説明

車輪リフトシステム

ホイールおよびタイヤ(12)を車輪ハブ上に効果的に持ち上げかつ配置するための車輪リフトシステム(10)。この車輪リフトシステム(10)は、互いに枢動可能に取り付けられた第1アーム(20)および第2アーム(30)と、前記アーム(20)/(30)の下部に取り付けられた複数のキャスター車輪(62)/(66)と、ホイールおよびタイヤ(12)を支持するための前記アームからそれぞれ延びる第1支持材(40)および第2支持材(50)を含む。バイアス部材(70)は、前記ホイールおよびタイヤ(12)を持ち上げるのをアシストするバイアス力を付与するため前記アームに取り付けられることが好ましい。あるいは、バイアスユニット(70)はホイールおよびタイヤ(12)を持ち上げた状態に保持するのをアシストするバイアス力を付与するため前記アームに取り付けられてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下、いくつかの図にわたる同様の要素には同様の参照符号を付した図面を参照しながら説明する。図1から図11に示す車輪リフトシステム10は、互いに枢動可能に取り付けられた第1アーム20および第2アーム30と、前記アームの下部に取り付けられた複数の車輪62、66と、ホイールおよびタイヤ12を支持するために前記アームからそれぞれ延長された第1支持材40および第2支持材50とを備えている。バイアス部材70は、ホイールおよびタイヤ12の持ち上げをアシストするバイアス力を付与するため前記アームに取り付けられていることが好ましい。
B. アーム
第1アーム20および第2アーム30は、図面の図4から図11に示すように、X字形構造を形成する交差方法で、枢着点で互いに枢動可能に取り付けられていることが好ましい。前記枢着点の位置は、いろいろ可能であるが、前記アームそれぞれの下端から等しい距離にあることが好ましい。
第1アーム20は、図面の図4から図11に示すように、前記枢着点の下の第1下部セグメント22、および前記枢着点の上の第1上部セグメント24からなることが好ましい。また、第2アーム30も同様に、前記枢着点の下の第2下部セグメント32、および前記枢着点の上の第2上部セグメント34からなることが好ましく、第1アーム20の構造を鏡に映したようになっている。
図面の図3に示すように、第1ハンドル26は第1アーム20の第1上部セグメント24から延び、第2ハンドル36は第2アーム30の第2上部セグメント34から延びている。これらのハンドル26、36は、使用者が握りやすい様々な構造からなるのがよい。上記上部セグメント24、34は、使用者が、当該装置を操作するのに完全に真っ直ぐ立った姿勢でハンドル26、36を楽に握ることができるように、十分な長さを有することが好ましい。
C. 支持材
図面の図2から図11に示すように、第1支持材40は第1アーム20から延びている。さらに図に示すように、第2支持材50は第2アーム30から延びている。図面の図3に最も示されるように、第1支持材40および第2支持材50は、その間にタイヤ12を支持するために、互いにおおむね平行である。
さらに図面の図3に示すように、第1支持材40および第2支持材50は、タイヤ12を取り外し可能に支持するために、第1アーム20および第2アーム30それぞれからおおむね横に延びていることが好ましい。支持材40、50は、ローラー、ロッド部材などに限定されず、種々の細長い構造から構成されていてよい。
D. ベース
図面の図1から図11に示すように、第1ベース60は第1アーム20の下方の端に取り付けられ、第2ベース64は第2アーム30の下方の端に取り付けられている。図面の図3に示すように、タイヤ12が支持材40、50の上に位置するときに支えとなる支持材40、50は、第1ベース60および第2ベース64と同じ方向に延びていることが好ましい。
複数の第1車輪62は第1ベース60に取り付けられ、複数の第2車輪66は第2ベース64に取り付けられている。第1車輪62および第2車輪66はキャスター車輪もしくは360度様式で回転可能な他の車輪からなることが好ましい。
E. バイアス部材
バイアス部材70は、第1支持材40および第2支持材50の上に配置されたホイールおよびタイヤ12の持ち上げをアシストするバイアス力を付与するために、第1アーム20および第2アーム30に取り付けられている。バイアス部材70は、本発明を垂直方向に伸長しようとするバイアス力を加えている。図4および図7は、真っ直ぐ立った状態にあるときの本発明を示している。バイアス力は、支持材40、50の上に配置されたホイールおよびタイヤ12を持ち上げ可能であってもよい。バイアス力は、少なくとも、支持材40、50の上に配置されたホイールおよびタイヤ12を使用者が持ち上げるのをアシスト可能であることが好ましい。けれども、ホイールおよびタイヤ12を持ち上げるために、使用者が体を使う必要のないように、バイアス力がより大きくてもよい。
図1から図7では、バイアス部材70としてトーションバネを示しており、バイアス力は第1アーム20と第2アーム30とを反対方向に動かす回転力からなる。トーションバネは、図面の図7に示すように、第1アーム20と第2アーム30の双方に対して取り付けられ、これにより、第1アーム20を時計回り方向に回転させるとともに、第2アーム30を反時計回り方向に回転させる。
図8および図9では、バイアス部材70として、第1アーム20および第2アーム30の下部の間を延長するばね(または他の伸縮可能な伸長部材)を示し、アーム20、30のそれぞれの下部を描いている。図10および図11では、バイアス部材70として、第1アーム20の下部および第2アーム30の上部に接続されるアクチュエータを示している。アクチュエータは、圧縮ガスアクチュエータであっても、伸張力を付与しうるバネアクチュエータであってもよい。
F. 他の実施例
i. 概観
図12から図17は、本発明の好ましい他の実施例を示す。詳細には、車輪リフトシステム10は、互いに枢動可能に取り付けられた第1アーム20及び第2アーム30と、前記アームの下部に取り付けられた複数の車輪62、66と、ホイールおよびタイヤ12を支持するために、前記アームからそれぞれ延長された第1支持材40および第2支持材50とを備える。バイアスユニット74は、ホイールおよびタイヤ12を持ち上げるのをアシストするバイアス力を付与するために前記アームに取り付けられている。
ii.アーム
第1アーム20および第2アーム30は、図面の図12から図16に示すように、X字形構造を形成する交差方法で、枢着部材72で互いに枢動可能に取り付けられることが好ましい。枢着部材72の位置は、いろいろ可能であるが、前記アームそれぞれの下端から等しい距離にあることが好ましい。
第1アーム20は、図面の図12から図16に示すように、第1支持材40の下の第1下部セグメント22、および第1支持材40の上の第1上部セグメント24からなることが好ましい。第2アーム30も同様に、第2支持材50の下の第2下部セグメント32、および第2支持材50の上の第2上部セグメント34からなることが好ましく、第1アーム20の構造を鏡に映したようになっている。
図面の図12に示すように、第1ハンドル26は第1アーム20の第1上部セグメント24の上部から延び、第2ハンドル36は第2アーム30の第2上部セグメント34の上部から延びている。これらのハンドル26、36は、使用者が握りやすい様々な構造であってよい。上記上部セグメント24、34は、使用者が車輪リフトシステム10を操作するのに、完全に真っ直ぐ立った姿勢でハンドル26、36を楽に握ることができる十分な長さを有することが好ましい。
第1上部セグメント24および第2上部セグメント34はまた、第1下ハンドル28および第2下ハンドル38を含むことが好ましい。図面の図12に示すように、第1下ハンドル28は第1アーム20の第1上部セグメント24の下部から延び、第2下ハンドル38は第2アーム30の第2上部セグメント34の下部から延びている。第1下ハンドル28および第2下ハンドル38は、第1ハンドル26および第2ハンドル36と同様の構造であることが好ましい。
iii.支持材
図面の図12および図17に示すように、第1支持材40は第1アーム20から延びている。さらに図に示すように、第2支持材50は第2アーム30から延びている。図面の図13から図15に最もよく示されるように、第1支持材40および第2支持材50は、その間にホイールおよびタイヤ12を支持するために、互いにおおむね平行である。
さらに図面の図13から図15に示すように、第1支持材40および第2支持材50は、ホイールおよびタイヤ12を取り外し可能に支持するために、第1アーム20および第2アーム30それぞれからおおむね横に延びていることが好ましい。支持材40、50は、ローラー、ロッド部材などに限定されず、種々の細長い構造から構成されていればよい。
iv. ベース
図面の図12から図17に示すように、第1ベース60は第1アーム20の下方の端に取り付けられ、第2ベース64は第2アーム30の下方の端に取り付けられている。図面の図17に示すように、第1ベース60および第2ベース64は、支持材40、50と同様の方向に延びていることが好ましく、これらの支持材40、50はホイールおよびタイヤ12が支持材40、50の上にあるときに支えている。
複数の第1車輪62は第1ベース60に取り付けられ、複数の第2車輪66は第2ベース64に取り付けられている。第1車輪62および第2車輪66は、3つのキャスター車輪構造からなることが好ましい。
v.バイアスユニット
図12から図16に示すように、バイアスユニット74は、第1下部セグメント22の上部の第1アーム20に取り付けられることが好ましい。バイアスユニット74は、バイアスユニット74から伸長可能なロッド部材76を含み、第2下部セグメント32の上部の第2アーム30に取り付けられることが好ましい。バイアスユニット74の構造は、ガススプリングからなることが好ましい。ガススプリングは、リリース部材37、39が作動していない限り、当該ガススプリングがロックされた状態のままのロック状態のガススプリングであることが好ましい。
図12から図16に示すように、バイアスユニット74は、好ましくは第1リリース部材37および第2リリース部材39を含む液圧ホース78に取り付けられていることが好ましい。第1リリース37および第2リリース部材39は同様の機能であることが好ましい。リリース部材37、39が作動しているとき、ガスまたはオイルはバイアスユニット74を流通することが可能であり、ロッド部材76は力の作用で引き出されたり押し込まれたりするのを許容する。
車輪リフトシステム10が持ち上がっている間、簡単に作動され得るように、第1リリース部材37は第2上部セグメント34の上部近くに取り付けられていることが好ましい。第2リリース部材39は、車輪リフトシステム10を下げるとき、およびホイールおよびタイヤ12を位置合わせするときに作動できるように、第2下ハンドル38に取り付けられていることが好ましい。
図15に示すように、車輪リフトシステム10が完全に持ち上がった状態のとき、バイアスユニット74は緊張力が解かれた状態であり、ロッド部材76は完全に収縮する。一つもしくはそれ以上のリリース部材37、39の作動により、また第1ハンドル20および第2ハンドル30を押し下げることにより、バイアスユニット74のロッド部材76は伸長する。これにより、図16に示すように、前記第2アームを外方へ押すことによって、車輪リフトシステム10を持ち上がった位置から下がった位置まで調節する。
G. 本発明の操作
操作に際しては、図面の図5および図6に示すように、使用者は、使用者の足または他の部位で、バイアス部材70を押し下げることによって支持材40、50を下げる。次に、図面の図6に示すように、使用者は支持材40、50がホイールおよびタイヤ12の下部外周縁部の下側となるように前記装置を配置する。使用者は次に、使用者がホイールおよびタイヤ12を取り付けたい車輪ハブの近くに、ホイールおよびタイヤ12を配置することができる。図面の図7に示すように、ハンドルを操作して、バイアス部材70がホイールおよびタイヤ12を持ち上げるのをアシストすることによって、アーム20、30は互いに反対に回転されて、支持材40、50が、支持しているホイールおよびタイヤ12とともに効果的に持ち上げられる。使用者は、車輪62、66を動かしてホイールおよびタイヤ12の位置を移動させることができ、これとともに、ホイールおよびタイヤ12に手で加える力を調節することによって、ホイールおよびタイヤ12の垂直位置を調節することができる。ホイールおよびタイヤ12を垂直な状態に正確に配置したら、ラグナット用開口に位置合わせするためにホイールおよびタイヤ12を支持材40、50上で回転させる。次にホイールおよびタイヤ12は従来の留め具を使用して取り付けられる。ホイールおよびタイヤ12が完全または部分的に前記車輪ハブに取り付けられた後、本発明は、他のホイールおよびタイヤ12に使用するために下げられて、ホイールおよびタイヤ12の下から取り外される。
i.本発明の操作の他の実施例
操作において、使用者は、第1リリース部材39を作動させ、車輪リフトシステム10が完全に下げられた位置になるまで第1ハンドル20および第2ハンドル30を下向きに押し、支持材40、50を下げる。使用者は次に、第1リリース部材37を解除して、車輪リフトシステム10を所定位置でロックしてもよい。次に、図13に示すように、車輪リフトシステム10は、支持材40、50がホイールおよびタイヤ12の下部外周縁部の下側となるよう配置される。
次に、使用者は、第1リリース部材37を作動させ、同時に第1ハンドル20および第2ハンドル30を、ホイールおよびタイヤ12の中央が車輪ハブの中央上方に位置するまで持ち上げる。第1リリース部材37はこれで作動させないようにして、バイアスユニット74および車輪リフトシステム10を同時に所定位置でロックしてもよい。続いて、使用者は、ホイールおよびタイヤ12を取り付けたい車輪ハブ近くにホイールおよびタイヤ12を配置することができる。
ここで、使用者は、第1下ハンドル28および第2下ハンドル38を握りやすい位置にいてもよい。使用者はこのとき、第2リリース部材39を作動させてもよく、ロッド部材76がバイアスユニット74から伸長するのを許容し、ホイールおよびタイヤ12が下がるのを許容する。下方に押すように作用するホイールおよびタイヤ12の力は、上方へ押すように作用するバイアスユニット74の力を上回り、車輪リフトシステム10が下がるのを許容する。いったんホイールおよびタイヤ12が取り付け可能な高さに位置すれば、第2リリース部材39を作動させないようにして、バイアスユニット74および車輪リフトシステム10を所定位置に再ロックするとよい。
ここで車輪リフトシステム10は転がして場所を移動させてよく、ホイールおよびタイヤ12は従来の取り付け方法で前記車輪ハブに取り付けられる。これで車輪リフトシステム10は、前記車輪ハブから安全に離されて転がして運ばれる。第1リリース部材37は、車輪リフトシステム10が完全に立った状態となり、そしてバイアスユニット74が緩んだ状態となるように作動される。
以上、本発明の好ましい実施例をその変形とともに記載し説明した。上述で使用した用語、記述および図は、説明の目的で記述されているにすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術は、その精神および本発明の範囲で多様な変形が可能であると認識され、その範囲は以降の請求の範囲(および均等の範囲)によって定義を意図され、すべての用語は、示されない限り、広く正当な意味として解釈される。明細書本文は、便宜的なものにすぎず、法的または限定的効果はないものである。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アームと、
前記第1アームに交差させて枢着点で枢動可能に取り付けられた第2アームと、
前記第1アームから延びる第1支持材と、
前記第2アームから延びる第2支持材とを備え、前記第1支持材および前記第2支持材はホイールおよびタイヤを支持可能とされ、
前記ホイールおよびタイヤを持ち上げた状態に保持するのをアシストするバイアス力を付与するため、前記第1アームおよび前記第2アームに取り付けられたバイアスユニットを備える車輪リフトシステム。
【請求項2】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、複数の車輪が前記第1アームおよび前記第2アームの下端に取り付けられた車輪リフトシステム。
【請求項3】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1アームの下方の端に取り付けられた第1ベースと、前記第2アームの下方の端に取り付けられた第2ベースと、前記第1ベースに取り付けられた複数の第1車輪、および前記第2ベースに取り付けられた複数の第2車輪を含む車輪リフトシステム。
【請求項4】
請求項3に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1車輪および前記第2車輪はキャスター車輪から構成されることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項5】
請求項4に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1車輪および前記第2車輪は3つのキャスター車輪構造からなることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項6】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、前記バイアスユニットはガススプリングから構成されることを特徴とし、前記ガススプリングはロッド部材を含むことを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項7】
請求項6に記載の車輪リフトシステムであって、前記バイアスユニットは前記第1アームに取り付けられ、前記ロッド部材は前記第2アームに取り付けられていることを特徴とし、前記ロッド部材の伸長または収縮はそれぞれ前記第2アームを押しまたは引き出して、前記車輪リフトシステムの持ち上げを制御することを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項8】
請求項6に記載の車輪リフトシステムであって、前記バイアスユニットの前記ガススプリングは自動ロック可能であることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項9】
請求項8に記載の車輪リフトシステムであって、前記バイアスユニットはリリース部材を含む液圧ホースに取り付けられていることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項10】
請求項9に記載の車輪リフトシステムであって、前記リリース部材は第1リリース部材および第2リリース部材を含むことを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項11】
請求項9に記載の車輪リフトシステムであって、前記リリース部材は、作動時、前記バイアスユニットにガスまたはオイルを流通可能として、前記ロッド部材が前記バイアスユニットから伸長するのを、あるいは前記バイアスユニットに突き出るのを許容することを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項12】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1アームおよび前記第2アームはX字形構造を形成することを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項13】
請求項12に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1アームおよび前記第2は枢着部材に枢動可能に取り付けられていることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項14】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1支持材および前記第2支持材は互いにおおむね平行であることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項15】
請求項14に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1支持材および前記第2支持材は前記第1アームおよび前記第2アームそれぞれからおおむね横に延びていることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項16】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1アームは前記枢着部材の下の第1下部セグメントおよび前記枢着点の上の第1上部セグメントから構成されることを特徴とし、前記第2アームは前記枢着点の下の第2下部セグメントおよび前記枢着点の上の第2上部セグメントから構成されることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項17】
請求項16に記載の車輪リフトシステムであって、第1上部セグメントは第1ハンドルを含み、前記第2上部セグメントは第2ハンドルを含むことを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項18】
請求項17に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1ハンドルは前記第1上部セグメントの上部に取り付けられており、第1下ハンドルは前記第1上部セグメントの下部に取り付けられており、前記第2ハンドルは前記第2上部セグメントの上部に取り付けられており、第2下ハンドルは前記第2上部セグメントの下部に取り付けられていることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項19】
請求項18に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1リリース部材は前記第2ハンドル近くまたは前記第2ハンドル上に配置され、前記第2リリース部材は前記第2下ハンドル近くまたは前記第2下ハンドル上に配置されることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項20】
請求項1に記載の車輪リフトシステムであって、第1支持材および前記第2支持材は細長いローラーから構成されることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項21】
第1アームと、
X字形構造を形成するように交差させて前記第1アームに枢着部材で枢動可能に取り付けられた第2アームとを備え、前記第1アームは第1下部セグメントおよび第1上部セグメントから構成され、前記第2アームは第2下部セグメントおよび第2上部セグメントから構成され、
前記第1上部セグメントから延びる第1ハンドルと、
前記第1上部セグメントから延びる第1下ハンドルと、
前記第2上部セグメントから延びる第2ハンドルと、
前記第2上部セグメントから延びる第2下ハンドルと、
前記第1アームから延びる第1支持材と、
前記第2アームから延びる第2支持材とを備え、前記第1支持材および前記第2支持材は互いにおおむね平行であり、前記第1支持材および前記第2支持材はタイヤを取り外し可能に支持するための前記第1アームおよび前記第2アームそれぞれからおおむね横に延びており、
前記第1アームの下方の端に取り付けられた第1ベースと、
前記第2アームの下方の端に取り付けられた第2ベースと、
前記第1ベースに取り付けられた複数の第1車輪と、
前記第2ベースに取り付けられた複数の第2車輪とを備え、前記第1車輪および前記第2車輪はキャスター車輪から構成され、
ロッド部材を含むバイアスユニットを備えて、ホイールおよびタイヤを持ち上げた状態に保持するのをアシストするバイアス力を付与するために、前記バイアスユニットは前記第1アームに取り付けられており、前記ロッド部材は前記第2アームに取り付けられていることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項22】
請求項21に記載の車輪リフトシステムであって、前記バイアスユニットはロック可能なガススプリングから構成されることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項23】
請求項22に記載の車輪リフトシステムであって、前記バイアスユニットはリリース部材を含む液圧ホースに取り付けられていることを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項24】
請求項23に記載の車輪リフトシステムであって、前記リリース部材は、作動時、前記バイアスユニットにガスまたはオイルを流通可能として、前記ロッド部材が、前記バイアスユニットから伸長することにより前記車輪リフトシステムの降下を許容し、あるいは前記バイアスユニットに突き出ることにより前記車輪リフトシステムの持ち上げを許容することを特徴とする車輪リフトシステム。
【請求項25】
請求項21に記載の車輪リフトシステムであって、前記第1車輪および前記第2車輪は3つのキャスター車輪構造からなることを特徴とする車輪リフトシステム。

【公表番号】特表2009−530182(P2009−530182A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501399(P2009−501399)
【出願日】平成18年6月7日(2006.6.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/022437
【国際公開番号】WO2007/108815
【国際公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(508161388)
【氏名又は名称原語表記】SNOOK,Jonathan