説明

紙粉の除去装置および紙粉の除去方法

【課題】パレット上に打抜かれた段ボールを積重ねてその切断端面を掃除機のアタッチメントによって吸引して紙粉を除去する従来の工程を省略することが可能であって、新たな紙粉の除去工程を設けることなくしかも打抜かれた段ボールから紙粉を除去する。
【解決手段】打抜かれた段ボールの抜きズレの検査のための検査台10のケース22の内部を空洞にし、吸引用ブロア30によって吸引除去して内部を負圧にしておき、上面板15の小孔16、17によって段ボール11に付着している紙粉を吸引除去し、フィルタ33によって捕捉して空気から分離する。そのときに上方に配置された除電機37および送風機42によって上方からイオン化された空気を吹きかけ、段ボール11の静電気を中和する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は紙粉の除去装置および紙粉の除去方法に係り、とくに打抜かれた段ボールの紙粉を除去する紙粉の除去装置と紙粉の除去方法に関する。
【背景技術】
【0002】
段ボールを打抜いて所定の形状に折曲げることによって、梱包用の段ボール箱を組立てることができる。この場合に、段ボールを打抜き加工する際に、紙粉が発生する。紙粉には、段ボールの表ライナと裏ライナから発生するものと、上下のライナ間の中芯から発生するものとがある。一般に段ボールの打抜き工程は、紙を切るのではなくて、木型に取付けられた刃物で破断することにより行なう。従ってこのような刃物による破断の際に紙粉が発生する。また紙粉の中には、ヒゲと称される細長い紙片あるいは糸状屑がある。ヒゲはライナや中芯の糸状切残り紙片であって、製品に付着しているもので、主に中芯の2段切りで発生することが多い。またヒゲは、刃物の崩れやステンレス切刃傷によっても発生すると考えられている。
【0003】
紙粉の発生を抑制するためには、木型に取付けられる刃物を適正に管理することを要し、あるいはまた紙粉を発生しないような刃物を選定することが必要になる。すなわち刃物が鋭角を保ち、バリの出づらい形状および材質にすることである。また段ボールシートの水分を管理することによって、紙粉の発生が抑制される。一般に紙粉は、水分量が少ないと発生し易い傾向がある。このような対策を施しても、紙粉の発生が完全に抑制されるものではない。
【0004】
このようなことから、打抜き工程で発生した紙粉を何らかの方法によって除去する必要がある。従来の紙粉の除去方法を図1および図2によって説明する。打抜かれた段ボール1を図1および図2に示すように横に3枚ずつ並置した状態でパレット2上に積重ねる。そしてこのような積重ねられた段ボール1の外側の切断端面を、掃除機のホースに接続されたアタッチメントを用いて吸引することにより、段ボールで発生した紙粉を除去している。
【0005】
しかるにこのような掃除機を利用して、積重ねた段ボール1の紙粉を除去する方法は、積重ねた段ボールの露出する端面と、最上段の段ボールの上面に付着した紙粉を除去できるものの、互いに隣接する段ボール間の端面や、積重ねられた2段目以降の段ボールの表面の紙粉を除去することができない。またこのような紙粉の除去は、段ボール1をパレット2上に積重ねて除去するために、紙粉の除去工程を必要とし、工程数が増える問題がある。そこで、例えば打抜き機に直結する紙粉除去装置を導入することも考察されるが、打抜き装置と直結する紙粉の除去装置は、設備が大掛かりになるばかりでなく、設置スペースが大きくなり、投資資金が増大することになる。従って、とくに設置スペースの余裕のある一部の工場のラインにしか導入できない問題がある。
【0006】
一方で、包装箱を組立てる段ボールを打抜く打抜き工程の後で、打抜かれた段ボールを検査台の上に重ねて載置し、1枚ずつめくり検査を行なう工程がある。この検査工程はパラ検と呼ばれており、打抜かれた段ボールシートの打抜きズレ等の検査を行なうものであって、バッチ毎にシートを作業者が1枚ずつパラパラ切離して抜きズレマークの確認を行なっている。本願発明は、上述のような打抜かれたシートの検査工程を利用して、紙粉の除去を行なうようにしたものである。
【特許文献1】特開2008−194979号公報
【特許文献2】特開2006−335060号公報
【特許文献3】特開2006−192415号公報
【特許文献4】特開2006−159908号公報
【特許文献5】特開2006−062079号公報
【特許文献6】特開2004−216478号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明の課題は、工程数を増加させることなく、しかも打抜かれた段ボールから紙粉を除去するようにした紙粉の除去装置および除去方法を提供することである。
【0008】
本願発明の別の課題は、紙粉の除去装置を設けても設置スペースが増加することがなく、これによってスペース上の問題で導入が妨げられることがないようにした紙粉の除去装置および除去方法を提供することである。
【0009】
本願発明の別の課題は、とくに紙粉を除去するための作業を行なうことなくしかも紙粉を除去できるようにした紙粉の除去装置および除去方法を提供することである。
【0010】
本願発明のさらに別の課題は、従来は除去できなかった紙粉までも除去できるようにした紙粉の除去装置および除去方法を提供することである。
【0011】
本願発明のさらに別の課題は、静電気によって段ボールの表面に付着したままで取れない紙粉をも確実に除去できるようにした紙粉の除去装置および除去方法を提供することである。
【0012】
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想およびその実施の形態によって明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本願の主要な発明は、打抜かれた段ボールの紙粉を除去する紙粉の除去装置において、
内部が空洞になっており、打抜かれた段ボールを検査する検査台と、
多数の吸引孔が形成され、前記検査台の上面に装着される上面板と、
前記検査台と接続され、前記検査台の内部空間を負圧に維持する吸引手段と、
を有し、前記検査台上において前記段ボールを検査しながら紙粉を除去するようにした紙粉の除去装置に関するものである。
【0014】
ここで、前記上面板の周縁部に沿って円形の小孔が形成されるとともに、該小孔に囲まれるようにその内側にスリット状の吸引孔が形成されてよい。また前記検査台上に載置される打抜かれた段ボールの端面の長さ方向と交差するように前記スリット状の吸引孔が形成されてよい。また前記吸引手段が吸引用ブロアであってよい。また前記吸引ブロアの排気口にフィルタが接続され、該フィルタによって除去された紙粉が捕捉されてよい。また前記検査台の上方に除電装置が配されてよい。また前記除去装置が空気をイオン化させるイオン化手段と、該イオン化手段によってイオン化された空気を前記打抜かれた段ボールに吹付ける吹付け手段を有してよい。
【0015】
また紙粉の除去方法に関する主要な発明は、打抜かれた段ボールから紙粉を除去する紙粉の除去方法において、
前記打抜かれた段ボールを検査する工程で前記段ボールに付着している紙粉を除去することを特徴とする紙粉の除去方法に関するものである。
【0016】
ここで、前記打抜かれた段ボールを検査する検査台が紙粉を吸引する吸引手段を備え、該吸引手段によって前記検査台上に載置された段ボールから紙粉を吸引除去するようにしてよい。
【発明の効果】
【0017】
本願の主要な発明は、打抜かれた段ボールの紙粉を除去する紙粉の除去装置において、内部が空洞になっており、打抜かれた段ボールを検査する検査台と、多数の吸引孔が形成され、検査台の上面に装着される上面板と、検査台と接続され、検査台の内部空間を負圧に維持する吸引手段と、を有し、検査台上において段ボールを検査しながら紙粉を除去するようにしたものである。
【0018】
従ってこのような紙粉の除去装置によると、検査台上において打抜かれた段ボールを検査する工程で、この検査台の上面に装着された上面板の吸引孔を通して紙粉が吸引除去されるようになり、これによって検査工程で特別な作業を行なうことなく打抜かれた段ボールに付着した紙粉を除去できるようになる。従って、例えば打抜き機の後に紙粉の除去装置を設ける必要がなくなり、スペース的にも有利な紙粉の除去装置を提供できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。図3は本発明の一実施の形態に係る紙粉の除去装置および紙粉の除去方法を示すものであって、ここでは検査台10上に打抜かれた段ボール11を載置し、この段ボール11をめくりながら検査する際に、検査台10に設けられた吸引除去手段によって段ボール11に付着している紙粉を除去するようにしている。すなわちこの紙粉の除去装置は、打抜かれた段ボール11の抜きズレ等を検査し、あるいはまた抜きズレマークの確認をする工程で、同時に紙粉を除去できるように、検査台10を工夫して紙粉の除去を行なうようにしている。
【0020】
本願発明の主要な特徴部分をなす検査台10について説明すると、検査台10は図4および図5に示すような矩形の上面板15を備える。上面板15は、その外周縁に沿って2列に円形の小孔16を多数形成している。そしてこれらの円形の小孔16の内側には、この上面板15の長さ方向および幅方向に対して斜めに、例えば45度の傾斜角でスリット状の孔17を多数形成している。また上面板15の周縁部には所定の間隔でビス挿通孔18が設けられている。
【0021】
次にこのような上面板11が上部に装着されるケース22は、図4、図6〜図8に示すように、ほぼ直方体状の箱体であって、その上面側が開口になるとともに、開口の周縁部に沿って内側へ折曲げられたフランジ23を備えている。そしてフランジ23には複数の雌ねじ孔24が形成されており、これらの雌ねじ孔24には、上記上面板15のビス挿通孔18を挿通するビスが螺着されるようになっており、これによって上面板15がケース22の上部開口を閉塞した状態で固定されるようになっている。またケース22の内側には、長さ方向の両側に互いに中心側に向って傾斜するように2枚の傾斜板25が取付けられる。2枚の傾斜板25の下端間には、ケース22の底部に露出する吸引孔26が形成される。そしてこの吸引孔26と連通するように、円筒状の吸引筒27がこのケース22の底部に下方に突出するように接続される。このようなケース22は図3に示す架台28上に載置される。なおケース22の背面側には複数枚のストッパ19が取付けられ、また前面側には、アーム20を介して案内ロール21が回転可能に支持される。ストッパ19は検査に供される段ボール11が検査台10の背面側から脱落しないようにするものである。これに対して案内ロール21は、この検査台10上に段ボール11を搭載する作業を容易にするためのものである。
【0022】
上記ケース22の下側であって、下方に突出する吸引筒27の先端側には吸引用ブロア30が接続される。この吸引用ブロア30はその下部に設けられているモータ31によって、内部のファンが直接駆動されるようになっている。またこの吸引用ブロア30の排気口32にはフィルタ33が取付けられ、このフィルタ33によって除去した紙粉を捕捉するようにしている。
【0023】
次に図3に示すように、検査台10の上方に取付けられる除電装置について説明する。この除電装置は、プラスイオンとマイナスイオンを段ボールに吹付けて、静電気を中和除去し、これによって付着した紙粉を段ボールから分離して確実に除去するためのものである。このような除電機37は直方体状をなすケーシングを備えており、その内部には図9に示すような複数本の、例えば3本のバー38が収納されており、これらのバー38にはそれぞれ下方に突出するように複数本の放電棒39が突設されている。
【0024】
ここで放電棒39はコロナ放電を利用して空気をイオン化するものである。すなわち放電棒39の先端に高電圧を印加し、コロナ放電を発生させ、これによって空気をイオン化してプラスイオンとマイナスイオンを発生させるようにしている。
【0025】
放電棒39を備えたバー38を内蔵する除電機37は、図3に示すように送風機42の下流側に配される。送風機42はダクト43を備えるとともに、このダクト43の先端側が分岐して分岐筒45、46になっており、これらの分岐筒45、46間に除電機37を配するようにしている。ここで分岐筒45、46からそれぞれ空気が排出され、このような空気によって除電機37で発生したプラスイオンとマイナスイオンとが、検査台10の段ボール11にそれぞれ吹かけられることになる。従って、このようなイオン化された空気によって、段ボール11の静電気が中和されて紙粉に対する吸引力が消失する。従って紙粉が段ボール11から容易に離脱することになる。
【0026】
次に以上のような構成に係る紙粉の除去装置を用いた紙粉の除去の動作について説明する。図3に示すように、打抜き工程を経て打抜かれた段ボール11の所定枚数を重ねて検査台11上に載置する。なおこのときに案内ロール21によって検査台10上への段ボール11の導入を容易にすることが可能である。検査台10上に載置された段ボール11は、作業員が1枚ずつめくりながら打抜きの検査を行なう。このような検査はパラ検と呼ばれており、打抜かれたシートの抜きズレ等の検査を行なうものであって、バッチ毎の段ボール11を作業者が1枚ずつパラパラ切離してめくり、抜きズレマークを確認することになる。なおこの検査工程は、作業員の目視による確認である。
【0027】
そしてこのような検査台10上におけるパラ検工程で、紙粉の除去が併行して行われる。検査台10の下方の吸引用ブロア30はモータ31によって駆動されている。従って吸引孔26および吸引筒27を介して、この検査台10のケース22の内側であって両側の傾斜板25の上面側の部分が負圧に維持される。従ってケース22の上面板15の円形の小孔16およびスリット状の孔17を通して、段ボール11に付着された紙粉が吸引される。とくにスリット状の孔17が斜めに形成されており、積重ねられた段ボールの端面と交差するようになっているために、糸状の紙屑、すなわちヒゲが確実に吸引除去される。すなわち紙粉や細長いヒゲと称される糸状の紙くずは、上面板15の円形の小孔16およびスリット状の孔17によってこのケース22の内側に引込まれ、吸引孔26および吸引筒27を介して吸引用ブロア30内に吸引される。そしてこの後にさらにこの吸引用ブロア30の排気口32を通して紙粉が排出される。排出された紙粉はフィルタ33によって捕捉され、空気だけがフィルタ33を通して大気中に放出されることになる。
【0028】
このような検査工程で行なわれる紙粉の除去の際に、同時に上方の送風機42が駆動され、ダクト43を通して分岐筒45、46によって導かれる。一方で分岐筒45、46間の除電機37のバー38の放電棒39には高電圧が印加され、これによって放電棒39がコロナ放電を発生させて空気をイオン化させる。従ってこれによって発生したイオンが送風機42および分岐筒45、46によって、検査台10上の段ボール11に吹付けられる。このために段ボール11が帯電していても、この帯電の静電気がイオン化された空気によって中和されることになる。従って段ボール11に静電気によって付着している紙粉が容易に離脱されるようになり、これによって紙粉の除去効率が一段と向上することになる。
【0029】
このような紙粉の除去装置および除去方法によると、パラ検と称される打抜き段ボールの検査工程中で、紙粉の除去を行なうことができ、新たに紙粉の除去工程を設ける必要がなくなる。またパラ検を行なうための検査台10が紙粉の除去装置を兼ねているために、紙粉の除去のための特別のスペースを必要としなくなる。また紙粉の除去が、図3に示すような簡単な設備によって低コストで実施することが可能になる。また検査台10上で段ボール11を1枚ずつめくる検査工程の際に紙粉を除去しているために、紙粉を除去するための段ボール11のめくり作業を必要としなくなる。これによって紙粉の除去作業のための労力を大幅に低減することが可能になる。とくに段ボール11の端面のみならず上面および下面の紙粉をも除去することが可能になる。また上方に配置されている除電機37からのプラスイオンとマイナスイオンによって段ボール11の静電気を中和しているために、紙粉は段ボール11から容易に離脱し、これによって極めて高い効率で紙粉を除去できるようになる。
【0030】
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における検査台10のケース22や吸引ブロア30から成る吸引手段の構成および配置については、各種の変更が可能である。また除電機37についても、ブロアタイプのものを用いることによって、送風手段と除電機とを一体化することが可能になり、除電機構をより簡略化しかつ小型化できるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本願発明は、打抜かれた段ボールによって包装箱を組立てる際の段ボールに付着した紙粉の除去に広く利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】従来の紙粉の除去のための構成を説明するものであって、パレット上に段ボールを積層した状態の平面図である。
【図2】同要部斜視図である。
【図3】紙粉の除去装置を兼用する検査台の構成を示す正面図である。
【図4】検査台の構成を示す要部分解斜視図である。
【図5】検査台のケースの上面板の平面図である。
【図6】検査台のケースの平面図である。
【図7】同検査台の要部縦断面図である。
【図8】検査台の側面図である。
【図9】除電機の内部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 段ボール
2 パレット
10 検査台
11 段ボール
15 上面板
16 円形の小孔
17 スリット状の小孔
18 ビス挿通孔
19 ストッパ
20 アーム
21 案内ロール
22 ケース
23 フランジ
24 雌ねじ孔
25 傾斜板
26 吸引孔
27 吸引筒
28 架台
30 吸引用ブロア
31 モータ
32 排気口
33 フィルタ
37 除電機
38 バー
39 放電棒
42 送風機
43 ダクト
45、46 分岐筒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
打抜かれた段ボールの紙粉を除去する紙粉の除去装置において、
内部が空洞になっており、打抜かれた段ボールを検査する検査台と、
多数の吸引孔が形成され、前記検査台の上面に装着される上面板と、
前記検査台と接続され、前記検査台の内部空間を負圧に維持する吸引手段と、
を有し、前記検査台上において前記段ボールを検査しながら紙粉を除去するようにした紙粉の除去装置。
【請求項2】
前記上面板の周縁部に沿って円形の小孔が形成されるとともに、該小孔に囲まれるようにその内側にスリット状の吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙粉の除去装置。
【請求項3】
前記検査台上に載置される打抜かれた段ボールの端面の長さ方向と交差するように前記スリット状の吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙粉の除去装置。
【請求項4】
前記吸引手段が吸引用ブロアであることを特徴とする請求項1に記載の紙粉の除去装置。
【請求項5】
前記吸引ブロアの排気口にフィルタが接続され、該フィルタによって除去された紙粉が捕捉されることを特徴とする請求項4に記載の紙粉の除去装置。
【請求項6】
前記検査台の上方に除電装置が配されることを特徴とする請求項1に記載の紙粉の除去装置。
【請求項7】
前記除去装置が空気をイオン化させるイオン化手段と、該イオン化手段によってイオン化された空気を前記打抜かれた段ボールに吹付ける吹付け手段を有することを特徴とする請求項6に記載の紙粉の除去装置。
【請求項8】
打抜かれた段ボールから紙粉を除去する紙粉の除去方法において、
前記打抜かれた段ボールを検査する工程で前記段ボールに付着している紙粉を除去することを特徴とする紙粉の除去方法。
【請求項9】
前記打抜かれた段ボールを検査する検査台が紙粉を吸引する吸引手段を備え、該吸引手段によって前記検査台上に載置された段ボールから紙粉を吸引除去することを特徴とする請求項8に記載の紙粉の除去方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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