説明

電子機器及び制御方法

【課題】地域に応じた好適な動作制御を実行できる電子機器及び制御方法の提供。
【解決手段】
本実施形態の電子機器は、複数の地域の夫々に対して制限日及び制限時間が対応付けられた地域情報を記憶する記憶手段と、自装置の外部から、地域を選択する地域選択操作を受ける操作受付手段と、操作受付手段が受けた地域選択操作に基づいて、記憶手段が記憶する地域情報に含まれる複数の地域のうち1を選択する選択手段と、選択手段が選択した1の地域に対応付けられた制限日及び制限時間を自装置に設定する設定手段と、設定手段により設定された制限日及び制限時間に基づいた時間に、自装置の消費電力を制限する制限手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子機器及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電力会社が供給する商用電力の電力量に対して電力消費(電力需要)が大きくなる場合に、電力を消費する電子機器の動作を制御して、商用電力の消費を抑制する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−79076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、電力消費(電力需要)は地域により異なる場合がある。このため、電子機器を利用する地域に応じて当該電子機器を制御できることが好ましい。
【0005】
そこで本発明の実施形態は、地域に応じた好適な動作制御を実行できる電子機器及び制御方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本実施形態の電子機器は、複数の地域の夫々に対して制限日及び制限時間が対応付けられた地域情報を記憶する記憶手段と、自装置の外部から、地域を選択する地域選択操作を受ける操作受付手段と、操作受付手段が受けた地域選択操作に基づいて、記憶手段が記憶する地域情報に含まれる複数の地域のうち1を選択する選択手段と、選択手段が選択した1の地域に対応付けられた制限日及び制限時間を自装置に設定する設定手段と、設定手段により設定された制限日及び制限時間に基づいた時間に、自装置の消費電力を制限する制限手段とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施形態の表示装置の利用形態例を示す図。
【図2】実施形態の表示装置、家電機器及びリモートコントローラのシステム構成例を示す図。
【図3】実施形態の表示装置が格納するテーブルの構成例を示す図。
【図4】実施形態の表示装置における設定処理の処理フロー例を示す図。
【図5】実施形態の表示装置における電力制御に係る処理フロー例を示す図。
【図6】実施形態の表示装置とその周辺機器による電力制御に係る処理シーケンス例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
【0009】
図1は本実施形態に係る電子機器の利用形態例を示す図である。本実施形態において電子機器は例えば表示装置100として実現される。なお表示装置100は、エアコン200等の家電機器と同じ部屋内又は家庭内で用いられることもある。そしてエアコン200はリモコン300等の操作端末からの制御信号に応じて電源ON/OFFする。なお表示装置100とエアコン200とはローカルエリアネットワーク400により接続されていても良い。
【0010】
図2は表示装置100、エアコン200及びリモコン300のシステム構成例を示す図である。表示装置100は、記憶部101、操作受付部102、通信部103、チューナ104、分離部105、信号処理部106、表示部107、バックライト108、及び制御部109等を備える。
【0011】
記憶部101は、図3にて後述する地域情報テーブルを格納する。なお地域情報テーブルは例えば工場出荷時に既に格納されていても良いし、あるいはプログラムアップデートにより格納されても良い。
【0012】
操作受付部102は、ユーザからの地域設定操作や個人設定操作を受け付ける。通信部103は、所定のサーバから電力情報を受信する。ここで電力情報とは、所定の電力会社が供給する商用電力についての情報であり、当該電力会社が供給可能な電力量の最大値(限度値)に関する供給量情報や、当該電力会社管内における当日の電力使用量(消費量)の実績値、同管内での前日の電力使用量(消費量)の実績値、及び同管内での昨年同日の電力使用量(消費量)の実績値等を含む。即ち電力情報は、電力供給可能量の値と、過去の時間における電力使用量の値とを含む。ここで、当日、前日及び昨年同日の電力使用量の実績値は例えば1時間毎の値となっており、また当日の電力使用量の実績値は、例えば1時間毎に更新されて公開される。なお電力情報は、必ずしもこの形式に限るものではなく、例えば電気予報のように、当日の予想電力使用量に関するものであってもよい。
【0013】
また通信部103は、所定サーバから天気情報を取得する。ここで天気情報とは、地域毎及び時間毎の気温や天気(晴れ、曇り、雨等)等に関する予報の情報である。
【0014】
また通信部103は、エアコン200から所定の通知を受信してもよい。あるいは通信部103は、リモートコントローラ300からの制御信号を受信(受光)してもよい。なお当該通知の及び制御信号の受信については図6を参照して後述する。
【0015】
チューナ104は、放送番組の映像データとデータ放送用データとが重畳された放送信号を受信する。ここでデータ放送用データには、例えば上記した電力情報や天気情報が含まれていても良い。なおチューナ104は複数チューナであっても良い。
【0016】
分離部105は、チューナ104が受信した放送信号から映像データとデータ放送用データとを分離する。そして分離部105は、映像データを信号処理部106に、データ放送用データを制御部109に出力する。
【0017】
信号制御部106は、分離部105から入力された映像データをデコードする機能、及びデコードにより得られたデコードデータを表示部107が表示可能な形式の映像信号に変換する機能を有する。表示部107は信号制御部106により変換された映像信号を用いて映像を表示する。バックライト108は、表示部107を照明する照明部である。そしてユーザは、バックライト108から照明され、表示部107を透過した光を視認する。なお図2においては液晶ディスプレイを備える表示装置を説明しているが、表示装置100は例えばプラズマディスプレイや有機ELディスプレイ等の自発光型ディスプレイを搭載したものであっても良い。
【0018】
制御部109は表示装置100の各構成を制御する。制御部109は、例えば表示装置100の初回起動時において、操作受付部102が受け付けた地域設定操作に基づき、表示装置100が利用されている地域と、記憶部101の地域情報テーブルとを対応付けて記憶部101に記憶させる。また制御部109は、設定された地域、天気情報、電力情報、通信部103が受信する通知又は制御信号、等に基づいて表示装置100の消費電力制御を実行する。なお当該消費電力制御については図5及び図6を参照して後述する。
【0019】
エアコン200は、受信部201、制御部202、通信部203等を備える。受信部201は、リモコン300からの制御信号を受信する。ここで受信部201が受信する制御信号は、例えば電源ON,電源OFF,及び動作モード変更(設定温度、風速等)等を指示する制御信号である。制御部202は、受信部201が受信した制御信号に応じてエアコン200の動作を制御するとともに、通信部203から表示装置100に通知を送信する。当該通知では、例えばエアコン200が電源ON、電源OFFになる旨を通知することや、現在の消費電力についての情報を通知することができるが、詳細は図6にて後述する。
【0020】
リモコン300は、操作受付部301及び送信部302等を備える。操作受付部301は、エアコン200の電源ON,電源OFF及び動作モード変更を指示するユーザからの操作を受ける。そして送信部302は、当該操作に応じた制御信号を生成して送信する。
【0021】
図3は地域情報テーブルのデータ構成例を示す図である。地域情報テーブルT1は、地域T2毎に、制限日T3、制限時間T4、電力会社T5、電力情報アドレスT6等を格納する。ここで地域T1は例えば市町村等の情報である。即ち地域情報テーブルT1は、例えば市町村毎に、制限日T3、制限時間T4、電力会社T5、電力情報アドレスT6が対応づけられている。
【0022】
制限日T3は、消費電力の制限(抑制)を実行する日付を示す情報である。制限時間T4は制限日T3において消費電力の制限(抑制)を実行する時間を示す情報である。電力会社T5は、T2が示す地域に商用電力を供給する電力会社を示す情報である。そして電力情報アドレスT6は、T5が示す電力会社の電力情報をダウンロードするためのWebページのアドレスである。
【0023】
図4は、表示装置100による設定処理に係る処理フロー例を示す図である。まず表示装置100は、ユーザからの地域設定操作入力を受け付ける(S401)。なお地域設定操作入力の例としては、例えば郵便番号や住所の入力操作等が挙げられる。ここで操作受付部102が地域設定操作を受けると、制御部109は、当該操作により入力された地域が、地域情報テーブルT1に含まれる地域T2の何れの地域に該当するかを判別する。そして制御部109は、地域T2に含まれる複数地域のうち何れの地域が設定された地域であるかを示す設定地域情報を記憶部101に記憶させる。
【0024】
また表示装置100は、個人設定操作入力を受け付けてもよい(S402)。ここで個人設定とは、例えばユーザ毎の消費電力抑制日及び時間帯の設定等を示す。そして表示装置100は、S401及びS402で設定された情報を記憶部101に保存させる(S403)。
【0025】
図5は、表示装置100による電力制御に係る処理フロー例を示す図である。制御部109は、表示装置100の電源が投入されると(S501)、記憶部101から地域情報テーブルT1と設定地域情報を読み込む(S502)。そして制御部109は、地域情報テーブルT1と設定地域情報とに基づいて、消費電力を制限する制限日と制限時間とをセットする(S503)。
【0026】
次に表示装置100は、データ放送又はインターネット上のサーバから、自装置の設定地域の天気情報を取得する(S504)。ここで表示装置100は、例えば毎日の所定時刻に天気情報を取得する。データ放送においては、あるチャンネルにおいて天気予報の情報が毎日決まった時刻に送信されることがある。このため、所定時刻に所定チャンネルのデータ放送を受信し、当該データ放送のデータ放送用データを解析することにより、表示装置100の設定地域についての天気情報を取得できる。なお天気情報の取得回数は一日において一回でも複数回でも良い。
【0027】
また表示装置100は、データ放送又はインターネット上のサーバから、電力会社が提供する電力情報を取得する(S505)。ここで表示装置100は、例えば地域情報テーブルT1の電力情報アドレスT6にアクセスすることにより電力情報を取得する。あるいはデータ放送に電力会社毎の電力情報が含まれている場合は、地域情報テーブルT1の電力会社T5に対応する電力情報をデータ方法用データから抽出することにより、必要な電力情報を取得する。なお表示装置100は、電力情報を所定時間毎に取得する。これは、電力情報が所定時間毎(例えば1時間毎)に更新される場合があるからである。
【0028】
次に制御部109は、現在の日付が制限対象の日付であるか否かを判別する(S506)。そして制限対象日である場合(S506のYes)、制御部109は現在時刻が制限対象時刻であるか否かを判別する(S507)。そして制限対象時刻である場合(S507のYes)、制御部109は表示装置100を節電モードで駆動させる(S507)。当該節電モードにおいて制御部109は、例えばバックライト108の明るさを制限する。また制御部109は、表示装置100が自発光ディスプレイの場合、当該自発光ディスプレイの輝度レベルを抑える制限を行う。
【0029】
一方S506又はS507において制限対象日・制限対象時間に該当しないと判別された場合、制御部109は、表示装置100の設定地域について天気情報が示す現在の温度が所定閾値以上であるか否かを判別する(S509)。ここで現在気温が閾値以上の場合(S509のYes)、制御部109はS508の処理を実行する。一方現在気温が閾値未満の場合(S509のNo)、制御部109は現在の電力使用率が所定閾値以上であるか否かを判別する(S510)。つまり制御部109は、電力情報に含まれる電力供給可能量と現在時刻における電力会社管内の予想電力消費量との非が所定値以上である場合(S510のYes)、S508にて節電モードを実行する。一方電力使用率が閾値未満の場合、制御部109はS508での節電モードを実行せず、通常のモードで表示装置100を駆動させる(S511)。
【0030】
そして制御部109は、表示装置100に電源OFFの操作入力がなされるまでS506乃至S511の処理を繰り返し、電源OFFされると図5の処理フローは完了する。なお当該繰り返し処理は、例えば1時間に一度繰り返される。また図5のフローにおいてS504及びS505の処理は繰り返し処理に含まれていないように記載されているが、当該S504及びS505の処理は、上述したように例えば所定時間毎に実行されても良い。
【0031】
図6は、表示装置100とエアコン200との連係動作例を示すシーケンス図である。なお当該シーケンスは、例えば図5の通常モード駆動時(S510)において実行される。
【0032】
図6(A)のシーケンスでは、まずリモコン300が、エアコンの電源をONさせる操作入力を受け付ける(S601)。そしてリモコン300は、電源ONを指示する制御信号を送信する(S602)。エアコン200は当該制御信号を受信して起動する(S603)。ここで、表示装置100も当該制御信号を受信すると、表示装置100は図5のS508で説明した節電モードを実行する(S604)。なお表示装置100は、ここで節電モードを実行する場合、「エアコンの電源がONになったため節電モードに移行します」等の通知メッセージを表示部107に表示しても良い。
【0033】
この後リモコン300がエアコンの電源をOFFさせる操作入力を受けると(S605)、リモコン300は、電源OFFを指示する制御信号を送信する(S606)。エアコン200は当該制御信号を受信して終了し(S607)、表示装置100は当該制御信号を受信すると、節電モードから通常モードに移行する(S608)。なお表示装置100は、ここで通常モードを実行する場合、「エアコンの電源がOFFになったため通常モードに移行します」等の通知メッセージを表示部107に表示しても良い。
【0034】
即ち表示装置100は、エアコン200に用意された電源ON/OFFの制御信号の信号コードを予め登録する。そして表示装置100は、エアコン200の電源ONの制御信号の信号コードに対して節電モードへの移行処理を対応付け、電源OFFの信号コードに対して通常モードへの移行を対応付ける。なお信号コードの登録は例えば従来の学習リモコンにおける学習モードと同様の処理を表示装置100で実行することにより実現できる。
【0035】
図6(B)の処理シーケンスでは、エアコン200が表示装置100に対してローカルエリアネットワーク400を介して各種の通知を実行する。
【0036】
まずエアコン200は、リモコン300等からの指示により起動すると、起動の旨を表示装置100に通知する(S650)。なお当該通知では、起動の旨のみを通知してもよいし、エアコン200に設定された動作モードと現在室温から予想されるエアコン200の動作電力についての情報を通知しても良い。通知を受けると表示装置100は、節電モードを実行する(S652)。
【0037】
またエアコン200は、動作モード(設定温度、風速等)が変更されると、当該変更後の動作モードにおける動作電力についての情報を表示装置100に通知する(S652)。なおエアコン200においては、動作モードが変更されなくても、室温が目標温度に達した場合等には動作電力が下がるため、動作電力が変わった場合に表示装置100に動作電力の情報を通知しても良い。そして表示装置100は、通知された動作電力の情報に基づいて、自装置の消費電力を制御する(S653)。つまり表示装置100は、エアコン200の消費電力が増加する場合には自装置の消費電力が低くなるように、エアコン200の消費電力が低下した場合には自装置の消費電力の制限を抑えるように制御する。ここで表示装置100は、例えばエアコン200と表示装置100とのトータルの電力消費が一定値以下となるように制御しても良い。また表示装置100は、エアコン200と表示装置100とのトータルの電力消費量を表示部107に表示してもよいし、トータルの電力消費量の許容値をユーザに設定させる画像を表示しても良い。そして表示装置100は、エアコン200と表示装置100とのトータルの電力消費が、設定された許容値以下になるように自装置を制御する。
【0038】
そしてエアコン200は、自装置の動作を停止(終了)させる場合に当該終了の旨を表示装置100に通知する(S654)。そして表示装置は通常モードに移行する(S655)。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0040】
100…表示装置、101…記憶部、102…操作受付部、103…通信部、104…チューナ、105…分離部、106…信号処理部、107…表示部、108…バックライト、109…制御部、200…エアコン、201…受信部、202…制御部、203…通信部、300…リモコン、301…操作受付部、302…送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の地域の夫々に対して制限日及び制限時間が対応付けられた地域情報を記憶する記憶手段と、
自装置の外部から、地域を選択する地域選択操作を受ける操作受付手段と、
前記操作受付手段が受けた前記地域選択操作に基づいて、前記記憶手段が記憶する前記地域情報に含まれる複数の地域のうち1を選択する選択手段と、
前記選択手段が選択した前記1の地域に対応付けられた制限日及び制限時間を自装置に設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記制限日及び前記制限時間に基づいた時間に、自装置の消費電力を制限する制限手段と
を備える電子機器。
【請求項2】
所定の電力会社管内における電力消費量についての電力情報を取得する電力情報取得手段を更に備え、
前記記憶手段は、前記複数の地域の夫々に対して、当該複数の地域に電力を供給する電力会社に関する情報が対応付けられた前記地域情報を記憶し、
前記電力情報取得手段は、前記選択手段が選択した前記1の地域に対応付けられた電力会社の前記電力情報を取得し、
前記制限手段は、取得された前記電力情報に基づいて自装置の消費電力を制限する、請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記選択手段が選択した前記1の地域の気温情報を取得する気温情報取得手段を更に備え、
前記制限手段は、取得された前記気温情報に基づいて自装置の消費電力を制限する、請求項1記載の電子機器。
【請求項4】
外部機器を操作する操作端末から送信された、当該外部機器に対する電源投入信号を受信する信号受信手段を更に備え、
前記制限手段は、前記信号受信手段が前記電源投入信号を受信した場合に自装置の消費電力を制限する、請求項1記載の電子機器。
【請求項5】
前記信号受信手段は、前記外部機器に対して前記操作端末から送信された終了信号を受信し、
前記制限手段は、前記信号受信手段が前記終了信号を受信した場合に自装置の消費電力の制限を解除する、請求項4記載の電子機器。
【請求項6】
外部機器が起動した場合に、当該起動の旨を示す起動通知を受ける通信手段を更に備え、
前記制限手段は、前記通信手段が前記起動通知を受信した場合に自装置の消費電力を制限する、請求項1記載の電子機器。
【請求項7】
前記通信手段は、前記外部機器が終了する場合に、当該終了の旨を示す終了通知を受け、
前記制限手段は、前記通信手段が前記終了通知を受信した場合に自装置の消費電力の制限を解除する、請求項6記載の電子機器。
【請求項8】
前記通信手段は、前記外部機器の消費電力に関する消費電力情報を受け、
前記制限手段は、前記通信手段が受信した前記消費電力情報に応じて自装置の消費電力を制限する、請求項6記載の電子機器。
【請求項9】
前記設定手段は、前記外部機器及び自装置の総消費電力の目標値を設定し、
前記制限手段は、前記通信手段が受信した前記消費電力情報に応じて、前記外部機器及び自装置の総消費電力が前記目標値以下となるように自装置の消費電力を制限する、請求項8記載の電子機器。
【請求項10】
電子機器における制御方法であって、
複数の地域の夫々に対して制限日及び制限時間が対応付けられた地域情報を記憶することと、
自装置の外部から、地域を選択する地域選択操作を受けることと、
前記地域選択操作に基づいて、記憶された前記地域情報に含まれる複数の地域のうち1を選択することと、
選択された前記1の地域に対応付けられた制限日及び制限時間を自装置に設定することと、
設定された前記制限日及び前記制限時間に基づいた時間に、前記電子機器の消費電力を制限することと
を備える制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−115786(P2013−115786A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−263113(P2011−263113)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】