抗糖尿病化合物として有用な置換スピロ環式アミン
構造式Iの置換スピロ環式アミンは、ソマトスタチンサブタイプ受容体5(SSTR5)の選択的アンタゴニストであり、かつ2型糖尿病、インスリン抵抗性、脂質障害、肥満、アテローム性動脈硬化症、メタボリックシンドローム、抑うつ及び不安などの、SSTR5の拮抗作用に応答性の障害の、治療、管理又は予防に有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式I:
【化1】
[式中、
R1は:
(1)水素、
(2)−C1−10アルキル、
(3)−(CH2)sORe、
(4)−(CH2)sNRcRd、
(5)−(CH2)sOC1−10アルキル、
(6)−(CH2)rCO2H、
(7)−(CH2)rCO2Re、
(8)−(CH2)rCONRcRd、
(9)−(CH2)rCORe、
(10)−S(O)qC1−10アルキル、
(11)−S(O)q(CH2)pアリール、
(12)−S(O)q(CH2)pシクロアルキル、
(13)−S(O)q(CH2)pシクロヘテロアルキル、
(14)−S(O)q(CH2)pヘテロアリール、
(15)−(CH2)pC3−10シクロアルキル、
(16)−(CH2)pC2−10シクロヘテロアルキル、
(17)−(CH2)pアリール、及び
(18)−(CH2)pヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、CH2、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
R2は:
(1)水素、
(2)C1−6アルキル、及び
(3)−OC1−6アルキル、
からなる群より選択され;
R3は:
(1)水素、及び
(2)C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
R4は:
(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
R5は:
(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキル、
からなる群より選択され、
或いは、R4及びR5は、それらが結合する原子と一緒になって、3ないし7個の炭素原子を有するシクロアルキル環を形成し;
R6は:
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)−C1−10アルキル、
(4)−OC1−10アルキル、
(5)アリール、及び
(6)ヘテロアリール、
からなる群より選択され;
R7は:
(1)水素、
(2)−C1−10アルキル、
(3)−C3−10シクロアルキル、
(4)−OH、
(5)−O−C1−10アルキル、
(6)−O−C3−10シクロアルキル、
(7)−O−C2−10シクロヘテロアルキル、
(8)−O−アリール、
(9)−O−ヘテロアリール、
(10)−NRcS(O)tRe、
(11)ハロゲン、
(12)−NRcRd、
(13)−CN、
(14)−NRcC(O)Re、
(15)−OCF3、
(16)−OCHF2、
(17)C2−10シクロヘテロアルキル、
(18)アリール、及び
(19)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は1、2又は3個のハロゲンで置換され;
R8は、
(1)−OC1−6アルキル、
(2)−NRcS(O)uRe、
(3)ハロゲン
(4)−S(O)uRe、
(5)−S(O)uNRcRd、
(6)−NRcRd、
(7)−CN、
(8)−C(O)NRcRd、
(9)−NRcC(O)Re、
(10)−NRcC(O)ORe、
(11)−NRcC(O)NRcRd、
(12)−OCF3、
(13)−OCHF2、
(14)C3−10シクロヘテロアルキル、
(15)C1−10アルキル、
(16)C3−6シクロアルキル、
(17)アリール、及び
(18)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
各R9は:
(1)水素、
(2)−C1−10アルキル、
(3)−C3−10シクロアルキル、
(4)−OH、
(5)−O−C1−10アルキル、
(6)−O−C3−10シクロアルキル、
(7)−O−C2−10シクロヘテロアルキル、
(8)−O−アリール、
(9)−O−ヘテロアリール、
(10)−NRcS(O)tRe、
(11)ハロゲン、
(12)−NRcRd、
(13)−CN、
(14)−NRcC(O)Re、
(15)−OCF3、
(16)−OCHF2、
(17)C2−10シクロヘテロアルキル、
(18)アリール、及び
(19)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は1、2又は3個のハロゲンで置換され;
R10は:
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)−C1−10アルキル、及び
(4)−OC1−10アルキル、
からなる群より選択され;
各Raは、独立して:
(1)−C1−6アルキル、
(2)−CF3、
(3)−OH、
(4)−OC1−6アルキル、
(5)−OCF3、
(6)−OCHF2、
(7)−OCH2F、
(8)ハロゲン、
(9)−S(O)vRe、
(10)−S(O)vNRcRd、
(11)−NRcS(O)vRe、
(12)−NO2、
(13)−NRcRd、
(14)−C(O)Re、
(15)−CO2H、
(16)−CO2Re、
(17)−OC(O)Re、
(18)−CN、
(19)−C(O)NRcRd、
(20)−NRcC(O)Re、
(21)−NRcC(O)ORe、
(22)−NRcC(O)NRcRd、
(23)C3−10シクロアルキル、
(24)C2−10シクロヘテロアルキル、
(25)アリール、及び
(26)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソ、C1−6アルキル、−CO2H、−NH2、NH(C1−6アルキル)及びNH(C1−6アルキル)2から選択される1又は2個の置換基で置換され;
各Rbは、独立して:
(1)−CN、
(2)ハロゲン、
(3)−CF3、
(4)−OCF3、
(5)−C1−6アルキル、
(6)−OC1−6アルキル、
(7)アリール、及び
(8)ヘテロアリール、
からなる群より選択され;
各Rcは、独立して:
(1)水素、及び
(2)C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
各Rdは、独立して:
(1)水素、及び
(2)C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
各Reは、独立して、
(1)C1−6アルキル、
(2)C3−10シクロアルキル、
(3)C2−10シクロヘテロアルキル、
(4)アリール、及び
(5)ヘテロアリール、
からなる群より選択され;
mは、0、1、2、3又は4であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1、2、3、4又は5であり;
q、t、u及びvは、1又は2であり;
rは、1、2、3、4又は5であり;そして
sは、2、3又は4である]の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
R2、R3、R4、R5、R6及びR10が、それぞれ水素である、請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項3】
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−C1−10アルキル、及び
(2)−O−C3−10シクロアルキル、
からなる群より選択される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項4】
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−CH2CH3、及び
(2)−O−シクロプロピル、
からなる群より選択される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項5】
R8が:
(1)ハロゲン、
(2)アリール、及び
(3)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1、2又は3個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項6】
R8が:
(1)フェニル、及び
(2)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1又は2個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項7】
R1が:
(1)水素、
(2)−(CH2)sOH、
(3)−(CH2)rCO2H、
(4)−(CH2)rCO2C1−10アルキル、
(5)−(CH2)rCONRcRd、
(6)−S(O)q(CH2)pアリール、
(7)−(CH2)pアリール、及び
(8)−(CH2)pヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、CH2、アルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1、2又は3個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項8】
R1が:
(1)水素、
(2)フェニル、及び
(3)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項9】
R1が:
(1)フェニル、及び
(2)ピリジン、
からなる群より選択され、ここで、フェニル及びピリジンは、独立してRaから選択される1個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項10】
各Raが、独立して:
(1)−OH、
(2)−CN、
(3)−OC1−6アルキル、
(4)ハロゲン
(5)−S(O)2C1−6アルキル、
(6)−CO2H、
(7)−CO2C1−6アルキル、
(8)−C(O)NRcRd、及び
(9)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル及びヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソ、C1−6アルキル、−CO2H、−NH2、NH(C1−6アルキル)及びNH(C1−6アルキル)2から選択される1又は2個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項11】
各Raが、独立して:
(1)−CO2H、
(2)−C(O)NRcRd、及び
(3)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソから選択される1又は2個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項12】
R1が:
(1)水素、
(2)−(CH2)sOH、
(3)−(CH2)rCO2H、
(4)−(CH2)rCO2C1−10アルキル、
(5)−(CH2)rCONRcRd、
(6)−S(O)q(CH2)pアリール、
(7)−(CH2)pアリール、及び
(8)−(CH2)pヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、CH2、アルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
R2、R3、R4、R5、R6及びR10が、それぞれ水素であり;
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−C1−10アルキル、及び
(2)−O−C3−10シクロアルキル、
からなる群より選択され;
R8が:
(1)ハロゲン、
(2)アリール、及び
(3)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
各Raが、独立して:
(1)−OH、
(2)−CN、
(3)−OC1−6アルキル、
(4)ハロゲン、
(5)−S(O)2C1−6アルキル、
(6)−CO2H、
(7)−CO2C1−6アルキル、
(8)−C(O)NRcRd、及び
(9)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル及びヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソ、C1−6アルキル、−CO2H、−NH2、NH(C1−6アルキル)及びNH(C1−6アルキル)2から選択される1又は2個の置換基で置換され;そして
各Rbが、独立して:
(1)−CN、
(2)ハロゲン、
(3)−CF3、
(4)−OCF3、
(5)−C1−6アルキル、
(6)−OC1−6アルキル、及び
(7)−C(O)NRcRd、
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項13】
R1が:
(1)水素、
(2)フェニル、及び
(3)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1個の置換基で置換され;
R2、R3、R4、R5、R6及びR10が、それぞれ水素であり;
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−CH2CH3、及び
(2)−O−シクロプロピル、
からなる群より選択され;
R8が:
(1)フェニル、及び
(2)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1又は2個の置換基で置換され;
各Raが、独立して:
(1)−CO2H、
(2)−C(O)NH2、
(3)テトラゾール、及び
(4)オキソ−ジヒドロ−オキサジアゾール、
からなる群より選択され;
各Rbが、独立して、ハロゲンからなる群より選択される、請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項14】
【化2】
からなる群より選択される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項15】
【化3】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項16】
【化4】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項17】
【化5】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項18】
【化6】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩を、薬学的に許容される担体と組合せて含む医薬組成物。
【請求項20】
ソマトスタチンサブタイプ受容体5の拮抗作用に応答性の障害、症状又は疾患を、その必要のある患者において治療するための、請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用。
【請求項21】
前記障害、症状又は疾患が:2型糖尿病、インスリン抵抗性、脂質障害、肥満、メタボリックシンドローム、うつ及び不安からなる群より選択される、請求項15の化合物の使用。
【請求項22】
2型糖尿病、インスリン抵抗性、脂質障害、肥満、メタボリックシンドローム、うつ及び不安を、その必要のある患者において治療するための医薬の製造のための、請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用。
【請求項1】
構造式I:
【化1】
[式中、
R1は:
(1)水素、
(2)−C1−10アルキル、
(3)−(CH2)sORe、
(4)−(CH2)sNRcRd、
(5)−(CH2)sOC1−10アルキル、
(6)−(CH2)rCO2H、
(7)−(CH2)rCO2Re、
(8)−(CH2)rCONRcRd、
(9)−(CH2)rCORe、
(10)−S(O)qC1−10アルキル、
(11)−S(O)q(CH2)pアリール、
(12)−S(O)q(CH2)pシクロアルキル、
(13)−S(O)q(CH2)pシクロヘテロアルキル、
(14)−S(O)q(CH2)pヘテロアリール、
(15)−(CH2)pC3−10シクロアルキル、
(16)−(CH2)pC2−10シクロヘテロアルキル、
(17)−(CH2)pアリール、及び
(18)−(CH2)pヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、CH2、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
R2は:
(1)水素、
(2)C1−6アルキル、及び
(3)−OC1−6アルキル、
からなる群より選択され;
R3は:
(1)水素、及び
(2)C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
R4は:
(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
R5は:
(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキル、
からなる群より選択され、
或いは、R4及びR5は、それらが結合する原子と一緒になって、3ないし7個の炭素原子を有するシクロアルキル環を形成し;
R6は:
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)−C1−10アルキル、
(4)−OC1−10アルキル、
(5)アリール、及び
(6)ヘテロアリール、
からなる群より選択され;
R7は:
(1)水素、
(2)−C1−10アルキル、
(3)−C3−10シクロアルキル、
(4)−OH、
(5)−O−C1−10アルキル、
(6)−O−C3−10シクロアルキル、
(7)−O−C2−10シクロヘテロアルキル、
(8)−O−アリール、
(9)−O−ヘテロアリール、
(10)−NRcS(O)tRe、
(11)ハロゲン、
(12)−NRcRd、
(13)−CN、
(14)−NRcC(O)Re、
(15)−OCF3、
(16)−OCHF2、
(17)C2−10シクロヘテロアルキル、
(18)アリール、及び
(19)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は1、2又は3個のハロゲンで置換され;
R8は、
(1)−OC1−6アルキル、
(2)−NRcS(O)uRe、
(3)ハロゲン
(4)−S(O)uRe、
(5)−S(O)uNRcRd、
(6)−NRcRd、
(7)−CN、
(8)−C(O)NRcRd、
(9)−NRcC(O)Re、
(10)−NRcC(O)ORe、
(11)−NRcC(O)NRcRd、
(12)−OCF3、
(13)−OCHF2、
(14)C3−10シクロヘテロアルキル、
(15)C1−10アルキル、
(16)C3−6シクロアルキル、
(17)アリール、及び
(18)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
各R9は:
(1)水素、
(2)−C1−10アルキル、
(3)−C3−10シクロアルキル、
(4)−OH、
(5)−O−C1−10アルキル、
(6)−O−C3−10シクロアルキル、
(7)−O−C2−10シクロヘテロアルキル、
(8)−O−アリール、
(9)−O−ヘテロアリール、
(10)−NRcS(O)tRe、
(11)ハロゲン、
(12)−NRcRd、
(13)−CN、
(14)−NRcC(O)Re、
(15)−OCF3、
(16)−OCHF2、
(17)C2−10シクロヘテロアルキル、
(18)アリール、及び
(19)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は1、2又は3個のハロゲンで置換され;
R10は:
(1)水素、
(2)ハロゲン、
(3)−C1−10アルキル、及び
(4)−OC1−10アルキル、
からなる群より選択され;
各Raは、独立して:
(1)−C1−6アルキル、
(2)−CF3、
(3)−OH、
(4)−OC1−6アルキル、
(5)−OCF3、
(6)−OCHF2、
(7)−OCH2F、
(8)ハロゲン、
(9)−S(O)vRe、
(10)−S(O)vNRcRd、
(11)−NRcS(O)vRe、
(12)−NO2、
(13)−NRcRd、
(14)−C(O)Re、
(15)−CO2H、
(16)−CO2Re、
(17)−OC(O)Re、
(18)−CN、
(19)−C(O)NRcRd、
(20)−NRcC(O)Re、
(21)−NRcC(O)ORe、
(22)−NRcC(O)NRcRd、
(23)C3−10シクロアルキル、
(24)C2−10シクロヘテロアルキル、
(25)アリール、及び
(26)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソ、C1−6アルキル、−CO2H、−NH2、NH(C1−6アルキル)及びNH(C1−6アルキル)2から選択される1又は2個の置換基で置換され;
各Rbは、独立して:
(1)−CN、
(2)ハロゲン、
(3)−CF3、
(4)−OCF3、
(5)−C1−6アルキル、
(6)−OC1−6アルキル、
(7)アリール、及び
(8)ヘテロアリール、
からなる群より選択され;
各Rcは、独立して:
(1)水素、及び
(2)C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
各Rdは、独立して:
(1)水素、及び
(2)C1−6アルキル、
からなる群より選択され;
各Reは、独立して、
(1)C1−6アルキル、
(2)C3−10シクロアルキル、
(3)C2−10シクロヘテロアルキル、
(4)アリール、及び
(5)ヘテロアリール、
からなる群より選択され;
mは、0、1、2、3又は4であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0、1、2、3、4又は5であり;
q、t、u及びvは、1又は2であり;
rは、1、2、3、4又は5であり;そして
sは、2、3又は4である]の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
R2、R3、R4、R5、R6及びR10が、それぞれ水素である、請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項3】
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−C1−10アルキル、及び
(2)−O−C3−10シクロアルキル、
からなる群より選択される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項4】
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−CH2CH3、及び
(2)−O−シクロプロピル、
からなる群より選択される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項5】
R8が:
(1)ハロゲン、
(2)アリール、及び
(3)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1、2又は3個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項6】
R8が:
(1)フェニル、及び
(2)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1又は2個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項7】
R1が:
(1)水素、
(2)−(CH2)sOH、
(3)−(CH2)rCO2H、
(4)−(CH2)rCO2C1−10アルキル、
(5)−(CH2)rCONRcRd、
(6)−S(O)q(CH2)pアリール、
(7)−(CH2)pアリール、及び
(8)−(CH2)pヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、CH2、アルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1、2又は3個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項8】
R1が:
(1)水素、
(2)フェニル、及び
(3)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項9】
R1が:
(1)フェニル、及び
(2)ピリジン、
からなる群より選択され、ここで、フェニル及びピリジンは、独立してRaから選択される1個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項10】
各Raが、独立して:
(1)−OH、
(2)−CN、
(3)−OC1−6アルキル、
(4)ハロゲン
(5)−S(O)2C1−6アルキル、
(6)−CO2H、
(7)−CO2C1−6アルキル、
(8)−C(O)NRcRd、及び
(9)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル及びヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソ、C1−6アルキル、−CO2H、−NH2、NH(C1−6アルキル)及びNH(C1−6アルキル)2から選択される1又は2個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項11】
各Raが、独立して:
(1)−CO2H、
(2)−C(O)NRcRd、及び
(3)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、ヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソから選択される1又は2個の置換基で置換される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項12】
R1が:
(1)水素、
(2)−(CH2)sOH、
(3)−(CH2)rCO2H、
(4)−(CH2)rCO2C1−10アルキル、
(5)−(CH2)rCONRcRd、
(6)−S(O)q(CH2)pアリール、
(7)−(CH2)pアリール、及び
(8)−(CH2)pヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、CH2、アルキル、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
R2、R3、R4、R5、R6及びR10が、それぞれ水素であり;
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−C1−10アルキル、及び
(2)−O−C3−10シクロアルキル、
からなる群より選択され;
R8が:
(1)ハロゲン、
(2)アリール、及び
(3)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アリール及びヘテロアリールは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1、2又は3個の置換基で置換され;
各Raが、独立して:
(1)−OH、
(2)−CN、
(3)−OC1−6アルキル、
(4)ハロゲン、
(5)−S(O)2C1−6アルキル、
(6)−CO2H、
(7)−CO2C1−6アルキル、
(8)−C(O)NRcRd、及び
(9)ヘテロアリール、
からなる群より選択され、
ここで、アルキル及びヘテロアリールは、未置換であるか又はオキソ、C1−6アルキル、−CO2H、−NH2、NH(C1−6アルキル)及びNH(C1−6アルキル)2から選択される1又は2個の置換基で置換され;そして
各Rbが、独立して:
(1)−CN、
(2)ハロゲン、
(3)−CF3、
(4)−OCF3、
(5)−C1−6アルキル、
(6)−OC1−6アルキル、及び
(7)−C(O)NRcRd、
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項13】
R1が:
(1)水素、
(2)フェニル、及び
(3)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRaから選択される1個の置換基で置換され;
R2、R3、R4、R5、R6及びR10が、それぞれ水素であり;
R7及びR9が、独立して:
(1)−O−CH2CH3、及び
(2)−O−シクロプロピル、
からなる群より選択され;
R8が:
(1)フェニル、及び
(2)ピリジン、
からなる群より選択され、
ここで、フェニル及びピリジンは、未置換であるか又は独立してRbから選択される1又は2個の置換基で置換され;
各Raが、独立して:
(1)−CO2H、
(2)−C(O)NH2、
(3)テトラゾール、及び
(4)オキソ−ジヒドロ−オキサジアゾール、
からなる群より選択され;
各Rbが、独立して、ハロゲンからなる群より選択される、請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項14】
【化2】
からなる群より選択される、請求項2に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項15】
【化3】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項16】
【化4】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項17】
【化5】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項18】
【化6】
である、請求項14に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩を、薬学的に許容される担体と組合せて含む医薬組成物。
【請求項20】
ソマトスタチンサブタイプ受容体5の拮抗作用に応答性の障害、症状又は疾患を、その必要のある患者において治療するための、請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用。
【請求項21】
前記障害、症状又は疾患が:2型糖尿病、インスリン抵抗性、脂質障害、肥満、メタボリックシンドローム、うつ及び不安からなる群より選択される、請求項15の化合物の使用。
【請求項22】
2型糖尿病、インスリン抵抗性、脂質障害、肥満、メタボリックシンドローム、うつ及び不安を、その必要のある患者において治療するための医薬の製造のための、請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用。
【公表番号】特表2012−526136(P2012−526136A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−509959(P2012−509959)
【出願日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/033808
【国際公開番号】WO2010/129729
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際出願番号】PCT/US2010/033808
【国際公開番号】WO2010/129729
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】
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