説明

包装容器

【課題】紙を主体とする漏斗パーツを容器本体に嵌め込んだ形態の包装容器であって、漏斗パーツの外面側への内容物の回り込みを効果的に防止でき、保管時における座屈耐性も兼ね備える包装容器を提供する。
【解決手段】包装容器1は、開放端と底部18とを有する筒形状の容器本体2と、紙を主体とするシート材によって形成され、広口側から狭口側にかけて径が狭まる漏斗部4と、漏斗部4の外面を取り囲んで漏斗に接続される筒状の側壁部8とを含む漏斗パーツ3とを備える。漏斗部4は、広口側開口部を含む第1テーパー部5と、第1テーパー部5より狭口側に位置し、第1テーパー部5よりも大きいテーパー角を有する第2テーパー部6とを含み、漏斗部4の狭口側開口部の突出量が0mmより大きく、かつ、2mm以下である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉状・顆粒状・液状等の流動性を有する物質を包装し、その内容物を保存容器に移し替えるための包装容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インスタントコーヒーのような粉状または顆粒状の内容物を、保存容器やコーヒーマシンのタンクに容易に詰め替えできるパッケージとして、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の詰め替えパッケージは、筒状の容器本体と、容器本体の開放端部分に挿入された漏斗パーツと、容器本体の開放端を封止するメンブレンとを備える。この詰め替えパッケージの使用時には、保存容器やタンク等の詰め替え先容器の開口部にメンブレン部分を宛がった状態とし、詰め替えパッケージを詰め替え先容器側へと押圧してメンブレンを破断させることによって、漏斗パーツの内面を伝って内容物を詰め替え先容器に移し替えることができる。
【0003】
特許文献1に記載される形態の詰め替えパッケージでは、漏斗パーツとメンブレンとがシールされていないため、輸送時等に、内容物が漏斗パーツとメンブレンとの隙間を通じて漏斗パーツの外側に回り込んでしまうという問題がある。漏斗パーツの外側に内容物が回り込んだ状態で、詰め替えパッケージから保存容器等へ内容物の詰め替え作業を行なった場合、漏斗パーツの外側に回り込んでいた内容物が保存容器等の詰め替え先容器には移し替えられず、詰め替え先容器の外側(外方)に飛散してしまう場合があり、食卓等の詰め替え作業スペース周辺に内容物がこぼれた状態となり掃除等の後片付けが必要となる。そこで、特許文献1では、このような内容物の回り込みを防止するために、漏斗パーツの狭口側端部を容器本体の開放端より外方に突出させることによって、漏斗パーツの狭口側端部とメンブレンとを密着状態に保持することが提案されている(例えば、特許文献1の図9参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−280286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、省資源化や廃棄の容易性の観点から、包装容器に使用される樹脂量の低減が求められている。そこで、特許文献1に記載されるような詰め替えパッケージにおいても、漏斗パーツを樹脂成形ではなく、紙を主体とする材料で成型することが試みられている。ただし、紙製の漏斗パーツは、樹脂成形品と比べて、座屈しやすいという問題がある。
【0006】
漏斗パーツ外側への内容物の回り込みを防止するためには、上述のように、漏斗パーツの狭口側端部を突出させることが有効であるので、紙製の漏斗パーツを採用する場合でも、狭口側端部を容器本体から突出させておくことが考えられる。しかしながら、内容物の充填前の段階では、容器本体に漏斗パーツが装着された状態の複数の包装容器が、板材を挟んで積み上げられて保管されるため、紙製の漏斗パーツを容器本体から突出させておくと、板材を介して加わる荷重により漏斗パーツが座屈しやすい。
【0007】
特許文献1では、紙製の漏斗パーツを採用した場合に最適な突出量についての知見は明らかにされていない。
【0008】
それ故に、本発明は、紙を主体とする漏斗パーツを容器本体に嵌め込んだ形態の包装容器であって、漏斗パーツの外面側への内容物の回り込みを効果的に防止でき、保管時における座屈耐性も兼ね備える包装容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、粉状・顆粒状・液状等の流動性を有する物質を包装し、その物質を保存容器に移し替えるための包装容器に関する。本発明に係る包装容器は、開放端と底部とを有する筒形状の容器本体と、紙を主体とするシート材によって形成され、広口側から狭口側にかけて径が狭まる漏斗部と、漏斗部の外面を取り囲んで漏斗部に接続される筒状の側壁部とを含み、漏斗部の狭口側開口部が容器本体の開放端を含む平面より突出するように、容器本体に嵌め込まれる漏斗パーツとを備える。漏斗部は、広口側開口部を含む第1テーパー部と、第1テーパー部より狭口側に位置し、第1テーパー部よりも大きいテーパー角を有する第2テーパー部とを含む。更に、漏斗部の狭口側開口部の突出量は、0mmより大きく、かつ、2mm以下である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、漏斗部の狭口側開口部が容器本体の開放端より突出しているため、内容物を充填してシール蓋で容器本体を封止した状態で、内容物が漏斗パーツの外面側へと回り込むことを防止できる。また、漏斗部の突出量が紙製の漏斗パーツに最適化されているため、内容物の充填前の段階など包装容器の積み上げ保管時に漏斗パーツが不可逆的に変形してしまうことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施形態に係る包装容器の断面図
【図2】図1に示した包装容器に用いられる漏斗パーツの斜視図
【図3】図1に示した包装容器の開放端を封止した状態を示す断面図
【図4】第1の実施形態に係るシール蓋の上面図
【図5】第1の実施形態に係る包装容器の積み上げ方法を説明するための断面図
【図6】漏斗パーツに加える荷重と変位量との関係を示すグラフ
【図7】第2の実施形態に係るシール蓋の上面図
【発明を実施するための形態】
【0012】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る包装容器の断面図であり、図2は、図1に示した包装容器に用いられる漏斗パーツの斜視図である。
【0013】
包装容器1は、インスタントコーヒーや粉ミルク等の食品や、複写機やレーザープリンター用のトナーなど、粉状・顆粒状・液状等の流動性を有する物質を包装し、その物質を保存容器等に容易に移し替え可能とするものである。包装容器1は、容器本体2と、容器本体2に嵌め込まれた漏斗パーツ3とを備える。
【0014】
容器本体2は、側壁17と底部18と開放端とを有する。本実施形態では、容器本体2は、矩形形状のシート材料を丸めて部分的に重ね合わせ、重なり部分を貼り合わせることによって筒状に形成されている。容器本体2の底部18は、円形状のボトム材の外周部分を側壁17の一部で挟み込んで溶着することによって構成されている。一方、容器本体2の開放端には、側壁17の一部を外方に折り曲げることによって、フランジ部12が形成されている。尚、フランジ部12は、側壁17の先端を全周に亘って外方へ曲面状に折り返して形成したカール部であっても良い。あるいは、該カール部を扁平状に押し潰してフランジ部12を形成しても良い。
【0015】
容器本体2は、容器の軽量化や廃棄の容易さ、省資源化を考慮して、紙を主体とする材料で形成される。一例として、紙と樹脂の積層フィルムを利用することができる。ガスバリア性が要求される場合には、透明蒸着フィルムやアルミニウム箔等のガスバリア層が層構成に含まれる。
【0016】
漏斗パーツ3は、広口側から狭口側にかけて径が狭まる円錐台形状の漏斗部4と、漏斗部の外面を取り囲んで漏斗部4に接続される筒状の側壁部8とを含み、紙を主体とする材料を用いて一体的に形成されている。漏斗パーツ3の形成材料としては、紙とポリエチレンの積層シートを好適に利用できる。
【0017】
漏斗部4は、広口側の開口部を含む第1テーパー部5と、第1テーパー部5に接続され、第1テーパー部5よりも狭口側に位置する第2テーパー部6と、第2テーパー部6に接続される排出部7とを含む。ここで、第2のテーパー部6のテーパー角θ2は、第1のテーパー部5のテーパー角θ1よりも大きくなるよう設計されている。また、排出部7の内側には、シート材の一部を内側に折り返すことによって折り返し部9が形成されている。折り返し部9は、排出部7の内面にヒートシールされ、漏斗パーツ3の狭口側開口部を補強する機能を有する。折り返し部9の端縁は波状に形成されているが、これは、シート材を折り返して折り返し部9を形成する際に、シート材に加わる引っ張り力を分散させてシート材の破断を防止するためのものである。側壁部8は、漏斗パーツ3を容器本体2の内面に溶着するための部材である。側壁部8には、図2に示すように、シート材の重ね合わせ部分を除いて、漏斗パーツ3の軸方向に延びる複数の罫線10が形成されている。罫線10によって、側壁部8に伸縮性が付与されている。包装容器1の組み立て時には、ホットエアー等で側壁部8の外面のシーラントを溶融させてから、漏斗パーツ3が容器本体2に挿入される。側壁部8に伸縮性が付与されていれば、側壁部8を収縮させた状態で漏斗パーツ3を容器本体2に挿入し、その後、側壁部8を押し広げて容器本体2の内面にシールすることができるので、側壁部8外面の溶融したシーラントが容器本体2の内面で擦れて、樹脂屑が発生したり、シール強度の低下を来したりすることがない。
【0018】
漏斗パーツ3は、狭口側開口部が容器本体2の開放端を含む平面より突出するように、容器本体2に嵌め込まれている。容器本体2の開放端を含む平面からの漏斗部4の狭口側開口部の突出量dは、0mmより大きく、かつ、2mm以下となるように設定されている。この範囲内でも、狭口側開口部の突出量dが0.5mm以上、かつ、1.5mm以下であれば、容器本体2に対する漏斗パーツ3の位置決めがしやすく、包装容器1の製造が容易となる。
【0019】
尚、図2に示した漏斗パーツは、所定のテーパー角を有する金型を用いて、略扇形のブランクスから円錐台形状の中間体を形成した後、金型のテーパー角を代えて絞り加工を行うことによって形成できる。
【0020】
図3は、図1に示した包装容器の開放端を封止した状態を示す断面図である。
【0021】
図3に示す包装容器1は、容器本体2の開放端を封止するシール蓋11を更に備えている。図4は本実施形態に係るシール蓋11の上面図である。シール蓋11の周辺部21は、容器本体2のフランジ部12にヒートシールされている。また、シール蓋11の中央部には、複数のミシン目22が放射状に設けられており、使用時にシール蓋11が詰め替え先容器から押圧力を受けることによって、ミシン目22が破断する。
【0022】
上述したように、漏斗部4の狭口側開口部が容器本体の開放端から突出していることによって、内容物13を充填し、シール蓋11をシールした状態において、漏斗部4の狭口側開口部とシール蓋11とが接触部24で密着状態に保持される。この結果、包装容器1が横転したり、使用時に倒立したりしても、内容物13が漏斗部4の外側へと回り込むことが防止されている。
【0023】
図5は、本実施形態に係る内容物の充填前の段階における包装容器の積み上げ方法を説明するための断面図である。
【0024】
包装容器1を輸送及び保管する際には、パレット上に立てて並べた複数の包装容器1の上に、合紙や合板等の板材20を容器本体2の開放端上に乗せ、板材20上に更に複数の包装容器1と板材20とが交互に積み重ねられる。図5(a)に示すように、包装容器1の上に板材20を設置すると、図5(b)に示すように、第1のテーパー部5及び第2のテーパー部6の接続部分と、第2のテーパー部6及び排出部7の接続部分とが屈曲変形することによって、漏斗部4が圧縮される。本実施形態に係る漏斗パーツ3のように、広口側から狭口側にかけて、第1のテーパー部5と、第1のテーパー部5よりテーパー角の大きな第2のテーパー部6とを設けることによって、第2のテーパー6が弾性変形できるようになるので、板材20から押圧力を受けた場合でも、漏斗部4が不可逆的に座屈してしまうことを防止できる。
【0025】
ここで、漏斗パーツ3を紙を主体とする材料で作成した場合における漏斗部4の突出量について説明する。
【0026】
図6は、漏斗パーツに加える荷重と変位量との関係を示すグラフである。図6の実線及び破線は、異なるサンプルの試験結果を示す(N数=2)。
【0027】
より具体的には、図6は、図2に示す漏斗パーツ3の狭口側開口部を容器本体2の開放端を含む平面から数mm(ただし、2mmより大きな値)突出させた状態で、漏斗パーツ3を容器本体2に取り付けたサンプルを用意し、狭口側開口部に荷重を掛けて、漏斗部4の変位量と漏斗部4からの反発力との関係を測定した結果を示す。図6の結果から、狭口側開口部の変位量が0〜約2.2mmの範囲(グラフの原点から頂点までの範囲)では、漏斗部4からの反発力は増加し、変位量が2mmを越えると漏斗部の反発力は低下した。この結果は、狭口側開口部の変位量が0〜2.2mmの範囲では漏斗部4は弾性変形するが、変位量が約2.2mmを越えると不可逆的に座屈してしまうことを意味する。
【0028】
図6の結果より、漏斗部4の狭口側開口部の突出量を0mmより大きく、かつ、2mm以下となるように設定すれば、図5(b)に示した状態で包装容器1を積み上げた場合でも、漏斗部4が座屈せず、漏斗部4への荷重を取り除いたときに元の状態に復帰することが分かった。実際に、図5(b)に示した状態で、漏斗部4に2週間荷重を加えた後、荷重を除去したところ、70%以上の包装容器1の漏斗部4が早急に復元することが確認できた。尚、図5(b)に示した状態では、板材20からの荷重をフランジ部12によって受けているので、当初設定された漏斗部4の突出量を越えて漏斗部4が変形することはない。
【0029】
以上説明したように、本実施形態では、漏斗部4の狭口側開口部が容器本体2の開放端より突出しているため、内容物13を充填してシール蓋11で容器本体2を封止した状態で、内容物13が漏斗パーツ3の外面側へと回り込むことを防止できる。また、漏斗部4の突出量が紙製の漏斗パーツ3に最適化されているため、包装容器1の積み上げ保管時に漏斗パーツ3が不可逆的に変形してしまうことを防止できる。
【0030】
尚、本実施形態に係る漏斗パーツ3には、第1のテーパー部5及び第2のテーパー部6によって弾性変形可能であるので、図3に示したように容器本体2の開放端をシール蓋11で封止した後、内圧の変化によってシール蓋11から漏斗パーツ3に加わる力が変化した場合でも、シール蓋11と漏斗部4の狭口側開口部との密着状態を維持することができる。
【0031】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。包装容器の構成要素は第1の実施形態と同一である。また第1の実施形態に係るシール蓋11の構成要素と同一の構成要素に、同一の参照符号を付す。
【0032】
図7は本実施形態に係るシール蓋71の上面図である。シール蓋71は、第1の実施形態に係るシール蓋11において、漏斗部4の狭口側開口部とシール蓋11の接触部24において、ミシン目22上を除くミシン目に挟まれる各領域内にある接着部25で、漏斗部4の狭口側開口部とシール蓋71とが、部分的に接着されたものである。接着部25は、シール蓋71の周辺部21をフランジ部12にヒートシールする際、同時にヒートシールすることで形成することができる。接着部25の個数が少なすぎたり、接着部25の幅Wが小さすぎたりすると接着が外れてしまい、接着部の個数が多すぎたり、接着部25の幅Wが大きすぎたりするとシール蓋71の開封が困難になる。そのため、シール蓋71の直径が60〜120mmである範囲において、接着部25は3〜18箇所に設けるのが好ましく、また、接着部25の幅Wは、1〜7mmとするのが好ましい。シール蓋71の直径に応じて、接着部25の個数と幅Wとを上述の範囲で適切に選択することにより、接着部25が十分に接着され、かつ、良好な開封を可能にすることができる。
【0033】
表1は、本実施形態に係る包装容器において、シール蓋71の直径を85mmとし、接着部25をミシン目22の間に1箇所ずつ計6箇所に設け、各接着部の幅Wをそれぞれ2mm、3mm、4mm、5mmとしたものと、漏斗部4の狭口側開口部とシール蓋71の接触部24とを全周にわたり接着したものとを用い、シール蓋71のシール性(密着性)、開封に要する押し込み強度、開封感および開封状況を比較した結果である。この場合、幅Wが2〜5mmである範囲で、シール性(密着性)および開封感に多少の差異はあるもののいずれも良好に開封できることが確認された。
【0034】
【表1】

【0035】
上述の接着部25を備えることにより、気圧差や温度差によりシール蓋71が膨れて漏斗部4の狭口側開口部とシール蓋71との間に隙間ができることを防止できる。このことにより、内容物が輸送時などに、内容物13が漏斗部4の外側へ回り込むことが、より確実に防止されており、保管時における座屈耐性も備えている。
【0036】
本発明の第1及び第2の実施形態では、シール蓋11及び71は、シール蓋11及び71の周辺部の一部から延びるタブ23を有しているが、タブ23を有さないシール蓋を使用しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、インスタントコーヒーや粉ミルク等の食品や、複写機やレーザープリンター用のトナーなど、粉状・顆粒状・液状等の流動性を有する物質を保存容器に移し替えるための包装容器に利用できる。
【符号の説明】
【0038】
1 包装容器
2 容器本体
3 漏斗パーツ
4 漏斗部
5 第1のテーパー部
6 第2のテーパー部
7 排出部
8 側壁部
9 折り返し部
10 罫線
11、71 シール蓋
12 フランジ部
13 内容物
17 側壁
18 底部
20 板材
21 周辺部
22 ミシン目
23 タブ
24 接触部
25 接着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉状・顆粒状・液状等の流動性を有する物質を包装し、前記物質を保存容器に移し替えるための包装容器であって、
開放端と底部とを有する筒形状の容器本体と、
紙を主体とするシート材によって形成され、広口側から狭口側にかけて径が狭まる漏斗部と、前記漏斗部の外面を取り囲んで前記漏斗に接続される筒状の側壁部とを含み、前記漏斗部の狭口側開口部が前記容器本体の開放端を含む平面より突出するように、前記容器本体に嵌め込まれる漏斗パーツとを備え、
前記漏斗部は、広口側開口部を含む第1テーパー部と、前記第1テーパー部より狭口側に位置し、前記第1テーパー部よりも大きいテーパー角を有する第2テーパー部とを含み、
前記漏斗部の狭口側開口部の突出量が0mmより大きく、かつ、2mm以下である、包装容器。
【請求項2】
前記容器本体の開放端を封止し、外部からの押圧によって破断するシール蓋を更に備える、請求項1に記載の包装容器。
【請求項3】
前記シール蓋に形成されたミシン目上を除く前記ミシン目に挟まれる各領域内に、前記漏斗部の狭口側開口部と前記シール蓋とを部分的に接着する接着部を備える、請求項2に記載の包装容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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