説明

組み込まれたディスプレイ電力管理

パネルバックライトの電力消費を制御するように構成された電力管理回路と連携して、ディスプレイパネルの動作を制御するように構成されたディスプレイ管理回路を含む集積回路を開示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2008年12月8日に出願された米国仮出願番号第61/120,811号、発明の名称「Embedded Digital Power Management」、及び2009年11月20日に出願された米国特許出願第12/623,165号、発明の名称「Embedded Display Power Management」の優先権を主張し、これらの文献は、その全体が引用によって本願に援用される。
【0002】
本発明は、電力管理の分野に関し、特に、ディスプレイにおける電力消費を管理するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
多くのディスプレイパネル、例えば、液晶ディスプレイ(liquid-crystal display:LCD)パネル等の設計において、電力消費を最適化することは、電子産業における長年に亘る設計課題であった。エネルギ生成コストが高くなり、及びディスプレイパネルのサイズが大きくなるにつれて、使用時間に亘るディスプレイパネルの総合的な電力消費を低減することは、特に重要になった。更に、電池式のディスプレイパネルにおいては、総合的な電力消費を低減することは、バッテリの再充電サイクル又は交換の間の連続使用時間を長くするための重要な課題である。
【0004】
従来のディスプレイパネルでは、ディスプレイパネルシステムの電力消費は、通常、ディスプレイパネルシステムの他の機能を実現するために用いられる別個の混在信号メインシステム制御回路から独立した、アナログ電力管理制御回路によって管理される。しかしながら、この独立して集積化されたアナログ電力管理制御回路は、これ以外のディスプレイパネルシステムによって利用されるレールとは別の更なる電圧レール(voltage rail)を必要とすることが多い。更に、アナログ電力管理制御回路を独立させて集積化することによって、総合的な設計の複雑性及びコストが上昇する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、ディスプレイパネルシステムの電力消費を管理でき、設計の複雑性及びコストを低減できる電力管理制御回路を開発することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の幾つかの実施の形態として、ディスプレイパネルの動作を制御するように構成されたディスプレイ管理回路と、パネルバックライトの電力消費を制御するように構成された電力管理回路とを含む集積回路を開示する。
【0007】
本発明の更なる実施の形態及び側面は、以下の図面を参照して説明され、これらの図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態に基づく、電力管理機能を有するメインシステム集積回路(IC)を含む液晶ディスプレイ(LCD)パネルシステムの概略的なブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に基づき、発光ダイオード(LED)パネルバックライティングシステムの電力消費を管理するように構成された例示的なLCDパネルシステムメインシステムICを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に基づき、LEDパネルバックライティングシステムの電力消費を管理するように構成された例示的なLCDパネルシステムメインシステムICの他の図である。
【図4】本発明の幾つかの実施の形態に基づく電力管理回路の実施の形態を示す図である。
【図5】例えば図4に示す電力管理回路の実施の形態において実行できる電力管理アルゴリズムの実施の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面では、同じ又は同様の機能を有する要素には、同様の符号を付している。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に基づく、電力管理機能を有するメインシステム集積回路(integrated circuit:IC)106を含む液晶ディスプレイ(liquid-crystal display:LCD)パネルシステム100の概略的なブロック図である。図1に示すように、LCDパネルシステム100は、LCDパネル102、LCDパネルバックライト104及びメインシステムIC106を含んでいてもよい。メインシステムIC106は、LCDパネル102及びLCDパネルバックライト104に接続してもよく、ここに開示する本発明の実施の形態に基づき、LCDパネル102及び/又はLCDパネルバックライト104の動作を管理及び/又は制御するように構成してもよい。
【0011】
LCDパネルシステム100は、メインシステムIC106に接続され、LCDパネル102及び/又はLCDパネルバックライト104の機能を管理及び/又は制御するための命令をメインシステムIC106に供給するように構成された1つ以上の通信チャネルを介して外部的に制御してもよい。例えば、パネル制御用主通信チャネル(primary panel control communication channel)108及び/又は1つ以上のパネル制御用補助通信チャネル(auxiliary panel control communication channel)110を介して、LCDパネルシステム100を外部から制御してもよい。
【0012】
幾つかの実施の形態では、パネル制御用主通信チャネル108及び/又はパネル制御用補助通信チャネル110は、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション(Video Electronics Standards Association:VESA)のDisplayPort規格(DisplayPort Standard)に準拠していてもよい。DisplayPort規格は、ビデオ・エレクトロニクス・スタンダーズ・アソシエーション(VESA)(860 Hillview Court, Suite 150, Milpitas, CA 95035)から入手可能な、2008年1月11日に発表された「VESA DisplayPort Standard, Version 1, Revision 1a」に詳細に開示されており、この文献は、その全体が引用によって本願に援用される。ここでは、例示的な目的のみのために、VESAのDisplayPort規格を利用する本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態は、他のビデオディスプレイ通信規格を利用してもよいことは、当業者にとって明らかである。
【0013】
LCDパネル102は、液晶(liquid crystal:LC)画素のアレイに亘って印加される電圧を調整するよう構成されたトランジスタのアレイを含んでいてもよい。幾つかの実施の形態では、トランジスタのアレイは、薄膜トランジスタ(thin film transistor:TFT)を含んでいてもよい。LC画素に亘る電圧を調整することによって、トランジスタのアレイは、LC画素を通過する光の量(例えば、不透明度)を制御でき、この結果、特定の画像を表示することができる。LCDパネル102内に、赤色、緑色又は青色の光が特定のLC画素を選択的に通過するように構成された電子的に制御される色フィルタを設けることによって、色を表示してもよい。
【0014】
LCDパネル102に含まれるトランジスタのアレイは、一連の行ドライバ112及び一連の列ドライバ114を介して制御してもよい。トランジスタのアレイの行内の各トランジスタのゲートには、特定の行内のトランジスタを「オン」又は「オフ」に切換えるように構成された一連の行ドライバ112内の対応する行ドライバを接続してもよい。同様に、トランジスタのアレイの列内の各トランジスタのソースには、特定の列内のトランジスタに電圧を印加するように構成された一連の列ドライバ114内の対応する列ドライバを接続してもよい。特定の行のトランジスタを「オン」にし、特定の列のトランジスタに電圧を印加することによって、この特定の行と、特定の列との交点にあたるトランジスタが制御するLC画素の不透明度を変化させてもよい。
【0015】
LCDパネル102に含まれている行ドライバ112及び列ドライバ114は、メインシステムIC106を介して制御してもよい。一方、メインシステムIC106は、パネル制御用主通信チャネル108及び/又は1つ以上のパネル制御用補助通信チャネル110を介して供給される、LCDパネル102の行ドライバ及び列ドライバを管理及び/又は制御するための命令によって制御してもよい。例えば、パネル制御用主通信チャネル108は、DisplayPort規格に基づいて、LCDパネル102に含まれる行ドライバ及び列ドライバの機能を管理及び/又は制御するための命令をメインシステムIC106に供給してもよい。DisplayPort規格は、メインリンク、補助チャネル、及びホットプラグ検出(hot plug detect:HPD)の3つのデータリンクを使用する。幾つかの実施の形態では、メインIC106は、DisplayPortメインリンクを介してディスプレイデータを受信し、LCDパネル102に含まれているトランジスタのアレイの動作を制御するように構成されているLCDパネル102に含まれている行ドライバ及び列ドライバに信号を供給してもよい。更に、幾つかの実施の形態では、メインIC106の機能は、LCDパネルシステム100に含まれているタイミングコントローラIC(timing controller IC:TCON)を用いて実現してもよい。
【0016】
LCDパネルバックライト104は、LCDパネル102を照射するように構成してもよい。このようにして、LCDパネルシステム100から発せられる光は、LCDパネルバックライト104によって、LCDパネル102を介して提供してもよい。ここでは、例示的な目的のみのために、発光ダイオード(light-emitting diode:LED)バックライティング技術(例えば、白色LEDバックライティング技術)を利用する本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の形態では、例えば、白熱電球、加法混色を用いる赤/緑/青(red-green-blue:RGB)LCDバックライティング、エレクトロルミネセントパネル(electroluminescent panel:ELP)、冷陰極蛍光管(cold cathode fluorescent lamp:CCFL)及び/又は熱陰極蛍光管(hot cathode fluorescent lamps:HCFL)等、他のバックライティング技術を利用してもよいことは、当業者にとって明らかである。
【0017】
典型的なLCDパネルシステム100では、LCDパネルバックライト104による電力消費は、LCDパネルシステム100の全電力消費の大部分を占めることがある。したがって、LCDパネルシステム100の総合的な電力消費を最適化するには、LCDパネルバックライト104の電力消費を最適化することが重要である。LEDバックライティング技術を利用する本発明の実施の形態では、LCDパネルバックライト104システムに含まれているLEDに供給される動作電流を低減することによって、LCDパネルシステム100の電力消費を低減できる。幾つかの実施の形態では、LCDパネルバックライト104の動作電流を制御することによって、LCDパネルシステム100のユーザが知覚するLCDパネル102の明るさも制御してもよい。
【0018】
メインシステムIC106は、LCDパネルバックライト104の電力消費を最適化するように構成された上述した電力管理機能を実現する。幾つかの実施の形態では、メインシステムIC106は、LCDパネルシステム100のユーザが設定した対応する明るさレベルに基づいて、LCDパネルバックライト104の動作電流を動的に調整するように構成してもよい。例えば、DisplayPort規格を利用する本発明の実施の形態では、メインシステムIC106は、ユーザから、DisplayPort補助リンクを介して明るさ制御情報を受け取り、この明るさ制御情報に基づいて、LCDパネルバックライトの動作電流を制御する信号を、LCDパネルバックライト104に供給してもよい。このようにして、幾つかの実施の形態では、メインシステムIC106は、ユーザとLCDパネルシステム100との間の通信のためのプライマリゲートウェイとして使用され、LCDパネル102及びLCDパネルバックライト104の動作を制御するように構成してもよい。
【0019】
図2は、本発明の実施の形態に基づき、LEDパネルバックライト104の電力消費を管理するように構成された例示的なLCDパネルシステムメインシステムIC106を示す図である。図2に示すように、LEDパネルバックライト104の電力管理能力は、メインシステムIC106において、デジタル及び/又はアナログ電力管理回路200を用いて実現してもよい。
【0020】
メインシステムIC106は、メインシステムIC106に接続された1つ以上の通信チャネル(例えば、パネル制御用主通信チャネル108及び/又は1つ以上のパネル制御用補助通信チャネル110)を介して、LCDパネル102及び/又はLCDパネルバックライト104の機能を管理及び/又は制御するための命令を受信するように構成してもよい。例えば、パネル制御用主通信チャネル108は、DisplayPort規格に基づいて、LCDパネルバックライト104の電力消費を管理及び/又は制御するための命令をメインシステムIC106に供給してもよい。幾つかの実施の形態では、メインシステムIC106は、DisplayPort補助リンクを介して、電力管理制御命令を受信してもよく、受信した電力管理制御命令を電力管理回路200に供給してもよい。上述のように、バックライトLEDの明るさレベルに関する情報は、ディスプレイポート補助チャネルを用いて送信される。明るさレベルは、調光用のPWM周波数及びデューティサイクルとして送信される。メインシステムIC106内のPWM調光回路202は、受信した情報を、正確な周波数及び継続時間を有するパルスに変換する。このパルスを用いて、電力管理回路200をオン及びオフにして、LED212の明るさを制御することができる。
【0021】
これに代えて、補助データリンクを有さないビデオディスプレイ通信規格を利用する本発明の実施の形態では、パネル制御用副通信チャネル(例えば、パネル制御用補助通信チャネル110)を使用して、メインシステムICに電力管理制御命令を供給してもよい。例えば、IC通信規格を利用するパネル制御用副通信チャネルを用いて、メインシステムIC106に電力管理制御命令を供給してもよい。
【0022】
電力管理回路200は、電力管理回路モジュール202〜210を含む。例えば、図2に示すように、電力管理回路200は、パルス幅変調(pulse-width modulation:PWM)調光回路202、デジタルカウンタ回路204、デジタル制御回路206、アナログ/デジタル変換器(analog-to-digital converter:ADC)回路208、及び電流制御回路206を含んでいてもよい。PWM調光回路202は、デジタルカウンタ回路204に通信可能に接続してもよい。同様に、ADC回路208は、デジタル制御回路206に通信可能に接続してもよく、デジタル制御回路206は、デジタルカウンタ回路204に通信可能に接続してもよい。
【0023】
LEDパネルバックライト104は、LEDアレイ212を含む。図2に示すように、LEDアレイ212は、複数の直列接続されたLEDセグメントを含んでいてもよい。直列接続されたLEDセグメントは、更に、相互に並列接続され、LEDアレイ212を形成してもよい。
【0024】
LEDアレイ212は、電圧スイッチ回路214及び可変電流制御トランジスタ216によって駆動してもよい。電圧スイッチ回路214は、デジタルカウンタ回路204によって制御してもよい。幾つかの実施の形態では、電圧スイッチ回路214は、n型金属酸化物半導体(n-type metal-oxide-semiconductor:nMOS)電界効果トランジスタを含んでいてもよい。nMOSトランジスタのゲートは、デジタルカウンタ回路204の出力に接続してもよい。nMOSトランジスタのソースは、グラウンドに接続してもよい。nMOSトランジスタのドレインは、電圧スイッチ回路214に含まれているインダクタを介して、入力電圧ソースVinに接続してもよい。更に、nMOSトランジスタのソースは、電圧スイッチ回路214に含まれているダイオードのアノード端子にも接続してもよい。ダイオードのカソード端子は、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端の端末ノード(top terminal node)に接続してもよい。更に、電圧スイッチ回路214に含まれるコンデンサは、ダイオードのカソード端子と、グラウンドとの間に接続してもよい。
【0025】
PWM調光回路202は、デジタルカウンタ回路204にPWM調光制御情報を供給する。具体的には、PWM調光回路202は、パルス幅変調法を利用することによって、LEDアレイ212の明るさを調整するためのPWM調光制御情報を供給できるものであってもよい。例えば、パルス幅変調法を利用して、LEDアレイ212に含まれているLEDの動作電流を、それらの定格電流レベルに設定し、変調された駆動信号によって駆動してもよく、駆動信号を変更することによって、LEDアレイ212の知覚される明るさを調整してもよい。幾つかの実施の形態では、変調駆動信号は、PWM調光回路202によって提供されるPWM調光制御情報に基づいて、デジタルカウンタ回路204によって供給してもよい。
【0026】
ADC回路208は、LEDアレイ212から1つ以上のアナログ信号を受信し、このアナログ信号を、メインシステムIC106によって使用される1つ以上のデジタル信号に変換するように構成されている。例えば、図2に示すように、ADC回路202は、LEDアレイ212に含まれている直列接続されたLEDセグメントの一端及び/又は両端の端末ノードに対応する回路ノードから1つ以上のアナログ信号を受信し、この1つ以上のアナログ信号を1つ以上の対応するデジタル信号に変換する。デジタル制御回路206は、ADC回路208によって供給される1つ以上のデジタル信号を、1つ以上の制御信号に変換して、デジタルカウンタ204に供給するために使用してもよい。幾つかの実施の形態では、1つ以上のデジタル信号は、ADC回路208が受信した1つ以上のアナログ信号のパルス幅に関係していてもよく、デジタル制御回路206は、受信したアナログパルス幅に関係する制御情報をデジタルカウンタ204に供給してもよい。
【0027】
図2に示すように、幾つかの実施の形態では、可変電流制御トランジスタ216は、nMOSトランジスタであってもよい。可変電流制御トランジスタ216のドレインは、LEDアレイ212内の直列接続されたLEDセグメントの下端の端末ノードに接続してもよい。可変電流制御トランジスタ216のソースは、グラウンドに接続してもよい。そして、可変電流制御トランジスタ216のゲートは、メインシステムIC106の電力管理回路200の電流制御回路210に接続してもよい。幾つかの実施の形態では、LEDアレイ212内の直列接続されたLEDセグメントのそれぞれは、専用の電流制御トランジスタ216を含んでいてもよい。
【0028】
LEDアレイ212に含まれるLEDの動作電流は、電流制御回路210が可変電流制御トランジスタ216のゲートに供給する電流制御信号に基づいていてもよい。幾つかの実施の形態では、この動作電流は、LEDアレイ212に含まれているLEDの定格動作電流であってもよい。更に、幾つかの実施の形態では、電流制御信号を調整することによってこの動作電流を変更し、LEDアレイ212に含まれているLEDの知覚される明るさを可変に変化させてもよい。幾つかの実施の形態では、PWM調光法と連携させて、この明るさ調整を用いて、LEDアレイ212の電力消費を最適化してもよい。
【0029】
図3は、本発明の実施の形態に基づき、LEDパネルバックライト104の電力消費を管理するように構成された例示的なLCDパネルシステムメインシステムIC106の概略図である。図3に示すように、LEDパネルバックライト104の電力管理能力は、デジタル的に実現された電力管理回路300を用いて、メインシステムIC106内で実現できる。図3に示すLEDパネルバックライト104のLEDアレイ212は、例示的な目的のために、1つの直列接続されたLEDセグメントを含む。なお、本発明の実施の形態に基づき、図3に示すLEDアレイ212は、図2に示すように、直列接続され、更に互いに並列接続された複数のLEDセグメントを含んでいてもよいことは当業者にとって明らかである。
【0030】
図2に示す実施の形態と同様に、メインシステムIC106は、当該システムに接続された1つ以上の通信チャネル(例えば、パネル制御用主通信チャネル108及び/又は1つ以上のパネル制御用補助通信チャネル110)を介して、LCDパネル102及び/又はLCDパネルバックライト300の機能を管理及び/又は制御するための命令を受信するように構成してもよい。例えば、パネル制御用主通信チャネル108は、DisplayPort規格に基づいて、LCDパネルバックライト104の電力消費を管理及び/又は制御するための命令をメインシステムIC106に供給してもよい。幾つかの実施の形態では、メインシステムIC106は、DisplayPort補助リンクを介して、電力管理制御命令を受信してもよく、受信した電力管理制御命令をデジタル的に実現された電力管理回路300に供給してもよい。これに代えて、補助データリンクを有さないビデオディスプレイ通信規格を利用する本発明の実施の形態では、パネル制御用副通信チャネル(例えば、パネル制御用補助通信チャネル110)を使用して、メインシステムICに電力管理制御命令を供給してもよい。例えば、IC通信規格を利用するパネル制御用副通信チャネルを用いて、メインシステムIC106に電力管理制御命令を供給してもよい。
【0031】
幾つかの実施の形態では、メインシステムIC106のデジタル的に実現された電力管理回路300は、制御カウンタ302、クロック回路304、デジタル調整パルス幅変調(digitally adjusted pulse-width modulation:DPWM)カウンタ306、低周波数パルス幅変調(low-frequency pulse-width modulation:LPWM)調光モジュール308及びDPWM調光モジュール310を含んでいてもよい。
【0032】
図3に示すように、幾つかの実施の形態では、LEDアレイ212は、電圧スイッチ回路214及び電流源312によって駆動してもよい。更に、電圧スイッチ回路214は、メインシステムIC106のデジタル的に実現された電力管理回路300によって制御してもよい。幾つかの実施の形態では、電圧スイッチ回路214は、nMOSトランジスタを含んでいてもよい。nMOSトランジスタのゲートは、デジタル的に実現された電力管理回路300の出力に接続してもよい。nMOSトランジスタのソースは、グラウンドに接続してもよい。nMOSトランジスタのドレインは、電圧スイッチ回路214に含まれているインダクタを介して、入力電圧ソースVinに接続してもよい。更に、nMOSトランジスタのソースは、電圧スイッチ回路214に含まれているダイオードのアノード端子にも接続してもよい。ダイオードのカソード端子は、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端の端末ノード(top terminal node)に接続してもよい。更に、電圧スイッチ回路214に含まれるコンデンサは、ダイオードのカソード端子と、グラウンドとの間に接続してもよい。
【0033】
電圧スイッチ回路214は、デジタル的に実現された電力管理回路300のDPWM調光モジュール310によって駆動してもよい。DPWM調光モジュール310によって提供される出力制御信号は、電圧スイッチ回路214のnMOSトランジスタのゲートに供給してもよく、電圧スイッチ回路214は、パルス幅変調法を用いて、LEDアレイの明るさを調整するためのPWM調光制御を提供してもよい。具体的には、DPWM調光モジュール310の出力信号は、電圧スイッチ回路214を駆動して、変調された電圧信号を生成して、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端の端末ノードに供給し、この電圧信号を変化させて、LEDアレイ212の知覚される明るさを調整してもよい。
【0034】
DPWM調光モジュール310は、DPWMカウンタ306から受信したカウンタ信号及び制御カウンタ302から受信したカウンタ信号に基づいて、出力信号を生成し、電圧スイッチ回路214に供給してもよい。幾つかの実施の形態では、DPWMカウンタ306は、固定された数までカウントしてからリセットされるカウンタ信号をDPWM調光モジュール310に供給するように構成してもよく、この固定された数は、DPWMカウンタ310に供給される2つのクロック信号の間の差周波によって決定される。更に、幾つかの実施の形態では、制御カウンタ302は、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端及び/又は下端の端末ノードにおける電圧に少なくとも部分的に基づいてインクリメント又はデクリメントされるカウンタ信号をDPWM調光モジュール310に供給してもよい。幾つかの実施の形態では、このカウンタ信号は、LEDアレイ212のLEDセグメントを駆動する信号の測定されたデューティサイクルに関係していてもよい。
【0035】
デジタル的に実現された電力管理回路300に含まれるクロック回路304は、1つ以上のクロック信号を生成して、このクロック信号を、デジタル的に実現された電力管理回路モジュール302〜310の1つ以上に供給してもよい。例えば、クロック回路304は、周波数Fを有する第1のクロック信号を生成して、この第1のクロック信号をDPWMカウンタ306のリセット端子に供給し、100Fの周波数を有する第2のクロック信号を生成して、この第2のクロック信号をDPWMカウンタ306の入力端子に供給し、1/20Fの周波数を有する第3のクロック信号を生成して、この第3のクロック信号をデジタル的に実現された電力管理回路300に含まれているANDゲート314、316の両方の非反転入力端子の1つに供給し、1/100Fの周波数を有する第4のクロック信号を生成して、この第4のクロック信号をLPWM調光モジュール308に供給してもよい。なお、クロック回路304は、図3に示す周波数とは異なる相対的な周波数を有する1つ以上のクロック信号を生成してもよい。
【0036】
上述のように、幾つかの実施の形態では、制御カウンタ302は、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端及び/又は下端の端末ノードにおける電圧に少なくとも部分的に基づいてインクリメント又はデクリメントされるカウンタ信号をDPWM調光モジュール310に供給してもよい。幾つかの実施の形態では、1つ以上の1ビットDAC(例えば、図3のD/A変換器318)を用いて、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端及び/又は下端の端末ノードにおける各電圧に基づいて、デジタル信号C1及び/又はC2を生成してもよい。図3に示すように、D/A変換器318は、1つ以上のコンパレータを用いて実現してもよい。1つ以上のコンパレータの非反転入力端子は、基準電圧V1に接続してもよい。1つ以上のコンパレータの反転入力端子は、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端又は下端の端末ノードに接続して、それぞれがデジタル信号C1及び/又はC2を生成するようにしてもよい。幾つかの実施の形態では、過電圧保護回路320を用いて、LEDアレイ212の直列接続されたLEDセグメントの上端の端末ノードにおける高パワー電圧信号をスケールダウンして、このスケールダウンされた電圧信号をD/A変換器318のコンパレータの1つの反転入力端子に供給してもよい。幾つかの実施の形態では、過電圧保護回路320は、分圧回路を用いて実現してもよい。
【0037】
上述のように、クロック回路304は、1/20Fの周波数を有する第3のクロック信号を生成して、この第3のクロック信号をデジタル的に実現された電力管理回路300に含まれているANDゲート314、316の両方の非反転入力端子の1つに供給してもよい。同様に、デジタル信号C1は、ANDゲート314の他の非反転入力端子に供給してもよく、ANDゲート314の出力は、制御カウンタ302のインクリメント入力端子に接続してもよい。また、デジタル信号C1は、ANDゲート316の反転入力端子にも供給してもよく、ANDゲート316の出力は、制御カウンタ302のデクリメント入力端子に接続してもよい。制御カウンタ302のリセット端子には、パワーオンリセット信号(power-on reset signal:POR)を供給してもよい。制御カウンタ302の出力カウンタ信号は、そのインクリメント入力端子及び/又はデクリメント入力端子、及びそのリセット端子に供給される信号に依存していてもよく、幾つかの実施の形態では、LEDアレイ212のLEDセグメントを駆動する信号の測定されたデューティサイクルに関係していてもよい。同様に、デジタル信号C2は、デジタル信号C2のデューティサイクルに関係している第2の制御信号の生成において使用される電力管理回路に含まれている他の制御カウンタのインクリメント入力端子及びデクリメント入力端子に供給してもよい。
【0038】
電流源312は、LEDアレイ212に含まれるLEDをそれらの定格動作電流で駆動してもよい。幾つかの実施の形態では、電流源312は、LEDアレイに含まれるLEDを異なる動作電流で駆動してもよい。幾つかの実施の形態では、LEDの動作電流は、パネル制御用主通信チャネル108及び/又はパネル制御用補助通信チャネル110を介してメインシステムIC106が受信した電流制御信号に基づいて設定してもよい。LPWM調光モジュール308は、LPWM駆動信号322によってLEDアレイ212のLEDセグメントを駆動するように構成された回路を含んでいてもよい。
【0039】
図4は、本発明の幾つかの実施の形態に基づくLEDドライバ400を示している。図4に示すように、LEDドライバ400は、デジタルブロック410、閾値生成器412及びリセットタイマ414を含む。A/D変換器318は、コンバータ318−1、318−2、318−3、318−4を含み、これらはそれぞれ、デジタル値C1、C2、C3、C4を生成する。図3に関して説明したように、デジタルブロック410は、制御カウンタ302、DPWMカウンタ306、DPWM調光モジュール310、クロック304及びLPWM調光モジュール308を含む。
【0040】
図4に示すように、デジタルブロック410には、デジタルセットアップデータ、パワー、クロック及びLPWM信号が入力される。デジタルブロック410は、DPWM信号を出力し、スイッチ回路214に供給する。幾つかの実施の形態では、スイッチ回路214は、IDT社のチップVPA1100(IDT chip VPA1100)であってもよい。
【0041】
図4に示すように、デジタル値C1は、コンバータ318−1において、電流源312における電圧を閾値電圧VTH3と比較することによって決定される。デジタル値C2は、コンバータ318−2において、分圧器320によって生成された電圧を閾値VTH4と比較することによって決定される。デジタル値C3は、コンバータ318−3において、電流源312における電圧を閾値電圧VTH2と比較することによって決定される。デジタル値C4は、コンバータ318−4において、電流源312における電圧を閾値電圧VTH1と比較することによって決定される。値C1、C2、C3、C4は、デジタルブロック410に供給される。
【0042】
図4に示すように、閾値VTH1、VTH2、VTH3は、選択回路412において選択される。閾値VTH4は、選択回路412で生成された値からマルチプレクサ416において選択される。図4に示すように、選択回路412は、マルチプレクサで選択することができる一連の電圧を提供する抵抗分圧器を含む。ここでは何個の基準電圧を生成してもよいが、幾つかの実施の形態では、選択回路412において10個の基準電圧を生成し、8個の電圧からVTH1、VTH2及びVTH3を選択し、2個の電圧からVTH4を選択する。幾つかの実施の形態では、1.24Vの電圧源とグラウンドとの間に接続された抵抗分圧器によって生成される10個の基準電圧は、VREF1=0.75V、VREF2=0.70V、VREF3=0.65V、VREF4=0.60V、VREF5=0.55V、VREF6=0.50V、VREF7=0.45V、VREF8=0.40V、VREF9=0.156V及びVREF10=0.10Vを含む。図4に示すように、VTH1、VTH2、VTH3は、VREF1〜VREF8から選択され、VTH4は、VREF2及びVREF9から選択される。
【0043】
図4に示すように、C1は、電流源312の電圧が電圧VTH3を上回るか下回るかを示す。同様に、C3は、電流源312の電圧が電圧VTH2を上回るか下回るかを示し、C4は、電流源312の電圧が電圧VTH1を上回るか下回るかを示す。更に、C2は、過電圧を示すために、抵抗分圧器320の電圧が電圧VTH4を上回るか下回るかを示す。
【0044】
更に、電流源312は、電流検出増幅器210によって制御してもよい。電流検出増幅器210は、電流源312内の抵抗センサ420に亘る電圧を閾値電圧、幾つかの実施の形態では、上述したVREF10と比較する。幾つかの実施の形態では、電流源312内のトランジスタ418は、電流源312を流れる電流を制御する。幾つかの実施の形態では、電流検出増幅器210は、フリップフロップ416によってイネーブルにされ、フリップフロップ416は、DPWM信号によってクロックされ、リセットタイマ414によってリセットされる。
【0045】
図5は、図4に示すようなLEDドライバ400に対して動作できるアルゴリズム500のフローチャートを示している。電源の投入により、LEDドライバ400のデジタルブロック410は、ステップ502に入り、ここで、閾値VTH4は、より低い電圧に設定され、この場合、マルチプレクサ416への信号Sを設定することによって、VREF9に設定される。ステップ504では、デジタル/アナログ変換器318−2において、VTH4に対して信号OVPをチェックし、入力電圧が下限閾値を上回っているかを判定する。入力電圧が下限閾値を上回っていない場合、デジタルブロック410は、ステップ502に戻る。入力電圧が下限閾値を上回っている場合、デジタルブロック410は、ステップ506に進み、マルチプレクサ416において、より高い電圧VREF2を選択するようにマルチプレクサ416への信号Sを設定する。そして、デジタルブロック506は、ステップ508に進む。
【0046】
ステップ508では、LPWM信号をチェックする。LPWMがローの場合、デジタルブロック506は、ステップ510に進み、DPWM信号をローに設定し、現在のDPWMデューティサイクルを保存する。ステップ512において、信号LPWMがプリセット期間、例えば、30msより長い期間、ローのままであった場合、デジタルブロック506は、リセットカウンタ522に進む。リセットカウンタ522では、図3に示すように、制御カウンタ306をリセットする。リセットカウンタ522から、デジタルブロック506は、ステップ502に進み、LEDドライバ400を再開する。
【0047】
ステップ508において、LPWMがハイである場合、デジタルブロック506は、ステップ514に進み、ここで、DPWM信号のデューティサイクルを保存されているデューティサイクルに設定する。複数のDPWMクロックサイクル、例えば、ステップ520に示すように、64サイクルについて、最大デューティサイクルが実行されると、デジタルブロック506は、リセットカウンタ522に進み、上述のような動作を行う。
【0048】
ステップ520の条件が満たされない場合、デジタルブロック506は、ステップ516に進み、パラメータC1、C2、C3、C4を入手する。デジタルブロック506は、ステップ526からステップ518に進み、C1、C2、C3、C4の組合せに対して、ここに示す機能を実行する。図5に示すように、C1、C2、C3、C4がローである場合、これは、電流源における電圧であるフィードバック電圧FBが全ての閾値電圧を下回ることを示し、値C1、C2、C3、C4が変化するまで、プリセットされた期間毎に制御カウンタ302をインクリメントする。C1、C2、C3、C4がそれぞれ(0,1,0,0)である場合、これは、過電圧状況を示し、デジタルブロック410は、リセットカウンタ522に進む。C1がハイになった場合、これは、FBがVTH3を上回ったことを示し、C1、C2、C3、C4の値が変化するまで、ディザカウンタを1ずつ増加させる。FBの値がVTH2を上回った場合、C3がハイになり、この場合、ディザを減少させる。幾つかの実施の形態では、この条件下では、変更を行わない。C1、C3、C4がハイになった場合、DPWMを切断し、C4がローになるまで、ディザをデクリメントする。C1及びC2がハイになると、デジタルブロック410は、リセットカウンタ522に進む。C1、C2、C3がハイの場合、DPWMを切断し、C4の値にかかわらず、C2がローになるまで、ディザを減少させる。他の全ての条件下では、デジタルブロック410は、リセットカウンタステップ522に進む。
【0049】
したがって、図4及び図5に示すように、DPWM信号のパラメータは、OVP及びFB信号を利用して、閾値によって設定されたガイドライン内で設定される。デジタルブロック410は、デジタル化された値によって、閾値、OVP及びFB信号の間の関係を監視できる。
【0050】
本発明の実施の形態は、デジタル及び/又はアナログ回路を用いて実現してもよい。更に、幾つかの実施の形態では、回路(例えば、メインシステムIC)、カウンタ、及び/又はここに開示したモジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array:FPGA)を用いて実現してもよい。幾つかの実施の形態では、メインシステムICは、特定用途向けIC(application-specific integrated circuit:ASIC)内で実現してもよい。
【0051】
以上、添付の図面を参照して様々な実施の形態について説明した。但し、これらに対する様々な変更及び変形が可能であり、以下の特許請求の範囲で定義する本発明のより広い範囲から逸脱することなく、更なる実施の形態を想到できることは明らかである。したがって、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく、例示的なものとみなされる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイパネルの動作を制御するよう構成されたディスプレイ管理回路と、
パネルバックライトから測定された過電圧及びフィードバック電圧から前記パネルバックライトの電力消費を制御するよう構成された電力管理回路とを備える集積回路。
【請求項2】
前記ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(LCD)である請求項1記載の集積回路。
【請求項3】
前記パネルバックライトは、発光ダイオード(LED)バックライトである請求項1記載の集積回路。
【請求項4】
前記パネルバックライトの電力消費の制御は、前記パネルバックライトの明るさレベルの制御を含む請求項1記載の集積回路。
【請求項5】
前記電力管理回路は、前記集積回路に供給されるユーザ入力に基づいて、前記パネルバックライトの電力消費を制御するように構成されている請求項4記載の集積回路。
【請求項6】
コンパレータにおいて前記フィードバック電圧と第1の閾値電圧とを比較して、第1のデジタル信号を生成し、及び前記過電圧と第2の閾値電圧とを比較して、第2のデジタル信号を生成する請求項1記載の集積回路。
【請求項7】
前記電力管理回路は、前記第1のデジタル信号及び前記第2のデジタル信号を受信するデジタルブロックを更に含む請求項6記載の集積回路。
【請求項8】
前記デジタルブロックは、前記第2のデジタル信号が過電圧を示す場合、デジタルパルス幅変調信号をオフにする請求項7記載の集積回路。
【請求項9】
前記第1のデジタル信号に応じてディザを調整する請求項7記載の集積回路。
【請求項10】
前記フィードバック電圧を第3の閾値及び第4の閾値と比較することによってそれぞれ生成される第3のデジタル信号及び第4のデジタル信号を更に含む請求項7記載の集積回路。
【請求項11】
前記デジタルブロックは、前記第1のデジタル信号、前記第2のデジタル信号、前記第3のデジタル信号及び前記第4のデジタル信号に基づいて、DPWM信号の継続時間及びデューティサイクルを完全に制御する請求項10記載の集積回路。
【請求項12】
ディスプレイへの電力を制御する方法において、
LEDアレイへの電力供給を開始するステップと、
低周波数パルス幅変調方式(LPWM)信号をチェックして、
ハイの場合、
フィードバック電圧を第1の閾値電圧と比較して第1のデジタル信号を生成し、
過電圧信号を第2の閾値電圧と比較して第2のデジタル信号を生成し、
前記第1のデジタル信号及び前記第2のデジタル信号に応じて、デジタルパルス幅変調(DPWM)信号のデューティサイクル及びディザを調整し、
ローの場合、
前記DPWM信号をローに設定し、
前記SPWMデューティサイクルを保存するステップとを有する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−511182(P2012−511182A)
【公表日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−539799(P2011−539799)
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【国際出願番号】PCT/US2009/067208
【国際公開番号】WO2010/077687
【国際公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【出願人】(508249697)インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー・インコーポレーテッド (6)
【Fターム(参考)】