説明

電気自動車走行支援業務装置及びシステム並びに方法

【課題】観光を行おうとする多くの利用者が高速道路を利用して観光を行うことになることに着目し、高速道路が持つ利便性、地図上の位置の判明さ、サービスエリア間に存在する距離を活用することによって蓄電池への充電に長時間を要するという課題を解決し、観光地という不慣な地域において簡便に当該課題を解決することのできる電気自動車の走行を支援する。
【解決手段】地図情報から取得された地図上に、予め特定された高速道路EV中継点が付加表示されることで、各サービスエリアに関連して高速道路EV中継点地図を形成する高速道路EV中継点地図形成手段及び設定ドライブルート情報と、この設定ドライブルート情報から取得された設定ドライブルートが備えた高速道路を含んで形成された高速道路中継点地地図とを組み合わせて画面表示することで高速道路EV中継点付加表示の設定ドライブルートを画面表示する画面表示手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車走行支援業務装置及びシステム並びに方法に関し、特にレンタルされる電気自動車についての走行支援を行う業務装置及びシステム並びに方法に関する。
【背景技術】
【0002】
借りた車両を任意の駐車場所に乗り捨てることのできるレンタカーシステムが採用されている。
【0003】
特許文献1には、このようなレンタカーシステムにおいて、車両位置情報送信装置を備えて、営業所コンピュータシステムが車両の位置に関する情報を処理することが記載されている。
【0004】
特許文献2には、ユーザ毎に特化したオリジナル地図データの作成及び提供を可能にする地図情報サービスシステムが記載されている。
【0005】
特許文献3には、電気自動車に給電を行う電力スタンドに、電力量を電力市場から効率的に購入し、管理することが記載されている。
【0006】
特許文献4には、電気自動車のナビゲーションシステムにおいて、充電設備が設定されることが記載されている。
【0007】
また、レンタカーサービス会社が量産型電気自動車をレンタルする業務を開始することが報道されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−296894号公報
【特許文献2】特開2007−158815号公報
【特許文献3】特開2007−206889号公報
【特許文献4】特開2006−112932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
電気自動車は、走行中に炭酸ガス(CO)を排出しないことで地球環境にやさしく、レンタルなどによって長区間、長時間走行するに当って好んで選択され、この傾向はますます増大していくことが予測されている。このように、電気自動車はガソリン車に比べて環境にやさしい乗りものとして長点を有するが、ガソリン車に比べると蓄電池への充電に時間を要するという課題がある。
【0010】
特に、観光のために電気自動車をレンタルして環境にやさしい状況の下に広範囲に亘って走行しようとした場合に、その走行の途中での蓄電池への充電はその充電時間の長さのために観光者である利用者に決定的な不便をもたらすことになる。
【0011】
電気自動車はガソリン車に比べて燃料代が安価であるというメリットがあるが、観光を行なおうとする利用者は、蓄電池への充電に要する時間の長さは、この燃料代の安さをカバーすることができないと考えるであろう。このため、観光を行おうとする利用者は、ガソリン車を選択することになるであろう。また、電気自動車の電池への充電のために要する充電料金は夜間と昼間とでは差があり、極力夜間の間に充電されることが望ましい。
【0012】
上述したいずれの特許公報に記載された技術は、個々の技術を記載するのみでトータル化された技術を示すものでないので、当該課題を解決することができない。
【0013】
本発明は、かかる点に鑑みて観光を行おうとする多くの利用者が高速道路を利用しての観光を行うことになることに着目し、高速道路が持つ利便性、地図上の位置の判明さ、サービスエリア間に存在する距離を活用することによって蓄電池への充電に長時間を要するという課題を解決し、観光地という不慣な地域において簡便に当該課題を解決し、充電に要する費用を安価にすることのできる電気自動車の走行を支援する業務装置あるいは方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、上述した課題を解決し、観光を行う利用者に快適な観光をしていただくためのビジネスモデルを実現するためのIT技術を採用した電気自動車の走行を支持する業務装置あるいは方法を提供する。以下、電気自動車についてEV(Electrical Vehicle)という場合があり、サービスエリアについてSAという場合がある。駐車場あるいはサービスステーションにはこのSA,PA,ICが含まれて使用される。
【0015】
本発明は、具体的には、予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網と、高速道路に沿って設置されたサービスエリアを含む駐車場と、高速道路に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報、及び少なくとも該地図情報で示される地図上の駐車場内に、予め設置された電気自動車(EV)の乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の蓄電池の交換を取り扱うEV蓄電池交換点の配置である高速道路EV中継点を示すEV中継点情報及びEV車種・性能,EV中継点毎保有EV台数を含むEV車両情報を格納するデータベース、
EVを利用しようとするEV利用者についてのEV利用者ID情報及びEV利用者が高速道路網を含んで設定を希望するドライブルート情報を入力する入力手段、
EV利用者が設定を希望したドライブルート情報に基づいて設定ドライブルートを構成する設定ドライブルート構成手段、
前記設定ドライブルート情報が表示された地図上に、予め特定された高速道路EV中継点を含むEV中継点が付加表示されることで、設定ドライブルート上の中継点地図を形成するEV中継点地図形成手段、
前記設定ドライブルート情報と、該設定ドライブルート情報から取得された高速道路を含んで形成された中継点地図とを組み合わせて、EV中継点にポインタ指示マークによる中継点付加表示の設定ドライブルートを画面表示する画面表示手段、
前記EV中継点に配置された端末との間で前記ドライブルートを走行するEVに関するEV通信情報の交換を行う通信手段、
とを含んで構成されることを特徴としたEV走行支援業務装置を提供する。
【0016】
本発明は、また、前記データベースが、前記地図情報に、観光地及び該観光地から高速道路に接続された最寄りの一般道路情報を含んで格納し、また前記EV中継点情報に、該一般道路に沿って配置されたEV乗り継ぎ店もしくはEV蓄電池交換店についてのEV中継点情報を含んで格納し、前記入力手段が、設定ドライブルート情報に一般道路のドライブルート情報を含んで入力し、
一般道路中継点地図形成手段が、前記高速道路EV中継点地図に、一般道路に関連した一般道路EV中継点地図を形成し、もって両者でEV中継点地図が形成され、
前記画面表示手段が、前記設定ドライブルートに、一般道路に沿った一般道路EV中継点付加表示の設定ドライブルートを含んで画面表示し、
前記通信手段が、一般道路に沿って設けられた一般道路EV中継点に配置された端末との間でも通信情報の交換を行うようにされたEV表示支援業務装置を提供する。
【0017】
本発明は、また、前記データベースは、EV利用者によって高速道路網を含んで設定される設定ドライブルート情報を複数予め格納することを特徴とするEV走行支援業務装置を提供する。
【0018】
本発明は、また、EV利用者によって、前記地図情報から取得された地図上に設定ドライブルートが選定されたときに、時々刻々の全EV走行情報及び各中継点における保有EV台数から、予め定めた時間(待ち許容時間)後におけるいずれかの中継点における保有台数に欠乏が予測されることを演算し、欠乏が予測された時に前記設定ドライブルートの変更がなされるべきことを進言あるいは提言する情報を発するようにした演算処理手段を備えることを特徴とするEV走行支援装置を提供する。
【0019】
本発明は、また、前記通信手段は、前記画面表示手段に画面表示された高速道路EV中継点表示の設定ドライブルートをEVに備えたナビゲーションシステムナビ情報として送信すると共に、EVの運行地点に関する情報を受信し、これらの送受信情報に基づいて前記設定ドライブルートに沿ってのEVの走行を監視する監視手段を備えることを特徴とするEV走行支援業務装置を提供する。
【0020】
本発明は、また、前記EV走行支援業務装置が備えられて、前記EV中継点に配置された端末が、EV利用者によって高速道路網を含んで、設定済の設定ドライブルート情報を変更して新たなドライブルート情報を入力する入力手段を有し、上述した同一機能の高速道路中継点地図形成手段及び画面表示手段を有し、前記EV走行支援業務装置との間でEV通信情報の交換を行う通信手段を備えることを特徴とするEV走行支援業務システムを提供する。
【0021】
本発明は、また前記EV走行支援業務装置又はEV走行支援業務システムにおいて、前記データベースが、EV中継点における乗り継ぎ回数あるいはEV蓄電池交換回数あるいは日数などの所定の時間に対応してEVレンタル料を格納し、前記高速道路EV中継点表示の設定ドライブルートに画面表示のEV中継点における乗り継ぎ回数あるいはEV蓄電池交換回数に対応してEVレンタル料を計算するEVレンタル料計算手段を備えたことを特徴とするEV走行支援業務装置又はEV走行支援業務システムを提供する。
【0022】
本発明は、データベースが、予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網と、高速道路に沿って設置された駐車場と、高速道路に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報、及び少なくとも該地図情報で示される地図上の駐車場内に、予め設置されたEVの乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の蓄電池の交換を取り扱うEV蓄電池交換点の配置である高速道路EV中継点を示すEV中継点情報及びEV車種・性能,EV中継点保有EV台数を含むEV車両情報を格納し、
入力手段が、EVを利用しようとするEV利用者についてのEV利用者ID情報及びEV利用者によって高速道路網を含んで設定を希望するドライブルート情報を入力し、
設定ドライブルート構成手段が、EV利用者が設定を希望したドライブルート情報に基づいて設定ドライブルートを構成し、
中継点地図形成手段が、前記設定ドライブルート情報が表示情報から取得された地図上に、予め特定された高速道路EV中継点を含むEV中継点が付加表示されることで、設定ドライブルート上の中継点地図を形成し、
画面表示手段が、前記設定ドライブルート情報と、該設定ドライブルート情報から取得された少なくとも高速道路を含んで形成された中継点地図とを組み合わせてEV中継点にポインタ指示マークによるEV中継点表示の設定ドライブルートを画面表示し、
通信手段が、前記高速道路EV中継点に配置された端末との間で前記ドライブルートを走行するEVに関するEV通信情報の交換を行うことを含んで構成されることを特徴としたEV走行支援方法を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本発明は、上述のように、高速道路EV中継点を示すEV中継点情報を用いて高速道路中継点地図を形成できるようにし、高速道路が一致することを条件にして、設定ドライブルートと切り出された高速道路地図とを組み合わせて画面表示するようにしているので、高速道路が持つ利便性、地図上の位置の判明さ、サービスエリア間に存在する距離を活用することができて、高速道路中継点におけるEVの乗り継ぎあるいはEVに使用する蓄電池の交換を可能にする支援を行うことができる。また、これらの支援を安価に行うことができる。この支援によって、観光を行おうとするEV利用者に対しては、EVが必然的に有した蓄電池への充電に長時間を要して観光地というEV利用者によって不慣な地域でのEVあるいは蓄電池の交換という不便を供しかねない課題を解決することが出来、EV利用者に環境にやさしい状況でのEV走行という楽しさを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施例であるEV走行支援業務装置を含んで構成されたEV走行方法を示す図。
【図2】本発明の実施例であるEV走行支援業務装置の構成を示すブロック図。
【図3】地図情報の1例を示す図。
【図4】設定ドライブルート地図を示す図。
【図5】設定ドライブルート地図とEV中継点地図を組み合わせた状態の地図を示す図。
【図6】EV走行支援業務画面。
【図7】本発明の実施例のフローチャート図。
【図8】EV走行支援業務画面。
【図9】予約画面。
【図10】提供観光マップ。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明にかかる実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0026】
図1は、本発明の実施例であるEV走行支援業務装置100を含んで構成されたEV走行方法200のための地図、道路網及びEV中継マップを示す図である。
【0027】
EV走行方法200を示す図1には、予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網1として九州地方の高速道路2と高速道路2に接続された一般道路3が図示してある。本発明はこれらの道路網には限定されず、九州地方全域の道路網を用いることができる。
【0028】
高速道路2には、九州全域の高速道路が含まれる。図示するように、福岡IC、小城SA、長崎ICその他のサービスエリアが図示してある。これ以外のサービスエリアが当然に付加されてよい。
【0029】
小城SAには一般道路3を介して観光地としての武雄温泉が、そして長崎ICには観光地としてのハウステンボスが接続される。武雄温泉とハウステンボスとの間には他の一般道路3が敷設されるように図示されてもよい。一般道路3は当然のことながら車出入口ゲートを介して高速道路2に接続される。
【0030】
図1において、後述するようにEV利用者のドライブルートの設定によって、高速道路2は、高速道路設定ドライブルートとなり、一般道路3は、一般道路設定ドライブルートとなる。
【0031】
図1に示すEV走行方法200では、福岡に初号EV中継点、小城SAに2号EV中継点、ハウステンボスに3号EV中継点、そしてその他のサービスエリアにはN号EV中継点が設けられるようにドライブルートが設定され得る。
【0032】
一般道路3には、その道路に沿って一般道路EV中継点が設けられる。これらのEV中継点を結んで端末で構成されるEV走行支援業務装置100が設けられる。図示しないが各EV中継点間も互いに結びつけられる。
【0033】
ここでEV中継点とは、予め設置されたEVの乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の燃料としての蓄電池の交換を取り扱うEV蓄電池交換点の配置であるEV中継点をいう。情報収集の観点からは当該EV中継点に備えられた端末(パソコン)を意味する。従って、高速道路EV中継点とは、EV中継点が高速道路のサービスエリア(車出入口ゲートを含めて)内に設置されたEV中継点であり、一般道路EV中継点とは一般道路にあるガソリンスタンドなどのEV中継点を意味する。
【0034】
各EV中継点は、有線あるいは無線の通信路を介してEV走行支援業務装置100に接続される。EV走行支援業務装置100は、上述の通信路に接続された通信手段を備える。
【0035】
九州地方を観光あるいは旅行しようとするEV利用者は、高速道路上に、あるいは高速道路と高速道路を組み合わせた一般道路上に、あるいは一般道路上にドライブルートを設定することができる。以後このドライブルートを設定ドライブルートという。従って、設定ドライブルートは、EV中継点の観点から主に高速道路を中心としたドライブルートに設定されるが、これに一般ドライブルートが組み合わされる。
【0036】
各地観光地へのドライブルートの設定は、2Hrあるいは1日のように任意の時間で設定され得、制限されない。これらのドライブ計画は、EV走行支援装置100に登録され得る。
【0037】
以上に述べたEV走行方法200によって、EV利用者は、高速道路EV中継点を中心としたEV中継点の活用によって任意のEV中継点でEVの乗り継ぎ、あるいは蓄電池の交換を各EV中継点に依頼することができる。各EV中継点には複数のEVが予め保有されておりEV利用者の申し出により直ちに代替のEVを提供することができる。この交換のための時間はきわめて短時間であり、ガソリン車におけるガソリンの投入に比べて極めて短い時間が必要とされるだけである。蓄電池の交換についても同様である。このようなEVの蓄電池は、夜間における多くは夜間料金によって充電されるのが望ましい。しかし、急ぎの場合は昼間における料金によって充電されてよい。
このようなEVの交換は、次に述べるEV走行支援によって可能になる。
【0038】
図2は、EV走行支援業務装置100の構成をブロックで示す。
EV走行支援業務装置100は、入力手段11、演算処理手段12、画面表示手段13、通信手段14、出力手段15、データベース16及び画面部17を備え、これらの手段は通信バス20を介して接続される。
【0039】
入力手段11には、パソコンのキーボード、画面、音声等であるいはEV中継点1〜N点から、あるいは他のパソコンから各種情報が入力18される。
【0040】
出力手段15からは、処理、生成された各種情報がEV中継点1〜N点あるいは他のパソコンへと出力19される。これらの各種情報は印字装置(図示せず)に出力され、定められたフォーマットに従って印字され、EV利用者に電子データであるいは書類として渡される。
【0041】
入力手段11は、画面において、あるいはドライブルートの指定によってEVを利用しようとするEV利用者についてのEV利用者ID情報及びEV利用者によって高速道路網を含んで設定を希望するドライブルート情報を入力する。
【0042】
演算処理手段12は、高速道路EV中継点地図形成手段12B、一般道路EV中継点地図形成手段12C、監視手段12D、EVレンタル料計算手段12E及びその他の演算処理手段12Fを備える。
【0043】
設定ドライブルート構成手段12Aが、入力された設定希望のドライブルートに従って設定ドライブルートを構成する。これによって、設定ドライブルートが確定される。この設定ドライブルートは変更可能である。
【0044】
高速道路中継点地図形成手段12Bが、地図情報から取得された地図上に、予め特定された高速道路EV中継点が付加表示されることで、各サービスエリアに関連して高速道路EV中継点地図を形成する。地図情報には公的機関で作成された地図の他に民間企業あるいは一般人によって作成された地図が含まれる。
【0045】
図3に、出発を福岡市として福岡ICを経由してのサービスエリアと、高速道路2に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報の1例を示す。この地図情報は、観光地及びこの観光地から高速道路2に接続された最寄りの一般道路3を含んで形成される。
【0046】
このように、一般道路中継点形成手段12Cは、高速道路EV中継点地図に、一般道路3に関連した一般道路EV中継点地図を形成する。もって双方の中継点地図形成手段12B,12Cによって高速道路中継点地図に、一般道路中継点地図を付加してEV中継点地図が形成される。高速道路中継点地図が形成されない場合は、一般道路中継点地図となる。
【0047】
画面表示手段13は、公的機関で作成された地図から一部の地図を切り出す地図切り出し手段13Aを備え、設定ドライブルート情報と、この設定ドライブルート情報から取得された設定ドライブルートが備えた高速道路を含んで形成された高速道路中継点地図とを組み合わせて画面表示することで高速道路EV中継点付加表示の設定ドライブルートを画面表示する。従って、図3は、EV利用者の意思に基づく設定ドライブルートを表示することになる。
【0048】
図3は、EV利用者が旅行したいと希望するルートを示す。2Aは高速道路ルートであり、3Aは一般道路ルートである。
【0049】
地図切り出し手段13Aは、地図情報を格納するデータベースから、指定された位置に対応する所定範囲の地図データ部分を切り出すことができる。この切り出しに当っては、設定ドライブルート情報から取得された設定ドライブルートが備えた高速道路に一致する高速道路を形成された高速道路中継点地図上に見つけ出し、設定ドライブルートを含む設定ドライブルート情報上に切り出した高速道路中継点地図を重ね合わせ、すなわち組み合わせて画面部17に画面表示させる。このように、高速道路の一部が一致することを条件にして設定ドライブルートと高速道路中継点地図の一部とが重ね合される。
【0050】
図4は、設定ドライブルート上のEV中継地図を示す。この例の場合、EV中継点は、高速道路のサービスエリアに設けられたEV中継点と一般道路に設けられたEV中継点とから構成される。これらのドライブルート2A,3Aは図1に、EV利用者がドライブルート設定することによって形成されたものである。これらのドライブルート2A、3Aが設定されると、EV走行上の蓄電池容量の適切さに基づいて中継点が決定され図示される。これらの中継点はEV利用者の意思によって変更することができる。
【0051】
図5は、画面上に表示され、EV利用者に提供される観光マップの例を示す。この観光マップ上には、設定ドライブルート上にあって、EV乗換えが求められるEV中継点及びこのEV中継点を指し示すポインタ指示マーク5が表示される。ポインタ指示マーク5は初号EV中継点のように中継点順序を示すマークと、中継点を判り易くするための指示矢印とからなる。双方があることが望ましいが、片方であってもよい。更に観光マップ上には、EV利用者とEV提供者側とで合意された内容、例えば乗継ぎまでの時間等が表示されてもよいし、観光案内が表示されてもよい。
【0052】
図5において、EV中継点を設定するに当って、演算処理手段12は、高速道路EV中継点付加表示の設定ドライブルートに表示された隣接する中継点の距離がEV電欠の対策のため予め定められた距離以内にあるかを判定する走行距離許可判定手段(図示せず)を備えて、画面表示手段13が、予め定められた距離以内にあることが判定されたときに、双方のEV中継点の内、少なくとも遠方側のEV中継点については許可以内であることの表示をなすようにすることができる。
【0053】
設定用のドライブルート情報には、データベースに予め複数格納されたドライブルートを用いることができ、これによれば設定ドライブルートの形成が極めて容易に短時間で行うことができる。
【0054】
EV利用者によって、地図情報から取得された地図上に設定ドライブルートが選定されたときに、時々刻々の全EV走行情報及び各中継点における保有EV台数から、予め定めた時間(待ち許容時間)後におけるいずれかの中継点における保有台数に欠乏が予測されることを演算し、欠乏が予測された時に設定ドライブルートの変更がなされるべきことを進言する情報を発するように演算処理手段を形成してもよい。
【0055】
通信手段14は、前記画面表示手段に画面表示された高速道路EV中継点表示の設定ドライブルートをEVに備えたナビゲーションシステムナビ情報として送信すると共に、EVの運行地点に関する情報を受信するように形成し、これらの送受信情報に基づいて前記設定ドライブルートに沿ってのEVの走行を監視する監視手段12Dを備えるようにしてもよい。
【0056】
中継点に配置された端末が、上述したEV走行支援業務装置100が備えて、EV利用者によって高速道路網を含んで、設定済の設定ドライブルート情報を変更して新たなドライブルート情報を入力する入力手段を有し、上述した同一機能の高速道路中継点地図形成手段及び画面表示手段を有し、EV走行支援業務装置との間でEV通信情報の交換を行う通信手段14を備えるように構成してEV走行支援業務システム200を構成することができる。これらの端末は、変更した設定ドライブルートをEV走行支援業務装置100に送信する。
【0057】
データベース16が、EV中継点における乗り継ぎ回数あるいはEV蓄電池交換回数あるいは日数などの所定の時間に対応してEVレンタル料を格納し、高速道路EV中継点表示の設定ドライブルートに画面表示のEV中継点における乗り継ぎ回数あるいはEV蓄電池交換回数に対応してEVレンタル料を計算するEVレンタル料計算手段12Eを備えるように構成することができる。
【0058】
上述したように、データベース16は、予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網と、高速道路に沿って設置された駐車場と、高速道路に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報21、及び少なくとも該地図情報で示される地図上のサービスエリア内に、予め設置された電気自動車(EV)の乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の蓄電池の交換を取り扱うEV蓄電池交換点の配置である高速道路EV中継点を示すEV中継点情報22及びEV車種・性能,EV中継点毎保有EV台数を含むEV車両情報23を格納する。
【0059】
EV中継点情報22には、一般道路EV中継点情報が含まれる。
【0060】
演算処理手段12は、上述した各種の地図情報を形成するに当って、電力スタンド電力供給管理システム及び方法を演算処理によって形成し、クレジットカード決済方式を備えることができるようになり、EVの出発地から目的地あるいは最終地までの設定ドライブルートを複数の走行区間に任意に分割したり、あるいは測位システムから基準信号を受信し、受信した基準信号を用いてEVの位置データを計算し、EVのナビシステムに送信することができるように構成されてもよい。
【0061】
このようにすることによって、EV走行支援業務装置100を、土地勘のない人等が観光ルート等の移動行程を決定することを適正に支援する情報配信業務装置とすることができる。
【0062】
EVがEVナビシステムを備えるとき、このEVナビシステムは、設定ドライブルートを表示する表示部と、出発地、目的地、最終地を入力する入力部と、蓄電池の残存容量を計測する蓄電池管理部と高速道路EV中継点の位置情報及び充電性能の情報と地図情報とを格納したデータベースと、蓄電池の残存容量、EVの燃費、EVの現在位置からEV中継点までの距離及びEV中継点から目的地までの距離、時間を算出する分析部から構成されるが、EV中継点におけるEV車両あるいはEV用蓄電池の交換に要する時間についてはガソリン車におけるガソリンの供給時間と同一とみなして、考慮しないかあるいは最小にして表示部に表示するように構成される。
【0063】
また、上述したように、EV走行支援業務装置100は、通信手段16を備え、この通信手段は、無線あるいは有線方式に従ってEV中継点に配置された端末との間でドライブルートを走行するEVに関するEV通信情報の交換を行う。通信手段16は、一般道路に沿って設けられた一般道路EV中継点に配置された端末との間でも通信情報の交換を行う。
【0064】
出力手段15は、画面表示手段13が、画面部17の画面に表示させる設定ドライブルート情報、EV中継点情報、設定ドライブルート情報とEV中継点情報、これらの組み合わせるために使用される切り出された高速道路情報、その他の情報を通信手段14を介して外部の通信手段、例えばEV中継点の端末に、あるいは印字、音声情報、ナビ情報機器に各種情報として出力する。出力された情報は、例えば図5のように示されて印字され、印字情報としてEV利用者に手渡されることになる。
【0065】
図6は、EV走行支援業務画面60を示す。
図6において、EV走行支援業務画面60には、設定ドライブルート61、EV中継点地図62、観光マップ63及び支援業務項目64が表示される。図6においては、一つの画面に上述の画面がすべて画面表示してあるが別々の個別の画面表示とすることができるし、これらの画面に関連する画面をスクロールして表示することができる。
【0066】
図6において、設定ドライブルート61にはEV利用者が設定しようとするドライブルート61が表示される。色々なドライブルートを表示して、EV利用者はその中から気に入ったドライブルートを選定し、設定ドライブルートとすることができる(図3参照)。
【0067】
EV中継点地図62には、ローカルエリアで設置されたすべてのEV中継点を表示することができる。EV利用者がドライブルートを設定し、設定ドライブルートが形成されると、この設定ドライブルートに沿って設置されたすべてのE中継点が表示され、EV走行支援業務担当者は、EV利用者の話を聞きながらこれらの中継点の中からEVの蓄電池の性能を考慮して設定ドライブルート上の適切なEV中継点を選択し、EV利用者に提示することを行う。この場合にEV中継の利用のし易さから高速道路に沿って設置したEV中継点を優先的に選択、設定することができる(図4参照)。
【0068】
また、EV中継点の配置状態を見てEV利用者に設定ドライブルート再考を求めて、設定ドライブルルートの変更を行うようにしてもよい。EV中継点が設定された時には、画面上に設定中継点を赤、青などの色、あるいはサイズの大きさによって他の中継点と区別しておくのがよいし、中継点の順序を表示しておくようにしておくのもよい。特定の中継点にEVの台数が片寄らないように、特定ドライブルートを形成し、提案するのは重要である。
【0069】
このようにして、設定ドライブルートが設定され、設定ドライブルート上に中継点が表示されると、観光情報及び各観光に要する時間が設定されると、これらの情報を組み入れて観光マップ63が形成される(図5参照)。この形成された観光マップ63は、観光マップとしてEV利用者に提供される。このようにして形成されるマップは観光マップに限らず、ビジネスマップであってもよい。
【0070】
支援業務項目64には、EV利用者の氏名、住所等が入力、表示され、運転免許証を持っていることを確認したことが表示される。
次にEV利用車に提供される車種が検索され、検索された車種のEVがEV走行支援業務画面に表示され、EV利用者との間で合意されると、合意されたことがEV情報の欄に表示される。
【0071】
観光情報があることがEV利用者に伝えられ、EV利用者の希望に従って観光情報が提供される。多くの場合に、ドライブルートが設定される前に観光情報が画面に表示され、この観光情報に基づいてドライブルートが設定されることになる。
設定ドライブルートが設定されると、EVの利用日数、EV車種等を考慮されてEVレンタル料金が予め定めた計算方式に従って計算され、表示され、EV利用者に提示され、EV利用者の了解が求められる。了解されるとその旨が画面に表示され、EV中継点の端末には直ちに日時、EV利用者、EV車種等に通信手段14を介して通信される。レンタル条件には、EV利用者に提示され、了解が求められ、了解されるとその旨の表示がなされることになる。
【0072】
図7は、本発明の実施例のフローチャートを示す。
【0073】
図7において、まず各種情報を格納するデータベースが形成される(S1)。上述したように、各種情報には、予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網と、高速道路に沿って設置されたサービスエリア(SA)と、高速道路に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報、及び少なくとも該地図情報で示される地図上の、例えばサービスエリア内に、予め設置されたEVの乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の蓄電池の交換を取り扱うEV蓄電池交換点の配置である高速道路EV中継点を示すEV中継点情報及びEV車種・性能、EV中継点保有EV台数を含むEV車両情報が含まれる。
【0074】
高速道路EV中継点地図形成手段がデータベースに格納されることになる高速道路EV中継点地図を形成する(S2)。高速道路EV中継点地図形成手段は、更に一般道路EV中継点地図も形成する(S3)。
【0075】
形成したEV中継点地図(高速道路EV中継点単独、一般道路EV中継点単独、あるいはこれらのEV中継点組み合わせ地図)をデータベースに格納(S4)。
【0076】
EVを利用しようとするEV利用者についてのEV利用者ID情報及びEV利用者が高速道路網を含んで設定した設定ドライブルート情報を入力する(S5)。
【0077】
設定ドライブルート情報の中の高速道路の切り出しを行う(S6)。スクロール形式で行ってもよい。
【0078】
この高速道路に一致する高速道路を高速道路EV中継点地図上に見つけ、該高速道路を備えた高速道路EV中継点地図を形成する(S7)。
【0079】
これに合わせて、高速道路EV中継点に付随する一般道路EV中継点地図を形成する(S8)。
【0080】
設定ドライブルート情報を示す設定ドライブルート地図にEV中継点地図を組み合わせ、ドッキングする(S9)。これによってドライブ計画書を作成する。このドライブ計画書には観光ドライブ計画書が含まれる。
【0081】
ドライブ計画書を画面に表示して、チェックリストに従って安全にEV乗り継ぎが可能かチェックする(S10)。
【0082】
ドライブ計画書を、例えば印字装置によって印字し、EV利用者に手渡し、所定のレンタル料金の清算を行う(S11)。
【0083】
EV中継点端末にドライブ計画書を送信し、EV乗り継ぎの準備を提示する(S12)。
【0084】
EV中継点端末からEV乗り継ぎ状況の報告を受信し、データベースに格納する(S13)。
【0085】
図8は、EV利用者がEVを予約する時の予約画面を示す。
EV利用者が設定を希望する観光地を希望エリア、希望日時、滞在時間を図9に示すEVレンタカーサービス画面に表示する。確定するまで図7に示す画面に戻って再試行する。この試行によって、図4に示す設定ドライブルートが構成され、確定されることになる。
【0086】
この設定ドライブルートと中継点地図との組み合わせ、更にはポインタ指示マークの組み合わせ、スケジュールとの組み合わせによって図10に示すEV利用者への提供観光マップが構成される。図9は、図5に対応したマップである。
【0087】
以上の構成によれば、EV走行支援業務装置100によって、高速道路網にEV中継点を設けて、EVレンタカー事業を形成することができる。このレンタカー事業は、高速道路網及びEVの特徴を生かしたサービスモデルとなる。
【0088】
1)高速道路を中心とした設定ドライブルートが形成され、EV中継点地図とドッキン グされた設定ドライブルートとなる。
2)標準EVの乗り換えによるスピーディ&セーフティドライブ(電欠の対策)が実現 される。
3)地球環境にやさしいエコドライブと観光レジャードライブが実現される。
4)地球環境にやさしいエコドライブと多目的ドライブが実現される。
5)EV走行支援業務装置及び方法が、EV利用者(ユーザ)とユーザ支援事業者(レ ンタカー事業者、観光事業者など)をトータルコーディネーションする。
【符号の説明】
【0089】
1…高速道路を含む道路網、2…九州地方の高速道路、3…高速道路に付随した一般道路、11…入力手段、12…演算処理手段、13…画面表示手段、14…通信手段、15…出力手段、16…データベース、17…画面部、20…通信バス、100…EV走行支援業務装置、200…EV走行方法図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網と、高速道路に沿って設置されたサービスエリアを含む駐車場と、高速道路に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報、及び少なくとも該地図情報で示される地図上の駐車場内に、予め設置された電気自動車(EV)の乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の電池の交換を取り扱うEV電池交換点の配置である高速道路EV中継点を示すEV中継点情報及びEV車種・性能,EV中継点毎保有EV台数を含むEV車両情報を格納するデータベース、
EVを利用しようとするEV利用者についてのEV利用者ID情報及びEV利用者が高速道路網を含んで設定を希望するドライブルート情報を入力する入力手段、
EV利用者が設定を希望したドライブルート情報に基づいて設定ドライブルートを構成する設定ドライブルート構成手段、
前記設定ドライブルート情報が表示された地図上に、予め特定された高速道路EV中継点を含むEV中継点が付加表示されることで、設定ドライブルート上の中継点地図を形成するEV中継点地図形成手段、
前記設定ドライブルート情報と、該設定ドライブルート情報から取得された高速道路を含んで形成された中継点地図とを組み合わせて、EV中継点にポインタ指示マークによる中継点付加表示の設定ドライブルートを画面表示する画面表示手段、
前記EV中継点に配置された端末との間で前記ドライブルートを走行するEVに関するEV通信情報の交換を行う通信手段、
とを含んで構成されることを特徴としたEV走行支援業務装置。
【請求項2】
請求項1において、前記データベースが、前記地図情報に、観光地及び該観光地から高速道路に接続された最寄りの一般道路情報を含んで格納し、また前記EV中継点情報に、該一般道路に沿って配置されたEV乗り継ぎ点もしくはEV電池交換点についてのEV中継点情報を含んで格納し、前記入力手段が、設定ドライブルート情報に一般道路のドライブルート情報を含んで入力し、
一般道路中継点地図形成手段が、前記高速道路EV中継点地図に、一般道路に関連した一般道路EV中継点地図を形成し、もって両者でEV中継点地図が形成され、
前記画面表示手段が、前記設定ドライブルートに、一般道路に沿った一般道路EV中継点付加表示の設定ドライブルートを含んで画面表示し、
前記通信手段が、一般道路に沿って設けられた一般道路EV中継点に配置された端末との間でも通信情報の交換を行うようにされたEV表示支援業務装置。
【請求項3】
請求項1において、前記データベースは、EV利用者によって高速道路網を含んで設定される設定ドライブルート情報を複数予め格納することを特徴とするEV走行支援業務装置。
【請求項4】
請求項3において、EV利用者によって、前記地図情報から取得された地図上に設定ドライブルートが選定されたときに、時々刻々の全EV走行情報及び各中継点における保有EV台数から、予め定めた時間(待ち許容時間)後におけるいずれかの中継点における保有台数に欠乏が予測されることを演算し、欠乏が予測された時に前記設定ドライブルートの変更がなされるべきことを提言する情報を発するようにした演算処理手段を備えることを特徴とするEV走行支援装置。
【請求項5】
請求項1において、前記通信手段は、前記画面表示手段に画面表示された高速道路EV中継点表示の設定ドライブルートをEVに備えたナビゲーションシステムナビ情報として送信すると共に、EVの運行地点に関する情報を受信し、これらの送受信情報に基づいて前記設定ドライブルートに沿ってのEVの走行を監視する監視手段を備えることを特徴とするEV走行支援業務装置。
【請求項6】
請求項1から記載されたEV走行支援業務装置が備えられて、前記EV中継点に配置された端末が、EV利用者によって高速道路網を含んで、設定済の設定ドライブルート情報を変更して新たなドライブルート情報を入力する入力手段を有し、上述した同一機能の高速道路中継点地図形成手段及び画面表示手段を有し、前記EV走行支援業務装置との間でEV通信情報の交換を行う通信手段を備えることを特徴とするEV走行支援業務システム。
【請求項7】
請求項1から5記載のいずれかのEV走行支援業務装置又は請求項6記載のEV走行支援業務システムにおいて、前記データベースが、EV中継点における乗り継ぎ回数あるいはEV電池交換回数あるいは日数などの所定の時間に対応してEVレンタル料を格納し、前記高速道路EV中継点表示の設定ドライブルートに画面表示のEV中継点における乗り継ぎ回数あるいはEV電池交換回数に対応してEVレンタル料を計算するEVレンタル料計算手段を備えたことを特徴とするEV走行支援業務装置又はEV走行支援業務システム。
【請求項8】
データベースが、予め特定された地域内の高速道路網を含む道路網と、高速道路に沿って設置された駐車場と、高速道路に接続された車出入口ゲートを含んで形成された地図情報、及び少なくとも該地図情報で示される地図上の駐車場内に、予め設置されたEVの乗り継ぎ中継を取り扱うEV乗り継ぎ点もしくはEVに使用の電池の交換を取り扱うEV電池交換点の配置である高速道路EV中継点を示すEV中継点情報及びEV車種・性能,EV中継点保有EV台数を含むEV車両情報を格納し、
入力手段が、EVを利用しようとするEV利用者についてのEV利用者ID情報及びEV利用者によって高速道路網を含んで設定を希望するドライブルート情報を入力し、
設定ドライブルート構成手段が、EV利用者が設定を希望したドライブルート情報に基づいて設定ドライブルートを構成し、
中継点地図形成手段が、前記設定ドライブルート情報が表示情報から取得された地図上に、予め特定された高速道路EV中継点を含むEV中継点が付加表示されることで、設定ドライブルート上の中継点地図を形成し、
画面表示手段が、前記設定ドライブルート情報と、該設定ドライブルート情報から取得された少なくとも高速道路を含んで形成された中継点地図とを組み合わせてEV中継点にポインタ指示マークによるEV中継点表示の設定ドライブルートを画面表示し、
通信手段が、前記高速道路EV中継点に配置された端末との間で前記ドライブルートを走行するEVに関するEV通信情報の交換を行うことを含んで構成されることを特徴としたEV走行支援方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−128019(P2012−128019A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277103(P2010−277103)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(000164438)九州電力株式会社 (245)
【出願人】(509114251)トモソウ・ジャパン株式会社 (3)
【Fターム(参考)】