説明

抗癌剤

【課題】新規の抗癌剤を提供する。
【解決手段】下記式(I)
【化1】


[式中、Arは、置換又は非置換の単環性芳香族基であり、
Xは酸素又は硫黄原子であり、
は、置換又は非置換の芳香族基又は−N=CH−Ar(式中、Arは、置換又は非置換の芳香族基である)である。]
で示される化合物又はその塩を含有する抗癌剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は抗癌剤に関する。
【背景技術】
【0002】
Trkファミリー受容体チロシンキナーゼであるTrkA、TrkB及びTrkCは、神経栄養因子をリガンドとするシグナル受容体である。神経栄養因子には、神経成長因子(NGF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、NT−3、NT−4/5があるが、TrkBにはBDNF及びNT−4/5が作用する。BDNFは一般に、神経細胞の増殖や分化、生存を調節することが報告されている(特許文献1)。
【0003】
通常、接着性細胞は、その足場とする細胞外マトリックスとの相互作用を通して生存や増殖を調節しているが、その相互作用を失うとアポトーシスが誘導される。このような現象を「アノイキス(Anoikis)」と呼ぶ。近年、TrkBの活性化によって細胞のアノイキスが特異的に抑制されることが報告された(非特許文献1)。本文献から、TrkBを過剰に発現し、アノイキス耐性を有するヒト腫瘍が、リンパ管や血管への浸潤を通して転移する可能性が示唆された。
【0004】
TrkBを過剰に発現する腫瘍の一種として、神経芽腫が知られている。神経芽腫は交感神経系の腫瘍であり、小児の頭部以外の固形腫瘍では最も多い癌である。TrkBを発現している神経芽腫は、進行性が強く、場合により致死的となる。TrkB発現腫瘍はBDNFを自己で分泌するか、又は傍分泌生存回路を有することが知られており、それにより、腫瘍の生存延長や、薬剤耐性、血管新生が引き起こされる。
【0005】
神経芽腫の治療法としては、現在、手術療法やと化学療法が行われている。化学療法で使用される抗がん剤は、がんの進行度や悪性度に応じて、主にビンクリスチン、シクロホスファミド、イホスファミド、ドキソルビシン、ピラルビシン、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシド等が使用されており、これらを組み合わせた多剤併用療法が行われている。
【0006】
一方、神経芽腫等を対象とした新規化合物の開発も試みられており、特許文献1にはTrkB阻害剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特表2008−543762号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】Douma S.,et al. Nature (2004) 430, 7003
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、新規の抗癌剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、前記課題を解決すべく、TrkBとの結合能を有する候補化合物をスクリーニングした結果、下記式(I)で示される特定の化合物が癌の治療に有効であることを見い出し、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下の発明を包含する。
[1]下記式(I)
【化1】

[式中、Arは、置換又は非置換の単環性芳香族基であり、
Xは酸素又は硫黄原子であり、
は、置換又は非置換の芳香族基又は−N=CH−Ar(式中、Arは、置換又は非置換の芳香族基である)である。]
で示される化合物又はその塩を含有する抗癌剤。
[2]癌が、神経芽腫、肺癌、大腸癌、子宮癌又は乳癌である、[1]に記載の抗癌剤。
[3]癌が神経芽腫である、[2]に記載の抗癌剤。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、抗癌剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】化合物1〜3に対するSH−SY5Y/TrkB細胞の増殖曲線を示す図である。
【図2】化合物1〜3に対するCHP134細胞の増殖曲線を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、芳香族基としては、例えばフェニル基、トリル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基;フリル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基(1,2,3−トリアゾリル基、1,2,4−トリアゾリル基)、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、キノリル基、イソキノリル基等の芳香族複素環基が挙げられる。
【0014】
単環性芳香族基としては、例えばフェニル基、トリル基等の単環性芳香族炭化水素基;フリル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基(1,2,3−トリアゾリル基、1,2,4−トリアゾリル基)、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基等の単環性芳香族複素環基が挙げられる。
【0015】
前記芳香族基及び単環性芳香族基は、C1−6−アルキル基、C2−6−アルケニル基、C2−6−アルキニル基、芳香族基、アシル基、水酸基、カルボキシル基、シアノ基、ハロゲン原子、C1−6−アルコキシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ基、ニトロ基、アミノ基、C1−6−アルキルアミノ基、ジC1−6−アルキルアミノ基等から選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい。
【0016】
1−6−アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が挙げられる。
【0017】
前記C1−6−アルキル基は、芳香族基、アシル基、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1−6−アルコキシ基、アミノ基、C1−6−アルキルアミノ基、ジC1−6−アルキルアミノ基等から選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい。
【0018】
2−6−アルケニル基としては、例えばビニル基、1−プロペニル基、アリル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基が挙げられる。
【0019】
2−6−アルキニル基としては、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル(プロパルギル)基、3−ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基が挙げられる。
【0020】
アシル基としては、例えばホルミル基、アセチル基、プロピオニル基(プロパノイル基)、ブチリル基(ブタノイル基)、バレリル基(ペンタノイル基)、ヘキサノイル基等のC1−6−脂肪族アシル基;ベンゾイル基、トルオイル基等の芳香族アシル基(アロイル基)が挙げられる。
【0021】
ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0022】
1−6−アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が挙げられる。
【0023】
アラルキル基としては、例えばベンジル基、フェネチル基が挙げられる。
【0024】
アラルキルオキシ基としては、例えばベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基が挙げられる。
【0025】
前記アラルキル基及びアラルキルオキシ基は、芳香族基、アシル基、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、C1−6−アルコキシ基、アミノ基、C1−6−アルキルアミノ基、ジC1−6−アルキルアミノ基等から選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい。
【0026】
前記式(I)で示される化合物の塩としては、薬学的に許容される塩が好ましく、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、ピロ硫酸、メタリン酸等の無機酸、又はクエン酸、安息香酸、酢酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、スルホン酸(例えば、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸)等の有機酸との塩が挙げられる。また、フェノール性水酸基又はカルボキシル基を有する場合には、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩として用いることもできる。
【0027】
前記式(I)で示される化合物は、特開平10−279570号公報等に記載されるような公知の方法に従って製造することができる。具体的には、以下に示すように、酸塩化物にアミンを反応させてアミド結合を形成することにより製造することができる。
Ar−X−CH−CO−Cl + HN−R → 化合物(I)
(式中の記号は、前記式(I)と同義である。)
【0028】
前記のようにして得られる生成物を精製するには、通常用いられる手法、例えばシリカゲル等を担体として用いたカラムクロマトグラフィーやメタノール、エタノール、クロロホルム、ジメチルスルホキシド、水等を用いた再結晶法によればよい。カラムクロマトグラフィーの溶出溶媒としては、メタノール、エタノール、クロロホルム、アセトン、ヘキサン、ジクロロメタン、酢酸エチル、及びこれらの混合溶媒等が挙げられる。
【0029】
前記式(I)で示される化合物及びその塩としては、種々の化合物が市販されており、これらの市販品をそのまま、又は必要に応じて精製して本発明の抗癌剤の有効成分として用いることができる。
【0030】
本発明の抗癌剤は、慣用される他の抗癌剤や免疫抑制剤等を、所望する治療効果を考慮して適宜併用することができる。この場合には、必要に応じて、後述の投与量を適宜増減することができる。
【0031】
本発明の抗癌剤が適用される癌の種類は、特に限定されず、例えば悪性黒色腫、悪性リンパ腫、肺癌、食道癌、胃癌、大腸癌、直腸癌、結腸癌、尿管腫瘍、胆嚢癌、胆管癌、胆道癌、乳癌、肝癌(肝臓癌)、膵臓癌、睾丸腫瘍、上顎癌、舌癌、口唇癌、口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、腎臓癌、卵巣癌、子宮癌、前立腺癌、甲状腺癌、脳腫瘍、カポジ肉腫、血管腫、白血病、真性多血症、神経芽腫、網膜芽腫、骨髄腫、膀胱腫、肉腫、骨肉腫、筋肉腫、皮膚癌、基底細胞癌、皮膚付属器癌、皮膚転移癌、皮膚黒色腫等が挙げられる。好ましくは、神経芽腫、肺癌、大腸癌、子宮癌又は乳癌であり、特に好ましくは、神経芽腫である。
【0032】
以下、本発明の化合物(I)の投与量及び製剤化について説明する。
本発明の化合物(I)はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と共に動物及びヒトに投与することができる。投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、徐放性製剤、懸濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤等の経口剤、注射剤、坐剤、塗布剤、貼付剤等の非経口剤が挙げられる。
【0033】
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩類等を用いて常法に従って製造される。
【0034】
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
【0035】
結合剤としては、例えばデンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴールが挙げられる。
【0036】
崩壊剤としては、例えばデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。
【0037】
界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート80が挙げられる。
【0038】
滑沢剤としては、例えばタルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコールが挙げられる。
【0039】
流動性促進剤としては、例えば軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウムが挙げられる。
【0040】
注射剤は常法に従って製造され、希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、オリーブ油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等を用いることができる。更に必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、注射剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもできる。更に、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等を加えてもよい。
【0041】
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤、貼付剤、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、常法に従って製造される。
【0042】
本発明の製剤は、剤形、投与経路等により異なるが、1日1〜数回から1〜数回/週〜月の投与が可能である。
【0043】
経口剤として所望の効果を発揮するためには、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で化合物(I)の重量として1〜200mgを、1日数回に分けての服用が適当である。
【0044】
非経口剤として所望の効果を発揮するためには、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で化合物(I)の重量として1日1〜50mgの静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当である。
【実施例】
【0045】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
【0046】
[実施例1]
表1に示す化合物1〜3を、ヒト神経芽腫由来細胞である、SH−SY5Y/TrkB細胞又はCHP134細胞に作用させて、各化合物のIC50を求めた。SH−SY5Y/TrkB細胞は、SH−SY5Y細胞にTrkBを過剰発現させた細胞株である。試験方法は以下の通りである。
【0047】
10%FBS RPMI1640培地により培養したSH−SY5Y/TrkB細胞又はCHP134細胞を、培地1mL中に1×10個含まれるように調製し、24ウェルプレートに播種した。細胞を一晩培養し、ナミキ商事より購入した表1の各化合物をDMSO溶液に溶解させ、培地により希釈し、各化合物の濃度が0(コントロール),0.03,0.1,0.3,1.0,3.0,10μMとなるように培養細胞に処理した。6日後、細胞数を細胞計数盤により測定し、対数グラフよりIC50を求めた(表1)。
【0048】
【表1】

【0049】
[比較例1]
表2に示す化合物を実施例1と同様にSH−SY5Y/TrkB細胞に作用させた。その結果、コントロール(0μM)と比較して有意な細胞死は確認されなかった。
【0050】
【表2】

【0051】
[実施例2]
実施例1と同様にして、化合物1及び2をA549細胞(ヒト肺癌由来細胞)、COLO−320細胞(ヒト大腸癌由来細胞)、HeLa細胞(ヒト子宮頸癌由来細胞)又はMCF−7細胞(ヒト乳癌由来細胞)に作用させて、IC50を求めた(表3)。
【0052】
【表3】

【0053】
[実施例3]細胞増殖曲線
SH−SY5Y/TrkB細胞又はCHP134細胞をそれぞれ1×10個ずつ24穴プレートに播種し、24時間後、化合物1〜3を各濃度で処理した(0,0.1,1.0,10μM)。2,4,6日後に細胞数を測定し、細胞増殖曲線を作成した。SH−SY5Y/TrkB細胞の結果を図1に、CHP134細胞の結果を図2に示す。
【0054】
結果より、SH−SY5Y/TrkB細胞及びCHP134細胞の増殖が、化合物1〜3の処理によって阻害されたことが理解される。
【0055】
[実施例4]単回投与毒性試験
マウスにおける化合物1及び2の単回投与毒性試験として、雄性ICR系マウス(5週齢、1群5匹)に、0.5%メチルセルロースに懸濁させた各化合物を、20、200、2000mg/kgの投与量で、10mL/kgの投与容量で経口投与した。静脈内投与の場合は、ジメチルスルホキシドに溶解させた各化合物を、最終濃度が10%ジメチルスルホキシドとなるように20%キシリトール注射液で希釈し、0.25、0.5、1、2mg/kgの投与量で、10mL/kgの投与容量で静脈内投与した。
【0056】
その結果、全群において投与後15日間の観察期間中、死亡例は認められず、一般状態、体重推移及び病理解剖学検査で異常は認められなかった。
【0057】
また、本試験の条件下では、いずれの群においても明らかに毒性学的に意義のある変化は認められなかった。雄マウスにおける化合物1の致死量は、経口投与で2000mg/kg、静脈内投与で1mg/kg、化合物2の致死量は、経口投与で2000mg/kg、静脈内投与で2mg/kgを上回ると推定された。試験結果より、化合物1及び2の安全性は十分に高いといえる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)
【化1】

[式中、Arは、置換又は非置換の単環性芳香族基であり、
Xは酸素又は硫黄原子であり、
は、置換又は非置換の芳香族基又は−N=CH−Ar(式中、Arは、置換又は非置換の芳香族基である)である。]
で示される化合物又はその塩を含有する抗癌剤。
【請求項2】
癌が、神経芽腫、肺癌、大腸癌、子宮癌又は乳癌である、請求項1に記載の抗癌剤。
【請求項3】
癌が神経芽腫である、請求項2に記載の抗癌剤。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2013−95743(P2013−95743A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−243013(P2011−243013)
【出願日】平成23年11月7日(2011.11.7)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 刊行物名:第15回日本がん分子標的治療学会学術集会プログラム・抄録集 発行日 :平成23年5月31日 発行者 :第15回日本がん分子標的治療学会学術集会事務局 該当頁 :第120頁(講演番号P10−6)
【出願人】(511269381)
【Fターム(参考)】