説明

変化する直方体

【課題】立体を変形させて数の性質や3次元空間などの理解を深める。
【解決手段】立方体を斜めに2等分し、そこで180度回転させることで縦軸方向と横軸方向が入れ替わりることにより棒状の直方体の形状を変化させた。また、立方体部分の連結に90度又は180度回転を加えることにより、斜めの回転軸が平面から3次元に飛び出して、多様な変形を生み出した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
立体を変形させて数の性質や3次元空間などの理解を深める。
【課題を解決するための手段】
棒状の直方体を連結したまま別の直方体に変化させるために直角二等辺三角柱を連結して棒状の直方体を作った。
【発明の効果】
【効果1】
この発明は直角二等辺三角柱の連結の個数によって直方体の形に変わるものもあれば変わらないものもあることを遊びながら覚えることが出来る。
【効果2】
連結したまま形状を変えることで前の形状と後の形状の数又は量の大きさが同じであることが実感でき易い。
【効果3】
出来上がった形状により、偶数や奇数の違いなどを理解し易く、数の性質の理解が深まる。
【効果4】
立体を変化させるので折り曲げられない方向があり、回転軸をうまく変化させないと直方体が出来ないことで、3次元空間の感覚が養える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】本発明の連結部分
【符号の説明】
1は斜めの断面図の連結部分
2は立方体の連結部分
3は長方形の接触面の対角線の交点に穴をあけて両端に頭のついたビスで垂直に連結する。
4は立方体の接触面(正方形)の対角線の交点に穴とあけて両端に頭のついたビスで垂直に連結する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立方体を連結した棒状の直方体では連結部分を回転しても形状を変化させることは出来ない。そこで立方体の向かい合う正方形の面における対角線で平行な2つの線が切り取り線となるように切り取ると立方体が二等分される。
この立方体を二等分した直角二等辺三角柱を連結した棒状の直方体は連結部分を回転することにより、棒状の直方体が連結したまま別の立体に変化できること。
【請求項2】
立方体を二等分した直角二等辺三角柱の長方形の面における対角線の交点を中心に180度回転することにより直角二等辺三角柱の正方形の上面(底面)と側面とが入れ替わる。このように縦向きのものと横向きのものが入れ替わる。
この棒状の直方体は連結する直角二等辺三角柱の個数により、元の棒状の直方体と形状が異なった直方体が出来る場合と出来ない場合がある。
遊びながら形状を変化させ、直方体を作ることにより、出来あがった直方体が元の直方体と同じ数(又は量)であることを連結されたまま変化したことを通して実感できる。また、棒状の直方体のそれぞれの面に立方体の連結総数の個数を表示することで、別の直方体に出来ないものの場合は立方体の個数が素数であること、足し算引き算、偶数奇数の違い、倍数約数の関係などの数の性質を説明する場合に大いに役立つばかりでなく、3次元空間の感覚を深めることが出来る。

【図1】
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【図2】
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