説明

1,2−ジヒドロピリジン化合物、その製造法およびその用途

【課題】 本発明は、優れたAMPA受容体阻害作用および/またはカイニン酸受容体阻害作用を示す新規化合物を提供する。
【解決手段】 下記式で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの水和物である。
【化1】


〔式中、QはOを示し;X1、X2およびX3は単結合を示し;A1、A2およびA3は同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル基、C3-8シクロアルケニル基、5乃至14員非芳香族複素環式基、C6-14芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基を示し;R17およびR18は同一または相異なって水素原子、ハロゲン原子またはC1-6アルキル基を示す。〕


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】

〔式中、QはOを示し;X1、X2およびX3は単結合を示し;A1、A2およびA3は同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル基、C3-8シクロアルケニル基、5乃至14員非芳香族複素環式基、C6-14芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基を示し;R17およびR18は同一または相異なって水素原子、ハロゲン原子またはC1-6アルキル基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩また
はそれらの水和物。
【請求項2】
1、A2およびA3が同一または相異なってそれぞれ下記置換基群bから選ばれる1個
以上の基で置換されてもよいC3-8シクロアルキル基、C3-8シクロアルケニル基、5乃至14員非芳香族複素環式基、C6-14芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基を示す請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
<置換基群b>(1)水酸基、(2)ハロゲン原子、(3)ニトリル基、(4)ニトロ基、(5)水酸基、ニトリル基、ハロゲン原子、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、C2-6アルケニルアミノ基、ジ(C2-6アルケニル)アミノ基、C2-6アル
キニルアミノ基、ジ(C2-6アルキニル)アミノ基、N−C1-6アルキル−N−C2-6アル
ケニルアミノ基、N−C1-6アルキル−N−C2-6アルキニルアミノ基、N−C2-6アルケ
ニル−N−C2-6アルキニルアミノ基、アラルキルオキシ基、TBDMSオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルカルボニルオキシ基、C2-6アルケニルカルボニルオキシ基、C2-6アルキニルカルボニルオキシ基、N−C1-6アルキルカルバモイル基、N−C2-6アルケニルカルバモイル基およびN−C1-6アルキニルカルバモイル基からなる群より選ばれる1個以上の基でそれぞれ置換されていてもよいC1-6アルキル基、C2-6アルケニル基またはC2-6アルキニル基、(6)C1-6アルキルアミノ基、アラルキルオキシ基および水酸基からなる群より選ばれる1個以上の基でそれぞれ置換されていてもよいC1-6アルコキシ基、C2-6アルケニルオキシ基またはC2-6アルキニルオキシ基、(7
)水酸基、ニトリル基、ハロゲン原子、C1-6アルキルアミノ基、アラルキルオキシ基、
TBDMSオキシ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基、C1-6アルキルカルボニルオキシ基およびC1-6アルキルカルバモイル基からなる群より選ばれる1個以上の基でそれぞ
れ置換されていてもよいC1-6アルキルチオ基、C2-6アルケニルチオ基またはC2-6アル
キニルチオ基、(8)C1-6アルコキシ基、アミノ基、C1-6アルキルアミノ基、ジ(C1-6アルキル)アミノ基、C2-6アルケニルアミノ基、ジ(C2-6アルケニル)アミノ基、C2-6アルキニルアミノ基、ジ(C2-6アルキニル)アミノ基、N−C1-6アルキル−N−C2-6アルケニルアミノ基、N−C1-6アルキル−N−C2-6アルキニルアミノ基およびN−C2-6アルケニル−N−C2-6アルキニルアミノ基からなる群より選ばれる基で置換されたカ
ルボニル基、(9)C1-6アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基、C1-6アルキルスルホニル基、C2-6アルケニルスルホニル基、C2-6アルキニルスルホニル基、C1-6アルキルカルボニル基、C2-6アルケニルカルボニル基およびC2-6アルキニルカルボ
ニル基からなる群より選ばれる1または2個の基で置換されていてもよいアミノ基、(10)C1-6アルキルスルホニル基、(11)C2-6アルケニルスルホニル基、(12)C2-
6アルキニルスルホニル基、(13)C1-6アルキルスルフィニル基、(14)C2-6アル
ケニルスルフィニル基、(15)C2-6アルキニルスルフィニル基、(16)ホルミル基
、(17)水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基およびアラルキル基からなる群より選ばれる1個以上の基でそれぞれ置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基またはC3-8シクロアルケニル基、(18)水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシCアルキル基およびアラルキル基からなる群より選ばれる1個以上の
基で置換されていてもよい5乃至14員非芳香族複素環式基、(19)水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基およびアラルキル基からなる群より選ばれる1個以上の基で置換されていてもよいC6-14芳香族炭化水素環式基、および、(20)水酸基、ハロゲン原子、ニトリル基、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、C1-6アルコキシC1-6アルキル基およびアラルキル基からなる群より選ばれる1個以上の基で置換されていてもよい5乃至14員芳香族複素環式基からなる群。
【請求項3】
17およびR18が同一または相異なって水素原子またはC1-6アルキル基である請求項
1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項4】
17およびR18が水素原子である請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項5】

【化2】

〔式中、X1、X2、X3、A1、A2、A3、R17およびR18はそれぞれ前記請求項1記載の定義と同意義を示す。〕で表わされる請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項6】
1、A2およびA3が同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいC6-14
芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基である請求項5記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項7】
1、A2およびA3が同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいフェニ
ル基、ピロリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、チエニル基、チアゾリル基、フリル基、ナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、イミダゾピリジル基、カルバゾリル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、ジオキシニル基、アダマンチル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基またはモルフォリニル基である請求項5記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項8】
1、A2およびA3が同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよい式
【化3】

で表わされる基である請求項7記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項9】
1、A2および/またはA3の置換基の結合部位が、それぞれ、X1、X2およびX3と結合するA1、A2およびA3上の炭素原子のα位である請求項5記載の化合物もしくはその
塩またはそれらの水和物。
【請求項10】
化合物が3−(2−シアノフェニル)−5−(2−メチルスルフォニルアミノフェニル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ニトロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−アミノフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メチルスルホニルアミノフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メチルアミノフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ジメチルアミノフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−[3−(5−メトキシメチル−2−オキサゾリジノン−3−イル)フェニル]−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メトキシカルボニルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メチルアミノカルボニルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−ジメチルアミノエトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ホルミルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−シアノメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−アセチルアミノメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メチルスルホニルアミノメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−アセトキシメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−メチルチオフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−メチルスルホニルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ホルミルチオフェン−3−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ジエチルアミノメチルチオフェン−3−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(
2−シアノフェニル)−5−(2−ヒドロキシメチルチオフェン−3−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−ベンジル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−フェニル−1−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1,5−ジフェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−メトキシフェニル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(チオフェン−3−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−フルオロフェニル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(チオフェン−2−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(3−フルフリル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−フルフリル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−メトキシカルボニルフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−フェニル−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−フルオロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−フルオロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(4−メトキシ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−フルオロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−フルオロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−フェニル−5−(2−ピリジル)−1−(3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−ホルミルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−ホルミルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−クロロフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−トルイル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(チオフェン−3−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−フルフリル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−トルイル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(
2−ピリジル)−1−(2−メトキシピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(ピリミジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ベンジルオキシメチルピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−エチルチオピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−メトキシピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−クロロピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−フルオロピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−メトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−フェニル−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(チオフェン−3−イル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2,6−ジメチルフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノチオフェン−3−イル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−フルオロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ジメチルアミノエトキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−クロロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ジメチルアミノプロピルオキシフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−ヒドロキシメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(4−シアノメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−シアノメチルフェニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(6−ジエチルアミノメチル−2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−フェニル−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−ヒドロキシピリジン−6−イル)−1−フェニル−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−(2−アミノベンゾチアゾール−6−イル)−3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(1−ベンジル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−5−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−[2−(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]−1−フェニル−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノ
フェニル)−5−(6−メチルピリジン−2−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロ
ピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(5−メチルピリジン−2−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(3−ヒドロキシピリジン−2−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−フェニル−5−(2−チアゾリル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−メトキシピリジン−6−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−(4−アミノフェニル)−3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−(3−アミノフェニル)−3−(2−シアノフェニ
ル)−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−アミノトルエン−4−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−[3−(ジメチルアミノエトキシ)フェニル]−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−[3−(ピペリジノエトキシ)フェニル]−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−[3−(ピロリジノエトキシ)フェニル]−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−[3−(ジイソプロピルアミノエトキシ)フェニル]−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−[3−(4−ピペリジノブチル−1−オキシ)フェニル]−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−(4−ニトロフェニル)−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−フェニル−5−(2−ピリジル)−3−(2−チアゾリル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−(3−ピリジル)−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−フェニル−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−フェニル−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−(3−ニトロフェニル)−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−ニトロフェニル)−1−フェニル−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−ホルミルチオフェン−3−イル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−ナフチル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(1−ナフチル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、5−(2−アミノピリジン−6−イル)−3−(2−シアノフェニル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、5−(2−ブロモピリジン−6−イル)−3−(2−シアノフェニル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−モルフォリノピリジン−6−イル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−(3−ヒドロキシフェニル)−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−[3−(4−ピペリジノオキシ)]フェニル−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−[3−(N−アセチルピペリジン−4−イル−オキシ)フェニル]−3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−1−{3−[1−(メタンスルフォニル)ピペリジン−4−イル−オキシ]フェニル}−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−[3−(N−メチルピペリジン−4−イル−オキシ)フェニル]−3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(6−クロロ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(2−ニトロトルエン−4−イル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−(2−シアノチオフェン−3−イル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−[2−(5−オキサゾリルイル)フェニル]−1−フェニル−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、3−[2−(5−オキサゾリルイル)チオフェン−3−イル]−1−フェニル−5−(2−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、および、3−[(2−エトキシカルボニル)ビニルチオフェン−3−イル]−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンから選ばれるいずれか1つの化合物である請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項11】
化合物が3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項12】
化合物が3−(2−シアノフェニル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項13】
化合物が3−(2−フルオロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項14】
化合物が3−(2−フルオロ−3−ピリジル)−5−(2−ピリジル)−1−(3−ピリジル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項15】
化合物が3−(2−シアノフェニル)−1−フェニル−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項16】
化合物が3−(2−シアノフェニル)−1−(3−ピリジル)−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項17】
化合物が3−(2−フルオロピリジン−3−イル)−1−フェニル−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項18】
化合物が3−(2−シアノピリジン−3−イル)−1−フェニル−5−(2−ピリミジニル)−1,2−ジヒドロピリジン−2−オンである請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項19】

【化4】

〔式中、A1aおよびA3aは同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいC6-14芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩を、ハロゲン化反応に付することを特徴とする、式
【化5】

〔式中、A1aおよびA3aはそれぞれ前記定義と同意義を示し;Wはハロゲン原子を示す。〕で表わされる化合物またはその塩の製造法。
【請求項20】

【化6】

〔式中、A3aは前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と、式A1aB(OH)2〔式中、A1aは置換基を有していてもよいC6-14芳香族炭化水素環式基または
5乃至14員芳香族複素環式基を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体を、銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、式
【化7】

〔式中、A1aおよびA3aはそれぞれ前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩の製造方法。
【請求項21】

【化8】

〔式中、A3aは前記定義と同意義を示し;Z3は水酸基の保護基を示す。〕で表わされる
化合物またはその塩を脱保護反応に付することにより製造した前記一般式(VIII)で表わされる化合物またはその塩と、式A1aB(OH)2〔式中、A1aは前記定義と同意義を示す
。〕で表わされるボロン酸誘導体を、銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項20記載の製造法。
【請求項22】

【化9】

〔式中、Z3は前記定義と同意義を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体またはその塩と
、式A3a−Z1〔式中、A3aは前記定義と同意義を示し;Z1はハロゲン原子を示す。〕で表わされる化合物またはその塩をパラジウム触媒存在下にてカップリング反応に付することにより製造した前記一般式(IX)で表わされる化合物またはその塩を、脱保護反応に付することにより、前記一般式(VIII)で表わされる化合物またはその塩を製造し、次いで、該化合物(VIII)またはその塩と、式A1aB(OH)2〔式中、A1aは前記定義と同意義
を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせること
を特徴とする、請求項20記載の製造法。
【請求項23】

【化10】

〔式中、Z3は前記定義と同意義を示し;W’はハロゲン原子を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩と、トリメトキシボランを塩基存在下にて反応させることにより前記一般式(X)で表わされる化合物またはその塩を製造し、次いで、該化合物(X)またはその塩と、式A3a−Z1〔式中、A3aおよびZ1は前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩をパラジウム触媒存在下にてカップリング反応に付して、前記一般式(IX)で表わされる化合物またはその塩を製造し、更に、該化合物(IX)またはその塩を脱保護反応に付して、前記一般式(VIII)で表わされる化合物またはその塩を製造し、最後に、該化合物(VIII)と、式A1aB(OH)2〔式中、A1aは前記定義と同意義を示す。
〕で表わされるボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項20記載の製造法。
【請求項24】

【化11】

〔式中、W’およびW”は同一または相異なってハロゲン原子を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と、式Z3OM〔式中、Z3は前記定義と同意義を示し;Mはアルカリ金属原子を示す。〕で表わされる化合物を反応させることにより製造した、前記一般式(XI)で表わされる化合物またはその塩と、トリメトキシボランを塩基存在下にて反応させることにより前記一般式(X)で表わされる化合物またはその塩を製造し、次いで、該化合物(X)またはその塩と、式A3a−Z1〔式中、A3aおよびZ1は前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩をパラジウム触媒存在下にてカップリング反応に付して、前記一般式(IX)で表わされる化合物またはその塩を製造し、更に、該化合物(IX)またはその塩を脱保護反応に付して、前記一般式(VIII)で表わされる化合物またはその塩を製造し、最後に、該化合物(VIII)と、式A1aB(OH)2〔式中、A1aは前記定義
と同意義を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項20記載の製造法。
【請求項25】
請求項20乃至24のいずれか1項に記載の製造法により製造した前記一般式(VI)で表わされる化合物またはその塩を、ハロゲン化反応に付することを特徴とする、請求項19記載の製造法。
【請求項26】
Wが臭素原子またはヨウ素原子である請求項19または25記載の製造法。
【請求項27】
化合物(VII)またはその塩を製造するためのハロゲン化反応が、(1)N−ブロモス
クシンイミドもしくは酢酸−臭素を用いる臭素化反応、または、(2)N−ヨードスクシンイミドもしくはヨウ素を用いるヨウ素化反応である請求項19または25記載の製造法。
【請求項28】
化合物(VII)またはその塩を製造するためのハロゲン化反応を、N,N−ジメチルホ
ルムアミドを溶媒として行うことを特徴とする、請求項19または25記載の製造法。
【請求項29】
1aおよびA3aがそれぞれ同一または相異なって置換基を有していてもよいフェニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジル基、チエニル基、チアゾリル基、フリル基、ナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、イミダゾピリジル基またはカルバゾリル基である請求項19または25記載の製造法。
【請求項30】
1aおよびA3aがそれぞれ同一または相異なって置換基を有していてもよいフェニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジル基、チエニル基、チアゾリル基、フリル基、ナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、イミダゾピリジル基またはカルバゾリル基である請求項20乃至24のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項31】
化合物(VIII)またはその塩を用いるカップリング反応に用いる銅化合物が、酢酸銅またはジ−μ−ヒドロキソ−ビス[(N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン)銅(II)]クロライドである請求項20乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項32】
化合物(VIII)またはその塩を用いるカップリング反応を塩基の存在下で行うことを特徴とする、請求項20乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項33】
塩基がトリエチルアミン、ピリジンまたはテトラメチルエチレンジアミンである請求項32記載の製造法。
【請求項34】
化合物(VIII)またはその塩を用いるカップリング反応を、N,N−ジメチルホルムアミドを溶媒として行うことを特徴とする、請求項20乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項35】
3がC1-6アルキル基またはアラルキル基である請求項21乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項36】
化合物(IX)またはその塩の脱保護反応を、酸の存在下にて行うことを特徴とする、請求項21乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項37】
酸が塩酸である請求項36記載の製造法。
【請求項38】
化合物(X)またはその塩を用いるカップリング反応における触媒が、酢酸パラジウムおよびトリフェニルホスフィンであることを特徴とする、請求項22乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項39】
化合物(X)またはその塩を用いるカップリング反応を、塩基の存在下にて行うことを特徴とする、請求項22乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項40】
塩基が炭酸セシウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムである請求項39記載の製造法。
【請求項41】
W’が臭素原子である請求項23乃至25のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項42】
化合物(XI)またはその塩と、トリメトキシボランの反応において用いる塩基が、n−ブチルリチウムである、請求項23または24記載の製造法。
【請求項43】
W’およびW”が臭素原子である請求項24または25記載の製造法。
【請求項44】
式Z3OMで表わされる化合物がナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシドで
ある請求項24または25記載の製造法。
【請求項45】

【化12】

〔式中、D環は置換基を有していてもよいピリジン環を示し;E環は置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。〕で表わされる化合物またはその塩を、ハロゲン化反応に付することを特徴とする、式
【化13】

〔式中、D環、E環およびWはそれぞれ前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩の製造法。
【請求項46】

【化14】

〔式中、D環は前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と、式PhB(OH)2〔式中、Phは置換基を有していてもよいフェニル基を示す。〕で表わされる
ボロン酸誘導体を、銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、式
【化15】

〔式中、D環およびE環はそれぞれ前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩の製造法。
【請求項47】
【化16】

〔式中、D環およびZ3は前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩
を脱保護反応に付することにより製造した、前記一般式(VIII)’で表わされる化合物ま
たはその塩と、式PhB(OH)2〔式中、Phは前記定義と同意義を示す。〕で表わされ
るボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項46記載の製造法。
【請求項48】

【化17】

〔式中、Z3は前記定義と同意義を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体またはその塩と
、置換基を有していてもよい2−ハロゲノピリジンまたはその塩をパラジウム触媒存在下にてカップリング反応に付することにより製造した、前記一般式(IX)’で表わされる化
合物またはその塩を、脱保護反応に付することにより、前記一般式(VIII)’で表わされ
る化合物またはその塩を製造し、次いで、該化合物(VIII)’またはその塩と、式PhB(OH)2〔式中、Phは前記定義と同意義を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項46記載の製造法。
【請求項49】

【化18】

〔式中、Z3は前記定義と同意義を示し;W’はハロゲン原子を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩と、トリメトキシボランを塩基存在下にて反応させて、前記一般式(X)で表わされる化合物またはその塩を製造し、次いで、該化合物(X)またはその塩と、置換基を有していてもよい2−ハロゲノピリジンまたはその塩をパラジウム触媒存在下にてカップリング反応に付して、前記一般式(IX)’で表わされる化合物またはその塩を製
造し、更に、該化合物(IX)’またはその塩を脱保護反応に付して、前記一般式(VIII)’で表わされる化合物またはその塩を製造し、最後に、該化合物(VIII)’と、式PhB(OH)2〔式中、Phは前記定義と同意義を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項46記載の製造法。
【請求項50】

【化19】

〔式中、W’およびW”は同一または相異なってハロゲン原子を示す。〕で表わされる化合物またはその塩と、式Z3OM〔式中、Z3およびMは前記定義と同意義を示す。〕で表わされる化合物を反応させることにより製造した、前記一般式(XI)で表わされる化合物またはその塩と、トリメトキシボランを塩基存在下にて反応させて、前記一般式(X)で表わされる化合物またはその塩を製造し、次いで、該化合物(X)またはその塩と、置換基を有していてもよい2−ハロゲノピリジンまたはその塩をパラジウム触媒存在下にてカップリング反応に付して、前記一般式(IX)’で表わされる化合物またはその塩を製造し
、更に、該化合物(IX)’またはその塩を脱保護反応に付して、前記一般式(VIII)’で表わされる化合物またはその塩を製造し、最後に、該化合物(VIII)’と、式PhB(OH)2〔式中、Phは前記定義と同意義を示す。〕で表わされるボロン酸誘導体を銅化合物の存在下にてカップリングさせることを特徴とする、請求項46記載の製造法。
【請求項51】
請求項25至28のいずれか1項に記載の製造法により製造した前記一般式(VI)’で
表わされる化合物またはその塩を、ハロゲン化反応に付することを特徴とする、請求項21記載の製造法。
【請求項52】
Wが臭素原子またはヨウ素原子である請求項45または51記載の製造法。
【請求項53】
化合物(VII)またはその塩を製造するためのハロゲン化反応が、(1)N−ブロモス
クシンイミドもしくは酢酸−臭素を用いる臭素化反応、または、(2)N−ヨードスクシンイミドもしくはヨウ素を用いるヨウ素化反応である請求項45または51記載の製造法。
【請求項54】
化合物(VII)またはその塩を製造するためのハロゲン化反応を、N,N−ジメチルホ
ルムアミドを溶媒として行うことを特徴とする、請求項45または51記載の製造法。
【請求項55】
1aおよびA3aがそれぞれ同一または相異なって置換基を有していてもよいフェニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、チエニル基、チアゾリル基、フリル基、ナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、イミダゾピリジル基またはカルバゾリル基である請求項45または51記載の製造法。
【請求項56】
1aおよびA3aがそれぞれ同一または相異なって置換基を有していてもよいフェニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、チエニル基、チアゾリル基、フリル基、ナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、イミダゾピリジル基またはカルバゾリル基である請求項46乃至50のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項57】
化合物(VIII)またはその塩を用いるカップリング反応に用いる銅化合物が、酢酸銅またはジ−μ−ヒドロキソ−ビス[(N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン)銅(II)]クロライドである請求項46乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項58】
化合物(VIII)またはその塩を用いるカップリング反応を塩基の存在下で行うことを特徴とする、請求項46乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項59】
塩基がトリエチルアミン、ピリジンまたはテトラメチルエチレンジアミンである請求項58記載の製造法。
【請求項60】
化合物(VIII)またはその塩を用いるカップリング反応を、N,N−ジメチルホルムアミドを溶媒として行うことを特徴とする、請求項46乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項61】
3がC1-6アルキル基またはアラルキル基である請求項47乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項62】
化合物(IX)またはその塩の脱保護反応を、酸の存在下にて行うことを特徴とする、請求項47乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項63】
酸が塩酸である請求項62記載の製造法。
【請求項64】
化合物(X)またはその塩を用いるカップリング反応における触媒が、酢酸パラジウムおよびトリフェニルホスフィンであることを特徴とする、請求項48乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項65】
化合物(X)またはその塩を用いるカップリング反応を、塩基の存在下にて行うことを特徴とする、請求項48乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項66】
塩基が炭酸セシウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムである請求項65記載の製造法。
【請求項67】
W’が臭素原子である請求項49乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項68】
化合物(XI)またはその塩と、トリメトキシボランの反応において用いる塩基が、n−ブチルリチウムである、請求項49乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項69】
W’およびW”が臭素原子である請求項50または51記載の製造法。
【請求項70】
式Z3OMで表わされる化合物がナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシドで
ある請求項50または51記載の製造法。
【請求項71】
置換基を有していてもよい2−ハロゲノピリジンが、置換基を有していてもよい2−ブロモピリジンである、請求項48乃至51のいずれか1項に記載の製造法。
【請求項72】
下記式で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【化20】

式中、A1aおよびA3aは同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいC6-14芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基を示し;Rは水素原子またはハロゲン原子を示す。
【請求項73】
1aおよびA3aが同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいフェニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、チエニル基、チアゾリル基、フリル基、ナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、インドリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、イミダゾピリジル基またはカルバゾリル基である請求項72記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項74】
1aおよびA3aが同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、チエニル基またはフリル基である請求項72記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項75】
Rが水素原子または臭素原子である請求項72記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物。
【請求項76】
下記式で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの水和物を含有してなる医薬組成物。
【化21】

式中、QはOを示し;X1、X2およびX3は単結合を示し;A1、A2およびA3は同一または相異なってそれぞれ置換基を有していてもよいC3-8シクロアルキル基、C3-8シクロアルケニル基、5乃至14員非芳香族複素環式基、C6-14芳香族炭化水素環式基または5乃至14員芳香族複素環式基を示し;R17およびR18は同一または相異なって水素原子、ハロゲン原子またはC1-6アルキル基を示す。
【請求項77】
α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチル−4−イソキサゾールプロピオン酸(以下、「AMPA」という。)受容体および/またはカイニン酸受容体の阻害剤である請求項76記載の医薬組成物。
【請求項78】
AMPA受容体阻害剤である請求項76記載の医薬組成物。
【請求項79】
カイニン酸受容体阻害剤である請求項76記載の医薬組成物。
【請求項80】
AMPA受容体またはカイニン酸受容体が関与する疾患の治療剤または予防剤である請求項76記載の医薬組成物。
【請求項81】
カイニン酸受容体が関与する疾患の治療剤または予防剤である請求項76記載の医薬組成物。
【請求項82】
式(II)で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの水和物をAMPA受容体ま
たはカイニン酸受容体が関与する、パーキンソン病、パーキンソン症候群、てんかん及び多発性硬化症からなる群より選ばれる疾患の治療剤または予防剤。

【公開番号】特開2012−207021(P2012−207021A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−115592(P2012−115592)
【出願日】平成24年5月21日(2012.5.21)
【分割の表示】特願2006−335187(P2006−335187)の分割
【原出願日】平成13年6月8日(2001.6.8)
【出願人】(506137147)エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 (215)
【Fターム(参考)】