説明

顔認証による出席管理装置

【課題】複数の出席者が集まる室内において、カメラによる顔認証装置を使用し、着席状態で複数の顔画像を撮影し、そのデータを出席管理装置へ取り込むことにより、登録された人が出席したか否かを把握する。
【解決手段】室内に複数の顔認証用カメラを設置し、着席状態で出席者の顔画像を自動取得できるようにする。また、顔認証装置には、あらかじめ出席者の顔画像を登録しておき、取得したデータを出席管理装置へ送信し、出席したか否かをデータ管理する。未登録の顔画像は、顔認証装置に纏めて保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の出席者をデータ管理するために、自動的に複数の顔画像を撮影し顔認証する装置を使用した出席管理装置です。
【背景技術】
【0002】
従来の出席管理装置は、磁気カード・ICカードなどの媒体のデータを読み取ることにより個人を認識していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来は、出席管理装置へ個別にカードなどの媒体を介したり、読み取り操作をしなければ、出席データを取り込めなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
複数の出席者が着席状態で顔画像を自動取得することにより、あらかじめ登録した顔画像と照合し、そのデータを出席管理装置へ反映させる。
【発明の効果】
【0005】
各人が、個別に出席管理装置への読み取り操作をすることなく、出席データを取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】出席者STの顔画像をカメラで自動的に撮影し、顔認証装置10で事前に登録された顔画像データと照合し、そのデータを出席管理装置20へ送付する概念図。カメラ1では1列目の出席者STを、カメラ2では2列目を、カメラ3では3列目を正面から撮影する。
【符号の説明】
【0007】
1・・・カメラ、2・・・カメラ、3・・・カメラ、10・・・顔認証装置、20・・・出席管理装置、ST・・・出席者。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
認識対象となる人物の顔画像を、複数のカメラから入力する画像入力手段を具備したことを特徴とする顔認証装置。
【請求項2】
認識対象となる人物の複数の顔画像を、あらかじめ登録された情報と順次照合することにより、当該人物が本人であるか否かを認識する認識手段を具備したことを特徴とする顔認証装置。
【請求項3】
あらかじめ登録された顔画像の情報をもとに当該人物を確認した場合、その情報を出席管理装置へ送信する送信手段を具備したことを特徴とする顔認証装置。
【請求項4】
あらかじめ登録された個人情報と、顔認証装置から送られた出席情報を照合することにより、その部屋で行われる授業・講演などのスケジュール項目内に、出席者として登録する登録手段を具備したことを特徴とする出席管理装置。

【図1】
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【公開番号】特開2012−43389(P2012−43389A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192874(P2010−192874)
【出願日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(502414208)株式会社クリネット (1)
【Fターム(参考)】