説明

自動クリア式コンベア移動システム及び移動プレート

2つの互いに垂直なコンベアベルト(12、16)の間で物品を移動するための自動クリア式コンベア移動システム。移動システムの1つの変形が、隆起リブベルト(12)の端部に延在する一端のフィンガ(56)と、フィンガに垂直な軸の周囲を回転する反対端の動力駆動式ローラ(62)とを有するフィンガ移動プレートを含む。隆起リブベルトに対して垂直な第2コンベアベルト(16)が、ローラ軸(64)と平行に進む。物品が1つのベルトから他方のベルトへ、フィンガ移動プレートを横切って移動する。ローラが動力駆動式のため、遅れをとった物品が移動プレートに残留しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して動力駆動式コンベアに関し、より具体的には、表面を提供する移動システムに関し、当該表面上を物品が、互いに垂直なコンベアベルト間を移動する。
【背景技術】
【0002】
多くの搬送用途では、第1コンベアベルト上を搬送される物品が、当該ベルトの終端から、第1コンベアベルトに対して横向きの第2コンベアベルト上へ移動されることが必要とされる。第1コンベアベルトの終端と第2コンベアベルトの側面との間の間隙に配置される固定プレートが摺動面を提供し、その上を物品が第2コンベアベルトの方へ押される。殺菌器送出用途において、例えば、第1コンベアベルトは典型的に、殺菌器を通して瓶または缶を搬送する幅広の隆起リブベルトである。瓶または缶は、ベルトの搬送表面を形成する離間されたリブの上に載っている。一連の平行フィンガを有する1つ以上のプレートが、隆起リブベルトの送出端部に配置され、瓶または缶をベルトから分離するために、フィンガがリブの間に延在する。ベルトの経路をスプロケットの周囲に収容するために隆起リブベルトの送出端部に空間が必要なため、送出ベルトを隆起リブベルトのすぐ近くに配置することはできない。ゆえに、2つのベルト間のフィンガプレートの摺動面の長さは一般に瓶または缶の底部よりも大きい。後続の瓶または缶が、先行する瓶または缶を押して、フィンガを横断して送出ベルトに載るようにする。しかし、一団の中で遅れをとった瓶または缶は、フィンガプレートの上で残留する可能性がある。従って、残留した遅れをとった瓶または缶を送出コンベア上に押すために人間の手による介入が必要になる。
【0003】
残留した瓶または缶に関する問題の解決策の1つが、Geusらに付与された米国特許第7,314,130号明細書で取り組まれており、フィンガと送出ベルトとの間の中間コンベアベルトを支持する凹状後方部分を備えたフィンガプレートを記載している。中間ベルトは送出ベルトと平行に進む。中間ベルトの下流端のガイドレールが、瓶または缶を送出ベルト上へと案内する。隆起リブベルトに近い方の中間ベルトの縁部は、薄い片持ち状の縁部を有し、それにより、隆起リブスプロケットの上を介在物なしにフィンガの後方部分にごく近接して延在することを可能にする。この方法において、瓶または缶が隆起リブベルトからフィンガへ離れる地点と中間ベルトの縁部との間のフィンガプレートに沿った距離は、瓶または缶の底部未満である。その結果、最後の瓶または缶でさえも、中間コンベアベルト上へ引かれ、残留することなく送出ベルトへ向けられる。しかし、このシステムは、遅れをとった瓶または缶が通過するのを保証するようにガイドレールを正しく設定する必要がある。そして、瓶の割れたガラス片が、移動縁部の下にそれら自身を押し込むとき、中間ベルトは持ち上げられる傾向にある。さらに、特に既存の殺菌器配置における、スペースの制限により、中間ベルトを設置する余地が許容されないことが多い。
【発明の概要】
【0004】
これらの欠点は本発明の特徴を具体化する移動システムによって対処される。1つの変形において、本移動システムは、第1端部における片持ち部分と、反対側の第2端部における後方部分とを有する移動プレートを含む。片持ち部分は、第1端部の外側に、第1方向に遠位端まで延在し、上側移動表面を形成する。後方部分は第1方向に対して垂直な第2方向に延在する溝と畝の交互配列を含む。本移動システムにおいて、ローラが、第2方向のローラ軸に沿って溝内に支持される。各ローラの突き出た部分が、畝を越えて延在する。ローラに連結されたローラドライブが、ローラ軸の周囲でローラを回転させる。外側搬送表面を有するコンベアベルトが第1方向に沿って進む。外側搬送表面は、片持ち部分の遠位端に隣接する。
【0005】
移動システムの別の変形は、第1端部の片持ち部分と、反対側の第2端部の凹状後方部分とを含む移動プレートを含む。片持ち部分は移動プレートの外側に第1方向に遠位端まで延在する。反転要素が、移動プレートの片持ち部分の下に部分的に配置される。第1コンベアベルトは第1方向に沿って、反転要素の周囲を進む。第1コンベアベルトの外側搬送表面は、移動プレートの片持ち部分の遠位端に隣接する。ローラが、第2方向に平行なローラ軸に沿って、凹状後方部分内に支持される。ローラに連結されるローラドライブは、ローラ軸の周囲でローラを回転させる。
【0006】
移動システムの別の変形は、第1方向に沿って上側運搬経路走行を進むコンベアベルトを含む。コンベアベルトは、スペースによって分離された第1方向に平行な一連のリブを有する。スプロケットがコンベアベルトと係合し、上側運搬経路走行と下側戻り走行との間でベルトを方向転換する。平行フィンガが、上側運搬経路走行に沿ってスプロケットの上に延在する。フィンガは、コンベアベルトのリブ間のスペースに延在する。平行な動力駆動式ローラが、フィンガに隣接して配置される。ローラは第1方向に対して垂直なローラ軸上を回転する。ローラは第1方向に沿って物品を転がす。
【0007】
本発明のこれらの特徴及び変形、ならびにその有利性は、以下の説明、添付の請求項、および付随する図面を参照することによってよりよく理解される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、本発明の特徴を具体化する移動システムの一部の上面図である。
【図2】図2は、線2−2に沿った図1の移動システムの側断面図である。
【図3】図3は、ローラのいくつかが除去された図1の移動システムの一部の等角図である。
【図4】図4は、図1の移動システム内のフィンガ移動プレートの等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1〜3で示されるような本発明の特徴を具体化するコンベア移動システム。移動システム10は、ベルト移動の第1方向14に沿っていずれかの方向に進む、隆起リブコンベアベルトなどの第1コンベアベルト12と、第1方向に対して垂直な第2方向18に沿って第1コンベアベルトに対して横向きのいずれかの方向に進む第2コンベアベルト16とを含む。移動装置20が隆起リブベルト12の一端22と第2コンベアベルト16の側部24との間に位置付けられる。移動装置は搬送表面を提供し、その上に缶26などの物品が乗り、2つのベルト間を動くことができる。
【0010】
Intralox,L.L.C(Harahan,Lousiana,U.S.A)によって製造および販売されているIntralox(登録商標)Series 1900 Raised Rib beltなどの隆起リブベルト12は、第1方向14に伸び、スペース30によって分離される一連の平行リブ28を有する。搬送される物品は、ベルトの外側搬送表面を形成するリブの上側32の上で支持される。移動装置が殺菌器システム内で説明されているため隆起リブベルトが示されているが、他の用途では、面一格子またはフラットベルトなど他の種類のベルトがより適切となる場合もある。第2コンベアベルト16は、図1でのようにモジュール式プラスチックコンベアベルトであっても、他の例のように、フラットベルト、金属ベルト、またはフラットトップチェーンであってもよい。あるいは、第2コンベアベルトは、第2方向18に沿って物品を移動するためにベルトまたはチェーンコンベア以外のコンベアで置き換えてもよい。
【0011】
隆起リブベルト12は、ヒンジロッド40によってヒンジ38で一緒に連結される1つまたは複数のベルトモジュール36の列34の連なりから構成される。ベルトは物品26を上側運搬経路走行42に沿って移動させる。ベルトの下側の構造と係合する歯46を備えたシャフト駆動スプロケット44またはスプロケットセットなどの反転要素が、上側運搬経路走行42とスプロケットの下の下側戻り走行(図示せず)との間の移行部においてベルト12の方向を変える。殺菌器用途において、隆起リブベルトは典型的に幅があり、単一のベルトストランドによってまたは複数の並列ストランドによって実現されてもよい。
【0012】
第2コンベアベルト16は、コンベアフレーム50に取り付けられる摩耗ストリップ48に支持される。同様に移動装置20は2つのコンベアベルト間でフレーム52に取り付けられる。移動装置は、ブリッジ部58から遠位端57までスプロケット44を覆うように延在する複数の平行フィンガ56を含む片持ち状くし形部分54を有する。片持ち部分の遠位端は、隆起リブベルト12のリブ上の外側搬送表面に隣接して延在する。フィンガは、缶26をベルトから分離するようにまたは缶をベルト上に置くように、リブの間のスペース30に延在する。隆起リブベルトのない用途において、移動プレートはフィンガを必要としないだろう。代わりに、片持ち部分は、第1コンベアベルトの外側搬送表面に近接する遠位端まで延在する矩形の上側移動表面を形成し得る。移動システムのくし形部分と反対側の凹状後方部分60は、第2方向18と平行にかつ第1方向14に対して垂直な軸64に従い平行に配置される複数のローラ62を含む。ローラの一端の心棒66は、モータ70によって駆動されるローラドライブ68の可撓性シャフトに連結される。そのようなローラドライブユニットの例が、1982年2月2日、Frederick E.Fauthに付与された米国特許第4,313,536号明細書「コンベアおよびその制御(Conveyor and Control Therefor」に記載されている。この特許の開示は、参照によりこの記述に組み込まれる。他のローラドライブが代わりに使用されてもよい。例えば、ローラは、ドライブベルトシステムによって駆動されてもよいし、あるいは一緒に連動されても、または関連モータによって別個に駆動されてもよい。ローラドライブ68はローラ軸64の周囲でローラ62を回転させて、ローラ上の缶26を第1方向14に沿って転がす。
【0013】
図2〜4に示されるように、ローラ62は1つまたは複数の並列する移動プレート72の後方部分60内で支持される。示されるプレートは単一成形部品として片持ち状くし形部分54と凹状後方部分60とを含む。後方部分は、第2方向18に平行かつ第1方向14に垂直に延在する溝76と畝78の交互配列を有する。各溝は半円形でありローラ62の形状に従い、平滑な軸受表面を提供して回転するローラを支持し、ここでローラの突き出た部分が、搬送される物品を支持するように畝からわずかに突出している。溝は耐摩耗性材料で内張りされてもよい。ローラは直径が小さく、搬送される物品の底部との関連において転倒点を排除するように距離を詰めて離間される。畝はローラを互いに分離する。後方部分の細長い陥凹部80が、溝および畝を横方向に横断する。陥凹部は、溝よりも深く移動プレート72の後方部分の中へ延在し、ローラを適所に保持するようにプレートに締結する押さえ保持具82を収容する。保持具の畝および半円形の溝は、ローラを収容するために、移動プレートの畝および半円形の溝を反映している。各ローラは単一の長いローラであっても、エンドツーエンド式に連結されるローラセグメントから構成されてもよい。図3の例では、ローラの直径が押さえ保持具の部分84において低減されて示されている。移動プレートの後方部分60に形成されたスロット85により、取り付け用金具を用いてプレートを支持フレーム52に締結することが可能になる。図2から分かるように、移動プレートの側面形状は上から下まで最低限のものである。
【0014】
図4に示されるように、移動プレート72のくし形部分54の底部86は、隆起リブベルトがスプロケットの周囲で関節式に連結する時に当該ベルトによって作られる円によりよく一致するように形成される。そして、くしのブリッジ部58は狭く、それによりローラのいくつかが、隆起リブベルトのスプロケット44の上に存在することが可能になる。フィンガ56は上側表面87を有し、表面87は、移動プレート72の畝78によって画定される第2面89の高さより上の高さに第1面88を画定する。図2で示されるように、ローラ62の最上点90、および隆起リブベルトのリブ28の上側32は、第1面88とほぼ同一平面にあり、缶26の平滑な移動をもたらす。押さえ保持具82の上側および第2コンベアベルトの上側92も、その同じ面内に横たわる。
【0015】
移動システムはどちらの方向に運転されてもよい。移動システムが缶を荷降ろしするために運転される時、隆起リブベルト12は図1および2の左に進む。缶26が移動プレート72のフィンガ56の上側に沿って隆起リブベルトから分離される。次に缶は、図2において反時計回りに回転する動力駆動式ローラ62と接し、缶は左に、送出コンベアとして運転する第2コンベアベルト16上に押される。隆起リブベルトのリリースポイント94と第1ローラ62’との間の距離Dが缶26の底部未満であるため、および最後の缶が取り除かれるまで動力駆動式ローラが回転し続けるため、缶が移動プレートの上に残留することはない。従って、移動システムは自動クリア式である。
【0016】
移動システムが、缶を隆起リブベルト12に荷揚げするために運転される時、第2コンベアベルト16は、例えば図1において紙面の上に進む、送り込みコンベアとして運転される。ベルトを横切って延在するガイド96が、移動プレート72に支持されるローラ62の方に缶を向ける。動力駆動式ローラが、図2において時計回りに回転し、支持される缶をフィンガ56の上側に、および図1および2において右に進む隆起リブベルト12のリブ28の上に押す。他の例のように、移動システムは自動クリア式であり、遅れをとった缶を残留させない。
【0017】
例示的な変形を参照して本発明を記載した。当業者であれば、詳細のいくつかを、特許請求される発明から逸脱することなく他の方法で実現してもよいことを認識し得るであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動プレートの第1端部における片持ち部分であって、前記第1端部の外側に第1方向に遠位端まで延在し、上側移動表面を形成する片持ち部分と、
前記移動プレートの反対側の第2端部における後方部分であって、前記第1方向に対して垂直な第2方向に延在する溝および畝の交互配列を含む後方部分と、
を含むことを特徴とする移動プレート。
【請求項2】
請求項1に記載の移動プレートにおいて、前記片持ち部分が、前記第1端部の外側に前記第1方向に延在する複数の平行フィンガを有するくし形を形成することを特徴とする移動プレート。
【請求項3】
請求項2に記載の移動プレートにおいて、前記フィンガが、前記上側移動表面の延在部を形成しかつ第1面を画定し、前記畝が前記第1面よりも下に第2面を画定することを特徴とする移動プレート。
【請求項4】
請求項1に記載の移動プレートにおいて、前記溝が半円形であることを特徴とする移動プレート。
【請求項5】
請求項1に記載の移動プレートにおいて、前記後方部分が、前記溝および畝の配列を横断する第1方向の陥凹部をさらに含むことを特徴とする移動プレート。
【請求項6】
請求項5に記載の移動プレートにおいて、前記陥凹部が、前記溝よりも深く前記後方部分内に延在することを特徴とする移動プレート。
【請求項7】
請求項1に記載の移動プレートと、
前記第1方向に沿って進み、前記片持ち部分の遠位端に隣接する外側搬送表面を有するコンベアベルトと、
前記第2方向に平行なローラ軸に沿って前記溝内に支持される複数のローラであって、前記各ローラの突き出た部分が前記畝を越えて延在しているローラと、
前記ローラ軸の周囲で前記ローラを回転させるために前記ローラに連結されたローラドライブと、
を含むことを特徴とする移動システム。
【請求項8】
請求項7に記載の移動システムにおいて、前記コンベアベルトが、前記第1方向に平行でありかつスペースによって分離される一連のリブを有する隆起リブベルトであり、前記片持ち部分が、前記リブ間のスペース内に受け入れられる複数のフィンガを含むことを特徴とする移動システム。
【請求項9】
移動プレートであって、
前記移動プレートの第1端部における片持ち部分であって、前記第1端部の外側に第1方向に遠位端まで延在する片持ち部分と、
前記移動プレートの反対側の第2端部における凹状後方部分と、
を含む移動プレートと、
前記移動プレートの前記片持ち部分の下に部分的に配置された反転要素と、
前記第1方向に沿ってかつ前記反転要素の周囲を進み、前記移動プレートの前記片持ち部分の遠位端に隣接する外側搬送表面を有する第1コンベアベルトと、
前記第2方向に平行なローラ軸に沿って前記凹状後方部分内に支持される複数のローラと、
前記ローラ軸に沿って前記ローラを回転させるために前記ローラに連結されたローラドライブと、
を含むことを特徴とする移動システム。
【請求項10】
請求項9に記載の移動システムにおいて、前記片持ち部分が複数の平行フィンガを含み、前記第1コンベアベルトが、前記第1方向に伸びるスペースによって分離された複数のリブを有する隆起リブコンベアベルトであり、前記フィンガが、前記反転要素の上で前記リブ間の前記スペースに受け入れられることを特徴とする移動システム。
【請求項11】
請求項9に記載の移動システムにおいて、前記凹状後方部分が、前記第1方向に対して垂直な第2方向に延在する溝および畝の交互配列を含み、前記ローラが前記溝内に支持されることを特徴とする移動システム。
【請求項12】
請求項9に記載の移動システムにおいて、前記複数のローラに隣接する前記ローラ軸と平行に進む第2コンベアベルトをさらに含み、搬送される物品が、前記第1コンベアベルトと前記第2コンベアベルトとの間で、前記ローラと前記片持ち部分を横切って移動されることを特徴とする移動システム。
【請求項13】
請求項9に記載の移動システムにおいて、前記ローラの少なくともいくつかが、前記反転要素の上に配置されることを特徴とする移動システム。
【請求項14】
第1方向に沿って上側運搬経路走行を進み、前記第1方向と平行でありかつスペースによって分離される一連のリブを有するコンベアベルトと、
前記コンベアベルトと係合し、前記上側運搬経路走行と下側戻り走行との間で前記コンベアベルトを方向転換するスプロケットと、
前記上側運搬経路走行に沿って、前記スプロケットの上に、前記コンベアベルトのリブ間のスペースに延在する複数の平行フィンガと、
前記第1方向に沿って搬送される物品を転がすために、前記フィンガに隣接して配置される前記第1方向に対して垂直なローラ軸上で回転可能な複数の平行な動力駆動式ローラと、
を含むことを特徴とする移動システム。
【請求項15】
請求項14に記載の移動システムであって、前記複数の動力駆動式ローラに隣接する前記ローラ軸に平行に進む交差コンベアベルトをさらに含み、前記搬送される物品が、前記コンベアベルトと前記交差コンベアベルトとの間を前記動力駆動式ローラと前記フィンガとを横切って移動されることを特徴とする移動システム。
【請求項16】
請求項14に記載の移動システムにおいて、前記動力駆動式ローラの少なくともいくつかが、前記スプロケットの上に配置されることを特徴とする移動システム。
【請求項17】
請求項14に記載の移動システムにおいて、前記ローラの最上点が、前記フィンガの上側と同一平面上にあることを特徴とする移動システム。
【請求項18】
請求項14に記載の移動システムにおいて、1つ以上の並列の移動プレートを含み、前記移動プレートが、第1端部におけるくし形部分であって、前記第1方向に沿って前記第1端部の外側に延在する複数の平行フィンガを画定するくし形部分と、前記移動プレートの反対側の第2端部における後方部分であって、前記第1方向に対して垂直な第2方向に延在する溝および畝の交互配列を含む後方部分とを含み、前記動力駆動式ローラが前記溝内に存在することを特徴とする移動システム。
【請求項19】
請求項18に記載の移動システムであって、前記移動プレートの後方部分が、前記溝および畝の配列を横断する前記第1方向の陥凹部と、前記ローラを回転自在に前記溝内に保持するために前記陥凹部に収容される押さえ保持具とをさらに含むことを特徴とする移動システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−515657(P2013−515657A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546115(P2012−546115)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/061312
【国際公開番号】WO2011/079072
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(508181663)レイトラム,エル.エル.シー. (43)
【Fターム(参考)】