説明

置換5−アミノピラゾール類およびそれらの使用

本願は、新規置換5−アミノピラゾール類、それらの製造方法、疾患の処置および/または予防のための単独または併用でのそれらの使用、並びに、疾患の処置および/または予防用の医薬品を製造するためのそれらの使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

〔式中、
Qは、フェニルまたはピリジルを表し、
は、水素、シアノ、(C−C)−アルキル、トリフルオロメチル、(C−C)−アルコキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
は、フェニル、ナフチルまたは5員または6員のヘテロアリールを表し
{ここで、フェニル、ナフチルおよび5員または6員のヘテロアリールは、ハロゲン、シアノ、(C−C)−アルキル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、(C−C)−アルコキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシおよびトリフルオロメトキシを含む群から相互に独立して選択される1個または2個の置換基により置換されていてもよい}、
は、ヒドロキシカルボニル、アミノカルボニル、シアノアミノカルボニル、(C−C)−アルキルスルホニルアミノカルボニル、オキサジアゾロニルまたはテトラゾール−5−イルを表し
(ここで、オキサジアゾロニルは、メチル置換基で置換されていてもよい)、
は、水素、ハロゲン、(C−C)−アルキル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、(C−C)−アルコキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
は、水素、ハロゲン、(C−C)−アルキル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、(C−C)−アルコキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
は、式
【化2】

[式中、
*は、ピラゾールへの結合部位を示し、
環Uは、フェニル、ピリジル、ピリミジニルまたはピラジニルを表し
{ここで、フェニル、ピリジル、ピリミジニルおよびピラジニルは、ハロゲン、(C−C)−アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、(C−C)−アルコキシおよびトリフルオロメトキシを含む群から相互に独立して選択される1個ないし3個の置換基により置換されていてもよい
(式中、(C−C)−アルキルおよび(C−C)−アルコキシは、ヒドロキシおよび(C−C)−アルコキシを含む群から相互に独立して選択される1個または2個の置換基により置換されていてもよい)}、
そして、
環Vは、環Uに縮合しているフェニル環または環Uに縮合している5員または6員のヘテロアリール環を表す
{式中、フェニル環および5員または6員のヘテロアリール環は、ハロゲン、シアノ、(C−C)−アルキル、トリフルオロメチル、(C−C)−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、(C−C)−アルキルカルボニル、アミノ、モノ−(C−C)−アルキルアミノおよびジ−(C−C)−アルキルアミノを含む群から相互に独立して選択される1個ないし4個の置換基により置換されていてもよい}]
の基を表す〕
の化合物またはその塩、溶媒和物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項2】
式中、
Qが、フェニルを表し、
が、水素、メチルまたはトリフルオロメチルを表し、
が、フェニルを表し
{ここで、フェニルは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシおよびトリフルオロメトキシを含む群から相互に独立して選択される1個または2個の置換基により置換されていてもよい}、
が、ヒドロキシカルボニルを表し、
が、水素、フッ素、塩素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
が、水素を表し、
が、式
【化3】

{式中、
*は、ピラゾールへの結合部位を示し、
は、CR10またはNを表し
(ここで、R10は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR11またはNを表し
(ここで、R11は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR12またはNを表し
(ここで、R12は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはメトキシを表す)、
は、CR13またはNを表し
(ここで、R13は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはメトキシを表す)、
は、CR15またはNを表し
(ここで、R15は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR16またはNを表し
(ここで、R16は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR17またはNを表し
(ここで、R17は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR18またはNを表し
(ここで、R18は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、NR19、OまたはSを表し
(ここで、R19は、水素またはメチルを表す)、
但し、基D、D、D、DおよびDの少なくとも1個は、NまたはNR19を表し、
は、CR21またはNを表し
(ここで、R21は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR22またはNを表し
(ここで、R22は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR23またはNを表し
(ここで、R23は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはアミノを表す)、
は、CR24またはNを表し
(ここで、R24は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
但し、基E、EおよびEの多くとも2個がNを表し、
は、CR26またはNを表し
(ここで、R26は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR27またはNを表し
(ここで、R27は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR28またはNを表し
(ここで、R28は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはアミノを表す)、
は、CR29またはNを表し
(ここで、R29は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
但し、基G、GおよびGの多くとも2個がNを表し、
は、CR35またはNを表し
(ここで、R35は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR41またはNを表し
(ここで、R41は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、水素、フッ素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシを表し、
は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはメトキシを表し、
は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノを表し、
14は、水素、フッ素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシを表し、
20は、水素、フッ素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシを表し、
25は、水素、フッ素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシを表し、
30は、水素、フッ素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシを表し、
31は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
32は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
33は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはアミノを表し、
34は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノを表し、
36は、水素、フッ素、塩素、メチル、ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシを表し、
37は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
38は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノを表し、
39は、水素、フッ素、塩素、メチルまたはアミノを表し、
そして、
40は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す}
の基を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項3】
式中、
Qが、フェニルを表し、
が、水素、シアノ、メチル、エチルまたはトリフルオロメチルを表し、
が、フェニルを表し
(ここで、フェニルは、フッ素、塩素、(C−C)−アルキル、トリフルオロメチル、(C−C)−アルコキシおよびトリフルオロメトキシを含む群から相互に独立して選択される1個または2個の置換基により置換されていてもよい)、
が、ヒドロキシカルボニルまたはメチルスルホニルアミノカルボニルを表し、
が、水素、フッ素、塩素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
が、水素、フッ素、塩素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
が、式
【化4】

{式中、
*は、ピラゾールへの結合部位を示し、
は、CR10またはNを表し
(ここで、R10は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR11またはNを表し
(ここで、R11は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR12またはNを表し
(ここで、R12は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR13またはNを表し
(ここで、R13は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR15またはNを表し
(ここで、R15は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR16またはNを表し
(ここで、R16は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR17またはNを表し
(ここで、R17は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR18またはNを表し
(ここで、R18は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、NR19、OまたはSを表し
(ここで、R19は、水素またはメチルを表す)、
は、CR21またはNを表し
(ここで、R21は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR22またはNを表し
(ここで、R22は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR23またはNを表し
(ここで、R23は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR24またはNを表し
(ここで、R24は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
但し、基E、EおよびEの多くとも2個がNを表し、
は、CR26またはNを表し
(ここで、R26は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR27またはNを表し
(ここで、R27は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR28またはNを表し
(ここで、R28は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、CR29またはNを表し
(ここで、R29は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
但し、基G、GおよびGの多くとも2個がNを表し、
は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
14は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
20は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
そして、
25は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す}
の基を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項4】
式中、
Qが、式
【化5】

(ここで、
#は、アミノ基への結合部位を示し、
は、ヒドロキシカルボニルを表し、
は、水素、フッ素、塩素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
は、水素またはフッ素を表す)
の基を表し、
が、水素またはメチルを表し、
が、フェニルを表し
(ここで、フェニルは、フッ素、塩素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシまたはトリフルオロメトキシを含む群から相互に独立して選択される1個または2個の置換基により置換されていてもよい)、
は、式
【化6】

{式中、
*は、ピラゾールへの結合部位を示し、
は、CR10またはNを表し
(ここで、R10は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表し、
11は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す}
の基を表す、
請求項1または請求項3に記載の式(I)の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項5】
式中
Qが、式
【化7】

(ここで、
#は、アミノ基への結合部位を示し、
は、ヒドロキシカルボニルを表し、
は、水素、フッ素、塩素、メチル、エチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシ、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
は、水素を表す)
の基を表し、
が、メチルを表し、
が、式
【化8】

(ここで、
##は、ピラゾールへの結合部位を表し、
42は、水素、フッ素、塩素、トリフルオロメチル、メチル、エチル、メトキシまたはエトキシを表し、
43は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)
の基を表し、
が、式
【化9】

{式中、
*は、ピラゾールへの結合部位を示し、
は、CR10またはNを表し
(ここで、R10は、水素、フッ素または塩素を表す)、
は、CR11を表し、
(ここで、R11は、水素、フッ素、塩素またはメチルを表す)、
は、Nを表し、
は、Nを表し、
は、CR21を表し
(ここで、R21は、水素を表す)、
は、Nを表し、
は、CR23を表し
(ここで、R23は、水素またはアミノを表す)、
は、Nを表し、
は、CR26を表し
(ここで、R26は、水素を表す)、
は、Nを表し、
は、CR28を表し
(ここで、R28は、水素またはアミノを表す)、
は、Nを表し、
は、Nを表し、
は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシまたはエトキシを表し、
は、水素を表し、
は、水素を表し、
20は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシまたはエトキシを表し、
25は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシまたはエトキシを表し、
30は、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシまたはエトキシを表し、
31は、水素、フッ素または塩素を表し、
32は、水素、フッ素または塩素を表し、
33は、水素を表し、
そして、
34は、水素を表す}
の基を表す、
請求項1または請求項2に記載の式(I)の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは塩の溶媒和物。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物の製造方法であって、
[A]式(II)
【化10】

(式中、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有する)
の化合物を、不活性溶媒中、ハロゲン化剤を用いて、式(III−A)
【化11】

(式中、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Xは、ハロゲン、特に臭素またはヨウ素を表す)
の化合物に変換し、次いで、これを、不活性溶媒中、塩基および適するパラジウム触媒の存在下、式(IV)
【化12】

(式中、Rは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Tは、水素を表すか、または、両方の残基Tが一体となって−C(CH−C(CH−または−CHC(CHCH−架橋を形成する)
の化合物と反応させ、式(V−A)
【化13】

(式中、R、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有する)
の化合物を得、次いで、これを、不活性溶媒中、適する触媒の存在下、式(VI−A)
【化14】

(式中、Q、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Tは、(C−C)−アルキルを表し、
は、ハロゲン、好ましくは臭素を表す)
の化合物と反応させ、式(VII)
【化15】

(式中、Q、T、R、R、R、RおよびRは、各場合で上記の意味を有する)
の化合物を得るか、
または、
[B]式(II)の化合物を、不活性溶媒中、適する触媒の存在下、式(VI−A)の化合物と反応させ、式(III−B)
【化16】

(式中、Q、R、R、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Tは、(C−C)−アルキルを表す)
の化合物を得、次いで、これを、不活性溶媒中、ハロゲン化剤を用いて、式(V−B)
【化17】

(式中、Q、T、X、R、R、RおよびRは、各場合で上記の意味を有し、
そして、Xは、ハロゲン、好ましくは臭素を表す)
の化合物に変換し、次いで、これを、不活性溶媒中、塩基および適するパラジウム触媒の存在下、式(IV)の化合物と反応させ、式(VII)の化合物を得るか、
または、
[C]式(VIII)
【化18】

(式中、Rは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Xは、ハロゲン、好ましくは臭素またはヨウ素を表す)
の化合物を、不活性溶媒中、適するパラジウム触媒の存在下で、トリメチルシリルアセトニトリルと反応させ、式(IX)
【化19】

(式中、Rは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有する)
の化合物を得、次いで、これを、不活性溶媒中、適する塩基の存在下、式(X)
【化20】

(式中、Rは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Tは、(C−C)−アルキルを表す)
のエステルと反応させ、式(XI)
【化21】

(式中、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有し、
そして、Akは、アルカリイオン、好ましくはナトリウムを表す)
の化合物を得、次いで、これを、式(XII)
【化22】

(式中、Rは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有する)
のヒドラジンを用いて、式(V−A)の化合物に変換し、これを、上記の方法[A]に従ってさらに反応させ、式(VII)の化合物を得、
次いで、各場合で得られた式(VII)の化合物を、エステルの加水分解により、式(I−1)
【化23】

(式中、Q、R、R、R、RおよびRは、各場合で請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の意味を有する)
のカルボン酸に変換し、
得られた式(I−1)の化合物を、対応する(i)溶媒および/または(ii)塩基もしくは酸により、その溶媒和物、塩および/または塩の溶媒和物に変換してもよいことを特徴とする方法。
【請求項7】
疾患の処置および/または予防用の、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項8】
急性非代償性または慢性心不全、血液量増加性または正常血液量性低ナトリウム血症、肝硬変症、腹水症、浮腫、腎症、急性または慢性腎不全、腎機能不全または抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の処置および/または予防方法において使用するための、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項9】
急性非代償性または慢性心不全、血液量増加性または正常血液量性低ナトリウム血症、肝硬変症、腹水症、浮腫、腎症、急性または慢性腎不全、腎機能不全または抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の処置および/または予防用の医薬品を製造するための、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項10】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物を、不活性、非毒性の医薬的に適する補助剤と共に含有する医薬品。
【請求項11】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物を、利尿剤、アンジオテンシンAIIアンタゴニスト、ACE阻害剤、ベータ−受容体遮断薬、鉱質コルチコイド受容体アンタゴニスト、有機硝酸塩、NO供給源、グアニル酸シクラーゼ刺激剤、グアニル酸シクラーゼ活性化剤、バソプレシンアンタゴニストおよび陽性変力作用を有する物質を含む群から選択される1種またはそれ以上のさらなる活性物質と共に含有する医薬品。
【請求項12】
急性非代償性または慢性心不全、血液量増加性または正常血液量性低ナトリウム血症、肝硬変症、腹水症、浮腫、腎症、急性または慢性腎不全、腎機能不全または抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の処置および/または予防用の請求項10または請求項11に記載の医薬品。
【請求項13】
有効量の少なくとも1種の請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の式(I)の化合物、または、少なくとも1種の請求項10ないし請求項12のいずれかに記載の医薬品を使用する、ヒトまたは動物における急性非代償性または慢性心不全、血液量増加性または正常血液量性低ナトリウム血症、肝硬変症、腹水症、浮腫、腎症、急性または慢性腎不全、腎機能不全または抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の処置および/または予防方法。

【公表番号】特表2012−500236(P2012−500236A)
【公表日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−523333(P2011−523333)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【国際出願番号】PCT/EP2009/005810
【国際公開番号】WO2010/020363
【国際公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(507113188)バイエル・シェーリング・ファルマ・アクチェンゲゼルシャフト (141)
【氏名又は名称原語表記】Bayer Schering Pharma Aktiengesellschaft
【Fターム(参考)】