説明

車両における車室前部構造

【課題】車体内部の車室の前面を形成するインスツルメントパネルの前側に車両部品を配置した場合に、車両部品に対するメンテナンス作業が容易にできるようにする。
【解決手段】車室3の前面を形成する樹脂製のインスツルメントパネル7が、骨格部を構成して車体2側に取り付けられ、車体2の前後方向に貫通する開口13を有するインスツルメントパネル本体8と、開口13を覆ってインスツルメントパネル本体8に着脱可能に取り付けられるカバーパネル15とを有する。インスツルメントパネル7の前側に車両部品18を配置する。車両部品18をカバーパネル15の前面に取り付ける。カバーパネル15の前面から前方に向かうと共に車両部品18に向かって一体的に突出する突出体37を設ける。車両1の前突時の衝撃力Fによりカバーパネル15が突出体37と共に前方移動するとき、突出体37により押動される車両部品18が開口13内を前方移動するようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体内部の車室の前面を形成するインスツルメントパネルの前側に、マイナスイオン発生器などの車両部品を配置した車両における車室前部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両における車体内部の車室前面は、通常、下記特許文献1に記載のように、計器板である樹脂製のインスツルメントパネルにより形成されている。この公報のものによれば、インスツルメントパネルは、その骨格部を構成して車体側に取り付けられるインスツルメントパネル本体と、このインスツルメントパネル本体の一部を車室側から覆って上記インスツルメントパネル本体に着脱可能に取り付けられるカバーパネルとを有している。
【0003】
また、車両では、一般に、上記インスツルメントパネルの前側にエアバッグ装置やマイナスイオン発生器など車両部品が配置される。また、この場合、この車両部品に対し上記インスツルメントパネル後方の車室側からメンテナンス作業ができるようにするため、上記インスツルメントパネル本体に前後方向に貫通する作業用の開口を形成して、この開口を通し上記作業ができるようにし、かつ、インスツルメントパネルの外観上の見栄えを良好に保つため、上記開口を覆うように上記カバーパネルを設けることが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−62808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記したように車両部品に対し上記インスツルメントパネル本体の開口を通しメンテナンス作業ができるようにした場合に、この作業がより容易にできるようにするためには、上記車両部品を、インスツルメントパネルの前方近傍に配置することが考えられる。
【0006】
しかし、上記インスツルメントパネルの前方近傍に車両部品を配置した場合には、次のような問題点が生じるおそれがある。即ち、車両の前突時に、乗員がその慣性力でインスツルメントパネルに衝突したとする。すると、この衝突時の衝撃力で上記インスツルメントパネルは前方に向かって変形しようとする。しかし、この場合、このインスツルメントパネルは、その前方近傍に配置された車両部品に直ちに当接して、上記インスツルメントパネルの変形が阻止されがちとなる。このため、車両の前突時において、乗員がインスツルメントパネルに衝突するとき、このインスツルメントパネルの変形が阻止される分、上記衝撃力の緩和が抑制されて、この衝撃力が大きくなるおそれがある。
【0007】
そこで、上記インスツルメントパネルに衝突するとき、このインスツルメントパネルが容易に屈曲して変形し易いようにするため、このインスツルメントパネルの各部に脆弱部を形成することが考えられる。また、上記インスツルメントパネルと車両部品との間に衝撃力吸収材を設けることも考えられる。しかし、このようにすると、車両における車室前部の構成が複雑になり、生産コストが高価になるおそれが生じる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車体内部の車室の前面を形成するインスツルメントパネルの前側に車両部品を配置した場合に、この車両部品に対するメンテナンス作業が容易にできるようにすることである。また、車両の前突時に、乗員が上記インスツルメントパネルに衝突したときの衝撃力を十分に緩和できるようにすることである。更に、これらの目的が簡単な構成で安価に達成できるようにすることである。
【0009】
請求項1の発明は、車体2の幅方向に延びてこの車体2内部の車室3の前面を形成する樹脂製のインスツルメントパネル7を設け、このインスツルメントパネル7が、その骨格部を構成して車体2側に取り付けられ、車体2の前後方向に貫通する開口13を有するインスツルメントパネル本体8と、上記開口13を覆って上記インスツルメントパネル本体8に着脱可能に取り付けられるカバーパネル15とを有し、上記インスツルメントパネル7の前側に車両部品18を配置した車両における車室前部構造において、
上記車両部品18を上記カバーパネル15の前面に取り付け、
上記カバーパネル15の前面から前方に向かうと共に上記車両部品18に向かって一体的に突出する突出体37を設け、車両1の前突時の衝撃力Fにより上記カバーパネル15が上記突出体37と共に前方移動するとき、この突出体37により押動される上記車両部品18が上記開口13内を前方移動するようにしたことを特徴とする車両における車室前部構造である。
【0010】
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
【発明の効果】
【0011】
本発明による効果は、次の如くである。
【0012】
請求項1の発明は、車体の幅方向に延びてこの車体内部の車室の前面を形成する樹脂製のインスツルメントパネルを設け、このインスツルメントパネルが、その骨格部を構成して車体側に取り付けられ、車体の前後方向に貫通する開口を有するインスツルメントパネル本体と、上記開口を覆って上記インスツルメントパネル本体に着脱可能に取り付けられるカバーパネルとを有し、上記インスツルメントパネルの前側に車両部品を配置した車両における車室前部構造において、
上記車両部品を上記カバーパネルの前面に取り付けている。
【0013】
このため、上記車両部品に対しメンテナンス作業をする場合には、この車両部品が取り付けられているカバーパネルを上記インスツルメントパネル本体から取り外して、作業空間の広いところなど、良好な作業条件下で上記車両部品に対する作業をすればよい。よって、上記車両部品に対するメンテナンス作業は容易にできる。
【0014】
また、上記カバーパネルの前面から前方に向かうと共に上記車両部品に向かって一体的に突出する突出体を設け、車両の前突時の衝撃力により上記カバーパネルが上記突出体と共に前方移動するとき、この突出体により押動される上記車両部品が上記開口内を前方移動するようにしている。
【0015】
ここで、車両の前突時に、乗員がその慣性力でインスツルメントパネルのカバーパネルに衝突したとする。すると、この衝突の初期では、まず、この衝突時の衝撃力により上記カバーパネルは前方に向かうよう変形して前方移動し、かつ、この移動に伴い上記突出体も前方移動して上記車両部品に当接し、これにより、上記カバーパネルと車両部品との間にある程度の隙間が確保される。つまり、上記カバーパネルに衝突した乗員と車両部品との間に上記隙間が確保される。このため、乗員が上記カバーパネルを介し上記車両部品に対し直接的に大きい衝撃力で衝突することは、上記隙間によって防止される。
【0016】
また、上記衝突が進行した衝突の中、後期では、前記したように、カバーパネルと共に前方移動する突出体により上記車両部品が前方に押動されて上記インスツルメントパネル本体の開口内を前方移動する。このため、上記のように前方に向かうカバーパネルの変形が許容されて大きい変形が得られることから、上記衝突の中、後期において、上記衝撃力が緩和される。
【0017】
よって、車両の前突時に、乗員が上記インスツルメントパネルに衝突したときの衝撃力は十分に緩和されて、上記車両部品からカバーパネルを介し乗員に与えられようとする上記衝撃力の反力は小さく抑制される。
【0018】
そして、上記車両部品に対しメンテナンス作業が容易にできるようにすることや、車両の前突時に、乗員がインスツルメントパネルに衝突したときの衝撃力を十分に緩和できるようにすることは、上記車両部品を単にカバーパネルの前面に取り付けたり、車両の前突時の衝撃力により上記車両部品を、上記開口内を前方移動させたりするという簡単な構成で達成される。よって、上記車両部品に対しメンテナンス作業が容易にできるようにすることや、前突時の衝撃力を十分に緩和させることは、簡単な構成で安価に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図3のI−I線矢視断面図である。
【図2】インスツルメントパネルの斜視図である。
【図3】インスツルメントパネルの一部を車体の前方から見た図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の車両における車室前部構造に関し、車体内部の車室の前面を形成するインスツルメントパネルの前側に車両部品を配置した場合に、この車両部品に対するメンテナンス作業が容易にできるようにし、また、車両の前突時に、乗員が上記インスツルメントパネルに衝突したときの衝撃力を十分に緩和できるようにし、更に、これらの目的が簡単な構成で安価に達成できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
【0021】
即ち、車体の幅方向に延びてこの車体内部の車室の前面を形成する樹脂製のインスツルメントパネルが設けられる。このインスツルメントパネルは、その骨格部を構成して車体側に取り付けられ、車体の前後方向に貫通する開口を有するインスツルメントパネル本体と、上記開口を覆って上記インスツルメントパネル本体に着脱可能に取り付けられるカバーパネルとを有している。上記インスツルメントパネルの前側に車両部品が配置される。
【0022】
上記車両部品が上記カバーパネルの前面に取り付けられる。上記カバーパネルの前面から前方に向かうと共に上記車両部品に向かって一体的に突出する突出体が設けられる。車両の前突時の衝撃力により上記カバーパネルが上記突出体と共に前方移動するとき、この突出体により押動される上記車両部品が上記開口内を前方移動するようにしている。
【実施例】
【0023】
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
【0024】
図において、符号1は、自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、車両1の車体2の幅方向に相当している。
【0025】
上記車体2内部が車室3とされる。車体2は、不図示の左右フロントピラーと、車体2内部の前端部で車体2の幅方向に延びるパイプ製のピラーツーピラーメンバ4とを備え、これら各ピラーとピラーツーピラーメンバ4とは車体2の骨格部材を構成している。
【0026】
車体2の幅方向に延びて上記車室3の前面を形成する樹脂製のインスツルメントパネル7が設けられ、このインスツルメントパネル7は上記ピラーツーピラーメンバ4をその後方から覆っている。上記インスツルメントパネル7は、その骨格部を構成して、車体2側である上記各ピラーやピラーツーピラーメンバ4側に取り付けられるインスツルメントパネル本体8を有している。
【0027】
上記インスツルメントパネル本体8は、その上部を構成して車体2の幅方向かつ前後方向に延びる上面パネル9と、上記インスツルメントパネル本体8の下部を構成して車体2の幅方向かつ上下方向に延びる縦向きパネル10とを有し、この縦向きパネル10は、上記上面パネル9の後端縁部から下方に向かって一体的に延出している。
【0028】
上記インスツルメントパネル本体8の縦向きパネル10の上部に、車体2の前後方向に貫通する開口13が形成されている。上記インスツルメントパネル7は、上記開口13を車室3側から覆って上記インスツルメントパネル本体8に複数のクリップ14により着脱可能に取り付けられる樹脂製のカバーパネル15を有している。
【0029】
上記インスツルメントパネル7の前側には車両部品18が配置される。この車両部品18は、助手席用のエアーバッグ装置19の付属品やマイナスイオン20の発生器21などである。上記エアーバッグ装置19の本体は上記ピラーツーピラーメンバ4に締結具24により固着されている。この場合、この締結具24の締結作業は、上記開口13を通し車室3側から工具25により可能とされる。つまり、上記開口13は、上記ピラーツーピラーメンバ4にエアーバッグ装置19の本体を取り付けるための作業用に利用可能とされている。
【0030】
上記発生器21は直方体形状をなし、その表面は全体的に金属製で剛性を有している。この発生器21は、上記カバーパネル15の前方近傍で上記開口13内に配置され、上記カバーパネル15の前面(裏面)に取り付けられている。具体的には、上記発生器21には左右一対の板金製取付ブラケット28,28がそれぞれ締結具29により取り付けられている。一方、上記カバーパネル15の前面に左右一対の取付ボス31,31が一体的に突設され、これら左右取付ボス31,31に上記各取付ブラケット28がそれぞれ他の締結具32により取り付けられている。これにより、上記カバーパネル15に発生器21が取り付けられている。
【0031】
上記発生器21で発生したマイナスイオン20を上記カバーパネル15に形成されたマイナスイオン20の噴出孔34にまで送出する送出チューブ35が設けられる。そして、上記発生器21で発生したマイナスイオン20は、上記発生器21から上記送出チューブ35と噴出孔34とを順次通り車室3内に噴出されて乗員に供給される。
【0032】
上記カバーパネル15の前面から前方に向かうと共に上記発生器21の後面に向かって一体的に突出する突出体37が設けられている。そして、車両1の前突時に、乗員がその慣性力で上記インスツルメントパネル7のカバーパネル15に衝突したとする。すると、この衝突時の衝撃力Fにより、上記カバーパネル15は前方に向かい変形して、上記突出体37と共に前方移動する。そして、この際、この突出体37により押動される上記発生器21は上記開口13内を前方移動することとされている(図1,4中一点鎖線)。
【0033】
上記構成によれば、上記車両部品18である発生器21を上記カバーパネル15の前面に取り付けている。
【0034】
このため、上記発生器21に対しメンテナンス作業をする場合には、この発生器21が取り付けられているカバーパネル15を上記インスツルメントパネル本体8から取り外して、作業空間の広いところなど、良好な作業条件下で上記発生器21に対する作業をすればよい。よって、上記発生器21に対するメンテナンス作業は容易にできる。
【0035】
また、上記カバーパネル15の前面から前方に向かうと共に上記車両部品18である発生器21に向かって一体的に突出する突出体37を設け、車両1の前突時の衝撃力Fにより上記カバーパネル15が上記突出体37と共に前方移動するとき、この突出体37により押動される上記発生器21が上記開口13内を前方移動するようにしている。
【0036】
ここで、車両1の前突時に、乗員がその慣性力でインスツルメントパネル7のカバーパネル15に衝突したとする。すると、この衝突の初期では、まず、この衝突時の衝撃力Fにより上記カバーパネル15は前方に向かうよう変形して前方移動し、かつ、この移動に伴い上記突出体37も前方移動して上記発生器21に当接し、これにより、上記カバーパネル15と、発生器21および取付ブラケット28用の締結具29との間にある程度の隙間39が確保される。つまり、上記カバーパネル15に衝突した乗員と、発生器21および取付ブラケット28用の締結具29との間に上記隙間39が確保される(図1,4中一点鎖線)。このため、上記衝突の初期に、乗員が上記カバーパネル15を介し上記発生器21や取付ブラケット28用の締結具29に対し直接的に大きい衝撃力Fで衝突することは、上記隙間39によって防止される。また、上記衝撃力Fは上記隙間39を利用した上記カバーパネル15の円滑な変形によって緩和される。
【0037】
また、上記衝突が進行した衝突の中、後期では、前記したように、カバーパネル15と共に前方移動する突出体37により上記発生器21が前方に押動されて上記インスツルメントパネル本体8の開口13内を前方移動する。このため、上記のように前方に向かうカバーパネル15の変形が許容されて大きい変形が得られることから、上記衝突の中、後期において、上記衝撃力Fが更に緩和される。
【0038】
よって、車両1の前突時に、乗員が上記インスツルメントパネル7に衝突したときの衝撃力Fは十分に緩和されて、上記発生器21や取付ブラケット28用の締結具29からカバーパネル15を介し乗員に与えられようとする上記衝撃力Fの反力は小さく抑制される。
【0039】
そして、上記発生器21に対しメンテナンス作業が容易にできるようにすることや、車両1の前突時に、乗員がインスツルメントパネル7に衝突したときの衝撃力Fを十分に緩和できるようにすることは、上記発生器21を単にカバーパネル15の前面に取り付けたり、車両1の前突時の衝撃力Fにより上記発生器21を、上記開口13内を前方移動させたりするという簡単な構成で達成される。よって、上記発生器21に対しメンテナンス作業が容易にできるようにすることや、前突時の衝撃力Fを十分に緩和させることは、簡単な構成で安価に達成できる。
【0040】
また、上記したように、マイナスイオン20の発生器21を上記インスツルメントパネル7のカバーパネル15の前面(裏面)に取り付けている。
【0041】
このため、上記発生器21は上記カバーパネル15を介して車室3の前方近傍に位置することとなる。よって、上記マイナスイオン20を発生する発生器21から、車室3に向かって上記マイナスイオン20を噴出可能とさせる噴出孔34に至るまでのマイナスイオン20用の送出チューブ35の長さを短くできる。よって、この送出チューブ35周りの車体2部分に無用な帯電が生じることが防止されて、マイナスイオン20の車室3への散布効率が向上する。
【0042】
なお、以上は図示の例によるが、上記カバーパネル15に取り付けられる車両部品18は、車室3用の空調部品、エンジンのコントロールユニット、ETCカードの読み取り器などであってもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 車両
2 車体
3 車室
4 ピラーツーピラーメンバ
7 インスツルメントパネル
8 インスツルメントパネル本体
13 開口
15 カバーパネル
18 車両部品
19 エアーバッグ装置
20 マイナスイオン
21 発生器
34 噴出孔
35 送出チューブ
37 突出体
39 隙間
F 衝撃力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の幅方向に延びてこの車体内部の車室の前面を形成する樹脂製のインスツルメントパネルを設け、このインスツルメントパネルが、その骨格部を構成して車体側に取り付けられ、車体の前後方向に貫通する開口を有するインスツルメントパネル本体と、上記開口を覆って上記インスツルメントパネル本体に着脱可能に取り付けられるカバーパネルとを有し、上記インスツルメントパネルの前側に車両部品を配置した車両における車室前部構造において、
上記車両部品を上記カバーパネルの前面に取り付け、
上記カバーパネルの前面から前方に向かうと共に上記車両部品に向かって一体的に突出する突出体を設け、車両の前突時の衝撃力により上記カバーパネルが上記突出体と共に前方移動するとき、この突出体により押動される上記車両部品が上記開口内を前方移動するようにしたことを特徴とする車両における車室前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−112273(P2013−112273A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−262227(P2011−262227)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】