説明

抽出器及びその使用方法

【課題】 溶融塩に含まれる放射性物質の除去を効率よく行えるようにする。
【解決手段】 溶融塩1及び溶融金属2を貯留し得る反応槽3と、反応槽3内で周方向に回転し得るロータ15とを備え、ロータ15底部中央に外部からロータ15内へ貫通する導入孔16を穿設し、ロータ15外周上端寄り部分にロータ15内から外部へ貫通する流出孔17を穿設し、導入孔16に正対するようにロータ15内に偏向部材19を設け、反応槽3内の下部に沈んだ溶融金属2を導入孔16を介してロータ15内へ流入させ、ロータ15の回転による遠心力でロータ15内側面に沿って上昇する溶融金属2を、流出孔17から反応槽3内において溶融金属2上に浮んでいる溶融塩1中に放出し、溶融金属2と溶融塩1とを接触させて、溶融塩1に含まれる放射性物質を溶融金属2へ移行させる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抽出器及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉から取り出された使用済み燃料の乾式再処理作業には、使用済み燃料を溶融塩(LiCL−KCL)を用いて電解精製することにより生じた放射性物質溶融塩に、カドミウム(Cd)系などの溶融金属を混合して、該溶融塩中の放射性物質(TRU)を溶融金属側へ移行させ、溶融塩と溶融金属とを分離した後、放射性物質が取り除かれた溶融塩を、再び使用済み燃料の電解精製に用いることを繰り返し行う放射性物質抽出工程がある。
【0003】図5は上述した放射性物質抽出工程における溶融塩と溶融金属との分離手段として近年提案されている抽出器の一例である。
【0004】この抽出器は、放射性物質を取り除くべき溶融塩1及び放射性物質移行用の溶融金属2を貯留し得る反応槽3と、該反応槽3を介して溶融塩1及び溶融金属2を液相を呈する温度に加熱し得る加熱装置4と、前記の反応槽3内で回転し得るインペラ5とを備えている。
【0005】反応槽3は、上部が開口した略円筒状の槽本体6と、該槽本体6の上部に取り付けられる蓋7とによって構成されている。
【0006】加熱装置4は、槽本体6が上方から挿入される槽受け部材8と、該槽受け部材8の外周部及び底部に対峙するように配置された複数のヒータ9とによって構成されている。
【0007】インペラ5は、上下の延び且つ前記の蓋7を回転自在に貫通する軸10の下端部に取り付けられている。
【0008】この軸10の上端部には、熱伝達率が低い材料によって形成された熱遮蔽部材11を介してモータ12の回転軸が接続されている。
【0009】また、モータ12のケーシングは、ブラケット(図示せず)などの部材を介して蓋7に装着されている。
【0010】なお、図中、13は溶融塩用の容器、14は溶融金属用の容器である。
【0011】図5に示す抽出器を用いて溶融塩1中に含まれている放射性物質を取り除く際には、槽受け部材8に槽本体6を挿入し、放射性物質を取り除くべき溶融塩1と放射性物質移行用の溶融金属2とを槽本体6に流し込み(図5の(A)参照)、ヒータ9によって溶融塩1及び溶融金属2を、双方が液相を呈する温度を保つように加熱する。
【0012】このとき、溶融塩1に比べて比重が大きい溶融金属2が、槽本体6の下部に沈み、溶融塩1が溶融金属2上に浮び上がった状態になる。
【0013】また、蓋7を槽本体6に取り付けるとともに(図5の(B)参照)、アルゴンなどの不活性ガスを反応槽3の溶融塩1上方に形成される閉空間へ充填して、当該空間を不活性ガス雰囲気に保持する。
【0014】次いで、モータ12を作動させ、該モータ12の回転力を軸10を介してインペラ5に伝達し(図5R>5の(C)参照)、反応槽3内の溶融金属2及び溶融塩1を撹拌することにより、溶融金属2と溶融塩1とを接触させる。
【0015】これにより、溶融塩1中の放射性物質が溶融金属2へ移行し、溶融塩1に対する放射性物質の除去が行われることになる。
【0016】更に、溶融金属2及び溶融塩1の撹拌を所定時間行ったならば、蓋7を取り外した槽本体6を槽受け部材8から引き出し(図5の(D)参照)、溶融塩1を容器13に取り分け、その後、溶融金属2を容器14に取り分ける。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶融塩1と溶融金属2との比重差が大きいため、図5に示すようなインペラ5で液状体を撹拌する抽出器では、溶融金属2を溶融塩1に均等に拡散させることができず、溶融塩1中の放射性物質を効率よく取り除くことができない。
【0018】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、溶融塩に含まれる放射性物質の除去を効率よく行えるようにすることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の抽出器では、放射性物質を取り除くべき溶融塩及び放射性物質移行用の溶融金属を貯留し得る反応槽と、上下方向に延び且つ反応槽内で周方向に回転し得る略円筒状のロータとを備え、ロータ底部中央に外部からロータ内へ貫通する導入孔を穿設し、ロータ外周上端寄り部分にロータ内から外部へ貫通する流出孔を穿設し、ロータ内に導入孔に正対するように偏向部材を設けている。
【0020】本発明の請求項2に記載の抽出器では、放射性物質を取り除くべき溶融塩及び放射性物質移行用の溶融金属を貯留し得る反応槽と、上下方向に延び且つ反応槽内で周方向に回転し得る略円筒状のロータとを備え、ロータ外周下端寄り部分に外部からロータ内へ貫通する導入孔を穿設し、ロータ外周上端寄り部分にロータ内から外部へ貫通する流出孔を穿設し、ロータの回転に伴って液状体に上方へ向かう流れを生じさせ得る螺旋状突起部をロータ内側面に沿うように設けている。
【0021】本発明の請求項3に記載の抽出器では、本発明の請求項2に記載の抽出器の構成に加えて、ロータ径方向に見て導入孔を覆い且つロータ回転方向前方側へ向かって開口する液状体導入部材を、ロータ外周部に設けている。
【0022】本発明の請求項4に記載の抽出器では、本発明の請求項2あるいは請求項3のいずれかに記載の抽出器の構成に加えて、導入孔を外部からロータ内にロータ回転方向後方側へ向かって貫通させている。
【0023】本発明の請求項5に記載の抽出器の使用方法では、放射性物質を取り除くべき溶融塩と放射性物質移行用の溶融金属とを反応槽内に貯留し、該反応槽内でロータを連続的に回転させて、導入孔からロータ内に流入する溶融金属を流出孔より溶融塩中に所定時間放出し続けた後、反応槽内の溶融塩と溶融金属とを別々の容器に取り分ける。
【0024】本発明の請求項1に記載の抽出器においては、反応槽内下部に沈んだ溶融金属を導入孔を介してロータ内へ流入させ、ロータの回転による遠心力でロータ内側面に沿って上昇する溶融金属を、流出孔から反応槽内において溶融金属上に浮んでいる溶融塩中に放出して、溶融金属と溶融塩との接触を図る。
【0025】本発明の請求項2乃至請求項4に記載の抽出器のいずれにおいても、反応槽内下部に沈んだ溶融金属を導入孔を介してロータ内へ流入させ、ロータの回転による遠心力でロータ内の螺旋状突起部に沿って上昇する溶融金属を、流出孔から反応槽内において溶融金属上に浮んでいる溶融塩中に放出して、溶融金属と溶融塩との接触を図る。
【0026】また、本発明の請求項3に記載の抽出器においては、ロータ外周部に設けた液状体導入部材によって、ロータ回転時における外部からロータ内への溶融金属の導入促進を図る。
【0027】更に、本発明の請求項4に記載の抽出器においては、外部からロータ内へロータ回転方向後方側へ向かって貫通する導入孔によって、ロータ回転時における外部からロータ内への溶融金属の導入促進を図る。
【0028】本発明の請求項5に記載の抽出器の使用方法においては、ロータの回転によって導入孔からロータ内に流入する溶融金属を、流出孔より溶融塩中に所定時間放出し続け、溶融金属と溶融塩との接触を図る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】図1及び図2は本発明の抽出器の実施の形態の一例であり、この抽出器は、反応槽3及び加熱装置4と、上下方向に延び且つ反応槽3内で周方向に回転し得る円筒状のロータ15とを備えている。
【0031】なお、反応槽3及び加熱装置4は、図5に示すものと同等であり、図中、図5と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
【0032】ロータ15の底部中央には、外部からロータ15内へ貫通する導入孔16が穿設され、ロータ15の外周上端寄り部分には、ロータ15内から外部へ径方向に貫通する複数の流出孔17が穿設されている。
【0033】このロータ15の上部には、蓋7を回転自在に貫通し且つ上端部が熱遮蔽部材11を介してモータ12の回転軸に接続された軸18の上下方向中間部分が貫通固着されている。
【0034】また、軸18の下端部は、ロータ15の内底部近傍に達しており、軸18の下端部には、導入孔16の内径よりも大きな外径を有する円盤状の偏向部材19が、導入孔16に正対し且つロータ15内底部に対して間隙を隔てるように固着されている。
【0035】図1及び図2に示す抽出器を用いて溶融塩1中に含まれている放射性物質を取り除く際には、槽受け部材8に挿入した槽本体6に、放射性物質を取り除くべき溶融塩1と放射性物質移行用の溶融金属2とを流し込み(図1の(A)参照)、ヒータ9によって溶融塩1及び溶融金属2を、双方が液相を呈する温度を保つように加熱する。
【0036】また、蓋7を槽本体6に取り付けるとともに(図1の(B)参照)、アルゴンなどの不活性ガスを反応槽3の溶融塩1上方に形成される閉空間へ充填して、当該空間を不活性ガス雰囲気に保持する。
【0037】次いで、モータ12を作動させ、該モータ12の回転力を軸18を介してロータ15に伝達すると、ロータ15の回転による遠心力で、導入孔16からロータ15内底部と偏向部材19との間隙を経てロータ15内に流入する溶融金属2が、ロータ15内側面に沿って上昇し(図1の(C)参照)、流出孔17から溶融金属2が溶融塩1中に放出される。
【0038】これにより、溶融金属2と溶融塩1との接触が図られ、溶融塩1中の放射性物質が溶融金属2へ移行し、溶融塩1に対する放射性物質の除去が行われる。
【0039】更に、溶融金属2及び溶融塩1の接触を所定時間行ったならば、蓋7を取り外した槽本体6を槽受け部材8から引き出し(図1の(D)参照)、溶融塩1を容器13に取り分け、その後、溶融金属2を容器14に取り分ける。
【0040】このように、図1及び図2に示す抽出器では、反応槽3内の下部に沈んだ溶融金属2を導入孔16を介してロータ15内へ流入させ、ロータ15の回転による遠心力でロータ15内側面に沿って上昇する溶融金属2を、流出孔17から反応槽3内において溶融金属2上に浮んでいる溶融塩1中に放出して、溶融金属2と溶融塩1との接触を図るので、溶融塩1に含まれる放射性物質の除去を効率よく行うことが可能になる。
【0041】図3及び図4は、本発明の抽出器に適用する他の円筒状のロータ20であり、ロータ20の外周下端寄り部分には、外部からロータ20内へロータ回転方向後方側に向かって貫通する導入孔21が穿設され、ロータ20の外周上端寄り部分には、ロータ20内から外部へロータ回転方向後方へ向かって貫通する流出孔22が穿設されている。
【0042】このロータ20の上部には、上下方向に延びる軸23の下端部が固着されており、該軸23は、図1R>1における軸18と同様に、蓋7を回転自在し且つ熱遮蔽部材11を介してモータ12の回転軸に接続されるようになっている。
【0043】また、ロータ20内には、ロータ20の回転に伴って液状体に上方へ向かう流れを生じさせ得る螺旋状突起部24が、ロータ20内側面に沿うように設けられている。
【0044】ロータ20の外周部には、ロータ20径方向に見て導入孔21を覆い且つロータ回転方向前方側に向かって開口する液状体導入部材25と、ロータ20径方向に見て流出孔22を覆い且つロータ回転方向後方側に向かって開口する液状体流出部材26とが設けられている。
【0045】図3及び図4に示すロータ20では、図1に示すロータ15と同様に、槽本体6内の溶融塩1及び溶融金属2にロータ20が浸漬されている状態でロータ20を回転させると、ロータ20の回転による遠心力で、導入孔21からロータ20内に流入する溶融金属2が、ロータ20内側面の螺旋状突起部24に沿って上昇し、流出孔22から溶融金属2が溶融塩1中に放出される。
【0046】これにより、溶融金属2と溶融塩1との接触が図られ、溶融塩1中の放射性物質が溶融金属2へ移行し、溶融塩1に対する放射性物質の除去が行われる。
【0047】このように、図3及び図4に示すロータ20を適用した抽出器では、反応槽3内の下部に沈んだ溶融金属2を導入孔21を介してロータ20内へ流入させ、ロータ20の回転による遠心力でロータ20内の螺旋状突起部24に沿って上昇する溶融金属2を、流出孔22から反応槽3内において溶融金属2上に浮んでいる溶融塩1中に放出して、溶融金属2と溶融塩1との接触を図るので、溶融塩1に含まれる放射性物質の除去を効率よく行うことが可能になる。
【0048】また、外部からロータ20内にロータ回転方向後方側へ貫通する導入孔21に対して、ロータ回転方向前方側へ開口する液状体導入部材25を設けているので、ロータ20の回転時における外部からロータ20内への溶融金属2の導入促進が図られる。
【0049】更に、ロータ20内から外部にロータ回転方向後方側へ貫通する流出孔22に対して、ロータ回転方向後方側へ開口する液状体流出部材26を設けているので、ロータ20の回転時におけるロータ20内から外部への溶融金属2の流出促進が図られる。
【0050】なお、本発明の抽出器は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の抽出器およびその使用方法によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0052】(1)本発明の請求項1に記載の抽出器においては、反応槽内下部に沈んだ溶融金属を導入孔を介してロータ内へ流入させ、ロータの回転による遠心力でロータ内側面に沿って上昇する溶融金属を、流出孔から反応槽内において溶融金属上に浮んでいる溶融塩中に放出して、溶融金属と溶融塩との接触を図るので、溶融塩に含まれる放射性物質の除去を効率よく行うことが可能になる。
【0053】(2)本発明の請求項2乃至請求項4に記載の抽出器のいずれにおいても、反応槽内下部に沈んだ溶融金属を導入孔を介してロータ内へ流入させ、ロータの回転による遠心力でロータ内の螺旋状突起部に沿って上昇する溶融金属を、流出孔から反応槽内において溶融金属上に浮んでいる溶融塩中に放出して、溶融金属と溶融塩との接触を図るので、溶融塩に含まれる放射性物質の除去を効率よく行うことができる。
【0054】(3)本発明の請求項3に記載の抽出器においては、ロータ外周部に設けた液状体導入部材によって、ロータ回転時における外部からロータ内への溶融金属の導入促進を図ることができる。
【0055】(4)本発明の請求項4に記載の抽出器においては、外部からロータ内へロータ回転方向後方側へ向かって貫通する導入孔によって、ロータ回転時における外部からロータ内への溶融金属の導入促進を図ることができる。
【0056】(5)本発明の請求項5に記載の抽出器の使用方法においては、ロータの回転によって導入孔からロータ内に流入する溶融金属を、流出孔より溶融塩中に所定時間放出し続け、溶融金属と溶融塩との接触を図るので、溶融塩に含まれる放射性物質の除去を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抽出器の一例を示す概念図である。
【図2】図1におけるロータの斜視図である。
【図3】本発明の抽出器に適用するロータの他の例を示す斜視図である。
【図4】図3におけるロータの縦断面図である。
【図5】従来提案されている抽出器の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 溶融塩
2 溶融金属
3 反応槽
13,14 容器
15,20 ロータ
16,21 導入孔
17,22 流出孔
19 偏向部材
24 螺旋状突起部
25 液状体導入部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】 放射性物質を取り除くべき溶融塩及び放射性物質移行用の溶融金属を貯留し得る反応槽と、上下方向に延び且つ反応槽内で周方向に回転し得る略円筒状のロータとを備え、ロータ底部中央に外部からロータ内へ貫通する導入孔を穿設し、ロータ外周上端寄り部分にロータ内から外部へ貫通する流出孔を穿設し、ロータ内に導入孔に正対するように偏向部材を設けたことを特徴とする抽出器。
【請求項2】 放射性物質を取り除くべき溶融塩及び放射性物質移行用の溶融金属を貯留し得る反応槽と、上下方向に延び且つ反応槽内で周方向に回転し得る略円筒状のロータとを備え、ロータ外周下端寄り部分に外部からロータ内へ貫通する導入孔を穿設し、ロータ外周上端寄り部分にロータ内から外部へ貫通する流出孔を穿設し、ロータの回転に伴って液状体に上方へ向かう流れを生じさせ得る螺旋状突起部をロータ内側面に沿うように設けたことを特徴とする抽出器。
【請求項3】 ロータ径方向に見て導入孔を覆い且つロータ回転方向前方側へ向かって開口する液状体導入部材を、ロータ外周部に設けた請求項2に記載の抽出器。
【請求項4】 導入孔を外部からロータ内にロータ回転方向後方側へ向かって貫通させた請求項2あるいは請求項3のいずれかに記載の抽出器。
【請求項5】 放射性物質を取り除くべき溶融塩と放射性物質移行用の溶融金属とを反応槽内に貯留し、該反応槽内でロータを連続的に回転させて、導入孔からロータ内に流入する溶融金属を流出孔より溶融塩中に所定時間放出し続けた後、反応槽内の溶融塩と溶融金属とを別々の容器に取り分けることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の抽出器の使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2000−56076(P2000−56076A)
【公開日】平成12年2月25日(2000.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平10−228956
【出願日】平成10年8月13日(1998.8.13)
【出願人】(000000099)石川島播磨重工業株式会社 (5,014)