説明

情報端末装置、及び、プログラム

【課題】所定時刻になったことに応答して起動するアプリケーションプログラムを設定する操作を容易にする情報端末装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報端末装置100は、複数のアプリケーションプログラムを格納し、該複数のアプリケーションプログラムの起動時間を保存する。時刻を計時し、該時刻が所定時刻になったことをユーザに報知する。該報知が停止されたことに応答して、計時時間と起動時間とに基づいて、所定のアプリケーションプログラムを選択し、選択したアプリケーションプログラムを起動するための画像画面を表示することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末装置の報知機能に連動するアプリケーションプログラムの起動に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機などの情報端末装置は、高機能化が進んでおり、基本機能である通話機能以外の種々の機能を備えている。例えば、報知機能や、ニュース・天気予報を取得するアプリケーション機能なども付加されている。
この報知機能を用いて、所定時刻に、所望するアプリケーションプログラムを起動させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−190847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている構成では、ユーザは報知時刻を設定し、さらに該報知に応答して起動させるアプリケーションプログラムを設定する必要があるため、設定操作が煩雑であった。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、所定時刻になったことに応答して起動するアプリケーションプログラムを設定する操作を容易にする情報端末装置及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、所定時刻になったことに応答して、所望のアプリケーションプログラムを起動するための画面を表示する情報端末装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、複数のアプリケーションプログラムの実行処理が可能な情報端末装置であって、
アラーム報知時刻を記憶する第1記憶手段と、
前記各アプリケーションプログラムを、そのアプリケーションプログラムを実行すべき時間帯と対応付けて記憶する第2記憶手段と、
現在時刻が前記第1記憶手段に記憶されたアラーム報知時刻になった際に、アラームを報知する報知手段と、
前記報知手段でアラームが報知された際に、その報知された時刻を含む時間帯で実行すべきアプリケーションプログラムが前記第2記憶手段に記憶されているか否かを判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段での判別結果に応じて、前記報知手段で報知されたアラームの報知停止後にそのまま報知を終了するか、あるいはその報知停止後にその報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補を表示手段に表示するか、を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0007】
請求項6に記載の発明は、複数のアプリケーションプログラムの実行処理が可能な情報端末装置であって、
アラーム報知時刻を記憶する第1記憶手段と、
前記各アプリケーションプログラムを、そのアプリケーションプログラムを実行すべき時間帯と対応付けて記憶する第2記憶手段と、
現在時刻が前記第1記憶手段に記憶されたアラーム報知時刻になった際に、アラームを報知する報知手段と、
前記報知手段でアラームが報知された際に、そのアラーム報知の報知時刻と固有に対応付けられた第1アプリケーションプログラムが前記第1記憶手段に更に記憶されているか否かを判別する第1判別手段と、
前記報知手段でアラームが報知された際に、前記第2記憶手段にその報知された時刻を含む時間帯に対応するアプリケーションプログラムが記憶されているか否かを判別する第2判別手段と、
前記第1判別手段で記憶されていると判別された際は、その記憶されている前記第1アプリケーションプログラムを前記アラーム報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御し、一方、前記第1判別手段で記憶されていないと判別され、前記第2判別手段で前記時間帯に対応するアプリケーションプログラムが記憶されていると判別された際は、その記憶されている時間帯に対応するアプリケーションプログラムを前記アラーム報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、報知時刻に応答して表示される所定のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションとする)を容易に起動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態にかかる情報端末装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御部によって実現される機能構成を示す機能ブロック図である。
【図3】報知情報格納領域に格納される情報の例を示す図である。
【図4】起動情報格納領域に格納される情報の例を示す図である。
【図5】報知情報を設定する方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】アプリケーションの起動情報を保存する方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】アプリケーションを選択する方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】選択されたアプリケーションの画面表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態にかかる情報端末装置100は、例えば、携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System)などといった移動体通信用の端末装置であり、基本機能である音声通話機能の他に、インターネットなどを介してデータ通信を行い、ウェブサイトなどにアクセスするデータ通信機能及びスケジュール機能等の多数の機能を有しているものとする。
【0011】
情報端末装置100は、図1に示すように、制御部110と、通信部120と、アンテナ121と、操作部130と、表示部140と、時計部150と、報知部160と、記憶部170と、から構成される。
【0012】
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等から構成され、情報端末装置100の各部を制御する。このような制御は、制御部110が実行する記憶部170に格納された所定のプログラムに基づいて行われる。
【0013】
通信部120は、例えば、所定の無線通信回路などから構成され、アンテナ121を介して基地局との無線通信をおこなうことで、音声通話やデータ通信を行う。
【0014】
操作部130は、操作ボタンと入力回路などから構成される。操作ボタンは、情報端末装置100の外面に配列され、情報端末装置100のユーザによって操作される。入力回路は、ユーザのボタン操作に応じた入力信号を生成し、制御部110に供給する。
【0015】
表示部140は、例えば、液晶表示装置などから構成され、制御部110の制御によって画像等を表示する。
【0016】
時計部150は、現在時刻、経過時間等を計時し、制御部110に時刻を通知する。
【0017】
報知部160は、音声出力装置160a、振動発生装置160b又は発光装置160cなどから構成され、制御部110の制御によって所定の電子音、振動又は発光等を発生出力する。
【0018】
記憶部170は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)等の記憶装置から構成され、制御部110が実行するプログラムを格納する他、種々のデータを格納する。記憶部170は、図1に示すように、プログラム格納領域171と、報知情報格納領域172と、起動情報格納領域173と、アプリケーション格納領域174と、などの記憶領域から構成される。
【0019】
プログラム格納領域171には、制御部110が実行するプログラムが格納される。制御部110がプログラム格納領域171に格納されているプログラムを実行することで、本実施形態にかかる処理を行うための機能構成が実現される。
【0020】
報知情報格納領域172には、図3に示すように、報知設定時間T101と、報知手段設定T102と、使用アプリケーション設定T103と、選択手段併用設定T104と、を含む情報が格納される。
【0021】
報知設定時間T101は、ユーザが設定した一又は複数の報知時刻を示す情報である。時計部150の計時時刻が、報知設定時間T101が指定する何れかの報知時刻に一致すると、報知手段設定T102で設定される報知手段により何らかの報知(アラーム)が発せられる。
【0022】
報知手段設定T102は、所定時間になったことをユーザに報知する手段を指定する設定情報であり、具体的には、音声出力装置160a、振動発生装置160b、発光装置160cのうちユーザへの報知に使用する一の報知装置又はそれらの組み合わせを指定する情報である。初期設定として事前に報知手段設定T102を設定しておくことにより、毎回の入力を省略することもできる。
【0023】
使用アプリケーション設定T103は、所定時間になったときに自動的に起動させるアプリケーションを指定する設定情報である。ユーザからの入力がない場合には未設定(なし)となるが、入力を省略することもできる。
【0024】
選択手段併用設定T104は、報知が停止されたことに応答して起動するアプリケーションを選択する手段を使用するか否かを指定する設定情報である。ユーザからの入力がない場合には未設定(なし)となるが、入力を省略することもできる。初期状態では、設定なしとなるが、使用アプリケーション設定T103が設定されると、自動的に設定ありと切り替わる。
【0025】
起動情報格納領域173には、図4に示すように、起動アプリケーションT201と、起動時間T202と、起動回数T203と、を含む情報が格納される。
【0026】
起動アプリケーションT201は、ユーザが過去に起動(使用)したアプリケーションを特定する情報である。
【0027】
起動時間T202は、アプリケーションが起動した時間(帯)を特定する設定情報である。図4に示すように、起動アプリケーションT201のアプリケーション毎に、時間(帯)が指定される。ユーザは操作部130を介して時間(帯)の設定情報を変更することができる。
【0028】
起動回数T203は、図4に示すように、起動時間T202で分類された時間(帯)毎に、アプリケーションが起動した累積回数を示す情報である。制御部110は、時計部150から取得した時刻情報に基づきアプリケーションの起動時間を判断する。次に、制御部110は、起動時間に該当する起動時間T202で分類された時間(帯)に対応した起動回数をインクリメント処理することにより、アプリケーションが起動した回数を該当するテーブルに累積保存する。
【0029】
アプリケーション格納領域174には、例えば、電子メール、ブラウザ、スケジュールなどの予め情報端末装置100に格納されているアプリケーション、及びインターネットなどを介してダウンロードしたアプリケーションが格納される。
【0030】
次に、制御部110によって実現される機能構成を示す機能ブロック図を図2に示す。制御部110は、報知設定処理部111と、アプリケーション起動情報保存部112と、報知停止処理部113と、アプリケーション表示部114と、などから構成される。
【0031】
報知設定処理部111は、操作部130と記憶部170との協働により、報知設定時間T101を設定する処理を行い、また、時計部150と報知部160との協働により、ユーザに報知する処理を行う。報知設定処理部111は、図3に示す情報を報知情報格納領域172に格納する。さらに、報知設定処理部111は、時計部150から時刻を継続的に取得し、報知設定時間T101に設定された時間と現在時間との一致・不一致を判定する。一致すると判定された際には、報知部160を制御し、所定時間であることをユーザに通知する。
【0032】
アプリケーション起動情報保存部112は、時計部150と記憶部170との協働により、アプリケーションが起動した時間と起動回数を保存する。アプリケーション起動情報保存部112は、図4に示す情報を起動情報格納領域173に格納する。
【0033】
報知停止処理部113は、操作部130からのユーザ操作に基づいて報知部160を制御し、報知を停止する処理を行う。報知停止処理部113は、報知を停止した後に、アプリケーション表示部114に終了信号を送信する。
【0034】
アプリケーション表示部114は、報知停止処理部113からの終了信号を受信後、記憶部170との協働により、アプリケーション格納領域174に格納された所定のアプリケーションを選択し、表示する。また、アプリケーション表示部114は、アプリケーションを起動するためのアイコンを表示部140に表示し、操作部130を介して該アイコンが選択されたことに応答して所定のアプリケーションを起動する。
【0035】
次に、図5のフローチャートを参照して、図3に示す情報を設定する方法について説明する。
図5のフローの処理は、ユーザが操作部130を操作し、情報端末装置100の報知設定メニューを選択することにより開始される。
また、ユーザの入力により、図3に示す報知情報テーブルが作成され、報知設定時間T101、報知手段設定T102、使用アプリケーション設定T103、選択手段併用設定T104に示される各情報が情報テーブルに保存される。
【0036】
報知を設定するフローが開始されると、時間設定を入力する画面が、表示部140に表示される。ユーザは操作部130を操作し、所望する報知設定時間T101を入力する(ステップS100)。
【0037】
報知設定時間T101を入力後、報知時間以外の項目を入力するか否かの判定を行う(ステップS101)。ここでは、報知停止後に、所定のアプリケーションを起動させるか否かの設定情報を入力する。このような判定を設けることで、後述するステップS303で選択されるアプリケーションとは別に、任意のアプリケーションを起動することができる。
【0038】
ステップS101において、他の項目を入力すると判定された場合(ステップS101;Yes)、ステップS102へ遷移し、設定情報の入力を行う。
一方、ステップS101において、他の項目を入力しないと判定された場合(ステップS101;No)、使用アプリケーション設定T103は未設定(なし)として、本フロー処理は終了する(終了)。
【0039】
ステップS102にて、報知停止後に起動するアプリケーションを設定するための画面を表示する。ユーザの入力操作が終了すると、ステップS103へ遷移する。
【0040】
ステップS103にて、ステップS101と同様、他の項目を入力するか否かの判定を入力する。ここでは、後述するステップS306で判定されるアプリケーションを選択する手段を併用するか否かの設定を入力する。
【0041】
ステップS103において、他の項目を入力すると判定された場合(ステップS103;Yes)、ステップS104へ遷移し、設定情報の入力を行う。
一方、ステップS103において、他の項目を入力しないと判定された場合(ステップS103;No)、選択手段併用設定T104は未設定(なし)として、本フロー処理は終了する(終了)。
【0042】
ステップS104にて、アプリケーションを選択する手段を併用するか否かを選択するための画面を表示する。ユーザの設定操作が行われると、ステップS105へ遷移する。
【0043】
ステップS105にて、ステップS101と同様、他の項目を入力するか否かの判定を入力する。ここでは、報知に使用する報知手段設定T102、例えば、音声やバイブ等、の設定を入力するか否かが判定される。
【0044】
ステップS105において、他の項目を入力すると判定された場合(ステップS105;Yes)、ステップS106へ遷移し、他の項目の入力を行う。
一方、ステップS105において、他の項目を入力しないと判定された場合(ステップS105;No)、報知手段設定T102は初期設定として、本フロー処理は終了する(終了)。
【0045】
ステップS106にて、報知手段設定T102を選択する画面を表示する。報知手段設定T102が設定されると、本フロー処理は終了する(終了)。
【0046】
以上の処理によって、図3に示す情報が設定され、情報端末装置100は、所定時間になったことを所定の報知手段によりユーザに報知し、さらに、該報知が停止されると所定のアプリケーションを起動する。
【0047】
次に、図6のフローチャートを参照して、アプリケーションが起動した時間と回数とを保存する方法について説明する。
図6のフローの処理は、ユーザが操作部130を操作し、アプリケーション格納領域174に格納されたアプリケーションを起動することにより開始される。
また、アプリケーションが起動されると、図4に示すアプリケーション起動回数情報テーブルが作成され、起動アプリケーションT201、起動時間T202、起動回数T203、に示される各情報が情報テーブルに保存される。
【0048】
ステップS200にて、ユーザが指定したアプリケーションを起動し、ステップS201へ遷移する。
【0049】
ステップS201にて、起動したアプリケーションの情報を起動アプリケーションT201のテーブルに保存し、ステップS202へ遷移する。
【0050】
ステップS202にて、時計部150が計時する時刻によりアプリケーションが起動された時刻が特定される。そして、特定された時刻が、起動時間T202に示されたどの起動時間(帯)に該当するかを特定し、ステップS203へ遷移する。
【0051】
ステップS203にて、ステップS202において特定された起動時間(帯)に対応する起動回数T203に保存された回数をインクリメント処理することにより、起動回数を累積保存し、本フロー処理は終了する(終了)。
【0052】
以上の処理によって、図4に示す情報が起動情報格納領域173に格納される。
【0053】
次に、図7のフローチャートを参照して、アプリケーションを選択する方法について説明する。
図7のフローの処理は、指定された時間に報知部160が鳴動し、ユーザが報知を停止することにより開始される。
【0054】
ステップS300にて、報知設定時間T101の設定時間に対応する使用アプリケーション設定T103の設定があるか否かの判定を行う。
【0055】
ステップS300において、使用アプリケーション設定T103が設定されていると判定された場合(ステップS300;Yes)、ステップS306へ遷移し、選択手段併用設定T104が設定されているか否かが判定される。
一方、ステップS300において、使用アプリケーション設定T103が設定されていないと判定された場合(ステップS300;No)、ステップS301へ遷移する。
【0056】
ステップS301にて、図3に示す報知情報と図4に示す起動回数情報を統合したテーブルを作成する。後述するステップS302にて、時間が一致するか否かを判定するためである。
【0057】
ステップS302において、報知設定時間T101と起動時間T202との時間(帯)が一致し、かつ、起動回数T203が1回以上であると判定された場合(ステップS302;Yes)、ステップS303へ遷移し、アプリケーションの選択を行う。ここで、報知設定時間T101と起動時間T202との時間(帯)が一致するか否かの判定は、報知設定時間T101に設定された時間が、起動時間T202に設定された時間(帯)の範囲内であれば一致すると判定する。
一方、ステップS302において、報知設定時間T101と起動時間T202との時間(帯)が一致しないと判定された場合(ステップS302;No)、選択するアプリケーションはないものとして、本フロー処理は終了する(終了)。
【0058】
ステップS303にて、ステップS302における判定条件を満たした起動時間T202及び起動回数T203に対応する起動アプリケーションT201で特定されるアプリケーションを選択する。該当するアプリケーションが複数ある場合には、複数のアプリケーションを選択する。
【0059】
ステップS304にて、表示部140に表示するアプリケーションの順番(順序)を決定する。ステップS303において選択されたアプリケーションが複数ある場合には、起動回数T203が多い順番(降順)に、表示するアプリケーションの順番を並び替える。
なお、後述するステップS306において、選択手段を併用すると判定されている場合には(ステップS306;Yes)、使用アプリケーション設定T103により設定されたアプリケーションとステップS303で選択されたアプリケーションとが並存する場合がある。このときは、ユーザが使用アプリケーション設定T103に設定したアプリケーションの表示順位を選択されたアプリケーションより高く設定する。
【0060】
ステップS305にて、図8(a)に示すように、ステップS304において順位付けされた優先順に、アプリケーションを起動する画像を表示部140に表示する。ユーザが表示画面に示されたアプリケーションを選択すると、該当するアプリケーションは起動する。起動したアプリケーションは、図8(b)に示すように、スライドショーのように順次自動で画面を切り替え、所定の情報を表示する。表示されたすべてのアプリケーションが起動し、所定の情報が表示されると、本フロー処理は終了する(終了)。なお、ユーザは操作部130からの入力により、起動中のアプリケーションを操作することや、アプリケーションを途中で終了し、別のアプリケーションを起動する等の操作を行うことができる。
【0061】
ステップS306にて、本フローの開始条件である時間が設定された報知設定時間T101に対応する選択手段併用設定T104における併用設定の有無を判定する。
【0062】
ステップS306において、併用設定ありと判定された場合(ステップS306;Yes)、ステップS301へ遷移する。
一方、ステップS306において、併用設定なしと判定された場合(ステップS306;No)、ステップS307へ遷移する。
【0063】
ステップS307にて、使用アプリケーション設定T103に設定されたアプリケーションが表示される。ステップS305と同様に、表示されたアプリケーションが選択されると、アプリケーションは所定の情報を表示し、本フロー処理は終了する(終了)。
【0064】
以上の処理によって、ユーザが報知を停止したこと応答して、所定のアプリケーションが選択され、該アプリケーションを起動するための画像が画面に表示される。ユーザが画像を選択することにより、該当するアプリケーションが起動する。
【0065】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
【0066】
選択手段併用設定T104の設定について、制御部110は使用アプリケーション設定T103で設定されたアプリケーションがユーザにより設定されると、設定情報を設定ありと自動で変更することができる。
【0067】
起動時間T202の時間(帯)の範囲は、3時間単位、10分単位等、任意に設定することができる。
【0068】
ステップS101とステップS102、ステップS103とステップS104及びステップS105とステップS106に関する他の項目を入力する3つの入力ステップ順序は、任意に変更することができる。
【0069】
ステップS200からステップS203の順序は、任意に変更することができる。
【符号の説明】
【0070】
100…情報端末装置、110…制御部、111…報知設定処理部、112…アプリケーション起動情報保存部、113…報知停止処理部、114…アプリケーション表示部、120…通信部、121…アンテナ、130…操作部、140…表示部、150…時計部、160…報知部、170…記憶部、171…プログラム格納領域、172…報知情報格納領域、173…起動情報格納領域、174…アプリケーション格納領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のアプリケーションプログラムの実行処理が可能な情報端末装置であって、
アラーム報知時刻を記憶する第1記憶手段と、
前記各アプリケーションプログラムを、そのアプリケーションプログラムを実行すべき時間帯と対応付けて記憶する第2記憶手段と、
現在時刻が前記第1記憶手段に記憶されたアラーム報知時刻になった際に、アラームを報知する報知手段と、
前記報知手段でアラームが報知された際に、その報知された時刻を含む時間帯で実行すべきアプリケーションプログラムが前記第2記憶手段に記憶されているか否かを判別する第1判別手段と、
前記第1判別手段での判別結果に応じて、前記報知手段で報知されたアラームの報知停止後にそのまま報知を終了するか、あるいはその報知停止後にその報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補を表示手段に表示するか、を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする情報端末装置。
【請求項2】
前記第1記憶手段は、前記アラーム報知時刻に固有に対応付けて第1アプリケーションプログラムを記憶し、
前記第1判別手段は、前記第2記憶手段での記憶の有無の判別に先立って、前記第1記憶手段に前記報知のアラーム報知時刻に対応付けて前記第1アプリケーションプログラムが前記第1記憶手段に記憶されているか否かを判別し、前記第1アプリケーションプログラムが記憶されていないと判別した際に前記第2記憶手段での記憶の有無を判別し、
前記制御手段は、前記第1判別手段で前記第1アプリケーションプログラムが記憶されていると判別された際は、当該第1アプリケーションプログラムを、前記報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
【請求項3】
前記第1判別手段で前記第1記憶手段に第1アプリケーションプログラムが記憶されていると判別された際は、更に前記第2記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムとの併用設定があるか否かを判別する第2判別手段、を更に具備し、
前記制御手段は、前記第2判別手段で併用設定がないと判別された際は、前記第1記憶手段に記憶された前記第1アプリケーションプログラムのみを前記アプリケーション候補として表示すべく制御し、一方、前記第2判別手段で併用設定があると判別された際は、前記第1アプリケーションプログラムと前記時間帯で実行すべきアプリケーションプログラムがあると判別された際のアプリケーションプログラムとを前記アプリケーション候補として表示すべく制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報端末装置。
【請求項4】
前記複数のアプリケーションプログラムの内の任意のアプリケーションプログラムを選択して実行処理した際に、その実行処理された時刻を取得する取得手段と、
前記実行処理されたアプリケーションプログラムに対して、前記取得手段で取得した時刻を含む時間帯を対応付けて前記第2記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
を更に具備したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報端末装置。
【請求項5】
前記第1判別手段は、報知された時刻を含む時間帯で実行すべきアプリケーションプログラムが前記第2記憶手段に複数記憶されているか否かを判別し、
前記制御手段は、前記複数のアプリケーションプログラムが記憶されていると判別された際は、前記アプリケーション候補として複数の候補を表示し、その候補表示においてはその各アプリケーションの実行状況に基づいた順序で表示する、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報端末装置。
【請求項6】
複数のアプリケーションプログラムの実行処理が可能な情報端末装置であって、
アラーム報知時刻を記憶する第1記憶手段と、
前記各アプリケーションプログラムを、そのアプリケーションプログラムを実行すべき時間帯と対応付けて記憶する第2記憶手段と、
現在時刻が前記第1記憶手段に記憶されたアラーム報知時刻になった際に、アラームを報知する報知手段と、
前記報知手段でアラームが報知された際に、そのアラーム報知の報知時刻と固有に対応付けられた第1アプリケーションプログラムが前記第1記憶手段に更に記憶されているか否かを判別する第1判別手段と、
前記報知手段でアラームが報知された際に、前記第2記憶手段にその報知された時刻を含む時間帯に対応するアプリケーションプログラムが記憶されているか否かを判別する第2判別手段と、
前記第1判別手段で記憶されていると判別された際は、その記憶されている前記第1アプリケーションプログラムを前記アラーム報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御し、一方、前記第1判別手段で記憶されていないと判別され、前記第2判別手段で前記時間帯に対応するアプリケーションプログラムが記憶されていると判別された際は、その記憶されている時間帯に対応するアプリケーションプログラムを前記アラーム報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする情報端末装置。
【請求項7】
前記第1判別手段で記憶されていると判別された際は、更に前記第2記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムとの併用設定があるか否かを判別する第3判別手段、を更に具備し、
前記制御手段は、前記第3判別手段で併用設定がないと判別された際は、前記第1記憶手段に記憶された前記第1アプリケーションプログラムのみを前記アプリケーション候補として表示すべき制御し、前記第3判別手段で併用設定があると判別された際は、前記第1アプリケーションプログラムと、前記第2判別手段で前記時間帯に対応するアプリケーションプログラムがあると判別された際のアプリケーションプログラムと、を前記アプリケーション候補として表示すべく制御する、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報端末装置。
【請求項8】
複数のアプリケーションプログラムの実行処理が可能な情報端末装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
アラーム報知時刻を記憶する第1記憶手段、
前記各アプリケーションプログラムを、そのアプリケーションプログラムを実行すべき時間帯と対応付けて記憶する第2記憶手段、
現在時刻が前記第1記憶手段に記憶されたアラーム報知時刻になった際に、アラームを報知する報知手段、
前記報知手段でアラームが報知された際に、その報知された時刻を含む時間帯で実行すべきアプリケーションプログラムが前記第2記憶手段に記憶されているか否かを判別する判別手段、
前記判別手段での判別結果に応じて、前記報知手段で報知されたアラームの報知停止後にそのまま報知を終了するか、あるいはその報知停止後にその報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補を表示手段に表示するか、を制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【請求項9】
複数のアプリケーションプログラムの実行処理が可能な情報端末装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
アラーム報知時刻を記憶する第1記憶手段、
前記各アプリケーションプログラムを、そのアプリケーションプログラムを実行すべき時間帯と対応付けて記憶する第2記憶手段、
現在時刻が前記第1記憶手段に記憶されたアラーム報知時刻になった際に、アラームを報知する報知手段、
前記報知手段でアラームが報知された際に、そのアラーム報知の報知時刻と固有に対応付けられた第1アプリケーションプログラムが前記第1記憶手段に更に記憶されているか否かを判別する第1判別手段、
前記報知手段でアラームが報知された際に、前記第2記憶手段にその報知された時刻を含む時間帯に対応するアプリケーションプログラムが記憶されているか否かを判別する第2判別手段、
前記第1判別手段で記憶されていると判別された際は、その記憶されている前記第1アプリケーションプログラムを前記アラーム報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御し、一方、前記第1判別手段で記憶されていないと判別され、前記第2判別手段で前記時間帯に対応するアプリケーションプログラムが記憶されていると判別された際は、その記憶されている時間帯に対応するアプリケーションプログラムを前記アラーム報知に引き続いて実行すべきアプリケーション候補として表示すべく制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−165442(P2012−165442A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−91438(P2012−91438)
【出願日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【分割の表示】特願2007−215515(P2007−215515)の分割
【原出願日】平成19年8月22日(2007.8.22)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【出願人】(304021831)国立大学法人 千葉大学 (601)
【Fターム(参考)】