説明

気体分析装置

【課題】微量成分の濃度の経時変化を測定することが可能であり、かつ気体中に含まれる成分の検出限界濃度が十分低い気体分析装置を提供する。
【解決手段】この気体分析装置は、デニューダ100、気体供給部(ポンプ)208、液体供給部(ポンプ)302、及び分析装置700を備える。デニューダ100は、上下方向に延伸していて互いに対向する2つの平らな壁面を有している。ポンプ208は、デニューダ100の下方から2つの壁面間に、分析対象となる気体を供給する。ポンプ302は、デニューダ100の上方から2つの壁面間に、液体を供給する。分析装置700は、デニューダ100の下方から排出された液体に含まれる成分を分析する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体中に含まれる微量成分を分析することができる気体分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
気体中に含まれる微量成分を分析するケースの一つに、クリーンルームの雰囲気の分析がある。半導体製品の製造に用いられるクリーンルームには、配線材料やレチクルが保管されている。このため、例えば酸化性の成分がクリーンルームの雰囲気に含まれていると、配線材料やレチクルに、酸性ガス等による腐食や異物生成反応等が起こり、半導体製品の歩留まりに影響を与える。このため、クリーンルームにおいては、雰囲気中に含まれる微量成分を分析し、監視する必要がある。
【0003】
クリーンルームの雰囲気に含まれる微量成分を分析する方法として、例えばJACA(Japan Air Cleaning Association:社団法人日本空気清浄協会)の指針(No.35A−2003)や、ISO14644−8 2006に規定されているように、インピンジャーを用いる方法がある。この方法は、純水等の溶液を保持するインピンジャーを2段にして、ポンプを用いてクリーンルームの雰囲気をインピンジャー内の溶液に吹き込むことにより、雰囲気中の微量成分を溶液に溶解させるものである。微量成分が溶解した溶液は、その後、例えばイオンクロマトグラフィーや液体クロマトグラフィーにより分析される。
【0004】
また、特許文献1及び特許文献2には、デニューダを用いて気体をサンプリングして分析する方法が開示されている。また非特許文献1には、並行平板型のデニューダを用いて大気に含まれる成分を捕集することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−503585号公報
【特許文献2】特開平11−83700号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】"Membrane-Based Parallel Plate Denuder for the Collection and Removal of Soluble Atmospheric Gases",Masaki Takeuchi他3名,Analytical Chemistry, 2004, Vo1.76, 1204-1210
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
インピンジャーを用いて気体中に含まれる微量成分を分析する場合、例えば6〜24時間の捕集操作が必要になる。しかしこのような長時間の捕集をインピンジャーで行うと、インピンジャーの内壁に成分が付着することがあり、また、インピンジャー内の溶液に成分が捕集されきれずに出て行くことがある。このため、気体中に含まれる成分の検出限界濃度を十分低くすることは難しかった。また、特許文献1、特許文献2、及び非特許文献1に記載の技術では、気体中に含まれる成分の検出限界濃度を十分低くすることはできなかった。このため、気体中に含まれる成分の検出限界濃度が十分低い気体分析装置の開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、上下方向に延伸していて互いに対向する2つの平らな壁面を有するデニューダと、
前記デニューダの下方から前記2つの壁面間に、分析対象となる気体を供給する気体供給部と、
前記デニューダの上方から前記2つの壁面間に、液体を供給する液体供給部と、
前記デニューダの下方から排出された前記液体に含まれる成分を分析する分析部と、
を備える気体分析装置が提供される。
【0009】
本発明によれば、デニューダは2つの平らな壁面を有しており、これらの壁面間を、分析対象となる気体と、気体に含まれる成分を捕集するための液体が流れる。デニューダは2つの平らな壁面を有している場合、横方向の断面におけるデニューダの最小幅は、デニューダが管状である場合と比較して小さくなる。このため、気体が液体中で形成する気泡の最大直径が小さくなり、気体と液体の接触面積が大きくなる。
【0010】
また、液体はデニューダの上方から供給され、気体はデニューダの下方から供給されるため、液体が壁面間を流れ落ちる動きは、気体が下方から上がってくるため妨げられる。従って、液体がデニューダの壁面間に位置する時間が長くなる。
【0011】
これらのことから、デニューダから排出される液体において、分析対象となる気体から溶解した成分の濃度が上昇する。このため、気体中に含まれる成分の検出限界濃度を十分低くすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、気体中に含まれる成分の検出限界濃度を十分低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施形態に係る気体分析装置の構成を示す図である。
【図2】デニューダの正面図である。
【図3】デニューダの中の流路の寸法を説明するための概略図である。
【図4】デニューダに対する気体の流量と酸化性ガスの捕集率の実測値を示すグラフである。
【図5】図1に示した気体分析装置を用いて、クリーンルーム内の雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度の経時変化を分析する方法を示すフローチャートである。
【図6】図5に示した方法を用いてクリーンルームの雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度を15分間隔で測定した結果を示す表である。
【図7】分析装置の分析結果を示すチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0015】
図1は、実施形態に係る気体分析装置の構成を示す図である。この気体分析装置は、デニューダ100、気体供給部(ポンプ)208、液体供給部(ポンプ)302、及び分析装置700を備える。デニューダ100は、上下方向に延伸していて互いに対向する2つの平らな壁面を有している。ポンプ208は、デニューダ100の下方から2つの壁面間に、分析対象となる気体を供給する。ポンプ302は、デニューダ100の上方から2つの壁面間に、液体を供給する。分析装置700は、デニューダ100の下方から排出された液体に含まれる成分を分析する。以下、詳細に説明する。
【0016】
デニューダ100に供給される気体、すなわち分析対象となる気体は、例えばクリーンルーム内の大気である。この大気は、流路(例えば配管)200を介してデニューダ100の下方から2つの壁面間に供給される。デニューダ100を通った気体は、流路(例えば配管)202を介して排気される。ポンプ208は流路202に接続されている。また流路202のうちポンプ208より上流側に位置する部分には、水分トラップ204及び流量計206が取り付けられている。
【0017】
デニューダ100は、平行平板型のデニューダであり、2つの平板102,104をスペーサ(図示せず)を介して互いに対向させた構成を有している。液体及び気体は、平板102,104の相互間の空間に供給される。また平板102,104の間の空間すなわち2つの壁面間の少なくとも一部には、多孔質体106が位置している。本図に示す例において、多孔質体106は、デニューダ100の上部、すなわち液体の入口の近傍に位置している。多孔質体106は、例えば多孔性ポリフッ化ビニリデンである。
【0018】
デニューダ100に供給される液体は、例えば過酸化水素水である。この場合、液体における過酸化水素の濃度は、0.5mmol/L以上5.5mmol/L以下であるのが好ましい。過酸化水素の濃度が5.5mmol/Lより高いと、過酸化水素から気泡が発生し、気体に含まれる成分の捕集に影響を与える。また過酸化水素の濃度が0.5mmol/Lより低いと、分析対象の気体に含まれる酸化性ガスが液体に溶解しにくくなる。液体は、容器300に保持されており、ポンプ302によって流路(例えば配管)304,306を介して平板102,104それぞれの内壁に供給される。容器300とポンプ302の間には、不純物除去カラム301が設けられている。
【0019】
本実施形態において、ポンプ302はヘリスタポンプであり、送液部を4つ(4チャンネル)有している。これらのうち2つは、容器300に保持されている液体を、流路304,306を介して平板102,104それぞれの内壁の上部に供給している。また残りの2つは、流路(例えば配管)307,308を介して平板102,104それぞれの内壁の下部から液体を吸液している。
【0020】
平板102,104それぞれの内壁の下部からポンプ302によって吸液された液体は、流路310(例えば配管)及び6方バルブ400を介して、10方バルブ500(切替部及び接続部)に保持されている複数(本図に示す例では2つ)の濃縮カラム510a、510bのいずれかに供給される。
【0021】
濃縮カラム510a,510bのうちポンプ302に接続されていない濃縮カラム、すなわち直前までポンプ302から液体が供給されていた濃縮カラムは、ポンプ602及び分析装置700に接続される。ポンプ602は濃縮カラム510a,510bに洗浄液を供給し、濃縮カラム510a,510bが吸着している成分を洗浄液に溶解させる。濃縮カラム510aが吸着していた成分が溶解した洗浄液は、分析装置700に送られる。分析装置700は、例えばイオンクロマトグラフィーであり、送られてきた洗浄液に含まれる成分を分析する。なお、洗浄液は容器600に保持されている。
【0022】
6方バルブ400は、10方バルブ500の接続先を切り替える。接続先としては、流路310及び検量用溶液保持部410がある。検量用溶液保持部410は、分析装置700を検量するための溶液を保持している。検量用溶液保持部410が10方バルブ500に接続されると、検量用溶液が濃縮カラム510a,510bに送られる。そして分析装置700は、濃縮カラム510a,510bが検量用溶液から吸着した成分を分析する。このようにして分析装置700の検量が行われる。
【0023】
図2は、デニューダ100の正面図である。デニューダ100は、上記したように2つの平板102,104を、スペーサ109を介して対向させた構成を有している。平板102,104は、例えばプレキシグラス(登録商標)により形成されており、スペーサ109は、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)により形成されている。平板102,104の間の空間のうちスペーサ109が設けられていない部分が、液体及び流体の流路110となっている。流路110の上部には多孔質体106が設けられている。多孔質体106は、液体の流量制限部として機能し、液体が流路110内を急速に流れ落ちることを抑制している。また平板102,104のうち流路110に面している部分108には、微細な凹凸が形成されている。
【0024】
図3は、デニューダ100の中の流路110の寸法を説明するための概略図である。流路110は、横方向の幅Wが5cm以上7cm以下であり、上下方向の長さLが40cm以上44cm以下であり、平板102,104の内壁の相互間隔sは2mm以上4mm以下である。この場合、ポンプ208は、気体を3L/分以上5L/分以下の速度で流路110に供給するのが好ましい。このようにすると、流路110の上方から供給された液体が気体によって逆流することを抑制できる。また、気体の流量が多いため、濃縮カラム510a,510b一つあたりのサンプリング時間を、例えば15分〜20分程度に短縮することができる。
【0025】
図4は、デニューダ100に対する気体の流量と酸化性ガスの捕集率の実測値を示すグラフである。本図に示す例において、デニューダ100の中の流路110の寸法は、横方向の幅Wが6cmであり、上下方向の長さLが42cmであり、平板102,104の内壁の相互間隔sは3mmである。また、気体には、酸化性ガスとして予め50ppbのSOを添加しておいた。また液体としては、5mmol/Lの過酸化水素水を用いた。
【0026】
気体の流量が3L/分以上5L/分以下の範囲では、SOの捕集率は略1であり、略全量が液体に捕集されていた。しかし、気体の流量が6L/分、7L/分、及び8L/分になると、点線で示す理論値と異なり、SOの捕集率は0.9、0.77、及び0.58と急激に低下していった。このことから、気体の流量は3L/分以上5L/分以下が適切であることが分かる。なお、点線で示す理論値fは、以下の(1)式で算出される。
f=−0.91exp((−0.24π×w×D×L)/(Q×s))・・・(1)
ただし、D:SOの拡散係数=0.12cm/秒、Q=ガスの体積流量(cm/秒)である。
【0027】
図5は、図1に示した気体分析装置を用いて、クリーンルーム内の雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度の経時変化を分析する方法を示すフローチャートである。この方法において、6方バルブ400は、10方バルブ500を流路310に接続している。
【0028】
まずポンプ208,302の動作を開始する(ステップS10)。これにより、デニューダ100の上方から液体が供給されると共に、デニューダ100の下方から気体が供給される。気体に含まれる酸化性ガスはデニューダ100内で液体に溶解する。デニューダ100の下方から排出された液体は、濃縮カラム510a,510bのいずれか一方に送られる。濃縮カラム510a,510bのうち液体が送られてきた方は、液体に含まれる成分を捕集する。
【0029】
そして、一定時間、例えば15分〜20分ほど経過する(ステップS20:Yes)と、10方バルブ500が回転し、濃縮カラム510a,510bのうち流路310に接続している濃縮カラムが切り替わる(ステップS30)。そして、濃縮カラム510a,510bのうち、切り替え前まで流路310に接続していた濃縮カラムは、ポンプ602及び分析装置700に接続される。ポンプ602は濃縮カラムに洗浄液を供給し、濃縮カラムが吸着している成分を洗浄液に溶解させる。そして分析装置700は、濃縮カラムから排出された洗浄液に含まれる成分を分析する(ステップS40)。
【0030】
そして一定時間が経過するたびに(ステップS20:Yes)、ステップS30及びステップS40に示した処理を繰り返す。これにより、クリーンルーム内の雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度の経時変化を、一定時間間隔(例えば15分〜20分間隔)で測定することができる。
【0031】
図6は、図5に示した方法を用いてクリーンルームの雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度を15分間隔で測定した結果を示す表であり、図7は、分析装置700の分析結果を示すチャートである。なお図6と図7は、互いに異なるデータである。これらの表及びチャートから、クリーンルームの雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度の経時変化を知ることができる。なお、図6に示す例は、クリーンルームの雰囲気に含まれる酸化性ガスの濃度がほとんど変化していないことを示している。そしてこの例において、各成分の検出下限は0.05μg/mであった。
【0032】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態によれば、デニューダ100は、横方向(水平面)の断面における最小幅が、デニューダが管状である場合と比較して小さくなる。このため、気体が液体中で形成する気泡の最大直径が小さくなり、デニューダ100内における気体と液体の接触面積が大きくなる。
【0033】
また、液体はデニューダ100の上方から供給され、気体はデニューダ100の下方から供給されるため、液体が壁面間を流れ落ちる動きは、気体が下方から上がってくるため妨げられる。従って、液体がデニューダ100の壁面間に位置する時間が長くなる。
【0034】
従って、デニューダ100から排出される液体において、分析対象となる気体から溶解した成分の濃度が上昇する。このため、気体中に含まれる成分の検出限界濃度を十分低くすることができる。また、デニューダ100において、気体に含まれている成分が液体に溶解しやすくなるため、短時間でサンプリングを行える。従って、サンプリングを繰り返し行うことにより、微量成分の濃度の経時変化を測定することができる。
【0035】
また、デニューダ100は多孔質体106を有しているため、デニューダ100の上方から供給された液体がデニューダ100内を急速に流れ落ちることを抑制できる。また、ポンプ302は、デニューダ100の上方に液体を供給するほか、デニューダ100の下方から液体を吸液しているため、デニューダ100内における液体の流れを安定させることができる。ポンプ302による効果は、デニューダ100が多孔質体106を有している場合に特に顕著になる。
【0036】
また、液体として過酸化水素水を使用しているため、デニューダ100内において気体に含まれる酸化性ガスは、効率よく液体に捕集される。また、有機物など分析装置700の分析の妨げになる物質を分解することができる。
【0037】
また、濃縮カラム510a,510bを切り替えることにより、連続分析が可能となっている。
【0038】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。例えば上記した実施形態では、分析対象の気体としてクリーンルーム内の雰囲気を使用したが、屋外の大気を分析対象の気体として使用しても良い。
【符号の説明】
【0039】
100 デニューダ
102 平板
104 平板
106 多孔質体
108 部分
109 スペーサ
110 流路
200 流路
202 流路
204 水分トラップ
206 流量計
208 ポンプ
300 容器
301 不純物除去カラム
302 ポンプ
304 流路
306 流路
307 流路
308 流路
310 流路
400 6方バルブ
410 検量用溶液保持部
500 10方バルブ
510a 濃縮カラム
510b 濃縮カラム
600 容器
602 ポンプ
700 分析装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に延伸していて互いに対向する2つの平らな壁面を有するデニューダと、
前記デニューダの下方から前記2つの壁面間に、分析対象となる気体を供給する気体供給部と、
前記デニューダの上方から前記2つの壁面間に、液体を供給する液体供給部と、
前記デニューダの下方から排出された前記液体に含まれる成分を分析する分析部と、
を備える気体分析装置。
【請求項2】
請求項1に記載の気体分析装置において、
前記デニューダは、前記2つの壁面間の少なくとも一部に配置された多孔質体を有する気体分析装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の気体分析装置において、
前記液体供給部は、
前記デニューダの上方に前記液体を送液する液体送液部と、
前記デニューダの下方から前記液体を吸液する液体吸液部と、
を有する気体分析装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一つに記載の気体分析装置において、
複数の濃縮カラムと、
前記複数の濃縮カラムのいずれかに前記デニューダの下方から排出された前記液体を供給する流路と、
前記液体が供給される前記濃縮カラムを切り替える切替部と、
前記液体が供給されていた前記濃縮カラムと前記分析部とを接続する接続部と、
を備える気体分析装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一つに記載の気体分析装置において、
前記液体は過酸化水素水である気体分析装置。
【請求項6】
請求項5に記載の気体分析装置において、
前記液体における過酸化水素の濃度は、0.5mmol/L以上5.5mmol/L以下である気体分析装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一つに記載の気体分析装置において、
前記気体はクリーンルーム内の大気である気体分析装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一つに記載の気体分析装置において、
前記壁面は、
横方向の幅が5cm以上7cm以下であり、
上下方向の長さが40cm以上44cm以下であり、
前記2つの壁面の相互間隔は2mm以上4mm以下であり、
前記気体供給部は、前記気体を3L/分以上5L/分以下の速度で前記2つの壁面間に供給する気体分析装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−249577(P2010−249577A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−97196(P2009−97196)
【出願日】平成21年4月13日(2009.4.13)
【出願人】(302062931)ルネサスエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】