説明

彩りかき揚げセット

【課題】スーパーマーケットのバックヤード等で、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、さらに彩りが豊富なかき揚げが得られるかき揚げセットを提供する。
【解決手段】具材原料100部に対し乾燥ひじき5〜15部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対し黒ゴマ1〜5部、ブラックペッパー0.5〜3部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対し紅生姜5〜15部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対しパプリカパウダー0.1〜1部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対しカボチャ15〜40部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対しカレー粉0.1〜2部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対し乾燥わかめ5〜20部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対し抹茶粉末0.1〜2部を含有するバッター液からなるセットのいずれかであることを特徴とする彩りかき揚げセット。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーマーケットのバックヤード等で、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、さらに、今までにない彩りのかき揚げが得られる彩りかき揚げセットに関する。
【背景技術】
【0002】
かき揚げは、てんぷら粉を水で溶いたバッター液と、野菜や魚介類を細切れにした具材とを混合してなるかき揚げ材料を、一般に所定厚さの円板状に成形した状態で油ちょうしたものである。尚、具材用の野菜としては、例えば玉ねぎ、人参、じゃがいも、いんげん、れんこん、グリーンピース、とうもろこし等が使用でき、それらの野菜をダイス状あるいは細棒状に細断して使用する(小粒状のものはそのまま使用する)。又、具材用の魚介類としては、イカ、エビ、貝柱等が使用でき、これらの魚介類もダイス状あるいは細棒状に細断して使用する。
【0003】
従来、このようなかき揚げをスーパーマーケットのバックヤード等で調理する際、上記野菜類を細断し、バッター液を調製した後、野菜をバッター液に付けて油ちょうするため、手間と時間がかかってしまうという問題があった。また、この種のかき揚げは、具材の表面が衣で被覆されていて、個々の具材の色合いが不鮮明になっている。さらに、かき揚げの外面全体がほぼ同色になってしまい、外観が鮮やかさに乏しくなる。
【0004】
かき揚げの外観を向上させることについて、特開2005−204584号公報には、バッター液を薄く具材に付着させ、かき揚げ本体の表面に衣がほとんど被覆していないかき揚げが記載されている。
【0005】
しかしながら、前記方法で得られたかき揚げは、依然として鮮やかな彩りのかき揚げとは言い難いものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−204584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、スーパーマーケットのバックヤード等で、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、さらに、今までにない彩りのかき揚げが得られる彩りかき揚げセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、上記目的を達成すべく使用原料や処理工程等、様々な諸条件について鋭意研究を重ねた結果、具材の一部として色彩が強い特定の具材を特定の割合で用い、さらに、バッター液に色彩が強い粒状あるいは粉状食材を特定の割合で配合しかき揚げセットとするならば、意外にも、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、今までにない彩りのかき揚げが得られることを見出し、遂に本発明を完成させた。
【0009】
すなわち、本発明は、
(1)具材原料100部に対し乾燥ひじき5〜15部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対し黒ゴマ1〜5部、ブラックペッパー0.5〜3部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対し紅生姜5〜15部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対しパプリカパウダー0.1〜1部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対しカボチャ15〜40部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対しカレー粉0.1〜2部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対し乾燥わかめ5〜20部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対し抹茶粉末0.1〜2部を含有するバッター液からなるセットのいずれかであることを特徴とする彩りかき揚げセット、
である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、スーパーマーケットのバックヤード等で、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、さらに今までにない彩りのかき揚げが得られる彩りかき揚げセットを提供することができる。したがって、スーパーマーケットのバックヤード等で調理されるかき揚げの新たな需要拡大に貢献できる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本発明において「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」をそれぞれ意味する。
【0012】
本発明のかき揚げセットは、具材とバッター液が、セットとなっているものをいう。具材とは、かき揚げの具材として用いられるものであれば特に制限はなく、玉ねぎ、にんじん、いんげん、カボチャ、三つ葉、ししとう、おくらなどの野菜類、じゃがいも、長芋などの芋類、しめじ、しいたけ、まいたけなどの茸類、わかめやひじき等の海藻類の他に、香辛料や乳加工品類を用いても良い。また、バッター液とは、かき揚げを揚げる際に付ける衣液のことであり、小麦粉、片栗粉、卵液、卵白、大豆蛋白など公知の材料を用い、当該原料を水に溶いたものである。
【0013】
本発明の彩りかき揚げセットは、具材の一部として色彩が強い特定の具材を特定の割合で用い、さらに、バッター液に色彩が強い粒状あるいは粉状食材を特定の割合で配合してあることを特徴とする。これにより、本発明の彩りかき揚げセットは、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、今までにない彩りのかき揚げが得られるものとなる。
【0014】
本発明の彩りかき揚げセットは、具体的には、以下の態様からなるセットのいずれかである。
【0015】
黒色の彩りのかき揚げが得られる本発明のかき揚げセットは、具材原料100部に対し乾燥ひじきが5〜15部であるかき揚げ具材と、バッター液100部に対し黒ゴマ1〜5部、ブラックペッパー0.5〜3部であるバッター液からなるセットであることを特徴とする。具材の一部として色彩が強い乾燥ひじきを特定の割合で用い、さらに、バッター液に色彩が強い粒状あるいは粉状食材である黒ゴマ及びブラックペッパーを特定の割合で配合してあることにより、当該彩りかき揚げセットは、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、今までにない黒色の彩りのかき揚げが得られるものとなる。これに対して、乾燥ひじきの配合量、あるいは、黒ゴマ及びブラックペッパーの配合量が前記範囲よりも少ない場合は、黒色の彩りが十分に得られない。一方、乾燥ひじきの配合量、あるいは、黒ゴマ及びブラックペッパーの配合量が前記範囲よりも多い場合は、黒色が強すぎて好ましくない。
【0016】
赤色の彩りのかき揚げが得られる本発明のかき揚げセットは、具材原料100部に対し紅生姜が5〜15部であるかき揚げ具材とバッター液100部に対しパプリカパウダー0.1〜1部であるバッター液からなるセットであることを特徴とする。具材の一部として色彩が強い紅生姜を特定の割合で用い、さらに、バッター液に色彩が強い粒状あるいは粉状食材であるパプリカパウダーを特定の割合で配合してあることにより、当該彩りかき揚げセットは、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、今までにない赤色の彩りのかき揚げが得られるものとなる。これに対して、紅生姜の配合量、あるいは、パプリカパウダーの配合量が前記範囲よりも少ない場合は、赤色の彩りが十分に得られない。一方、紅生姜の配合量、あるいは、パプリカパウダーの配合量が前記範囲よりも多い場合は、赤色が強すぎて好ましくない。
【0017】
黄色の彩りのかき揚げが得られる本発明のかき揚げセットは、具材原料100部に対しカボチャが15〜40部であるかき揚げ具材とバッター液100部に対しカレー粉0.1〜2部であるバッター液からなるセットであることを特徴とする。具材の一部として色彩が強いカボチャを特定の割合で用い、さらに、バッター液に色彩が強い粒状あるいは粉状食材であるカレー粉を特定の割合で配合してあることにより、当該彩りかき揚げセットは、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、今までにない黄色の彩りのかき揚げが得られるものとなる。これに対して、カボチャの配合量、あるいは、カレー粉の配合量が前記範囲よりも少ない場合は、黄色の彩りが十分に得られない。一方、カボチャの配合量、あるいは、カレー粉の配合量が前記範囲よりも多い場合は、黄色が強すぎて好ましくない。
【0018】
緑色の彩りのかき揚げが得られる本発明のかき揚げセットは、具材原料100部に対し乾燥わかめが5〜20部であるかき揚げ具材とバッター液100部に対し抹茶粉末が0.1〜2部であるバッター液からなるセットであることを特徴とする。具材の一部として色彩が強い乾燥わかめを特定の割合で用い、さらに、バッター液に色彩が強い粒状あるいは粉状食材である抹茶粉末を特定の割合で配合してあることにより、当該彩りかき揚げセットは、誰でも簡便にかき揚げを調理でき、今までにない緑色の彩りのかき揚げが得られるものとなる。これに対して、乾燥わかめの配合量、あるいは、抹茶粉末の配合量が前記範囲よりも少ない場合は、緑色の彩りが十分に得られない。一方、乾燥わかめの配合量、あるいは、抹茶粉末の配合量が前記範囲よりも多い場合は、緑色が強すぎて好ましくない。
【0019】
本発明の彩りかき揚げセットの製造方法は、特に制限はないが、例えば以下のようにして製造することが出来る。すなわち、まず、具材を細断し攪拌機に投入する。均一に攪拌させ、該具材をパウチに充填する。次いで、小麦粉、清水、増粘剤、色彩が強い粒状あるいは粒状食材等を攪拌機に投入し、均一に混合する。前記混合物を、パウチに充填し、上記具材入りパウチとセットにする等を行えばよい。
【0020】
以下、本発明の彩りかき揚げセットについて、実施例に基づき、具体的に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定するものではない。
【実施例】
【0021】
[実施例1]
下記の配合で、かき揚げを製造した。まず、玉ねぎ35部及びベーコン8部をダイス状に細断し、しめじ10部を2cmの長さに細断した。攪拌機に前記ダイス状に細断した玉ねぎ、ベーコン、しめじを投入し、さらに乾燥ひじき11部、黒豆8部、わかめ18部、マヨネーズ10部を投入し均一に攪拌させ、かき揚げの具材を得た。得られた具材を、パウチに充填した。次いで、小麦粉50部、澱粉0.5部、清水48部、黒ゴマ1部、ブラックペッパー0.5部を攪拌機へ投入し、均一に攪拌させてバッター液100部を得た。得られたバッター液を、前記得られた具材入りパウチとは別のパウチに充填し、前記得られた具材入りパウチと共にかき揚げセットとした。前記かき揚げセットを混合した後、180℃に熱した油で油ちょうした。
【0022】
<かき揚げ具材の配合割合>
乾燥ひじき 11部
しめじ 10部
黒豆 8部
玉ねぎ 35部
わかめ 18部
ベーコン 8部
マヨネーズ 10部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 50部
清水 48部
澱粉 0.5部
黒ゴマ 1部
ブラックペッパー 0.5部
合計 100部
【0023】
得られたかき揚げは、簡便に調理でき、さらに、今までにない黒色のかき揚げとなり、大変好ましいものであった。
【0024】
[比較例1]
乾燥ひじき、黒ゴマ及びブラックペッパーを配合しなかった他は、実施例1と同様にして黒色かき揚げを製した。得られたかき揚げは、彩りの良い黒色のかき揚げが得られず、好ましくなかった。
【0025】
[実施例2]
実施例1において、かき揚げの具材の配合割合及びバッター液の配合割合を下記のようにした他は、実施例1と同様にしてかき揚げを製造した。得られたかき揚げは、実施例1同様、外観のよい黒色のかき揚げとなり、大変好ましいものだった。
【0026】
<かき揚げ具材の配合割合>
乾燥ひじき 5部
しめじ 14部
黒豆 8部
玉ねぎ 35部
わかめ 20部
ベーコン 8部
マヨネーズ 10部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 45部
清水 47.5部
澱粉 0.5部
黒ゴマ 5部
ブラックペッパー 2部
合計 100部
【0027】
[実施例3]
下記の配合で、かき揚げを製造した。まず、玉ねぎ27部及びかに風味蒲鉾25部をダイス状に細断した。次に、攪拌機に前記ダイス状細断した玉ねぎ、かに風味蒲鉾を投入し、さらに紅生姜10部、むき枝豆16部、コーン16部、マヨネーズ6部を投入し均一に攪拌させ、かき揚げの具材を得た。得られた具材を、パウチに充填した。次いで、小麦粉51部、澱粉0.3部、清水48部、赤パプリカパウダー0.7部を攪拌機へ投入し、均一に攪拌させてバッター液100部を得た。得られたバッター液を、前記得られた具材入りパウチとは別のパウチに充填し、具材入りパウチと共にかき揚げセットとした。前記かき揚げセットを混合した後、180℃に熱した油で油ちょうした。
【0028】
<かき揚げ具材の配合割合>
紅生姜 10部
玉ねぎ 27部
かに風味蒲鉾 25部
むき枝豆 16部
コーン 16部
マヨネーズ 6部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 51部
清水 48部
澱粉 0.3部
赤パプリカパウダー 0.7部
合計 100部
【0029】
得られたかき揚げは、簡便に調理でき、さらに、今までにない赤色のかき揚げとなり、大変好ましいものであった。
【0030】
[比較例2]
実施例3において、紅生姜の配合を1部にし、その際の減少分をかに風味蒲鉾34部にして配合した他は、実施例3と同様にして赤色かき揚げを製した。得られたかき揚げは、彩りの良い赤色のかき揚げが得られず、好ましくなかった。
【0031】
[実施例4]
実施例3において、かき揚げの具材の配合割合及びバッター液の配合割合を下記のようにした他は、実施例3と同様にしてかき揚げを製造した。得られたかき揚げは、実施例3同様、外観のよい赤色のかき揚げとなり、大変好ましいものだった。
【0032】
<かき揚げ具材の配合割合>
紅生姜 10部
玉ねぎ 27部
かに風味蒲鉾 25部
むき枝豆 16部
コーン 16部
マヨネーズ 6部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 51.6部
清水 48部
澱粉 0.3部
赤パプリカパウダー 0.1部
合計 100部
【0033】
[実施例5]
下記の配合で、かき揚げを製造した。まず、カボチャ30部、玉ねぎ25部及びベーコン5部をダイス状に細断した。次に、攪拌機に前記ダイス状に細断したカボチャ、玉ねぎ、ベーコンを投入し、さらにむき枝豆18部、コーン17部、マヨネーズ5部を投入し均一に攪拌させ、かき揚げの具材を得た。得られた具材を、パウチに充填した。次いで、小麦粉50部、澱粉0.5部、清水48部、カレー粉1.5部を攪拌機へ投入し、均一に攪拌させてバッター液100部を得た。得られたバッター液をパウチに充填し、前記得られたパウチ入り具材と共にかき揚げセットとした。前記かき揚げセットを混合した後、180℃に熱した油で油ちょうした。
【0034】
<かき揚げ具材の配合割合>
カボチャ 30部
玉ねぎ 25部
むき枝豆 18部
コーン 17部
ベーコン 5部
マヨネーズ 5部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 50部
清水 48部
澱粉 0.5部
カレー粉 1.5部
合計 100部
【0035】
得られたかき揚げは、簡便に調理でき、さらに、今までにない黄色のかき揚げとなり、大変好ましいものであった。
【0036】
[比較例3]
実施例5において、カレー粉の配合を0.05部にし、その際の減少分を清水で補った他は、実施例5と同様にして黄色かき揚げを製した。得られたかき揚げは、彩りの良い黄色のかき揚げが得られず、好ましくなかった。
【0037】
[実施例6]
実施例5において、かき揚げの具材の配合割合及びバッター液の配合割合を下記のようにした他は、実施例5と同様にしてかき揚げを製造した。得られたかき揚げは、実施例5同様、外観のよい黄色のかき揚げとなり、大変好ましいものだった。
【0038】
<かき揚げ具材の配合割合>
カボチャ 15部
玉ねぎ 25部
むき枝豆 25部
コーン 25部
ベーコン 5部
マヨネーズ 5部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 51.3部
清水 48部
澱粉 0.5部
カレー粉 0.2部
合計 100部
【0039】
[実施例7]
下記の配合で、かき揚げを製造した。まず、玉ねぎ20部、おくら20部、長芋18部及びベーコン7部をダイス状に細断した。次に、攪拌機に前記ダイス状に細断した玉ねぎ、おくら、長芋及びベーコンを投入し、さらに乾燥わかめ10部、ひじき10部、なめこ10部及びマヨネーズ7部を投入し均一に攪拌させ、かき揚げの具材を得た。得られた具材を、パウチに充填した。次いで、小麦粉50部、清水48部、澱粉0.5部、抹茶粉末1.5部を攪拌機へ投入し、均一に攪拌させてバッター液100部を得た。得られたバッター液を、前記得られた具材入りパウチとは別のパウチに充填し、前記得られた具材入りパウチと共にかき揚げセットとした。前記かき揚げセットを混合した後、180℃に熱した油で油ちょうした。
【0040】
<かき揚げ具材の配合割合>
乾燥わかめ 10部
玉ねぎ 20部
おくら 20部
長芋 18部
ひじき 10部
なめこ 10部
ベーコン 7部
マヨネーズ 5部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 50部
清水 48部
澱粉 0.5部
抹茶粉末 1.5部
合計 100部
【0041】
得られたかき揚げは、簡便に調理でき、さらに、今までにない緑色のかき揚げとなり、大変好ましいものであった。
【0042】
[比較例4]
実施例7において、抹茶粉末の配合を0.01部にし、その際の減少分を清水で補った他は、実施例7と同様にして緑色かき揚げを製した。得られたかき揚げは、彩りの良い緑色のかき揚げが得られず、好ましくなかった。
【0043】
[実施例8]
実施例7において、かき揚げの具材の配合割合及びバッター液の配合割合を下記のようにした他は、実施例7と同様にしてかき揚げを製造した。得られたかき揚げは、実施例7同様、外観のよい緑色のかき揚げとなり、大変好ましいものだった。
【0044】
<かき揚げ具材の配合割合>
乾燥わかめ 20部
玉ねぎ 20部
おくら 10部
長芋 18部
ひじき 10部
なめこ 10部
ベーコン 7部
マヨネーズ 5部
合計 100部

<バッター液の配合割合>
小麦粉 51.3部
清水 48部
澱粉 0.5部
抹茶粉末 0.2部
合計 100部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
具材原料100部に対し乾燥ひじき5〜15部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対し黒ゴマ1〜5部、ブラックペッパー0.5〜3部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対し紅生姜5〜15部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対しパプリカパウダー0.1〜1部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対しカボチャ15〜40部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対しカレー粉0.1〜2部を含有するバッター液からなるセット、
具材原料100部に対し乾燥わかめ5〜20部を含有するかき揚げ具材とバッター液100部に対し抹茶粉末0.1〜2部を含有するバッター液からなるセットのいずれかであることを特徴とする彩りかき揚げセット。


【公開番号】特開2013−106555(P2013−106555A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253645(P2011−253645)
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(000001421)キユーピー株式会社 (657)
【出願人】(510299503)デリア食品株式会社 (6)
【Fターム(参考)】