説明

含ハロゲン有機硫黄化合物およびその用途

【課題】有害節足動物に対して優れた防除効力を有する化合物を提供すること。
【解決手段】式(I)〔式中、mは0、1または2を表し、nは0、1または2を表し、Aは置換されていてもよい3〜8員の飽和ヘテロ環基を表し、Qは少なくとも1つのフッ素原子を有するC1〜C5ハロアルキル基等を表し、R1、R1a及びR3は同一または相異なりハロゲン原子等を表し、R2、R2a及びR4は同一または相異なり、シアノ基等を表す。〕で示される含硫黄化合物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)

〔式中、
mは0、1または2を表し、nは0、1または2を表し、
Aは群E1より選ばれる基で置換されていてもよい3〜8員の飽和ヘテロ環基を表し、
Qは少なくとも1つのフッ素原子を有するC1〜C5ハロアルキル基またはフッ素原子を表し、
1、R1a及びR3は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を表し、
2、R2a及びR4は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4鎖式炭化水素基、-C(=G)R5、シアノ基、ハロゲン原子または水素原子を表し、
Gは酸素原子または硫黄原子を表し、
5はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、C2〜C5環状アミノ基、ヒドロキシル基、アミノ基または水素原子を表し、
群E1は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C6鎖式炭化水素基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基、シアノ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、-OR6、-SR6、-S(=O)R6、-S(=O)26、-C(=O)R7及び-OC(=O)R8からなる群を表し、
6は群Lから選ばれる基で置換されていてもよいC1〜C6鎖式炭化水素基またはハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基を表し、
7はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、C2〜C5環状アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基または水素原子を表し、
8はハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキルアミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいジ(C1〜C4アルキル)アミノ基、C2〜C5環状アミノ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、アミノ基または水素原子を表し、
群Lはハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニルオキシ基、ヒドロキシル基、-C(=O)R7、-OC(=O)R8、-N(R9)R10、C2〜C5環状アミノ基及びハロゲン原子からなる群を表し(R7及びR8は前記と同じ意味を表す。)、
9及びR10は同一または相異なり、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6アルキニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC3〜C6シクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基または水素原子を表す。〕
で示される含ハロゲン有機硫黄化合物。
【請求項2】
式(I)において、R3及びR4が水素原子である請求項1記載の含ハロゲン有機硫黄化合物。
【請求項3】
式(I)において、mが0である請求項1または2記載の含ハロゲン有機硫黄化合物。
【請求項4】
式(I)において、R1がハロゲン原子または水素原子であり、R2が-C(=G)R5(式中、GおよびR5は、それぞれ請求項1と同じ意味を表す。)またはシアノ基である請求項1〜3のいずれか一項記載の含ハロゲン有機硫黄化合物。
【請求項5】
式(I)において、R1aがハロゲン原子または水素原子であり、R2aが-C(=G)R5(式中、GおよびR5は、それぞれ請求項1と同じ意味を表す。)またはシアノ基である請求項1〜4のいずれか一項記載の含ハロゲン有機硫黄化合物。
【請求項6】
請求項1〜5いずれか一項記載の含ハロゲン有機硫黄化合物を有効成分として含有する有害節足動物防除組成物。
【請求項7】
請求項1〜5いずれか一項記載の含ハロゲン有機硫黄化合物の有効量を有害節足動物または有害節足動物の生育場所に施用する有害節足動物の防除方法。

【公開番号】特開2010−168361(P2010−168361A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−290231(P2009−290231)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】