携帯情報機器およびコンテンツ表示方法
【課題】携帯情報機器において電子コンテンツとともに表示されるアイコンの操作性低下を抑制する。
【解決手段】携帯ゲーム機12のユーザ画面表示制御部56は、ユーザが選択したコンテンツを表示装置68に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて表示装置68に表示させる。操作検出部46により複数のアイコンに亘るトレース操作が検出された場合、ユーザ画面表示制御部56は、アイコンの説明文章をポップアップ表示させ、トレース操作により順次選択された各アイコンの説明文章を順次切り替えて表示させる。ユーザ画面表示制御部56は、トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、表示装置68に表示させるコンテンツを、その終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【解決手段】携帯ゲーム機12のユーザ画面表示制御部56は、ユーザが選択したコンテンツを表示装置68に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて表示装置68に表示させる。操作検出部46により複数のアイコンに亘るトレース操作が検出された場合、ユーザ画面表示制御部56は、アイコンの説明文章をポップアップ表示させ、トレース操作により順次選択された各アイコンの説明文章を順次切り替えて表示させる。ユーザ画面表示制御部56は、トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、表示装置68に表示させるコンテンツを、その終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、データ処理技術に関し、特に携帯情報機器および携帯情報機器におけるコンテンツ表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザから写真の投稿を受け付け、複数のユーザで写真を共有するためのサービスを提供するコミュニティサイト(以下、「写真共有サイト」とも呼ぶ。)が構築されている。ユーザは、写真共有サイトにアクセスして、他のユーザが撮影した写真を閲覧でき、また閲覧した写真に対してコメント等を投稿することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ディスプレイと一体化されたタッチパネルを備えた携帯情報機器が普及している。一般的に、据え置き型の情報処理装置と比較すると、携帯情報機器のディスプレイサイズは小さい。また、携帯情報機器において写真等の電子コンテンツを表示する場合、ユーザがコンテンツを確認できるように、ある程度の大きさのコンテンツ表示領域を確保する必要がある。したがって、携帯情報機器のディスプレイの画面にコンテンツとともに、ユーザの操作を受け付けるためのアイコンを表示させる場合、そのアイコンの表示サイズは制限され、アイコンの使い勝手が悪くなることがあった。
【0004】
本発明は、こうした課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、携帯情報機器において電子コンテンツとともに表示されるアイコンの操作性低下を抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の携帯情報機器は、ユーザが選択したコンテンツのデータを画面の第1領域に表示させる第1表示制御部と、第1領域に表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて画面の第2領域に表示させる第2表示制御部と、第2領域に表示されたアイコンに対するユーザの選択操作を検出する操作検出部と、選択操作が検出された場合、選択されたアイコンの説明を画面の第3領域にポップアップ表示させるポップアップ表示制御部と、を備える。操作検出部は、選択操作として、第2領域に表示された複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作を検出し、ポップアップ表示制御部は、トレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を第3領域において順次切り替えて表示させ、第1表示制御部は、トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、第1領域に表示させるコンテンツを終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【0006】
本発明の別の態様は、コンテンツ表示方法である。この方法は、携帯情報機器が実行する方法であって、ユーザが選択したコンテンツを画面に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて画面に表示させるステップと、複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を、画面の所定領域において順次切り替えて表示させるステップと、トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、画面に表示させるコンテンツを終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えるステップと、を備える。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、携帯情報機器において電子コンテンツとともに表示されるアイコンの操作性低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態の写真共有システムの構成を示す図である。
【図2】携帯ゲーム機の外観を示す図である。
【図3】携帯ゲーム機における画面遷移を示す図である。
【図4】携帯ゲーム機の機能構成を示すブロック図である。
【図5】ホーム画面表示制御部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】メニュー一覧画面を示す図である。
【図7】個別メニュー画面を示す図である。
【図8】ユーザ画面表示制御部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】ユーザ画面を示す図である。
【図10】ユーザ画面を示す図である。
【図11】ユーザ画面における表示内容の更新を模式的に示す図である。
【図12】ユーザ画面における表示内容の更新を模式的に示す図である。
【図13】ユーザ画面を示す図である。
【図14】ユーザ画面を示す図である。
【図15】写真詳細画面を示す図である。
【図16】写真詳細画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施の形態の写真共有システム100の構成を示す。写真共有システム100は、写真共有サーバ10と、携帯ゲーム機12と、PC14と、スマートフォン16を備える。これらの各装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む公知の通信網18を介して接続される。
【0011】
写真共有サーバ10は、写真共有サイトのサービスを提供するサーバであり、携帯ゲーム機12、PC14、スマートフォン16等の各クライアント装置からアップロードされた写真や、各装置のユーザに関する情報を管理する。そして、それらの写真や情報を含む電子コンテンツを各クライアント装置の要求に応じて提供する。写真共有サーバ10は、典型的にはウェブサーバとしての機能を有し、各クライアント装置とHTTP通信によりデータを送受する。
【0012】
以下では、写真共有サイトのクライアント機能を提供するアプリケーションソフトウェアであり、写真共有サーバ10が提供する電子コンテンツの快適な閲覧を支援する写真閲覧アプリケーションがインストールされた携帯ゲーム機12について詳細に説明する。ただし、写真閲覧アプリケーションは、携帯ゲーム機12に限らず、タッチパネルを備えた各種携帯情報機器に広く適用可能であり、例えば、携帯電話機やスマートフォン、タブレット端末、PDA等にも適用できる。
【0013】
図2は、携帯ゲーム機12の外観を示す。携帯ゲーム機12には、方向キー21、ボタン22、左アナログスティック23、右アナログスティック24、左ボタン25、右ボタン26などの入力装置20と、表示装置68とが備えられている。表示装置68には、プレイヤーの指による接触を検知するためのタッチパネル69が併設されている。ボタン22は、○ボタン31、△ボタン32、□ボタン33、及び×ボタン34を含む。表示装置68は、例えば5インチ有機ELディスプレイであってもよく、その画面解像度は960×544であってもよい。
【0014】
図3は、携帯ゲーム機12における画面遷移を示す。具体的には、写真閲覧アプリケーションを実行中の携帯ゲーム機12における複数種類のユーザインタフェース間のつながりを模式的に示している。
【0015】
メニュー一覧画面112は、写真閲覧アプリケーションの起動直後に表示されるトップ画面であり、ユーザが選択可能なメニューを一覧表示する画面である。メニュー一覧画面112は図6に関連して後述する。個別メニュー画面114は、メニュー一覧画面112において特定のメニューが選択された場合に、選択されたメニューの内容を詳細に表示する画面である。個別メニュー画面114は図7に関連して後述する。以下、メニュー一覧画面112と個別メニュー画面114を総称して「ホーム画面110」とも呼ぶ。
【0016】
ユーザ画面122は、ホーム画面110においてユーザカテゴリに関するメニューが選択された(例えばユーザカテゴリのアイコンがタップされた)場合に、ユーザに関するコンテンツを表示する画面である。ユーザ画面122は図9〜図14に関連して後述する。検索結果画面124は、ホーム画面110において検索要求が入力された場合に、写真共有サイトに対する検索結果を表示する画面である。以下、ユーザ画面122と検索結果画面124を総称して「リスト画面120」とも呼ぶ。
【0017】
写真詳細画面130は、ホーム画面110またはリスト画面120において特定の写真が選択された(例えば特定の写真画像がタップされた)場合に、その写真の詳細な情報を表示する画面である。写真詳細画面130は図15および図16に関連して後述する。全画面ビューワ140は、写真詳細画面130に表示された写真を表示装置68の全面に亘り表示する画面である。
【0018】
図4は、携帯ゲーム機12の機能構成を示すブロック図である。携帯ゲーム機12は、入力装置20と、通信処理部66と、表示装置68と、タッチパネル69と、データ保持部40と、制御部44を備える。
【0019】
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0020】
例えば、写真閲覧アプリケーションは、図4のデータ保持部40および制御部44に対応するプログラムモジュールを含んでもよい。また制御部44の各ブロックの機能は、各ブロックに対応するプログラムモジュールが、フラッシュメモリ等のストレージに格納され、メインメモリへ適宜読み出されてCPUにより実行されることにより実現されてもよい。またデータ保持部40の各ブロックの機能は、フラッシュメモリ等のストレージやメインメモリがデータを保持することにより実現されてもよい。
【0021】
通信処理部66は、後述のコンテンツ取得部50および投稿処理部64の要求に応じて、通信網18を介して写真共有サーバ10とのデータ送受を行う。
【0022】
データ保持部40は、各種データの記憶領域であり、アイコン情報保持部42を含む。アイコン情報保持部42は、表示装置68に表示させるべき複数のアイコンそれぞれの情報、例えばアイコン画像やアイコンの説明文章、アイコンの表示位置(座標等)を保持する。なおデータ保持部40は、写真共有サーバ10から取得された写真画像やテキスト等のコンテンツも保持する。
【0023】
制御部44は、操作検出部46と、画面遷移制御部48と、コンテンツ取得部50と、表示制御部52と、情報入力支援部62と、投稿処理部64を含む。
【0024】
操作検出部46は、入力装置20およびタッチパネル69に対するユーザの操作を検出する。実施の形態ではユーザはタッチパネル69を指で操作することとする。操作検出部46は、ユーザの指がタッチパネル69に触れた場合に「タッチ操作」を検出し、ユーザの指がタッチパネル69から離れた場合に「リリース操作」を検出する。特に、タッチ操作とリリース操作の間隔が短い(所定時間未満の)場合、典型的にはユーザがタッチパネル69を軽く叩く操作を行った場合は「タップ操作」として検出する。また、タッチ操作を検出した後、所定時間(例えば500ミリ秒)以上、リリース操作を検出しない場合、「長押し操作」として判定する。
【0025】
また操作検出部46は、ユーザがタッチパネル69にタッチ後、指をリリースせずにタッチパネル69をなぞる操作を「トレース操作」として検出する。トレース操作は「スライド操作」や「ドラッグ操作」とも呼ばれる。また、タッチパネル69を軽く払うような、短時間の短いスライド操作を特に「フリック操作」として検出する。また操作検出部46は、タッチパネル69に対して各種の操作が行われた位置を示す座標もタッチパネル69から取得する。操作検出部46は、タッチパネル69に対するユーザの操作内容と操作位置、操作の対象となった画面上のオブジェクト(アイコン等)を判別する。
【0026】
画面遷移制御部48は、操作検出部46で検出された操作内容と、図3で示した画面遷移の規則にしたがって、画面の切替指示を表示制御部52へ通知する。例えば、ホーム画面110やリスト画面120の表示中に、特定の写真画像へのタップ操作が検出された場合、その写真画像の写真詳細画面130を表示するよう表示制御部52へ指示する。また、ホーム画面110の表示中に、ユーザカテゴリに関するアイコンへのタップ操作が検出された場合、ユーザ画面122を表示するよう表示制御部52へ指示する。また画面遷移制御部48は、切替後の画面の識別情報をコンテンツ取得部50にも通知し、切替後の画面で表示させるべき電子コンテンツを写真共有サーバ10から取得させる。
【0027】
コンテンツ取得部50は、写真共有サーバ10へアクセスし、写真共有サイトが公開するAPIを呼び出すことにより、写真共有サーバ10が保持する電子コンテンツ(写真画像や、コメント・タグ・ユーザプロファイルのテキストデータ等)を取得する。例えば、ユーザが最近投稿した写真を取得するためのAPIをコールして、それらの写真画像や写真のタイトルを取得する。また例えば、写真共有サイトにおいてユーザに対応づけられた写真の一覧(「フォトストリーム」とも呼ばれる)を取得するためのAPIをコールして、それらの写真画像や写真のタイトルを取得する。
【0028】
情報入力支援部62は、表示装置68に表示された各種画面に対するユーザによる情報入力を支援するための処理を実行する。具体的には、情報入力要求を示す操作が検出された場合、画面にソフトウェアキーボードを表示させ、ソフトウェアキーボードでユーザが指定した文字列を表示制御部52に渡し画面表示させる。
【0029】
投稿処理部64は、写真共有サーバ10へアクセスし、写真共有サイトが公開する情報投稿用APIを呼び出すことにより、ユーザが撮影した写真画像を写真共有サーバ10へアップロードする。同様に、閲覧した写真に対してユーザが作成したコメントやタグのテキストデータを写真共有サーバ10へアップロードする。
【0030】
表示制御部52は、ユーザの操作に応じて、図3で示した写真閲覧アプリケーションにおける各種画面のデータを設定し、それらの画面を表示装置68に表示させる。表示制御部52は、ホーム画面表示制御部54と、ユーザ画面表示制御部56と、写真詳細画面表示制御部58と、全画面表示制御部60を含む。図4には不図示であるが、表示制御部52は、写真共有サーバ10に対する検索結果を表示させる検索結果表示部をさらに含んでもよい。
【0031】
ホーム画面表示制御部54は、メニュー一覧画面112および個別メニュー画面114の画面データを設定して表示させる。ユーザ画面表示制御部56は、ユーザ画面122の画面データを設定して表示させる。写真詳細画面表示制御部58は、写真詳細画面130の画面データを設定して表示させる。
【0032】
全画面表示制御部60は、全画面ビューワ140の画面データを設定して表示させる。具体的には、写真詳細画面130において写真画像がタップされる等の所定操作が検出されると、全画面表示制御部60は、写真詳細画面130で表示された写真画像を表示装置68の全画面に亘って表示させる。
【0033】
図5は、ホーム画面表示制御部54の詳細な構成を示すブロック図である。ホーム画面表示制御部54は、検索カテゴリ表示制御部150と、投稿カテゴリ表示制御部152と、探索カテゴリ表示制御部154と、ユーザカテゴリ表示制御部156を含む。以下、図6および図7の説明とあわせて、図5の各機能ブロックを説明する。
【0034】
図6は、メニュー一覧画面112を示す。メニュー一覧画面112は、画面上では非表示だが、カテゴリ毎の表示エリアに分割されている。具体的には、メニュー一覧画面112は、検索カテゴリエリア200a、投稿(Recent Upload)カテゴリエリア200b、探索(explore)カテゴリエリア200c、ユーザカテゴリエリア200d(これらを総称する場合「カテゴリエリア200」と呼ぶ。)を含む。
【0035】
検索カテゴリ表示制御部150は、検索カテゴリエリア200aの表示データを設定する。具体的には、検索文字列入力フィールド202と検索ボタン204を検索カテゴリエリア200aに表示させる。
【0036】
投稿カテゴリ表示制御部152は、投稿カテゴリエリア200bの表示データを設定する。具体的には、コンテンツ取得部50により取得された複数の写真画像206(ユーザによる最近の投稿写真)を、投稿日時の降順に1行に並べて表示させる。図6は、「A」〜「F」の6枚の写真画像206を表示した状態を示している。投稿カテゴリ表示制御部152は、写真画像206の表示領域においてユーザのフリック操作が検出された場合、そのフリック方向に写真画像206をスライド表示させる。例えば左方向のフリック操作に応じて、それまで表示させた写真画像「A」「B」「C」「D」「E」「F」を左側へスライドさせて、写真画像「D」「E」「F」「G」「H」「I」の表示へ更新する。
【0037】
探索カテゴリ表示制御部154は、探索カテゴリエリア200cの表示データを設定する。具体的には、コンテンツ取得部50により取得された複数の写真画像208(探索用のAPIの呼び出しによって取得された写真であり、写真共有サイトにおいてユーザのフォトストリームに含められた写真であると言える)を1行に並べて表示させる。図6は、「1」〜「6」の6枚の写真画像208を表示した状態を示している。探索カテゴリ表示制御部154は、投稿カテゴリ表示制御部152と同様、写真画像208の表示領域においてユーザのフリック操作が検出された場合、そのフリック方向に写真画像208をスライド表示させる。
【0038】
なお投稿カテゴリエリア200bの写真画像206のスライド表示と、探索カテゴリエリア200cの写真画像208のスライド表示は各々独立して実行される。すなわち、投稿カテゴリエリア200bの写真画像206に対するフリック操作が検出されると、投稿カテゴリ表示制御部152は写真画像206をスライドさせる一方、探索カテゴリ表示制御部154は写真画像208をスライドさせず、それまでの表示内容を維持する。探索カテゴリエリア200cの写真画像208に対するフリック操作が検出されると、探索カテゴリ表示制御部154は写真画像208をスライドさせる一方、投稿カテゴリ表示制御部152は写真画像206をスライドさせず、それまでの表示内容を維持する。
【0039】
ユーザカテゴリ表示制御部156は、ユーザカテゴリエリア200dの表示データを設定する。具体的には、写真リストアイコン210とアルバムリストアイコン212をユーザカテゴリエリア200dに表示させる。写真リストアイコン210に対するユーザのタップ操作が検出されると、ユーザの写真リストを示すユーザ画面122に遷移する。またアルバムリストアイコン212に対するユーザのタップ操作が検出されると、ユーザのアルバムリストを示すユーザ画面122に遷移する。図4ではユーザカテゴリエリア200dに2つのアイコンが含まれることとしたが、後述のコンテンツ指定アイコン246に対応する8つのアイコンを含んでもよいことはもちろんである。
【0040】
また、メニュー一覧画面112の全てが表示装置68の画面内に同時に表示されなくてもよく、例えば、図6の一部のカテゴリエリア200が表示されて、他のカテゴリエリア200が非表示であってもよい。ユーザは、タッチパネル69に対して縦のスライド操作を行って、それまで非表示であったカテゴリエリア200を表示させてもよい。また図6では不図示だが、ホーム画面表示制御部54は、メニュー一覧画面112に背景画像を表示させてもよく、各カテゴリエリア200の画像を、背景画像の上に重ねて表示させてもよい。この場合、ホーム画面表示制御部54は、縦のスライド操作が検出されると、各カテゴリエリア200の画像をスライドさせるとともに、各カテゴリエリア200の画像とは独立して背景画像もスライドさせる。具体的には、縦のスライド操作に伴う背景画像の移動量は、各カテゴリエリア200の移動量よりも小さくなるよう表示を制御する。
【0041】
また、図6のメニュー一覧画面112には4つのカテゴリを示したが、写真共有サイトが提供する他のメニュー(カテゴリ)を含んでもよい。例えば、ユーザの投稿写真のうち他のユーザによるお気に入りの設定やコメントの設定が最近なされた写真のカテゴリ(「Recent Activity」)や、フレンドの投稿写真のカテゴリ、写真共有サイトに対する操作履歴のカテゴリ等を含んでもよい。ホーム画面表示制御部54は、これらのカテゴリの表示データを設定する機能をさらに含んでもよい。
【0042】
また、いずれのカテゴリエリア200においても、カテゴリエリア200を拡大表示するためのオープンアイコン214が表示される。ユーザによりオープンアイコン214がタップされると、そのオープンアイコン214が配置されたカテゴリエリア200に対応する個別メニュー画面114が表示される。
【0043】
図7は、個別メニュー画面114を示す。同図は、投稿カテゴリエリア200bが拡大表示された個別メニュー画面114を示している。投稿カテゴリ表示制御部152は、メニュー一覧画面112において投稿カテゴリエリア200bのオープンアイコン214がタップされた場合に、図7の個別メニュー画面114を表示させる。投稿カテゴリ表示制御部152は、コンテンツ取得部50により取得された複数の写真画像220を、投稿日時の降順に、複数行に亘って並べて表示させる。図7は、「A」〜「O」の15枚の写真画像220を3行に亘って表示した状態を示している。また、コンテンツ取得部50により取得された写真画像220のタイトルを各写真に対応づけて表示させる。個別メニュー画面114において縦のスライド操作が検出されると、それまでは非表示の別の写真画像をさらに表示させる。
【0044】
また投稿カテゴリ表示制御部152は、拡大表示したカテゴリを閉じる(言い換えれば拡大表示を終了する)ためのクローズアイコン224を個別メニュー画面114へ表示させる。図7で示すように、クローズアイコン224はオープンアイコン214とは逆向きのアイコンとして設定される。すなわち、オープンアイコン214とクローズアイコン224はユーザによる識別が可能な態様で表示される。個別メニュー画面114においてクローズアイコン224に対するタップ操作が検出されると、メニュー一覧画面112が再度表示される。ここでは投稿カテゴリ表示制御部152の例を示したが、他のカテゴリの表示制御部も同様に動作する。すなわち、オープンアイコン214のタップ操作に応じて自身に対応づけられたカテゴリの個別メニュー画面114を表示させ、クローズアイコン224のタップ操作に応じて個別メニュー画面114の表示を終了させる。
【0045】
このように、トップ画面であるメニュー一覧画面112では、各メニューに対応する写真画像を1行で表示させる。これにより、写真共有サイトが提供する各メニューの選択により閲覧できる写真をユーザに容易に把握させつつ、ユーザが所望のメニューを探し出すまでの負担(例えば縦スライド操作の負担)を低減できる。すなわち、表示装置68のサイズの制約の下、写真共有サイトが提供する複数のメニューの中から、ユーザが所望するメニューを効率的に選択させることができる。また個別メニュー画面114では、ユーザにより選択されたメニューに対応する写真画像を複数列に亘り表示させることで、同時に多くの写真画像をユーザへ提示できる。
【0046】
図8は、ユーザ画面表示制御部56の詳細な構成を示すブロック図である。ユーザ画面表示制御部56は、コンテンツ領域表示制御部160と、操作領域表示制御部162と、ポップアップ表示制御部164を含む。以下、図9〜図14の説明とあわせて、図8の各機能ブロックを説明する。
【0047】
図9および図10は、ユーザ画面122を示す。図9は、ユーザの写真リストを表示するユーザ画面122を示し、図10は、ユーザのアルバムリストを表示するユーザ画面122を示している。ユーザ画面122には、ユーザに関する写真等の画像や、テキストデータを表示するコンテンツ領域230と、コンテンツ領域230に表示させるコンテンツをユーザが選択するためのアイコンを表示する操作領域240が含まれる。
【0048】
コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230の表示データを設定する。ユーザの写真リストのユーザ画面122(図9)を表示すべき場合、コンテンツ領域表示制御部160は、写真共有サイトにおいてユーザに対応づけられた写真画像232と写真タイトル234を対応づけて表示させる。ユーザのアルバムリストのユーザ画面122(図10)を表示すべき場合、コンテンツ領域表示制御部160は、写真共有サイトにおいてユーザに対応づけられたアルバム画像236とアルバムタイトル238を対応づけて表示させる。
【0049】
操作領域表示制御部162は、操作領域240の表示データを設定する。操作領域表示制御部162は、メニュー一覧画面112へ戻るためのホームアイコン242を表示させ、また、コンテンツ指定アイコン246で総称される写真リストアイコン246a、ギャラリアイコン246b、アルバムリストアイコン246c、タグリストアイコン246d、お気に入りアイコン246e、アーカイブアイコン246f、フレンドアイコン246g、プロファイルアイコン246hを並べて表示させる。コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ指定アイコン246に対するユーザの選択操作に応じてコンテンツ領域230の表示内容を更新する。
【0050】
また操作領域表示制御部162は、コンテンツ領域230で現在表示されているコンテンツの説明文章を含む画面説明データ244を、操作領域240の画面説明領域243に表示させる。画面説明データ244は、現在選択されているコンテンツ指定アイコン246の説明文章であるとも言える。操作領域表示制御部162は、画面説明データ244として、表示中のコンテンツに対応するアイコン画像をさらに表示させてもよい。
【0051】
図9のユーザ画面122においてアルバムリストアイコン246cに対するタップ操作が検出されると、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162は、ユーザ画面122の表示内容を図10の内容へ更新する。すなわち、コンテンツ領域230の表示内容を写真リストからアルバムリストへ変更し、画面説明領域243における画面説明データ244も「写真リスト」から「アルバムリスト」へ変更する。
【0052】
コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230の表示内容を切り替えるに際し、切替元のコンテンツ(例えば写真画像や写真タイトル、タグ文字列、プロファイル情報)の画面をスライドアウトさせる一方、切替先のコンテンツの画面をスライドインさせる。操作領域表示制御部162は、画面説明領域243の表示内容を切り替えるに際し、切替元のコンテンツを示す画面説明データ244をスライドアウトさせる一方、切替先のコンテンツを示す画面説明データ244をスライドインさせる。
【0053】
図11は、ユーザ画面122における表示内容の更新を模式的に示す。更新前(切替元)のユーザ画面122ではアルバムリストが表示されていることとする。言い換えれば、アルバムリストアイコン246cが選択された状態であることとする。
【0054】
ここで操作領域240においてアルバムリストアイコン246cより左に配置された写真リストアイコン246aのタップ操作が検出されたとする。この場合、コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230においてアルバムリストのコンテンツを右方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、写真リストのコンテンツをコンテンツ領域230の左端から右方向へスライドインさせる。また操作領域表示制御部162は、画面説明領域243において「アルバムリスト」の画面説明データ244を右方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、「写真リスト」の画面説明データ244を画面説明領域243の左端から右方向へスライドインさせる。
【0055】
その一方、操作領域240においてアルバムリストアイコン246cより右に配置されたお気に入りアイコン246eのタップ操作が検出されたとする。この場合、コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230においてアルバムリストのコンテンツを左方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、お気に入りのコンテンツをコンテンツ領域230の右端から左方向へスライドインさせる。また操作領域表示制御部162は、画面説明領域243において「アルバムリスト」の画面説明データ244を左方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、「お気に入り」の画面説明データ244を画面説明領域243の右端から左方向へスライドインさせる。
【0056】
このように、それまで選択中であったアイコンの位置と新たに選択されたアイコンの位置との関係に応じた態様でユーザ画面122の表示内容を更新することにより、それまでより左のアイコンを選んだかまたは右のアイコンを選んだかをユーザに直観的に把握させやすくなる。また操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246を配置した場合でも、個々のアイコンの位置をユーザに把握させやすくなる。
【0057】
図12も、ユーザ画面122における表示内容の更新を模式的に示す。ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246に対するタップ操作が検出されると、タップ操作により選択されたアイコン(以下、「選択アイコン」とも呼ぶ。)の情報を強調表示するための領域である強調領域306をコンテンツ領域230の略中央にポップアップ表示させる。それとともに、選択アイコンの画像とその説明文章を含む選択アイコン説明データ300を強調領域306にポップアップ表示させる。また、操作領域240において選択アイコンの左隣に配置されたアイコンの説明データである左アイコン説明データ302を、選択アイコン説明データ300の左隣にポップアップ表示させる。また、選択アイコンの右隣に配置されたアイコンの説明データである右アイコン説明データ304を、選択アイコン説明データ300の右隣にポップアップ表示させる。
【0058】
ポップアップ表示制御部164は、選択アイコン説明データ300と、左アイコン説明データ302と、右アイコン説明データ304と、強調領域306(以下、総称して「操作ガイド」とも呼ぶ。)をコンテンツ領域230のコンテンツに重畳して表示させる。またポップアップ表示制御部164は、選択アイコン説明データ300をコンテンツ指定アイコン246より大きいサイズで表示させる。コンテンツ領域230のサイズは、操作領域240のサイズよりも大きいため、操作ガイドをコンテンツ領域230に表示させることで、選択アイコンの説明文章の視認性を高めることができる。
【0059】
またポップアップ表示制御部164は、コンテンツ領域230の表示内容および画面説明領域243の表示内容が更新される間に操作ガイドを表示させる。図12は、写真リストのユーザ画面122(図9)がアルバムリストのユーザ画面122(図10)に変更される場合を示している。ポップアップ表示制御部164は、写真画像232および写真タイトル234がスライドアウトし、アルバム画像236およびアルバムタイトル238がスライドインすることに要する時間未満、操作ガイドを表示させる。言い換えれば、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162によるユーザ画面122の更新が終了することを契機として操作ガイドを非表示とする。
【0060】
なおポップアップ表示制御部164は、予め定められた所定時間だけ操作ガイドを表示させてもよい。ポップアップ表示制御部164は、その所定時間以下の一定時間の経過を検出すると、操作ガイドの透過度を徐々に増加させて、所定時間の経過時には操作ガイドを非表示としてもよい。
【0061】
次に、コンテンツ指定アイコン246に対する長押し操作が検出された場合、もしくは、特定のコンテンツ指定アイコン246に対するタッチ操作が検出された後、他のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作が検出された場合の処理について説明する。
【0062】
コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ指定アイコン246に対する長押し操作中およびトレース操作中は、コンテンツ領域230における表示内容の更新を抑制する。言い換えれば、長押し操作前、トレース操作前の表示内容を維持する。そして、長押し操作後もしくはトレース操作後のリリース操作が検出された場合、そのリリース位置のコンテンツ指定アイコン246が選択されたと判定して、コンテンツ領域230の表示内容を更新する。
【0063】
同様に操作領域表示制御部162は、コンテンツ指定アイコン246に対する長押し操作中およびトレース操作中は、画面説明領域243における画面説明データ244の更新を抑制する。言い換えれば、長押し操作前、トレース操作前に表示していた画面説明データ244を維持する。そして、長押し操作後もしくはトレース操作後のリリース操作が検出された場合、そのリリース位置のコンテンツ指定アイコン246が選択されたと判定して、画面説明領域243における画面説明データ244を更新する。
【0064】
すなわち、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162は、アイコンに対するタップ操作と、長押し操作+リリース操作のそれぞれに対して、同様のユーザ画面122の更新処理を実行する。
【0065】
その一方、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246のいずれかに対するタッチ操作が検出された場合、その操作がタップ操作か長押し操作かに関わらず、言い換えればリリース操作のタイミングにかかわらず、そのタッチ位置に応じたアイコンの操作ガイドを表示させる。またポップアップ表示制御部164は、複数のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択されたアイコンの情報を選択アイコン説明データ300として強調領域306に順次切り替えて表示させる。このように、携帯ゲーム機12では、アイコンを選択して画面表示内容を切り替える操作と、アイコンの説明を表示させる操作とが一体化されており、言い換えれば、これらの操作が同じユーザインタフェースにより実現される。
【0066】
図13はユーザ画面122を示す。同図は、ユーザプロファイルのユーザ画面122が表示された状態において、お気に入りアイコン246eが長押しされた場合の表示例を示している。コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162は長押し操作前の表示内容を維持する一方、ポップアップ表示制御部164は、長押しされたお気に入りアイコン246eの選択アイコン説明データ300を強調領域306に表示する態様で操作ガイドを表示させる。ここで、お気に入りアイコン246eからユーザが指を離すと、ユーザのお気に入りコンテンツを示すユーザ画面122に切り替わる。
【0067】
図13のユーザ画面122において、お気に入りアイコン246eから左方向へトレース操作がなされてタグリストアイコン246dが選択状態になると、ポップアップ表示制御部164は、新たに選択状態となったタグリストアイコン246dの選択アイコン説明データ300を強調領域306に表示するよう操作ガイドを更新する。その一方、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162はトレース操作前(すなわち図13)の表示内容を維持する。
【0068】
図14はユーザ画面122を示す。同図は、図13においてお気に入りアイコン246eから左方向へアルバムリストアイコン246cまでトレース操作がなされた場合の表示例を示している。この場合、ポップアップ表示制御部164は、新たに選択状態となったアルバムリストアイコン246cの選択アイコン説明データ300を強調領域306に表示するよう操作ガイドを更新する。その一方、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162はトレース操作前の表示内容を維持する。
【0069】
ポップアップ表示制御部164は、トレース操作中に選択アイコンが切り替わると、それまで選択状態にあり選択が解除されたアイコン(以下、「旧選択アイコン」とも呼ぶ。)の説明文章を、強調領域306からスライドアウトさせる。それとともに、新たに選択状態となったアイコン(以下、「新選択アイコン」とも呼ぶ。)の説明文章を、強調領域306へスライドインさせ選択アイコン説明データ300として表示させる。
【0070】
具体的には、操作領域240において新選択アイコンが旧選択アイコンの左隣に配置されている場合、言い換えれば、左方向へのトレース操作により選択アイコンが切り替わった場合、ポップアップ表示制御部164は、旧選択アイコンの説明文章を強調領域306から右方向へスライドアウトさせて右アイコン説明データ304として表示させる。それとともに、それまで左アイコン説明データ302として表示されていた新選択アイコンの説明文章を、強調領域306にその左端からスライドインさせて選択アイコン説明データ300として表示させる。
【0071】
例えば図13においては、お気に入りアイコン246eからタグリストアイコン246dへのトレース操作に伴って、お気に入りアイコン246eの説明文章が強調領域306から右方向へスライドアウトして右アイコン説明データ304となる。それとともに、タグリストアイコン246dの説明文章が強調領域306に対して右方向へスライドインされる。このとき、アルバムリストアイコン246cの説明文章がユーザ画面122の左端からスライドインして左アイコン説明データ302として新たに表示される。タグリストアイコン246dからアルバムリストアイコン246cへのトレース操作に伴っても同様の処理が実行されて図14の表示状態となる。
【0072】
また、操作領域240において新選択アイコンが旧選択アイコンの右隣に配置されている場合、言い換えれば、右方向へのトレース操作により選択アイコンが切り替わった場合、ポップアップ表示制御部164は、旧選択アイコンの説明文章を強調領域306から左方向へスライドアウトさせて左アイコン説明データ302として表示させる。それとともに、それまで右アイコン説明データ304として表示されていた新選択アイコンの説明文章を、強調領域306にその右端からスライドインさせて選択アイコン説明データ300として表示させる。
【0073】
このように、左方向のトレース操作により順次選択されたアイコンの説明文章を、強調領域306に対して順次右方向にスライドインさせて操作ガイドを更新する。また右方向のトレース操作により順次選択されたアイコンの説明文章を、強調領域306に対して順次左方向にスライドインさせて操作ガイドを更新する。これにより、操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246が配置された場合であっても、各アイコンの位置関係をユーザが直観的に把握しやすくなる。
【0074】
なお、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246に対するトレース操作の速度に応じた速度で操作ガイドを更新する。具体的には、コンテンツ指定アイコン246に対するトレース速度が速いほど、言い換えれば、選択アイコンの切り替わりが速いほど、ポップアップ表示制御部164は、各アイコンの説明文章のスライドイン速度を高くし、スライドアウト速度も高くする。
【0075】
図14のユーザ画面122において、アルバムリストアイコン246cからのリリース操作が検出されると、図10のアルバムリストのユーザ画面122が表示される。具体的には、コンテンツ領域表示制御部160は、ユーザプロファイルのコンテンツを右方向へスライドアウトさせるとともに、アルバムリストのコンテンツをコンテンツ領域230の左端から右方向へスライドインさせる。また操作領域表示制御部162は、「プロファイル」の画面説明データ244を右方向へスライドアウトさせるとともに、「アルバムリスト」の画面説明データ244を画面説明領域243の左端から右方向へスライドインさせる。リリース操作に伴うユーザ画面122の更新が完了すると、ポップアップ表示制御部164は操作ガイドの表示を終了する。
【0076】
一部既述したが、写真閲覧アプリケーションは多種類のコンテンツを表示し、多くのコンテンツ指定アイコン246が携帯ゲーム機12の表示装置68に同時に表示されることがある。また、操作領域240のサイズはコンテンツ領域230のサイズよりも小さく、操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246を配置する場合、個々のアイコンサイズは小さく制限される。その結果、ユーザが所望するコンテンツを表示させるための適切なアイコンを選択することが難しくなってしまうことがある。
【0077】
実施の形態の携帯ゲーム機12では、ユーザ画面122においてコンテンツ指定アイコン246を長押しした場合、コンテンツ指定アイコン246からリリースを行うまでは、正式にコンテンツ指定アイコン246を選択したこととはならず、ユーザ画面122の表示内容は更新されない。したがってユーザは、操作ガイドに表示された説明文章を確認しつつ複数のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作を行い、所望のコンテンツ指定アイコン246を選択することができる。これにより、操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246を配置した場合でも、ユーザが適切なアイコンを選択できるよう支援でき、ユーザ画面122の操作性の低下を抑制できる。
【0078】
またトレース操作により選択アイコンが切り替わる都度、コンテンツ領域230および画面説明領域243の表示内容を変更すると、表示内容の変更が多発することがあり、また、ユーザが所望しない画面のコンテンツ取得が発生することもあり、かえってユーザの利便性を低下させてしまう。実施の形態では、トレース操作後のリリース操作によって最終的にコンテンツ指定アイコン246のいずれかが確定的に選択されるまではコンテンツ領域230および画面説明領域243の表示内容の変更を抑制し、操作ガイドのみを更新する。これにより、ユーザの利便性の低下を回避できる。
【0079】
次に図15と図16を参照して写真詳細画面表示制御部58の構成を詳細に説明する。
図15および図16は写真詳細画面130を示す。ホーム画面110またはリスト画面120において特定の写真画像に対するユーザのタップ操作が検出されると、写真詳細画面表示制御部58は、タップされた写真画像についての写真詳細画面130(図13)を表示させる。
【0080】
具体的には、写真詳細画面表示制御部58は、写真詳細画面130のコンテンツ領域250に、コンテンツ取得部50により取得された写真画像を表示させる。また属性領域252に、その写真画像に対応づけられたテキストデータを表示させる。属性領域252は、メニュー一覧画面112に戻るためのホームアイコン242と、コメントやタグを編集するための編集アイコン254と、写真画像の投稿者や閲覧数等を表示する基本情報エリア256と、投稿者により記載された写真の説明文章を表示する写真説明エリア258と、写真画像の詳細情報を表示させるための詳細情報ボタン260を含む。
【0081】
図15の写真詳細画面130において詳細情報ボタン260に対するタップ操作が検出された場合、写真詳細画面表示制御部58は、図14の写真詳細画面130を表示させる。図14の写真詳細画面130では、写真画像をお気に入りに登録したユーザ数や、写真画像に対して設定されたタグ文字列・各ユーザのコメント、戻るボタン264が詳細情報エリア262に表示される。写真詳細画面表示制御部58は、詳細情報エリア262を属性領域252に重畳して表示させる。図14の写真詳細画面130において戻るボタン264に対するタップ操作が検出された場合、写真詳細画面表示制御部58は図13の写真詳細画面130を再度表示させる。
【0082】
写真詳細画面130において編集アイコン254に対するタップ操作が検出された場合、情報入力支援部62は、タグやコメントの入力エリアとソフトウェアキーボードを、属性領域252に重畳して表示させる。これにより、ユーザによる写真画像に対するタグやコメントの入力を支援する。写真詳細画面130において不図示の投稿ボタンに対するタップ操作が検出された場合、投稿処理部64は、入力エリアへ入力されたタグやコメントのデータを写真共有サーバ10へアップロードして登録する。
【0083】
このように写真詳細画面130では、写真画像の基本情報を提示するエリアと、写真画像の詳細情報を提示するエリアと、写真画像に対する情報入力エリアのそれぞれが、コンテンツ領域250とは異なる領域に切り替えて表示される。これにより、表示装置68のサイズが制限された携帯情報機器においても、ユーザによる写真画像の閲覧を阻害することなくその写真画像の情報を提示でき、また情報入力を支援できる。
【0084】
以上の構成による動作を以下説明する。
携帯ゲーム機12において写真閲覧アプリケーションが起動されると、コンテンツ取得部50は、メニュー一覧画面112における各カテゴリエリア200で表示させるべき写真画像を写真共有サーバ10から取得する。そしてホーム画面表示制御部54は、複数のカテゴリエリア200を含むメニュー一覧画面112を表示させる。ホーム画面表示制御部54は、メニュー一覧画面112の各カテゴリエリア200においてオープンアイコン214がタップされると、タップされたアイコンに対応づけられたカテゴリの個別メニュー画面114を表示させる。
【0085】
メニュー一覧画面112もしくは個別メニュー画面114において写真リストアイコン210がタップされると、コンテンツ取得部50はユーザの写真リストを写真共有サーバ10から取得する。ユーザ画面表示制御部56は、写真リストをコンテンツとするユーザ画面122を表示させる。ユーザ画面122において特定のコンテンツ指定アイコン246に対するタップ操作が検出されると、ユーザ画面表示制御部56は、ユーザ画面122の表示内容を、タップされたアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【0086】
また、ユーザ画面122において複数のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作が検出されると、ユーザ画面表示制御部56は、ユーザ画面122におけるコンテンツ領域230および操作領域240の表示内容は変更せずに維持しつつ、操作ガイドにおいて選択アイコンの情報を順次切り替えて表示させる。トレース操作後、リリース操作が検出されると、ユーザ画面表示制御部56は、コンテンツ領域230および操作領域240の表示内容を、リリース位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【0087】
ホーム画面110またはリスト画面120において特定の写真画像に対するタップ操作が検出されると、写真詳細画面表示制御部58は、タップされた写真の画像と、その写真に関する基本情報を並べて写真詳細画面130を表示させる。写真詳細画面130において詳細情報が要求されると、写真詳細画面表示制御部58は、写真に関する基本情報の表示エリア上に重ねて詳細情報を表示させる。写真詳細画面130において写真画像がタップされると、全画面表示制御部60は、タップされた1枚の写真画像を表示装置68の全面に亘って表示させる。
【0088】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
【0089】
例えば、上記実施の形態では、コンテンツ指定アイコン246に対するトレース操作が行われた場合、タッチパネル69からユーザの指がリリースされることをもってトレース操作の終了として検出することとした。変形例としては、それまでのトレース操作とは異なる所定の操作が行われたことをもってトレース操作の終了として検出してもよい。例えば、トレース終了位置のアイコンにおいて所定時間(例えば1秒等)以上継続したタッチ操作(すなわち長押し操作)を検出したことをもってトレース操作の終了として検出してもよい。また、トレース終了位置のアイコンにおいてアイコンが並ぶ方向とは異なる方向(例えば下方向)へのスライド操作を検出したことをもってトレース操作の終了として検出してもよい。
【0090】
また、上記実施の形態では言及していないが、ポップアップ表示制御部164は、操作ガイドの少なくとも一部を半透明に表示させてもよい。例えば、αブレンド等の公知の画像処理技術によりアイコン説明画面248を所定の透過度で設定させてもよい。なお、半透明表示とする対象は、強調領域306だけでもよく、左アイコン説明データ302および右アイコン説明データ304だけでもよい。これにより、操作ガイドの表示中であっても、ユーザは、アイコン説明画面248の下に表示された写真画像やテキストを確認することができる。
【0091】
また、上記実施の形態では、ポップアップ表示制御部164は、選択アイコン説明データ300に加えて左アイコン説明データ302および右アイコン説明データ304を操作ガイドとして表示させた。変形例として、ポップアップ表示制御部164は、操作ガイドとして選択アイコン説明データ300のみを表示させてもよい。この場合、ポップアップ表示制御部164は、トレース操作により順次選択状態となったアイコンの説明文章を、そのトレース方向に応じたスライド方向にて、ユーザ画面122の画面端から強調領域306へ順次スライドインさせてもよい。同様に、トレース操作により順次選択状態が解除されたアイコンの説明文章を、そのトレース方向に応じたスライド方向にて、ユーザ画面122の強調領域306から画面外へ順次スライドアウトさせてもよい。
【0092】
また、上記実施の形態では、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246に対するタッチ操作を検出した場合、選択アイコン説明データ300を含む操作ガイドを表示させることとした。変形例として、1つのアイコンに対する所定時間(例えば2秒)以上のタッチ状態の継続(すなわち長押し)が検出された場合、ポップアップ表示制御部164は、そのアイコンの一層詳細な説明文章をアイコン情報保持部42から取得して、選択アイコン説明データ300の近傍位置に表示させてもよい。
【0093】
さらにまた、上記実施の形態では、タッチパネル69はユーザの指が接触することを検知し、操作検出部46はその検知にしたがってユーザの操作を検出した。変形例として、タッチパネル69は、ユーザの指が実際には非接触であっても、ユーザの指が所定の距離未満に近接したことを検知すると、ユーザの操作を示す情報を操作検出部46へ送出してもよく、操作検出部46は、その情報にしたがってユーザのタッチ操作を検出してもよい。またタッチパネル69は、ユーザの指が上記所定の距離未満に近接した状態から、上記所定の距離以上離れた状態に変化したことを検知すると、その情報を操作検出部46へ送出してもよく、操作検出部46は、その情報にしたがってユーザのリリース操作を検出してもよい。
【0094】
さらにまた、タッチパネル69に対する操作はユーザの指以外の媒体を介してなされてもよく、例えばスタイラスペンによりなされてもよい。
【0095】
さらにまた、上記実施の形態では、ユーザ画面122のコンテンツ領域230・画面説明領域243・強調領域306の表示内容を、切替元データのスライドアウトと切替先データのスライドインとを組み合わせて切り替えることとした。変形例として、切替元データのスライドアウトと切替先データのスライドインの一方により表示内容を切り替えてもよい。
【0096】
例えば、スライドアウトのみで切り替える場合は、切替元データの背後に(背景として)切替先データを設定した後、切替元データをスライドアウトさせることにより、切替元データの表示状態から切替先データの表示状態へ切り替えてもよい。言い換えれば、切替先データに対して切替元データをオーバラップさせた状態を徐々に解除することにより画面表示内容を更新してもよい。また、スライドインのみで切り替える場合は、切替先データをスライドインさせて切替元データの上に重ねて表示させることにより、切替元データの表示状態から切替先データの表示状態へ切り替えてもよい。言い換えれば、切替元データに対して切替先データを徐々にオーバラップさせていくことにより画面表示内容を更新してもよい。
【0097】
さらにまた、上記実施の形態では、コンテンツ領域230および画面説明領域243において旧選択アイコンに対応する切替元データをスライドアウトさせ、新選択アイコンに対応する切替先データをスライドインさせることとした。変形例として、コンテンツ領域230および画面説明領域243おける表示内容の更新の際に、操作領域240において旧選択アイコンと新選択アイコンの間に配置された1以上のアイコン(ここでは、「特定アイコン」と呼ぶ。)に対応するデータであり、特定アイコンに対応づけられた電子コンテンツやアイコン説明等を含めてスクロール表示させてもよい。言い換えれば、旧選択アイコンに対応する切替元データ、特定アイコンに対応するデータ、新選択アイコンに対応する切替先データを順次切り替えて表示させてもよい。例えば、旧選択アイコンに対応する切替元データをスライドアウトさせるとともに特定アイコンに対応するデータをスライドインさせ、その後、特定アイコンに対応するデータをスライドアウトさせるとともに新選択アイコンに対応する切替先データをスライドインさせてもよい。
【0098】
同様の動作は、コンテンツ指定アイコン246に対してタップ操作が行われた場合の、操作ガイドの表示にも適用できる。例えば、コンテンツ指定アイコン246に対するタップ操作が検出された場合、ポップアップ表示制御部164は、強調領域306において旧選択アイコンの説明文章、特定アイコンの説明文章、新選択アイコンの説明文章を順次切り替えて表示させてもよい。例えば、旧選択アイコンの説明文章を強調領域306に表示させた後、旧選択アイコンの説明文章をスライドアウトさせるとともに特定アイコンの説明文章をスライドインさせ、その後、特定アイコンの説明文章をスライドアウトさせるとともに新選択アイコンの説明文章をスライドインさせもてもよい。そして最終的に、新選択アイコンの説明文章を強調領域306において一定時間表示させてもよい。
【0099】
さらにまた、上記実施の形態では、写真共有サイトから写真画像および写真画像のタイトルを取得して表示する例を示した。変形例として、写真画像のタイトルに代えてもしくはタイトルとともに、写真画像に対してユーザが付加したコメントを取得して表示させてもよい。
【0100】
さらにまた、上記実施の形態では、写真共有サイトから写真画像を取得して表示する例を説明した。しかし本発明の技術思想はこれに限定されず、各種の電子コンテンツを表示して、アイコンにより操作を行う場合に適用可能である。例えば、動画投稿サイトから動画コンテンツ(サムネイル画像を含む)を取得して表示する場合にも適用可能である。また音楽配信サイトから楽曲コンテンツ(楽曲のジャケット画像を含む)を取得して表示する場合にも適用可能である。また電子書籍配信サイトから電子書籍コンテンツ(電子書籍のカバー画像を含む)を取得して表示する場合にも適用可能である。また、必ずしもネットワーク上のサーバから電子コンテンツを取得する必要はなく、携帯ゲーム機12のローカルに保持された電子コンテンツ(例えばゲームアプリケ−ションや業務アプリケーションの電子ファイル等)を表示する場合も適用可能である。
【0101】
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
【0102】
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
【符号の説明】
【0103】
10 写真共有サーバ、 12 携帯ゲーム機、 46 操作検出部、 52 表示制御部、 56 ユーザ画面表示制御部、 68 表示装置、 69 タッチパネル、 100 写真共有システム、 160 コンテンツ領域表示制御部、 162 操作領域表示制御部、 164 ポップアップ表示制御部。
【技術分野】
【0001】
この発明は、データ処理技術に関し、特に携帯情報機器および携帯情報機器におけるコンテンツ表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザから写真の投稿を受け付け、複数のユーザで写真を共有するためのサービスを提供するコミュニティサイト(以下、「写真共有サイト」とも呼ぶ。)が構築されている。ユーザは、写真共有サイトにアクセスして、他のユーザが撮影した写真を閲覧でき、また閲覧した写真に対してコメント等を投稿することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ディスプレイと一体化されたタッチパネルを備えた携帯情報機器が普及している。一般的に、据え置き型の情報処理装置と比較すると、携帯情報機器のディスプレイサイズは小さい。また、携帯情報機器において写真等の電子コンテンツを表示する場合、ユーザがコンテンツを確認できるように、ある程度の大きさのコンテンツ表示領域を確保する必要がある。したがって、携帯情報機器のディスプレイの画面にコンテンツとともに、ユーザの操作を受け付けるためのアイコンを表示させる場合、そのアイコンの表示サイズは制限され、アイコンの使い勝手が悪くなることがあった。
【0004】
本発明は、こうした課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、携帯情報機器において電子コンテンツとともに表示されるアイコンの操作性低下を抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の携帯情報機器は、ユーザが選択したコンテンツのデータを画面の第1領域に表示させる第1表示制御部と、第1領域に表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて画面の第2領域に表示させる第2表示制御部と、第2領域に表示されたアイコンに対するユーザの選択操作を検出する操作検出部と、選択操作が検出された場合、選択されたアイコンの説明を画面の第3領域にポップアップ表示させるポップアップ表示制御部と、を備える。操作検出部は、選択操作として、第2領域に表示された複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作を検出し、ポップアップ表示制御部は、トレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を第3領域において順次切り替えて表示させ、第1表示制御部は、トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、第1領域に表示させるコンテンツを終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【0006】
本発明の別の態様は、コンテンツ表示方法である。この方法は、携帯情報機器が実行する方法であって、ユーザが選択したコンテンツを画面に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて画面に表示させるステップと、複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を、画面の所定領域において順次切り替えて表示させるステップと、トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、画面に表示させるコンテンツを終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えるステップと、を備える。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、携帯情報機器において電子コンテンツとともに表示されるアイコンの操作性低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態の写真共有システムの構成を示す図である。
【図2】携帯ゲーム機の外観を示す図である。
【図3】携帯ゲーム機における画面遷移を示す図である。
【図4】携帯ゲーム機の機能構成を示すブロック図である。
【図5】ホーム画面表示制御部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】メニュー一覧画面を示す図である。
【図7】個別メニュー画面を示す図である。
【図8】ユーザ画面表示制御部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図9】ユーザ画面を示す図である。
【図10】ユーザ画面を示す図である。
【図11】ユーザ画面における表示内容の更新を模式的に示す図である。
【図12】ユーザ画面における表示内容の更新を模式的に示す図である。
【図13】ユーザ画面を示す図である。
【図14】ユーザ画面を示す図である。
【図15】写真詳細画面を示す図である。
【図16】写真詳細画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、実施の形態の写真共有システム100の構成を示す。写真共有システム100は、写真共有サーバ10と、携帯ゲーム機12と、PC14と、スマートフォン16を備える。これらの各装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む公知の通信網18を介して接続される。
【0011】
写真共有サーバ10は、写真共有サイトのサービスを提供するサーバであり、携帯ゲーム機12、PC14、スマートフォン16等の各クライアント装置からアップロードされた写真や、各装置のユーザに関する情報を管理する。そして、それらの写真や情報を含む電子コンテンツを各クライアント装置の要求に応じて提供する。写真共有サーバ10は、典型的にはウェブサーバとしての機能を有し、各クライアント装置とHTTP通信によりデータを送受する。
【0012】
以下では、写真共有サイトのクライアント機能を提供するアプリケーションソフトウェアであり、写真共有サーバ10が提供する電子コンテンツの快適な閲覧を支援する写真閲覧アプリケーションがインストールされた携帯ゲーム機12について詳細に説明する。ただし、写真閲覧アプリケーションは、携帯ゲーム機12に限らず、タッチパネルを備えた各種携帯情報機器に広く適用可能であり、例えば、携帯電話機やスマートフォン、タブレット端末、PDA等にも適用できる。
【0013】
図2は、携帯ゲーム機12の外観を示す。携帯ゲーム機12には、方向キー21、ボタン22、左アナログスティック23、右アナログスティック24、左ボタン25、右ボタン26などの入力装置20と、表示装置68とが備えられている。表示装置68には、プレイヤーの指による接触を検知するためのタッチパネル69が併設されている。ボタン22は、○ボタン31、△ボタン32、□ボタン33、及び×ボタン34を含む。表示装置68は、例えば5インチ有機ELディスプレイであってもよく、その画面解像度は960×544であってもよい。
【0014】
図3は、携帯ゲーム機12における画面遷移を示す。具体的には、写真閲覧アプリケーションを実行中の携帯ゲーム機12における複数種類のユーザインタフェース間のつながりを模式的に示している。
【0015】
メニュー一覧画面112は、写真閲覧アプリケーションの起動直後に表示されるトップ画面であり、ユーザが選択可能なメニューを一覧表示する画面である。メニュー一覧画面112は図6に関連して後述する。個別メニュー画面114は、メニュー一覧画面112において特定のメニューが選択された場合に、選択されたメニューの内容を詳細に表示する画面である。個別メニュー画面114は図7に関連して後述する。以下、メニュー一覧画面112と個別メニュー画面114を総称して「ホーム画面110」とも呼ぶ。
【0016】
ユーザ画面122は、ホーム画面110においてユーザカテゴリに関するメニューが選択された(例えばユーザカテゴリのアイコンがタップされた)場合に、ユーザに関するコンテンツを表示する画面である。ユーザ画面122は図9〜図14に関連して後述する。検索結果画面124は、ホーム画面110において検索要求が入力された場合に、写真共有サイトに対する検索結果を表示する画面である。以下、ユーザ画面122と検索結果画面124を総称して「リスト画面120」とも呼ぶ。
【0017】
写真詳細画面130は、ホーム画面110またはリスト画面120において特定の写真が選択された(例えば特定の写真画像がタップされた)場合に、その写真の詳細な情報を表示する画面である。写真詳細画面130は図15および図16に関連して後述する。全画面ビューワ140は、写真詳細画面130に表示された写真を表示装置68の全面に亘り表示する画面である。
【0018】
図4は、携帯ゲーム機12の機能構成を示すブロック図である。携帯ゲーム機12は、入力装置20と、通信処理部66と、表示装置68と、タッチパネル69と、データ保持部40と、制御部44を備える。
【0019】
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0020】
例えば、写真閲覧アプリケーションは、図4のデータ保持部40および制御部44に対応するプログラムモジュールを含んでもよい。また制御部44の各ブロックの機能は、各ブロックに対応するプログラムモジュールが、フラッシュメモリ等のストレージに格納され、メインメモリへ適宜読み出されてCPUにより実行されることにより実現されてもよい。またデータ保持部40の各ブロックの機能は、フラッシュメモリ等のストレージやメインメモリがデータを保持することにより実現されてもよい。
【0021】
通信処理部66は、後述のコンテンツ取得部50および投稿処理部64の要求に応じて、通信網18を介して写真共有サーバ10とのデータ送受を行う。
【0022】
データ保持部40は、各種データの記憶領域であり、アイコン情報保持部42を含む。アイコン情報保持部42は、表示装置68に表示させるべき複数のアイコンそれぞれの情報、例えばアイコン画像やアイコンの説明文章、アイコンの表示位置(座標等)を保持する。なおデータ保持部40は、写真共有サーバ10から取得された写真画像やテキスト等のコンテンツも保持する。
【0023】
制御部44は、操作検出部46と、画面遷移制御部48と、コンテンツ取得部50と、表示制御部52と、情報入力支援部62と、投稿処理部64を含む。
【0024】
操作検出部46は、入力装置20およびタッチパネル69に対するユーザの操作を検出する。実施の形態ではユーザはタッチパネル69を指で操作することとする。操作検出部46は、ユーザの指がタッチパネル69に触れた場合に「タッチ操作」を検出し、ユーザの指がタッチパネル69から離れた場合に「リリース操作」を検出する。特に、タッチ操作とリリース操作の間隔が短い(所定時間未満の)場合、典型的にはユーザがタッチパネル69を軽く叩く操作を行った場合は「タップ操作」として検出する。また、タッチ操作を検出した後、所定時間(例えば500ミリ秒)以上、リリース操作を検出しない場合、「長押し操作」として判定する。
【0025】
また操作検出部46は、ユーザがタッチパネル69にタッチ後、指をリリースせずにタッチパネル69をなぞる操作を「トレース操作」として検出する。トレース操作は「スライド操作」や「ドラッグ操作」とも呼ばれる。また、タッチパネル69を軽く払うような、短時間の短いスライド操作を特に「フリック操作」として検出する。また操作検出部46は、タッチパネル69に対して各種の操作が行われた位置を示す座標もタッチパネル69から取得する。操作検出部46は、タッチパネル69に対するユーザの操作内容と操作位置、操作の対象となった画面上のオブジェクト(アイコン等)を判別する。
【0026】
画面遷移制御部48は、操作検出部46で検出された操作内容と、図3で示した画面遷移の規則にしたがって、画面の切替指示を表示制御部52へ通知する。例えば、ホーム画面110やリスト画面120の表示中に、特定の写真画像へのタップ操作が検出された場合、その写真画像の写真詳細画面130を表示するよう表示制御部52へ指示する。また、ホーム画面110の表示中に、ユーザカテゴリに関するアイコンへのタップ操作が検出された場合、ユーザ画面122を表示するよう表示制御部52へ指示する。また画面遷移制御部48は、切替後の画面の識別情報をコンテンツ取得部50にも通知し、切替後の画面で表示させるべき電子コンテンツを写真共有サーバ10から取得させる。
【0027】
コンテンツ取得部50は、写真共有サーバ10へアクセスし、写真共有サイトが公開するAPIを呼び出すことにより、写真共有サーバ10が保持する電子コンテンツ(写真画像や、コメント・タグ・ユーザプロファイルのテキストデータ等)を取得する。例えば、ユーザが最近投稿した写真を取得するためのAPIをコールして、それらの写真画像や写真のタイトルを取得する。また例えば、写真共有サイトにおいてユーザに対応づけられた写真の一覧(「フォトストリーム」とも呼ばれる)を取得するためのAPIをコールして、それらの写真画像や写真のタイトルを取得する。
【0028】
情報入力支援部62は、表示装置68に表示された各種画面に対するユーザによる情報入力を支援するための処理を実行する。具体的には、情報入力要求を示す操作が検出された場合、画面にソフトウェアキーボードを表示させ、ソフトウェアキーボードでユーザが指定した文字列を表示制御部52に渡し画面表示させる。
【0029】
投稿処理部64は、写真共有サーバ10へアクセスし、写真共有サイトが公開する情報投稿用APIを呼び出すことにより、ユーザが撮影した写真画像を写真共有サーバ10へアップロードする。同様に、閲覧した写真に対してユーザが作成したコメントやタグのテキストデータを写真共有サーバ10へアップロードする。
【0030】
表示制御部52は、ユーザの操作に応じて、図3で示した写真閲覧アプリケーションにおける各種画面のデータを設定し、それらの画面を表示装置68に表示させる。表示制御部52は、ホーム画面表示制御部54と、ユーザ画面表示制御部56と、写真詳細画面表示制御部58と、全画面表示制御部60を含む。図4には不図示であるが、表示制御部52は、写真共有サーバ10に対する検索結果を表示させる検索結果表示部をさらに含んでもよい。
【0031】
ホーム画面表示制御部54は、メニュー一覧画面112および個別メニュー画面114の画面データを設定して表示させる。ユーザ画面表示制御部56は、ユーザ画面122の画面データを設定して表示させる。写真詳細画面表示制御部58は、写真詳細画面130の画面データを設定して表示させる。
【0032】
全画面表示制御部60は、全画面ビューワ140の画面データを設定して表示させる。具体的には、写真詳細画面130において写真画像がタップされる等の所定操作が検出されると、全画面表示制御部60は、写真詳細画面130で表示された写真画像を表示装置68の全画面に亘って表示させる。
【0033】
図5は、ホーム画面表示制御部54の詳細な構成を示すブロック図である。ホーム画面表示制御部54は、検索カテゴリ表示制御部150と、投稿カテゴリ表示制御部152と、探索カテゴリ表示制御部154と、ユーザカテゴリ表示制御部156を含む。以下、図6および図7の説明とあわせて、図5の各機能ブロックを説明する。
【0034】
図6は、メニュー一覧画面112を示す。メニュー一覧画面112は、画面上では非表示だが、カテゴリ毎の表示エリアに分割されている。具体的には、メニュー一覧画面112は、検索カテゴリエリア200a、投稿(Recent Upload)カテゴリエリア200b、探索(explore)カテゴリエリア200c、ユーザカテゴリエリア200d(これらを総称する場合「カテゴリエリア200」と呼ぶ。)を含む。
【0035】
検索カテゴリ表示制御部150は、検索カテゴリエリア200aの表示データを設定する。具体的には、検索文字列入力フィールド202と検索ボタン204を検索カテゴリエリア200aに表示させる。
【0036】
投稿カテゴリ表示制御部152は、投稿カテゴリエリア200bの表示データを設定する。具体的には、コンテンツ取得部50により取得された複数の写真画像206(ユーザによる最近の投稿写真)を、投稿日時の降順に1行に並べて表示させる。図6は、「A」〜「F」の6枚の写真画像206を表示した状態を示している。投稿カテゴリ表示制御部152は、写真画像206の表示領域においてユーザのフリック操作が検出された場合、そのフリック方向に写真画像206をスライド表示させる。例えば左方向のフリック操作に応じて、それまで表示させた写真画像「A」「B」「C」「D」「E」「F」を左側へスライドさせて、写真画像「D」「E」「F」「G」「H」「I」の表示へ更新する。
【0037】
探索カテゴリ表示制御部154は、探索カテゴリエリア200cの表示データを設定する。具体的には、コンテンツ取得部50により取得された複数の写真画像208(探索用のAPIの呼び出しによって取得された写真であり、写真共有サイトにおいてユーザのフォトストリームに含められた写真であると言える)を1行に並べて表示させる。図6は、「1」〜「6」の6枚の写真画像208を表示した状態を示している。探索カテゴリ表示制御部154は、投稿カテゴリ表示制御部152と同様、写真画像208の表示領域においてユーザのフリック操作が検出された場合、そのフリック方向に写真画像208をスライド表示させる。
【0038】
なお投稿カテゴリエリア200bの写真画像206のスライド表示と、探索カテゴリエリア200cの写真画像208のスライド表示は各々独立して実行される。すなわち、投稿カテゴリエリア200bの写真画像206に対するフリック操作が検出されると、投稿カテゴリ表示制御部152は写真画像206をスライドさせる一方、探索カテゴリ表示制御部154は写真画像208をスライドさせず、それまでの表示内容を維持する。探索カテゴリエリア200cの写真画像208に対するフリック操作が検出されると、探索カテゴリ表示制御部154は写真画像208をスライドさせる一方、投稿カテゴリ表示制御部152は写真画像206をスライドさせず、それまでの表示内容を維持する。
【0039】
ユーザカテゴリ表示制御部156は、ユーザカテゴリエリア200dの表示データを設定する。具体的には、写真リストアイコン210とアルバムリストアイコン212をユーザカテゴリエリア200dに表示させる。写真リストアイコン210に対するユーザのタップ操作が検出されると、ユーザの写真リストを示すユーザ画面122に遷移する。またアルバムリストアイコン212に対するユーザのタップ操作が検出されると、ユーザのアルバムリストを示すユーザ画面122に遷移する。図4ではユーザカテゴリエリア200dに2つのアイコンが含まれることとしたが、後述のコンテンツ指定アイコン246に対応する8つのアイコンを含んでもよいことはもちろんである。
【0040】
また、メニュー一覧画面112の全てが表示装置68の画面内に同時に表示されなくてもよく、例えば、図6の一部のカテゴリエリア200が表示されて、他のカテゴリエリア200が非表示であってもよい。ユーザは、タッチパネル69に対して縦のスライド操作を行って、それまで非表示であったカテゴリエリア200を表示させてもよい。また図6では不図示だが、ホーム画面表示制御部54は、メニュー一覧画面112に背景画像を表示させてもよく、各カテゴリエリア200の画像を、背景画像の上に重ねて表示させてもよい。この場合、ホーム画面表示制御部54は、縦のスライド操作が検出されると、各カテゴリエリア200の画像をスライドさせるとともに、各カテゴリエリア200の画像とは独立して背景画像もスライドさせる。具体的には、縦のスライド操作に伴う背景画像の移動量は、各カテゴリエリア200の移動量よりも小さくなるよう表示を制御する。
【0041】
また、図6のメニュー一覧画面112には4つのカテゴリを示したが、写真共有サイトが提供する他のメニュー(カテゴリ)を含んでもよい。例えば、ユーザの投稿写真のうち他のユーザによるお気に入りの設定やコメントの設定が最近なされた写真のカテゴリ(「Recent Activity」)や、フレンドの投稿写真のカテゴリ、写真共有サイトに対する操作履歴のカテゴリ等を含んでもよい。ホーム画面表示制御部54は、これらのカテゴリの表示データを設定する機能をさらに含んでもよい。
【0042】
また、いずれのカテゴリエリア200においても、カテゴリエリア200を拡大表示するためのオープンアイコン214が表示される。ユーザによりオープンアイコン214がタップされると、そのオープンアイコン214が配置されたカテゴリエリア200に対応する個別メニュー画面114が表示される。
【0043】
図7は、個別メニュー画面114を示す。同図は、投稿カテゴリエリア200bが拡大表示された個別メニュー画面114を示している。投稿カテゴリ表示制御部152は、メニュー一覧画面112において投稿カテゴリエリア200bのオープンアイコン214がタップされた場合に、図7の個別メニュー画面114を表示させる。投稿カテゴリ表示制御部152は、コンテンツ取得部50により取得された複数の写真画像220を、投稿日時の降順に、複数行に亘って並べて表示させる。図7は、「A」〜「O」の15枚の写真画像220を3行に亘って表示した状態を示している。また、コンテンツ取得部50により取得された写真画像220のタイトルを各写真に対応づけて表示させる。個別メニュー画面114において縦のスライド操作が検出されると、それまでは非表示の別の写真画像をさらに表示させる。
【0044】
また投稿カテゴリ表示制御部152は、拡大表示したカテゴリを閉じる(言い換えれば拡大表示を終了する)ためのクローズアイコン224を個別メニュー画面114へ表示させる。図7で示すように、クローズアイコン224はオープンアイコン214とは逆向きのアイコンとして設定される。すなわち、オープンアイコン214とクローズアイコン224はユーザによる識別が可能な態様で表示される。個別メニュー画面114においてクローズアイコン224に対するタップ操作が検出されると、メニュー一覧画面112が再度表示される。ここでは投稿カテゴリ表示制御部152の例を示したが、他のカテゴリの表示制御部も同様に動作する。すなわち、オープンアイコン214のタップ操作に応じて自身に対応づけられたカテゴリの個別メニュー画面114を表示させ、クローズアイコン224のタップ操作に応じて個別メニュー画面114の表示を終了させる。
【0045】
このように、トップ画面であるメニュー一覧画面112では、各メニューに対応する写真画像を1行で表示させる。これにより、写真共有サイトが提供する各メニューの選択により閲覧できる写真をユーザに容易に把握させつつ、ユーザが所望のメニューを探し出すまでの負担(例えば縦スライド操作の負担)を低減できる。すなわち、表示装置68のサイズの制約の下、写真共有サイトが提供する複数のメニューの中から、ユーザが所望するメニューを効率的に選択させることができる。また個別メニュー画面114では、ユーザにより選択されたメニューに対応する写真画像を複数列に亘り表示させることで、同時に多くの写真画像をユーザへ提示できる。
【0046】
図8は、ユーザ画面表示制御部56の詳細な構成を示すブロック図である。ユーザ画面表示制御部56は、コンテンツ領域表示制御部160と、操作領域表示制御部162と、ポップアップ表示制御部164を含む。以下、図9〜図14の説明とあわせて、図8の各機能ブロックを説明する。
【0047】
図9および図10は、ユーザ画面122を示す。図9は、ユーザの写真リストを表示するユーザ画面122を示し、図10は、ユーザのアルバムリストを表示するユーザ画面122を示している。ユーザ画面122には、ユーザに関する写真等の画像や、テキストデータを表示するコンテンツ領域230と、コンテンツ領域230に表示させるコンテンツをユーザが選択するためのアイコンを表示する操作領域240が含まれる。
【0048】
コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230の表示データを設定する。ユーザの写真リストのユーザ画面122(図9)を表示すべき場合、コンテンツ領域表示制御部160は、写真共有サイトにおいてユーザに対応づけられた写真画像232と写真タイトル234を対応づけて表示させる。ユーザのアルバムリストのユーザ画面122(図10)を表示すべき場合、コンテンツ領域表示制御部160は、写真共有サイトにおいてユーザに対応づけられたアルバム画像236とアルバムタイトル238を対応づけて表示させる。
【0049】
操作領域表示制御部162は、操作領域240の表示データを設定する。操作領域表示制御部162は、メニュー一覧画面112へ戻るためのホームアイコン242を表示させ、また、コンテンツ指定アイコン246で総称される写真リストアイコン246a、ギャラリアイコン246b、アルバムリストアイコン246c、タグリストアイコン246d、お気に入りアイコン246e、アーカイブアイコン246f、フレンドアイコン246g、プロファイルアイコン246hを並べて表示させる。コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ指定アイコン246に対するユーザの選択操作に応じてコンテンツ領域230の表示内容を更新する。
【0050】
また操作領域表示制御部162は、コンテンツ領域230で現在表示されているコンテンツの説明文章を含む画面説明データ244を、操作領域240の画面説明領域243に表示させる。画面説明データ244は、現在選択されているコンテンツ指定アイコン246の説明文章であるとも言える。操作領域表示制御部162は、画面説明データ244として、表示中のコンテンツに対応するアイコン画像をさらに表示させてもよい。
【0051】
図9のユーザ画面122においてアルバムリストアイコン246cに対するタップ操作が検出されると、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162は、ユーザ画面122の表示内容を図10の内容へ更新する。すなわち、コンテンツ領域230の表示内容を写真リストからアルバムリストへ変更し、画面説明領域243における画面説明データ244も「写真リスト」から「アルバムリスト」へ変更する。
【0052】
コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230の表示内容を切り替えるに際し、切替元のコンテンツ(例えば写真画像や写真タイトル、タグ文字列、プロファイル情報)の画面をスライドアウトさせる一方、切替先のコンテンツの画面をスライドインさせる。操作領域表示制御部162は、画面説明領域243の表示内容を切り替えるに際し、切替元のコンテンツを示す画面説明データ244をスライドアウトさせる一方、切替先のコンテンツを示す画面説明データ244をスライドインさせる。
【0053】
図11は、ユーザ画面122における表示内容の更新を模式的に示す。更新前(切替元)のユーザ画面122ではアルバムリストが表示されていることとする。言い換えれば、アルバムリストアイコン246cが選択された状態であることとする。
【0054】
ここで操作領域240においてアルバムリストアイコン246cより左に配置された写真リストアイコン246aのタップ操作が検出されたとする。この場合、コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230においてアルバムリストのコンテンツを右方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、写真リストのコンテンツをコンテンツ領域230の左端から右方向へスライドインさせる。また操作領域表示制御部162は、画面説明領域243において「アルバムリスト」の画面説明データ244を右方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、「写真リスト」の画面説明データ244を画面説明領域243の左端から右方向へスライドインさせる。
【0055】
その一方、操作領域240においてアルバムリストアイコン246cより右に配置されたお気に入りアイコン246eのタップ操作が検出されたとする。この場合、コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ領域230においてアルバムリストのコンテンツを左方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、お気に入りのコンテンツをコンテンツ領域230の右端から左方向へスライドインさせる。また操作領域表示制御部162は、画面説明領域243において「アルバムリスト」の画面説明データ244を左方向へスライドアウトさせて非表示とするとともに、「お気に入り」の画面説明データ244を画面説明領域243の右端から左方向へスライドインさせる。
【0056】
このように、それまで選択中であったアイコンの位置と新たに選択されたアイコンの位置との関係に応じた態様でユーザ画面122の表示内容を更新することにより、それまでより左のアイコンを選んだかまたは右のアイコンを選んだかをユーザに直観的に把握させやすくなる。また操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246を配置した場合でも、個々のアイコンの位置をユーザに把握させやすくなる。
【0057】
図12も、ユーザ画面122における表示内容の更新を模式的に示す。ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246に対するタップ操作が検出されると、タップ操作により選択されたアイコン(以下、「選択アイコン」とも呼ぶ。)の情報を強調表示するための領域である強調領域306をコンテンツ領域230の略中央にポップアップ表示させる。それとともに、選択アイコンの画像とその説明文章を含む選択アイコン説明データ300を強調領域306にポップアップ表示させる。また、操作領域240において選択アイコンの左隣に配置されたアイコンの説明データである左アイコン説明データ302を、選択アイコン説明データ300の左隣にポップアップ表示させる。また、選択アイコンの右隣に配置されたアイコンの説明データである右アイコン説明データ304を、選択アイコン説明データ300の右隣にポップアップ表示させる。
【0058】
ポップアップ表示制御部164は、選択アイコン説明データ300と、左アイコン説明データ302と、右アイコン説明データ304と、強調領域306(以下、総称して「操作ガイド」とも呼ぶ。)をコンテンツ領域230のコンテンツに重畳して表示させる。またポップアップ表示制御部164は、選択アイコン説明データ300をコンテンツ指定アイコン246より大きいサイズで表示させる。コンテンツ領域230のサイズは、操作領域240のサイズよりも大きいため、操作ガイドをコンテンツ領域230に表示させることで、選択アイコンの説明文章の視認性を高めることができる。
【0059】
またポップアップ表示制御部164は、コンテンツ領域230の表示内容および画面説明領域243の表示内容が更新される間に操作ガイドを表示させる。図12は、写真リストのユーザ画面122(図9)がアルバムリストのユーザ画面122(図10)に変更される場合を示している。ポップアップ表示制御部164は、写真画像232および写真タイトル234がスライドアウトし、アルバム画像236およびアルバムタイトル238がスライドインすることに要する時間未満、操作ガイドを表示させる。言い換えれば、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162によるユーザ画面122の更新が終了することを契機として操作ガイドを非表示とする。
【0060】
なおポップアップ表示制御部164は、予め定められた所定時間だけ操作ガイドを表示させてもよい。ポップアップ表示制御部164は、その所定時間以下の一定時間の経過を検出すると、操作ガイドの透過度を徐々に増加させて、所定時間の経過時には操作ガイドを非表示としてもよい。
【0061】
次に、コンテンツ指定アイコン246に対する長押し操作が検出された場合、もしくは、特定のコンテンツ指定アイコン246に対するタッチ操作が検出された後、他のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作が検出された場合の処理について説明する。
【0062】
コンテンツ領域表示制御部160は、コンテンツ指定アイコン246に対する長押し操作中およびトレース操作中は、コンテンツ領域230における表示内容の更新を抑制する。言い換えれば、長押し操作前、トレース操作前の表示内容を維持する。そして、長押し操作後もしくはトレース操作後のリリース操作が検出された場合、そのリリース位置のコンテンツ指定アイコン246が選択されたと判定して、コンテンツ領域230の表示内容を更新する。
【0063】
同様に操作領域表示制御部162は、コンテンツ指定アイコン246に対する長押し操作中およびトレース操作中は、画面説明領域243における画面説明データ244の更新を抑制する。言い換えれば、長押し操作前、トレース操作前に表示していた画面説明データ244を維持する。そして、長押し操作後もしくはトレース操作後のリリース操作が検出された場合、そのリリース位置のコンテンツ指定アイコン246が選択されたと判定して、画面説明領域243における画面説明データ244を更新する。
【0064】
すなわち、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162は、アイコンに対するタップ操作と、長押し操作+リリース操作のそれぞれに対して、同様のユーザ画面122の更新処理を実行する。
【0065】
その一方、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246のいずれかに対するタッチ操作が検出された場合、その操作がタップ操作か長押し操作かに関わらず、言い換えればリリース操作のタイミングにかかわらず、そのタッチ位置に応じたアイコンの操作ガイドを表示させる。またポップアップ表示制御部164は、複数のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択されたアイコンの情報を選択アイコン説明データ300として強調領域306に順次切り替えて表示させる。このように、携帯ゲーム機12では、アイコンを選択して画面表示内容を切り替える操作と、アイコンの説明を表示させる操作とが一体化されており、言い換えれば、これらの操作が同じユーザインタフェースにより実現される。
【0066】
図13はユーザ画面122を示す。同図は、ユーザプロファイルのユーザ画面122が表示された状態において、お気に入りアイコン246eが長押しされた場合の表示例を示している。コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162は長押し操作前の表示内容を維持する一方、ポップアップ表示制御部164は、長押しされたお気に入りアイコン246eの選択アイコン説明データ300を強調領域306に表示する態様で操作ガイドを表示させる。ここで、お気に入りアイコン246eからユーザが指を離すと、ユーザのお気に入りコンテンツを示すユーザ画面122に切り替わる。
【0067】
図13のユーザ画面122において、お気に入りアイコン246eから左方向へトレース操作がなされてタグリストアイコン246dが選択状態になると、ポップアップ表示制御部164は、新たに選択状態となったタグリストアイコン246dの選択アイコン説明データ300を強調領域306に表示するよう操作ガイドを更新する。その一方、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162はトレース操作前(すなわち図13)の表示内容を維持する。
【0068】
図14はユーザ画面122を示す。同図は、図13においてお気に入りアイコン246eから左方向へアルバムリストアイコン246cまでトレース操作がなされた場合の表示例を示している。この場合、ポップアップ表示制御部164は、新たに選択状態となったアルバムリストアイコン246cの選択アイコン説明データ300を強調領域306に表示するよう操作ガイドを更新する。その一方、コンテンツ領域表示制御部160および操作領域表示制御部162はトレース操作前の表示内容を維持する。
【0069】
ポップアップ表示制御部164は、トレース操作中に選択アイコンが切り替わると、それまで選択状態にあり選択が解除されたアイコン(以下、「旧選択アイコン」とも呼ぶ。)の説明文章を、強調領域306からスライドアウトさせる。それとともに、新たに選択状態となったアイコン(以下、「新選択アイコン」とも呼ぶ。)の説明文章を、強調領域306へスライドインさせ選択アイコン説明データ300として表示させる。
【0070】
具体的には、操作領域240において新選択アイコンが旧選択アイコンの左隣に配置されている場合、言い換えれば、左方向へのトレース操作により選択アイコンが切り替わった場合、ポップアップ表示制御部164は、旧選択アイコンの説明文章を強調領域306から右方向へスライドアウトさせて右アイコン説明データ304として表示させる。それとともに、それまで左アイコン説明データ302として表示されていた新選択アイコンの説明文章を、強調領域306にその左端からスライドインさせて選択アイコン説明データ300として表示させる。
【0071】
例えば図13においては、お気に入りアイコン246eからタグリストアイコン246dへのトレース操作に伴って、お気に入りアイコン246eの説明文章が強調領域306から右方向へスライドアウトして右アイコン説明データ304となる。それとともに、タグリストアイコン246dの説明文章が強調領域306に対して右方向へスライドインされる。このとき、アルバムリストアイコン246cの説明文章がユーザ画面122の左端からスライドインして左アイコン説明データ302として新たに表示される。タグリストアイコン246dからアルバムリストアイコン246cへのトレース操作に伴っても同様の処理が実行されて図14の表示状態となる。
【0072】
また、操作領域240において新選択アイコンが旧選択アイコンの右隣に配置されている場合、言い換えれば、右方向へのトレース操作により選択アイコンが切り替わった場合、ポップアップ表示制御部164は、旧選択アイコンの説明文章を強調領域306から左方向へスライドアウトさせて左アイコン説明データ302として表示させる。それとともに、それまで右アイコン説明データ304として表示されていた新選択アイコンの説明文章を、強調領域306にその右端からスライドインさせて選択アイコン説明データ300として表示させる。
【0073】
このように、左方向のトレース操作により順次選択されたアイコンの説明文章を、強調領域306に対して順次右方向にスライドインさせて操作ガイドを更新する。また右方向のトレース操作により順次選択されたアイコンの説明文章を、強調領域306に対して順次左方向にスライドインさせて操作ガイドを更新する。これにより、操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246が配置された場合であっても、各アイコンの位置関係をユーザが直観的に把握しやすくなる。
【0074】
なお、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246に対するトレース操作の速度に応じた速度で操作ガイドを更新する。具体的には、コンテンツ指定アイコン246に対するトレース速度が速いほど、言い換えれば、選択アイコンの切り替わりが速いほど、ポップアップ表示制御部164は、各アイコンの説明文章のスライドイン速度を高くし、スライドアウト速度も高くする。
【0075】
図14のユーザ画面122において、アルバムリストアイコン246cからのリリース操作が検出されると、図10のアルバムリストのユーザ画面122が表示される。具体的には、コンテンツ領域表示制御部160は、ユーザプロファイルのコンテンツを右方向へスライドアウトさせるとともに、アルバムリストのコンテンツをコンテンツ領域230の左端から右方向へスライドインさせる。また操作領域表示制御部162は、「プロファイル」の画面説明データ244を右方向へスライドアウトさせるとともに、「アルバムリスト」の画面説明データ244を画面説明領域243の左端から右方向へスライドインさせる。リリース操作に伴うユーザ画面122の更新が完了すると、ポップアップ表示制御部164は操作ガイドの表示を終了する。
【0076】
一部既述したが、写真閲覧アプリケーションは多種類のコンテンツを表示し、多くのコンテンツ指定アイコン246が携帯ゲーム機12の表示装置68に同時に表示されることがある。また、操作領域240のサイズはコンテンツ領域230のサイズよりも小さく、操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246を配置する場合、個々のアイコンサイズは小さく制限される。その結果、ユーザが所望するコンテンツを表示させるための適切なアイコンを選択することが難しくなってしまうことがある。
【0077】
実施の形態の携帯ゲーム機12では、ユーザ画面122においてコンテンツ指定アイコン246を長押しした場合、コンテンツ指定アイコン246からリリースを行うまでは、正式にコンテンツ指定アイコン246を選択したこととはならず、ユーザ画面122の表示内容は更新されない。したがってユーザは、操作ガイドに表示された説明文章を確認しつつ複数のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作を行い、所望のコンテンツ指定アイコン246を選択することができる。これにより、操作領域240に多数のコンテンツ指定アイコン246を配置した場合でも、ユーザが適切なアイコンを選択できるよう支援でき、ユーザ画面122の操作性の低下を抑制できる。
【0078】
またトレース操作により選択アイコンが切り替わる都度、コンテンツ領域230および画面説明領域243の表示内容を変更すると、表示内容の変更が多発することがあり、また、ユーザが所望しない画面のコンテンツ取得が発生することもあり、かえってユーザの利便性を低下させてしまう。実施の形態では、トレース操作後のリリース操作によって最終的にコンテンツ指定アイコン246のいずれかが確定的に選択されるまではコンテンツ領域230および画面説明領域243の表示内容の変更を抑制し、操作ガイドのみを更新する。これにより、ユーザの利便性の低下を回避できる。
【0079】
次に図15と図16を参照して写真詳細画面表示制御部58の構成を詳細に説明する。
図15および図16は写真詳細画面130を示す。ホーム画面110またはリスト画面120において特定の写真画像に対するユーザのタップ操作が検出されると、写真詳細画面表示制御部58は、タップされた写真画像についての写真詳細画面130(図13)を表示させる。
【0080】
具体的には、写真詳細画面表示制御部58は、写真詳細画面130のコンテンツ領域250に、コンテンツ取得部50により取得された写真画像を表示させる。また属性領域252に、その写真画像に対応づけられたテキストデータを表示させる。属性領域252は、メニュー一覧画面112に戻るためのホームアイコン242と、コメントやタグを編集するための編集アイコン254と、写真画像の投稿者や閲覧数等を表示する基本情報エリア256と、投稿者により記載された写真の説明文章を表示する写真説明エリア258と、写真画像の詳細情報を表示させるための詳細情報ボタン260を含む。
【0081】
図15の写真詳細画面130において詳細情報ボタン260に対するタップ操作が検出された場合、写真詳細画面表示制御部58は、図14の写真詳細画面130を表示させる。図14の写真詳細画面130では、写真画像をお気に入りに登録したユーザ数や、写真画像に対して設定されたタグ文字列・各ユーザのコメント、戻るボタン264が詳細情報エリア262に表示される。写真詳細画面表示制御部58は、詳細情報エリア262を属性領域252に重畳して表示させる。図14の写真詳細画面130において戻るボタン264に対するタップ操作が検出された場合、写真詳細画面表示制御部58は図13の写真詳細画面130を再度表示させる。
【0082】
写真詳細画面130において編集アイコン254に対するタップ操作が検出された場合、情報入力支援部62は、タグやコメントの入力エリアとソフトウェアキーボードを、属性領域252に重畳して表示させる。これにより、ユーザによる写真画像に対するタグやコメントの入力を支援する。写真詳細画面130において不図示の投稿ボタンに対するタップ操作が検出された場合、投稿処理部64は、入力エリアへ入力されたタグやコメントのデータを写真共有サーバ10へアップロードして登録する。
【0083】
このように写真詳細画面130では、写真画像の基本情報を提示するエリアと、写真画像の詳細情報を提示するエリアと、写真画像に対する情報入力エリアのそれぞれが、コンテンツ領域250とは異なる領域に切り替えて表示される。これにより、表示装置68のサイズが制限された携帯情報機器においても、ユーザによる写真画像の閲覧を阻害することなくその写真画像の情報を提示でき、また情報入力を支援できる。
【0084】
以上の構成による動作を以下説明する。
携帯ゲーム機12において写真閲覧アプリケーションが起動されると、コンテンツ取得部50は、メニュー一覧画面112における各カテゴリエリア200で表示させるべき写真画像を写真共有サーバ10から取得する。そしてホーム画面表示制御部54は、複数のカテゴリエリア200を含むメニュー一覧画面112を表示させる。ホーム画面表示制御部54は、メニュー一覧画面112の各カテゴリエリア200においてオープンアイコン214がタップされると、タップされたアイコンに対応づけられたカテゴリの個別メニュー画面114を表示させる。
【0085】
メニュー一覧画面112もしくは個別メニュー画面114において写真リストアイコン210がタップされると、コンテンツ取得部50はユーザの写真リストを写真共有サーバ10から取得する。ユーザ画面表示制御部56は、写真リストをコンテンツとするユーザ画面122を表示させる。ユーザ画面122において特定のコンテンツ指定アイコン246に対するタップ操作が検出されると、ユーザ画面表示制御部56は、ユーザ画面122の表示内容を、タップされたアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【0086】
また、ユーザ画面122において複数のコンテンツ指定アイコン246に亘るトレース操作が検出されると、ユーザ画面表示制御部56は、ユーザ画面122におけるコンテンツ領域230および操作領域240の表示内容は変更せずに維持しつつ、操作ガイドにおいて選択アイコンの情報を順次切り替えて表示させる。トレース操作後、リリース操作が検出されると、ユーザ画面表示制御部56は、コンテンツ領域230および操作領域240の表示内容を、リリース位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える。
【0087】
ホーム画面110またはリスト画面120において特定の写真画像に対するタップ操作が検出されると、写真詳細画面表示制御部58は、タップされた写真の画像と、その写真に関する基本情報を並べて写真詳細画面130を表示させる。写真詳細画面130において詳細情報が要求されると、写真詳細画面表示制御部58は、写真に関する基本情報の表示エリア上に重ねて詳細情報を表示させる。写真詳細画面130において写真画像がタップされると、全画面表示制御部60は、タップされた1枚の写真画像を表示装置68の全面に亘って表示させる。
【0088】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
【0089】
例えば、上記実施の形態では、コンテンツ指定アイコン246に対するトレース操作が行われた場合、タッチパネル69からユーザの指がリリースされることをもってトレース操作の終了として検出することとした。変形例としては、それまでのトレース操作とは異なる所定の操作が行われたことをもってトレース操作の終了として検出してもよい。例えば、トレース終了位置のアイコンにおいて所定時間(例えば1秒等)以上継続したタッチ操作(すなわち長押し操作)を検出したことをもってトレース操作の終了として検出してもよい。また、トレース終了位置のアイコンにおいてアイコンが並ぶ方向とは異なる方向(例えば下方向)へのスライド操作を検出したことをもってトレース操作の終了として検出してもよい。
【0090】
また、上記実施の形態では言及していないが、ポップアップ表示制御部164は、操作ガイドの少なくとも一部を半透明に表示させてもよい。例えば、αブレンド等の公知の画像処理技術によりアイコン説明画面248を所定の透過度で設定させてもよい。なお、半透明表示とする対象は、強調領域306だけでもよく、左アイコン説明データ302および右アイコン説明データ304だけでもよい。これにより、操作ガイドの表示中であっても、ユーザは、アイコン説明画面248の下に表示された写真画像やテキストを確認することができる。
【0091】
また、上記実施の形態では、ポップアップ表示制御部164は、選択アイコン説明データ300に加えて左アイコン説明データ302および右アイコン説明データ304を操作ガイドとして表示させた。変形例として、ポップアップ表示制御部164は、操作ガイドとして選択アイコン説明データ300のみを表示させてもよい。この場合、ポップアップ表示制御部164は、トレース操作により順次選択状態となったアイコンの説明文章を、そのトレース方向に応じたスライド方向にて、ユーザ画面122の画面端から強調領域306へ順次スライドインさせてもよい。同様に、トレース操作により順次選択状態が解除されたアイコンの説明文章を、そのトレース方向に応じたスライド方向にて、ユーザ画面122の強調領域306から画面外へ順次スライドアウトさせてもよい。
【0092】
また、上記実施の形態では、ポップアップ表示制御部164は、コンテンツ指定アイコン246に対するタッチ操作を検出した場合、選択アイコン説明データ300を含む操作ガイドを表示させることとした。変形例として、1つのアイコンに対する所定時間(例えば2秒)以上のタッチ状態の継続(すなわち長押し)が検出された場合、ポップアップ表示制御部164は、そのアイコンの一層詳細な説明文章をアイコン情報保持部42から取得して、選択アイコン説明データ300の近傍位置に表示させてもよい。
【0093】
さらにまた、上記実施の形態では、タッチパネル69はユーザの指が接触することを検知し、操作検出部46はその検知にしたがってユーザの操作を検出した。変形例として、タッチパネル69は、ユーザの指が実際には非接触であっても、ユーザの指が所定の距離未満に近接したことを検知すると、ユーザの操作を示す情報を操作検出部46へ送出してもよく、操作検出部46は、その情報にしたがってユーザのタッチ操作を検出してもよい。またタッチパネル69は、ユーザの指が上記所定の距離未満に近接した状態から、上記所定の距離以上離れた状態に変化したことを検知すると、その情報を操作検出部46へ送出してもよく、操作検出部46は、その情報にしたがってユーザのリリース操作を検出してもよい。
【0094】
さらにまた、タッチパネル69に対する操作はユーザの指以外の媒体を介してなされてもよく、例えばスタイラスペンによりなされてもよい。
【0095】
さらにまた、上記実施の形態では、ユーザ画面122のコンテンツ領域230・画面説明領域243・強調領域306の表示内容を、切替元データのスライドアウトと切替先データのスライドインとを組み合わせて切り替えることとした。変形例として、切替元データのスライドアウトと切替先データのスライドインの一方により表示内容を切り替えてもよい。
【0096】
例えば、スライドアウトのみで切り替える場合は、切替元データの背後に(背景として)切替先データを設定した後、切替元データをスライドアウトさせることにより、切替元データの表示状態から切替先データの表示状態へ切り替えてもよい。言い換えれば、切替先データに対して切替元データをオーバラップさせた状態を徐々に解除することにより画面表示内容を更新してもよい。また、スライドインのみで切り替える場合は、切替先データをスライドインさせて切替元データの上に重ねて表示させることにより、切替元データの表示状態から切替先データの表示状態へ切り替えてもよい。言い換えれば、切替元データに対して切替先データを徐々にオーバラップさせていくことにより画面表示内容を更新してもよい。
【0097】
さらにまた、上記実施の形態では、コンテンツ領域230および画面説明領域243において旧選択アイコンに対応する切替元データをスライドアウトさせ、新選択アイコンに対応する切替先データをスライドインさせることとした。変形例として、コンテンツ領域230および画面説明領域243おける表示内容の更新の際に、操作領域240において旧選択アイコンと新選択アイコンの間に配置された1以上のアイコン(ここでは、「特定アイコン」と呼ぶ。)に対応するデータであり、特定アイコンに対応づけられた電子コンテンツやアイコン説明等を含めてスクロール表示させてもよい。言い換えれば、旧選択アイコンに対応する切替元データ、特定アイコンに対応するデータ、新選択アイコンに対応する切替先データを順次切り替えて表示させてもよい。例えば、旧選択アイコンに対応する切替元データをスライドアウトさせるとともに特定アイコンに対応するデータをスライドインさせ、その後、特定アイコンに対応するデータをスライドアウトさせるとともに新選択アイコンに対応する切替先データをスライドインさせてもよい。
【0098】
同様の動作は、コンテンツ指定アイコン246に対してタップ操作が行われた場合の、操作ガイドの表示にも適用できる。例えば、コンテンツ指定アイコン246に対するタップ操作が検出された場合、ポップアップ表示制御部164は、強調領域306において旧選択アイコンの説明文章、特定アイコンの説明文章、新選択アイコンの説明文章を順次切り替えて表示させてもよい。例えば、旧選択アイコンの説明文章を強調領域306に表示させた後、旧選択アイコンの説明文章をスライドアウトさせるとともに特定アイコンの説明文章をスライドインさせ、その後、特定アイコンの説明文章をスライドアウトさせるとともに新選択アイコンの説明文章をスライドインさせもてもよい。そして最終的に、新選択アイコンの説明文章を強調領域306において一定時間表示させてもよい。
【0099】
さらにまた、上記実施の形態では、写真共有サイトから写真画像および写真画像のタイトルを取得して表示する例を示した。変形例として、写真画像のタイトルに代えてもしくはタイトルとともに、写真画像に対してユーザが付加したコメントを取得して表示させてもよい。
【0100】
さらにまた、上記実施の形態では、写真共有サイトから写真画像を取得して表示する例を説明した。しかし本発明の技術思想はこれに限定されず、各種の電子コンテンツを表示して、アイコンにより操作を行う場合に適用可能である。例えば、動画投稿サイトから動画コンテンツ(サムネイル画像を含む)を取得して表示する場合にも適用可能である。また音楽配信サイトから楽曲コンテンツ(楽曲のジャケット画像を含む)を取得して表示する場合にも適用可能である。また電子書籍配信サイトから電子書籍コンテンツ(電子書籍のカバー画像を含む)を取得して表示する場合にも適用可能である。また、必ずしもネットワーク上のサーバから電子コンテンツを取得する必要はなく、携帯ゲーム機12のローカルに保持された電子コンテンツ(例えばゲームアプリケ−ションや業務アプリケーションの電子ファイル等)を表示する場合も適用可能である。
【0101】
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
【0102】
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
【符号の説明】
【0103】
10 写真共有サーバ、 12 携帯ゲーム機、 46 操作検出部、 52 表示制御部、 56 ユーザ画面表示制御部、 68 表示装置、 69 タッチパネル、 100 写真共有システム、 160 コンテンツ領域表示制御部、 162 操作領域表示制御部、 164 ポップアップ表示制御部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが選択したコンテンツのデータを画面の第1領域に表示させる第1表示制御部と、
前記第1領域に表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて前記画面の第2領域に表示させる第2表示制御部と、
前記第2領域に表示されたアイコンに対するユーザの選択操作を検出する操作検出部と、
前記選択操作が検出された場合、選択されたアイコンの説明を前記画面の第3領域にポップアップ表示させるポップアップ表示制御部と、
を備え、
前記操作検出部は、前記選択操作として、前記第2領域に表示された複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作を検出し、
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を前記第3領域において順次切り替えて表示させ、
前記第1表示制御部は、前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記第1領域に表示させるコンテンツを前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えることを特徴とする携帯情報機器。
【請求項2】
前記第1領域のサイズは、前記第2領域のサイズより大きく設定され、
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作により選択されたアイコンの説明を、前記第1領域のコンテンツに重ねて表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器。
【請求項3】
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を前記第3領域に対して順次スライドインさせることにより切り替えて表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報機器。
【請求項4】
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作において第1のアイコンが選択された状態から第2のアイコンが選択された状態へ切り替わった場合、前記第2のアイコンの説明を、前記第2のアイコンの表示位置から前記第1のアイコンの表示位置の方向へスライドインさせることを特徴とする請求項3に記載の携帯情報機器。
【請求項5】
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、所定時間の経過後に、前記終了位置のアイコンの説明を非表示とすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項6】
前記第2表示制御部は、
前記第1領域のコンテンツの説明を前記第2領域に表示させ、
前記トレース操作により前記第3領域において各アイコンの説明が順次切り替えて表示される間は、前記第2領域に表示させたコンテンツの説明を切り替えることを抑制し、
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記第2領域にそれまで表示させたコンテンツの説明を、前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツの説明へ切り替えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項7】
前記第1表示制御部は、前記第1領域に表示させるコンテンツを、第1のアイコンに対応づけられたコンテンツから、前記第1のアイコンとは異なる第2のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えるべき場合、前記第2のアイコンに対応づけられたコンテンツを、前記第2のアイコンの表示位置から前記第1のアイコンの表示位置の方向へスライドインさせて表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項8】
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおける所定の操作は、前記画面からのリリース操作であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項9】
携帯情報機器が実行する方法であって、
ユーザが選択したコンテンツを画面に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて前記画面に表示させるステップと、
複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を、前記画面の所定領域において順次切り替えて表示させるステップと、
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記画面に表示させるコンテンツを前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えるステップと、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示方法。
【請求項10】
携帯情報機器に、
ユーザが選択したコンテンツを画面に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて前記画面に表示させる機能と、
複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を、前記画面の所定領域において順次切り替えて表示させる機能と、
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記画面に表示させるコンテンツを前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える機能と、
を実現させるためのコンピュータプログラム。
【請求項1】
ユーザが選択したコンテンツのデータを画面の第1領域に表示させる第1表示制御部と、
前記第1領域に表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて前記画面の第2領域に表示させる第2表示制御部と、
前記第2領域に表示されたアイコンに対するユーザの選択操作を検出する操作検出部と、
前記選択操作が検出された場合、選択されたアイコンの説明を前記画面の第3領域にポップアップ表示させるポップアップ表示制御部と、
を備え、
前記操作検出部は、前記選択操作として、前記第2領域に表示された複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作を検出し、
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を前記第3領域において順次切り替えて表示させ、
前記第1表示制御部は、前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記第1領域に表示させるコンテンツを前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えることを特徴とする携帯情報機器。
【請求項2】
前記第1領域のサイズは、前記第2領域のサイズより大きく設定され、
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作により選択されたアイコンの説明を、前記第1領域のコンテンツに重ねて表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器。
【請求項3】
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を前記第3領域に対して順次スライドインさせることにより切り替えて表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯情報機器。
【請求項4】
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作において第1のアイコンが選択された状態から第2のアイコンが選択された状態へ切り替わった場合、前記第2のアイコンの説明を、前記第2のアイコンの表示位置から前記第1のアイコンの表示位置の方向へスライドインさせることを特徴とする請求項3に記載の携帯情報機器。
【請求項5】
前記ポップアップ表示制御部は、前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、所定時間の経過後に、前記終了位置のアイコンの説明を非表示とすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項6】
前記第2表示制御部は、
前記第1領域のコンテンツの説明を前記第2領域に表示させ、
前記トレース操作により前記第3領域において各アイコンの説明が順次切り替えて表示される間は、前記第2領域に表示させたコンテンツの説明を切り替えることを抑制し、
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記第2領域にそれまで表示させたコンテンツの説明を、前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツの説明へ切り替えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項7】
前記第1表示制御部は、前記第1領域に表示させるコンテンツを、第1のアイコンに対応づけられたコンテンツから、前記第1のアイコンとは異なる第2のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えるべき場合、前記第2のアイコンに対応づけられたコンテンツを、前記第2のアイコンの表示位置から前記第1のアイコンの表示位置の方向へスライドインさせて表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項8】
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおける所定の操作は、前記画面からのリリース操作であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の携帯情報機器。
【請求項9】
携帯情報機器が実行する方法であって、
ユーザが選択したコンテンツを画面に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて前記画面に表示させるステップと、
複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を、前記画面の所定領域において順次切り替えて表示させるステップと、
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記画面に表示させるコンテンツを前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替えるステップと、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示方法。
【請求項10】
携帯情報機器に、
ユーザが選択したコンテンツを画面に表示させるとともに、表示させるコンテンツをユーザが選択するための複数のアイコンを並べて前記画面に表示させる機能と、
複数のアイコンに亘るユーザのトレース操作が検出された場合、そのトレース操作により順次選択された複数のアイコンそれぞれの説明を、前記画面の所定領域において順次切り替えて表示させる機能と、
前記トレース操作の終了位置のアイコンにおいて所定の操作が検出された場合、前記画面に表示させるコンテンツを前記終了位置のアイコンに対応づけられたコンテンツへ切り替える機能と、
を実現させるためのコンピュータプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2013−109587(P2013−109587A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−254266(P2011−254266)
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月21日(2011.11.21)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
【Fターム(参考)】
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