集画像を表示し、編集を許容する(ステップS17)。このときの編集画面には、複数枚の撮影画像を小さくサムネイル表示するサムネイル画像と、撮影画像を大きく表示して編集許容する編集画像と、ペンツールや塗りつぶしツールや文字ツールやスタンプツールといったツール画像等を表示する。そして、これらのツールを使用した撮影画像の編集を許容する。
【0048】
制御装置52は、制限時間が経過するか、編集画面に表示している終了ボタンが押下されるまでステップS17に戻り(ステップS18:NO)、制限時間が経過するか終了ボタンが押下されると(ステップS18:YES)、編集入力の受付を終了(ステップS19)し、編集処理を終了する。
【0049】
以上の構成および動作により、図8の写真シール作成装置1の正面図(編集筐体2の側面図)に示すように、利用者は膝立ち椅子10に膝立ちすることができ、この膝立ちした姿勢でタッチペン22を使用して液晶パネル23をタッチし、画像編集を行うことができる。
【0050】
このタッチ入力による編集を行うに際して、利用者は膝立ち椅子10に乗るだけで編集開始することができ、必ずしも編集開始ボタンを押下する必要がないため利便性が向上する。詳述すると、仮に編集開始ボタンを押下しないと編集開始しないとすれば、利用者は編集開始ボタンを押下して始めて編集画面を見ることになり、それからサムネイル画像や編集用のツールが画面上にどのように配置されているかを確認することになる。これに対して、膝立ち椅子10に乗るだけで編集開始することで、利用者はタッチペン22を取る前に編集画面を確認できる。従って、利用者は膝立ち椅子10に乗ってすぐに液晶パネル23の編集画面を確認でき、サムネイル画像や編集用のツールの画面上の配置を確認した上で、どの撮影画像から編集するかとか、どのツールを利用するかとか考えながらタッチペン22を手に取ることができ、時間を有効利用できる。また施設の経営者にとっては無駄な時間を省いて1利用者に占有される1ゲームの時間を短縮でき、単位時間当たりのゲーム数をなるべく多く確保することができる。
【0051】
また、膝立ち椅子10は編集空間8の横幅Lの全体に渡る幅に形成されているため、多人数の利用者が横並びに並んで編集を行うことができる。
また、膝立ち椅子10は背もたれ等の上方へ突出する部分が存在しない平坦な上面を有しているため、利用者は、編集空間8の外側から液晶パネル23に近づいて膝立ち椅子10に膝立ちするだけで編集操作する体勢に移行できる。従って、2人もしくは多人数の利用者が膝立ち椅子10の横から回り込んで奥から順番に一人ずつ座るといった必要がなく、利便性が向上し、また撮影終了から編集開始までの時間を短縮できる。この時間短縮の効果は、1グループの利用者の人数が増えるほど顕著に現れる。
【0052】
また、椅子をまたいで座るといった動作は、一旦椅子をまたいだ後に椅子の位置を確認してから座り、それから液晶パネル23を見るという時間の長い動作になるが、膝立ち椅子10に膝立ちする動作は、膝立ち椅子10を確認して膝を乗せればすぐに液晶パネル23を見ることができて時間の短い動作になるため、利用者は短時間で編集体勢に移行できる。特に1グループの利用者の人数が多い場合には、全員が同時に椅子をまたぐことが困難であるため、この時間差は大きくなり、膝立ち椅子10による時間短縮の効果は顕著に表れる。
【0053】
また、多人数で編集する際、特に編集用のタッチペン22の数より多い人数の利用者で編集する際には、利用者は交代で編集を行うことになる。そうすると、利用者は液晶パネル23右側のタッチペン22で編集してこのタッチペン22を別の利用者に譲り、膝立ちしている場所を変えて次は液晶パネル23左側のタッチペン22を他の利用者から譲り受けて編集するといった行動をとる。また、膝立ち椅子10に膝立ち可能な人数より利用者の人数が多いと、膝立ちできない利用者は膝立ちしている利用者の肩越しに液晶パネル23を見、交代を催促してタッチペン22を受け取り、今まで編集していた利用者に膝立ち椅子10上の場所を空けてもらってその場所に膝立ちして編集するといった行動をとる。こういった場合に、膝立ち椅子10は場所の交代が容易である。この膝立ち椅子10により、利用者はわいわい話しながら場所を交代しつつ自由に編集することができる。
【0054】
また、従来のようにソファ等を使用した場合であれば、ソファ等の左右両側部が施設の壁面や写真シール作成装置の編集筐体2等に近接すると利用者がソファ等に横から出入りできなくなるため、ソファ等の左右両横に利用者が通過できる空間を設ける必要があったが、膝立ち椅子10の上面は平坦であるため、このような空間を設ける必要がなく編集空間8の横幅一杯に膝立ち椅子10を備えることができる。
【0055】
また、利用者は膝立ち椅子10に膝立ちするだけでなく、膝の位置はそのままで正座することもでき、この正座姿勢で液晶パネル33にタッチ入力して編集することもできる。従って、利用者は膝立ち姿勢や正座姿勢といった好みの姿勢で編集でき、膝立ち姿勢が疲れれば正座姿勢に、正座姿勢が疲れれば膝立ち姿勢に姿勢を変えて、長時間の編集を行うことができる。
【0056】
膝立ち椅子10の高さHは、通常の腰掛椅子より低い利用者の膝丈程度の高さに形成したため、立位の利用者が膝から下を曲げるだけで容易に膝立ち姿勢で膝立ち椅子10上に乗ることができ、また容易に膝立ち椅子10から降りて立つことができる。つまり、立位姿勢から膝立ち椅子10に膝立ち姿勢で乗る際と、逆に降りる際に、利用者は膝の高さを変えることなく乗り降りできるため、登ったり降りたりする感覚がなく、膝立ち椅子10に楽に乗り降りできる。
【0057】
なお、図8に仮想線で示すように、液晶パネル23の下方位置に、編集筐体2から膝立ち椅子10側へ突出する肘置き台27(27a,27b)を設けても良い。この肘置き台27は、液晶パネル23の横幅より広い横幅に形成すると良い。これにより、利用者は肘置き台27に肘を置くことができるため、膝を折り曲げた正座姿勢で前かがみになって肘置き台27に肘を置いて編集することができる。
【0058】
また、図8に仮想線で示すように、膝立ち椅子10を編集筐体2側へ向けて奥行きを長く形成しても良い。この場合は、膝立ち椅子10上面の編集筐体2側部分に荷物を置くことができ、利用者にとっての利便性が向上する。
【0059】
また、膝立ち椅子10は高さ調整できるように構成してもよい。これにより、利用者が身長に合わせて自分で高さを調整する、あるいは、施設での写真シール作成装置1の設置環境に合わせて高さ調整するといったことができる。
【0060】
また、図9(A)の拡大斜視図に示すように、膝立ち椅子10の足部12をコ字型に形成し、接地側のアーム13の前方先端を編集筐体2の下部に設けた支持穴14に挿入してもよい。これにより、アーム13の先端が十分前方(編集筐体2側)に位置して接地するため、膝立ち椅子10に乗っている利用者が前方に加重をかけても膝立ち椅子10が前方に倒れず、利用者は安定して膝立ち椅子10に乗ることができる。またこれにより、膝立ち椅子10に乗っている利用者が後方に加重をかけても、アーム13が支持穴14で編集筐体2の重量を受けて支持されるため、膝立ち椅子10が後方(編集筐体2との反対側)に倒れず、利用者は安定して膝立ち椅子10に乗ることができる。ここで、利用者が膝立ち姿勢から正座姿勢に移行する際、利用者は尻部が靴のかかとで汚れないように膝立ち椅子10の上面後端に足首を位置させて足首から先を下方に曲げて正座することになる。このとき、尻部の位置および重心が膝立ち椅子10より後方に移動することになるが、このような場合でも膝立ち椅子10が後方に倒れないため、利用者は安定して正座姿勢に姿勢を変更できる。さらにこの場合、台部11より後方に足部12を突出させる必要がないため、膝立ち椅子10の後方の通路などを広くとることができる。またこの場合、アーム13内にセンサ55を制御装置52と接続するケーブルを挿通してもよい。
【0061】
また、図9(B)の拡大斜視図に示すように、膝立ち椅子10a,10bの足部12a,12bの接地面となるアーム13を連続するアームで形成してもよい。この場合も、図9(A)の構成と同様に、膝立ち椅子10は前後方向に倒れず、利用者は安定して膝立ち椅子10上で姿勢を変更することができる。
【0062】
また、編集対象画像としてデジタルカメラ31による撮影画像以外の他の取得画像を取得する取得手段として、フラッシュメモリやフレキシブルディスクなどの記憶媒体から画像データを取得するドライブ装置、あるいはインターネットを通じて携帯情報端末やサーバから画像データを取得する通信装置などを備えても良い。
【0063】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成装置1に対応し、
以下同様に、
編集手段は、タッチペン22、液晶パネル23、およびタッチパネル57に対応し、
撮影手段は、デジタルカメラ31に対応し、
編集開始手段は、ステップS13を実行する制御装置52に対応し、
利用者検知手段は、センサ55に対応し、
出力手段は、プリンタ62に対応し、
横幅全体の長さは、横幅Lに対応し、
他の取得手段は、ドライブ装置および通信装置に対応し、
取得画像は、画像データに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】写真シール作成装置を正面側から見た斜視図。
【図2】写真シール作成装置を背面側から見た斜視図。
【図3】写真シール作成装置を上方から見た平面図。
【図4】編集筐体周辺を右側面から見た斜視図。
【図5】写真シール作成装置のブロック図。
【図6】写真シール作成装置の制御装置の動作を示すフローチャート。
【図7】編集処理での制御装置の動作を示すフローチャート。
【図8】編集筐体周辺の正面図。
【図9】他の実施形態の説明図。
【符号の説明】
【0065】
1…写真シール作成装置
8a,8b…編集空間
10a,10b…膝立ち椅子
22a,22b…タッチペン
23a,23b…液晶パネル
31…デジタルカメラ
52…制御装置
55…センサ
57…タッチパネル
62…プリンタ
L…横幅
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば被写体を撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集方法およびその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、写真撮影、編集、および写真シールシートの排出を行う写真撮影編集装置が、娯楽(遊戯)施設等に設置されている。この写真撮影編集装置を利用する利用者は、撮影空間にて写真撮影し、編集空間に移動して撮影画像に多種多様な編集(落書き)を施して遊び、出来上がった印刷用画像をシール紙に印刷をするという一連のゲームを楽しむ。写真撮影編集装置は、この一連の流れにおける撮影や編集といった各処理に時間制限を設けており、利用者に対して撮影や編集を許容する時間を決めている。
【0003】
近年、利用者は、撮影よりも編集に重点を置いて遊んでいる傾向がある。このため、編集空間に椅子が設置された写真撮影編集装置や、編集用の入力装置を持ち運んで広々とした編集空間に移動して編集ができる写真撮影編集装置が提案されている(特許文献1、2参照)。これにより、利用者は座った状態で編集を楽しむことができる。
【0004】
ここで、写真撮影編集装置は、利用者として主に女子中高校生に多く利用されている。女子中高校生は、2人もしくは多人数で、平日の下校時であれば制服姿のままで写真撮影編集装置を利用し、休日であれば友達同士で遊びに出かけて写真撮影編集装置を利用している。このような女子中高校生の利用者は、スカートを着用していることが多く、スカート姿でゲームを楽しんでいる。
【0005】
このため、写真撮影編集装置の編集空間に数人がけのソファ等を設置すると、利用者の大半を占める女性利用者は、スカート姿でソファ等をまたぐといった行儀の悪い所作を行わず、ソファ等に沿ってぐるりと回りながら、編集画面の前を横歩き(蟹歩き)してソファ等に座ることになる。
【0006】
このように、編集空間に設けられたソファ等は、一旦座ればくつろいで編集できるものの、それまでの移動に不便であり、利用者の利便性に欠けるものであった。
【0007】
【特許文献1】特許第3707681号公報
【特許文献2】特開2004−40639号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明は、上述の問題に鑑み、利用者にとって利便性が高い写真撮影編集方法およびその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集手段で編集許容して編集画像を作成許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法またはその装置であって、前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子が設けられて、利用者が膝立ち椅子に膝を乗せて膝立ちした状態での前記編集手段による編集を許容する写真撮影編集方法またはその装置であることを特徴とする。
【0010】
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することができる。
【0011】
前記他の取得手段は、カメラ付き携帯電話やノートパソコン等の携帯情報端末と通信する通信手段、フレキシブルディスクや不揮発性メモリ媒体等の記憶媒体に記憶の情報を読取る記憶媒体読取手段、写真や絵画等の実画像をスキャニングするスキャナ等、画像データを取り込み可能なデータ取込手段で構成することができる。
【0012】
前記取得画像は、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮影やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像で構成することができる。
【0013】
前記所定の画像は、前記撮影画像、前記デジタル画像、又は前記スキャニング画像等の編集前の画像、又はこれら編集前の画像を編集手段で編集した編集画像、又は、前記編集前の画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することができる。
【0014】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。
【0015】
この発明の態様として、前記膝立ち椅子の横幅を、前記編集手段の正面に形成される編集空間の横幅全体の長さに形成することができる。
前記編集空間は、編集用に利用者に提供する空間を指し、前記編集手段の設けられた筐体の横幅全体からその正面へ一定範囲の空間、前記編集手段に利用者の手が届く範囲の空間、又は、カーテン等の仕切り部材で外界(娯楽施設の通路等)と仕切られた空間で構成することができる。
またこの発明の態様として、前記膝立ち椅子に利用者が乗ったことを検知する利用者検知手段と、該利用者検知手段で利用者を検知した場合に前記編集手段による編集許容を開始する編集開始手段とを備えることができる。
前記利用者検知手段は、前記膝立ち椅子に設けられて利用者が乗ることでの加重の有無を検知する加重センサ、利用者が近づいたことを検知する近接センサなど、適宜のセンサで構成することができる。
【発明の効果】
【0016】
この発明により、利用者にとって利便性が高い写真撮影編集方法およびその装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は写真シール作成装置1を正面側から見た斜視図を示し、図2は写真シール作成装置1を背面側から見た斜視図を示し、図3は写真シール作成装置1を上方から見た平面図を示し、図4は編集筐体2を右側面から見た斜視図を示す。
【0018】
写真シール作成装置1は、撮影筐体3の裏面(図1の正面)に編集筐体2が配設され、撮影筐体3の表面(図1の背面)に撮影空間7を隔てて背景部材5が配設されている。撮影空間7の上方には、天板4が設けられている。
撮影筐体3と編集筐体2は、撮影筐体3の裏面の左右方向中央に編集筐体2の一側面が当接する状態で配置されている。
【0019】
撮影筐体3の表面には、図2に示すように、中央にデジタルカメラ31が設けられ、その下方にライブビューモニタ32、および液晶パネル33がこの順で配設されている。ここで、デジタルカメラ31は、撮影空間7にいる被写体(利用者)を、背景部材5の表面(図1の正面)が背景となるように撮影し、撮影画像を取得する。ライブビューモニタ32は、撮影中の画像を動画表示(ライブビュー)するものであり、液晶パネル33は、撮影画像や操作ボタンを表示し、表面に重ねて設けられているタッチパネルへのタッチ入力を受け付ける。
編集筐体2の左側面には、上方から順に、編集空間照明装置21a、液晶パネル23aとタッチペン22a、スピーカ26aが配設されている。
【0020】
編集空間照明装置21aは、蛍光灯などで構成され、編集空間を連続光で明るく照明する。
【0021】
液晶パネル23aは、液晶ディスプレイと該液晶ディスプレイの表面に重ねて設けられたタッチパネルとで構成されており、編集画像、編集用アイテム、および印刷レイアウトなどの画像を表示し、左右に1つずつ計2つ配設されたタッチペン22a,22aによるタッチ入力を許容する。この液晶パネル23aは、編集筐体2の傾斜面に設けられており、表面を斜め上方に向けて利用者が見やすいように配置している。
【0022】
編集筐体2の右側面には、左側面と同一の構成要素(編集空間照明装置21b、液晶パネル23bとタッチペン22b、およびスピーカ26b)が左右対称に設けられている。
【0023】
編集筐体2の正面には、発光ランプ24a,24b、および写真シール排出口25a,25bがそれぞれ左右対称に設けられている。写真シール排出口25a,25bは、編集画像を適宜のレイアウトに配置してシール紙に印刷した写真シールシートを排出する。発光ランプ24a,24bは、写真シールシートを排出したこと、あるいは排出することを点滅や点灯によって利用者に知らせる。ここで、左側の発光ランプ24aは、左側の写真シール排出口25aから写真シールシートを排出する際に点滅あるいは点灯し、右側の発光ランプ24bは、右側の写真シール排出口25bから写真シールシートを排出する際に点滅あるいは点灯する。
【0024】
図3に示すように、編集筐体2の左右両側に構成される編集空間8a,8bには、膝立ち椅子10a,10bがそれぞれ配設されている。この膝立ち椅子10a,10bは、いずれも背もたれや手摺等が存在せず、クッション面(上面)が略長方形の長椅子であり、液晶パネル23を正面とする横幅が編集筐体2の横幅Lと略同一の長さになるように構成されている。
【0025】
膝立ち椅子10aは、クッション部材の上面に合成皮革や天然比較や布などのカバーが設けられた台部11aと、該台部11aの四隅下方に設けられた足部12aとで構成されている。膝立ち椅子10aの上面から接地面までの高さHは、利用者(好ましくは女子中高校生の利用者)の膝丈程度の高さに形成されている。
【0026】
この膝立ち椅子10aと液晶パネル23aの位置関係は、膝立ち椅子10に膝を載せて膝立ちしている利用者の腹部位置から胸部位置程度の高さに液晶パネル23aが位置する関係に構成されている。
膝立ち椅子10bは、前記膝立ち椅子10aと同一の形状に形成されている。
【0027】
また、編集筐体2の正面側には、写真シール排出口25a,25bの前方位置に印刷空間9が構成されている。
【0028】
図5は写真シール作成装置1のブロック図を示す。
写真シール作成装置1は、制御装置52に接続して、ROM41、RAM42、硬貨処理部44、照明装置45、デジタルカメラ31、撮影表示部47、画像表示部48、スピーカ49、記憶部51、センサ55、編集表示部56、タッチパネル57、スピーカ26、IDタグリーダライタ61、およびプリンタ62が設けられている。
【0029】
硬貨処理部44は、投入された硬貨の金種判別、真偽判別を実行し、プレイ金額以上の硬貨投入を検知すると制御装置52に起動信号を送信する。また、制御装置52の制御に従って、釣銭の払い出し等も実行する。
【0030】
照明装置45は、閃光を発するストロボ発光体や、連続光を発する蛍光灯などの照明手段により構成され、制御装置52の照明制御信号に従って撮影空間7を照明する。
【0031】
デジタルカメラ31は、制御装置52から受信するシャッタ信号に従って撮影を実行し、該撮影によって取得した撮影画像の画像データを制御装置52に送信する。
【0032】
撮影表示部47は、ライブビューモニタ32(図2参照)で構成され、制御装置52から受信するRGB信号に従って、撮影中の画像を動画表示(ライブビュー)する。
【0033】
画像表示部48は、前述した液晶パネル33(図2参照)で構成され、制御装置52から受信したRGB信号に従って撮影画像や制限時間などの画像を表示する。
【0034】
スピーカ49は、制御装置52から受信する音声信号に従って音声で利用者に案内する。
記憶部51は、ハードディスクで構成され、制御装置52に設定情報を送信し、制御装置52から受信した設定情報を保存する。
【0035】
制御装置52は、ROM41に記憶されたプログラムに従って、RAM42を一時記憶として利用し、記憶部51をデータやプログラムの記憶に利用して各種処理を実行する。
【0036】
センサ55は、膝立ち椅子10(10a,10b)の台部11(11a,11b)の表面に設けられた圧力センサであり、利用者が乗ったことを検知した検知信号を制御装置52に送信する。このセンサ55は、膝立ち椅子10の上面全体に設けて、どこかに利用者が乗ったことを検知する構成にしてもよく、また、膝立ち椅子10の横方向に複数に分割配置して利用者がどこに乗ったか、何人乗ったかを検知する構成にしてもよい。また、センサ55は、無線によって制御装置52と通信する構成にしてもよい。この場合、膝立ち椅子10の移動が容易になり、設置環境に合わせて適宜の位置に備えることが容易になる。
【0037】
編集表示部56およびタッチパネル57は、液晶パネル23(23a,23b)により構成されており、制御装置52から受信するRGB信号に従って編集表示部56が画像を表示し、タッチペン22(22a,22b)でタッチ入力されたタッチ入力信号をタッチパネル57が制御装置52に送信する。
スピーカ26(26a,26b)は、制御装置52から受信する音声信号に従って音声で利用者に案内する。
【0038】
IDタグリーダライタ61は、制御装置52からの設定情報読み込み信号と設定情報書き込み信号に従って、シール紙ユニット63に設けられたIDタグ64に記憶している設定情報を読み書きする。
プリンタ62は、制御装置52から受信する印刷データに従って、シール紙ユニット63に設けられたシール紙65に画像を印刷する。
【0039】
図6は、写真シール作成装置1の制御装置52の動作を示すフローチャートである。
制御装置52は、硬貨処理部44から硬貨投入を検知しての起動信号を受け(ステップS1)、撮影処理を実行する(ステップS2)。この撮影処理では、様々な撮影モードで照明に変化をつけて種々の撮影画像を取得する。
【0040】
制限時間が経過するか、最大枚数の撮影画像を取得するか、撮影終了が選択されると、制御装置52は画像表示部48に移動案内画面を表示する(ステップS3)。この移動案内画面は、液晶パネル23のうち、現在空いている側の液晶パネル23を備えた編集空間8(8a,8b)へ移動するように図と文字で案内する。このとき、スピーカ49から音声による案内も実行する。
【0041】
制御装置52は、移動案内した編集空間8の液晶パネル23を使用した編集処理を実行する(ステップS4)。
【0042】
制御装置52は、液晶パネル23の編集表示部56に移動案内画面を表示し、利用者に写真シール排出口25(25a,25b)に移動するように図と文字で案内する(ステップS5)。このとき、スピーカ26から音声による案内も実行する。
【0043】
制御装置52は、編集画像をレイアウトに沿って配置した印刷画像をシール紙に印刷する印刷処理を実行する(ステップS6)。
制御装置52は、印刷終了した写真シールシートを写真シール排出口25から排出する(ステップS7)。このとき、排出している写真シール排出口25に対応する発光ランプ24(24a,24b)を点滅あるいは点灯し、写真シールシートを排出していることを利用者に知らせる。
【0044】
図7は、前記編集処理(ステップS4)での制御装置52の動作を示すフローチャートである。
編集処理に入ると、制御装置52はデジタルカメラ31での撮影による撮影画像がそのまま保存された保存画像を取得し(ステップS11)、液晶パネル23に編集開始ボタンを表示する(ステップS12)。
【0045】
制御装置52は、利用者にタッチペン22で液晶パネル23上の編集開始ボタンがタッチされるか、センサ55から利用者が膝立ち椅子10に乗ったこと知らせる検知信号を受信するまで(ステップS13:NO)、編集開始時間のカウントダウンを実行する(ステップS14)。このカウントダウンは、液晶パネル23に表示する残り時間を随時更新して表示することと、これに合わせてスピーカ26で残り時間を音声で知らせることにより実行する。
制御装置52は、タイマーが0となって編集開始の制限時間が経過するまでステップS13に処理を戻す(ステップS15:NO)。
【0046】
前記ステップS13で、編集開始ボタンがタッチされるかセンサ55で利用者が膝立ち椅子10に乗ったことを検知し(ステップS13:YES)、あるいは前記ステップS15でタイマーが0になると(ステップS15:YES)、制御装置52は、編集入力の受付を開始する(ステップS16)。つまり、この段階で始めて液晶パネル23に編集画面を表示する。このように利用者が編集開始するまで編集画面を表示しないことで、編集空間8後方の通路を通る他人に利用者の撮影画像が覗き見されるといったことを防止している。
【0047】
制御装置52は、液晶パネル23に編集画像を表示し、編集を許容する(ステップS17)。このときの編集画面には、複数枚の撮影画像を小さくサムネイル表示するサムネイル画像と、撮影画像を大きく表示して編集許容する編集画像と、ペンツールや塗りつぶしツールや文字ツールやスタンプツールといったツール画像等を表示する。そして、これらのツールを使用した撮影画像の編集を許容する。
【0048】
制御装置52は、制限時間が経過するか、編集画面に表示している終了ボタンが押下されるまでステップS17に戻り(ステップS18:NO)、制限時間が経過するか終了ボタンが押下されると(ステップS18:YES)、編集入力の受付を終了(ステップS19)し、編集処理を終了する。
【0049】
以上の構成および動作により、図8の写真シール作成装置1の正面図(編集筐体2の側面図)に示すように、利用者は膝立ち椅子10に膝立ちすることができ、この膝立ちした姿勢でタッチペン22を使用して液晶パネル23をタッチし、画像編集を行うことができる。
【0050】
このタッチ入力による編集を行うに際して、利用者は膝立ち椅子10に乗るだけで編集開始することができ、必ずしも編集開始ボタンを押下する必要がないため利便性が向上する。詳述すると、仮に編集開始ボタンを押下しないと編集開始しないとすれば、利用者は編集開始ボタンを押下して始めて編集画面を見ることになり、それからサムネイル画像や編集用のツールが画面上にどのように配置されているかを確認することになる。これに対して、膝立ち椅子10に乗るだけで編集開始することで、利用者はタッチペン22を取る前に編集画面を確認できる。従って、利用者は膝立ち椅子10に乗ってすぐに液晶パネル23の編集画面を確認でき、サムネイル画像や編集用のツールの画面上の配置を確認した上で、どの撮影画像から編集するかとか、どのツールを利用するかとか考えながらタッチペン22を手に取ることができ、時間を有効利用できる。また施設の経営者にとっては無駄な時間を省いて1利用者に占有される1ゲームの時間を短縮でき、単位時間当たりのゲーム数をなるべく多く確保することができる。
【0051】
また、膝立ち椅子10は編集空間8の横幅Lの全体に渡る幅に形成されているため、多人数の利用者が横並びに並んで編集を行うことができる。
また、膝立ち椅子10は背もたれ等の上方へ突出する部分が存在しない平坦な上面を有しているため、利用者は、編集空間8の外側から液晶パネル23に近づいて膝立ち椅子10に膝立ちするだけで編集操作する体勢に移行できる。従って、2人もしくは多人数の利用者が膝立ち椅子10の横から回り込んで奥から順番に一人ずつ座るといった必要がなく、利便性が向上し、また撮影終了から編集開始までの時間を短縮できる。この時間短縮の効果は、1グループの利用者の人数が増えるほど顕著に現れる。
【0052】
また、椅子をまたいで座るといった動作は、一旦椅子をまたいだ後に椅子の位置を確認してから座り、それから液晶パネル23を見るという時間の長い動作になるが、膝立ち椅子10に膝立ちする動作は、膝立ち椅子10を確認して膝を乗せればすぐに液晶パネル23を見ることができて時間の短い動作になるため、利用者は短時間で編集体勢に移行できる。特に1グループの利用者の人数が多い場合には、全員が同時に椅子をまたぐことが困難であるため、この時間差は大きくなり、膝立ち椅子10による時間短縮の効果は顕著に表れる。
【0053】
また、多人数で編集する際、特に編集用のタッチペン22の数より多い人数の利用者で編集する際には、利用者は交代で編集を行うことになる。そうすると、利用者は液晶パネル23右側のタッチペン22で編集してこのタッチペン22を別の利用者に譲り、膝立ちしている場所を変えて次は液晶パネル23左側のタッチペン22を他の利用者から譲り受けて編集するといった行動をとる。また、膝立ち椅子10に膝立ち可能な人数より利用者の人数が多いと、膝立ちできない利用者は膝立ちしている利用者の肩越しに液晶パネル23を見、交代を催促してタッチペン22を受け取り、今まで編集していた利用者に膝立ち椅子10上の場所を空けてもらってその場所に膝立ちして編集するといった行動をとる。こういった場合に、膝立ち椅子10は場所の交代が容易である。この膝立ち椅子10により、利用者はわいわい話しながら場所を交代しつつ自由に編集することができる。
【0054】
また、従来のようにソファ等を使用した場合であれば、ソファ等の左右両側部が施設の壁面や写真シール作成装置の編集筐体2等に近接すると利用者がソファ等に横から出入りできなくなるため、ソファ等の左右両横に利用者が通過できる空間を設ける必要があったが、膝立ち椅子10の上面は平坦であるため、このような空間を設ける必要がなく編集空間8の横幅一杯に膝立ち椅子10を備えることができる。
【0055】
また、利用者は膝立ち椅子10に膝立ちするだけでなく、膝の位置はそのままで正座することもでき、この正座姿勢で液晶パネル33にタッチ入力して編集することもできる。従って、利用者は膝立ち姿勢や正座姿勢といった好みの姿勢で編集でき、膝立ち姿勢が疲れれば正座姿勢に、正座姿勢が疲れれば膝立ち姿勢に姿勢を変えて、長時間の編集を行うことができる。
【0056】
膝立ち椅子10の高さHは、通常の腰掛椅子より低い利用者の膝丈程度の高さに形成したため、立位の利用者が膝から下を曲げるだけで容易に膝立ち姿勢で膝立ち椅子10上に乗ることができ、また容易に膝立ち椅子10から降りて立つことができる。つまり、立位姿勢から膝立ち椅子10に膝立ち姿勢で乗る際と、逆に降りる際に、利用者は膝の高さを変えることなく乗り降りできるため、登ったり降りたりする感覚がなく、膝立ち椅子10に楽に乗り降りできる。
【0057】
なお、図8に仮想線で示すように、液晶パネル23の下方位置に、編集筐体2から膝立ち椅子10側へ突出する肘置き台27(27a,27b)を設けても良い。この肘置き台27は、液晶パネル23の横幅より広い横幅に形成すると良い。これにより、利用者は肘置き台27に肘を置くことができるため、膝を折り曲げた正座姿勢で前かがみになって肘置き台27に肘を置いて編集することができる。
【0058】
また、図8に仮想線で示すように、膝立ち椅子10を編集筐体2側へ向けて奥行きを長く形成しても良い。この場合は、膝立ち椅子10上面の編集筐体2側部分に荷物を置くことができ、利用者にとっての利便性が向上する。
【0059】
また、膝立ち椅子10は高さ調整できるように構成してもよい。これにより、利用者が身長に合わせて自分で高さを調整する、あるいは、施設での写真シール作成装置1の設置環境に合わせて高さ調整するといったことができる。
【0060】
また、図9(A)の拡大斜視図に示すように、膝立ち椅子10の足部12をコ字型に形成し、接地側のアーム13の前方先端を編集筐体2の下部に設けた支持穴14に挿入してもよい。これにより、アーム13の先端が十分前方(編集筐体2側)に位置して接地するため、膝立ち椅子10に乗っている利用者が前方に加重をかけても膝立ち椅子10が前方に倒れず、利用者は安定して膝立ち椅子10に乗ることができる。またこれにより、膝立ち椅子10に乗っている利用者が後方に加重をかけても、アーム13が支持穴14で編集筐体2の重量を受けて支持されるため、膝立ち椅子10が後方(編集筐体2との反対側)に倒れず、利用者は安定して膝立ち椅子10に乗ることができる。ここで、利用者が膝立ち姿勢から正座姿勢に移行する際、利用者は尻部が靴のかかとで汚れないように膝立ち椅子10の上面後端に足首を位置させて足首から先を下方に曲げて正座することになる。このとき、尻部の位置および重心が膝立ち椅子10より後方に移動することになるが、このような場合でも膝立ち椅子10が後方に倒れないため、利用者は安定して正座姿勢に姿勢を変更できる。さらにこの場合、台部11より後方に足部12を突出させる必要がないため、膝立ち椅子10の後方の通路などを広くとることができる。またこの場合、アーム13内にセンサ55を制御装置52と接続するケーブルを挿通してもよい。
【0061】
また、図9(B)の拡大斜視図に示すように、膝立ち椅子10a,10bの足部12a,12bの接地面となるアーム13を連続するアームで形成してもよい。この場合も、図9(A)の構成と同様に、膝立ち椅子10は前後方向に倒れず、利用者は安定して膝立ち椅子10上で姿勢を変更することができる。
【0062】
また、編集対象画像としてデジタルカメラ31による撮影画像以外の他の取得画像を取得する取得手段として、フラッシュメモリやフレキシブルディスクなどの記憶媒体から画像データを取得するドライブ装置、あるいはインターネットを通じて携帯情報端末やサーバから画像データを取得する通信装置などを備えても良い。
【0063】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成装置1に対応し、
以下同様に、
編集手段は、タッチペン22、液晶パネル23、およびタッチパネル57に対応し、
撮影手段は、デジタルカメラ31に対応し、
編集開始手段は、ステップS13を実行する制御装置52に対応し、
利用者検知手段は、センサ55に対応し、
出力手段は、プリンタ62に対応し、
横幅全体の長さは、横幅Lに対応し、
他の取得手段は、ドライブ装置および通信装置に対応し、
取得画像は、画像データに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】写真シール作成装置を正面側から見た斜視図。
【図2】写真シール作成装置を背面側から見た斜視図。
【図3】写真シール作成装置を上方から見た平面図。
【図4】編集筐体周辺を右側面から見た斜視図。
【図5】写真シール作成装置のブロック図。
【図6】写真シール作成装置の制御装置の動作を示すフローチャート。
【図7】編集処理での制御装置の動作を示すフローチャート。
【図8】編集筐体周辺の正面図。
【図9】他の実施形態の説明図。
【符号の説明】
【0065】
1…写真シール作成装置
8a,8b…編集空間
10a,10b…膝立ち椅子
22a,22b…タッチペン
23a,23b…液晶パネル
31…デジタルカメラ
52…制御装置
55…センサ
57…タッチパネル
62…プリンタ
L…横幅
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集手段で編集許容して編集画像を作成許容し、
所定の画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法であって、
前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子が設けられて、
利用者が膝立ち椅子に膝を乗せて膝立ちした状態での前記編集手段による編集を許容する
写真撮影編集方法。
【請求項2】
前記膝立ち椅子の横幅が、前記編集手段の正面に形成される編集空間の横幅全体の長さに形成され、
この横幅全体のどの位置で膝立ちした利用者に対しても前記編集手段による編集を許容する
請求項1記載の写真撮影編集方法。
【請求項3】
前記膝立ち椅子に利用者が乗ったことを検知する利用者検知手段が備えられ、
該利用者検知手段で利用者を検知した場合に編集開始手段が前記編集手段による編集許容を開始する
請求項1または2記載の写真撮影編集方法。
【請求項4】
一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集して編集画像を作成する編集手段と、
所定の画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子を設けた
写真撮影編集装置。
【請求項5】
前記膝立ち椅子の横幅を、前記編集手段の正面に形成される編集空間の横幅全体の長さに形成した
請求項4記載の写真撮影編集装置。
【請求項6】
前記膝立ち椅子に利用者が乗ったことを検知する利用者検知手段と、
該利用者検知手段で利用者を検知した場合に前記編集手段による編集許容を開始する編集開始手段とを備えた
請求項4または5記載の写真撮影編集装置。
【請求項1】
一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集手段で編集許容して編集画像を作成許容し、
所定の画像を出力手段で出力する写真撮影編集方法であって、
前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子が設けられて、
利用者が膝立ち椅子に膝を乗せて膝立ちした状態での前記編集手段による編集を許容する
写真撮影編集方法。
【請求項2】
前記膝立ち椅子の横幅が、前記編集手段の正面に形成される編集空間の横幅全体の長さに形成され、
この横幅全体のどの位置で膝立ちした利用者に対しても前記編集手段による編集を許容する
請求項1記載の写真撮影編集方法。
【請求項3】
前記膝立ち椅子に利用者が乗ったことを検知する利用者検知手段が備えられ、
該利用者検知手段で利用者を検知した場合に編集開始手段が前記編集手段による編集許容を開始する
請求項1または2記載の写真撮影編集方法。
【請求項4】
一以上の被写体を撮影手段で撮影した撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集して編集画像を作成する編集手段と、
所定の画像を出力する出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
前記編集手段の正面に、利用者が乗って膝立ちできる膝立ち椅子を設けた
写真撮影編集装置。
【請求項5】
前記膝立ち椅子の横幅を、前記編集手段の正面に形成される編集空間の横幅全体の長さに形成した
請求項4記載の写真撮影編集装置。
【請求項6】
前記膝立ち椅子に利用者が乗ったことを検知する利用者検知手段と、
該利用者検知手段で利用者を検知した場合に前記編集手段による編集許容を開始する編集開始手段とを備えた
請求項4または5記載の写真撮影編集装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2007−179313(P2007−179313A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377080(P2005−377080)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(307010096)フリュー株式会社 (210)
【Fターム(参考)】
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