説明

発券装置

【課題】定型媒体を連結したロール紙を用いる発券装置において、定型媒体の後端が排出口に残留することを防止する手段を提供する。
【解決手段】定型媒体1を隙間を介して連結部2で連結したロール紙3を供給するロール紙供給部11と、ロール紙3を、連結部2を切断して定型媒体に分割するカッタ部12と、カッタ部12における連結部2の切断後に、搬送方向の前後端に突起部5が形成された定型媒体1を搬送する搬送路13と、定型媒体1に印字情報を印字する印字ヘッド17aと、これに対向配置されたプラテンローラ17bとを有し、印字後の定型媒体を排出する排出口18に配置された印字部17と、排出された定型媒体1を集積する、排出方向の上流側に下る方向に傾斜した集積板21と、集積された定型媒体の後端を整位する整位板22とを有する排出スタッカ20とを備えた発券装置10の、プラテンローラ17bの外周面に、定型媒体1の後端の突起部5を排出方向に押出す凹凸部25を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道等で用いられる乗車券等の媒体を発券する発券装置であって、特殊な形状の媒体を発券する発券装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の発券装置は、テープ状の連続紙からなるロール紙を供給するロール紙供給部と、ロール紙供給部から供給されたロール紙を所定の長さに切断するカッタ部と、カッタ部で切断されたカット紙を搬送する搬送路と、カット紙に磁気情報を書込み、書込まれた磁気情報を読取る2つの磁気ヘッドを有する磁気情報読取書込部と、カット紙に印字データを印字する印字ヘッドと、これに対向配置されたプラテンローラとを有する印字部と、印字後のカット紙を排出する排出口に配置された排出ローラと、排出されたカット紙を集積する、排出方向の上流側に下る方向に傾斜した集積板と、集積されたカット紙の後端を整位する整位板とを有する排出スタッカとを備え、ロール紙供給部から供給されたロール紙を、カッタ部で乗車券等の大きさに切断し、このカット紙を搬送路で搬送して、磁気情報読取書込部で磁気情報を書込み、印字部で印字した後に、印字後のカット紙を排出ローラで排出して排出スタッカ上に集積している(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−184529号公報(段落0027−0029、0031、0035、第1図、第4−7図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術においては、ロール紙供給部から供給されたロール紙を、カッタ部で発券時の大きさに切断して乗車券等を発券しているため、通常のテープ状の連続紙からなるロール紙を用いる場合には、問題が生ずることはないが、図2(a)に示すような、矩形の定型媒体1を隙間を介して連結部2で連結した特殊なロール紙3を用いる場合には、カッタ部で連結部2を切断すると、図2(b)に示すように、切断後の定型媒体1の搬送方向の前後端に、連結部2の一部が残留して突起部5が形成され、以下のような問題が生ずる。
(1)定型媒体1を排出スタッカへ集積する際に、排出スタッカ上に既に定型媒体1が集積されている場合は、図8に示すように、排出される定型媒体1の排出方向の前端の突起部5が、既に集積されている定型媒体1の前端部に引っ掛かることがあり、排出ローラによる挟持が解除されて排出ローラと定型媒体1との摩擦力が低下した定型媒体1の後端が排出しきれずに排出口に残留し、後続の定型媒体1が追突してジャム等の搬送障害や整列不良を発生させるという問題がある。
(2)排出スタッカへ複数の定型媒体1を集積した場合に、集積が正常に終了しても、排出スタッカの集積板は、定型媒体1の幅に対して広く設定されているため、図9に示すように、集積された定型媒体1に幅方向のズレが発生してしまうという問題がある。
(3)定型媒体1を搬送する場合に、直線でない搬送路、つまり分岐部や曲り部においてスキューが発生しやすくなり、搬送途中でスキューが発生すると斜め印字等により印字品質が低下してしまうという問題がある。
【0005】
このため、印字品質を確保するために、印字部の上流側に定型媒体1の搬送姿勢を修正する特別な機構を設けると、構成が複雑化すると共に製造コストが増加するという問題が生ずる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、定型媒体を隙間を介して連結部で連結したロール紙を供給するロール紙供給部と、前記ロール紙供給部から供給されたロール紙を、前記連結部を切断して定型媒体に分割するカッタ部と、前記カッタ部における前記連結部の切断後に、搬送方向の前後端に突起部が形成された定型媒体を搬送する搬送路と、前記定型媒体に印字情報を印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向配置されたプラテンローラとを有する印字部と、印字後の前記定型媒体を排出する排出口に配置された排出ローラと、排出された前記定型媒体を集積する、排出方向の上流側に下る方向に傾斜した集積板と、集積された前記定型媒体の後端を整位する整位板とを有する排出スタッカと、を備えた発券装置であって、前記排出ローラの外周面に、前記定型媒体の後端の前記突起部を排出方向に押出す凹凸部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
これにより、本発明は、定型媒体に形成された突起部を利用して、排出ローラに形成された凹凸部の凸部により、突起部を排出スタッカへ確実に押出すことができ、定型媒体の後端が排出口に残留することを防止して、後続の定型媒体の追突による搬送障害や整列不良の発生を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施例1の発券装置の側面を示す説明図
【図2】実施例1のロール紙および定型媒体の上面を示す説明図
【図3】実施例1のプラテンローラの上面を示す説明図
【図4】実施例1のプラテンローラの作用を示す説明図
【図5】実施例1のプラテンローラの他の形態を示す説明図
【図6】実施例2の排出スタッカの上面を示す説明図
【図7】実施例3の切替ブレードの上面を示す説明図
【図8】従来の発券装置の問題点を示す説明図
【図9】従来の発券装置の問題点を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して本発明による発券装置の実施例について説明する。
【実施例1】
【0010】
図1において、10は発券装置である。
【0011】
11はロール紙供給部であり、図2に示す定型媒体1を隙間を介して連結部2で連結したロール紙3を収容すると共に、ロール紙3を供給する機能を有している。
【0012】
12はカッタ部であり、ロール紙供給部11から供給されたロール紙3の連結部2を図2(a)に2点鎖線で示す連結部2の搬送方向の中央部で切断して定型媒体1に分割する機能を有している。
【0013】
このカッタ部12による連結部2の切断によって、図2(b)に示すように、定型媒体1の搬送方向の前後端に、連結部2の一部が残留した突起部5が形成される。
【0014】
13は搬送路であり、図示しないモータ等の駆動装置により駆動され、ベルト対またはローラ対で定型媒体1を挟持して搬送する機能を備えている。
【0015】
14は転向部としての搬送ガイドであり、搬送路13の曲り部15に配置された定型媒体1の搬送方向を転向させる部位であって、曲り方向(転向方向)の外側に配置された外側ガイド板14aと、内側に配置された内側ガイド板14bとが所定の間隔で対向配置されており、曲り部15を搬送される定型媒体1の表裏の面を案内する機能を有している。
【0016】
16は搬送路13の途中に設けられた磁気情報読取書込部であり、搬送路13を搬送される定型媒体1に磁気情報を書込む書込ヘッド16aと、書込ヘッド16aの印字部17側に配置された、書込まれた磁気情報を確認等のために読取る読取ヘッド16bとを備えている。
【0017】
印字部17は、搬送路13のカッタ部12の反対側の端部に設けられた排出口18に配置され、サーマルヘッド等の印刷ヘッド17aと、これに対向配置されたプラテンローラ17bとを備えており、定型媒体1に媒体種別に応じた印字情報を印字する機能を有している。
【0018】
また、本実施例のプラテンローラ17bは、印字後の定型媒体1を排出口18から排出する排出ローラとしての機能も有しており、本実施例の印字処理においては、発券処理速度短縮のために、プラテンローラ17bを排出方向に回転させながら印字が行われる。
【0019】
20は排出スタッカであり、印字後にプラテンローラ17bによって排出された定型媒体1を集積する、排出方向の上流側に向かって下る方向に傾斜した集積板21と、集積された定型媒体1の後端を集積板21の傾斜により当接させて整位する整位板22とを有しており、その集積板21は、図3に示すように、定型媒体1の幅(排出方向の直交方向の長さをいう。)に対して広くなるように形成されている。
【0020】
23は搬送路13の分岐部に設けられた転向部としての切替ブレードであり、図示しないソレノイド等により回転支点23aを中心に回動し、磁気情報読取書込部16から搬送された定型媒体1の搬送方向を印字部17の方向へ転向させると共に、媒体挿入口24から挿入された媒体の搬送方向を磁気情報読取書込部16の方向へ転向させる機能を有している。
【0021】
本実施例のプラテンローラ17bの外周面には、その全周に亘って、図3に示すように、排出方向の直交方向に、複数の凹部と凸部とを交互に配置した凹凸部25が、搬送される定型媒体1の後端のそれぞれの突起部5が通過する位置に合せて形成されており、その凸部によって定型媒体1の後端の突起部5を排出方向に押出す機能を有している。
【0022】
上記の構成の作用について説明する。
【0023】
本実施例の発券装置10における定型媒体1の排出動作においては、図4に示すように、印字ヘッド17aとプラテンローラ17bとの間に定型媒体1を挟持して印字し、印字を終えた定型媒体1を排出スタッカ20へ排出する。
【0024】
この印字の際に、プラテンローラ17bの凹凸部25の凸部が、印字ヘッド17aの押圧により押し潰されて凹部に入り込み、定型媒体1の後端の突起部5が、プラテンローラ17bの挟持部を通過すると、印字ヘッド17aによる押圧が解除され、押し潰されていた凸部が元の状態に復帰し、その凸部が突起部5の端部を押して定型媒体1を排出スタッカ20の方向へ押出し、印字を終えた定型媒体1を排出スタッカ20へ確実に排出することができる。
【0025】
このように、本実施例のプラテンローラ17bには凹凸部25が設けてあるので、定型媒体1の後端に形成された突起部5を利用して、凹凸部25の凸部により後端の突起部5を排出方向に押出すことができ、定型媒体1の挟持による押圧が解除され、プラテンローラ17bと定型媒体1との摩擦力が低下したとしても、突起部5を排出スタッカ20へ確実に押出すことができ、定型媒体1の後端が排出口18に残留することを防止して、後続の定型媒体1の追突による搬送障害や整列不良の発生を防止することができる。
【0026】
また、本実施例の発券装置10のように、プラテンローラ17bを排出ローラとして機能させている場合には、定型媒体1の後端が排出口18に残留すると、定型媒体1の後端は、まだ印字ヘッド17aの下側に位置しているので、後続する定型媒体1への印字情報が残留した定型媒体1の後端に印字される2重印字が懸念されるが、本実施例の凹凸部25が形成されたプラテンローラ17bは、定型媒体1を排出スタッカ20へ確実に押出すことができるので、このような懸念も払拭することができる。
【0027】
なお、本実施例では、プラテンローラ17bは排出ローラの機能を兼ね備えているとして説明したが、印字部17を搬送路13の途中に配置して、排出口18に専用の排出ローラを設け、その一方の排出ローラの外周面に上記した凹凸部25を形成するようにしてもよい。このようにしても上記と同様に、排出ローラに形成された凹凸部25の凸部により突起部5を排出スタッカ20へ確実に押出すことができ、定型媒体1の後端が排出口18に残留することを防止して、後続の定型媒体1の追突による搬送障害や整列不良の発生を防止することができる。
【0028】
以上説明したように、本実施例では、印字後の定型媒体を排出する排出口に配置された排出ローラの外周面に、定型媒体の後端の突起部を排出方向に押出す凹凸部を設けたことによって、定型媒体に形成された後端の突起部を利用して、排出ローラに形成された凹凸部の凸部により突起部を排出スタッカへ確実に押出すことができ、定型媒体の後端が排出口に残留することを防止して、後続の定型媒体の追突による搬送障害や整列不良の発生を防止することができる。
【0029】
また、印字後の定型媒体を排出する排出口に配置されたプラテンローラの外周面に、定型媒体の後端の突起部を排出方向に押出す凹凸部を設けたことによって、定型媒体に形成された後端の突起部を利用して、プラテンローラに形成された凹凸部の凸部により、突起部を排出スタッカへ確実に押出すことができ、定型媒体の後端が排出口に残留することを防止して、後続の定型媒体の追突による搬送障害や整列不良の発生を防止することができると共に、定型媒体の後端への2重印字を防止することができる。
【0030】
なお、本実施例においては、プラテンローラ17bの凹凸部25は、プラテンローラ17bの外周面の全周に亘って形成するとして説明したが、図5に示すように、凹凸部25をプラテンローラ17bの外周面の一部に形成するようにしてもよい。
【実施例2】
【0031】
本実施例の説明においては、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】
本実施例の排出スタッカ20の整位板22には、図6に示すように、定型媒体1の集積方向に沿って、定型媒体1の後端の突起部5が当接する位置に、台形断面形状のガイド溝30が形成され、その開口に向かって拡大する斜面31が、突起部5の角部を案内するガイド面として機能する。
【0033】
このような排出スタッカ20に排出口18から定型媒体1が排出された場合は、その定型媒体1は、排出方向の上流側に下る方向に傾斜した集積板21上に落下し、集積板21の傾斜によって整位板22の方向へ移動する。
【0034】
このとき、本実施例の整位板22には、定型媒体1の後端の突起部5が当接する位置に、斜面31が形成されたガイド溝30が形成されているので、定型媒体1の後端の突起部5がその角部を斜面31に案内されながら入り込み、幅方向の位置が整位されると共に、整位板22によって排出方向の位置が整位される。
【0035】
以上説明したように、本実施例の整位板には、台形断面形状のガイド溝を設けてあるので、定型媒体の後端に形成された突起部を利用して、集積板の傾斜によって移動する定型媒体の後端の突起部を案内して、幅方向の位置を確実に整位することができ、定型媒体の排出スタッカにおける整列性を向上させることができる。
【実施例3】
【0036】
本実施例の説明においては、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0037】
本実施例の切替ブレード23には、図7に示すように、定型媒体1の前端の突起部5が通過する位置に、突起部5の幅に遊嵌するスリット40が形成され、そのスリット40の搬送方向の上流側の端部の両側を、上流側に向かって拡大するテーパ形状にしたテーパ部41が形成されたテーパガイド42が設けられている。
【0038】
このような切替ブレード23に、図1に示す磁気情報読取書込部16から印字部17に向かって定型媒体1が搬送されると、切替ブレード23が回転支点23aを中心に回動して定型媒体1の搬送方向を印字部17の方向へ転向させる。
【0039】
このとき、本実施例の切替ブレード23には、スリット40に、上流側に向かって拡大するテーパ部41が形成されたテーパガイド42が設けられているので、搬送中にスキューが生じた定型媒体1であっても、その前端が切替ブレード23によって掬上げられるときに、転向方向の外側に位置するテーパガイド42に定型媒体1の前端の突起部5が案内されて前端の位置が正常な位置に修正され、正常な搬送姿勢の定型媒体1が搬送路13によって印字部17に搬送される。
【0040】
以上説明したように、本実施例の切替ブレードには、上流側に向かって拡大するテーパ部が形成されたテーパガイドを設けてあるので、定型媒体の前端に形成された突起部を利用して、切替ブレードによって搬送方向が転向される定型媒体の前端の突起部を案内して、前端の位置を正常な位置に修正することができ、正常な搬送姿勢で定型媒体を印字部へ搬送して、印字品位を向上させることができると共に、スキューした定型媒体の搬送姿勢を修正するための特別な機構を不要にして、発券装置の簡素化を図ることができる。
【0041】
なお、本実施例においては、転向部は搬送路13の分岐部に設けた切替ブレード23であるとして説明したが、転向部は前記に限らず、搬送路13の曲り部15に設けた搬送ガイド14等であってもよい。
【0042】
この場合に、搬送ガイド14の転向方向の外側に位置する外側ガイド板14aに上記のテーパガイド42を設ければ、上記と同様の作用により、曲り部15を通過した定型媒体1の搬送姿勢を、正常な搬送姿勢とすることができ、その下流に配置された磁気情報読取書込部16における磁気情報の書込位置や読取位置を正常な位置として、磁気情報の書込不良または読取不良による定型媒体1の損失を防止することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 定型媒体
2 連結部
3 ロール紙
5 突起部
10 発券装置
11 ロール紙供給部
12 カッタ部
13 搬送路
14 搬送ガイド
14a 外側ガイド板
14b 内側ガイド板
15 曲り部
16 磁気情報読取書込部
16a 書込ヘッド
16b 読取ヘッド
17 印字部
17a 印字ヘッド
17b プラテンローラ
18 排出口
20 排出スタッカ
21 集積板
22 整位板
23 切替ブレード
23a 回転支点
24 媒体挿入口
30 ガイド溝
31 斜面
40 スリット
41 テーパ部
42 テーパガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
定型媒体を隙間を介して連結部で連結したロール紙を供給するロール紙供給部と、
前記ロール紙供給部から供給されたロール紙を、前記連結部を切断して定型媒体に分割するカッタ部と、
前記カッタ部における前記連結部の切断後に、搬送方向の前後端に突起部が形成された定型媒体を搬送する搬送路と、
前記定型媒体に印字情報を印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドに対向配置されたプラテンローラとを有する印字部と、
印字後の前記定型媒体を排出する排出口に配置された排出ローラと、
排出された前記定型媒体を集積する、排出方向の上流側に下る方向に傾斜した集積板と、集積された前記定型媒体の後端を整位する整位板とを有する排出スタッカと、を備えた発券装置であって、
前記排出ローラの外周面に、前記定型媒体の後端の前記突起部を排出方向に押出す凹凸部を設けたことを特徴とする発券装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記凹凸部を、前記排出ローラの外周面の一部に形成したことを特徴とする発券装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記印字部を前記排出口に配置し、前記プラテンローラを前記排出ローラとしたことを特徴とする発券装置。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記排出スタッカの前記整位板に、前記定型媒体の後端の前記突起部を案内するガイド溝を設けたことを特徴とする発券装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
前記搬送路の搬送方向を転向させる転向部に、前記定型媒体の前端の前記突起部を案内するテーパ部が形成されたテーパガイドを設けたことを特徴とする発券装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記転向部は、前記搬送路の分岐部に設けた切替ブレードであることを特徴とする発券装置。
【請求項7】
請求項5において、
前記転向部は、前記搬送路の曲り部に設けた搬送ガイドであり、前記搬送ガイドの外側ガイド板に前記テーパガイドを設けたことを特徴とする発券装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−257312(P2010−257312A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−107846(P2009−107846)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【出願人】(591089556)株式会社 沖情報システムズ (276)
【Fターム(参考)】