説明

背筋力強化具

【課題】ストレッチ運動やチンニングのようなスポーツ又は運動により背筋力を強化するのではなく、高齢者であっても容易、かつ安全に背筋力を強化することができる背筋力強化具を提供する。
【解決手段】本発明に係る背筋力強化具10は、伸縮性を有し胴体に装着される胴部バンド11と、胴部バンド11のほぼ中央部分に設けられたボール固定部材15と、ボール固定部材15により体軸方向に固定されるボール20と、からなる。前記ボール20は断面形状が楕円であり、短径が150〜250mm、長軸の短軸の長さに対する比が1.3〜1.8、空気圧が、1〜20kPaであるものとすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背負ったボールを壁や床に押しつける又は打ち当てて体幹を伸展させ、背筋力を強化するボールを使用した背筋力強化具に関する。
【背景技術】
【0002】
湾曲した背を矯正するため猫背矯正具又は背筋矯正具が提案されている。これらの猫背又は背筋矯正具は、湾曲した背に剛性の高い又は非伸縮性の板状体を当て、背が真っ直ぐに伸びた状態に保持しようとするものが多い。
【0003】
例えば、特許文献1に、背側に空気袋が設けられた背当板を背負う形態の猫背矯正具が提案されている。背当板は、硬質であるとされ、背当板の上部は肩から脇に十文字に掛けられた両脇ベルトにより固定され、背当板の下部は腰部に装着される腰ベルトにより固定されて背負う形態になるようになっている。
【0004】
特許文献2に提案された背筋矯正具は、背中に沿って撓むことは可能であるが実質上非伸縮性の背当て板状部材と、その背当て板状部材に高さ位置調整可能に外嵌され、左右端部が肩掛けベルトに接続された偏平筒状部材(背当板に相当)とから構成されるようになっている。この背筋矯正具によると、背筋を正しく伸ばすように矯正するための従来の矯正具が有する身体動作を著しく制限し、極めて窮屈で疲れやすいといった問題を解決することができるとされる。
【0005】
また、特許文献3に、腰部背側に当接する非伸縮性の腰当板と、該腰当板に連続し且つ背中に当接する非伸縮性の背当板と、前記腰当板に取付けられ腰部を包囲、固定する腰ベルトと、前記背当板の上縁の左右に伸縮性の肩ベルトとを有してなり、その左右の肩ベルトの長さが調整できるようになった背筋矯正サポータが提案されている。この背筋矯正サポータによると、種々の体型に応じ適切な矯正力を負荷することができ、脊椎の前後方向のみならず左右方向の歪みを矯正することができるとされる。
【0006】
一方、姿勢の矯正には、背筋を伸ばすとともに胸を反らす必要があるとして、特許文献4に、椅子に座った状態で腰部に腰当てをかませるとともに両肩から両足にわたる引張ベルトを掛け、両足を屈曲させることによって引張ベルトの張力により背筋を伸ばすとともに胸を反らす運動をさせる背筋伸ばし器が提案されている。
【0007】
背筋を伸ばす運動器具は、特許文献5にも提案されている。特許文献5には、前面が凸曲面に構成された縦長状のストレッチベッドを、立設したフレームに水平横軸心周りに回動自在に支持するとともに、前記フレーム上部から後方下方に亘って、湾曲された手すりを配備してあることを特徴とするバックストレッチャーが提案されている。このバックストレッチャーは、背筋、腹筋、脚などのストレッチ運動および強化運動に使用されるカールストレッチベンチの改善に係り、老人や体力の低い利用者にとって使い勝手が良いとされる。
【0008】
また、特許文献6には、背に当てる凸曲面に構成された背受け部材を機械的に上下動させて楽に繰り返し背筋を伸ばすことができるストレッチ装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2001-178758号公報
【特許文献2】特開2003-38536号公報
【特許文献3】特開2002-224150号公報
【特許文献4】特開特開平11-313861号公報
【特許文献5】特開平11-206916号公報
【特許文献6】特開2006-271855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記特許文献1〜3が示すように、従来の猫背又は背筋矯正具は、曲がった背筋を真っ直ぐに戻すように矯正することを目的としており、猫背又は背筋矯正具の構成が、如何に苦痛が無く効率的に矯正することができるものであるかがその提案の理由になっている。また、特許文献4〜6が示すように、背筋を伸ばす運動器具が提案されており、老人や子供に使用勝手がよいことや、いかに楽に背筋を伸ばすことができるかがその提案の理由になっている。
【0011】
しかしながら、背筋が曲がる原因は、その人の日頃の姿勢や加齢が関係しており、背筋の衰えによる場合が多い。このため、曲がった背筋を矯正するには、単に背筋を真っ直ぐに保持するだけでなく、背筋の強化を行うことが重要である。特に、加齢化が進む社会においては、高齢者にとって無理なく楽しく、かつ効果的に背筋の強化を行うことができる背筋力強化具が求められている。また、背筋伸ばし器のように、背筋、腹筋、脚などのストレッチ運動を行うことにより背筋を強化するのではなく、背筋力そのものを強化することができる背筋力強化具が求められている。
【0012】
本発明は、このような従来の問題点、要請に鑑み、ストレッチ運動やチンニングのようなスポーツ又は運動により背筋力を強化するのではなく、高齢者であっても容易、かつ安全に背筋力を強化することができる背筋力強化具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る背筋力強化具は、伸縮性を有し胴体に装着される胴部バンドと、該胴部バンドのほぼ中央部分に設けられたボール固定部材と、該ボール固定部材により体軸方向に固定されるボールと、からなる。
【0014】
上記発明において、ボールは、断面形状が楕円で長軸の短軸に対する長さ比が1.3〜1.8であり、その長軸の方向が体軸の方向になるように固定されるものであるのがよい。
【0015】
また、ボールは、空気圧が1〜20kPaであるものがよく、ボール固定部材により脱着可能に固定されるもので、表面に凹凸を形成する模様が設けられているものであるのがよい。なお、上記及び以下に示す空気圧は、ゲージ圧を示す。
【0016】
上記発明において、ボール固定部材は、胴部バンドのほぼ中央部分の上部及び下部に設けられたボールの両端部分を抱え込む被せ部材と受け部材からなるものとすることができる。また、ボール固定部材は、端部が係合離脱可能な一対の装着バンドが胴部バンドのほぼ中央部分の上部及び下部に設けられた上下二対の装着バンドからなるものとすることができる。
【0017】
本発明に係る背筋力強化具は、人にボールを背負わせ、立った状態で人の背の体軸方向に固定されたボールを壁面に押圧し、打ち付け、また、仰臥した状態で前記ボールを床に押圧し、打ち付けて使用する背筋力強化具であって、前記ボールを人の背に取り付ける背負部材と、該背負部材に脱着可能に固定されるボールと、を有し、前記ボールは断面形状が楕円であり、短径が150〜250mm、長軸の短軸の長さに対する比が1.3〜1.8、空気圧が、1〜20kPaであるものとすることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ストレッチ運動やチンニングのようなスポーツ又は運動により背筋力を強化するのではなく、高齢者であっても容易、かつ安全に背筋力を強化することができ、従来の背筋を真っ直ぐに保持、固定する猫背又は背筋矯正具と異なる方法で猫背又は背筋を矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る背筋力強化具の使用状態を示す説明図である。
【図2】本発明に係る背筋力強化具の模式図である。図2(a)は、正面図、図2(b)は斜視図、図2(c)はボール固定部材部分を示す部分図である。
【図3】本発明に係る背筋力強化具のボール固定部材の他の実施例を示す模式図である。
【図4】本発明に係る背筋力強化具と背筋運動の専用装置とを使用して体幹伸展運動を行ったときのそれぞれの筋活動量を示す筋活動量測定試験結果のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための形態について図面を基に説明する。図1は、本発明に係る背筋力強化具の使用状態を示す。本背筋力強化具10は、図1に示すように人の背にボールが体軸方向に向くように取り付けて使用され、図2に示すように、伸縮性を有し胴体に装着される胴部バンド11と、胴部バンド11のほぼ中央部分に設けられたボール固定部材15と、ボール固定部材15により体軸方向に固定されるボール20と、からなる。
【0021】
胴部バンド11は、背筋運動時においても緩みやずれが生じない程度に胴体に固定できるように伸縮性を有する材質のものが使用される。例えば、胴部バンド11は、ゴム、エラストマーなどの材質のものが使用される。胴部バンド11の両端部は、係合可能になっており、例えば面ファスナーにより係合させることができる。
【0022】
ボール固定部材15は、胴部バンド11のほぼ中央部分に設けられており、胴部バンド11を胴体に装着したときに、ボール20が背に当たるようになっている。ボール固定部材15は、ボール20が体軸方向に確実に固定されるようになっているものであればよい。また、ボール固定部材15は、ボール20の脱着を容易に行うことができるようになっているものがよい。
【0023】
ボール固定部材15は、図2に示すように、胴部バンド11のほぼ中央部分の上部及び下部に設けられたボール20の両端部分を抱え込む被せ部材151と受け部材153からなるものとすることができる。被せ部材151と受け部材153の端部は、係合可能になっている。
【0024】
本例のボール固定部材15は、図2(c)に示すように、被せ部材151が胴部バンド11に一体に縫い付けられた背面部151aと、その両端部に縫い付けられた前面部151b及び面ファスナー(雄)151cから形成されている。そして、受け部材153が、胴部バンド11に一体に縫い付けられた背面部153aと、その両端部に縫い付けられた前面部153b及び面ファスナー(雌)153cから形成されている。
【0025】
このボール固定部材15は、受け部材153にボール20の先端部を入れ込み、ボール20の他端部から被せ部材151を被せて面ファスナーを係合させることにより、ボール20を体軸方向に固定させることができる。ボール20の両端部(頂部)は、被せ部材151及び受け部材153から突出するようになっているので、ボール20を容易、かつ確実に固定することができる。
【0026】
また、ボール固定部材15は、被せ部材151及び受け部材153が背面部と前面部の二分割構成になっている。これによりボール固定部材15の形状をボール20の立体形状に沿った形状にし易くなり、ボール20の固定を確実にすることができる。
【0027】
ボール20は、取り付け方向が定まるもの、すなわち球形ではなく、ラグビーボールのように断面形状が楕円形のものがよい。例えば、ボール20は、断面形状が楕円で長軸の短軸に対する長さ比が1.3〜1.8であるものがよい。そして、短径が150〜250mmであるものがよい。このようなボール20をその長軸が体軸方向になるように背に固定し、背筋運動を行う。ボール20は、人の背長け、年齢又は背筋力の低下度合いに応じて最適な形状のものが選択され、背筋を効果的に強化することができる。
【0028】
また、ボール20は、空気圧が1〜20kPaであるのがよい。背筋力の低下度合い、また、背筋力の強化目標に応じて最適な空気圧が選択される。本発明においては、空気圧を調整することによって、このような調整が簡単にできる利点がある。
【0029】
ボール20は、軟質のものがよく、例えばブチルゴム製のものを使用することができる。これにより、高齢者であっても楽に、安心して背筋運動を行うことができる。また、ボール20の表面には凹凸を形成する模様があるのがよい。この表面の凹凸模様により、本背筋力強化具10を使用して背筋運動を行う場合に、ボール固定部材15に固定されたボール20の位置ずれや回転などを生じ難くすることができる。
【0030】
本背筋力強化具10は、図1に示すように装着されて使用されることは説明したが、具体的には、以下のように使用される。すなわち、本背筋力強化具10は、立った状態又は椅子に座った状態で壁面に背を向けて壁面にボール20を押圧し又は打ち付け、また、仰臥した状態でボール20を床に押圧し又は打ち付けて体幹を伸展させることにより背筋運動を行うことができる。従って、高齢者が一人で容易に背筋運動を行うことができ、本背筋力強化具10は、背筋力が弱くなった高齢者の背筋力を無理な運動を強いることなく効果的に強化することができる。
【0031】
以上、本背筋力強化具10及びその使用方法について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施例に限定されない。例えば、ボール固定部材を図3に示す構成のものにすることができる。図3(a)は、ボール固定部材が胴部バンド11のほぼ中央部分の上部及び下部に設けられた上下二対の装着バンド152(152A、152B)と154(154A、154B)から形成されている。また、ボール固定部材は、図3(b)に示すような上側の装着バンド152、下側の装着バンド154から形成されるようにしてもよい。図3に示す構成のボール固定部材は、ボール20のサイズが相当異なっても容易に固定することができる利点がある。なお、図3(a)に示す例は、胴部バンド11の両端部は、面ファスナーにより係合、離脱が可能になっており、胴部バンド11の中央部分は網目構造になって風通しが良くなるようになっている。また、図3(a)、(b)に示す例の装着バンド152、154の両端部分は、面ファスナーにより係合、離脱が可能になっている。
【0032】
上述のように、ボール固定部材は、種々の構成が考えられ、ボールが所定の位置に確実に固定でき、容易に脱着できるものであればよい。胴部バンド11とボール固定部材15が一体になったものも使用することができる。すなわち、本発明に係る背筋力強化具は、ボールを人の背に取り付ける背負部材と、その背負部材に脱着可能に固定されるボールからなる背筋力強化具であってもよい。また、ボールは、中空で空気圧が調整できるものであるのがボールの硬さ調整が容易にできるので好ましいが、必ずしも中空のものでなくても使用することができる。
【実施例1】
【0033】
図1に示す背筋力強化具を使用して体幹伸展10°の背筋運動を行う場合に、筋活動がどの程度であるかを調べる筋活動量測定試験を行った。筋活動の程度は、等尺性最大随意収縮を本発明に係る背筋力強化具を使用する場合(発明例)と、背筋運動の専用装置(酒井医療株式会社 トーソEXT/FLEX COP-2301)を使用する場合(比較例)とを比較することにより判断した。この背筋運動の専用装置は、対象が座席に座り、背中で抵抗パッドを後方に押すことにより負荷をかけ、背筋の筋力トレーニングを行うことができるようになっている。負荷は、5kg、10kg、15kg、20kgとし、体幹伸展度合いは、発明例と同じ10°とした。
【0034】
対象は体幹に著明な整形外科的、および神経学的徴候のない高齢者6名(平均年齢76.3士4.1歳、平均身長145.8士6.0cm、平均体重48.5士5.6kg、男性2名、女性4名)とした。発明例においては、対象に足部が十分に床に届く台に座位をとらせ、背部を固定し壁面の間にボールを挿入して体幹伸展10°の背筋運動を行わせた。ボールは、短径が195〜205mm、重量が185gの株式会社ミカサ製ラグビー キッズ(KFY- MIKASA)を使用した。発明例の背筋運動においては、対象は、体幹を伸展した後に腹筋力を使わなくてもボールの空気圧の力によって元の座位姿勢まで戻すことができる。
【0035】
体幹伸展運動は、発明例及び比較例のいずれの場合も上肢を胸の前で組み、2秒間のペースで5回行った。筋電図は、3回目の体幹伸展運動から求め、その筋電図から、トーソEXTにて体幹伸展10°で最大等尺性収縮を2秒間行ったときの筋活動を100%MVCとしたときの%MVC(相対的な筋活動量)を求めた。等尺性最大随意収縮の測定には表面筋電図計測装置(Tele MyoG2 EM−602、Noraxon)と解析ソフト(MyoResearch XP、Noraxon)を使用し、導出筋は左右の腰部脊柱起立筋とした。データの統計処理は、一元配置分散分析を用いた。
【0036】
筋活動量測定試験結果を図4に示す。図4において、横軸は、発明例と比較例の各体幹伸展運動の類別を示す。縦軸は、%MVCを示す。斜線枠の棒グラフが左腰部脊柱起立筋の場合を示し、空白枠の棒グラフが右腰部脊柱起立筋の場合を示す。棒グラフ中の数字は、%MVCを示す。図4によると、発明例の筋活動量は、左腰部脊柱起立筋が67.6%MVC、右腰部脊柱起立筋が64.1%MVCであった。これらの値は、比較例の15kg負荷に相当し、比較例の10kg負荷より高くなっている。筋力増強には、40%MVC以上が必要であると言われており、発明例の体幹伸展運動を繰り返せば充分な筋力増強が可能である。また、発明例の筋活動量は高齢者にとってオーバーロード(over load)の範疇に属するので、本発明は高齢者の背筋力強化具として好適に使用することができる。なお、図4によると、左右の腰部脊柱起立筋の筋活動はほぼ同等であり、有意差がない(n.s)ことが分かる。
【符号の説明】
【0037】
10 背筋力強化具
11 胴部バンド
15 ボール固定部材
151 被せ部材
152、152A、152B 装着バンド
153 受け部材
154、154A、154B 装着バンド
20 ボール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮性を有し胴体に装着される胴部バンドと、該胴部バンドのほぼ中央部分に設けられたボール固定部材と、該ボール固定部材により体軸方向に固定されるボールと、からなる背筋力強化具。
【請求項2】
ボールは、断面形状が楕円で長軸の短軸に対する長さ比が1.3〜1.8であり、その長軸の方向が体軸の方向になるように固定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の背筋力強化具。
【請求項3】
ボールは、空気圧が1〜20kPaであることを特徴とする請求項1又は2に記載の背筋力強化具。
【請求項4】
ボールは、ボール固定部材により脱着可能に固定されるもので、表面に凹凸を形成する模様が設けられているものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の背筋力強化具。
【請求項5】
ボール固定部材は、胴部バンドのほぼ中央部分の上部及び下部に設けられたボールの両端部分を抱え込む被せ部材と受け部材からなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の背筋力強化具。
【請求項6】
ボール固定部材は、端部が係合離脱可能な一対の装着バンドが胴部バンドのほぼ中央部分の上部及び下部に設けられた上下二対の装着バンドからなるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の背筋力強化具。
【請求項7】
人にボールを背負わせ、
立った状態で人の背の体軸方向に固定されたボールを壁面に押圧し、打ち付け、また、仰臥した状態で前記ボールを床に押圧し、打ち付けて使用する背筋力強化具であって、
前記ボールを人の背に取り付ける背負部材と、該背負部材に脱着可能に固定されるボールと、を有し、
前記ボールは断面形状が楕円であり、
短径が150〜250mm、長軸の短軸の長さに対する比が1.3〜1.8、
空気圧が、1〜20kPaである背筋力強化具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2013−17579(P2013−17579A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151785(P2011−151785)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(504136568)国立大学法人広島大学 (924)
【出願人】(594001801)株式会社ミカサ (5)
【Fターム(参考)】