説明

頭皮ケア装置

【課題】揉み用のブラシと汚れ掻き出し用のブラシを併設すると共に、各ブラシをそれぞれに適した動きにする。
【解決手段】ギアケース内に回転速度の速い高速軸と遅い低速軸及びモータMを設け、各軸とモータとをギアを介して連結する一方、ギアケースの一側面には複数本の旋回ロッドを起立し、これら旋回ロッドの基端を前記高速軸及び低速軸の回転中心に対し傾斜した状態で各軸に固定し、そして内部が中空の柱状ブラシを複数本並べて一体的に成形した柔軟な材質のブラシ板を前記ギアケースの一側面に被せ、これら柱状ブラシの各中空部に旋回ロッドを挿通することによりギアケースをシールする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭皮をケアするための装置で、ブラシのように柔軟な突起を多数並べ、各突起を個別に動かして、頭皮を揉む操作と毛根周囲の汚れを掻き出す操作を同時に行うものである。
【背景技術】
【0002】
従来、頭皮を揉むだけの装置や、汚れを掻き出すだけの専用の装置はあったが、これらの操作を同時に実現する装置は存在しなかった。
これは、揉む操作と汚れを掻き出す操作は互いに関連がないものと考えられていたからである。
しかも、従来の揉むだけの装置(特許文献1)は、ブラシを取り付けた基部の中央部が上下することによりブラシ先端の間隔を変化させるものであり、動きが単純でマッサージ効果が低いものだった。
しかし本発明者の研究によれば、毛穴の汚れを掻き出すには、頭皮を揉みながらすなわちマッサージを施しながら行ったほうが、マッサージをしないで単に掻き出し操作のみを行うのに比べ、はるかに汚れが落ちやすいことが判明した。これはマッサージで頭皮の血行が促進され皮膚の温度が上がると、毛穴の皮下組織が活性化し、毛穴に沈んだ汚れが外に出やすくなるためと推測される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4235164号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、揉み用の突起と汚れ掻き出し用の突起を同じ装置に併設し、これらにその目的に適った動きをさせることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、ギアケース内に回転速度の速い高速軸と遅い低速軸を設け、各軸とモータとをギアを介して連結する一方、ギアケースの一側面には複数本の旋回ロッドを起立し、
これら旋回ロッドの基端を前記高速軸及び低速軸の回転中心に対し傾斜した状態で各軸に固定し、
そして、複数本の柱状ブラシを起立すると共に裏側に柱状ブラシの中空部に通じる開口を開けた柔軟な材質のブラシ板を、ギアケースの一側面に被せ、中空部にはその開口より前記旋回ロッドの先端を挿通することによりギアケースをシールし、
さらに前記高速軸に固定した旋回ロッドを掻き出しロッドとし、また前記低速軸に固定した旋回ロッドを揉みロッドとし、掻き出しロッドが挿通する柱状ブラシの先端には複数の円錐状の小突起からなる掻き出し部を形成すると共に、揉みロッドが挿通する柱状ブラシの先端には半球状の揉み部を形成する構成である。
請求項2の発明は、前記揉みロッドをブラシ板の中央部に配置し、その周囲の周辺部に前記掻き出しロッドを配置することを特徴とする。
請求項3の発明は、前記ブラシ板の、揉みロッドが挿通する柱状ブラシと柱状ブラシの間に、それらより背の低い中実の柱状ブラシを形成することを特徴とする。
請求項4の発明は、前記ブラシ板の上にスポンジ板を被せ、スポンジ板に開けた貫通孔に前記柱状ブラシを挿通して、これら柱状ブラシの先端をスポンジ板の外側に突出させることを特徴とする
請求項5の発明は、回転中心に対する前記掻き出しロッドの傾斜角度を揉みロッドのそれより小さくすることを特徴とする。
請求項6の発明は、隣接する前記揉みロッドを相互に反対方向に傾斜させて、前記揉み部が接近したり離間したりすることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記揉みロッドが挿通する柱状ブラシの中空部を、旋回ロッドの長さよりも深く形成することにより、揉みロッドの先端と中空部の最奥部の間に空隙を形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、ブラシ板の柱状ブラシが、ギアケースの動力を受けて先端が個々別々に円運動する。このとき先端に掻き出し部を有する柱状ブラシは高速で動くので、毛穴の汚れ落としに好都合であり、また先端に揉み部を有する柱状ブラシは低速で旋回するので、頭皮のマッサージに適しているが、ここでは一つの装置で汚れの掻き出し操作と頭皮のマッサージ操作を同時に行うので、掻き出し操作だけを行うのに比べ、毛穴の汚れ落しの効率が格段に向上するという効果を奏する。
【0007】
請求項2の発明では、揉みロッドをブラシ板の中央部に配置し、その周囲の周辺部に前記掻き出しロッドを配置するので、襟すそや、もみあげなど、はえ際の汚れも的確に落すことが出来る。
【0008】
請求項3の発明では、ブラシ板の、揉みロッドを挿通する柱状ブラシと柱状ブラシの間に、それらより背の低い中実の柱状ブラシを形成するので、揉みロッド間に指を挟むことを防止できる。
【0009】
請求項4の発明では、ブラシ板の上にスポンジ板を重ね、スポンジ板に開けた貫通孔に柱状ブラシを貫通して、これら柱状ブラシの先端をスポンジ板の外側に突出させるので、スポンジ板を適切に固定できると共に、スポンジ板にシャンプーを染み込ませば、柱状ブラシの動きでスポンジ板が揉まれて泡を出し頭髪の洗浄に役立つという効果がある。
【0010】
請求項5の発明では、回転中心に対する掻き出しロッドの傾斜角度を揉みロッドのそれより小さくするので、ゆっくりと大きく回転させて適切に揉みマッサージをすると共に、小さく速く回転させて適切に汚れを掻き出すことができる。
【0011】
請求項6の発明では、隣接する揉みロッドを相互に反対方向に傾斜させて、揉み部が接近したり離間したりするので、頭皮のマッサージを適切に行える。
【0012】
請求項7の発明では、揉みロッドを挿通する柱状ブラシが空隙の部位で容易に折れ曲がるので、頭皮に無理な力がかからず、マッサージに適している。また、大きく輪を描いて回転しても、頭皮を傷つけるおそれがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明を実施した頭皮ケア装置の全体斜視図である。
【図2】図1の頭皮ケア装置の底面図である。
【図3】図1のブラシ板の斜視図である。
【図4】図1の柱状ブラシの拡大縦断面図で(a)は揉み用の柱状ブラシを、(b)は掻き出し用の柱状ブラシを示す。
【図5】図1のギア群の平面図である。
【図6】図1のギアと旋回ロッドとの関係を示す側面図である。
【図7】図1のギア群の側面図である。
【図8】図1の頭皮ケア装置の中央縦断面図である。
【図9】図1のブラシ板と柱状ブラシの分解図である。
【図10】図1の要部拡大断面図である。
【図11】図1の頭皮ケア装置にスポンジ板を装着した状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る頭皮ケア装置の実施形態について図を参照して説明する。
1は頭皮ケア装置であり、図1に示すように卵形状であり、中空のギアケース1aの底面を皿状の押え板4で塞いだものである。ギアケース1aは、掌に収まる程度の大きさであり、上面に操作ボタン2及び表示ランプ3を設ける。
ギアケース1aの内部には、充電池E、モータM、ギア12,13などを収容する(図7,8)。
図5,6に示すように、大径ギア12の低速軸27の下端側には、所定角度傾斜して起立する旋回ロッド(揉みロッド)14を固定する。また、小径ギア13の高速軸28の下端側には所定角度傾斜して起立する旋回ロッド(掻き出しロッド)15を固定する。歯数は、大径ギア12が小径ギア13より1.5〜2倍程度多い。
12aは動力受け用大径ギアであり、大径ギア12の低速軸27に所定角度傾斜して起立する旋回ロッド14を固定し、上面の中心から延びる軸にギア12bを固定する。
このギア12bとモータMとの間をギア20〜24で接続して、モータMの回転を約1/70〜1/80に減速して低速軸27に伝える。
【0015】
25はブラシ板であり、押え板4の内周と同じ大きさのの防水性の板であり、シリコンゴムなどの柔軟な材質製である。このブラシ板25の側面には、側面を一周する断面半円形状の凸状帯26を複数条設ける。(図9)
また、ブラシ板25は、底面の中央部に揉み用の柱状ブラシ5を複数本(図では3本ずつ2列)有する。さらに、この揉み用の柱状ブラシ5の外周部に、掻き出し用の柱状ブラシ6を複数本有する。また、ブラシ板25の底面の所定位置に、固定ブラシ7を複数本植設する。
揉み用の柱状ブラシ5は掻き出し用の柱状ブラシ6よりも太い。また、揉み用の柱状ブラシ5及び掻き出し用の柱状ブラシ6の底部には、旋回ロッド14,15挿入用の中空部8,9をそれぞれ有する。さらに、揉み用の柱状ブラシ5の先端には、半球状の揉み部10を取り付ける。掻き出し用の柱状ブラシ6の先端には、円錐状の小突起11を複数個取り付ける。
固定ブラシ7は、先端を丸めた円錐状のもので、掻き出し用の柱状ブラシ6よりも基部が細い。
そして、揉みロッド14を中空部8に挿通する。この際に、揉みロッド14の先端と中空部8の最奥部の間に空隙が形成される。
また、掻き出しロッド15を中空部9に挿入する。この際に、掻き出しロッド15と中空部9の最奥部の間には空隙は生じない。
高速軸28及び低速軸27(図6の一点鎖線)からずれる角度は、揉みロッド14が掻き出しロッド15より大である。よって、揉みロッド14に接続した揉み用の柱状ブラシ5の振れ幅が、旋回ロッド15に接続した掻き出し用の柱状ブラシ6の振れ幅より大になる。
また、揉みロッド14どうし、掻き出しロッド15どうしは、それぞれ非平行になるよう配列する。特に揉みロッド14は、隣接するものどうしを相互に反対方向に傾斜させるとよい。
また、ブラシ板25の底面の中央部に、一対の固定用突起18を固設する。
この固定用突起18はブラシ5〜7より短く、先端部を丸める。
押え板4には、ブラシ5〜7及び固定用突起18に対応する部分に孔19を設ける(図9参照)。
【0016】
頭皮ケア装置1は、ギアケース1aと押え板4との接合部分を、オーリングなど等の公知の手段により防水する。
さらに、押え板4にブラシ板25を嵌合すると、凸状帯26が押え板4の壁面に接触して、両者間の隙間を塞ぎ、防水する。
【0017】
また、揉み用の柱状ブラシ5及び掻き出し用の柱状ブラシ6には負荷センサ(図示せず)を接続し、電源が入っているにも拘わらず揉み用の柱状ブラシ5及び掻き出し用の柱状ブラシ6の回転速度が所定以下の場合には、モータMを停止する制御を行う制御手段(図示せず)を設ける。
【0018】
以上のようにしてなる頭皮ケア装置1は、操作ボタン2を押して電源を入れると、表示ランプ3が点灯し、旋回ロッド14,15が回転する。これに伴い揉み用の柱状ブラシ5及び掻き出し用の柱状ブラシ6は、それぞれの先端が接離を繰り返しながら輪を描く。歯数は、大径ギア12が小径ギア13より1.5〜2倍程度多いので、揉み用の柱状ブラシ5は、大きな輪を描きゆっくりと回転する。掻き出し用の柱状ブラシ6は、小さな輪を描き速く回転する。
【0019】
頭皮ケア装置1は、通常のブラッシングと同様に、ブラシ5〜7を頭皮に軽く押し当ててゆっくりとなでるように移動させる。
揉み用の柱状ブラシ5が、頭皮をゆっくりと揉むようにマッサージする。この際に、揉み用の柱状ブラシ5の先端の半球状の揉み部10により、頭皮を傷めない。また、揉み用の柱状ブラシ5と中空部8との間の空隙により、柱状ブラシが空隙の部位で容易に折れ曲がり、大きく輪を描いて回転しても、頭皮を傷つけるおそれがない。さらに、掻き出し用の柱状ブラシ6が、頭皮をこすりながらマッサージする。これらのマッサージにより、頭部の血行がよくなり、毛穴の汚れが表面近くに浮き出てくる。この表面近くに浮き出た汚れを、掻き出し用の柱状ブラシ6の先端の円錐状の小突起11が掻き出す。
また、洗髪と同じように頭髪でシャンプーを泡立てた後、頭皮ケア装置1を使用してもよい。
上記効果に加えて、シャンプーによる洗浄効果が加わり、頭皮がより清浄になる。
【0020】
揉み用の柱状ブラシ5及び掻き出し用の柱状ブラシ6を頭皮に対し強く押し当てた場合、頭髪などが挟まった場合には、制御手段によりモータMの回転が停止し、揉み用の柱状ブラシ5及び掻き出し用の柱状ブラシ6が静止するので、頭皮や頭髪を傷めることが防止される。また、一部の揉み用の柱状ブラシ5又は掻き出し用の柱状ブラシ6にのみ負荷がかかることに起因するに、ギアや旋回ロッドの欠損などの事故を未然に防止できる。
また、固定用突起18により、不意な指などの挟み込みを防ぐことができる。
【0021】
上記頭皮ケア装置1は、図11に示すように、押え板4にスポンジ板16を装着することもできる。
スポンジ板16は矩形状で、固定用突起18と上記揉み用の柱状ブラシ5に対応する位置に貫通孔17を有する。またスポンジ板16の厚さhは、揉み用の柱状ブラシ5の高さHより小(h<H)である。よって、この貫通孔17に固定用突起18及び揉み用の柱状ブラシ5を挿入して、スポンジ板16を頭皮ケア装置1に装着と、揉み用の柱状ブラシ5の先端部分は、スポンジ板16より突出する。
使用する際には、スポンジ板16に適量のシャンプーと湯を掛けた後、操作ボタン2を押して電源を入れ、揉み用の柱状ブラシ5の回動により泡立ってきたら、ブラシ部分を頭皮に軽く押し当ててゆっくりとなでるように移動させる。
使用後はスポンジ板16を取り外し、頭皮ケア装置1及びスポンジ板16をそれぞれ洗浄する。
【0022】
上記実施形態で、揉み用の柱状ブラシ5、掻き出し用の柱状ブラシ6、固定ブラシ7及び固定用突起18の長さは、特に決まっていないが、中央部分が短く、周縁部ほど長くなるように配置すると、頭の形状に合致し、使用しやすい。
また、揉み用の柱状ブラシ5、掻き出し用の柱状ブラシ6及び固定ブラシ7の配列もいずれであってもよいが、上記実施形態のように、中央部に揉み用の柱状ブラシ5を植設し、その周囲に掻き出し用の柱状ブラシ6及び固定ブラシ7を配すると、スポンジ板16を固定し易く、またスポンジ板16を泡立てやすいという利点がある。
また、上記実施形態では、揉み用の柱状ブラシ5の先端には、半球状の揉み部10を取り付け、掻き出し用の柱状ブラシ6の先端には、円錐状の小突起11を複数個取り付けているが、本発明はこれに限るものではない。ただし、先端をこの形状にすると、頭皮のマッサージと、汚れの掻き出しを効率よくできる。
上記実施形態では、固定ブラシ7を植設しているが、揉み用の柱状ブラシ5,掻き出し用の柱状ブラシ6を多数植設すれば、固定ブラシ7は不要である。ただし固定ブラシ7を植設すると、固定用突起18と同様に回転するブラシ5,6を隣接させず、回転するブラシ5,6間に指を挟む事故を防止できる。
また、上記実施形態では、押え板4を有しているが本発明はこれに限るものではなく、押え板4を省略して、ブラシ板25でギアケース1aの底部を塞いでもよい。ただし押え板4を設けると、防水性能が向上する。
また、前記実施形態では、揉みロッド14と揉み用の柱状ブラシ5の中空部8との間に空隙を設けているが、本発明はこれに限るものではなく、半球状の揉み部10、柱状ブラシ5が軟らかい場合には、空隙がなくてもよい。ただし空隙を設けることにより、掻き出し用の柱状ブラシ6と同じ材料で形成でき、成形が容易になる。
【符号の説明】
【0023】
1 頭皮ケア装置
1a ギアケース
4 押え板
5 揉み用の柱状ブラシ
6 掻き出し用の柱状ブラシ
7 固定ブラシ
8,9 中空部
10 半球状の揉み部
11 円錐状の小突起
12 大径ギア
13 小径ギア
14 旋回ロッド(揉みロッド)
15 旋回ロッド(掻き出しロッド)
20〜24 ギア
27 低速軸
28 高速軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ギアケース内に回転速度の速い高速軸と遅い低速軸並びにモータを設け、各軸とモータとをギアを介して連結する一方、ギアケースの一側面には複数本の旋回ロッドを起立し、
これら旋回ロッドの基端を前記高速軸及び低速軸の回転中心に対し傾斜した状態で各軸に固定し、
そして複数本の柱状ブラシを起立すると共に裏側に柱状ブラシの中空部に通じる開口を開けた柔軟な材質のブラシ板を、ギアケースの一側面に被せ、中空部にはその開口より前記旋回ロッドの先端を挿通することによりギアケースをシールし、
さらに前記高速軸に固定した旋回ロッドを掻き出しロッドとし、また前記低速軸に固定した旋回ロッドを揉みロッドとし、掻き出しロッドが挿通する柱状ブラシの先端には複数の円錐状の小突起からなる掻き出し部を形成すると共に、揉みロッドが挿通する柱状ブラシの先端には半球状の揉み部を形成することを特徴とする頭皮ケア装置。
【請求項2】
前記揉みロッドをブラシ板の中央部に配置し、その周囲の周辺部に前記掻き出しロッドを配置することを特徴とする請求項1記載の頭皮ケア装置。
【請求項3】
前記ブラシ板の、揉みロッドを挿通する柱状ブラシと柱状ブラシの間に、それらより背の低い中実の柱状ブラシを形成することを特徴とする請求項1または2記載の頭皮ケア装置。
【請求項4】
前記ブラシ板の上にスポンジ板を被せ、スポンジ板に開けた貫通孔に前記柱状ブラシを貫通してこれら柱状ブラシの先端をスポンジ板の外側に突出させることを特徴とする請求項1ないし3記載の頭皮ケア装置。
【請求項5】
回転中心に対する前記掻き出しロッドの傾斜角度を揉みロッドのそれより小さくすることを特徴とする請求項1ないし4記載の頭皮ケア装置。
【請求項6】
隣接する前記揉みロッドを相互に反対方向に傾斜させて、前記揉み部が接近したり離間したりすることを特徴とする請求項1ないし5記載の頭皮ケア装置。
【請求項7】
前記揉みロッドを挿通する柱状ブラシの中空部を旋回ロッドの長さよりも深く形成することにより、揉みロッドの先端と中空部の最奥部の間に空隙を形成することを特徴とする請求項1ないし6記載の頭皮ケア装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−10979(P2011−10979A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−159625(P2009−159625)
【出願日】平成21年7月6日(2009.7.6)
【出願人】(000114628)ヤーマン株式会社 (31)
【Fターム(参考)】