説明

改善された製剤のためのカンナビノイド活性医薬成分

【課題】新規なカンナビノイド活性医薬成分の提供。
【解決手段】結晶性形態のtrans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含む医薬組成物。有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールをその必要性のある患者に投与することを含む、痛みなどの状態を処置又は予防するための方法。投与される結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールは、カンナビノイドの総重量に基づいて少なくとも95%の純度を有し得る。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及び医薬的に許容され
るキャリアを含む組成物。
【請求項2】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及び医薬的に許容され
るキャリアとともに配合される、trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノー
ルを含む組成物。
【請求項3】
治療有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、医薬
的に許容されるキャリアとを含む製剤。
【請求項4】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールとともに配合される、
治療有効量のtrans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含む製剤。
【請求項5】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが組成物における
カンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、より
好ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重量%、最も
好ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成
物又は製剤。
【請求項6】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが本質的にはtr
ans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+)−Δ9−テト
ラヒドロカンナビノールからなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物又は製剤

【請求項7】
trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール対trans−(+)−Δ9
テトラヒドロカンナビノールのモル比が約0.8:1.2〜約1.2:0.8の範囲にあ
り、好ましくは約0.9:1.1〜約1.1:0.9の範囲にあり、より好ましくは約0
.95:1.05〜約1.05:0.95の範囲にあり、最も好ましくは約1:1である
、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物又は製剤。
【請求項8】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールの前記量が約0.1m
g〜約100mgの範囲内であり、好ましくは約0.5mg〜約75mgの範囲内であり
、より好ましくは約2mg〜約50mgの範囲内であり、最も好ましくは約5mg〜約2
5mgの範囲内である、請求項3又は4に記載の製剤。
【請求項9】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールの前記量が、約80m
g、約40mg、約20mg、約10mg又は約5mgである、請求項3又は4に記載の
製剤。
【請求項10】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが、下記のプロセ
ス:
I)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+)
−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを、trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナ
ビノールと、trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、非極性有機溶
媒とを含む第1の組成物から結晶化させ、結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒド
ロカンナビノールを得る工程を含むプロセスであって、
前記第1の組成物が、
(a)(i)第1の有機相と、(ii)前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロ
カンナビノール及び前記trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有
するアルコール性苛性アルカリ相(alcoholic-caustic phase)とを含む二相組成物を形
成する工程;
(b)前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及び前記tran
s−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを前記アルコール性苛性アルカリ相から
分離する工程;及び
(c)工程(b)からの前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール
及び前記trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを非極性有機溶媒と接
触させて、前記第1の組成物を形成する工程
によって得られる、プロセス;又は
II)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+
)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを、trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカン
ナビノールと、trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、非極性有機
溶媒とを含む第1の組成物から結晶化させ、結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒ
ドロカンナビノールを得る工程を含むプロセスであって、
前記第1の組成物が、
(a)(i)第1の有機相と、(ii)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカン
ナビノールを含有するアルコール性苛性アルカリ相とを含む二相組成物を形成する工程;
(b)前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを前記アルコール
性苛性アルカリ相から分離する工程;及び
(c)工程(b)からの前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール
をtrans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及び非極性有機溶媒と接触さ
せて、前記第1の組成物を形成する工程
によって得られる、プロセス;又は
III)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(
+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを、trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカ
ンナビノールと、trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、非極性有
機溶媒とを含む第1の組成物から結晶化させ、結晶性trans−(±)−Δ9−テトラ
ヒドロカンナビノールを得る工程を含むプロセスであって、
前記第1の組成物が、
(a)(i)第1の有機相と、(ii)trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカン
ナビノールを含有するアルコール性苛性アルカリ相とを含む二相組成物を形成する工程;
(b)前記trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを前記アルコール
性苛性アルカリ相から分離する工程;及び
(c)工程(b)からの前記trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール
をtrans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及び非極性有機溶媒と接触さ
せて、前記第1の組成物を形成する工程
によって得られる、プロセス;又は
IV)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+
)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを、trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカン
ナビノールと、trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、非極性有機
溶媒とを含む第1の有機組成物から結晶化させ、結晶性trans−(±)−Δ9−テト
ラヒドロカンナビノールを得る工程を含むプロセスであって、
前記第1の有機組成物が、
(a)(i)第1の有機相と、(ii)前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロ
カンナビノール及び前記trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有
するアルコール性苛性アルカリ相とを含む二相組成物を形成する工程;
(b)前記アルコール性苛性アルカリ相を前記第1の有機相から分離する工程;
(c)前記分離されたアルコール性苛性アルカリ相を酸と接触させて、trans−(
−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+)−Δ9−テトラヒドロカ
ンナビノールを含有する酸処理されたアルコール性相を得る工程;
(d)(i)工程(c)の前記酸処理されたアルコール性相と、(ii)第2の有機相
とを含む第2の二相組成物を形成する工程;
(e)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+
)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有する工程(d)の前記第2の有機相を分離
する工程;及び
(f)工程(e)の前記分離された第2の有機相を非極性有機溶媒と接触させて、前記
第1の有機組成物を形成する工程
によって得られる、プロセス;又は
V)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+)
−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを、trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナ
ビノールと、trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、非極性有機溶
媒とを含む第2の有機組成物から結晶化させ、結晶性trans−(±)−Δ9−テトラ
ヒドロカンナビノールを得る工程を含むプロセスであって、
前記第2の有機組成物が、
(a)(i)第1の有機相と、(ii)前記trans−(−)−Δ9−テトラヒドロ
カンナビノールを含有するアルコール性苛性アルカリ相とを含む第1の二相組成物を形成
する工程;
(b)前記アルコール性苛性アルカリ相を前記第1の有機相から分離する工程;
(c)前記分離されたアルコール性苛性アルカリ相を酸と接触させて、trans−(
−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有する酸処理されたアルコール性相を得る
工程;
(d)工程(c)の前記酸処理されたアルコール性相と、第2の有機相とを含む第2の
二相組成物を形成する工程;
(e)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有する工程(d)
の前記第2の有機相を分離する工程;及び
(f)工程(e)の前記分離された第2の有機相をtrans−(+)−Δ9−テトラ
ヒドロカンナビノール及び非極性有機溶媒と接触させて、前記第2の有機組成物を形成す
る工程
によって得られる、プロセス;又は
VI)trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及びtrans−(+
)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを、trans−(−)−Δ9−テトラヒドロカン
ナビノールと、trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、非極性有機
溶媒とを含む第2の有機組成物から結晶化させ、結晶性trans−(±)−Δ9−テト
ラヒドロカンナビノールを得る工程を含むプロセスであって、
前記第2の有機組成物が、
(a)(i)第1の有機相と、(ii)前記trans−(+)−Δ9−テトラヒドロ
カンナビノールを含有するアルコール性苛性アルカリ相とを含む第1の二相組成物を形成
する工程;
(b)前記アルコール性苛性アルカリ相を前記第1の有機相から分離する工程;
(c)前記分離されたアルコール性苛性アルカリ相を酸と接触させて、trans−(
+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有する酸処理されたアルコール性相を得る
工程;
(d)工程(c)の前記酸処理されたアルコール性相と、第2の有機相とを含む第2の
二相組成物を形成する工程;
(e)trans−(+)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含有する工程(d)
の前記第2の有機相を分離する工程;及び
(f)工程(e)の前記分離された第2の有機相をtrans−(−)−Δ9−テトラ
ヒドロカンナビノール及び非極性有機溶媒と接触させて、前記第2の有機組成物を形成す
る工程
によって得られる、プロセス
によって調製される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物又は製剤。
【請求項11】
単位製剤である、請求項3又は4に記載の製剤。
【請求項12】
経口投与、非経口投与、経粘膜投与、経皮投与、又は吸入による投与のために適合化さ
れる、請求項11に記載の製剤。
【請求項13】
請求項1〜4のいずれか一項に記載される組成物又は製剤の有効量を、そのような処置
を必要としている哺乳動物に投与することを含む、痛み、嘔吐、食欲喪失又は体重減少を
処置するための方法。
【請求項14】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール及び医薬的に許容され
るキャリアを混合することを含む、カンナビノイド組成物を調製するための方法。
【請求項15】
有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、医薬的に
許容されるキャリアとを混合することを含む、カンナビノイド製剤を調製するための方法

【請求項16】
場合により医薬的に許容されるキャリアと混合される治療有効量の結晶性trans−
(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含むカンナビノイド組成物をその必要性の
ある哺乳動物の肺に堆積させることを含む、trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカ
ンナビノールを投与するための方法。
【請求項17】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが前記組成物にお
けるカンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、
より好ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重量%、
最も好ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項15又は16に記載の方法。
【請求項18】
医薬的に許容されるキャリアと場合により混合される前記結晶性trans−(±)−
Δ9−テトラヒドロカンナビノールが、粉末、顆粒、マイクロ粒子、ナノ粒子、及びそれ
らの混合物からなる群より選択される形態である、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが、肺投与のため
に好適であり、かつ前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール
を哺乳動物の肺の中に堆積させることができる機械装置から前記哺乳動物の肺に送達され
、好ましくは、前記装置が、粉末吸入器、単位用量吸入器、定量吸入器、ポンプスプレー
及びネブライザーからなる群より選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
第1の組成物及び第2の組成物を含む経口用カンナビノイド製剤であって、第1の組成
物が治療有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを含み
、第2の組成物が、前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール
の薬理学的活性に対して逆に作用する薬剤の有効量を含み、好ましくは、前記薬剤が、S
R141716A、SR144528、及びその組合せからなる群より選択される、経口
用カンナビノイド製剤。
【請求項21】
前記第2の組成物が内側の酸可溶層及び外側の塩基可溶層により被覆される、請求項2
0に記載の経口用カンナビノイド製剤。
【請求項22】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが前記第1の組成
物におけるカンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重
量%、より好ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重
量%、最も好ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項20に記載の経口用カン
ナビノイド製剤。
【請求項23】
前記第1の組成物及び前記第2の組成物はそれぞれが独立して、カプセル内に含有され
る粉末、顆粒、マイクロ粒子、多粒子剤(multiparticle)、ナノ粒子、ビーズ、及びそ
れらの混合物からなる群より選択される形態であるか、又は医薬的に許容されるマトリッ
クスに分散された粉末、顆粒、マイクロ粒子、多粒子剤、ナノ粒子、及びそれらの混合物
からなる群より選択される形態である、請求項20に記載の経口用カンナビノイド製剤。
【請求項24】
前記第1の組成物を含む第1の層と、前記第2の組成物を含む第2の層とを有する、胃
において溶解する被覆物により被覆される二層錠剤の形態である、請求項20に記載の経
口用カンナビノイド製剤。
【請求項25】
治療有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、医薬
的に許容される制御放出物質とを含む医薬的に許容されるマトリックスを含む、ヒト患者
における8時間、12時間又は24時間の服用のために好適な経口用の制御放出型カンナ
ビノイド製剤。
【請求項26】
前記制御放出物質が、疎水性ポリマー、親水性ポリマー、ガム、タンパク質由来物質、
ワックス、シェラック、オイル、及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項
25に記載の経口用の制御放出型カンナビノイド製剤。
【請求項27】
ヒト患者への投与後、約0.55〜約1、好ましくは約0.55〜約0.85、より好
ましくは約0.55〜0.75、最も好ましくは約0.60〜約0.70のC24/Cmax
比をもたらし、かつ少なくとも約24時間にわたる治療的効果をもたらし、この場合、C
maxは好ましくは亜精神作用閾値濃度である、請求項25に記載の経口用の制御放出型カ
ンナビノイド製剤。
【請求項28】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが製剤におけるカ
ンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、より好
ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重量%、最も好
ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項30に記載の経口用の制御放出型カン
ナビノイド製剤。
【請求項29】
前記マトリックスが複数の多粒子マトリックスを含み、この場合、前記多粒子マトリッ
クスは好ましくは、錠剤に圧縮成形されるか、又は医薬的に許容されるカプセルに入れら
れるか、又は医薬的に許容される溶液、ゲル、懸濁物もしくはエマルションに入れられる
、請求項25に記載の製剤。
【請求項30】
治療有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを医薬的
に許容される制御放出物質に配合する工程を含む、固体の経口用の制御放出型カンナビノ
イド製剤を調製するためのプロセス。
【請求項31】
前記制御放出物質が、制御放出マトリックス配合物を形成する疎水性ポリマー、親水性
ポリマー、ガム、タンパク質由来物質、ワックス、シェラック、オイル、及びそれらの混
合物からなる群より選択されるマトリックスを含み、かつヒト患者への投与後における前
記製剤が、約0.55〜約1、好ましくは約0.55〜約0.85、より好ましくは約0
.55〜0.75、最も好ましくは約0.60〜約0.70のC24/Cmax比及び少なく
とも約24時間にわたる治療的効果をもたらす、請求項30に記載のプロセス。
【請求項32】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが前記製剤におけ
るカンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、よ
り好ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重量%、最
も好ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項30に記載のプロセス。
【請求項33】
結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、経粘膜投与又は経
皮投与のために適合化された医薬的に許容されるキャリアとともに配合される、tran
s−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールを経粘膜投与又は経皮投与するためのカ
ンナビノイド組成物。
【請求項34】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが組成物における
カンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、より
好ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重量%、最も
好ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項33に記載のカンナビノイド組成物

【請求項35】
有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、医薬的に
許容されるキャリアとを混合して、組成物を提供すること、及び前記組成物を患者に投与
することを含む、trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールをその必要性
のある患者に投与するための方法。
【請求項36】
前記組成物が、溶液、エマルション、ゲル又は懸濁物の形態であるか、あるいは、乾燥
固体又は乾燥粉末の形態である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記医薬的に許容されるキャリアが溶媒であり、前記組成物が溶液である、請求項35
に記載の方法。
【請求項38】
前記混合すること及び前記投与することが前記患者によって行われ、好ましくは、前記
投与することが混合後直ちに行われる、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
必要性のある哺乳動物の処置のために、痛み、嘔吐、食欲喪失又は体重減少を処置する
ための医薬品を調製することにおける、請求項1〜4のいずれか一項に記載される組成物
又は製剤の有効量の使用。
【請求項40】
trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールをその必要性のある哺乳動物
の肺の中に堆積させることを含む、医薬品の製造における治療有効量の結晶性trans
−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールの、場合により医薬的に許容されるキャリ
アと混合されての使用。
【請求項41】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが組成物における
カンナビノイドの総量の少なくとも95重量%、好ましくは少なくとも98重量%、より
好ましくは少なくとも99重量%、より一層好ましくは少なくとも99.5重量%、最も
好ましくは少なくとも99.9重量%を含む、請求項40に記載の使用。
【請求項42】
医薬的に許容されるキャリアと場合により混合される前記結晶性trans−(±)−
Δ9−テトラヒドロカンナビノールが、粉末、顆粒、マイクロ粒子、ナノ粒子、及びそれ
らの混合物からなる群より選択される形態である、請求項40に記載の使用。
【請求項43】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールが、肺投与のため
に好適であり、かつ前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノール
を堆積させることができる機械装置から前記哺乳動物の肺に送達され、好ましくは、前記
装置が、粉末吸入器、単位用量吸入器、定量吸入器、ポンプスプレー及びネブライザーか
らなる群より選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
有効量の結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノールと、医薬的に
許容されるキャリアとを混合して、組成物を提供すること、及び前記組成物を患者に投与
することを含む、医薬品の調製における、trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカン
ナビノールを含む組成物の使用。
【請求項45】
前記組成物が、溶液、エマルション、ゲル又は懸濁物の形態であるか、あるいは、乾燥
固体又は乾燥粉末の形態である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記医薬的に許容されるキャリアが溶媒であり、前記組成物が溶液である、請求項44
に記載の方法。
【請求項47】
前記混合すること及び前記投与することが前記患者によって行われる、請求項44に記
載の方法。
【請求項48】
前記投与することが、前記結晶性trans−(±)−Δ9−テトラヒドロカンナビノ
ール及び医薬的に許容されるキャリアを、前記組成物を提供するために混合した後直ちに
行われる、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
前記結晶性trans−(±)−Δ9−THCが、表1の粉末X線回折データと部分的
又は完全に等しい粉末X線回折データによって特徴づけられる、請求項1又は請求項2に
記載の組成物。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図6D】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図7C】
image rotate

【図7D】
image rotate


【公開番号】特開2012−211172(P2012−211172A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−145087(P2012−145087)
【出願日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【分割の表示】特願2008−516233(P2008−516233)の分割
【原出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【出願人】(599108792)ユーロ−セルティーク エス.エイ. (134)
【Fターム(参考)】