説明

画像表示装置及び新規画像オブジェクト入力指令発生装置

【課題】 画像表示部を保持するケースに対して取り付けられる新規画像オブジェクト入力指令発生装置を用いて、簡単に新規な画像オブジェクトを表示画面に発現させることができる画像表示装置を提供する。
【解決手段】 新規画像オブジェクト入力指令発生装置1と、画像表示制御手段30と、画像データ記憶手段29と表示画面21を保持する画像表示部22とを備えている。操作部6が操作されると、入力指令発生部14は、表示画面21の枠部25に取り付けられた入力指令発生装置本体2の位置関係に関する情報と共に、入力指令を発生する。画像表示制御手段30は、画像データ記憶手段29に記憶された画像データを画像変更指令発生手段31からの指令に基づき画像を変更した上で、位置関係に関する情報の対応する表示画面21上の位置に画像オブジェクトIGとして発現させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示画面のケース枠部の任意方向から画像オブジェクトを発現させることが可能な画像表示装置及び新規画像オブジェクト入力指令発生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、マウスやスタイラスペン等の入力装置を利用してパーソナルコンピュータ等の画像表示装置の画面上に画像オブジェクトを描き、その画像オブジェクトを動作させる技術がある。例えば、特開2006−102239号公報(特許文献1)には、表示画面に設けたタッチパネルを用いてプレイヤ(操作者)が入力した入力形状に応じ、移動オブジェクト(画像オブジェクト)を発生させる画像生成のための技術が開示されている。この技術では、具体的には、形状認識部において、タッチパネルディスプレイを用いてプレイヤ(操作者)が入力した入力形状と予め用意された形状パターンとのマッチング処理を行い、プレイヤ(操作者)の入力形状を認識する。そして、入力形状が移動オブジェクト(画像オブジェクト)であると認識されると、その入力形状に応じた移動オブジェクト(画像オブジェクト)を画面上に発現させる。
【特許文献1】特開2006−102239号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら既存の入力装置を用いて新規な画像オブジェクトを画面に表示させるためには、それなりの知識を必要とするため、何の知識もない人には、簡単には利用できない。また既存の入力装置を用いて新規な画像オブジェクトを画面に表示させる場合には、その入力態様から、画像オブジェクトの利用パターンが制限される。このことは新たな画像オブジェクトの表示方法や利用方法を発想することの障害になっていた。
【0004】
本発明の目的は、画像表示部を保持するケースに対して取り付けられる新規画像オブジェクト入力指令発生装置を用いて、簡単に新規な画像オブジェクトを表示画面に発現させることができる画像表示装置を提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、従来の入力装置では、考えつかないような、新たな画像オブジェクトの表示法や利用法を発想することを可能にする新規画像オブジェクト入力指令発生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基本的な構成に、表示画面を有する画像表示部と、画像表示部を保持するケースと、画像データ記憶手段と、画像変更指令発生手段と、新規画像オブジェクト入力指令発生装置と、画像表示制御手段とを備えている。画像データ記憶手段は、画像オブジェクトの画像や、背景画像など、表示画面に表示する画像の画像データを記憶している。画像表示制御手段は、画像データ記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像表示部に画像を表示し、画像変更指令が入力されるとそれに応じて画像を変更し、入力指令に基づいて、表示画面に画像オブジェクトを表示するように構成されている。
【0007】
新規画像オブジェクト入力指令発生装置は、より具体的には入力指令発生装置本体と、表示画面と所定の位置関係を形成するように入力指令発生装置本体をケースに対して取り付ける取付構造部と、表示画面と入力指令発生装置本体との位置関係を検出する位置関係検出手段と、入力指令発生装置本体に設けられた入力指令を発生する際に操作される操作部と、操作部が操作されると前述の位置関係を含む入力指令を発生する入力指令発生部と、入力指令を画像表示制御手段に伝送する信号伝送手段とを備えている。そして画像表示制御手段は、入力指令に含まれる位置関係に基づいて、画像オブジェクトの表示画面の発現位置を決定し、この発現位置から画像オブジェクトを表示画面に発現させる機能を備えている。
【0008】
本発明によれば、ケースに取り付けられた新規画像オブジェクト入力指令発生装置の操作部を操作することにより発生する入力指令が、表示画面と入力指令発生装置本体との位置関係に関する情報を含んでいる。画像表示制御手段は、この位置関係に関する情報に基づいて画像オブジェクトの表示画面上の発現位置を決定して、表示画面に新規な画像オブジェクトを発現させる。したがって本発明によれば、特別な知識を持っていないユーザでも、ケースに取り付けた専用の新規画像オブジェクト入力指令発生装置の操作部を操作するだけで、取付位置と関係を持った表示画面上の位置に新規な画像オブジェクトを簡単に発現させることができる。また、従来では考えることができなかった、例えば、あたかもケースに取り付けた新規画像オブジェクト入力指令発生装置から表示画面中に画像オブジェクトが進入するような表示態様で画像オブジェクトを発現させる等の新規な画像オブジェクトの表示方法や利用方法を発想することが可能になる。
【0009】
ケースは、表示画面の周囲を囲む枠部を備え、取付構造部は、枠部に対して入力指令発生装置本体を位置変更可能に取り付けるように構成されているのが好ましい。このように構成すると、入力指令発生装置本体の取付位置を任意に選んで、表示画面を見ながらケースの枠部に取り付けた新規画像オブジェクト入力指令発生装置の操作部を操作することにより、新規な画像オブジェクトを表示画面上に発現させることができる。特に枠部に設けると、枠部に取り付けられた入力指令発生装置本体から直接画像オブジェクトが発現するように表現することも可能となり、これまでにない画像オブジェクトの表示のさせかたを行うことが可能となる。
【0010】
表示画面と入力指令発生装置本体との位置関係を検出する位置関係検出手段は、様々な構成方法が考えられる。例えば位置関係検出手段を、枠部に設けられて表示画面との位置関係が特定されている複数の位置検出用マーカーと、入力指令発生装置本体に設けられて位置検出用マーカーを検出するマーカー検出手段とから構成することができる。位置検出用マーカーは、接着面を備えたシール等で構成することができる。特定の形状の位置検出用マーカーを設ける位置を、予め枠の辺の中心位置と定めておけば、その特定の形状の位置検出用マーカーを基準として他の位置検出用マーカーを配置することにより、入力指令発生装置本体と表示画面との間の位置関係を特定することができる。このようにするとケースの枠部に位置検出用マーカーを取り付けるだけで済むため、複雑な設定が不要であり、取り外しも簡単である。また、ケースの枠部に位置検出用マーカーを設けると、入力指令発生装置本体と位置検出用マーカーとの間の距離を最短にすることができ、また枠部の厚みを考慮する必要がなくなるため、入力指令発生装置本体をコンパクトに作ることが可能になる。
【0011】
また位置関係検出手段は、表示画面に画像表示された複数の位置検出用マーカー画像と、入力指令発生装置本体に設けられて位置検出用マーカー画像を光学的に検出する光学式マーカー検出手段とから構成することができる。位置検出用マーカー画像の表示方法は、マーカーの認識と位置の決定が簡単にできるものであれば、どのようなものであってもよい。例えば、位置検出用マーカー画像は、位置に応じて点滅速度を異ならせる方法がある。また、位置検出用マーカー画像を、位置に応じて色または照度が異なるように設定することもできる。このように表示画面上の画像表示によって位置関係検出手段のマーカーを構成すれば、位置関係検出用に入力指令発生装置本体以外の別部材を用意する必要がない。そのため、枠部に取り付けられた入力指令発生装置本体の位置を少ない部品点数で、しかも高い精度で検出することができる。
【0012】
また、位置関係検出手段は、2つの位置関係検出用センサと反射板を備えた入力指令発生装置本体で構成してもよい。位置関係検出用センサは発光部と該発光部から放射されて反射体によって反射されてきた光を受光する受光部とを備え、ケースの枠部に所定の間隔をあけて設けられる。そして、反射板を備えた入力指令発生装置本体を2つの位置関係検出用センサの間に配置し、発光部が放射した光を反射するように構成し、受光部が受光した光によって、ケース上の入力指令発生装置本体の位置を検出する。このように構成することにより、ケースの枠部の長さなどに拘らず、位置関係検出用センサをケースの枠部のどの位置に設置してもよくなる。
【0013】
さらに、ケースの枠部にレール構造体を固定し、レール構造体に沿って位置変更可能にレール構造体に取付けられる被取付構造部を入力指令発生装置本体に設けた場合には、レール構造体に対する被取付構造部の位置関係を検出するリニア位置検出センサによって位置関係検出手段を構成することもできる。このように構成すれば、入力指令発生装置本体をレール構造体に沿ってスライドさせることが可能となり、入力指令発生装置本体の位置変更がスムーズに行えるという利点がある。
【0014】
なお、本発明は、画像表示制御手段に対して所定の機能を付加する機能付加手段を備えた新規画像オブジェクト入力指令発生装置としても把握することができる。機能付加手段は、画像表示制御手段に対して入力指令に含まれる位置関係に基づいて画像オブジェクトの表示画面の発現位置を決定し、発現位置から画像オブジェクトを表示画面に発現させる機能を付加するものである。このように構成することにより、事前に画像表示制御手段に該機能を準備しておかなくても、新規画像オブジェクト入力指令発生装置を接続するだけで、画像オブジェクトを表示画面に発現させることが可能になる。
【0015】
ここで、画像データ記憶手段に画像オブジェクトのデータを記憶させる機能を、機能付加手段に備えさせることもできる。この場合には、事前に画像データ記憶手段に画像オブジェクトの画像データを準備しておく必要がない。
【0016】
また、画像データ記憶手段に記憶されている画像データを利用して画像オブジェクトを画像表示制御手段に作成させる機能を、機能付加手段に備えさせることもできる。この場合には、既存の画像データを利用するため、予め画像データを準備する必要がない。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ケースに取り付けられた新規画像オブジェクト入力指令発生装置の操作部を操作することにより発生する入力指令が、表示画面と入力指令発生装置本体との位置関係に関する情報を含んでいるので、画像表示制御手段は、この位置関係に関する情報に基づいて画像オブジェクトの表示画面上の発現位置を決定して、表示画面に新規な画像オブジェクトを発現させる。したがって本発明によれば、特別な知識を持っていないユーザでも、ケースに取り付けた専用の新規画像オブジェクト入力指令発生装置の操作部を操作するだけで、取付位置と関係を持った表示画面上の位置に新規な画像オブジェクトを簡単に発現させることができる。また従来の入力装置では、考えつかないような、新たな画像オブジェクトの表示法や利用法を発想することを可能にする利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下図面を参照して、本発明の画像表示装置の実施の形態を詳細に説明する。図1(A)〜(F)は、本発明の新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の実施の形態の一例の外観の正面図、右側面図、左側面図、背面図、平面図及び底面図であり、図2(A)〜(C)は、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2に設けた操作部の操作例を示す図であり、図3はパーソナルコンピュータPCの表示画面の枠部に新規画像オブジェクト入力指令発生装置1を取り付けた状態を示している。また図4は、表示画面に表示した位置検出用マーカー画像の例を説明するための図であり、図5は本発明の画像表示装置の制御システムの構成を示す図である。
【0019】
図3に示すように、本実施の形態の画像表示装置は、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1とノート型のパーソナルコンピュータPCとから構成される。図3の実施の形態では、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1が、パーソナルコンピュータPCの表示画面21を有する画像表示部22(例えば液晶パネル)を保持するケース23の枠部25の一辺25aに、取付構造部を介して取り付けられている。本実施の形態では、ノート型のパーソナルコンピュータを用いたが、これに限定されるものでない。例えば、画像表示部22として、ブラウン管又は液晶パネルを採用したデスクトップ型のパーソナルコンピュータの画像表示部に、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1を取り付けてもよいのは勿論である。パーソナルコンピュータPCの内部には、後述する画像データ記憶手段、画像表示制御手段等の機能実現手段が構成されている。またパーソナルコンピュータPCのキーボード入力部26は、画像変更指令を発生する画像変更指令発生手段の一部として機能する。新規画像オブジェクト入力指令発生装置1とパーソナルコンピュータPCとは、例えばUSBコード15を含んで構成される信号伝送手段16によって通信可能に接続されている。
【0020】
図1(A)〜(F)には、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1を異なる方向から見た図が示されている。以下図1乃至図3を用いて新規画像オブジェクト入力指令発生装置1について説明する。入力指令発生装置本体2には、図5に示した操作部6を構成する操作スイッチ3及びダイヤルスイッチ5が設けられている。入力指令発生装置本体2は、プラスチック等で形成された本体ベース2Aを備えている。操作スイッチ3は、本体ベース2Aの上に装着された弾性のあるカバー部材3Aと、本体ベース2Aに取付けられた図示しない回路基板上に実装されてカバー部材の内部の圧力の変化を検出することによりオン・オフするまたは出力が変化する図示しない圧力センサ部とを備えている。図2(A)に示すように、カバー部材3Aが、左右から押された場合(摘まれた場合)及び図2(B)に示すようにカバー部材3Aが上から押された場合のいずれの場合にも、操作スイッチ3は操作信号を発生する。なお図示していないが、カバー部材3A内に空気を出し入れする空気流通路が入力指令発生装置本体2には設けてある。したがってカバー部材3Aから指を離すと、カバー部材3Aの材質の弾性の復元力でカバー3Aは元の形状に戻る。また、図2(C)に示すように、ダイヤルスイッチ5は、本体ベース2Aに対して回転可能に固定されている。
【0021】
図1(B)、(C)及び(F)に図示するように、入力指令発生装置本体2の本体ベース2Aの底部には、パーソナルコンピュータPCのケース23の枠部25の一辺25aに入力指令発生装置本体2を取り付けるための取付構造部を構成する細長い取付用係合部材9a及び9bが設けられている。取付用係合部材9aは、パーソナルコンピュータPCのケース23の背面と接触する。取付用係合部材9aは、ケース23の枠部25に取り付けられた状態でバネ力を発生できるように、相手側の取付用係合部材9bに向かって凸となるように湾曲した形状を有している。取付用係合部材9bは、その長手方向と直交する方向の断面形状がL字状をなす形状を有している。取付用係合部材9bは、取付用係合部材9aがケース23の背面と接触してる状態で、ケース23の表示画面21の周囲を囲む枠部25の内側縁部に嵌り合う。新規画像オブジェクト入力指令発生装置1を枠部25に取り付ける場合には、取付用係合部材9bを枠部25の内側縁部に嵌めた後、取付用係合部材9aをケース23の背面に沿って下に下げるようにすればよい。この例では、本体ベース2Aを枠部25の一辺25aに沿ってスライドさせることにより、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1と表示画面21との間の位置関係を変更することができる。更には、ダイヤルスイッチ5を使って位置関係を変更させてもよい。なお取付構造部の構造は、本実施の形態の構造に限定されるものではなく任意である。
【0022】
また、図1(E)に図示するように、本体ベース2Aの前方側端部からは、光学式マーカー検出手段を構成するフォトトランジスタからなる受光素子11a〜11cが取り付けられたセンサ取付板13が延び出ている。本実施の形態では、図3に示すように、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1を枠部25の一辺25aに取り付けた状態で、受光素子11a〜11cが表示画面21の上部領域と対向するように、センサ取付板13の長さ寸法が定められている。なお種々のパーソナルコンピュータの画像表示部に対応できるように、センサ取付板13をその長さ寸法を調整できるように構成してもよい。
【0023】
本実施の形態では、受光素子11a〜11cが、表示画面21の上部領域に枠部25の一辺25aに沿って表示される位置関係検出用マーカー画像27を読取る。後に詳しく説明するように、本実施の形態では、受光素子11a〜11cからなる光学式マーカー検出手段と位置関係検出用マーカー画像27とを含んで、表示画面21と入力指令発生装置本体2との間の位置関係を検出する位置関係検出手段が構成されている。なお、位置検出用マーカー画像27は、後述する機能付加手段18によって画像データ記憶手段29に記憶され、表示画面21に表示されている。
【0024】
図5に示す本実施の形態の画像表示装置の構成を示すブロック図を参照して、本実施の形態の制御システムについて説明する。新規画像オブジェクト入力指令発生装置1は、操作部6と、表示画面21と入力指令発生装置本体2との位置関係を検出する位置関係検出手段12と、入力指令発生部14と、USBコード15を含んで構成される信号伝送手段16と、機能付加手段18とを備えている。またパーソナルコンピュータPC側には、前述の表示画面21を備えた画像表示部22と、キーボードスイッチ26やマウス等から構成される画像変更指令発生手段31と、指令制御の中心となる制御部28と、画像データ記憶手段29と、画像表示制御手段30とが配置されている。図1乃至図3に示した実施の形態では、操作部6が前述の操作スイッチ3とダイヤルスイッチ5とによって構成されている。入力指令発生部14は、操作部6が操作されると位置関係検出手段12が検出した位置関係を含む入力指令を発生する。
【0025】
位置関係検出手段12は、表示画面21と入力指令発生装置本体2との位置関係を検出することができるものであれば、どのような構成でもよい。図1乃至図3に示した実施の形態では、表示画面21に表示した位置検出用マーカー画像27を、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1側に設けた受光素子11a〜11cで読みとって、表示画面21と入力指令発生装置本体2との位置関係を検出している。本実施の形態では、図4(A)に示すように、表示画面21に向かって右側が最も色が濃く、左側に進むにしたがって色が薄くなるグラデーションのついた長方形型の画像を採用している。すなわち新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2の取付位置に応じて、3つの受光素子11a〜11cが検出する照度が明確に異なるようにグラデーションの濃度が設定されている。3つの受光素子11a〜11cの出力信号の値の差を見ることにより、比較的高い精度で位置検出をすることができる。なお1個の受光素子だけを用いて、位置検出することも可能である。
【0026】
なお、図4(B)又は(C)に示すように、位置検出用マーカー画像27は、その他の態様で設定してもよい。図4(B)は、長方形型の位置検出用マーカー画像27bを一つの対角線で分け2つの三角形を作り、一方の三角形を黒色に、他方の三角形を白色にした画像である。位置によって黒色と白色の比率が異なるため、受光素子を用いて色を読み取れば、入力指令発生装置本体2の設置位置がわかる。図4(C)は、右から左に進むにしたがって、次第に円の大きさが大きくなるようにした円形の位置検出用マーカー画像27cである。この場合には、光学式マーカー検出手段として、CCDカメラを用いればよい。そしてCCDカメラがどの大きさの円を読み取ったかによって、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2の取付位置がわかるようにすればよい。なお、一定間隔で設けた同じ大きさの円等の図形画像を、表示箇所に応じて点滅速度を異なるように設定して位置検出用マーカー画像27を構成することもできる。いずれの場合も、位置関係検出手段12は光学式マーカー検出手段(11a〜11c)が検出した位置検出用マーカー画像27に応じて新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2の表示画面に対する位置の関係を決定し、位置関係に関する情報を発生する。この位置関係に関する情報は、入力指令発生部14が出力する入力指令に含まれて信号伝送手段16を介して制御部28へと送信される。制御部28は受信した入力信号に基づいて画像表示制御手段30に所定の制御指令を出力する。
【0027】
機能付加手段18は、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1が信号伝送手段16を介してパーソナルコンピュータPCの制御部28に接続されたときに、画像表示制御手段30に対して所定の機能を付加する指令を、信号伝送手段16を介して制御部28に送信する。本実施の形態の機能付加手段18は、画像表示制御手段30に対して入力指令に含まれる位置関係に基づいて後述する画像オブジェクトの表示画面の発現位置を決定し、発現位置から画像オブジェクトを表示画面21に発現させる機能を付加する指令を発生する。本実施の形態では、機能付加手段18を備えているため、パーソナルコンピュータPC側において事前に画像表示制御手段30に前述の機能を実行するプログラムをインストールしておかなくても、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1をパーソナルコンピュータPCに接続するだけで、画像オブジェクトを表示画面に発現させることが可能になる。また、機能付加手段18は、画像データも保有しており、画像データ記憶手段29に新規な画像オブジェクトのデータを記憶させる機能も有している。機能付加手段18は、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1に内蔵したフラッシュメモリなどの記憶媒体とCPUとによって実現されており、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1がパーソナルコンピュータPCに接続されたときに、自動的に必要なプログラムとデータをパーソナルコンピュータPCにインストールする方法で画像表示制御手段30に機能を付加する。
【0028】
画像データ記憶手段29は、画像オブジェクトの画像や、背景画像など、表示画面に表示する画像の画像データを記憶している。また画像表示制御手段30は、予め定められた表示動作モードに従い、画像データ記憶手段29に記憶された画像データに基づいて表示画面21に画像を表示する。また画像表示制御手段30は、画像変更指令発生手段31から画像変更指令が入力されるとそれに応じて画像を変更する。さらに画像表示制御手段30は、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1から入力される、入力指令に基づいて、表示画面21に新規な画像オブジェクトを表示する。各種の指令の入力処理及び画像データの入出力処理は、制御部28が実行する。そして本実施の形態では、画像表示制御手段30は、特に新規画像オブジェクト入力指令発生装置1から制御部28を介して入力される入力指令に含まれる表示画面21と新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2との間の位置関係に基づいて、新規な画像オブジェクトの表示画面21上の発現位置を決定し、この発現位置から画像オブジェクトを表示画面21に発現させる。
【0029】
本実施の形態によれば、特別な知識を持っていない操作者でも、ケース23に取り付けた新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の操作部6を操作するだけで、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2の取付位置と関係を持った表示画面21上の位置に新規な画像オブジェクトを簡単に発現させることができる。そのため従来では考えることができなかった、新規な画像オブジェクトの表示方法や利用方法を発想することを可能にしている。
【0030】
なおパーソナルコンピュータPC側に予め機能付加手段18により付加する機能を実行するプログラムがインストールされている場合には、新規画像オブジェクト入力指令発生装置1内に機能付加手段18を設ける必要はない。
【0031】
図6は、図7に示すように、本実施の形態の画像表示装置により、表示画面21に新規な画像オブジェクトIGを表示させる場合に用いるプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートである。まず、ステップST1で、入力指令発生装置本体2の取付位置の確認を行う。ステップST2では、入力指令発生装置本体2の取付位置が検出できるか否かを確認する。取付位置が検出できない場合には、操作を受け付ける準備ができていないとして、エラーとなり、ステップST3へ進む。取付位置を検出できた場合には、次に、ステップST4で操作部6の操作があったかどうかの判定を行う。操作部6の操作がない場合には、待機状態となり、ステップST1へ戻る。操作部6の操作があった場合には、ステップST5へ進み、入力指令発生部14が位置関係に関する情報と共に、入力指令を発生し、これに基づき、ステップST6で画像表示制御手段30が表示画面の発現位置を決定する。そして、ステップST7では、上記の通り、画像変更指令発生手段31からの画像変更指令があった場合には、その指令に応じて画像を変更した上で、表示画面21に画像オブジェクトIGを発現させることになる。なお、操作部6の操作が繰り返された場合、操作された回数分、ステップST8により、ステップST1へ戻ることになり、各回の操作についてのフローのチェックが終了した段階で、終了となる。
【0032】
図7(A)及び(B)は、表示画面21に表示される画像オブジェクトIGの表示の一例を示した図である。この例では、枠部25の一辺25aに取り付けられた入力指令発生装置本体2についての位置関係に関する情報に基づいて、枠部25の一辺25aの新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の入力指令発生装置本体2が取り付けられた位置から画像オブジェクトIGが吹き出されているように画像オブジェクトIGを発現させる。本実施の形態では、左右から押された場合と、上から押された場合の圧力の差異に応じて、操作スイッチ3からの操作信号を変更するように構成しており、操作部6のうち、操作スイッチ3を摘むようにして左右から押すと、画像オブジェクトIGを膨らませるように画像を変更する。さらに操作スイッチ3が上から押された場合、画像オブジェクトIGを枠部から切り離す。このような画像オブジェクトの表示パターンは任意である。例えば、位置関係に関する情報に基づいて、画像オブジェクトの発現する位置を、枠部25の一辺25aと対向する他の一辺25cから画像オブジェクトIGが吹き出るように発現させてもよい。また、入力指令発生装置本体2の取付位置を通る表示画面21の仮想線上の複数箇所から、複数の画像オブジェクトIGを同時に発現させるようにしてもよい。したがって画像オブジェクトIGの発現箇所の位置は、決定された位置関係と予め定めた何らかの対応関係を有するように設定すればよい。
【0033】
なお図7の例では、操作者が操作スイッチ3を摘むようにして左右から押すと、図7(A)に示すように、表示画面21には、画像オブジェクトIGが新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の下の位置から画像オブジェクトIGが吹き出て膨らむ。そして、その後、操作スイッチ3を上から押すと、図7(B)に示すように、画像オブジェクトIGは、枠部25の一辺25aから切り離され、表示画面21下に向かって落下する。このように画像オブジェクトIGを表示すると、あたかも画像オブジェクトIGが枠部から注入されたかのような、従来の入力装置では考え付かないような画像オブジェクトの表示法・利用法を実現することができる。
【0034】
なお上記の実施の形態では、信号送信用にUSBケーブル15を用いているが、無線によって信号を授受するようにしてもよいのは勿論である。
【0035】
新規画像オブジェクト入力指令発生装置1を設置する位置は、枠部25の上側の一辺25aに制限されるわけではない。また新規画像オブジェクト入力指令発生装置1の形状も種々の形状を採用することができる。図8(A)及び(B)は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図8(A)及び(B)には、図1乃至図7に示した実施の形態と同じ部材には、図1乃至図7に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。図8(A)及び(B)に示す第2の実施の形態では、位置検出用マーカー画像127を表示画面右側の枠部125の右側方の一辺125bに沿うように配置している。そして新規画像オブジェクト入力指令発生装置101の形状をピストルの形状としている。この場合には、枠部125の一辺125bに取り付けたピストル形の入力指令発生装置本体102の引き金(操作部106)を引くと、弾丸の形状をした画像オブジェクトIGが発射された状況を示す画像が発現される。
【0036】
上記の実施の形態では、位置関係検出手段12は、位置検出用マーカー画像と光学式マーカー検出手段の組み合わせで実現しているが、位置関係検出手段12の構成はこれに限られるものではない。図9及び図10は、本発明で用いることのできる位置関係検出手段の他の例を示す図である。図9及び図10には、図1乃至図7に示した実施の形態と同じ部材には、図1乃至図7に付した符号の数に200の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。例えば、図9に示すように、位置検出用マーカー画像に相当する位置検出用マーカー227を印刷した粘着テープ251を枠部225に貼り付けて、新規画像オブジェクト入力指令発生装置201に設けたマーカー検出手段211を用いて実現してもよい。粘着テープ251に印刷される位置検出用マーカー227は、図4の(A)〜(C)のようなマーカーを用いてもよいのはもちろんである。本実施の形態では、図10に示すように、位置検出用マーカー227を印刷した粘着テープ251を枠部225の一辺225aの上面に貼り付けて、新規画像オブジェクト入力指令発生装置201の底部に直に設けたマーカー検出手段211でマーカーを検出するようにしてもよい。このように位置関係検出手段を構成すれば、表示画面を利用しないので、表示の自由度が制限されるのを防ぐことができる。
【0037】
また、位置関係検出手段は、図11のように、二つの位置関係検出用センサ353及び354と、入力指令発生装置本体302に備えられた反射板358及び359とから構成してもよい。図11には、図1乃至図7に示した実施の形態と同じ部材には、図1乃至図7に付した符号の数に300を加えた数の符号を付して説明を省略する。一方の位置関係検出用センサ353は、発光部353aと受光部353bを備えており、他方の位置関係検出用センサ354も、発光部354aと受光部354bを備えている。そして2つの位置関係検出用センサ353及び354は、枠部325の一辺325aの一方の端と他方の端に設置されている。新規画像オブジェクト入力指令発生装置301は位置関係検出用センサ353及び354の間に配置される。このように構成することにより、発光部353aから放射された光は、入力指令発生装置本体302に備えられた反射板358で反射され、受光部353bが反射光を受光する。また発光部354aから放射された光は、入力指令発生装置本体302に備えられた反射板359で反射され、受光部354bが反射光を受光する。そして受光部353b及び受光部354bからの出力によって、新規画像オブジェクト入力指令発生装置301の入力指令発生装置本体302と表示画面321との位置関係を導き出す。すなわち、位置関係検出用センサ353及び354から等間隔の位置に入力指令発生装置本体302が設置されていた場合には、発光部が光を放射してから受光部が反射光を受光するまでの時間は同一になることから、該時間の差分を利用して入力指令発生装置本体302と表示画面321との間の位置関係を検出できる。なお、ケーブル315の図示は省略してある。
【0038】
さらに、別の実施の形態では、図12のように、レール構造体461と、入力指令発生装置本体402に設けた被取付構造部409を用いて取付構造部を構成することもできる。図12には、図1乃至図7に示した実施の形態と同じ部材には、図1乃至図7に付した符号の数に400を加えた数の符号を付して説明を省略する。このように構成すれば、入力指令発生装置本体402をレールに沿って容易にスライド可能にすることができる。また、この場合には、位置関係検出手段として、新規画像オブジェクト入力指令発生装置401をスライダとしてスライド型可変抵抗器を用いたリニア位置検出センサを使用すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】(A)乃至(F)は、本発明の新規画像オブジェクト入力指令発生装置の実施の形態の一例の外観の正面図、右側面図、左側面図、背面図、平面図及び底面図である。
【図2】(A)乃至(C)は、本発明の新規画像オブジェクト入力指令発生装置の操作部の操作例を示す図である。
【図3】新規画像オブジェクト入力指令発生装置をノート型のパーソナルコンピュータの表示画面の枠部に取り付けた状態を示す図である。
【図4】(A)乃至(C)は、本発明で使用する位置検出用マーカー画像の例を示す図である。
【図5】本発明の画像表示装置の制御システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明によって、表示画面に画像オブジェクトを表示させる場合に用いるプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】(A)及び(B)は、表示画面に表示される画像オブジェクトの表示の一例を示した図である。
【図8】(A)及び(B)は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図9】本発明で用いることのできる位置関係検出手段の他の例を示す図である。
【図10】本発明で用いることのできる位置関係検出手段の他の例を示す図である。
【図11】本発明で用いることのできる位置関係検出手段の他の例を示す図である。
【図12】本発明で用いることのできる取付構造部及び位置関係検出手段の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1 新規画像オブジェクト入力指令発生装置
2 入力指令発生装置本体
2A 本体ベース
3 操作スイッチ
3A カバー部材
5 ダイヤルスイッチ
6 操作部
9a、9b 取付用係合部材
11a〜11c 受光素子
12 位置関係検出手段
13 センサ取付板
14 入力指令発生部
15 USBコード
16 信号伝送手段
18 機能付加手段
21 表示画面
22 画像表示部
23 ケース
25a〜25d 枠部
26 キーボード入力部
27 位置検出用マーカー画像
28 制御部
29 画像データ記憶手段
30 画像表示制御手段
31 画像変更指令発生手段
PC パーソナルコンピュータ
IG 画像オブジェクト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面を有する画像表示部と、
前記画像表示部を保持するケースと、
前記画像表示部の前記表示画面に表示する画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
画像変更指令を発生する画像変更指令発生手段と、
前記表示画面に新規な画像オブジェクトを表示するために必要な入力指令を発生させる新規画像オブジェクト入力指令発生装置と、
前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて前記画像表示部に前記画像を表示し、前記画像変更指令が入力されると該画像変更指令に応じて前記画像を変更し、前記入力指令に基づいて、前記表示画面に前記画像オブジェクトを表示する画像表示制御手段とを具備してなる画像表示装置であって、
前記新規画像オブジェクト入力指令発生装置は、
入力指令発生装置本体と、
前記表示画面と所定の位置関係を形成するように前記入力指令発生装置本体を前記ケースに対して取り付ける取付構造部と、
前記位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記入力指令発生装置本体に設けられて前記入力指令を発生する際に操作される操作部と、
前記操作部が操作されると前記位置関係に関する情報を含む前記入力指令を発生する入力指令発生部と、
前記入力指令発生部から前記画像表示制御手段に前記入力指令を伝送する信号伝送手段とを備えており、
前記画像表示制御手段は、前記入力指令に含まれる前記位置関係に関する情報に基づいて前記画像オブジェクトの前記表示画面の発現位置を決定し、前記発現位置から前記画像オブジェクトを前記表示画面に発現させる機能を備えていることを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記ケースは前記表示画面の周囲を囲む枠部を備えており、
前記取付構造部は、前記枠部に対して前記入力指令発生装置本体を位置変更可能に取り付けるように構成されている請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記位置関係検出手段は、前記枠部に設けられて前記表示画面との位置関係が特定されている複数の位置検出用マーカーと、前記入力指令発生装置本体に設けられて前記位置検出用マーカーを検出するマーカー検出手段とを備えている請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記位置関係検出手段は、前記表示画面に画像表示された複数の位置検出用マーカー画像と、前記入力指令発生装置本体に設けられて前記位置検出用マーカー画像を光学的に検出する光学式マーカー検出手段とを備えている請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記複数の位置検出用マーカー画像は、位置に応じて点滅速度が異なることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記複数の位置検出用マーカー画像は、位置に応じて色または照度が異なることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記位置関係検出手段は、発光部と該発光部から放射されて反射体によって反射されてきた光を受光する受光部とを備えて前記枠部に所定の間隔をあけて設けられる二つの位置関係検出用センサを備え、
前記反射板を備えた前記入力指令発生装置本体が、前記二つの位置関係検出用センサの間に配置されており、
前記反射板は、前記前記二つの位置関係検出用センサの前記発光部からそれぞれ放射された光をそれぞれの前記受光部に向かって反射するように構成されている請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記ケースは前記表示画面の周囲を囲む枠部を備えており、
前記取付構造部は、前記枠部に固定されたレール構造体と、前記入力指令発生装置本体に設けられて前記レール構造体に沿って位置変更可能に前記レール構造体に取付けられる被取付構造部とを備えており、
前記位置関係検出手段は、前記レール構造体に対する前記被取付構造部の位置関係を検出するリニア位置検出センサからなる請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項9】
表示画面を有する画像表示部と、
前記画像表示部を保持するケースと、
前記画像表示部の前記表示画面に表示する画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
画像変更指令を発生する画像変更指令発生手段と、
前記画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて前記画像表示部に前記画像を表示し、前記画像変更指令が入力されると該画像変更指令に応じて前記画像を変更する画像表示制御手段とを具備してなる画像表示装置に取り付けられて、前記表示画面に新規な画像オブジェクトを表示するために必要な入力指令を発生させる新規画像オブジェクト入力指令発生装置であって、
入力指令発生装置本体と、
前記表示画面と所定の位置関係を形成するように前記入力指令発生装置本体を前記ケースに対して取り付ける取付構造部と、
前記位置関係を検出する位置関係検出手段と、
前記入力指令発生装置本体に設けられて前記入力指令を発生する際に操作される操作部と、
前記操作部が操作されると前記位置関係に関する情報を含めて前記入力指令を発生する入力指令発生部と、
前記入力指令発生部から前記画像表示制御手段に前記入力指令を伝送する信号伝送手段と、
前記画像表示制御手段に対して、前記入力指令に含まれる前記位置関係に基づいて前記画像オブジェクトの前記表示画面の発現位置を決定し、前記発現位置から前記画像オブジェクトを前記表示画面に発現させる機能を付加する機能付加手段とを備えていることを特徴とする新規画像オブジェクト入力指令発生装置。
【請求項10】
前記機能付加手段は、前記画像データ記憶手段に前記画像オブジェクトのデータを記憶させる機能を備えている請求項9に記載の新規画像オブジェクト入力指令発生装置。
【請求項11】
前記機能付加手段は、前記画像データ記憶手段に記憶されている前記画像データを利用して前記画像オブジェクトを前記画像表示制御手段に作成させる機能を備えている請求項9に記載の新規画像オブジェクト入力指令発生装置。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図11】
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【図12】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−87081(P2009−87081A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−256454(P2007−256454)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(506113602)株式会社コナミデジタルエンタテインメント (1,441)
【Fターム(参考)】