説明

遊技店などの情報表示システム

【課題】遊技店の静寂なトイレ空間を利用して効率良く各種の情報を遊技客に伝達することのできる遊技店の情報表示システムを提案すること。
【解決手段】遊技店2に設置された情報表示システム1はトイレ4の便器の近傍に設置された映像表示端末6(1)を備えている。映像表示端末6(1)は一般TVの放映画面のみを無音状態で放映しており、遊技客がトイレ4に入り便器の前に立ったことが検出されると、所定時間を置いた後に、表示画面54が所定の宣伝情報に切り替わり、映像および音声が出力される。体温センサ41によって検出された体温に基づき芳香放出器37から香りが一定時間放出される。人が去ると、直ちに一般TVの放映画面に戻る。静寂なトイレ内において、視覚、聴覚および臭覚で認識可能な形態で宣伝情報を出力することによって、効率良く遊技客に情報を伝達できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ店などの遊技店内、その他の施設内、あるいは屋外において、各種の広告宣伝などを効果的に行うことのできる情報表示システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ店などの遊技店においては、新機種の入れ替えの案内、大当たり情報、出玉情報、会員サービス情報などの各種の情報がチラシなどの形態で配布される。また、遊技店内においては休憩場所などに設置されているモニター画面上に、そのような情報が放映される。各種の情報をリアルタイムで効率良く遊技客などに提供するためには、情報配信元から通信回線を介して各種の情報を電子データで遊技店に設置した液晶表示装置などの表示装置に配信して放映することが望ましい。
【0003】
表示装置を用いた広告方法としては、特許文献1(特開平9−106268号公報)に開示のものがある。ここに開示の広告装置では、常時、ディスプレイ上に広告画像情報を表示し、予め設定した時間帯においてはTV放送を優先して放映するようになっている。しかし、かかる広告装置は、それらを見る人の状態に関係なく一方的に情報を表示するだけである。したがって、表示されている情報に人が注目せず、情報伝達力が弱いという問題点がある。
【0004】
特許文献2(特開2001−142420号公報)に開示の情報表示装置では、画像表示手段に広告画像などを表示しておき、人検出手段によって人を検出すると、音発生手段から、表示されている広告画像に関係のある音を発生させるようになっている。人が近づくと音を発生させることにより、人の関心を引くようにしている。
【0005】
しかしながら、遊技店内では、各遊技機器から発生する音などによって音声がかき消されてしまい、特許文献2に記載の情報表示装置を用いたとしても、表示される情報に人の関心を集めることが困難である。
【0006】
ここで、近年においては、女性客などの増加などに伴って、遊技店内のトイレは清潔感のある静寂な環境とされている。したがって、トイレを利用して各種の情報を発信することが考えられる。
【0007】
トイレ内において情報を表示する方法は、特許文献3(特開平10−137157号公報)に開示されている。ここに開示されているトイレ用表示システムでは、トイレ内に表示手段を配置し、着座センサ、ドアセンサなどを利用して、トイレ内に人がいる間だけ、表示手段を作動させて情報を表示するようになっている。特許文献4(特開2002−94895号公報)には、ウォータクローゼット(WC)内に液晶表示装置を配置して、商品の宣伝などを行うWCテレビジョンシステムが開示されている。また、特許文献5(特開2002−155564号公報)には、便器の上にLCDが配置され、利用者が赤外線センサによって検知されると、広告、イベント情報などを表示する情報表示装置が開示されている。
【特許文献1】特開平9−106268号公報
【特許文献2】特開2001−142420号公報
【特許文献3】特開平10−137157号公報
【特許文献4】特開2002−94895号公報
【特許文献5】特開2002−155564号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、上記の従来技術を改良して、人の注意を強く引くことのできる形態で各種の情報を表示して、効率良く表示情報を伝達することのできる情報表示システムを提案することにある。
【0009】
特に、本発明の課題は、遊技店のトイレを利用して効率良く各種の情報を遊技客に伝達することのできる情報表示システムを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明は、映像配信サーバと、少なくとも一台の映像表示端末とが有線または無線で接続されている情報表示システムにおいて、
前記映像表示端末は、表示器と、第1映像情報を蓄積するメモリと、当該映像表示端末に対して一定の距離以内の領域に人がいることを検出するための人感センサと、芳香放出器と、前記表示器に表示される映像情報を切り替え制御する制御部とを備えており、
前記映像配信サーバには、前記メモリに蓄積される前記第1映像情報を配信する第1映像情報配信手段と、前記映像表示端末の前記表示器に表示させるための第2映像情報をストリーミング配信する第2映像情報配信手段とを備えており、
前記映像表示端末は、前記制御部の制御の下に、前記領域内に人がいない場合には、前記映像配信サーバからストリーミング配信される前記第2映像情報を前記表示器に表示させ、前記領域内に人が入ったことが検出されると、前記芳香放出器を駆動して香りを所定期間放出させると共に、前記表示器に表示されている映像情報を、前記メモリに蓄積されている第1映像情報に切り替え、当該領域内に人がいることが検出されている間、当該第1映像情報を表示させ、前記領域内に人がいることが検出されなくなると、前記表示器に表示される映像情報を、再び、前記第2映像情報に戻すことを特徴としている。
【0011】
また、本発明の情報表示システムは、前記映像表示端末がTVチューナを備えている場合には、前記領域内に人がいない場合には前記映像配信サーバからストリーミング配信される前記第2映像情報、あるいは、前記TVチューナを介して受信される第3映像情報を前記表示器に表示させ、前記領域内に人がいる状態から人がいなくなった場合に、前記表示器に表示されている映像情報を前記第1映像情報から、前記第2映像情報あるいは前記第3映像情報に戻すことを特徴としている。
【0012】
本発明の情報表示システムでは、映像表示端末に人が近づくと、表示器に表示されている映像情報が切り替わると共に、映像の切り替わり時には芳香が発せられる。この切り替えによって、映像表示端末に近づいた人が表示映像の切り替わりに極めて強い関心を寄せて、その内容を確認することが期待される。また、臭覚を刺激することにより、映像が強く記憶に残ることが期待される。よって、本発明によれば、極めて効率良く各種の情報を人に伝達することのできる情報表示システムを実現できる。
【0013】
ここで、本発明の各映像表示端末を、パチンコ店などの遊技店におけるトイレ内の各便器に対応した位置に設置することが望ましい。
【0014】
遊技店内において静寂な場所であるトイレ内を情報発信場所として利用することにより、効率良く情報を遊技客に伝達することができる。特に、本発明では、便器に人が近づくと、映像表示端末の表示映像がTV番組などの第2あるいは第3映像情報の放映から広告宣伝などの第1映像情報の放映に切り替わる。この切り替わりよって、便器に近づいた人が映像表示端末の存在に気づき、その出力内容に注目することになる。また、切り替わり時には香りが放出されるので、放映情報に対して人が極めて強い関心を寄せて、その内容を確認することが期待される。
【0015】
トイレ内の各便器に対応して映像表示端末を設置する場合には、利用者が映像表示端末に注目するタイミングに合わせて放映される映像情報の切り替えが行われるように、前記情報表示端末における前記表示器に表示される映像情報の切り替えを、前記領域内に人がいることが検出された場合には、当該検出時点から所定時間が経過した後に行うようにすることが望ましい。また、利用者が便器から去る場合には、映像情報を直ちに元の映像情報に戻すようにすればよい。
【0016】
次に、前記映像表示端末に振動発生部を配置しておき、映像情報を第1映像情報に切り替える際に香りと共に振動を発生させるようにすれば、より効果的に人の注意を引くことができるので望ましい。
【0017】
また、前記芳香放出器として異なる種類の香りを放出可能なものを用いると共に、前記映像表示端末に、前記領域内に入った人の体温、脈拍などの生体情報を検出する生体情報センサを配置しておき、前記映像表示端末は、前記領域内に人がいることが検出された後の前記表示器に表示される映像情報の切り替え時に、前記生体情報センサの検出結果に基づき選択された香りを放出させるようにしてもよい。例えば、体温、脈拍数が高い場合には沈静効果のある香りを放出させ、逆の場合には気分を高揚させる効果のある香りを放出させることができる。
【0018】
また、本発明では、前記映像表示端末は、前記第1映像情報の表示と共に、あるいは、当該第1の映像情報の表示に続けて、前記生体情報センサの検出結果に基づき第4映像情報を表示するようにしている。例えば接近した人のサーモグラフィを測定し、それに基づき健康状態などの情報を表示することができる。
【0019】
ここで、多数の情報を提供する場合には、人の好みなどに応じて放映情報を選択させることが望ましい。このためには、前記表示器の表示画面にタッチパネル機能を持たせ、前記メモリには複数種類の前記第1映像情報を蓄積しておき、前記第1映像情報の表示時には最初に予め定められた種類の第1映像情報を表示し、前記表示画面の側からの切り替え入力に応じて、表示される第1映像情報を異なる種類のものに切り替えるようにすればよい。
【0020】
ここで、前記第2映像情報および前記第3映像情報は、一般TV放送、BS放送、CS放送、ケーブルTV放送、および、録画映像のうちの一つとすることができる。
【0021】
また、前記第1映像情報は、イベント情報、商品広告情報、飲食店のメニュー情報、小売店の商品情報、旅行代理店などのサービス業のサービス情報、ホテル・会場・乗り物・旅行などの予約情報のうちの少なくとも一つとすることができる。
【0022】
パチンコ店などの遊技店に映像表示端末が配置される場合には、前記第1映像情報は、次の(1)〜(8)のうちの少なくとも一つとすることができる。
【0023】
(1)新機種(遊技機)入れ替えの案内、レディースデイなどの営業イベントの案内、甘釘まつりなどの遊技機イベントの案内、カニ祭りなどの景品イベントの案内、店内チラシ、などのパーラーイベント情報
(2)遊技機の基本仕様と遊技方法解説(遊技機プロモーション)
(3)大当たり情報、出玉情報
(4)会員サービス情報
(5)休業日、営業時間の案内
(6)企業案内と他店(チェーン店など)情報
(7)求人案内
(8)設置している遊技機とそのレイアウト情報、パーラーに関係するレストラン情報・ブランド品などの情報を含む、パーラー内の広告宣伝
【0024】
ここで、前記映像表示端末において、前記領域に人がいることが検出されると、前記第1映像情報の表示を常にその先頭から開始し、前記領域内に人いることが検出されている間は繰り返し当該第1映像情報を表示することが望ましい。
【0025】
第1映像情報として短い時間幅のものを用意しておけば、人が映像表示端末を見ている短い間に第1映像情報を全て出力できる。また、途中で出力が停止した場合でも、次の人が接近すると最初から第1映像情報が放映される。よって、効率良く情報を人に伝達できる。
【0026】
さらに、多数の場所あるいは施設において情報の提供を行う場合などにおいては、インターネットなどの通信回線を介して、前記映像配信サーバに前記第1映像情報を配信する中央配信サーバを配置し、前記映像配信サーバの画像メモリに、配信された前記第1映像情報を蓄積するように、システムを構築することが望ましい。
【0027】
また、前記映像表示端末において、前記第1映像情報を前記表示器に表示すると同時に占いボタンを前記表示画面上に表示し、当該占いボタンが操作されるとその旨を前記中央配信サーバに通知し、前記中央配信サーバは、前記占いボタンが操作されたことが通知されると、占い結果データを作成して、当該占い結果データを前記占いボタンが操作された前記映像表示端末の前記表示画面に表示するようにしてもよい。
【0028】
この場合には、前記映像表示端末において、前記占いボタンが操作されると前記表示画面上に占いメニュー画面を表示し、表示されている占いメニュー画面上の一つの占いが選択されると、その占い画面を表示し、表示された占い画面上において占いの実行が選択されるとその旨を前記中央配信サーバに通知し、前記中央配信サーバは、当該通知を受け取ると、選択された占いの結果データを作成して、前記制御部を介して前記の占いの実行が選択された前記映像表示端末の前記表示画面上に、占いの結果を表示させるようにしてもよい。例えば、占い結果として、相性の良い遊技台情報などを表示すれば、遊技台の広告宣伝を効果的に行うことができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の情報表示システムでは、映像表示端末に人が近づくと、そこで放映されている一般TV番組などの第2あるいは第3映像情報が、宣伝、広告などの第1映像情報に切り替わると共に香りが放出される。映像の切り替わりと、芳香によって、放映される映像情報に対して人が極めて強い関心を寄せて、その内容を確認することが期待され、視覚に加えて、臭覚が刺激されるので、放映される映像情報が強く見た人の記憶に残ることが期待される。よって、本発明によれば、極めて効率良く各種の情報を人に伝達することのできる情報表示システムを実現できる。
【0030】
また、本発明では、映像表示端末がトイレの便器に配置されている場合には、人が便器に接近した場合には、それを検出した時点から少し遅れた時点で放映される映像情報の切り替えを行い、人が便器から離れる際には直ちに映像情報を元の映像情報に戻すようにしている。したがって、トイレ利用者の行動パターンに対応した形態で広告、宣伝などの第1映像情報を表示して人に伝えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した情報表示システムの実施の形態を説明する。
【0032】
図1は、本実施の形態に係る遊技店の情報表示システムを示す全体構成図である。情報表示システム1は、遊技店2に設置されている映像配信サーバ3と、当該遊技店2の各トイレ4、5にそれぞれ設置されている複数台の映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)(m,n:正の整数)と、遊技店2の内部に設置されている複数台、例えば2台の大型表示装置8(1)、8(2)と、遊技店2の外に設置されている1台あるいは複数台の屋外スーパービジョン9とを有している。
【0033】
映像配信サーバ3にはLANケーブル11が接続されており、LANケーブル11はハブ(HUB)12〜15を介して分岐して、大型表示装置8(1)、8(2)、屋外スーパービジョン9にそれぞれ接続されている。また、LANケーブル11は、下位のハブ(HUB)16、17を介して、それぞれ、映像表示端末6(1)〜6(m)および7(1)〜7(n)に接続されている。
【0034】
映像配信サーバ3は通信回線、例えばインターネット18を介して、宣伝情報作成・配信センタ19の側の中央配信サーバ20に接続されている。映像配信サーバ3は、中央配信サーバ20から宣伝情報(第1映像情報)の配信を受けると、それを内蔵の画像メモリ21に記憶保持する。また、ここに記憶保持した第1映像情報を、キャプチャーボード22によってMPEG規格でエンコード(圧縮)してLAN出力するように構成されている。さらに、映像配信サーバ3にはチューナ23が内蔵されており、TV放送、地上波放送、BS放送、CS放送などの放送番組(第2映像情報)を受信して、LANケールル11を介して各映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)にストリーミング配信することができるように構成されている。
【0035】
各映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)は、後述のようにTVチューナを備えており、常時は、映像配信サーバ3の側からストリーミング配信されるTV放送番組(第2映像情報)、あるいは、アンテナケーブルから内蔵のTVチューナを介して得られるTV放送番組(第3映像情報)を無音声で放映している。人が接近すると、放映されている映像情報を、TV放送番組から、宣伝情報(第1映像情報)に切り替える。これに対して、遊技店2内の大型表示装置8(1)、8(2)および屋外スーパービジョン9では、常に、所定の宣伝情報が繰り返し放映される。
【0036】
図2は映像表示端末6(1)の概略ブロック図である。映像表示端末6(1)以外の映像表示端末6(2)〜6(m)および映像表示端末7(1)〜7(n)も同一構成であるので、これらの説明は省略する。
【0037】
映像表示端末6(1)は、制御ボード30と映像入出力ユニット50を備えている。制御ボード30には、TVチューナ31および切替処理部32が搭載されており、切替処理部32の第2入力端32bには、映像配信サーバ3から常時ストリーミング配信されているTV放送番組の映像情報(第2映像情報)がLANポート30aを介して供給される。また、切替処理部32の第3入力端32cにはTVチューナ31からTV放送番組の映像情報(第3映像情報)が供給される。さらに、切替処理部32の第1入力端32aには、制御ボード30に搭載されているメモリ33に蓄積されている宣伝情報(第1映像情報)が供給可能となっている。メモリ33はハードディスク、半導体メモリ、DVDディスクなどからなり、宣伝情報が例えばMPEG画像データの形態で記憶保持されている。
【0038】
切替処理部32は、これら第1〜第3入力端32a〜32cに供給される情報を択一的に選択してその出力端32dから出力する。出力された情報は復号処理部34に供給され、ここにおいて所定の復号処理が施される。例えば、MPEGデコード処理が施される。復号処理された後の復号化情報は動画信号生成部35に供給され、ここにおいて復号化情報から画像信号および音声信号が生成される。これらの信号は出力ポート36を介して出力され、映像入出力ユニット50に供給される。
【0039】
制御ボード30には芳香放出器37が搭載されており、制御ボード30に搭載されている当該芳香放出器37および上記の各部31〜35は制御ボード30に搭載されているCPUを中心に構成された制御部38によって駆動制御される。制御部38には、人感センサとして機能する赤外線反射センサ39の出力信号が入力ポート40を介して供給される。また、人体温度を検出するための体温センサ41(生体情報センサ)の出力信号が入力ポート42を介して供給される。さらに、排尿成分を分析して健康状態を判定する排尿検査器43(生体情報センサ)の出力信号が入力ポート44を介して供給される。制御部38は、そのROM内に格納されている制御プログラムにしたがって、これらの入力信号に基づき各部を駆動制御する。
【0040】
映像入出力ユニット50は、表示器51および音声出力部52を備えている。また、情報入力部としてカメラなどの撮像部53を備えている。また、表示器51の表示画面54にタッチパネル機能を持たせて、操作入力を行うことができるようにしてもよい。
【0041】
ここで、赤外線反射センサ39は、トイレ4の各便器に対して一定の距離以内の領域に人が入ったか否かを検出するためのものであり、各便器の近傍位置、あるいは、映像表示端末6(1)に内蔵されている。映像表示端末6(1)の切替処理部32では、その第3入力端32cが出力端32dに接続された状態に保持されている。あるいは、その第2入力端32bが出力端32dに接続された状態に保持されている。したがって、常時は、アンテナケーブル45からTVチューナ31を介して供給されるTV放送番組(第3映像情報)、あるいは、映像配信サーバ3からストリーミング配信されているTV放送番組(第2映像情報)が映像入出力ユニット50に供給され、その表示器51の表示画面54には当該TV放送番組の映像のみが表示されている。
【0042】
赤外線反射センサ39によって人が検出されると、制御部38は切替処理部32を切替制御して、その第3あるいは第2入力端32cあるいは32bと出力端32dとを切り離して第1入力端32aを出力端32dに接続し、メモリ33に蓄積されている宣伝情報(第1映像情報)を、切替処理部32、復号処理部34および動画信号生成部35を介して出力し、その画像および音声信号を映像入出力ユニット50に供給する。この結果、映像入出力ユニット50では、宣伝情報の映像が表示画面54に表示され、その音声が音声出力部52から出力される。
【0043】
体温センサ41は便器に接近した人のサーモグラフィを測定し、それに基づき、その人の興奮状態を多段階に判別し、判別結果を出力するものである。例えば、体温が低い場合と高い場合の二段階の判別を行い、判別結果を出力する。制御部38は、体温が低いと判断された場合には、気分を高揚させる効能のある香りを芳香放出器37から放出させ、体温が高いと判断された場合には、気分を落ち着かせる効能のある香りを芳香放出器37から放出させる。
【0044】
排尿検査器43は例えば各便器の排水管に取り付けられており、排尿の成分の一つあるいは複数を検出し、それに基づき健康状態を判断する。例えば、排尿から糖が検出された場合には、制御部38は、メモリ33に予め記憶保持されている定型メッセージ、例えば、「健康診断にいかれることをお勧めします。」などのメッセージ(第4の情報)を宣伝情報と共に表示画面54上に表示させるようになっている。
【0045】
一方、映像入出力ユニット50の撮像部53で撮像された人の顔画像は映像表示端末6(1)からLANケーブル11を介して映像配信サーバ3に供給される。映像配信サーバ3では、例えば、不審人物画像情報などを記憶保持しておき、受信した撮影画像をこれらと照合することにより、遊技店のセキュリティを高めることができる。また、顔画像に基づき顔色などの生体情報を読み込み、これに基づき、芳香放出器37から放出される香りの種類を切り替え制御するようにしてもよい。
【0046】
また、表示器51の表示画面54にタッチパネル機能を持たせてある場合には、複数種類の宣伝情報を出力可能としておき、入力ポート46を介して制御部38に供給されるタッチパネル入力によって、表示されている宣伝情報を切り替え表示することができる。例えば、宣伝情報(第1映像情報)として複数の情報を用意しておき、最初にメニュー画面を表示し、そこに表示されている「遊技台情報」「出玉情報」「イベント情報」などのメニューを選択させて、選択された情報を表示するように構成することができる。
【0047】
(映像表示端末の映像切替出力動作)
図3は、本例の情報表示システム1における映像表示端末6(1)の映像切替動作を示す概略フローチャートである。この図を参照して映像表示端末6(1)の動作を以下に纏めて説明する。まず、映像表示端末6(1)では、常時、TVチューナ31を介して供給される一般のTV放送番組(第3映像情報)、あるいは、LANケーブル11を介して映像配信サーバ3の側からストリーミング配信されている一般のTV放送番組(第2映像情報)を、表示器51の表示画面54上で放映している。放映形態は、音声は出力せずに映像のみを出力する第1の出力形態である(ステップST1)。
【0048】
この放映状態において、トイレ4に遊技客が入り、便器の前に立つと、赤外線反射センサ39によって人が便器の前に立ったことが検出される(ステップST2)。各赤外線反射センサ39の感知領域は、隣の便器に設置されている赤外線反射センサの感知領域と重複することの無いように設定されている。便器に人が立つと、制御部38は、タイマカウントを行い、予め定めた時間、例えば5秒〜10秒が経過した後に、放映されている映像情報の切り替えを行う(ステップST3、ST4)。この結果、表示器51の表示画面54には、予め映像配信サーバ3の側から配信されてメモリ33に蓄積されている宣伝情報(第1映像情報)が、表示画面54に表示されると共に、音声出力部52から音声が出力される(ステップST5)。宣伝情報は例えば5分間以内で終了する短い時間のものとし、これを繰り返し放映する。
【0049】
また、宣伝情報の表示と同時に、便器の前に立った人の体温が体温センサ41によって測定され、測定結果に応じて、芳香放出器37から香りが一定時間だけ放出される(ステップST6)。例えば、測定された体温が予め設定されている値よりも低い場合には、気分を高揚させる効能のある香りを芳香放出器37から一定時間放出する。体温が高い場合には、気分を落ち着かせる効能のある香りを芳香放出器37から一定時間放出する。
【0050】
ここで、体温センサ41の測定結果に応じて複数種類の宣伝情報のうちの一つを選択して出力してもよい。例えば、最初に、予め定められている宣伝情報を出力し、しかる後に、測定結果に基づき選択された宣伝情報に切り替えるようにすればよい。
【0051】
さらに、排尿成分が排尿検査器43によって検査され、その特定成分に基づき、健康状態についてのメッセージなど(第4の情報)が表示画面54に表示される(ステップST7)。例えば、排尿から糖が検出された場合には、制御部38は、メモリ33に予め保持されている定型メッセージ、例えば、「健康診断にいかれることをお勧めします。」「疲労ぎみです。」などのメッセージを宣伝情報と共に表示画面54上に表示させる。
【0052】
人が便器から立ち去ると、赤外線反射センサ39によってそのことが検出される(ステップST8)。この場合には、制御部38によって直ちに放映されている映像の切り替え処理が行われて(ステップST9)、表示器51の表示画面54が再びTV番組の放映画面に戻る。
【0053】
なお、映像表示端末6(1)のメモリ33に記憶保持されている宣伝情報は、映像配信サーバ3の側から事前に配信することができる。また、宣伝情報は、映像配信サーバ3の側から更新可能であり、例えば、更新処理は、ストリーミングと同時に行うことが可能である。
【0054】
(放映される宣伝情報の例)
上記の例では、人が便器の前に立つと第1映像情報として所定の宣伝情報を出力するようにしている。遊技店における宣伝情報としては、例えば次のような情報を挙げることができる。
【0055】
(1)遊技店イベント情報
新機種(遊技機)入れ替えの案内(「3の付く日・・・」「レディースデイ」「タイムサービス」など)
遊技機イベントの案内(「5,6高設定まつり・・・」「甘釘・・・」「大海祭り・・・」など)
景品イベントの案内(「北海道カニ祭り・・・」など)
店内ちらし情報(「当日チラシ」「ミニチラシ」など)
(2)遊技機の基本仕様と遊技方法解説(遊技機プロモーション)
(3)大当たり情報、出玉情報
(4)会員サービス情報
(5)休業日、営業時間の案内
(6)企業案内と他店(チェーン店など)情報
(7)求人案内
(8)遊技店内の広告宣伝
遊技機情報(設置している遊技機とそのレイアウト)
遊技店に関係する品目情報(関係するレストラン情報、ブランド品などの情報)
【0056】
次に、第2映像情報および第3映像情報としては、一般TV放送、BS(アナログ、デジタル)放送、CS放送、ケーブルTV放送を挙げることができる。これに加えて、スポーツ(野球、サッカー、ゴルフ、オリンピック競技など)の録画映像、一般ビデオコンテンツ(海、山、宇宙など)を放映してもよい。
【0057】
(情報の出力形態)
上記の例では、通常は、表示器51の表示画面54に映像のみを表示している。すなわち、視覚により認識可能な第1の出力形態で出力している。また、人が便器に立つと、宣伝情報を、視覚、聴覚、臭覚により認識可能な第2の出力形態で出力している。
【0058】
第2の出力形態としては、視覚、聴覚および、触覚により認識可能な第2の出力形態とすることもできる。例えば、振動モータなどの振動発生部を用いて振動を感知させながら画像および音声を出力するようにしてもよい。
【0059】
(システム構成例)
上記の例では、映像配信サーバ3と、各映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)の間をLANケーブル11で結び、各映像表示端末6(1)〜6(m),7(1)〜7(n)に宣伝情報を記憶保持するためのメモリ33を持たせている。したがって、各映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)においてオンデマンド対応で宣伝情報を出力できる。なお、同一あるいは異なる宣伝情報を個々の映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)に個別に登録することもできる。
【0060】
ここで、各映像表示端末6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n)に宣伝情報を蓄積しないようにしてもよい。例えば、宣伝情報を蓄積するためのメモリを各映像表示端末から省略することも可能である。この場合には、映像配信サーバ3の側において、各映像表示端末に配信する第1映像情報を保持しておく必要があり、各映像表示端末からの要求に応じて第1映像情報が配信される。
【0061】
一方、LAN方式の代わりに、周波数分割多重方式により映像配信サーバ3から各映像表示端末に第1映像情報を配信するようにしてもよい。この場合には、同軸ケーブルを介して映像配信サーバと各映像表示端末が接続され、通常は、各映像表示端末の側に搭載されているTVチューナから供給される一般放送番組が放映される。また、この場合においても、各映像表示端末の側に第1映像情報を保持するためのメモリを搭載する構成と、このようなメモリの搭載を省略する構成のいずれをも採用できる。オンデマンド対応のためにはメモリを各映像表示端末に持たせることが望ましい。
【0062】
(その他の実施の形態)
上記の例は本発明を遊技店の情報提供のために適用したものである。本発明の映像表示システムは遊技店以外にも採用することができる。例えば、居酒屋、ファミレスチェーン店、回転寿司などのセルフオーダーシステムとして用いることができる。また、新幹線、航空機の座席に設置される表示システム、空港ロビー、各施設の待合室の表示システムに用いることもできる。さらには、芳香器を利用して、例えば、新作香水の販売促進のための宣伝方法して用いることもできる。
【0063】
また、施設内などにおいて広告宣伝を行う場合には、本発明による映像表示端末による第1映像情報の出力回数をカウントし、所定期間毎に出力回数を集計するようにしてもよい。このようにすれば、集計結果に基づき、例えば情報発信料を算出して、広告依頼元に課金することができる。また、集計結果に基づき、映像表示端末の設置場所が多数の人が集まる情報の伝達に適した場所であるか否かを判断することもできる。
【0064】
さらに、本発明の情報表示システムに占い機能を追加することも可能である。遊技店などのトイレを利用する人の利用時間は男性の場合には例えば約10〜15秒であり、広告宣伝情報を効果的にトイレ利用者に提供するためには、利用者が積極的に広告を見る機会を与える必要がある。このためには、占いを通じて広告を効果的に表示することが一つの有効な方法である。
【0065】
例えば、上記の情報表示システム1に占い機能を追加する場合には、映像表示端末6(1)の映像入出力ユニット50の表示画面54にタッチパネル機能を持たせておき、人がトイレ4の便器に接近した場合に切り替え表示される表示画面54上に占いボタンを表示しておく。利用者が占いボタンを押すと、表示画面54を占いメニュー画面に切り替えて各種の占いメニューを表示する。例えば、(a)今日の占い、(b)今週の占い、および(c)新台占いの三種類を表示する。各占いメニューを選択ボタンとして機能させ、これらの一つが押されると、表示画面54を押された占いの画面に切り替え、何を占うのかなどの占いの内容を表示すると共に、表示画面54上に占い実行ボタンを表示する。占い実行ボタンが押されると、それが映像表示端末6(1)の制御部38およびLANケーブル11を介して映像配信サーバ3に送られる。映像配信サーバ3は受け取った占い実行指令をインターネット18を介して中央配信サーバ20に通知する。
【0066】
中央配信サーバ20は、通知を受け取ると、占い結果データを作成し、そのデータを映像配信サーバ3を介して映像表示端末6(1)の映像入出力ユニット50の表示画面54上に表示させる。占い結果としては例えば次のような内容が表示される。
【0067】
(a)「今日の占い」の場合
今日のお勧めの遊技台(メーカー名、機種名、仕様概要)の表示
ラッキー台の台番号(台番号に「1」または「8」のつく遊技台がお勧めであるなど)の表示
ツキが回ってくるラッキーアイテム(水玉模様のハンカチ・ガスライター・扇子など)の表示
(b)「今週の占い」の場合
今週はXXX社製の台(メーカー名、今週の設置機種)がお勧めであるなどの表示
(c)「新台占い」の場合
次回新台入れ替えと遊技者の相性についての占い結果の表示
来週のXX月XX日新台入れ替え(CRxxx登場)、あなたとの相性は120%などといった新台入れ替え情報を含む表示
【0068】
ここで、中央配信サーバ20では、上記のような占い結果などの占い内容データと、遊技台メーカーから提供される機種データと、本例の映像表示システム1が設置されている遊技店2の遊技店データ(設置機種情報、イベント情報)に基づき、占い結果データを編集して生成することが望ましい。例えば、占い内容データについては映像表示システム1の管理運営会社が編集し、機種データは遊技台メーカーが編集し、遊技店データは遊技店の側において編集して、通信回線などを介して、中央配信サーバ20に提供できるようにすればよい。
【0069】
このように、占いを利用して広告宣伝を行う場合には次のような作用効果を期待できる。すなわち、ゲンを担ぐという遊技者の心理に占いで応え、これに宣伝広告の要素を加えることにより、遊技者、遊技店、台メーカーともに有益な情報提供システムを構築することができる。
【0070】
なお、上記の説明では、映像表示端末6(1)の映像入出力ユニット50の表示器51にタッチパネル機能を持たせ、占いを行う場合には表示されている占いボタンを操作するようにしている。この代わりに、映像表示端末6(1)の映像入出力ユニット50に手動操作用の入力ボタンを配置しておき、この入力ボタンが操作されると、表示画面54が占いメニュー画面に切り替わるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明を適用した遊技店の情報表示システムを示す全体構成図である。
【図2】図1の情報表示システムの映像表示端末を示す概略構成図である。
【図3】図2の映像表示端末の動作を示す概略フローチャートである。
【符号の説明】
【0072】
1 情報表示システム
2 遊技店
3 映像配信サーバ
4、5 トイレ
6(1)〜6(m)、7(1)〜7(n) 映像表示端末
8(1)、8(2) 大型表示装置
9 屋外スーパービジョン
11 LANケーブル
12〜17 ハブ
18 インターネット
19 宣伝情報作成・配信センタ
20 中央配信サーバ
21 画像メモリ
22 キャプチャーボード
23 チューナ
30 制御ボード
31 TVチューナ
32 切替処理部
33 メモリ
34 復号処理部
35 動画信号生成部
36 出力ポート
37 芳香放出器
38 制御部
39 赤外線反射センサ
40、42、44 入力ポート
41 体温センサ
43 排尿検査器
45 アンテナケーブル
46 入力ポート
50 映像入出力ユニット
51 表示器
52 音声出力部
53 撮像部
54 表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像配信サーバと、少なくとも一台の映像表示端末とが有線または無線で接続されている情報表示システムにおいて、
前記映像表示端末は、表示器と、第1映像情報を蓄積するメモリと、当該映像表示端末に対して一定の距離以内の領域に人がいることを検出するための人感センサと、芳香放出器と、前記表示器に表示される映像情報の切り替え制御を行う制御部とを備えており、
前記映像配信サーバは、前記映像表示端末の前記メモリに蓄積される前記第1映像情報を配信する第1映像情報配信手段と、前記映像表示端末の前記表示器に表示させるための第2映像情報をストリーミング配信する第2映像情報配信手段とを備えており、
前記映像表示端末は、前記制御部の制御の下に、前記領域内に人がいない場合には、前記映像配信サーバからストリーミング配信される前記第2映像情報を前記表示器に表示させ、前記領域内に人が入ったことが検出されると、前記芳香放出器を駆動して香りを所定期間放出させると共に、前記表示器に表示されている映像情報を、前記メモリに蓄積されている前記第1映像情報に切り替え、当該領域内に人がいることが検出されている間、当該第1映像情報を表示させ、前記領域内に人がいることが検出されなくなると、前記表示器に表示される映像情報を、再び、前記第2映像情報に戻すことを特徴とする情報表示システム。
【請求項2】
前記映像表示端末はTVチューナを備えており、
前記領域内に人がいない場合には前記映像配信サーバからストリーミング配信される前記第2映像情報、あるいは、前記TVチューナを介して受信される第3映像情報を前記表示器に表示させ、前記領域内に人がいる状態から人がいなくなった場合に、前記表示器に表示されている映像情報を前記第1映像情報から、前記第2映像情報あるいは前記第3映像情報に戻すことを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項3】
各映像表示端末は、パチンコ店などの遊技店におけるトイレ内の各便器に対応した位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項4】
前記映像表示端末における前記表示器に表示される映像情報の切り替えを、前記領域内に人がいることが検出された場合には、当該検出時点から所定時間が経過した後に行い、前記領域内に人がいることが検出されなくなった場合には直ちに行うことを特徴とする請求項3に記載の情報表示システム。
【請求項5】
前記映像表示端末は振動発生部を備えており、
前記制御部は、前記領域内に人がいることが検出されると、当該振動発生部を駆動して振動を発生させることを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
【請求項6】
前記芳香放出器は異なる種類の香りを放出可能であり、
前記映像表示端末は、前記領域内に入った人の体温、脈拍などの生体情報を検出する生体情報センサを備えており、前記領域内に人がいることが検出されると、前記生体情報センサの検出結果に基づき選択された香りを放出することを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
【請求項7】
前記映像表示端末は、前記領域内に入った人の体温、脈拍などの生体情報を検出する生体情報センサを備えており、前記表示器に、前記第1映像情報と同時に、あるいは、当該第1の映像情報の後に、前記生体情報センサの検出結果に基づき第4映像情報を表示することを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
【請求項8】
前記映像表示端末の前記表示器の表示画面はタッチパネル機能を備えており、
当該映像表示端末の前記メモリには、複数種類の前記第1映像情報が蓄積されており、
当該映像表示端末は、前記第1映像情報の表示時には最初に予め定められた種類の第1映像情報を表示し、前記表示画面の側からの切り替え入力に応じて表示される第1映像情報を異なる種類のものに切り替えることを特徴とする請求項4に記載の情報表示システム。
【請求項9】
前記第2映像情報および前記第3映像情報は、一般TV放送、BS放送、CS放送、ケーブルTV放送、および、録画映像のうちの一つであることを特徴とする請求項1ないし8のうちのいずれかの項に記載の情報表示システム。
【請求項10】
前記第1映像情報は、イベント情報、商品広告情報、飲食店のメニュー情報、小売店の商品情報、旅行代理店などのサービス業のサービス情報、ホテル・会場・乗り物・旅行などの予約情報のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項9に記載の情報表示システム。
【請求項11】
前記第1映像情報は、次の(1)〜(8)のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項9に記載の情報表示システム。
(1)新機種(遊技機)入れ替えの案内、レディースデイなどの営業イベントの案内、甘釘まつりなどの遊技機イベントの案内、カニ祭りなどの景品イベントの案内、店内チラシ、などのパーラーイベント情報
(2)遊技機の基本仕様と遊技方法解説(遊技機プロモーション)
(3)大当たり情報、出玉情報
(4)会員サービス情報
(5)休業日、営業時間の案内
(6)企業案内と他店(チェーン店など)情報
(7)求人案内
(8)設置している遊技機とそのレイアウト情報、パーラーに関係するレストラン情報・ブランド品などの情報を含む、パーラー内の広告宣伝
【請求項12】
前記映像表示端末は、前記領域に人がいることが検出されると、前記第1映像情報の表示を常にその先頭から開始し、前記領域内に人がいることが検出されている間は繰り返し当該第1映像情報を表示することを特徴とする請求項1ないし11のうちのいずれかの項に記載の情報表示システム。
【請求項13】
インターネットなどの通信回線を介して、前記映像配信サーバに前記第1映像情報を配信する中央配信サーバを有しており、
前記映像配信サーバは、前記中央配信サーバから配信された前記第1映像情報を蓄積するための画像メモリを備えていることを特徴とする請求項1ないし12のうちのいずれかの項に記載の情報表示システム。
【請求項14】
前記映像表示端末は、前記第1映像情報を前記表示器に表示すると同時に占いボタンを前記表示画面上に表示し、当該占いボタンが操作されるとその旨を前記中央配信サーバに通知するようになっており、
前記中央配信サーバは、前記占いボタンが操作されたことが通知されると、占い結果データを作成して、当該占い結果データを、前記占いボタンが操作された前記映像表示端末の前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項13に記載の情報表示システム。
【請求項15】
前記映像表示端末は、前記占いボタンが操作されると前記表示画面上に占いメニュー画面を表示し、表示されている占いメニュー画面上の一つの占いが選択されると、その占い画面を表示し、表示された占い画面上において占いの実行が選択されるとその旨を前記中央配信サーバに通知するようになっており、
前記中央配信サーバは、当該通知を受け取ると、選択された占いの結果データを作成して、前記の占いの実行が選択された前記映像表示端末の前記表示画面上に、占いの結果を表示させることを特徴とする請求項14に記載の情報表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−284101(P2008−284101A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−130802(P2007−130802)
【出願日】平成19年5月16日(2007.5.16)
【出願人】(596047171)コスモ・イーシー株式会社 (12)
【出願人】(507128492)エフ・エス株式会社 (1)
【出願人】(000128946)マミヤ・オーピー株式会社 (122)
【Fターム(参考)】