説明

電子機器

【課題】2つのカードスロットの挿入口を1つの開口として形成したとしても、カードスロットにメモリカードを挿抜する際の操作性が損なわれないようにする。
【解決手段】SDスロット42、CFスロット52にはそれぞれ、SDカード41、CFカード51が挿抜自在である。CFスロット52は板状部材である保持板金53によって保持される。SDスロット42とCFスロット52とは、それぞれのメモリカードの挿抜方向を同じくして保持板金53を挟んで保持板金53の厚み方向に並設されている。保持板金53のうち、CFカード51の挿抜方向における挿入口側(外側)の部分がSDスロット42の側(後側)にヘミング曲げ加工により折り返され、これにより、保持板金53の挿入口側の縁部53aにR曲面形状が生じている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリカードが挿抜される電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、記録媒体であるメモリカードを挿抜する構造を有し、装着されたメモリカードに対してデータを読み書き等する電子機器が知られている。例えば、固体撮像素子を有するデジタル一眼レフカメラのような電子機器においては、メモリカードを装着する装着部としてカードスロットが設けられる。
【0003】
近年、デジタル一眼レフカメラにおいて有効記録画素数の増加したものや動画記録が可能なものが普及してきていることから、複数のメモリカードの装填が可能なデジタルカメラが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−146328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されているように、2つのカードスロットの挿入口は、蓋体で覆われる部分に2つ並べて配置するのが一般的である。カメラの小型化のためには、2つのカードスロットを接近させ、挿入口を1つの大きな開口で形成すればよい。しかし、この場合には、カードスロットにメモリカードを挿抜する際の操作性が損なわれる。
【0006】
本発明の目的は、2つのカードスロットの挿入口を1つの開口として形成したとしても、カードスロットにメモリカードを挿抜する際の操作性が損なわれない電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、第1のメモリカードを挿抜自在に装着可能な第1の装着部と、第2のメモリカードを挿抜自在に装着可能な第2の装着部と、金属材料で形成され、前記第2の装着部を保持する板状部材とを有し、前記第1の装着部と前記第2の装着部とは、それぞれのメモリカードの挿抜方向を同じくして前記板状部材を挟んで前記板状部材の厚み方向に並設され、前記板状部材の前記挿抜方向における挿入口側の部分を前記第1の装着部の側に折り返すことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、2つのカードスロットの挿入口を1つの開口として形成したとしても、カードスロットにメモリカードを挿抜する際の操作性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子機器の斜視図である。
【図2】保護カバーを開けた状態のカメラの部分側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】SDユニットの斜視図である。
【図5】CFユニットの斜視図である。
【図6】SDユニット及びCFユニットが不図示のメインシャーシに取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】保持板金を、厚み方向における後側から見た図、B−B線に沿う断面図である。
【図8】保護カバーを開けた状態のカメラの部分側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施の形態電子機器としてのデジタル一眼レフカメラの斜視図である。このデジタル一眼レフカメラは、記録媒体(以下、「メモリカード」と称する)を2枚装着することができる。このカメラ1は、外装部材の一部として側面カバー2を有し、側面カバー2に対してメモリカード用の保護カバー3が回動可能に取り付けられている。被写体側とは反対側である操作者側に液晶モニタ11が設けられる。
【0012】
図2は、保護カバー3を開けた状態のカメラ1の部分側面図である。この図においては、わかりやすくするために保護カバー3の図示を省略している。
【0013】
カメラ1には、第1の装着部であるSDスロット42及び第2の装着部であるCFスロット52が設けられる。SDスロット42には、第1のメモリカードであるSDメモリカード(以下、「SDカード」と称する)41を挿抜自在に装着可能である。CFスロット52には、第2のメモリカードであるCFカード51が挿抜自在に装着可能である。
【0014】
図示はしないが、SDカード41は片面に信号端子が設けられ、CFカード51は、挿抜方向の奥側の端面(挿入方向と直交する面)に信号端子が設けられている。SDスロット42、CFスロット52には、各信号端子に対応する位置に接触端子が設けられている。
【0015】
詳細は後述するが、SDスロット42とCFスロット52とは、それぞれのメモリカードの挿抜方向が同じになるように並べて配置されている。SDスロット42とCFスロット52との間には、板状部材である保持板金53が保持板金53の厚み方向に配置されている。SDスロット42とCFスロット52は保持板金53の厚み方向に並設される。図2は、各メモリカードの挿抜方向の挿入側から見た図でもある。各メモリカードの挿抜方向は、カメラ1において左右方向である。
【0016】
図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。図4は、SDユニットの斜視図である。図5(a)、(b)は、CFユニットの斜視図である。メモリカードの挿抜方向において、図2においては紙面手前側、図3においては下側に、SDスロット42及びCFスロット52の各挿入口が位置する。図2における紙面奥側、図3における上側が、メモリカードの挿抜方向における奥側となる。
【0017】
図4に示すように、配線基板43にSDスロット42が実装されてSDユニット40が構成される。一方、図5(a)、(b)に示すように、CFスロット52は保持板金53によって保持される。CFスロット52は、ビス61、62により保持板金53に取り付けられる。CFスロット52の下部には、CFカード51を取り出す際に押すためのCFカードイジェクトスイッチ54が設けられる。これらをまとめてCFユニット50と呼ぶ。
【0018】
図6は、SDユニット40及びCFユニット50が不図示のメインシャーシに取り付けられた状態を示す斜視図である。本実施の形態においては、SDユニット40とCFユニット50とをカメラ1の本体内部のメインシャーシに取り付けているが、それ以外の部材に取り付けても構わない。図6(b)では、わかりやすくするために、SDカード41及びCFカード51を装着した状態を示している。
【0019】
SDユニット40とCFユニット50とは、メインシャーシに対してビス63〜66によって共締めされる。SDユニット40に対して、カメラ1でいう前側(被写体側)にCFユニット50が組み付けられる。SDユニット40とCFユニット50とがメインシャーシに取り付けられ、側面カバー2が取り付けられると、図2に示した状態となる。
【0020】
図7(a)は、保持板金53を、厚み方向における後側(液晶モニタ11側)から見た図であり、SDスロット42を重ねて見ている。図7(b)は、図7(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0021】
図3、図4に示すように、SDスロット42は、配線基板43に対して、カメラ1でいう前側(被写体側)に固着される。SDスロット42は板金部品で構成され、SDスロット42の一部を構成する対向板部421が、配線基板43と平行となっている。対向板部421のうち、SDカード41の挿抜方向における挿入口側(外側でありSDカード41が挿入される側)の縁部421aは、保持板金53の厚み方向から見て、カード挿抜方向における奥側に窪んだ曲面形状となっている(図4、図7(a)参照)。この縁部421aの凹形状は安全上の配慮から設けられるもので、SDカード41の挿入時の引っ掛かり、破損、手で触れた時の安全性が確保される。
【0022】
図3、図5に示すように、CFユニット50において、CFスロット52は保持板金53に対して、カメラ1でいう前側(被写体側)に固着される。保持板金53は金属材料でなり、保持板金53のうち、CFカード51の挿抜方向における挿入口側(外側)の部分がSDスロット42の側(後側)にヘミング曲げ加工により折り返されて折り返し部531となっている(図5(b)参照)。これにより、保持板金53のうち、CFカード51の挿抜方向における挿入口側の縁部53aにR曲面形状が生じている(図2、図3、図5(b))。
【0023】
また、折り返された折り返し部531の先端縁部531aは、保持板金53の厚み方向から見て、カード挿抜方向における奥側に凸の曲面形状となっている(図5(b)、図7(a))。従って、保持板金53の厚み方向から見て、対向板部421の縁部421aにおける窪んだ曲面形状と、折り返し部531の先端縁部531aにおける凸の曲面形状とは凹凸関係が対応している。しかも両者は、SDユニット40とCFユニット50との組み付け状態において近接対向する(図7(a))。
【0024】
図3に示すように、SDユニット40とCFユニット50との組み付け状態において、SDスロット42とCFスロット52とは、保持板金53を挟んで保持板金53の厚み方向(カメラ1の前後方向)に並ぶ。保持板金53は対向板部421と平行になる。また、保持板金53の厚み方向における、SDスロット42の対向板部421と保持板金53との間には、弾性のあるグラファイトシート等の熱伝導性シート71が挟み込まれている。熱伝導性シート71はカメラ1の本体内部のメインシャーシに接続され、SDスロット42およびCFスロット52で発生する熱をメインシャーシに伝達する。
【0025】
従って、カメラ1でいう後側(液晶モニタ11側)から順に、配線基板43、SDスロット42、熱伝導性シート71、保持板金53、CFスロット52が配置される。対向板部421は、熱伝導性シート71を挟んで保持板金53に対して保持板金53の厚み方向に隣接する。ここで、対向板部421の縁部421aと折り返し部531の先端縁部531aとの凹凸形状が対応しているので、対向板部421と折り返し部531とは、図7(b)に示すように、Z方向(保持板金53の厚み方向)においてオーバーラップしている。Z方向のオーバーラップS1を持たせることが可能となるので、電子機器のZ方向の小型化、薄型化に有利である。
【0026】
本実施の形態では、図6に示すように、SDスロット42とCFスロット52との間に、上記の特許文献2のような配線基板が存在しないので、仕切り部21は必ずしも必要で無い。そのため、仕切り部21に相当する機能部を側面カバー2によって構成していない。SDスロット42とCFスロット52との間には、図3、図6に示すように、熱伝導性シート71を除けば保持板金53しか存在しない。
【0027】
しかしながら、板金部品の端部は通常エッジとなるので、メモリカード挿入時のメモリカード破損防止や手で触れた時の安全性確保については考慮しておく必要がある。そこで、本実施の形態においては、保護カバー3を開けた時に外観に露出する保持板金53の縁部53aをヘミング曲げによって形成している。これにより、エッジを露出させない構成にできるので、メモリカードの挿入時の破損の防止、手で触れた時の安全性の確保が可能となる。
【0028】
ところで、ヘミング曲げ加工による保持板金53の折り返しは、上下方向(保持板金53の厚み方向とカードの挿抜方向とに直交する方向)における全領域に亘って適用されている(図5(b))。図8は、保護カバー3を開けた状態のカメラ1の部分側面図である。図8に示すように、保持板金53のうち、折り返された部分の上下方向における両端部分53bにはエッジが残ることになる。
【0029】
そこで、本実施の形態では、図8に示すように、外装部材であるカバー22及び側面カバー2の一部2aによって両端部分53bが覆われるようにする。なおかつ、両端部分53bが覆われたた状態でもSDスロット42及びCFスロット52が開口しており、SDカード41及びCFカード51の挿抜が可能である。両端部分53bが保護され、手で触れることができないので、安全性が確保され外観向上にも寄与する。なお、両端部分53bを覆う外装部材は上記の例示に限定されず、メモリカードの挿抜が可能な状態で覆うものであればよい。
【0030】
ところで、SDカード41及びCFカード51の側面カバー2からの各突出量については、それぞれ図3に示す突出量SH、突出量CHであり、同じ突出量となっている。これは、SDカード41及びCFカード51の挿抜の良好な操作性を考慮したものである。
【0031】
例えば、SDカード41の突出量SHがCFカード51の突出量CHよりも大きいとすると、SDカード41が装着された状態において、CFカード51を装着する際にSDカード41を不用意に押してしまうおそれがある。SDカード41の取り出しは、一般的にプッシュ方式で、装着された状態からさらに押し込むことにより取り出すことが可能になる構成であるため、意図せずにSDカード41が外れてしまうことになる。逆に、CFカード51の突出量CHがSDカード41の突出量SHよりも大きいとすると、CFカード51自体が邪魔になり、上記の方式によるSDカード41の取り出し操作性を低下させてしまうからである。
【0032】
本実施の形態では、SDユニット40とCFユニット50とはメインシャーシに共締めされ、両者の位置が直接決まる構成となっている。そのため、SDカード41とCFカード51とのクリアランスを小さく設定することが可能である。本実施の形態では、保持板金53とSDカード41とのクリアランスを0.2mm、保持板金53とCFカード51とのクリアランスを0.4mmまで小さくすることが可能となった。
【0033】
一方、ヘミング曲げ加工によって縁部53aの強度が大きくなっているので、保持板金53の板厚は0.3〜0.5mm程度あれば十分である。本実施の形態では、例えば保持板金53の材質をステンレスとし、板厚を0.4mmとしている。SDカード41とCFカード51との必要なクリアランスは、保持板金53の板厚によってほぼ決まる。上記のような構成により、従来の構成に対して、Z方向の厚みを小さくすることが可能である。
【0034】
さらに近年、メモリカードの読み出し速度が高速化していることから、発生する放射ノイズの懸念が高まっている。しかし、本実施の形態では、保持板金53がSDカード41とCFカード51との間に位置するので、放射ノイズ対策(ノイズシールド)としても有効である。
【0035】
また、SDスロット42に装着することで、記録した写真データや動画データを無線LANによるワイヤレス通信でパソコン等に転送することのできる無線ユニットがある。しかし、この無線ユニットは、無線通信時に発熱することが課題となっている。ところが本実施の形態では、SDスロット42と保持板金53との間に熱伝導性シート71を挟み込んでいるので、無線ユニットの熱をメインシャーシに伝える効果が期待できる。さらに、前述したように、保持板金53は不図示のメインシャーシにビス締めされるため、ヒートシンクとしても有効である。
【0036】
本実施の形態によれば、メモリカードの誤挿入を防止する上で、SDスロット42とCFスロット52との間に側面カバー2によって仕切り部を設けるのではなく、CFスロット52を保持する保持板金53を設けて仕切り板としての機能を持たせた。これにより、両スロットの位置関係が直接に決まるので、位置誤差が小さくなり、ひいては電子機器の前後方向の厚みを薄くでき、機器の省スペースを図ることができる。従って、2つのカードスロットの挿入口を1つの開口として形成したとしても、カードスロットにメモリカードを挿抜する際の操作性が損なわれない。しかも、各カードが挿入される挿入口側である保持板金53の縁部53aがR曲面形状に形成されているので、メモリカードの挿入時の保護及び誤挿入の防止が確保される。外観も向上する。
【0037】
また、対向板部421と折り返し部531とは保持板金53の厚み向にオーバーラップしているので、機器を効率良く薄型化することができる。
【0038】
また、保持板金53の縁部53aのR曲面形状は、ヘミング曲げ加工によって形成されるので、簡単な加工にてR曲面形状の形成が可能であると共に、縁部53aの補強効果も期待できる。
【0039】
さらに、対向板部421の縁部421aと折り返し部531の先端縁部531aとは、凹凸形状が対応していて近接対向するので、SDカード41の挿入を安全にし、且つ挿入しやすくすると共に、挿入口付近の強度を効率よく向上させることができる。
【0040】
SDスロット42とCFスロット52との間に挟まれる板状部材としての保持板金53は、CFスロット52を保持するものであったが、SDスロット42を保持するものであってもよい。
【0041】
本発明のメモリカードのスロットの構造が適用される電子機器としては、デジタル一眼レフカメラに限らない。メモリカードのスロットが複数設けられる各種の電子機器に応用が可能である。異なる種類のメモリカードを並列的に装着する電子機器に好適である。特に、信号端子が設けられている位置が異なる複数のメモリカードを装着する電子機器に好適である。
【0042】
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0043】
2 側面カバー
41 SDカード
42 SDスロット
51 CFカード
52 CFスロット
53 保持板金
421 対向板部
531 折り返し部
53a 縁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のメモリカードを挿抜自在に装着可能な第1の装着部と、
第2のメモリカードを挿抜自在に装着可能な第2の装着部と、
金属材料で形成され、前記第2の装着部を保持する板状部材とを有し、
前記第1の装着部と前記第2の装着部とは、それぞれのメモリカードの挿抜方向を同じくして前記板状部材を挟んで前記板状部材の厚み方向に並設され、
前記板状部材の前記挿抜方向における挿入口側の部分を前記第1の装着部の側に折り返すことを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記第1の装着部は、前記板状部材に対して前記板状部材の厚み方向に隣接する対向板部を有し、前記板状部材の前記第1の装着部の側に折り返された折り返し部と前記対向板部とは、前記板状部材の厚み方向にオーバーラップしていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記対向板部の、前記挿抜方向における挿入口側の縁部は、前記板状部材の厚み方向から見て前記挿抜方向における奥側に窪んだ形状となっていて、且つ、前記折り返し部の先端縁部は、前記板状部材の厚み方向から見て前記挿抜方向における奥側に凸の形状となっており、前記窪んだ形状と前記凸の形状とは凹凸関係が対応していることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
前記板状部材の前記挿抜方向における前記挿入口側の部分の折り返しは、前記板状部材の厚み方向と前記挿抜方向とに直交する方向における全領域に亘って適用され、前記折り返された部分の前記直交する方向における両端部分が、外装部材によって覆われた状態で、前記第1のメモリカード及び前記第2のメモリカードの挿抜が可能であることを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記板状部材の厚み方向における前記板状部材と前記第1の装着部との間に熱伝導性シートが挟まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−12131(P2013−12131A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−145594(P2011−145594)
【出願日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】