説明

分子およびそのキメラ分子

本発明は、一般的にタンパク質、診断、治療、および栄養の分野に関する。より詳しくは、本発明は、一つまたは複数の薬理学的特質を示す、特質に関連する、または特質の基礎を形成する測定可能な生理化学的パラメータのプロフィールを有する、EPO、Flt3-リガンド、Flt3、PDGF-B、もしくはVEGF-165のような単離タンパク質分子、またはタンパク質の少なくとも一部を含むそのキメラ分子を提供する。本発明はさらに、一連の診断、予防、治療、栄養および/または研究応用における単離タンパク質またはそのキメラ分子の使用を企図する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定可能な生理化学的パラメータのプロフィールを含む単離タンパク質であって、該プロフィールが一つまたは複数の特有の薬理学的特質を示すか、それに関連するか、またはその基礎を形成し、該単離タンパク質が多数の測定可能な生理化学的パラメータ{[Px]1、[Px]2、....[Px]n}を含む生理化学的プロフィールを含み、式中Pxは、測定可能な生理化学的パラメータを表し、「n」は≧1の整数であり、[Px]1〜[Px]nのそれぞれは、異なる測定可能な生理化学的パラメータであり、測定可能な生理化学的特徴の任意の一つの値、または一つより多い測定可能な一連の生理化学的特徴の値は、特有の薬理学的特質Tyまたは一連の特有の生理化学的特質{[Ty]1、[Ty]2、 ....[Ty]m}を示すか、それに関連するか、またはその基礎を形成し、Tyは特有の薬理学的特質を表し、mは≧1の整数であり、[Ty]1〜[Ty]mのそれぞれは、異なる薬理学的特質であり、単離タンパク質がEPO、Flt3-リガンド、Flt3-Fc、PDGF-B、およびVEGF-165を含む群から選択される、単離タンパク質。
【請求項2】
表2に記載される測定可能な生理化学的パラメータの一つまたは複数を含む、請求項1記載の単離タンパク質。
【請求項3】
表3に記載される特有の薬理学的特質の一つまたは複数を含む、請求項1記載の単離タンパク質。
【請求項4】
一つまたは複数のペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分に融合した、請求項1記載のEPO、Flt3-リガンド、PDGF-B、もしくはVEGF-165、またはその断片を含むキメラ分子。
【請求項5】
ペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質部分がヒト免疫グロブリンの定常(Fc)領域またはフレームワーク領域を含む、請求項4記載のキメラ分子。
【請求項6】
EPO-Fc、Flt3-リガンド-Fc、PDGF-B-Fc、およびVEGF-165-Fcを含む群から選択される、請求項4記載のキメラ分子。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項記載の単離タンパク質またはキメラ分子を含む薬学的組成物。
【請求項8】
請求項1〜3のいずれか一項記載の単離タンパク質、請求項4〜6のいずれか一項記載のキメラ分子、または請求項7記載の薬学的組成物の有効量を哺乳動物被験体に投与する段階を含む、タンパク質の量または活性を増加させることによって改善されうる、哺乳動物被験体における状態を、処置または予防する方法。
【請求項9】
SEQ ID NO:31、41、51、59、63、65および67からなる一覧から選択されるヌクレオチド配列、前述の一覧の配列の任意の一つと少なくとも約90%の同一性を有するヌクレオチド配列、または高ストリンジェンシー条件で上記の配列もしくはその相補型の任意の一つとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む単離核酸分子。
【請求項10】
SEQ ID NO:31、35、37、39、47、51、53、55、63、65、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、119、126、129、131および132からなる一覧から選択されるヌクレオチド配列、前述の一覧の配列の任意の一つと少なくとも約90%の同一性を有するヌクレオチド配列、または高ストリンジェンシー条件で上記の配列もしくはその相補型の任意の一つとハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列によってコードされる単離タンパク質またはキメラ分子。
【請求項11】
SEQ ID NO:31、35、37、39、47、51、53、55、63、65、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、119、126、129、131および132と少なくとも90%の類似性を有するヌクレオチド配列、または最適に整列させた後におよび/もしくは高ストリンジェンシー条件でSEQ ID NO:31、35、37、39、47、51、53、55、63、65、71、73、77、79、81、83、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、119、126、129、131および132もしくはその相補型の一つもしくは複数とハイブリダイズすることができるヌクレオチド配列を含む、タンパク質、キメラ分子またはその機能的部分をコードする単離核酸分子。
【請求項12】
SEQ ID NO:32、36、38、40、48、52、54、56、64、66、72、74、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、120、127、130および133の一つもしくは複数において実質的に既に記述されたとおりのアミノ酸配列、または最適に整列させた後にSEQ ID NO:32、36、38、40、48、52、54、56、64、66、72、74、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、120、127、130および133の一つもしくは複数と少なくとも約90%の類似性を有するアミノ酸配列を有するタンパク質またはキメラ分子をコードするヌクレオチドの配列を含む単離核酸分子。
【請求項13】
(a)固相支持体マトリクス;(b)請求項1〜3のいずれか一項記載のヒトタンパク質、または請求項4〜6のいずれか一項記載のキメラ分子に対する一つもしくは複数の抗体;(c)ブロッキング溶液;(d)一つまたは複数の基質保存液;(e)基質緩衝溶液;(f)標準的なヒトタンパク質試料またはキメラ分子試料;および(g)使用説明書を含む、生物学的調製物に存在するヒト細胞発現ヒトタンパク質またはキメラ分子のレベルを決定するためのキット。
【請求項14】
標準的なヒトタンパク質試料またはキメラ分子試料が請求項2もしくは3のいずれか一項記載の単離タンパク質、または請求項4記載のキメラ分子の調製物である、請求項13記載のキット。
【請求項15】
そのまたはそれぞれの抗体が、請求項2もしくは3のいずれか一項記載の単離タンパク質または請求項4記載のキメラ分子を含む調製物による哺乳動物の免疫化に由来する、請求項13または14記載のキット。
【請求項16】
ヒト細胞発現ヒトタンパク質が、天然に存在するヒトEPO、Flt3-リガンド、Flt3、PDGF-B、VEGF-165である、請求項13〜15のいずれかに記載のキット。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−527980(P2008−527980A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−551511(P2007−551511)
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【国際出願番号】PCT/AU2005/001757
【国際公開番号】WO2006/079155
【国際公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【出願人】(504439090)アポロ ライフ サイエンシズ リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】APOLLO LIFE SCIENCES LIMITED
【Fターム(参考)】