有価証券等の本物確認の為の識別用マーク
【課題】 従来の有価証券等の偽造防止には、高度な印刷技術を用いた物が多いが、模倣を完全に防ぐことは難しかった。
【解決手段】 本発明は、印刷ではなく、有価証券等の面の一部エリアに微細ではあるが一つの物体となる粒状物質を多数にしてランダムに配置するもので、画一的な印刷技術では略不可能となる手段を用いるものである。更に、その多数にしてランダムに配置した粒状物質の中に紛れ込ませた任意の秘密の位置に故意に設けた粒状物質の設置パターンによりデーターとして個々の有価証券等の情報として読み取れる様にし。さらに、配置した粒状物質及び粒状物質の配置模様や該配置模様による光の反射や透過状態等のデーターを該有価証券等に暗号化して記録することで、より完全な有価証券等の本物確認の為の識別用マークとする事ができる。
【解決手段】 本発明は、印刷ではなく、有価証券等の面の一部エリアに微細ではあるが一つの物体となる粒状物質を多数にしてランダムに配置するもので、画一的な印刷技術では略不可能となる手段を用いるものである。更に、その多数にしてランダムに配置した粒状物質の中に紛れ込ませた任意の秘密の位置に故意に設けた粒状物質の設置パターンによりデーターとして個々の有価証券等の情報として読み取れる様にし。さらに、配置した粒状物質及び粒状物質の配置模様や該配置模様による光の反射や透過状態等のデーターを該有価証券等に暗号化して記録することで、より完全な有価証券等の本物確認の為の識別用マークとする事ができる。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、有価証券等の偽造を困難にする為の識別用マークに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の有価証券等の本物確認の為の識別方法は高度な印刷技術を用いた物が多かった。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
同一的な印刷では、最終的には模倣される危険性を下げることは難しい事となる。
【０００４】
本発明は、印刷ではなく、形が一定でない微細な砂やガラス片や金属片等の粒状物質を多数貼り付けて、其自体を識別の印とする事で偽造を防止することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採用した。有価証券等の面の一定面積内に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を適当にランダムに多数敷き詰め、さらに透明な樹脂で被い前記有価証券等の面の一部分となるように固定して設けることで、該粒状物質の配置模様が個々の有価証券等が持つ固有の印となり、これを本物確認の為の識別用マークとする技術手段を採用した。
【０００６】
一定の面積内に適当にランダムに敷き詰めて配置した砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の中に紛れ込ます様に任意の位置に色や材質等を特定させた粒状物質を単独または複数を組み合わせて配置する等の決められた共通のパターンを設けて個々の有価証券等の情報が読み取れる様にして、識別方法の幅を広げたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別用マークとした技術手段を採用した。
【０００７】
微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の配置模様や該配置模様による光の反射や透過状態等のデーターを前記有価証券等の面の一部に暗号化して記録させて設けたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別用マークとした技術手段を採用した。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
発明の実施の態様を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図１は、本発明の断面図で、有価証券の一例となるカード（１）として、カード（１）の薄い側面から見た状態を表しており、不透明なカード（１）の一部に設けた透明な樹脂（２）の中に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質（３）を内包させて配置している状態である。
図２は、本発明の平面図で、有価証券の一例となるカード（１）として、カード（１）の一部となる一定面積の中に組み込んだ透明な樹脂（２）の中に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質（３）をランダムに敷き詰めて配置している状態を表している。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の側面図
【図２】 本発明の平面図
【符号の説明】
１…カード
２…透明な樹脂
３…粒状物質
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、有価証券等の偽造を困難にする為の識別用マークに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の有価証券等の本物確認の為の識別方法は高度な印刷技術を用いた物が多かった。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
同一的な印刷では、最終的には模倣される危険性を下げることは難しい事となる。
【０００４】
本発明は、印刷ではなく、形が一定でない微細な砂やガラス片や金属片等の粒状物質を多数貼り付けて、其自体を識別の印とする事で偽造を防止することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採用した。有価証券等の面の一定面積内に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を適当にランダムに多数敷き詰め、さらに透明な樹脂で被い前記有価証券等の面の一部分となるように固定して設けることで、該粒状物質の配置模様が個々の有価証券等が持つ固有の印となり、これを本物確認の為の識別用マークとする技術手段を採用した。
【０００６】
一定の面積内に適当にランダムに敷き詰めて配置した砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の中に紛れ込ます様に任意の位置に色や材質等を特定させた粒状物質を単独または複数を組み合わせて配置する等の決められた共通のパターンを設けて個々の有価証券等の情報が読み取れる様にして、識別方法の幅を広げたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別用マークとした技術手段を採用した。
【０００７】
微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の配置模様や該配置模様による光の反射や透過状態等のデーターを前記有価証券等の面の一部に暗号化して記録させて設けたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別用マークとした技術手段を採用した。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
発明の実施の態様を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図１は、本発明の断面図で、有価証券の一例となるカード（１）として、カード（１）の薄い側面から見た状態を表しており、不透明なカード（１）の一部に設けた透明な樹脂（２）の中に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質（３）を内包させて配置している状態である。
図２は、本発明の平面図で、有価証券の一例となるカード（１）として、カード（１）の一部となる一定面積の中に組み込んだ透明な樹脂（２）の中に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質（３）をランダムに敷き詰めて配置している状態を表している。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の側面図
【図２】 本発明の平面図
【符号の説明】
１…カード
２…透明な樹脂
３…粒状物質
【特許請求の範囲】
【請求項１】
有価証券等の面の一定面積内に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を適当にランダムに多数敷き詰めると伴に透明な樹脂で被い前記有価証券等の面の一部分となるように固定して設けて該粒状物質及び該粒状物質の配置模様を固有の印としたことで同様物の製造を略不可能にしたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別マーク。
【請求項２】
有価証券等に設けた微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を多数敷き詰めて設けて識別のマークとした請求項１において、一定の面積内に適当にランダムに敷き詰めて配置した砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の中に紛れ込ます様に任意の位置に色や材質等を特定させた粒状物質を単独または複数を組み合わせて配置する等の決められた共通のパターンを設けて個々の有価証券等の情報が読み取れる様にしたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別マーク。
【請求項３】
有価証券等に設けた微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を多数敷き詰めて設けて識別のマークとした請求項１において、微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の配置模様や該配置模様による光の反射や透過状態等のデーターを前記有価証券等に暗号化して記録させて設けたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別マーク。
【請求項１】
有価証券等の面の一定面積内に微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を適当にランダムに多数敷き詰めると伴に透明な樹脂で被い前記有価証券等の面の一部分となるように固定して設けて該粒状物質及び該粒状物質の配置模様を固有の印としたことで同様物の製造を略不可能にしたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別マーク。
【請求項２】
有価証券等に設けた微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を多数敷き詰めて設けて識別のマークとした請求項１において、一定の面積内に適当にランダムに敷き詰めて配置した砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の中に紛れ込ます様に任意の位置に色や材質等を特定させた粒状物質を単独または複数を組み合わせて配置する等の決められた共通のパターンを設けて個々の有価証券等の情報が読み取れる様にしたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別マーク。
【請求項３】
有価証券等に設けた微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の粒状物質を多数敷き詰めて設けて識別のマークとした請求項１において、微細な砂粒やガラス粒や金属粒等の前記粒状物質の配置模様や該配置模様による光の反射や透過状態等のデーターを前記有価証券等に暗号化して記録させて設けたことを特徴とした有価証券等の本物確認の為の識別マーク。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２００７−２８３７４１（Ｐ２００７−２８３７４１Ａ）
【公開日】平成１９年１１月１日（２００７．１１．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−１３８２７２（Ｐ２００６−１３８２７２）
【出願日】平成１８年４月１７日（２００６．４．１７）
【出願人】（５９２０４０２０６）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１１月１日（２００７．１１．１）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年４月１７日（２００６．４．１７）
【出願人】（５９２０４０２０６）
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]