説明

温水洗浄器のノズルアセンブリ

【課題】温水洗浄器のノズルアセンブリを提供する。
【解決手段】本発明はノズル本体下部に耐熱素材からなる周辺部材を設けることによって周辺部材を介してノズル本体周辺部を衛生的に維持することができる温水洗浄器のノズルアセンブリに関する。本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリは、ノズル本体を介して洗浄水を噴射して肛門や局所を洗浄及びマッサージし、自己洗浄ノズルを介して洗浄水を噴射してノズル本体を洗浄する温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて、ノズル本体下部に耐熱素材でありながら一方が開放された隔壁状の別途周辺部材が設けられていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水洗浄器に関し、特に、ノズル本体の下部に耐熱素材からなる周辺部材を設けることによって、周辺部材によりノズル本体の周辺部を衛生的に維持することができる温水洗浄器のノズルアセンブリ(nozzle assembly for warm water dealing of bidet)に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1(「温水洗浄器のノズル装置」)に開示されたように、座便器に設けられ、ノズルによって洗浄水を噴射することで、肛門や局所の洗浄及びマッサージができる温水洗浄器が提案されている。
【0003】
このような温水洗浄器における従来のノズルアセンブリA’は、図7に示すように座便器上に設けられたハウジング10’と、ハウジング10’外部から流入される水供給管に連結された給水栓20’と、給水栓20’に連結されて洗浄水が流れる配管30’と、配管30’上の前方部に設けられて洗浄水圧を調節する減圧弁40’と、減圧弁40’の後方の配管30’上に設けられて洗浄水を所定温度に加熱する温水タンク50’と、温水タンク50’の後方の配管30’上に設けられて洗浄水流量を調節する流量調節弁60’と、流量調節弁60’の後方の配管30’先端に設けられて洗浄水を噴射するノズル本体70’と、ノズル本体70’の先端周辺に設けられて流量調節弁60’を経て分岐された洗浄水によりノズル本体70’を洗浄する自己洗浄ノズル80’と、を含んで形成されている。
【0004】
一方、通常の温水洗浄器のノズルアセンブリA’においてノズル本体70’はハウジング10’上に設けられているノズル出入口11を介してハウジング10’から出入りすることになる。
【0005】
そして、ノズル出入口11の周辺には、図8に示すように、隔壁12が設けられてノズル本体70’の周辺部を他部位と区分させることになる。
【0006】
このような隔壁12は、ノズル本体70’の周辺部を他部位と区分させることで洗浄水噴射過程においてノズル本体70’の周辺部を越えて異物を含む洗浄水が飛ぶのを防止することになるので、ノズル本体70’の周辺部に隣接する他部位が汚染するのを防止することができる。
【0007】
この場合、従来の隔壁12は、金属からなるノズル本体70’と異なってハウジング10’と同一素材の合成樹脂からなっているので、高温で変形しやすくなっていた。
【0008】
よって、ノズル本体70’を衛生的に維持する目的として、自己洗浄ノズル80’からの洗浄水以外の高温水でノズル本体70’を洗浄する場合、高温水と接する隔壁12が変形されて隔壁12の機能、すなわち、ノズル本体70’の周辺部を、他部位と区分する機能を失うことになる。
【0009】
上記のように、隔壁12が高温水と接するために、高温による変形によりその機能を失うことになると、ノズル本体70’の出入及びノズル本体70’を介する洗浄水噴射過程において洗浄水に含まれた異物がノズル本体70’の周辺、特に、ハウジング10’上のノズル出入口11の周辺を幅広く汚すことになるので、ノズル本体70’の周辺部の衛生状態が悪くなる問題が発生する。
【0010】
上記の理由により、該当分野においては、ノズル本体の周辺部の隔壁変形を防止してノズル本体の周辺部をより衛生的に維持することができる温水洗浄器のノズルアセンブリを開発している。
【0011】
しかしながら、いまは、満足するほどの結果を提示することができない状況である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】大韓民国特許出願公開第10−1994−0025561号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ノズル本体周辺部の隔壁変形を防止させてノズル本体周辺部をより衛生的に維持できるような温水洗浄器のノズルアセンブリを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するための本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリは、ノズル本体を介して洗浄水を噴射して肛門や局所を洗浄及びマッサージし、自己洗浄ノズルを介して洗浄水を噴射してノズル本体を洗浄する温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて、ノズル本体の下部に耐熱素材でありながら一方が開放された隔壁状の別途周辺部材が設けられていることを特徴とする。
【0015】
ここで、前記ノズル本体には、下部に結合突起が設けられていることを特徴とする。
【0016】
そして、前記周辺部材には、ノズル本体の結合突起が挿入される結合ホールが設けられていることを特徴とする。
【0017】
一方、本発明の他の実施例による温水洗浄器のノズルアセンブリは、ノズル本体を介して洗浄水を噴射して肛門や局所を洗浄及びマッサージし、自己洗浄ノズルを介して洗浄水を噴射してノズル本体を洗浄する温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて、前記ノズル本体の下部に耐熱素材でありながら一方が開放された隔壁状の別途周辺部材が設けられ、前記自己洗浄ノズルに洗浄水を高温に加熱して供給する高温水供給ユニット及び洗浄水をイオンクラスタ状の殺菌水に変性して供給する殺菌水供給ユニットが連結設置されていることを特徴とする。
【0018】
ここで、前記高温水供給ユニットは瞬間式または貯湯式であり、洗浄水を65℃〜100℃に加熱することを特徴とする。
【0019】
そして、前記殺菌水供給ユニットは洗浄水に微細電流を印加することによって活性酸素のO−、O、O、HO、H、OHイオンクラスタ状の殺菌水にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリは、ノズル本体下部に結合される周辺部材が耐熱素材になっていて高熱でも変形せず、ノズル本体周辺の隔壁変形によるノズル本体周辺部の汚れを防止することができ、ノズル本体周辺部を衛生的に維持することができる。
【0021】
また、本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリは、高温水供給ユニットからの高温水と殺菌水供給ユニットからの殺菌水とを介してノズル本体の洗浄ができるので高温水及び殺菌水が有する殺菌効果によりノズル本体を衛生的に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリの構造を説明するための要部分解斜視図である。
【図2】本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリにおいてノズル本体と周辺部材との結合を説明するための結合状態断面図である。
【図3】本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて周辺部材の構造を説明するための断面図である。
【図4】本発明の第2実施例による温水洗浄器のノズルアセンブリの構造を説明するための概路図である。
【図5】本発明の第2実施例による温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて高温水供給ユニットからの高温水によるノズル本体洗浄を説明するための作動状態図である。
【図6】本発明の第2実施例による温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて殺菌水供給ユニットからの殺菌水によるノズル本体洗浄を説明するための作動状態図である。
【図7】従来の温水洗浄器のノズルアセンブリの構造を説明するための概路図である。
【図8】従来の温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて隔壁の形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下で添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0024】
本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリAは、ハウジング10と、給水栓20と、配管30と、減圧弁40と、温水タンク50と、流量調節弁60と、ノズル本体70と、自己洗浄ノズル80と、とともに、周辺部材100を含む。
前記ハウジング10は、座便器(図示せず)上に設けられている。
【0025】
このようなハウジング10は、従来の温水洗浄器のハウジングと同一なので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0026】
前記給水栓20は、ハウジング内部に設けられているもので、ハウジング10外部から流入される水供給管(図示せず)に連結される。
【0027】
このような給水栓20は、従来の温水洗浄器の給水栓と等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0028】
前記配管30は、給水栓20に連結設置されて洗浄水(給水栓から流入される水)の進行経路となる。
【0029】
このような配管30は、従来の温水洗浄器の給水栓と等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0030】
前記減圧弁40は、配管30上の前方部に設けられて、配管30に沿って流れる洗浄水圧を調節する。
【0031】
このような減圧弁40は、従来の温水洗浄器の減圧弁40と等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0032】
前記温水タンク50は減圧弁40の後方の配管30上に設けられ、減圧弁40からの洗浄水を、ヒータ(図示せず)を介して所定温度に加熱する。
【0033】
このような温水タンク50は、従来の温水洗浄器の温水タンクと等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0034】
前記流量調節弁60は、温水タンク50の後方の配管30上に設けられて、温水タンク50からの洗浄水流量を調節する。
【0035】
このような流量調節弁60は、従来の温水洗浄器の流量調節弁と等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0036】
前記ノズル本体70は、流量調節弁60の後方の配管30先端に設けられて、流量調節弁60からの洗浄水を噴射する。
【0037】
このようなノズル本体70は、従来の温水洗浄器のノズル本体と等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0038】
ただし、ノズル本体70下部には、結合突起71が設けられることが好ましい。
【0039】
ノズル本体70下部に結合突起71が設けられ、周辺部材100に設けられた結合ホール110にノズル本体70の結合突起71を挿入することで、ノズル本体70と周辺部材100との結合が簡単かつ堅固に行われることができる。
【0040】
前記自己洗浄ノズル80は、ノズル本体70の先端周辺に設けられ、流量調節弁60を経て分岐した洗浄水を噴射してノズル本体70を洗浄する。
【0041】
このような自己洗浄ノズル80は、従来の温水洗浄器の自己洗浄ノズルと等しいので、その構造及び作動に関する詳細な説明は省略する。
【0042】
前記周辺部材100は、ノズル本体70下部に隣接するハウジング10のノズル出入口11の上部に設けられて、耐熱素材でありながら一方が開放された隔壁状となる。
【0043】
このような周辺部材100には、結合ホール110が設けられることが好ましい。
【0044】
周辺部材100に結合ホール110が設けられ、ノズル本体70に設けられた結合突起71が結合ホール110に挿入されることで、周辺部材100とノズル本体70との結合が簡単かつ堅固に行われることができる。
【0045】
このとき、周辺部材100は耐熱素材であればよいが、なるべくステンレススチールからなることが好ましい。
【0046】
周辺部材100はステンレススチールからなることで、65℃〜100℃の高温水に接しても変形防止ができるとともに衛生性を高めることができる。
【0047】
そして、周辺部材100は底面120が下部に向けて3°〜5゜傾斜されていることが好ましい。
【0048】
周辺部材100の底面120が下部に向けて3°〜5゜傾斜されることで、周辺部材100内に洗浄水、高温水または殺菌水が落下しても下部に向かう傾斜に沿って自然に排出されることができる。
【0049】
一方、本発明の他の実施例による温水洗浄器のノズルアセンブリAは、ハウジング10と、給水栓20と、配管30と、減圧弁40と、温水タンク50と、流量調節弁60と、ノズル本体70と、自己洗浄ノズル80と、とともに、周辺部材100、高温水供給ユニット200及び殺菌水供給ユニット300をさらに含む。
【0050】
前記ハウジング10と、給水栓20と、配管30と、減圧弁40と、温水タンク50と、流量調節弁60と、ノズル本体70と、自己洗浄ノズル80と、周辺部材100と、は、上記説明と等しいので、詳細な説明は省略する。
【0051】
前記高温水供給ユニット200は、自己洗浄ノズル80に洗浄水を高温に加熱して供給する。
【0052】
このような高温水供給ユニット200は、瞬間式または貯湯式加熱によって減圧弁40からの洗浄水を65℃〜100℃に加熱することが好ましい。
【0053】
高温水供給ユニット200が瞬間式または貯湯式加熱によって減圧弁40からの洗浄水を65℃〜100℃に加熱することで、高温水によりノズル本体70を洗浄することになるので、殺菌効果が得られる。
【0054】
ここで、高温水供給ユニット200からの高温水は自己洗浄ノズル80に供給するものとしたが、これに限定されない。
【0055】
すなわち、高温水供給ユニット200からの高温水は自己洗浄ノズル80以外に、図4に示すようにノズル本体70周辺に設けられている別途の噴射ノズル400または便器洗浄ノズル500に供給されて噴射されることができる。
【0056】
一方、高温水供給ユニット200は減圧弁40と自己洗浄ノズル80との間に設けられていることで、減圧された洗浄水を高温に加熱して自己洗浄ノズル80に供給することができる。
【0057】
前記殺菌水供給ユニット300は、洗浄水をイオンクラスタ状の殺菌水に変性して自己洗浄ノズル80に供給する。
【0058】
このような殺菌水供給ユニット300は、洗浄水に微細電流を印加することで、活性酸素のO−、O、O、HO、H、OHイオンクラスタ状の殺菌水に変性させる。
【0059】
このとき、殺菌水供給ユニット300から洗浄水に印加される微細電流はDC12V、0.8A〜1.5Aであることが好ましい。
【0060】
殺菌水供給ユニット300から洗浄水に印加される微細電流が、DC12V、0.8A〜1.5Aであることで、電気分解によって洗浄水が活性酸素のO−、O、O、HO、H、OHイオンクラスタ状の殺菌水になることができる。
【0061】
ここで、殺菌水供給ユニット300からの殺菌水は自己洗浄ノズル80に供給されるものとしたが、これに限定されない。
【0062】
すなわち、殺菌水供給ユニット300からの殺菌水は、図4に示すように自己洗浄ノズル80以外にノズル本体70の周辺に設けられている別の噴射ノズル400または便器洗浄ノズル500に供給されて噴射されることができる。
【0063】
一方、殺菌水供給ユニット300は、流量調節弁60と自己洗浄ノズル80との間に設けられていることで、流量調節された洗浄水をイオンクラスタ状の殺菌水に変性して自己洗浄ノズル80に供給することができる。
【0064】
次に、前記のような本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリAを介するノズル本体70の周辺部の衛生維持に関して詳しく説明する。
【0065】
本発明においてノズル本体70下部には、図1及び図2に示すように別途の周辺部材100が設けられている。
【0066】
このとき、周辺部材100は、ノズル本体70下部に設けられた結合突起71が周辺部材100自体に設けられた結合ホール110に挿入されることで、嵌合されてノズル本体70の下部に固定される。
【0067】
ここで、周辺部材100は一方、すなわち、前方が開放された隔壁状となり、ノズル本体70の周辺部を他部位と区分させるので、ノズル本体70を介する洗浄水噴射過程において異物を含む洗浄水がノズル本体70周辺部に散布されることを遮断する。
【0068】
このとき、周辺部材100は、ステンレススチールなどの耐熱素材からなっていて、ノズル本体70を65℃〜100℃の高温水に洗浄しても変形がない。
【0069】
したがって、ノズル本体70を含むノズル本体70の周辺部を高温水で洗浄しても問題はない。
【0070】
そして、高温水洗浄を介する殺菌によりノズル本体70の周辺部を衛生的に維持することができる。
【0071】
一方、本発明において周辺部材100の底面120は図3に示すように下部に向けて3°〜5゜傾斜されている。
【0072】
したがって、周辺部材100の底面120に洗浄水または高温水が噴射されても傾斜に沿って自然に外部に排出されることができる。
【0073】
そして、洗浄水または高温水の停滞による周辺部材100自体の汚染を防止することができる。
【0074】
そして、本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリAは、ノズル本体70の周辺部だけでなくノズル本体70自体も衛生的に維持することができる。
【0075】
さらに、本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリAを介するノズル本体70の衛生維持に関して詳しく説明する。
【0076】
本発明の第2実施例には、周辺部材100とともに、高温水供給ユニット200と殺菌水供給ユニット300とが設けられている。
【0077】
このとき、高温水供給ユニット200は、図4に示すように、減圧弁40と自己洗浄ノズル80との間に設けられて減圧弁40からの洗浄水を65℃〜100℃に加熱して自己洗浄ノズル80に供給する。
【0078】
したがって、高温水供給ユニット200から供給された高温水が図5に示すように自己洗浄ノズル80を介して噴射することができる。
【0079】
そして、ノズル本体70が不衛生であると憂慮される状況において、高温水供給ユニット200を作動し、自己洗浄ノズル80を介して高温水を噴射してノズル本体70を洗浄すると、高温水による殺菌効果を介してノズル本体70を衛生的に維持することができる。
【0080】
そして、殺菌水供給ユニット300は、図4に示すように、流量調節弁60と自己洗浄ノズル80との間に設けられて流量調節弁60からの洗浄水をイオンクラスタ状の殺菌水に変性して自己洗浄ノズル80に供給する。
【0081】
したがって、図6に示すように、自己洗浄ノズル80を介して殺菌水供給ユニット300から供給された殺菌水の噴射が行われることができる。
【0082】
そこで、ノズル本体70が不衛生であると憂慮される状況において殺菌水供給ユニット300を作動し、自己洗浄ノズル80を介して殺菌水を噴射してノズル本体70を洗浄すると、殺菌水による殺菌効果を介してノズル本体70を衛生的に維持することができる。
【0083】
上記のように、本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリAは、ノズル本体70の下部に結合される周辺部材100が耐熱素材になっていて高熱でも変形しない。
【0084】
したがって、ノズル本体70周辺の隔壁変形によるノズル本体70の周辺部の汚れを防止することができ、ノズル本体70の周辺部を衛生的に維持することができる。
【0085】
また、本発明による温水洗浄器のノズルアセンブリAは、高温水供給ユニット200からの高温水と殺菌水供給ユニット300からの殺菌水とを介してノズル本体70の洗浄が行われるので、高温水及び殺菌水が有する殺菌効果を介してノズル本体70を衛生的に維持することができる。
【0086】
上述では、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練した当業者は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲で、本発明を多様に修正及び変更させることができる。
【符号の説明】
【0087】
10、10’ ハウジング
11、11’ ノズル出入口
12 隔壁
20、20’ 給水栓
30、30’ 配管
40、40’ 減圧弁
50、50’ 温水タンク
60、60’ 流量調節弁
70、70’ ノズル本体
71 結合突起
80、80’ 自己洗浄ノズル
100 周辺部材
110 結合ホール
120 底面
200 高温水供給ユニット
300 殺菌水供給ユニット
400 噴射ノズル
500 便器洗浄ノズル
A、A’ ノズルアセンブリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノズル本体を介して洗浄水を噴射して肛門や局所を洗浄及びマッサージし、自己洗浄ノズルを介して洗浄水を噴射して前記ノズル本体を洗浄する温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて、
前記ノズル本体の下部に耐熱素材でありながら一方が開放された隔壁状の別途周辺部材が設けられていることを特徴とする温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項2】
前記ノズル本体の下部には、結合突起が設けられることを特徴とする請求項1に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項3】
前記周辺部材には、前記ノズル本体の結合突起を挿入する結合ホールが設けられることを特徴とする請求項1に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項4】
前記周辺部材の底面は、下部に向けて3°〜5゜傾斜されることを特徴とする請求項3に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項5】
前記周辺部材は、ステンレススチールからなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項6】
ノズル本体を介して洗浄水を噴射して肛門や局所を洗浄及びマッサージし、自己洗浄ノズルを介して洗浄水を噴射して前記ノズル本体を洗浄する温水洗浄器のノズルアセンブリにおいて、
前記ノズル本体下部に耐熱素材でありながら一方が開放された隔壁状の別途周辺部材が設けられ、
前記自己洗浄ノズルに洗浄水を高温に加熱して供給する高温水供給ユニット及び洗浄水をイオンクラスタ状の殺菌水に変性して供給する殺菌水供給ユニットが連結設置されていることを特徴とする温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項7】
前記高温水供給ユニットは瞬間式または貯湯式加熱によって洗浄水を65℃〜100℃に加熱することを特徴とする請求項6に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項8】
前記高温水供給ユニットからの高温水は、前記ノズル本体周辺に設けられている別途の噴射ノズルまたは便器洗浄ノズルに供給されて噴射されることを特徴とする請求項7に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項9】
前記高温水供給ユニットは、減圧弁と前記自己洗浄ノズルとの間に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項10】
前記殺菌水供給ユニットは、洗浄水に微細電流を印加することによって活性酸素のO−、O、O、HO、H、OHイオンクラスタ状の殺菌水にすることを特徴とする請求項6に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項11】
前記殺菌水供給ユニットから洗浄水に印加される微細電流は、DC12V、0.8A〜1.5Aであることを特徴とする請求項10に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項12】
前記殺菌水供給ユニットからの殺菌水は、前記ノズル本体周辺に設けられている別途の噴射ノズルまたは便器洗浄ノズルに供給されて噴射されることを特徴とする請求項10に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。
【請求項13】
前記殺菌水供給ユニットは、流量調節弁と前記自己洗浄ノズルとの間に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の温水洗浄器のノズルアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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